JP2001303787A - 機械式駐車場 - Google Patents

機械式駐車場

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JP2001303787A JP2000124234A JP2000124234A JP2001303787A JP 2001303787 A JP2001303787 A JP 2001303787A JP 2000124234 A JP2000124234 A JP 2000124234A JP 2000124234 A JP2000124234 A JP 2000124234A JP 2001303787 A JP2001303787 A JP 2001303787A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ハイルーフ車及び普通車を効率よく格納する
機械式駐車場を、提供する。 【解決手段】 ハイルーフ車Vhを格納するハイルーフ
車層11に普通車Vnをも格納可能とした。このため、
普通車層12に空きがなくとも、ハイルーフ車層11に
空きがあれば、乗降室2内に乗り入れられた普通車Vn
は、ハイルーフ車層11内に格納されることにより、入
庫可能である。このように、ハイルーフ車層11内に普
通車Vnが格納された場合には、当該ハイルーフ車層1
1に空きがなくなったとしても、新たに乗降室2内に乗
り入れられたハイルーフ車Vhは、ハイルーフ車層11
内に格納された普通車Vnと交換されることにより、ハ
イルーフ車層11内に入庫可能である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、所定の規定高さ以
下の車高を有する車両だけでなく、この規定高さを超え
る車高を有する車両を格納可能な機械式駐車場に、関す
る。
【0002】
【従来の技術】通常、機械式駐車場は、車両を格納する
駐車室,及び,利用者が車両に乗降する入出庫乗降室
(以下、乗降室と略記)を、備えている。特に、立体式
の機械式駐車場における駐車室には、地上や地下に亘る
複数の層が形成されている。さらに、この立体式の機械
式駐車場には、その駐車室の各層間において車両を垂直
搬送するリフトが、設けられている。また、駐車室の各
層には、車両を格納する多数の車棚が設けられている。
【0003】なお、所定の規定高さを超える車高を有す
るハイルーフ車の格納のためには、車高が規定高さ以下
の普通車の格納に比べて、高さ方向に大きなスペースが
必要とされる。このため、これらハイルーフ車及び普通
車を格納可能な機械式駐車場は、ハイルーフ車を格納す
るハイルーフ車用の層,及び,普通車を格納する普通車
用の層を、備えていることが多い。このように、ハイル
ーフ車層と普通車層とが分けられると、普通車用の層に
おける高さ方向のスペースをハイルーフ車用の層に比べ
て低く抑えることができるので、全ての層をハイルーフ
車に対応させた設計によるものに比べて、機械式駐車場
のスペース効率が向上するのである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このように、ハイルー
フ車用の層,及び普通車用の層を備えた従来の機械式駐
車場は、ハイルーフ車用の層にはハイルーフ車のみを駐
車させるとともに、普通車用の層には普通車のみを駐車
させている。このため、この機械式駐車場は、普通車層
において普通車の格納余地がなくなると、たとえハイル
ーフ車層に格納余地があったとしても、普通車をさらに
駐車させることができない。
【0005】仮に、この機械式駐車場が、ハイルーフ車
用の層にも普通車を駐車させることにすると、ハイルー
フ車用の層内に普通車が駐車した状態で、このハイルー
フ車用の層に格納余地がなくなることが考えられる。こ
の場合、たとえ普通車用の層に格納余地があったとして
も、この機械式駐車場は、新たにハイルーフ車を駐車さ
せることができない。
【0006】そこで、車両をその種類に応じて各層に振
り分けるとともに各層間において車両を移動させること
により、車両を格納する能力を向上させた機械式駐車場
を提供することを、本発明の課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明による機械式駐車
場は、上記課題を解決するために、以下のような構成を
採用した。
【0008】即ち、所定の基準高さを超える車高を有す
る第1種の車両,又は,この基準高さ以下の車高を有す
る第2種の車両を、所定の第1格納台数だけ格納可能な
第1領域と、前記第2種の車両を所定の第2格納台数だ
け格納可能な第2領域と、入庫させる前記車両を受け入
れるとともに、前記第1領域内又は前記第2領域内に格
納された前記車両を出庫させる乗降室と、前記車両を、
前記第1領域と前記第2領域と前記乗降室との間におい
て搬送する搬送装置と、前記乗降室内の車両が、前記第
1種の車両であるか,又は,前記第2種の車両であるか
を判別する判別手段と、前記判別手段が、入庫のために
乗降室内に進入した車両を前記第1種の車両と判別した
場合に、前記第1領域内の車両数が前記第1格納台数未
満であれば、前記搬送装置に、前記乗降室内の前記第1
種の車両を前記第1領域へ搬送させ、前記判別手段が、
入庫のために乗降室内に進入した車両を前記第2種の車
両と判別した場合に、前記第2領域内の車両数が前記第
2格納台数未満であれば、前記搬送装置に、前記乗降室
内の前記第2種の車両を前記第2領域へ搬送させ、前記
第2領域内の車両数が前記第2格納台数に一致するとと
もに前記第1領域内の車両数が前記第1格納台数未満で
あれば、前記搬送装置に、前記乗降室内の前記第2種の
車両を前記第1領域へ搬送させる制御装置とを、備えた
ことを特徴とする。
【0009】なお、判別手段は、車両が第1種のもので
あるか第2種のものであるかを判別する機能を有してお
り、例えば、投受光型その他の各種センサにより構成さ
れていてもよい。
【0010】このように構成されると、乗降室内に進入
した第2種の車両は、第2領域内の車両数が第2格納台
数に一致していたとしても、第1領域内の車両数が第1
格納台数未満であれば、この第1領域内に格納されるこ
とにより、入庫することができる。
【0011】また、前記制御装置は、前記判別手段が、
入庫のために乗降室内に進入した車両を前記第1種の車
両と判別した場合に、前記第1領域内の車両数が前記第
1格納台数に一致するとともにこの第1領域内に前記第
2種の車両が格納されていれば、前記搬送装置に、前記
第1領域内に格納された前記第2種の車両と前記乗降室
内の前記第1種の車両とを交換させてもよい。
【0012】さらに、前記制御装置は、交換された前記
第2種の車両を、前記第2領域内の車両数が前記第2格
納台数未満であればこの第2領域へ搬送させ、前記第2
領域内の車両数が前記第2格納台数に一致していれば前
記乗降室へ搬送させてもよい。
【0013】なお、第1領域及び第2領域は、夫々、単
一の層により構成されていてもよく、複数の層により構
成されていてもよい。さらに、第1領域と第2領域は、
同一層内において区分けされた区画であってもよい。ま
た、搬送装置は、垂直搬送を行うリフトであってもよ
く、水平搬送を行う搬送台車であってもよい。さらに、
この機械式駐車場は、車両をパレット上に搭載させた状
態で取り扱うパレット式であってもよく、パレットを使
用せずに車両を直接搬送する方式のものであってもよ
い。また、乗降室は、入出庫兼用であってもよく、入庫
用と出庫用に夫々対応させて設けられてもよい。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の一
実施形態を説明する。図1は、本実施形態の機械式駐車
場の側断面図であり、図2は、図1におけるII‐II
に沿った横断面図である。図1に示されるように、この
機械式駐車場は、車両を格納する駐車室1,及び,利用
者が車両に乗降する入出庫乗降室(以下、乗降室と略
記)2を、備えている。
【0015】この駐車室1は、第1領域に相当するハイ
ルーフ車層11,及び,第2領域に相当する普通車層1
2を、有している。一方のハイルーフ車層11は、第1
種の車両としてのハイルーフ車Vh,及び,第2種の車
両としての普通車Vnを、合計で所定の第1格納台数だ
け格納可能である。他方の普通車層12は、普通車Vn
のみを所定の第2格納台数だけ格納可能である。なお、
図1に示される例では、乗降室2は、地上1階に設けら
れている。そして、駐車室1におけるハイルーフ車層1
1は、地下1階に設けられており、普通車層12は、地
下2階に設けられている。
【0016】この駐車室1における一方のハイルーフ車
層11は、ハイルーフ車Vh又は普通車Vnを格納する
複数の車棚Rを、有する。これら各車棚Rは、夫々、ハ
イルーフ車層11において矩形状に区切られた複数の水
平領域上に配置されており、車両搭載用の矩形状のパレ
ットPを水平に支持するとともにこのパレットPを隣接
する車棚Rへ移動させる支持搬送機構を、有する。な
お、ハイルーフ車Vh及び普通車Vnは、夫々、パレッ
トP上に搭載された状態で、各車棚R上に格納される。
【0017】これら各車棚Rは、車両を搭載した状態の
パレットP,又は,車両を搭載していない状態のパレッ
トP(いわゆる空パレット)を、支持している。但し、
これら各車棚Rのうちの1つ以上は、パレットPを支持
していない状態になっており、いわゆるパズル式による
パレット搬送のための空きスペースSになっている。
【0018】図2に示される例では、このハイルーフ車
層11において空きスペースSは2つ確保されている。
これら各空きスペースSは、その位置が固定されている
わけではなく、当該空きスペースSに相当する車棚R
に、隣接する他の車棚RからパレットPが搬送されてく
ると、当該他の車棚Rが空きスペースSになるわけであ
る。これら各車棚Rは、パズル式の制御に従って各パレ
ットPを夫々移動させてゆくことにより、各パレットP
を任意の車棚Rへ移動させることができる。
【0019】他方の普通車層12は、ハイルーフ車層1
1と略同様に構成されている。但し、この普通車層12
は、ハイルーフ車層11に比べて高さ方向のスペースが
限られているので、車高が規定高さ以下の普通車Vnの
みを格納する。
【0020】さらに、この機械式駐車場は、その駐車室
1の各層11,12間においてハイルーフ車Vh又は普
通車Vnを垂直搬送するリフト3を、備えている。この
リフト3は、昇降部31及びガイド部32を有し、搬送
装置に相当している。昇降部31は、パレットPを水平
に支持するとともに該パレットPを水平方向に移動させ
る支持搬送機構を有している。ガイド部32は、昇降部
31を支持するとともに、該昇降部31を、乗降室2の
下方における所定の領域内において鉛直方向に昇降させ
る。
【0021】そして、このリフト3の昇降部31は、ガ
イド部32より案内されて、搭載したパレットPが乗降
室2の床面と面一になるように移動した乗降室位置,ハ
イルーフ車層11の車棚R上のパレットPと面一になる
ように移動したハイルーフ車層位置,又は,普通車層1
2の車棚R上のパレットPと面一になるように移動した
普通車層位置をとるように、昇降することができる。
【0022】さらに、この昇降部31は、ハイルーフ車
層位置へ移動した状態において、搭載したパレットPを
ハイルーフ車層11における当該昇降部31に隣接した
車棚Rへ移動させるとともに、この車棚Rから搬送され
てきたパレットPを受け入れて支持することができる。
また、この昇降部31は、普通車層位置へ移動した状態
において、搭載したパレットPを普通車層12における
当該昇降部31に隣接した車棚Rへ移動させるととも
に、当該車棚Rから搬送されてきたパレットPを受け入
れて支持することができる。即ち、この昇降部31は、
ハイルーフ車層位置又は普通車層位置において、当該昇
降部31に隣接した車棚Rとの間でパレットPを交換す
ることができる。
【0023】図3は、乗降室2を示す斜視図である。こ
の図3には、昇降部31は図示されていないが、この昇
降部31上に支持されたパレットPが、図示されてい
る。なお、この図3において、昇降部31は乗降室位置
にあり、この昇降部31に支持されたパレットPは、乗
降室2の床面と面一になっている。
【0024】この乗降室2は、矩形状の床面と4つの壁
面とを有する。そして、この乗降室の4つの壁面のうち
の1つには、車両の進入及び退出用の入出口21が開け
られている。なお、この入出口21は、図示せぬシャッ
タにより開閉される。
【0025】さらに、この乗降室2は、その室内に設け
られた第1センサ22及び第2センサ23を、備えてい
る。第1センサ22は、投光器221及び受光器222
を有している。これら投光器221及び受光器222
は、夫々、入出口21が設けられた壁面に隣接する一対
の壁面における当該入出口21が設けられた壁面に近接
させて、床面から所定の規定高さの位置に、固定されて
いる。投光器221は、射出した光線が所定の水平面内
において入出口21が設けられた壁面に対して平行に向
うように、配置されている。受光器222は、投光器2
21から射出された光線を受光するように、配置されて
いる。
【0026】そして、乗降室2の入出口21をハイルー
フ車Vhが通過すると、投光器221から射出された光
線は、このハイルーフ車Vhに遮られて受光器222に
達しない。このように、受光器222が投光器221か
らの光線を受光しないときに、センサ22はONにな
る。その他の場合において、受光器222は、常に、投
光器221から射出された光線を受光している。この場
合におけるセンサ22の状態を、OFF状態という。な
お、入出口21を普通車Vnが通過しても、この第1セ
ンサ22は、OFF状態のままである。なお、この第1
センサは、判別手段に相当する。
【0027】一方、第2センサ23は、投光器231及
び受光器232を有している。これら投光器231及び
受光器232は、夫々、入出口21が設けられた壁面に
隣接する一対の壁面に、固定されている。なお、これら
投光器231及び受光器232の床面からの高さは、前
記規定高さよりも低く設定されている。投光器231
は、射出した光線が所定の水平面内において入出口21
が設けられた壁面に対して平行に向うように、配置され
ている。受光器232は、投光器231から射出された
光線を受光するように、配置されている。
【0028】この乗降室2内のパレットP上に車両が載
っていない場合には、投光器231から射出された光線
は、遮光されることなく受光器232に達する。この状
態における第2センサ23の状態を、OFF状態とい
う。しかし、ハイルーフ車Vh又は普通車Vnが乗降室
2内のパレットP上に乗った状態で、投光器231から
射出された光線は、ハイルーフ車Vh又は普通車Vnに
遮られ、受光器232に達しない。この状態における第
2センサ23の状態を、ON状態という。
【0029】さらに、乗降室2は、室内に配置された表
示パネル24,及び,室外に配置された操作パネル25
を、備えている。表示パネル24は、入出口21に対向
した壁面上に配置されており、文字等を表示することに
より、パレットP上に載った車両内の利用者に対して情
報を伝達する。操作パネル25は、入出口21が開けら
れた壁面における室外側に、配置されている。この操作
パネル25は、図示せぬ表示部及び入力部を有する。こ
の操作パネル25の表示部は、文字等を表示することに
より利用者に対して情報を伝達する。この操作パネルの
入力部は、利用者が入庫処理の開始時に押下する入庫ボ
タン,利用者が後述する暗証番号を入力する際に押下す
るテンキー,及び,実際の入庫動作を実行させるスター
トボタンを、有する。
【0030】次に、図4を参照して、この機械式駐車場
の制御系について説明する。この図4に示されるよう
に、この機械式駐車場は、制御装置4をさらに備えてい
る。この制御装置4は、乗降室2における第1センサ2
2,第2センサ23,表示パネル24,及び操作パネル
25に、夫々接続されている。そして、この制御装置4
は、第1センサ22及び第2センサ23の状態を監視し
ているとともに、利用者が操作パネル25の入力部を操
作した場合に当該操作内容を認識する。また、この制御
装置4は、表示パネル24及び操作パネル25の表示部
に対して情報を表示させる。さらに、この制御装置4
は、リフト3に接続されており、このリフト3を制御し
て、その昇降部31を昇降させるとともに該昇降部31
の支持搬送機構を動作させる。
【0031】また、この制御装置4は、駐車室1におけ
るハイルーフ車層11の各車棚R,及び普通車層12の
各車棚Rの支持搬送機構に、夫々接続されている。そし
て、この制御装置4は、ハイルーフ車層11における各
車棚Rの支持搬送機構を制御して、各車棚R上のパレッ
トPを、任意の車棚R上へ移動させる。さらに、この制
御装置4は、昇降部31がハイルーフ車層位置をとった
状態において当該昇降部31とハイルーフ車層11の車
棚Rとの間で、パレットPを交換させる。同様に、この
制御装置4は、普通車層12における各車棚Rの支持搬
送機構を制御して、各車棚R上のパレットPを、任意の
車棚R上へ移動させる。さらに、この制御装置4は、昇
降部31が普通車層位置をとった状態において当該昇降
部31と普通車層12の車棚Rとの間で、パレットPを
交換させる。
【0032】なお、この機械式駐車場を利用する各利用
者の車両には、これら各車両に関連付けられた暗証番号
が、付与されている。例えば、この暗証番号は4桁の数
字であり、特に、1000〜4999は普通車Vnに対
して付与されており、5000〜9999はハイルーフ
車Vhに対して付与されている。これらの暗証番号は、
全て、制御装置4の図示せぬ記憶部内に予め登録されて
いる。そして、制御装置4は、操作パネル25に対して
入力された暗証番号が、予め登録されたものと一致して
いるときに、この入力された暗証番号を正当と認めるの
である。
【0033】さらに、この制御装置4は、ハイルーフ車
層11及び普通車層12における各車棚Rが、空きスペ
ースSになっているか,車両を搭載していないパレット
(空パレット)Pを支持した状態であるか,又は,車両
を搭載したパレットPを支持した状態であるかを、認識
している。なお、この制御装置4は、ハイルーフ車層1
1及び普通車層12における各車棚Rが、車両を搭載し
たパレットPを支持した状態である場合には、当該車両
に関連付けられた暗証番号をともに認識している。
【0034】以下、この制御装置4における制御の流れ
について、図5乃至図7のフローチャートを参照して、
説明する。これら各フローチャートは、この機械式駐車
場の乗降室2に車両が乗り入れてきた場合の処理を、示
している。なお、当該機械式駐車場において、車両をさ
らに駐車させる余地がない状態を満車状態という。この
満車状態の場合には、この機械式駐車場は、乗降室2の
外部における図示せぬ表示器等により、満車状態である
旨を利用者に対して表示している。
【0035】このため、満車状態においては、利用者
は、車両を運転して乗降室2内に乗り入れることができ
ない。即ち、この機械式駐車場が満車状態でない場合に
のみ、利用者は、ハイルーフ車Vh又は普通車Vnを運
転して乗降室2内に乗り入れることができるのである。
なお、リフト3の昇降部31は、動作時以外には、常
に、乗降室位置をとっており、満車状態でない場合に
は、この昇降部31は、空パレットPを支持している。
【0036】図5のフローチャートは、機械式駐車場が
満車状態でない場合に、利用者が車両を乗降室2内に乗
り入れることにより、開始される。例えば、この図5の
フローチャートは、制御装置4が、第2センサ23のO
Nを認識することにより、開始される。
【0037】なお、ハイルーフ車Vhがこの乗降室2内
に乗り入れる場合には、まず、このハイルーフ車Vhが
入出口21を通る際に、第1センサ22がONになる。
そして、ハイルーフ車Vhが乗降室2内のパレットP上
に乗ると、第2センサ23がONになる。一方、普通車
Vnがこの乗降室2内に乗り入れる場合には、第1セン
サはOFFのままであるが、この普通車Vnが乗降室2
内のパレットP上に乗ると、第2センサ23はONにな
る。
【0038】このため、制御装置4は、第2センサ23
がONになった場合に、車両が乗降室内に乗り入れたこ
とを認識する。そして、制御装置4は、この第2センサ
23がONになった場合において、直前に第1センサ2
2がONになっていたときには、ハイルーフ車Vhが乗
降室2内に乗り入れたと認識し、直前に第1センサ22
がOFFのままであったときには、普通車Vnが乗降室
2内に乗り入れたと認識する。
【0039】第2センサ23のONによりスタートした
図5のフローチャートにおいて最初のS101では、制
御装置4は、乗降室2に乗り入れた車両がハイルーフ車
Vhであるか否かにより、処理を分岐させる。即ち、制
御装置4は、乗り入れた車両がハイルーフ車Vhであれ
ば、処理をS102へ進めるが、乗り入れた車両が普通
車Vnであれば、この普通車Vnの入庫が可能であると
判断して処理を図6のフローチャートのS201へ進め
る。
【0040】S102では、制御装置4は、ハイルーフ
車層11に空きがあるか否かにより処理を分岐させる。
即ち、制御装置4は、ハイルーフ車層11において空パ
レットPを支持した車棚Rがある場合には、ハイルーフ
車層11に空きがあり、乗降室2内に乗り入れられたハ
イルーフ車Vhの入庫が可能であると判断して、処理を
図6のフローチャートのS201へ進めるが、それ以外
の場合には、処理をS103へ進める。
【0041】S103では、制御装置4は、S102に
おいてハイルーフ車層11に空きがないと判断している
ので、さらに、ハイルーフ車層11に普通車Vnがある
か否かにより処理を分岐させる。即ち、制御装置4は、
ハイルーフ車層11において、普通車Vnが搭載された
パレットPがある場合には、乗降室2内に乗り入れられ
たハイルーフ車Vhの入庫が可能であると判断して処理
を図6のフローチャートのS201へ進める。しかし、
それ以外の場合には、制御装置4は、入庫不能と判断し
て、処理をS104へ進める。
【0042】S104では、制御装置4は、S103に
おいて入庫不能と判断したので、表示パネル24に退出
案内を表示し、処理を終了する。なお、乗降室2内に乗
り入れられたハイルーフ車Vhの中でこの退出案内を見
た利用者は、当該ハイルーフ車Vhを運転して乗降室2
外へ退出する。
【0043】図6のフローチャートは、制御装置4が、
図5のフローチャートに従った処理により、乗降室2内
に乗り入れられた車両の入庫が可能であると判断した場
合にのみ、実行される。この図6における最初のS20
1では、制御装置4は、乗降室2に乗り入れられた車両
がハイルーフ車Vhであるか否かにより、処理を分岐さ
せる。即ち、制御装置4は、乗り入れられた車両がハイ
ルーフ車Vhであれば、処理をS202へ進めるが、乗
り入れられた車両が普通車Vnであれば、処理をS20
7へ進める。
【0044】S202では、制御装置4は、利用者が操
作パネル25に対して暗証番号を入力するまで、待機す
る。即ち、制御装置4は、利用者が操作パネル25の入
庫ボタンを押下して、引き続き、テンキーを押下するこ
とにより4桁の暗証番号を入力するまで、待機する。そ
して、制御装置4は、この暗証番号が入力されると、処
理をS203へ進める。
【0045】S203では、制御装置4は、S202に
おいて入力された暗証番号が、ハイルーフ車Vhに対応
したものであるか,又は普通車Vnに対応したものであ
るか判別して、処理を分岐させる。即ち、制御装置4
は、入力された暗証番号が5000〜9999であれ
ば、当該暗証番号がハイルーフ車Vhに対応していると
判断して処理をS204へ進めるが、入力された暗証番
号が1000〜4999であれば、実際に乗降室2内に
ある車両がハイルーフ車Vhであるのに対し、入力され
た暗証番号が普通車Vnに対応しているために入庫不能
と判断し、処理をS206へ進める。
【0046】なお、このように、実際に乗降室2内にあ
る車両がハイルーフ車Vhであるのに対し、入力された
暗証番号が普通車Vnである場合に、制御装置4が入庫
不能と判断するのは、この制御装置4が、後続の処理に
おいてハイルーフ車Vhを普通車Vnとして取り扱う
と、このハイルーフ車Vhを普通車層12へ搬送してし
まう等の不都合が生じるおそれがあるためである。
【0047】S204では、制御装置4は、S202に
おいて入力された暗証番号が、登録済みの正しい暗証番
号であるか否かにより、処理を分岐させる。即ち、制御
装置4は、入力された暗証番号が正当であると判断した
場合には、処理をS205へ進めるが、この暗証番号が
不当であると判断した場合には、入庫不能として処理を
S206へ進める。
【0048】S205では、制御装置4は、乗降室2内
にハイルーフ車Vhが乗り入れられているのに対して、
ハイルーフ車Vhに関連付けられた正しい暗証番号が入
力されたので、入庫処理を実行させるために、利用者が
操作パネル25におけるスタートボタンを押下するまで
待機する。そして、制御装置4は、スタートボタンが押
下されると、処理を図7のフローチャートにおけるS3
01へ進める。
【0049】S206では、制御装置4は、乗降室2内
に乗り入れられた車両について入庫不能と判断したの
で、操作パネル25の表示部に退出案内を表示し、処理
を終了する。なお、この退出案内を見た利用者は、乗降
室2内の車両に乗り込み、この車両を運転して乗降室2
外へ退出する。
【0050】一方、S207では、制御装置4は、乗降
室2に普通車Vnを乗り入れた利用者が操作パネル25
に対して暗証番号を入力するまで、待機する。即ち、制
御装置4は、利用者が操作パネル25の入庫ボタンを押
下して、引き続き、テンキーを押下することにより4桁
の暗証番号を入力するまで、待機する。そして、制御装
置4は、この暗証番号が入力されると、処理をS208
へ進める。
【0051】S208では、制御装置4は、S207に
おいて入力された暗証番号が、登録済みの正しい暗証番
号であるか否かにより、処理を分岐させる。即ち、制御
装置4は、入力された暗証番号が正当であると判断した
場合には、処理をS209へ進めるが、暗証番号が不当
であると判断した場合には、入庫不能として処理をS2
06へ進める。
【0052】S209では、制御装置4は、正しい暗証
番号が入力されたので、実際の入庫操作を開始させるた
めに、利用者が操作パネル25のスタートボタンを押下
するまで待機する。そして、制御装置4は、スタートボ
タンが押下されると、処理を図7のフローチャートにお
けるS301へ進める。
【0053】図7のフローチャートは、制御装置4が、
乗降室2内の車両を実際に入庫させる場合に、実行され
ることになる。この図7における最初のS301では、
制御装置4は、乗降室2に乗り入れられた車両がハイル
ーフ車Vhであるか否かにより、処理を分岐させる。即
ち、制御装置4は、乗り入れられた車両がハイルーフ車
Vhであれば、処理をS302へ進めるが、乗り入れら
れた車両が普通車Vnであれば、処理をS309へ進め
る。
【0054】S302では、制御装置4は、ハイルーフ
車層11に空きがあるか否かにより処理を分岐させる。
即ち、制御装置4は、ハイルーフ車層11において空パ
レットPを支持した車棚Rがある場合には、ハイルーフ
車層11に空きがあると判断して処理をS303へ進め
るが、それ以外の場合には、処理をS304へ進める。
【0055】S303では、制御装置4は、リフト3の
昇降部31を乗降室位置からハイルーフ車層位置へと下
降させる。そして、制御装置4は、昇降部31における
ハイルーフ車Vhを搭載したパレットPと、ハイルーフ
車層11における空パレットPとを交換する。そのうえ
で、制御装置4は、空パレットPを支持した昇降部31
を乗降室位置へ上昇させ、処理を終了する。
【0056】一方、S304では、制御装置4は、S3
02においてハイルーフ車層11に空きがないと判断し
ているので、このハイルーフ車層11内に既に格納され
た普通車Vnと、乗降室2内に乗り入れられたハイルー
フ車Vhとを交換するために、ハイルーフ車層11内の
普通車Vnを検索する。即ち、制御装置4は、ハイルー
フ車層11の各車棚R内に格納された車両に関連付けら
れた暗証番号を検索し、暗証番号が1000〜4999
に該当するもののうちの1つを特定する。
【0057】次のS305では、制御装置4は、S30
4において特定された暗証番号に関連付けられた普通車
Vnを搭載したパレットPを、リフト3の昇降部31が
支持しているパレットPと交換する。即ち、制御装置4
は、リフト3の昇降部31を乗降室位置からハイルーフ
車層位置へと下降させ、昇降部31におけるハイルーフ
車Vhを搭載したパレットPと、ハイルーフ車層11に
おける当該普通車Vnを搭載したパレットPとを交換す
る。このため、リフト3により乗降室2から搬送されて
きたハイルーフ車Vhは、ハイルーフ車層11の車棚R
内に格納され、その代わりに、昇降部31は、普通車V
nを搭載したパレットPを支持することになる。
【0058】次のS306では、制御装置4は、普通車
層12において空パレットPを支持した車棚Rがある場
合には、普通車層12に空きがあると判断して処理をS
307へ進めるが、それ以外の場合には、処理をS30
8へ進める。
【0059】S307では、制御装置4は、S306に
おいて普通車層12に空きがあると判断しているので、
S305において交換された普通車Vnを、普通車層1
2へ入庫させる。即ち、制御装置4は、当該普通車Vn
を搭載したパレットPを支持した状態の昇降部31を、
普通車層位置へ下降させた後、普通車層12の車棚R内
の空パレットPと、当該昇降部31が支持しているパレ
ットPとを、交換する。すると、昇降部31が搬送して
きた普通車Vnは、普通車層12の車棚R内に格納さ
れ、その代わりに、昇降部31は、空パレットPを支持
することになる。そのうえで、制御装置4は、昇降部3
1を乗降室位置へ上昇させ、処理を終了する。
【0060】S308では、制御装置4は、S306に
おいて普通車層12に空きがないと判断しているので、
S305において交換された普通車Vnを、いわゆる満
車入庫させる。即ち、制御装置4は、当該普通車Vnを
搭載したパレットPを支持した状態の昇降部31を、乗
降室位置へ上昇させる。この普通車Vnは、乗降室2内
に格納(満車入庫)されることになる。
【0061】一方、S309では、制御装置4は、S3
01において乗降室2に乗り入れられた車両が普通車V
nであると判断しているので、普通車層12に空きがあ
るか否かを判断して処理を分岐させる。即ち、制御装置
4は、普通車層12において空パレットPを支持した車
棚Rがある場合には、普通車層12に空きがあると判断
して処理をS310へ進めるが、それ以外の場合には、
処理をS311へ進める。
【0062】S310では、制御装置4は、S309に
おいて普通車層12に空きがあると判断しているので、
リフト3の昇降部31を乗降室位置から普通車層位置へ
と下降させる。そして、制御装置4は、昇降部31にお
ける普通車Vnを搭載したパレットPと、普通車層12
における空パレットPとを交換する。そのうえで、制御
装置4は、空パレットPを支持した昇降部31を乗降室
位置へ上昇させ、処理を終了する。
【0063】S311では、制御装置4は、S309に
おいて普通車層12に空きがないと判断しているので、
さらに、ハイルーフ車層11に空きがあるか否かを判断
して処理を分岐させる。即ち、制御装置4は、ハイルー
フ車層11において空パレットPを支持した車棚Rがあ
る場合には、ハイルーフ車層11に空きがあると判断し
て処理をS312へ進めるが、それ以外の場合には、処
理をS313へ進める。
【0064】S312では、制御装置4は、リフト3の
昇降部31を乗降室位置からハイルーフ車層位置へと下
降させる。そして、制御装置4は、昇降部31における
ハイルーフ車Vhを搭載したパレットPと、ハイルーフ
車層11における空パレットPとを交換する。そのうえ
で、制御装置4は、空パレットPを支持した昇降部31
を乗降室位置へ上昇させ、処理を終了する。
【0065】S313では、制御装置4は、S309に
おいて普通車層12に空きがないと判断し、S311に
おいてハイルーフ車層11に空きがないと判断している
ので、乗降室2内に乗り入れられた普通車Vnを、その
まま、当該乗降室2内に格納しておく。即ち、乗降室2
内に、普通車Vnをいわゆる満車入庫させるのである。
そして、制御装置4は、処理を終了する。
【0066】このS313,又は,上記S308におい
て普通車Vnを満車入庫させた状態で、駐車室1内に既
に格納された他の車両を出庫させる場合の処理につい
て、説明する。この場合において、出庫対象の車両がハ
イルーフ車層11に格納されていれば、制御装置4は、
リフト3の昇降部31をハイルーフ車層位置へ下降させ
る。一方、出庫対象の車両が普通車層12に格納されて
いれば、制御装置4は、リフト3の昇降部31を普通車
層位置へ下降させる。そして、制御装置4は、当該昇降
部31上の普通車Vnと出庫対象の車両とを交換した
後、この出庫対象の車両を昇降部31に乗せた状態で、
この昇降部31を乗降室位置へ上昇させる。
【0067】なお、制御装置4は、乗降室2に乗り入れ
られた車両がハイルーフ車Vhである場合には、当該ハ
イルーフ車Vhを満車入庫させない。仮に、ハイルーフ
車Vhを満車入庫させたとすると、普通車層12に既に
格納された普通車Vnを出庫させる場合の処理が複雑に
なり、出庫に要する時間が長くなってしまうからであ
る。
【0068】上述のように、本実施形態による機械式駐
車場は、そのハイルーフ車層11内に、ハイルーフ車V
hのみを格納するのではなく、普通車Vnをも格納可能
とした。このため、この機械式駐車場は、普通車層12
に空きがなくとも、ハイルーフ車層11に空きがあれ
ば、乗降室2内に乗り入れられた普通車Vnを、ハイル
ーフ車層11内に格納させることができる。
【0069】このように、ハイルーフ車層11内に普通
車Vnが格納された場合には、この機械式駐車場は、当
該ハイルーフ車層11に空きがなくなったとしても、新
たに乗降室2内に乗り入れられたハイルーフ車Vhを入
庫させることができる。即ち、この機械式駐車場は、ハ
イルーフ車層11内に格納された普通車Vnと、乗降室
2内に乗り入れられたハイルーフ車Vhとを交換するこ
とにより、当該ハイルーフ車Vhをハイルーフ車11層
内に格納することができるのである。なお、交換された
普通車Vnは、普通車層12に空きがあればこの普通車
層12内に格納されるが、この普通車層12に空きがな
ければ乗降室2内に満車入庫される。
【0070】
【発明の効果】以上のように構成された本発明の機械式
駐車場によると、その第1領域内に、第1種の車両だけ
でなく第2種の車両をも格納させることができるので、
第2領域内に第2種の車両を格納させる余地がない場合
であっても、新たに乗降室内に乗り入れられた第2種の
車両を、第1領域に格納させることができる。従って、
機械式駐車場における車両を格納する能力が向上する。
【0071】さらに、第1領域内に第2種の車両が格納
された状態において、乗降室内に第1種の車両が乗り入
れられた場合に、第1領域内の第2種の車両と乗降室内
に乗り入れられた第1種の車両とを交換することとすれ
ば、この乗降室内に乗り入れられた第1種の車両を第1
領域内に格納することができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態の機械式駐車場の側断面
【図2】 図1におけるII‐II線に沿った横断面図
【図3】 本発明の一実施形態の機械式駐車場における
乗降室を示す斜視図
【図4】 本発明の一実施形態による制御系を示すブロ
ック図
【図5】 本発明の一実施形態による処理を示すフロー
チャート
【図6】 本発明の一実施形態による処理を示すフロー
チャート
【図7】 本発明の一実施形態による処理を示すフロー
チャート
【符号の説明】
1 駐車室 11 ハイルーフ車層 12 普通車層 2 乗降室 22 第1センサ 23 第2センサ 3 リフト 4 制御装置 P パレット Vh ハイルーフ車 Vn 普通車

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】所定の基準高さを超える車高を有する第1
    種の車両,又は,この基準高さ以下の車高を有する第2
    種の車両を、所定の第1格納台数だけ格納可能な第1領
    域と、 前記第2種の車両を所定の第2格納台数だけ格納可能な
    第2領域と、 入庫させる前記車両を受け入れるとともに、前記第1領
    域内又は前記第2領域内に格納された前記車両を出庫さ
    せる乗降室と、 前記車両を、前記第1領域と前記第2領域と前記乗降室
    との間において搬送する搬送装置と、 前記乗降室内の車両が、前記第1種の車両であるか,又
    は,前記第2種の車両であるかを判別する判別手段と、 前記判別手段が、入庫のために乗降室内に進入した車両
    を前記第1種の車両と判別した場合に、前記第1領域内
    の車両数が前記第1格納台数未満であれば、前記搬送装
    置に、前記乗降室内の前記第1種の車両を前記第1領域
    へ搬送させ、前記判別手段が、入庫のために乗降室内に
    進入した車両を前記第2種の車両と判別した場合に、前
    記第2領域内の車両数が前記第2格納台数未満であれ
    ば、前記搬送装置に、前記乗降室内の前記第2種の車両
    を前記第2領域へ搬送させ、前記第2領域内の車両数が
    前記第2格納台数に一致するとともに前記第1領域内の
    車両数が前記第1格納台数未満であれば、前記搬送装置
    に、前記乗降室内の前記第2種の車両を前記第1領域へ
    搬送させる制御装置とを備えたことを特徴とする機械式
    駐車場。
  2. 【請求項2】前記制御装置は、前記判別手段が、入庫の
    ために乗降室内に進入した車両を前記第1種の車両と判
    別した場合に、前記第1領域内の車両数が前記第1格納
    台数に一致するとともにこの第1領域内に前記第2種の
    車両が格納されていれば、前記搬送装置に、前記第1領
    域内に格納された前記第2種の車両と前記乗降室内の前
    記第1種の車両とを交換させることを特徴とする請求項
    1記載の機械式駐車場。
  3. 【請求項3】前記制御装置は、交換された前記第2種の
    車両を、前記第2領域内の車両数が前記第2格納台数未
    満であればこの第2領域へ搬送させ、前記第2領域内の
    車両数が前記第2格納台数に一致していれば前記乗降室
    へ搬送させることを特徴とする請求項2記載の機械式駐
    車場。
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