JP2013096188A - 機械式駐車装置、機械式駐車装置の制御装置及びその方法並びにプログラム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】車両12を載せて搬送するためのパレット16が昇降するリフト22、リフト22が昇降する昇降路に沿った複数の段に配設された複数の格納棚18、及びパレット16が配置されない空き領域となる1箇所以上の格納棚が格子状に配置された格納庫20を備える機械式駐車装置10の制御装置24であって、複数の段に対応する格納庫20のうち、車両12が載置されていないパレット16を空きパレットとし、入庫車両は、所定の円滑性を有する空き領域の個数が設定される特定段20aに空きパレットがある場合には、特定段20aの空きパレットに入車させて特定段20aに入庫させ、特定段20aに空きパレットがない場合には、特定段20a以外の格納庫20である他段20bから取り出された空きパレットに入車させて特定段20aに入庫させる。
【選択図】図1
Description
本発明は、複数の段を有する構造物内に設置され、車両を載せて搬送するためのパレットが昇降する昇降装置、該昇降装置が昇降する昇降路に沿った複数の前記段に配設された複数の格納棚、及び前記パレットが配置されない空き領域となる1箇所以上の前記格納棚を含む前記格納棚が格子状に配置された格納庫を備える機械式駐車装置の制御装置であって、複数の前記段に対応する前記格納庫のうち、所定の円滑性を有する前記空き領域の個数が設定される前記格納庫を特定段とし、前記車両が載置されていない前記パレットを空きパレットとし、入庫させる前記車両は、前記特定段に前記空きパレットがある場合には、前記特定段の前記空きパレットに入車させて前記特定段に入庫させ、前記特定段に前記空きパレットがない場合には、前記特定段以外の前記格納庫である他段から取り出された前記空きパレットに入車させて前記特定段に入庫させる機械式駐車装置の制御装置を提供する。
また、本発明は、通常の入出庫で使用される昇降装置を利用し、従来の機械式駐車装置のソフトウェア的な入庫制御方法において車両が載置されたパレットを配置する先(段)の変更によって簡易に実現できるので、導入コストを抑えることができる。さらに、補助リフト等の追加の設備が不要となるので、補助リフト等を設ける場合と比較して機械式駐車装置の複雑さを低減することができ、補助リフトスペースに格納棚を設けて収容台数を増やすことができる。
これにより、特定段に格納される車両が増えた場合であっても、特定段の所定の円滑性は他段以上であることを確実に保つことができる。
このように、入庫を受け入れた他段の空きパレットもない場合には、円滑モードが解除され、空き領域数を更新するので、駐車状況に応じて、特定段及び他段は閾値を超えて入庫を受け入れられることとなり、機械式駐車装置全体として収容台数を減らすことがない。
また、本発明は、通常の入出庫で使用される昇降装置を利用し、従来の機械式駐車装置のソフトウェア的な制御方法の変更によって実現できるので、導入コストを抑えることができる。さらに、補助リフト等の追加の設備が不要であるので、補助リフト等を設ける場合と比較して機械式駐車装置の複雑さを低減することができる。
特定段の空きパレットがない状態であっても、特定段の所定の円滑性は保たれる。
複数の特定段に設定された重みづけに基づいて、車両の入出庫が制御されるので、複数の特定段がある場合であっても、所望の円滑性を保つことができる。
車両の種類(以下「車種」という)とは、車高や車長等の相違に基づいて分けられる種類であり、例えば、ハイルーフ車、普通車、ワゴン等に分けられる。このように、車種に応じて特定段を設けることにより、車種毎に入出庫の円滑性が偏ることがなく、いずれの車種であっても、入出庫の円滑性が保たれる。
複数の特定段がある場合に、入出庫部との距離によって左右される入出庫にかかる時間の長短を重みづけで調整できる。例えば、入出庫部と特定段との距離が最も近い特定段を最も重みづけを大きくし、優先順位を高くする場合には、他の特定段と比較して、速やかに入出庫が制御できる。また、入出庫部と特定段との距離とは、例えば、段数で示される距離であり、入出庫部が第1段にある場合には、第2段にある特定段との距離は「1」、第5段にある特定段との距離は「4」となる。
機械式駐車装置の入出庫の予約状況や入出庫の動作状況等に応じて特定段の重みづけが変更されるので、実際の運用状態に応じて入出庫の円滑性の向上が図れる。
入庫車両の台数が時々刻々と変わる場合であっても、その時々の入庫される車両の台数に応じて特定段に対する重みづけが変更されることとなるので、運用状況に応じて入出庫の円滑性の向上が図れる。
空きパレットの枚数調整は、入庫動作の期間及び空き時間のいずれかの期間で行うことができるので、適宜円滑性の向上が図れる。
車両を載置して昇降する昇降装置によって特定段と他段とのパレット枚数を調整できるので、補助リフト等のパレット調整用設備を利用する場合と比較して、設備が複雑にならず、かつ、導入コストが低減できる。
機械式駐車装置が、上述した制御装置を備えることにより、機械式駐車装置の円滑性が向上される。
車両の種類(以下「車種」という)とは、車高や車長等の相違によって分けられる種類であり、例えば、ハイルーフ車、普通車、ワゴン車等に分けられる。このように、車種に応じて特定段を設けることにより、車種毎に入出庫の円滑性が偏ることがなく、いずれの車種であっても、円滑性が保たれる。また、車種が異なる場合であっても、パレットは共通のものを使用できることとする。
図1は、第1の実施形態に係る機械式駐車装置10の概略構成図である。
図1に示されるように、機械式駐車装置10は、複数の段(階)を有する構造物内に設置され、車両12を入出庫させる入出庫部14と、車両12を載せて搬送するためのパレット(板状の台)16が昇降するリフト(昇降装置)22、リフト22が昇降する昇降路に沿った複数の段に配設された複数の格納棚18、及びパレット16が配置されない空き領域となる1箇所以上の格納棚を含む格納棚18が格子状(例えば、N行×M列)に配置された格納庫20を備えている。ここで、格子状に配置された格納庫とは、碁盤の目状に隙間なく格納棚が配置された状態だけでなく、特定の格納棚の領域が、建築物の柱、壁、機械設備等により塞がれて使用できなくなっている配置も含むこととするが、本発明の説明には直接関係しないので、明示的な記載をしていない。
入出庫部14には、扉26と操作盤28とが設けられている。
操作盤28は、機械式駐車装置10の利用者が操作可能なように、入出庫部14の外側に設けられ、例えば、スイッチ等を介して各種操作(入庫又は出庫の指示等)の入力を受け付けるとともに、液晶ディスプレイ装置等の画像表示装置によって、種々の情報を利用者のために表示する。
なお、閾値は、予め設定していても良いし、駐車状況に応じて変更されることとしてもよい。
制御装置24は、CPU(Central Processing Unit)40、各種プログラムや各種パラメータ等が予め記憶されたROM(Read Only Memory)42、CPU40による各種プログラムの実行時のワークエリア等として用いられるRAM(Random Access Memory)44、各種プログラム及び各種情報を記憶する記憶手段としてのHDD(Hard Disk Drive)46を備えている。
さらに、制御装置24は、パレット16やリフト22等を駆動させるためのモータ(不図示)を制御するモータ制御部48、及びパレット16やリフト22等の動作状態を検知するセンサ(不図示)からの信号を受信するセンサ信号受信部50を備えている。
制御装置24は、特定段20aに空きパレット16´がある場合には、入庫させる車両12を特定段20aの空きパレット16´に入車させて特定段20aに入庫させ、特定段20aに空きパレット16´がない場合には、特定段20a以外の格納庫である他段20bから取り出された空きパレット16´に入車させて特定段20aに入庫させる。また、他段20bから取り出した空きパレット16´に車両12を載置したパレット16を特定段20aに入庫させるのは、他段20bの空き領域の個数より特定段の空き領域の個数が多い場合とする。
制御装置24は、入出庫動作の期間、及び入出庫動作の予約がない空き時間のうち、どちらか一方の期間において、リフト22を用いて、空きパレットの枚数を調整する。
図3は、3層の機械式駐車装置10において、第1段を特定段20aとし、第2段を他段20b1、第3段を他段20b2とする。図3に示されるように、(0)初期状態においては、他段20b1,20b2は、空き領域がなく、空きパレット16´が11枚配置されており、特定段20aは、空き領域が5個及び空きパレット16´が5枚配置されており、特定段20aに空き領域が集中している。また、各段における1箇所はリフト22の配置スペースLがある。なお、各段の呼称は、本実施形態で説明する上での呼称であって、実用化時には別の呼称を用いることとしてもよい。
このように、特定段20aの空き領域が第1閾値となり、全パレット16が入車状態となった後には他段20b1(または、他段20b2)への車両12の入庫が繰り返されることにより、特定段20aの円滑性が悪化することなく、特定段20aの円滑性を保つことができる(円滑モード)。
このように、入庫処理させていた他段の空きパレットがない場合には、各格納庫20の空き領域数を更新(閾値を第1閾値から第2閾値に変更)するので、駐車状況に応じて、特定段及び他段は初めに設定されていた閾値を超えて入庫を受け入れることとなり、収容台数を減らすことがない。
制御装置24は、特定段20aの空きパレット16´がなく、かつ、特定段20aの車両12が載置されたパレット16の枚数が所定の枚数になっている場合には、特定段20aから車両12を出庫させた後、特定段20aから取り出した車両12の出庫後の空きパレット16´は、他段20bに格納させる。所定の枚数は、所定の円滑性を有する空き領域の個数に基づいて決定される。具体的には、所定の枚数は、格納庫20に配置できる全てのパレット枚数(例えば、15枚)から、所定の円滑性を有する空き領域の個数(例えば、3個)を減算した枚数(15−3=12枚)である。
このようにすることで、特定段20aの空き領域が所定の閾値になっている場合には、空き領域を生成し、パレット16の移動スペースを確保することができる。
また、本発明は、通常の入出庫で使用されるリフト(昇降装置)22を利用し、特定段20a及び他段20bにおけるパレット16の配置を調整して最適化するので、従来の機械式駐車装置10のソフトウェア的な入庫制御方法において車両が載置されたパレットを配置する先(段)の変更によって簡易に実現でき、導入コストを抑えることができる。さらに、補助リフト等の追加の設備が不要となるので、補助リフト等を設ける場合と比較して機械式駐車装置の複雑さを低減することができ、補助リフトスペースに格納棚を設けて収容台数を増やすことができる。
次に、本発明の第2の実施形態に係る機械式駐車装置の制御装置及び方法並びにプログラムについて図8を用いて説明する。
本実施形態に係る機械式駐車装置は、第1の実施形態における構成に加え、特定段が複数備えられている点で、上述の第1の実施形態と異なる。以下、本実施形態に係る機械式駐車装置10´について、第1の実施形態と共通する点については説明を省略し、異なる点について主に説明する。
制御装置に設定される重みづけは、例えば、入出庫部との距離が近い特定段から順に重みづけが大きく設定される。ここで、入出庫部と特定段との距離とは、例えば、段数で示される距離であり、入出庫部が第5段にある場合には、第4段にある特定段との距離は「1」、第3段にある特定段との距離は「2」となる。例えば、図8に示されるように、機械式駐車装置10は4層とし、特定段と他段とをそれぞれ2段ずつ設け、格納庫20のうち入出庫部14に近い順に、特定段20a1、特定段20a2、他段20b1、他段20b2と配置されている場合には、特定段20a1の重みづけを特定段20a2の重みづけより大きく設定する。
次に、本発明の第3の実施形態に係る機械式駐車装置の制御装置及び方法並びにプログラムについて図9を用いて説明する。
本実施形態に係る機械式駐車装置は、第1の実施形態、第2の実施形態における構成に加え、特定段が車種に応じて備えられている点で、上述の第1の実施形態、第2の実施形態と異なる。以下、本実施形態に係る機械式駐車装置10について、第1の実施形態、第2の実施形態と共通する点については説明を省略し、異なる点について主に説明する。
このように、車種毎に特定段と他段とをそれぞれ設定することにより、ハイルーフ車または普通車等のいずれの車種の車両が入庫される場合であっても、車種毎に入出庫の円滑性が偏ることがなく、入出庫の円滑性が保たれる。
次に、本発明の第4の実施形態に係る機械式駐車装置の制御装置及び方法並びにプログラムについて図10を用いて説明する。
本実施形態に係る機械式駐車装置は、上記実施形態における構成に加え、特定段の重みづけが可変である点で、上述の実施形態と異なる。以下、本実施形態に係る機械式駐車装置10´について、第1の実施形態、第2の実施形態、第3の実施形態と共通する点については説明を省略し、異なる点について主に説明する。
図10に示されるように、機械式駐車装置が4層であり、特定段20a1及び特定段20a2に備えられるパレットには全て車両が載置されており、空きパレット16´がなく、また、他段20b1には空きパレット16´が11枚配置され、他段20b2には空きパレット16´が3枚及び空き領域が8個配置されている。また、機械式駐車装置の第1予約では、車両の入庫予約があり、第2予約では、特定段20a2に入庫されている車両の出庫予約がある。
制御装置24は、第1予約の処理において、円滑性がよくなるか否かを判定指針(例えば、次の処理である第2予約に備えて動作していない格納庫を選定することが円滑性がよいと判定)とし、判定指針によって選定される特定段である特定段20a1に対し、重みづけを大きく設定する。
このように、制御装置24は、円滑性を判定指針として、重みづけを大きくする特定段を逐次設定することにより、入出庫予約状況や機械式駐車装置の動作状況に応じた円滑性を有する制御が可能となる。
次に、本発明の第5の実施形態に係る機械式駐車装置の制御装置及び方法並びにプログラムについて図13を用いて説明する。
本実施形態に係る機械式駐車装置は、上述した実施形態における構成に加え、機械式駐車装置の入庫状況に応じて特定段の重みづけを変更する点で、上述の実施形態と異なる。以下、本実施形態に係る機械式駐車装置10について、第1の実施形態、第2の実施形態、第3の実施形態、第4の実施形態と共通する点については説明を省略し、異なる点について主に説明する。
図13に示されるように、機械式駐車装置が4層であり、特定段20a1及び特定段20a2に備えられるパレットには全て車両が載置されており、空きパレット16´がなく、また、他段20b1には空きパレット16´が11枚配置され、他段20b2には空きパレット16´が3枚及び空き領域が8個配置されている。また、機械式駐車装置の第1予約及び第2予約では、それぞれ車両の入庫予約がある。
第1予約の入庫処理においては、特定段20a1及び特定段20a2の入庫台数は5台ずつであり等しいので、入出庫部に近い特定段20a1に入庫させる。第2予約の入庫処理においては、特定段の入庫状況を判定指針(例えば、特定段20a1は入庫数6台、特定段20a2は入庫数5台)とし、制御装置24は、判定指針によって選定される特定段である特定段20a2に対し、重みづけを大きく設定する。
このように、複数の特定段において入庫済みの車両の台数に基づいて重みづけを設定して入庫処理することで、複数の特定段の円滑性を均一に確保することができる。
また、2件以上の連続的な処理の予約がある場合等には、上述した第4の実施形態及び本第5の実施形態で記述した方法を併用することとしてもよい。併用することにより、複数ある特定段を有効的に使用し、円滑性が偏らないようにすることができる。
12 車両
14 入出庫部
16 パレット
16´ 空きパレット
20 格納庫
20a、20a1、20a2 特定段
20b、20b1、20b2 他段
24 制御装置
Claims (20)
- 複数の段を有する構造物内に設置され、車両を載せて搬送するためのパレットが昇降する昇降装置、該昇降装置が昇降する昇降路に沿った複数の前記段に配設された複数の格納棚、及び前記パレットが配置されない空き領域となる1箇所以上の前記格納棚が格子状に配置された格納庫を備える機械式駐車装置の制御装置であって、
複数の前記段に対応する前記格納庫のうち、所定の円滑性を有する前記空き領域の個数が設定される前記格納庫を特定段とし、
前記車両が載置されていない前記パレットを空きパレットとし、
入庫させる前記車両は、前記特定段に前記空きパレットがある場合には、前記特定段の前記空きパレットに入車させて前記特定段に入庫させ、前記特定段に前記空きパレットがない場合には、前記特定段以外の前記格納庫である他段から取り出された前記空きパレットに入車させて前記特定段に入庫させる機械式駐車装置の制御装置。 - 前記他段から取り出した前記空きパレットに前記車両を載置した前記パレットを前記特定段に入庫させるのは、前記他段の前記空き領域の個数より前記特定段の前記空き領域の個数が多い場合とする請求項1に記載の機械式駐車装置の制御装置。
- 入庫車両が増えて前記特定段の前記空き領域の個数が所定の閾値になった場合には、それ以上、前記特定段に前記パレットを格納させず、前記他段に前記車両を入車した前記パレットを入庫させる円滑モードを有する請求項1または請求項2に記載の機械式駐車装置の制御装置。
- 前記車両を入車した前記パレットが入庫された前記他段の前記空きパレットがない場合には、前記円滑モードを解除し、全ての前記格納庫で前記空き領域が均一になるまで前記特定段及び前記他段に対し、順に入庫させる請求項3に記載の機械式駐車装置の制御装置。
- 複数の段を有する構造物内に設置され、車両を載せて搬送するためのパレットが昇降する昇降装置、該昇降装置が昇降する昇降路に沿った複数の前記段に配設された複数の格納棚、及び前記パレットが配置されない空き領域となる1箇所以上の前記格納棚が格子状に配置された格納庫を備える機械式駐車装置の制御装置であって、
複数の前記段に対応する前記格納庫のうち、所定の円滑性を有する前記空き領域の個数が設定される前記格納庫を特定段とし、
前記車両が載置されていない前記パレットを空きパレットとし、
前記特定段以外の前記格納庫を他段とし、
前記特定段の前記空きパレットがなく、かつ、前記特定段の前記車両が載置された前記パレットの枚数が所定の枚数になっている場合には、前記特定段から前記車両を出庫させた後、前記特定段から取り出した前記車両の出庫後の前記空きパレットは、前記他段に格納させる機械式駐車装置の制御装置。 - 前記所定の枚数は、前記所定の円滑性を有する前記空き領域の個数に基づいて決定される請求項5に記載の機械式駐車装置の制御装置。
- 前記特定段が複数ある場合において、前記特定段の重みづけを設定し、該重みづけに基づいて前記車両の入出庫を制御する請求項1から請求項6のいずれかに記載の機械式駐車装置の制御装置。
- 複数の前記特定段が、前記車両の種類に応じて設けられる場合において、
前記特定段の前記重みづけは、前記車両の種類に応じて設定される請求項7に記載の機械式駐車装置の制御装置。 - 前記車両を入出庫させる入出庫部に距離が近い前記特定段から順に、前記重みづけを大きく設定する請求項7または請求項8に記載の機械式駐車装置の制御装置。
- 前記重みづけは、前記車両の入出庫の予約状況、及び前記車両の入出庫の動作状況のうち少なくともいずれか一方に応じて決定される請求項7から請求項9のいずれかに記載の機械式駐車装置の制御装置。
- 前記重みづけは、複数の前記特定段に格納される前記車両の台数に基づいて決定される請求項7から請求項10のいずれかに記載の機械式駐車装置の制御装置。
- 前記特定段及び前記他段における前記空きパレットの枚数が、入出庫動作の期間、及び該入出庫動作の予約がない空き時間のうち、どちらか一方の期間において調整される請求項1から請求項11のいずれかに記載の機械式駐車装置の制御装置。
- 前記特定段及び前記他段における前記空きパレットの枚数は、前記昇降装置によって前記パレットを昇降させることにより調整される請求項1から請求項12のいずれかに記載の機械式駐車装置の制御装置。
- 請求項1から請求項13のいずれかに記載の制御装置を備える機械式駐車装置。
- 前記特定段が、複数設けられる請求項14に記載の機械式駐車装置。
- 前記特定段は、前記車両の種類に応じて設けられる請求項14または請求項15に記載の機械式駐車装置。
- 複数の段を有する構造物内に設置され、車両を載せて搬送するためのパレットが昇降する昇降装置、該昇降装置が昇降する昇降路に沿った複数の前記段に配設された複数の格納棚、及び前記パレットが配置されない空き領域となる1箇所以上の前記格納棚が格子状に配置された格納庫を備える機械式駐車装置の制御方法であって、
複数の前記段に対応する前記格納庫のうち、所定の円滑性を有する前記空き領域の個数が設定される前記格納庫を特定段とし、
前記車両が載置されていない前記パレットを空きパレットとし、
入庫させる前記車両は、前記特定段に前記空きパレットがある場合には、前記特定段の前記空きパレットに入車させて前記特定段に入庫させ、前記特定段に前記空きパレットがない場合には、前記特定段以外の前記格納庫である他段から取り出された前記空きパレットに入車させて前記特定段に入庫させる機械式駐車装置の制御方法。 - 複数の段を有する構造物内に設置され、車両を載せて搬送するためのパレットが昇降する昇降装置、該昇降装置が昇降する昇降路に沿った複数の前記段に配設された複数の格納棚、及び前記パレットが配置されない空き領域となる1箇所以上の前記格納棚が格子状に配置された格納庫を備える機械式駐車装置の制御プログラムであって、
複数の前記段に対応する前記格納庫のうち、所定の円滑性を有する前記空き領域の個数が設定される前記格納庫を特定段とし、
前記車両が載置されていない前記パレットを空きパレットとし、
入庫させる前記車両は、前記特定段に前記空きパレットがある場合には、前記特定段の前記空きパレットに入車させて前記特定段に入庫させ、前記特定段に前記空きパレットがない場合には、前記特定段以外の前記格納庫である他段から取り出された前記空きパレットに入車させて前記特定段に入庫させることをコンピュータに実行させるための機械式駐車装置の制御プログラム。 - 複数の段を有する構造物内に設置され、車両を載せて搬送するためのパレットが昇降する昇降装置、該昇降装置が昇降する昇降路に沿った複数の前記段に配設された複数の格納棚、及び前記パレットが配置されない空き領域となる1箇所以上の前記格納棚が格子状に配置された格納庫を備える機械式駐車装置の制御方法であって、
複数の前記段に対応する前記格納庫のうち、所定の円滑性を有する前記空き領域の個数が設定される前記格納庫を特定段とし、
前記車両が載置されていない前記パレットを空きパレットとし、
前記特定段以外の前記格納庫を他段とし、
前記特定段の前記空きパレットがなく、前記特定段の前記車両が載置された前記パレットの枚数が、所定の枚数になっている場合には、前記特定段から前記車両が出庫された後、前記特定段から取り出した前記車両の出庫後の前記空きパレットは、前記他段に格納する機械式駐車装置の制御方法。 - 複数の段を有する構造物内に設置され、車両を載せて搬送するためのパレットが昇降する昇降装置、該昇降装置が昇降する昇降路に沿った複数の前記段に配設された複数の格納棚、及び前記パレットが配置されない空き領域となる1箇所以上の前記格納棚が格子状に配置された格納庫を備える機械式駐車装置の制御プログラムであって、
複数の前記段に対応する前記格納庫のうち、所定の円滑性を有する前記空き領域の個数が設定される前記格納庫を特定段とし、
前記車両が載置されていない前記パレットを空きパレットとし、
前記特定段以外の前記格納庫を他段とし、
前記特定段の前記空きパレットがなく、前記特定段の前記車両が載置された前記パレットの枚数が、所定の枚数になっている場合には、前記特定段から前記車両が出庫された後、前記特定段から取り出した前記車両の出庫後の前記空きパレットは、前記他段に格納することをコンピュータに実行させるための機械式駐車装置の制御プログラム。
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