JP6448945B2 - パズル式格納庫の制御装置、及びその制御方法並びに制御プログラム - Google Patents

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Description

本発明は、パズル式格納庫の制御装置、及びその制御方法並びに制御プログラムに関するものである。
例えば、パズル式格納庫に車両を格納するパズル式駐車装置は、空き領域となっている格納棚である空棚の位置をずらしてパズル制御することで、呼び出されたパレットを昇降装置まで移動させ、移動させたパレットを用いた入出庫処理を行っている。
従来、空棚が一つの場合は、出庫処理であれば昇降装置にパレットを移動後、昇降装置の隣接棚が空棚となっており、次の入出庫処理がない場合には、パズル式駐車装置はパレットの移動処理をしていない。また、空棚が複数の場合は、呼び出されたパレットの位置により空棚位置が変化するものであるため、呼び出されたパレットが昇降装置に到着するまでの時間は空棚位置の相違によりばらつきが大きくなっていた。
こうしたパズル式駐車装置に対して、下記特許文献1では、格納空間の中央付近を空棚とする待機モードのレイアウトに関するレイアウトデータを記憶させておき、通常の制御が完了してから待機モードに制御し、次に入庫または出庫の操作を入力した場合に、呼び出されるパレットの移動に要する時間を平均化して短縮させる技術が開示されている。
特開2001−63971号公報
しかしながら、上記特許文献1では、入庫または出庫の制御完了のタイミングから所定時間が経過する間に新たな操作信号を入力しない場合に、待機モードのレイアウトに変更するものであって、入庫または出庫の操作信号が連続して入力される場合には、レイアウトの変更はできず、パレットの移動に要する時間を平均化して短縮させる効果は得られないという問題があった。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、入出庫のリクエストが続いた場合であっても、所望のパレットの取り出しにかかる時間を短縮することができるパズル式格納庫の制御装置及びその制御方法並びにプログラムを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明のパズル式格納庫の制御装置、及びその制御方法並びに制御プログラムは、以下の手段を採用する。
本発明は、格納物を入出庫させる入出庫部と、前記格納物を載せて搬送するためのパレットが配置された複数の格納棚及び前記パレットが配置されない空き領域となる1つ以上の格納棚が格子状に配置された格納庫と、前記入出庫部と前記格納庫の間を昇降して前記パレットを搬送する1つ以上の昇降装置と、を備え、前記パレットが前記格納棚間を水平面内で縦方向及び横方向に移動することで、前記格納庫内で前記格納物の搬送を行うパズル式格納庫の制御装置であって、移動させる対象の前記パレットであるターゲットパレットの搬送先を目標位置とし、前記目標位置または前記目標位置に隣接する前記格納棚を含む前記空き領域の前記格納棚を、前記パレットを通過可能に配置させて前記パレットの通過経路を形成し、前記ターゲットパレットを、前記通過経路を介して前記目標位置に搬送する搬送制御手段を具備し、前記搬送制御手段は、前記空き領域の前記格納棚の数が閾値以上となった場合に、前記パレットの前記通過経路を形成する制御装置を提供する。
本発明によれば、パズル式格納庫は、格納物を入出庫させる入出庫部と、格納物を載せて搬送するためのパレットが配置された複数の格納棚、及びパレットが配置されない空き領域となる1つ以上の格納棚が格子状に配置された格納庫と、入出庫部と格納庫の間を昇降してパレットを搬送する昇降装置と、を備え、パレットが格納棚間を水平面内で縦方向及び横方向に移動することで、格納庫内で格納物の搬送を行う。
移動させる対象のパレットであるターゲットパレットの搬送先を目標位置とし、目標位置または目標位置に隣接する格納棚を含む空き領域の格納棚が、パレットを通過可能に配置されてパレットの通過経路が形成され、ターゲットパレットは、通過経路を介して目標位置に搬送される。
本発明は、例えば、格納物を車両とする機械式駐車設備の制御装置に適用できる。
このように、目標位置を基準として配置されるパレットの通過経路が確保されることによって、通過経路を介してターゲットパレットを目標位置まで速やかに搬送することができる。例えば、ターゲットパレットに載置されている格納物を格納棚から出庫する場合には、昇降装置を目標位置として、通過経路を介して昇降装置まで速やかにパレットを搬送することができる。また、例えば、昇降装置から格納棚にはき出されたパレットを格納棚に格納する場合には、ある格納棚を目標位置として、通過経路を介して目標となる格納棚に速やかにパレットを搬送することができる。また、昇降装置によるパレットの昇降に関係しない格納棚間のパレットの搬送の場合であっても、確保されている通過経路を利用することにより、目標位置までの搬送を速やかに行うことができる。
また、空き領域の格納棚の数が閾値以上確保できてから、通過経路を形成するようにして、空き領域の格納棚の数が閾値未満となり格納棚に格納物が多く格納されている場合には通過経路を設けないこととしたので、より多くの格納物を格納させることができる。
上記制御装置の前記搬送制御手段は、前記目標位置が配置される位置に応じて前記通過経路を形成してもよい。
目標位置に応じて通過経路が形成されることにより、目標位置が変更されても、目標位置に応じてパレット搬送を速やかに行うことができる。
上記制御装置の前記搬送制御手段は、前記通過経路に隣接する前記格納棚の数が最大になるという第1条件と、各前記格納棚から前記通過経路までの前記格納棚の移動距離の総和が最小になるという第2条件のうち、少なくともどちらか一方の条件に基づいて決定される位置に前記通過経路を設けることが好ましい。
第1条件及び第2条件のいずれかに当てはまる場合は、第1条件や第2条件に当てはまらない場合と比較して、格納庫全体として通過経路にパレットを移動させるまでの手数を減らせるので、パレットを目標位置まで速やかに移動させることができる。
上記制御装置において、前記格納庫は、前記格納物の載置されていない前記パレットである空パレットを格納するパレットスタッカーを1つ以上設け、前記パレットスタッカーに前記空パレットを格納させる格納制御手段を具備することとしてもよい。
空パレットを格納させるパレットスタッカーを設けることにより、格納物の格納数が少ない場合にはパレットスタッカーに多くのパレットを格納させて通過経路を形成することができ、格納物の格納数が多い場合にはパレットスタッカーに格納されたパレットを格納棚に排出させて格納物の格納を優先させることができる。このように、パレットスタッカーを設けることにより、通過経路の確保と格納物の格納とのいずれを優先させるかを切り替えることができる。
上記制御装置において、前記パレットスタッカーは、前記空パレットを格納する格納スロットを複数備え、最下段の前記格納スロットは前記空パレットが通過可能にされており、前記格納制御手段は、前記パレットスタッカーの最上段の前記格納スロットから順に前記空パレットを格納することが好ましい。
パレットスタッカーの最上段から空パレットを格納することにより、パレットスタッカーの最下段は空パレットの通過が可能となる。
上記制御装置は、複数の前記格納庫が、水平面内で各前記格納庫間を連結格納棚によって前記パレットを通過可能に接続されている場合、または、複数の前記格納庫が、垂直方向に各前記格納庫間を前記昇降装置によって前記パレットを昇降可能に接続されている場合において、前記搬送制御手段は、一の前記格納庫から、一の前記格納庫以外の他の前記格納庫に前記パレットを移動させることで、一の前記格納庫の前記空き領域の前記格納棚の数を調整することとしてもよい。
複数の格納庫がある場合には、格納庫間でパレットを移動させることによって、簡便に空き領域の格納棚の数が調整できる。
上記制御装置において、前記目標位置が、前記パレットスタッカーであってもよい。
パレットスタッカーを目標位置として通過経路が設けられることにより、空パレットの収納作業時間が短縮できる。
上記制御装置において、前記目標位置が、前記昇降装置であってもよい。
昇降装置を目標位置として通過経路が設けられることにより、入出庫時間が短縮できる。
上記制御装置は、前記ターゲットパレットを前記目標位置に搬送するための中継点となる1個以上の前記格納棚を設け、前記ターゲットパレットの搬送先である前記目標位置を第1目標位置とし、前記中継点となる前記格納棚を第2目標位置とし、前記通過経路は、前記第1目標位置及び全ての前記第2目標位置を含んで形成されることとしてもよい。
通過経路は、全ての中継点を介して設けられることにより、ターゲットパレットから目標位置までの移動に複数の経路が存在する場合に、中継点に基づいて経路が選定され、パレット搬送時間が短縮できる。
上記制御装置は、前記パズル式格納庫に、前記昇降装置が1つ備えられている場合には、前記パレットの前記通過経路内に前記昇降装置を設けることとしてもよい。
昇降装置が1つの場合に、通過経路に昇降装置を含めることによって、通過経路に出されたパレットを昇降装置に運ぶまでの手数を、通行経路に隣接した位置に昇降装置が配置されている場合と比較して1手省略することができる。これにより、平均的に出庫時間を短くすることができる。
上記制御装置は、前記パズル式格納庫に、前記昇降装置が複数備えられている場合には、前記パレットの前記通過経路に全ての前記昇降装置を含めないことが好ましい。
例えば、複数の昇降装置のうち少なくとも1つの昇降装置が通過経路上に設けられる場合に、通過経路上に設けられた昇降装置が他の階に移動中は、昇降装置の位置にパレットが配置できないため、通過経路を通過させられない状況(例えば、パレットの落下)となる。これに対し、本発明によれば、昇降装置が複数備えられている場合には、昇降装置に隣接するように通過経路を設けることによって、通過経路を通過させられない状況を防ぎ、安全に用いることができる。
上記制御装置において、前記通過経路は、前記目標位置または前記目標位置と隣接する前記格納棚から、前記格納庫の一端までの前記格納棚の個数が最も多くなる方向の一端に、前記空き領域の前記格納棚が延伸されて形成されることとしてもよい。
これにより、格納庫の一端から、目標位置または目標位置と隣接する格納棚まで通過経路が確保されるので、格納庫の一端から目標位置(または目標位置と隣接する格納棚)までの間は、通過経路を介してターゲットパレットを速やかに搬送することができる。また、格納庫の一端と反対側の他端から目標位置までの通過経路を確保する場合には、他端側から目標位置までに配置されているパレットを、目標位置または目標位置に隣接する格納棚から一端までの区間の格納棚(つまり、通過経路を形成している空き領域の格納棚)に送ることにより、他端側から目標位置までをパレットの通過経路とすることができ、他端側から目標位置までの間においても、通過経路を介してターゲットパレットを速やかに搬送することができる。
上記制御装置は、前回の前記パレットの搬送後に、前記格納庫が、前記通過経路によって複数のエリアに分けられており、前記ターゲットパレットと前記目標位置とが同じ前記エリア内にあるか否かに応じて、前記ターゲットパレットを前記通過経路を介して搬送するか否かが決定されることとしてもよい。
前回のパレットの搬送後のレイアウトの状態によっては、次にターゲットパレットを目標位置に搬送させるにあたり通過経路を介さずにパズル制御してパレット搬送した方が手数を少なくできることがある。本発明では、ターゲットパレットを目標位置に搬送する場合に、前回のパレット搬送によって形成された通過経路によって区分けされるエリアと、ターゲットパレットと目標位置とに応じて通過経路を介すか否かを判定し、通過経路に無駄に通過させない。
本発明は、上記いずれかに記載の制御装置を備えた機械式駐車装置を提供する。
本発明は、格納物を入出庫させる入出庫部と、前記格納物を載せて搬送するためのパレットが配置された複数の格納棚及び前記パレットが配置されない空き領域となる1つ以上の格納棚が格子状に配置された格納庫と、前記入出庫部と前記格納庫の間を昇降して前記パレットを搬送する昇降装置と、を備え、前記パレットが前記格納棚間を水平面内で縦方向及び横方向に移動することで、前記格納庫内で前記格納物の搬送を行うパズル式格納庫の制御方法であって、移動させる対象の前記パレットであるターゲットパレットの搬送先を目標位置とし、前記目標位置または前記目標位置に隣接する前記格納棚を含む前記空き領域の前記格納棚を、前記空き領域の前記格納棚の数が閾値以上となった場合に前記パレットを通過可能に配置させて前記パレットの通過経路を形成し、前記ターゲットパレットを、前記通過経路を介して前記目標位置に搬送するパズル式格納庫の制御方法を提供する。
本発明は、格納物を入出庫させる入出庫部と、前記格納物を載せて搬送するためのパレットが配置された複数の格納棚及び前記パレットが配置されない空き領域となる1つ以上の格納棚が格子状に配置された格納庫と、前記入出庫部と前記格納庫の間を昇降して前記パレットを搬送する昇降装置と、を備え、前記パレットが前記格納棚間を水平面内で縦方向及び横方向に移動することで、前記格納庫内で前記格納物の搬送を行うパズル式格納庫の制御プログラムであって、移動させる対象の前記パレットであるターゲットパレットの搬送先を目標位置とし、前記目標位置または前記目標位置に隣接する前記格納棚を含む前記空き領域の前記格納棚を、前記空き領域の前記格納棚の数が閾値以上となった場合に前記パレットを通過可能に配置させて前記パレットの通過経路を形成し、前記ターゲットパレットを、前記通過経路を介して前記目標位置に搬送する処理をコンピュータに実行させるためのパズル式格納庫の制御プログラムを提供する。
本発明は、入出庫のリクエストが続いた場合であっても、格納庫内でのパレット移動のリクエストが続いた場合であっても、所望のパレット搬送にかかる時間を短縮できるという効果を奏する。
本発明の第1の実施形態に係る機械式駐車装置の概略構成図である。 入出庫部が別乗り込み式である場合の概略構成図である。 パレットスタッカーの概略構成図である。 本発明の第1の実施形態に係る機械式駐車装置の制御装置の電気的構成を示した機能ブロック図である。 本発明の第1の実施形態に係る制御装置の機能ブロック図である。 垂直方向に格納庫が連結されている場合の空棚の調整を説明するための図である。 (a)本発明の第1の実施形態に係る機械式駐車装置の上面図である。(b)ターゲットパレットが通過経路に移動した状態を示した機械式駐車装置の上面図である。(c)ターゲットパレットがリフト前に移動した状態を示した機械式駐車装置の上面図である。 格納棚の上面図の一部を切り出した図であり、(a)ターゲットパレットのパズル制御を説明するための初期の図である(b)パズル制御の第1手の図である(c)パズル制御の第2手の図である(d)パズル制御の第3手の図である。 本発明の第1の実施形態に係る制御装置の動作フローである。 本発明の第1の実施形態に係る通過経路のその他の例を示した図である。 本発明の第1の実施形態の変形例1に係る機械式駐車装置の通過経路とリフトとの位置関係を示す一例である。 本発明の第1の実施形態の変形例2に係る機械式駐車装置にリフトが複数設けられる場合を説明するための図であり、(a)通過経路を挟む位置にリフトを設ける場合の一例の図である(b)通過経路を挟む2つの方向のうち一方側に複数のリフトを設ける場合の一例の図である。 本発明の第1の実施形態に係る変形例3に係る機械式駐車装置の通過経路とリフトとの位置関係を示す一例である。 本発明の第1の実施形態に係る変形例3に係る機械式駐車装置の通過経路とリフトとの位置関係のその他の例である。 本発明の第2の実施形態に係る機械式駐車装置における、(a)通過経路の配置図の一例であり、(b)通過経路のその他の配置図の一例である。 本発明の第3の実施形態に係る機械式駐車装置の通過経路とリフトとの位置関係を示す一例である。 本発明の第3の実施形態に係る空棚の調整を説明するための図である。 本発明の第3の実施形態の変形例に係る機械式駐車装置の通過経路とリフトとの位置関係を示す一例である。 本発明の第4の実施形態に係る機械式駐車装置の通過経路とリフトとの位置関係を示す一例である。 本発明の第4の実施形態の変形例に係る機械式駐車装置の通過経路とリフトとの位置関係を示す一例である。 本発明の第5の実施形態に係る機械式駐車装置の通過経路とリフトとの位置関係を示す一例である。 本発明の第5の実施形態に係る機械式駐車装置の通過経路とリフトとの位置関係のその他の例を示した図である。
以下に、本発明に係るパズル式格納庫の制御装置、及びその制御方法並びに制御プログラムの実施形態について、図面を参照して説明する。
〔第1の実施形態〕
なお、本実施形態におけるパズル式格納庫は、格納物を車両とし、車両を格納するパズル式の機械式駐車装置である場合を例に挙げて説明するが、これに限定されない。例えば、パレットに自転車を載置させるパズル式駐輪装置や、パレットに載置された座席に人を着席させて移動する遊戯装置としてもよい。
図1は、第1の実施形態に係る機械式駐車装置(パズル式格納庫)10の概略構成図である。
機械式駐車装置10は、車両12を入出庫させる入出庫部14と、車両12を載置して搬送するパレット(板状の台)16が配置された複数の格納棚18、及びパレット16が配置されない空き領域となる1つ以上の格納棚18が格子状(例えば、N行×M列)に配置された格納庫20と、入出庫部14と格納庫20の間を昇降してパレット16を搬送する1つのリフト(昇降装置)22とを備えている。また、機械式駐車装置10は、パレット16及びリフト22等の移動を制御する制御装置24を備えている。また、以下に説明する機械式駐車装置10の上面図においては、リフト22の位置を「L」と示す。
また、機械式駐車装置10の入出庫部14はこれに限定されず、例えば、図2(a)(b)に示されるような別乗り込み式(バース方式)であってもよい。図2(a)は、車両12が矢印から入庫された場合に、車両12を載置したパレット16が、入出庫部14の短手方向に移動して扉26aを介してリフト22に移動され、図2(b)は、車両12が矢印から入庫された場合に、車両12を載置したパレット16が、入出庫部14の長手方向に移動して扉26aを介してリフト22に移動される。
なお、パレット16には、各々異なる番号が予め付加されており、機械式駐車装置10は、該付加されている番号によって各パレット16を識別する。
入出庫部14には、扉26と操作盤28とが設けられている。
操作盤28は、機械式駐車装置10の利用者が操作可能なように、入出庫部14の外側に設けられ、例えば、スイッチ等を介して各種操作(入庫又は出庫の指示等)の入力を受け付けるとともに、液晶ディスプレイ装置等の画像表示装置によって、種々の情報を利用者のために表示する。
そして、機械式駐車装置10は、パレット16を、格納棚18間で水平面内の縦方向及び横方向に移動(循環)させることで、格納庫20内で車両12の搬送を行う。すなわち、本実施形態に係る機械式駐車装置10は、パレットを水平循環させるパズル式の機械式駐車装置である。
また、機械式駐車装置10は、車両12の載置されていないパレット16(以下、「空パレット16a」と呼ぶ)を格納するパレットスタッカー30を備えており、制御装置24によって、空パレット16aがパレットスタッカー30に格納される。図1においては、リフト22の対角に位置する格納庫20の最上段右奥にパレットスタッカー30を1つ設けることとしているが、パレットスタッカー30の位置及び個数はこれに限定されず、パレット16の通過経路(詳細は後述する)8以外であれば、どの位置に何個設けられていてもよい。
なお、本実施形態においては、特に明記しない場合には、パレットはパレット16として記述するが、格納棚18に配置され、車両12の載置されていないパレットを示す場合には空パレット16aとし、移動させる対象となるパレット16はターゲットパレット16bとして記述する。
図3は、パレットスタッカー30の概略構成図である。
パレットスタッカー30は、格納棚18の空パレット16aを格納する複数の格納スロットSを有しており、最上段の格納スロットSから順に空パレット16aを格納する。また、パレットスタッカー30の最下段の格納スロットSに空パレット16aを格納している状態でパレットスタッカー30を設置した格納棚18上に空パレット16aを格納することができ、またパレットスタッカー30を設置した格納棚18上に空パレット16aを格納せず空き状態としている場合には、空パレット16aを通過可能にさせることもできる。つまり、パレットスタッカー30が、格納庫20の中央付近に設けられる場合であっても、格納スロットSの全数に空パレット16aが格納されていてもパレットスタッカー30を設置した格納棚18上が空き状態とされていれば、空パレット16aの通過の妨げになることを防ぐことができる。
また、パレットスタッカー30は、全ての格納スロットSから空パレット16aが取り出された場合には、車両12を格納できる格納棚18として使用できる。なお、パレットスタッカー30の格納スロットSには、パレットを保持する保持用フックが設けられており、パレットを保持する場合には保持用フック35bの向きでパレットを保持するが、パレットが保持されていない場合には保持用フック35aの向きとなる。このため、パレットスタッカー30の格納棚18に車両12を格納する場合であっても、保持用フックにより収容車両を傷つける等の影響はない。
このように、パレットスタッカー30として使用される格納棚18は、駐車車両が少なく空パレット16aを集約する場合にはパレットスタッカー30として使用でき、駐車車両が多く車両12の格納スペースを確保する場合には格納棚18の一部として使用できる。本実施形態のパレットスタッカー30は、車両12の収容台数を減らすことがなく、効率的である。
図1に示される機械式駐車装置10おいて、格納庫20の格納棚18は、3層として示されているが、これは一例であって層数は特に限定されず、1層、2層、又は4層以上であってもよいこととする。また、格納庫20は、入出庫部14よりも下層に配置されているが、これに限らず、格納庫20は、入出庫部14よりも上層に配置されていてもよいし、入出庫部14と同層に配置されていてもよいし、入出庫部14よりも上層、同層及び下層の全てに配置されてもよい。さらに、各層の格納棚18は、リフト22によって接続されており、各層のレイアウト(リフト22の位置、格納棚18の数及び縦横比、並びにパレットスタッカー30の設定数及び位置等)は、各々同じでも異なっていてもよい。つまり、パレットスタッカー30は、機械式駐車装置10に対して少なくともいずれか1つの層に設けられていればよく、例えば、機械式駐車装置10の各層にそれぞれ設けられていてもよい。
図4は、機械式駐車装置10の制御装置24の電気的構成を示すブロック図である。
制御装置24は、CPU(Central Processing Unit)40、各種プログラムや各種パラメータ等が予め記憶されたROM(Read Only Memory)42、CPU40による各種プログラムの実行時のワークエリア等として用いられるRAM(Random Access Memory)44、各種プログラム(例えば、機械式駐車装置の制御プログラム)及び各種情報を記憶する記憶手段としてのHDD(Hard Disk Drive)46を備えている。
なお、HDD46には、機械式駐車装置10に格納された車両12の利用者識別番号を示す格納物識別番号情報(例えば、駐車券番号や暗証番号等)が格納されている。そして、車両12が入庫される場合は、利用者識別番号と利用者の車両12を載置するパレット16の番号とが関係付けられて格納情報としてHDD46に記憶される。これにより、利用者と利用者の車両12とを関連付けすることができる。
また、HDD46には、予め通過経路8の配置位置や配置形状のパターンの情報が格納されており、格納されている情報のうち適宜適切なパターン情報が読み出されて、通過経路8が決定される。また、通過経路8の決定については、機械式駐車装置10の運用中において、空き領域の格納棚(以下「空棚」ともいう)18の位置情報を含む現在のレイアウトを示す棚データと、パレットの搬送先となる格納棚18である目標位置と、ターゲットパレット16bの位置とに応じて、CPU40で通過経路8の位置を動的に計算させ、決定されてもよい。
ここで、通過経路8とは、パレット16の搬送先を目標位置とし、目標位置または目標位置に隣接する格納棚18から少なくとも3つ以上の空き領域の格納棚18が、パレット16を通過可能なように連続的に配置されることで形成されるパレット16の走行路である。
また、本実施形態で示す「目標位置」は、必ずしもターゲットパレット16bを搬送する最終的な位置でなくてもよく、通過経路8を形成するにあたり必要な終点位置を示す場合もある。
また、HDD46の代わりに、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read−Only Memory)、フラッシュ
メモリ、バッテリバックアップ付きのSRAM(Static Random Access Memory)等の記憶素子を用いてもよく、プログラム、利用者情報、及び設定値等のデータの種類に応じて記憶素子を使い分けて記憶させてもよい。
さらに、制御装置24は、パレット16やリフト22等を駆動させるためのモータ(不図示)を制御するモータ制御部48、及びパレット16やリフト22等の動作状態を検知するセンサ(不図示)からの信号を受信するセンサ信号受信部50を備えている。
これらCPU40、ROM42、RAM44、HDD46、モータ制御部48、及びセンサ信号受信部50、並びに操作盤28は、システムバス52を介して相互に電気的に接続されている。従って、CPU40は、ROM42、RAM44、及びHDD46へのアクセス、操作盤28に対する操作状態の把握及び画像の表示、モータ制御部48を介したモータの駆動、並びにセンサ信号受信部50を介したパレット16やリフト22等の動作状態の把握を行なうことができる。
制御装置24は、図5に示されるように、搬送制御部(搬送制御手段)60と、格納制御部(格納制御手段)61とを備えている。
搬送制御部60は、目標位置または目標位置と隣接する格納棚18を含む空き領域の格納棚を、パレット16を通過可能なように連続的に配置させてパレット16の通過経路8を形成し、通過経路8を介してターゲットパレット16bを目標位置に搬送する。また、搬送制御部60は、目標位置が配置される位置に応じて通過経路8を形成する。また、搬送制御部60は、空棚の数が閾値以上となった場合に、パレット16の通過経路8を形成することが好ましい。
本実施形態のように、複数の格納庫20が、垂直方向(縦方向)に各格納庫間をリフト22によってパレットを昇降可能に接続され、リフト22によって上下層にパレット搬送を行う機械式駐車装置10においては、リフト22によってパレット搬送を行うことで、空棚の数を調整できる。例えば、図6(a)の上部には、機械式駐車装置10の上層(2段目)のレイアウトが示されており、3個の空棚と、1個のリフト22があり、図6(a)の下部には、機械式駐車装置10の1段目とリフト22(図6では「L」と示す)で接続された下層(1段目)のレイアウトが示されており、3個の空棚と、1個のリフト22がある。ここで、上層(2段目)の第1行C列のパレット16をリフト22を介して下層(1段目)に移動させると、図6(b)に示されるように、上層(2段目)は、移動したパレット16の元の位置の第1行C列が空棚となることから上層(2段目)は空棚が4個になり、下層(1段目)には上層(2段目)から搬送されたパレット16が第1行B列に出されて空棚が2個になる。
このように、搬送されたパレット16が配置されていた元の層は空棚が増え、パレット16が搬送された先の層は空棚が減る。このように、各層間で、パレット16搬送を行うことによって空棚の数が調整される。
目標位置としては、例えば、車両12を出庫させる場合のリフト22、空パレット16を格納させる場合の格納先となるパレットスタッカー30、パレット16を所望の格納棚18に格納させる場合の所望の格納棚等が挙げられる。
なお、ターゲットパレット16bとは、例えば、車両12の入庫時に呼び出される空パレット16a、出庫時に呼び出される出庫車両が載置されたパレット16、及び次の入出庫処理に備えて格納棚18間で移動させるパレット16(車両12の載置を問わない)等を含む。
具体的には、搬送制御部60は、HDD46から通過経路8の配置位置や配置形状の適切なパターン情報を読み出し、通過経路8を決定する。また、搬送制御部60は、機械式駐車装置10の運用中において空棚の位置情報を含む棚データと、パレットの搬送先となる目標位置と、ターゲットパレット16bの位置とに応じて、通過経路8の位置を動的に算出して決定してもよい。ここで、目標位置に対する通過経路8の配置位置の情報や、通過経路8の形状(例えば、ストレート型、L字型など)は、適宜設定できるものとする。
棚データは、例えば、空棚の位置及び個数、空パレット16aの位置及び個数、車両12が載置されているパレット16の位置及び個数の情報を含んでいる。
より具体的には、搬送制御部60は、棚データを取得し、空棚の数が閾値未満と判定した場合に、機械式駐車装置10が「通常モード」とされて現在の空棚位置を利用したパズル制御を行い、空棚の数が閾値以上と判定した場合に、機械式駐車装置10が「走行路モード」とされてHDD46から読み出される通過経路8の配置位置及び配置形状の情報に基づいて、通過経路8を決定し、形成する。また、通過経路8の決定については、棚データと目標位置と、ターゲットパレット16bの位置とに応じてCPU40で通過経路8の位置を動的に算出してもよい。
本実施形態においては、例えば、閾値を「10」とし、空棚の数が10個以上となった場合に、通過経路8を形成することとして説明する。本実施形態において閾値を「10」に設定した根拠は、図7に示す機械式駐車装置10を例にすれば、長尺方向(つまり、行方向)の一端から他端までの1行が空棚になる個数である。なお、本実施形態においては、機械式駐車装置10の長尺方向に通過経路8を形成する場合を例に挙げているが、これに限定されず、例えば、機械式駐車装置10の短尺方向(つまり、列方向)に通過経路8を形成することとしてもよい。また、行を長尺方向とし、列を短尺方向として例に挙げて説明するが、行と列の格納棚が同数であってもよいし、行と列の長尺・短尺が逆になっていてもよいし、空棚が格納棚18の端まで到達していなくてもよい。
つまり、閾値は、「10」に限られず、パレット16の通過経路8を構成するのに必要な空棚の数が適宜設定されるものとする。
格納制御部61は、車両12の載置されていないパレット16である空パレット16aを格納するパレットスタッカー30に、空パレット16aを格納させる。例えば、格納制御部61は、機械式駐車装置10に駐車させる車両12が少ない閑散期となる時間帯に取得する空パレット16aの格納指令に基づいて、空パレット16aをパレットスタッカー30に格納する。これにより、空棚の個数が調整される。
次に、本実施形態に係る機械式駐車装置10の作用を図7から図9を用いて説明する。図7は、機械式駐車装置10の対象となる層の上面図の一例を示し、各マス目は格納棚18を示しており、各格納棚の紙面横方向を行(例えば、第1行、第2行・・・)とし、紙面縦方向を列(例えば、A列、B列・・・)と呼び、説明する。図7に示されるように、以下の例では、第4行E列にリフト22(図7以降の図面において「L」と示すこともある)が設けられており、リフト22を目標位置としてリフト22に隣接する第3行A列からJ列に通過経路8(すなわち、空き領域の格納棚18)が設けられる様子が示されており、第1行A列のパレット16をターゲットパレット16bとして取り出す場合を例に挙げて説明することとする。また、図7(a)から(c)は、同じ層の上面図を示しており、空棚とパレット16の配置の変化を示している。
また、図8は、図7で示す第1行A列から第3行B列までの6個の格納棚18の上面図の一部を切り出した図であり、パレット16を移動させるパズル制御の説明のために参照する。図7及び図8において網掛けされている格納棚18はパレット16が配置されており、白色で示される格納棚18はパレット16が配置されていない空棚であることを示している。
例えば、車両12を入庫させる場合、格納棚18から取り出すターゲットパレット16bとして、第1行A列の空パレット16aが選定される(図7(a)の●印のパレット、及び図8(a)参照)。搬送制御部60は、機械式駐車装置10における空棚を含む各格納棚18及びパレット16の状態を示す現在のレイアウトである棚データを取得する(図9のステップSA1)。
棚データに基づいて空棚の個数が、所定の閾値(例えば、空棚が10個)以上であるか否かが判定され(図9のステップSA2)、所定の閾値未満の場合には、現在の空棚を利用したパズル制御を行う通常モードと判定して(図9のステップSA3)、本処理を終了する。空棚の個数が所定の閾値以上の場合には、通過経路8を設ける走行路モードと判定して、HDD46から読み出される適切な通過経路8の配置形状や配置位置のパターン情報に基づいて、リフト22に隣接する第3行A列から第3行J列に空棚をストレートに配置するパターンが読み出され、第3行A列から第3行J列に通過経路8が形成され(図9のステップSA4)、本処理を終了する。
次に、リフト22に隣り合う格納棚18に形成された通過経路8を用いて、ターゲットパレット16bを目標位置であるリフト22まで移動させる方法について説明する。
第1手として、第2行A列に配置されるパレット16を空棚である第3行A列に移動させ、これによって空棚となる第2行A列に、第1行A列のターゲットパレット16bを移動させる(図8(a)から(b)参照)。第2手として、第3行A列のパレットを空棚である第3行B列に移動させ、第1行B列のパレット16を空棚である第1行A列に移動させる(図8(b)から(c)参照)。第3手として、第2行A列のターゲットパレット16bを空棚である第3行A列に移動させ、第2行B列のパレットを空棚である第1行B列に移動させるとともに、第3行B列のパレットを第2行B列に移動させる(図8(c)から(d)、及び図7(b)参照)。
これにより、第1行A列に配置されていたターゲットパレット16bを簡便に第3行の通過経路8に移動できるので、第4手として第3行A列から第3行E列にパレットを移動させれば、ターゲットパレット16b(空パレット16a)をリフト22前に移動させることができる(図7(c)参照)。
リフト22前に到着したターゲットパレット16bは、リフト22を介して入出庫部14に到着すると、入出庫部14においてパレット16(ターゲットパレット16b)に車両12が載置される。機械式駐車装置10は、車両12が載置されたパレット16をターゲットパレット16bとし、通過経路8を介して所望の格納棚18へ格納して入庫を完了させる。
ここでは、空パレット16aをターゲットパレット16bとして、通過経路8を介してパレット16を移動する方法を説明していたが、これに限定されず、本発明は、車両12が載置されたパレット16をターゲットパレット16bとして格納先の格納棚18を目標位置として格納させる場合や、車両12の載置によらず格納棚18間を移動させるにあたり、移動先の格納棚18を目標位置として格納させる場合や、車両12が載置されたターゲットパレット16bを格納棚18から取り出して、リフト22を目標位置として出庫する場合や、パレットスタッカー30を目標位置として空パレット16aをパレットスタッカー30に格納する場合等に適用することができる。
例えば、車両12が出庫される場合にはリフト22が目標位置とされ、格納棚18から出庫させる車両12が載置されたパレット16をターゲットパレット16bとして取り出され、取り出されたターゲットパレット16bをリフト22まで移動させ、リフト22から入出庫部14に移動させる。そして、入出庫部14において利用者によってパレット16から車両12が降ろされる。また、車両12の出庫後の空パレット16aは、通過経路8を介して所望の格納棚18に格納させる。
以上説明してきたように、機械式駐車装置10は、車両12を入出庫させる入出庫部14と、車両12を載せて搬送するためのパレット16が配置された複数の格納棚18、及びパレット16が配置されない空き領域となる1つ以上の格納棚18が格子状に配置された格納庫20と、入出庫部14と格納庫20の間を昇降してパレットを搬送するリフト22とを備え、パレット16が格納棚18間を水平面内で縦方向及び横方向に移動することで、格納庫20内で車両12の搬送を行う。
パレット16の搬送先を目標位置とし、リフト22を目標位置とする場合に、リフト22の格納棚18またはリフト22と隣接する位置の格納棚18を含む空棚がパレット16を通過可能なように連続的に配置されることで、パレット16の通過経路8が形成され、移動させる対象のターゲットパレット16bを、通過経路8を介してリフト22に搬送する。
このように、リフト22(目標位置)を基準としてパレット16の通過経路8が確保され、通過経路8を崩さないように格納棚18内のパレット16のパズル制御が行われるので、通過経路8を介してターゲットパレット16bをリフト22(目標位置)まで速やかに搬送することができる。また、本発明は、通過経路8が確保された状態でパレット16の移動処理が行われるので、入出庫リクエストが連続していても上記効果が得られる。
例えば、ターゲットパレット16bに載置されている車両12を格納棚18から出庫する場合には、リフト22を目標位置として、通過経路8を介して速やかにパレット16を搬送することができる。また、例えば、リフト22から格納棚18にはき出されたパレット16を格納棚18に格納する場合には、ある格納棚18を目標位置として、目標位置とされる格納棚18を基準に設けられる通過経路8を介して速やかにパレット16を搬送することができる。また、例えば、パレットスタッカー30に空パレット16aを格納する場合には、パレットスタッカー30を目標位置として通過経路8が確保され、パレットスタッカー30を基準に設けられる通過経路8を介してパレット16aが搬送されることにより、パレットスタッカー30までの空パレット16a格納を速やかに行うことができる。
また本実施形態は、空棚の数が閾値以上確保できてから、通過経路8を形成するようにして、空棚の数が閾値未満となり格納棚18に車両12が多く格納されている場合には通過経路8を設けないことにすることで、より多くの車両12を格納させることができる。
また、本実施形態は、空き領域となる格納棚18をリフト22と隣接させて複数個配置させて通過経路8を形成するので、例えば、従来、車両12の走行専用の経路(車両を走行台車等で搬送する経路であって車両を格納できない経路)を物理的に備えた平面往復型駐車装置と比較して、通過経路8の配置位置(方向)を自由に設定できる。
また、本実施形態は、ソフトウェアの変更によって実施できるので、物理的な装置や機構の変更が不要であり、導入コストが抑えられる。
さらに、パレットスタッカー30を配置することにより、機械式駐車装置10全体として収容可能台数を減らすことがない。つまり、収容効率が高い時(繁忙期)は、格納棚18にパレット16を配置させて車両12の入庫を優先させ、機械式駐車装置10の本来の要件である収容台数を犠牲にすることなく最大限駐車でき、収容効率が低い時(閑散期)は、パレットスタッカー30に空きパレット16aを格納させ、通過経路8を介することで、パレット搬送時間を短縮できる。
なお、通過経路8は、目標位置を含む格納棚18または目標位置に隣接する格納棚18を含む少なくとも3つ以上の空棚によって形成されればよく、通過経路8を形成する場合の空棚の配置形状や配置位置は特に限定されない。例えば、通過経路8を形成するか否かを判定する閾値を「3」等と設定し、目標位置をリフト22とする場合には、図10に示されるように、行方向に、両端まで到達しない位置までの空棚で通過経路8が形成されてもよい。
上記実施形態で説明したように、リフト22に隣接する位置の格納棚(例えば、図7の第3行E列)から行方向に通過経路8を配置する場合には、両端(例えば、第3行A列と第3行J列)までをそれぞれ空棚として1行全てによって通過経路8を形成し、格納棚18の長尺方向に一端から他端までストレートに配置するとよい。このように配置することで、行方向に、両端まで到達しない位置までの空棚で通過経路8が形成される場合(図10)と比較して、行方向の両端にターゲットパレット16bが存在する場合に移動させる手数を省略でき、平均的に移動時間を短縮することができるという効果が最大に得られる。
〔変形例1〕
なお、機械式駐車装置10にリフト22が1つ備えられており、リフト22を目標位置とする場合に、リフト22を含む位置に、複数の空き領域の格納棚18によってパレット16の通過経路8を形成してもよい。例えば、図11に示されるように、第3行E列にリフト22(図11では「L」と示す)を設け、リフト22を含む位置である第3行A列から第3行J列を通過経路8とする。
通過経路8内にリフト22が設けられる場合には、通過経路8(第3行)にターゲットパレット16bが移動した後、さらに1手でリフト22にターゲットパレット16bを移動させることができるので、通過経路8と隣接する位置にリフト22が設けられる場合と比較して手数を1手省略することができる。
〔変形例2〕
また、本実施形態における機械式駐車装置10は、リフト22が1つ備えられている場合を例に挙げていたが、これに限定されず、リフト22が複数備えられていてもよい。ただし、リフト22が複数設けられる機械式駐車装置10の場合には、パレット16の通過経路8に全てのリフト22を含めない。
例えば、図12(a)に示されるように、機械式駐車装置10の対角に複数のリフト22(図12では「L」と示す)が設けられる場合には(例えば、第1行J列に入庫用リフト及び第6行A列に出庫用リフト)、2つのリフト22間の行方向と列方向の格納棚18を接続するように通過経路8を設ける。より具体的には、機械式駐車装置10の行方向または列方向のうち、長尺方向に格納棚18の一端から他端までストレートに配置する経路(図12(a)では、第2行または第5行にストレートに配置)を含むことが好ましい。これにより、パレットの落下を防ぐとともに、ターゲットパレット16bを移動させる手数が省略され、平均的に移動時間を短縮することができる。
また、例えば、複数のリフト22が、図12(b)に示されるように第4行D列と、第4行G列に設けられている場合に、それぞれのリフト22に接するように通過経路8を形成してもよい。
複数のリフト22のうち少なくとも1つのリフト22が通過経路8上に設けられる場合には、通過経路8上に設けられたリフト22が他の層に移動中は、リフト22の位置にパレット16が配置できないため、通過経路を通過させられない状況(例えば、パレットの落下)となる。これに対し、本変形例2によれば、リフト22が複数備えられている場合には、全てのリフト22を通過経路に含めないことによって、通過経路8を通過させられない(例えば、パレットが落下する)状況を防ぎ、安全に用いることができる。
〔変形例3〕
また、本実施形態における機械式駐車装置10は、リフト22の位置が格納棚内のいずれかに設けられることとして説明していたが、これに限定されず、図13に示されるように、リフト22(図13は「L」と示す)が、格納棚18の端部の外側(例えば、図13の第6行E列より外側)の袋小路の位置に配置されていてもよい。また、図14(a)に示されるように、リフト22に隣接する格納棚18から延伸された先の格納棚18から格納棚18の両端に通過経路8が配置されていてもよいし、図14(b)に示されるように、袋小路の位置に配置されるリフト22に隣接する格納棚18から延伸先の格納棚(例えば、図14(b)の第3行E列)から一方の端部(紙面右側)に延伸して通過経路8が設けられてもよい。
〔第2の実施形態〕
以下、本発明の第2の実施形態について図1、図4、図5及び図15を用いて説明する。本第2の実施形態に係る機械式駐車装置10は、パレットの通過経路8が目標位置に隣接する格納棚18を含み、目標位置に隣接する格納棚18から、格納棚18の一端に延伸して形成される点で、第1の実施形態と異なる。以下、第1の実施形態と共通する点については説明を省略し、異なる点について主に説明する。また、符号についても図1、図4、及び図5と共通する部分は共通する符号を用いる。
本実施形態においては、目標位置がリフト22であることを例に挙げて説明するが、これに限定されず、例えば、目標位置がパレットスタッカー30であってもよい。
搬送制御部60は、目標位置または目標位置と隣接する格納棚18から、格納庫20の一端までの格納棚18の個数が最も多くなる方向の一端に、空き領域の格納棚18を延伸させて通過経路8を形成する。
また、走行路モードとするか否かの判定を行うための閾値として設定する空棚の数は、目標位置または目標位置と隣接する格納棚18から、格納庫20の一端までの格納棚18の最も多くなる個数とすることが好ましい。
本実施形態においては、空棚の数の閾値を6個とし、搬送制御部60は、空棚の数が6個以上となった場合に、通過経路8を形成する。なお、本実施形態で空棚の数の閾値を決定する根拠は以下の通りである。
図15(a),(b)には、本実施形態に係る機械式駐車装置10の上面図が示されており、格納棚18が格子状に示されている。図15(a),(b)に示されるように、紙面横方向に第1〜第6の6個の「行」が形成され、紙面縦方向にA〜Jの10個の「列」が形成されている。図15(a),(b)においては、第4行E列にリフト22が設けられている。なお、網掛けされている格納棚18はパレット16が配置されており、白色で示される格納棚18はパレット16が配置されていない空棚であることを示している。
リフト22に隣接する「行」である第3行に通過経路8を設ける場合に、第3行E列から第3行A列までの区間を通過経路8とするのに必要とされる空棚は5個であり、第3行E列から第3行J列までの区間を通過経路8とするのに必要とされる空棚は6個である(図15参照)。
ここで、第3行E列から第3行J列までの区間を空棚(6個の空き領域の格納棚18)としており、第3行A列から第3行E列の区間を空棚にする必要がある場合は、第3行D列のパレット16を第3行J列に移動させ、第3行C列のパレット16を第3行I列に移動させ、第3行B列のパレット16を第3行H列に移動させ、第3行A列のパレット16を第3行G列に移動させることにより、第3行A列から第3行E列の区間を空き領域として通過経路8を形成できる。
これらのことから、リフト22に隣接する位置の格納棚(例えば、第3行E列)から格納棚18の一端(第3行A列)、及び一端と反対側の他端(第3行J列)に通過経路8を形成する場合に必要となる空棚の数の大きい方の値を閾値に設定すれば、リフト22位置から一方側にのみ通過経路8が形成されている場合であっても、パレット16の移動によって他方側にも通過経路8を形成できる。
搬送制御部60は、パズル制御を行って形成された通過経路8を介して、ターゲットパレット16bを目標位置まで搬送する。パレット16の搬送方法については第1の実施形態と同様であるため詳細は省く。
これにより、格納庫20の一端から、リフト22またはリフト22と隣接する格納棚18まで通過経路8が確保されるので、格納庫20の一端からリフト22までの間は、通過経路8を介してターゲットパレット16bを目標位置まで速やかに搬送することができる。また、格納庫20の一端と反対側の他端からリフト22までの通過経路8を確保する場合には、他端側からリフト22までに配置されているパレット16を、リフト22またはリフト22に隣接する格納棚18から一端までの区間の格納棚(つまり、通過経路8を形成している空棚)18に送ることにより、他端側からリフト22までをパレット16の通過経路8とすることができ、他端側からリフト22までの間においても、通過経路8を介してターゲットパレット16bを目標位置まで速やかに搬送することができる。
なお、長尺方向である「行」方向に通過経路8を形成することに限らず、短尺方向である「列」方向に通過経路8を形成することとしてもよい。
また、上述した実施形態においては、行を長尺方向とし、列を短尺方向として例に挙げて説明するが、行と列の格納棚が同数であってもよいし、行と列の長尺が逆になっていてもよい。ここでは、リフト22に隣接する「行」方向に通過経路8を形成することとして説明していたが、これに限定されず、リフト22に隣接する「列」方向に通過経路8を形成することとしてもよい。
〔第3の実施形態〕
以下、本発明の第3の実施形態について図1、図4、図5、及び図16から図18を用いて説明する。本第3の実施形態に係る機械式駐車装置10は、複数の格納庫18が、水平面内で各格納庫間を連結格納棚によってパレット搬送可能に接続されている点で、第1の実施形態、第2の実施形態と異なる。以下、第1の実施形態、第2の実施形態と共通する点については説明を省略し、異なる点について主に説明する。また、符号についても図1、図4、及び図5と共通する部分は共通する符号を用いる。
図16に示されるように、本実施形態にかかる機械式駐車装置は、複数の格納庫20a,20bが、同じ層の水平面内で各格納庫間を連結格納棚Pによってパレット中継し、パレットが通過可能に接続されている。本実施形態においては、格納庫20aにターゲットパレット16bが配置されており、ターゲットパレット16bの搬送先の目標位置が格納庫20bに配置されているとして、説明する。
搬送制御部60は、ターゲットパレット16bを目標位置に搬送するための中継点となる1個以上の格納棚18を設け、ターゲットパレット16bの搬送先である目標位置を第1目標位置とし、中継点となる格納棚18を第2目標位置とし、通過経路8は、第1目標位置及び全ての第2目標位置を含んで形成される。本実施形態においては、連結格納棚Pを第2目標位置として、通過経路8を形成する。
また、搬送制御部60は、一の格納庫(例えば、格納庫20a)から、一の格納庫(例えば、格納庫20a)以外の他の格納庫(例えば、格納庫20b)にパレットを移動させることで、一の格納庫(例えば、格納庫20a)の空き領域の格納棚18の数が調整できる。
例えば、図17は、紙面左右に格納庫があり、紙面左右の格納庫が第3行F列の連結格納棚Pで連結されている。図17(a)では、第1行A列から第5行E列の紙面左側の格納庫20aには4個の空棚と1個のリフト22(図17では「L」と示す)があり、第1行G列から第5行K列の紙面右側の格納庫20bには4個の空棚と1個のリフト22が示されている。格納庫20aにある第3行A列及びB列の2個のパレット16を、格納庫20bに移動させると、図17(b)のようなレイアウトになる。そうすると、図17(b)に示されるように、格納庫20aは空棚が6個となり、格納庫20bは空棚が2個となる。このように、同層に格納庫20a,20bが連結格納棚Pによって連結されている場合に、空棚の数が調整できる。
搬送制御部60は、各格納庫20a,20b、格納棚18及びパレット16の状態を示す棚データを取得し、格納庫20a,20bの空棚の合計数が閾値未満の場合に、機械式駐車装置10が現在の空棚を利用したパズル処理を行う「通常モード」と判定する。格納庫20a,20bの空棚の合計数が閾値以上の場合に、機械式駐車装置10が「走行路モード」と判定し、HDD46から読み出される通過経路8の配置位置及び配置形状のパターン情報に基づいて、通過経路8を形成する。なお、上述した他の実施形態と同様に、搬送制御部60は、空棚の位置情報と、パレット16の目標位置と、ターゲットパレット16bの位置に基づいて動的に通過経路8を形成してもよい。搬送制御部60は、形成された通過経路8を介してターゲットパレット16bを目標位置まで搬送する。
本実施形態においては、「走行路モード」になる場合に、連結格納棚Pは空棚であり、格納庫20a及び格納庫20bはそれぞれ空棚を少なくとも1つ以上備えていることが好ましい。
以下に、本実施形態に係る制御装置10の作用を説明する。
本実施形態においては、連結格納棚Pを含む通過経路8は、図16に示されるように、第3行C列から第3行I列の区間に形成される場合を例に挙げて、ターゲットパレット16bを第1目標位置に移動させる手順を説明する。
ここで、第2行B列の●印をターゲットパレット16bとし、第3行I列の○印を目標位置とし、車両12の載置によらずパレット16が配置されている格納棚18は網掛けしており、空き領域となっている格納棚18(空棚)は白抜き表示する。
格納庫20a,20bの空棚の合計数が閾値未満の場合には、「通常モード」と判定され、ターゲットパレット16b(●印)が現在の空棚を利用したパズル制御され、第1目標位置である格納庫20bの第3行I列まで搬送される。格納庫20a,20bの空棚の合計数が閾値以上の場合には、「走行路モード」と判定され、HDD46から読み出されるパターン情報に基づいて、第2目標位置である連結格納棚Pを含み、第1目標位置である第3行I列までを接続する通過経路8が形成され、通過経路8を介してターゲットパレット16が搬送される。
読み出されたパターン情報に基づいて、連結格納棚P(第2目標位置)が配置される第3行のC列からI列までを通過経路8とする場合に、第2行B列のターゲットパレット16bは、所定の領域内の格納棚18によってパズル制御が行われ、通過経路8の一端である第3行C列に移動させる。第3行C列に移動させたターゲットパレット16b(○´印)は、第2目標位置を含む通過経路8を通して第3行I列まで移動させる。これにより、ターゲットパレット16bを第1目標位置である格納庫20bの第3行I列に速やかに移動できる。
このように、複数の格納庫20a,20bが連結格納棚Pによって連結されている場合に、連結格納棚Pを第2目標位置として、連結格納棚Pを含ませるように通過経路8を形成することによって、格納庫間のパレットの搬送を効率化し、パレット搬送を確実に行うことができる。
〔変形例〕
なお、本実施形態においては、複数の格納庫が2個の場合を用いて説明していたが、複数の格納庫は2個に限定されず、3個以上であってもよい。例えば、図18に示されるように4個の格納庫20c,20d,20e,20fとし、それぞれを連結する連結格納棚を連結格納棚P1,P2,P3,P4とし、格納庫20cのターゲットパレット16b(●印)を、第1目標位置である格納庫20fの第10行I列に移動させる場合を例に挙げて説明する。
第1目標位置となる格納庫20fは、ターゲットパレット16bが配置されている格納庫20cとは異なる格納庫である。空棚が所定の閾値以上となった場合には、「走行路モード」とされる。走行路モードになると、現在の棚データと目標位置とターゲットパレット16bの位置とに応じた適切なパターン情報が、HDD46から読み出される。
連結格納棚P1,P2が第2目標位置とされることが読み出された場合には、連結格納棚P1,P2を含んだ通過経路8が形成される(図18参照)。また、ターゲットパレット16bから第1目標位置までの移動距離が等しい等の理由により、予備の経路として、連結格納棚P3,P4を第2目標位置として読み出された場合には、図18に示されるように、連結格納棚P3,P4を含んだ通過経路8が形成されてもよい。
本実施形態においては、P1からP4の全ての連結格納棚を含んで通過経路8を形成することとするが、格納庫20c→格納庫20d→格納庫20fの経路のみとする通過経路8としてもよいし、或いは、第2目標位置が連結格納棚P3,P4のみである場合には、格納庫20c→格納庫20e→格納庫20fの経路のみとする通過経路8を形成することとしてもよい。通過経路8の決定は、上述した第1の実施形態及び第2の実施形態と同様に、HDD46に格納されている通過経路8の配置位置や配置形状等の適切なパターン情報が読み出されて行われてもよいし、空棚の位置情報を含む棚データと目標位置とターゲットパレット16bとの位置に応じて、CPU40により動的に計算されて決定されてもよい。
これにより、第3行C列から第3行I列、第3行I列から第10行I列、第10行C列から第10行I列、及び第3行C列から第10行C列に通過経路8が形成される。
所定の領域内でパズル制御が行われ、第2行B列のターゲットパレット16b(●印)が、通過経路8の一端である第3行C列に移動される。○´印の位置に移動されたターゲットパレット16bは、第3行に配置された通過経路8を介して第3行I列に移動される(○´´印)。○´´印の位置に移動されたターゲットパレット16bは、I列に配置された通過経路8を介して第10行I列に移動される。
このようにして、第1目標位置である第10行I列にターゲットパレット16bが移動される。ターゲットパレット16を第1目標位置に搬送後は、次のターゲットパレット16b、次の第1目標位置、次の第2目標位置に応じて通過経路8を再形成する。
また、例えば、第10行I列に到達したターゲットパレット16bを第13行K列のリフト22に移動させる場合には、格納庫20fの空棚を用いてパズル制御によって移動させる。
このように、複数の格納庫20a,20b,20c,20dが連結格納棚P1,P2,P3,P4で連結されており、ターゲットパレット16bから第1目標位置までの経路が複数ある場合であっても、第2目標位置を含ませて通過経路8を形成することによって、格納庫間のパレット搬送の効率化が図れる。
〔第4の実施形態〕
以下、本発明の第3の実施形態について図1、図4、図5、及び図19及び図20を用いて説明する。本第3の実施形態に係る機械式駐車装置10は、条件に応じて通過経路8を形成する点で、第1の実施形態、第2の実施形態、及び第3の実施形態と異なる。以下、第1の実施形態、第2の実施形態、第3の実施形態と共通する点については説明を省略し、異なる点について主に説明する。また、符号についても図1、図4及び図5と共通する部分は共通する符号を用いる。
搬送制御部60は、通過経路8の位置を、通過経路8に隣接する格納棚18の数が最大になるという第1条件と、各格納棚18から通過経路8までの格納棚18間の移動距離の総和が最小になるという第2条件のうち、少なくともどちらか一方の条件に基づいて決定される位置に設ける。
図19には、1個のリフト22と、8個の空棚がある機械式駐車装置10において、通過経路8の配置パターンに応じた、各格納棚18から通過経路8に到達するまでの移動距離を示している。格納棚18から通過経路8に到達するまでの移動距離とは、例えば、格納棚を1つ移動した場合には、移動距離「1」とし、数が大きいほど通過経路8までの手数が増える格納棚18であることを示す。また、リフト22に隣接する格納棚18に配置されるパレット16は、リフト22に移動可能であるため、リフト22に隣接する格納棚18の移動距離も「1」として示している。
図19の(a)〜(d)はいずれも第5行E列にリフト22を配置しているが(図19では「L」と示す)、空棚の配置位置が異なっている。
図19(a)は、第1条件に一致する格納棚18は15個、第2条件の総和は55であり、図19(b)は、第1条件に一致する格納棚18は16個、第2条件の総和は48であり、図19(c)は、第1条件に一致する格納棚18は17個、第2条件の総和は51であり、図19(d)は、第1条件に一致する格納棚18は12個、第2条件の総和は63である。
本実施形態において、通過経路8を形成する場合に、第1条件を優先にする場合には、図19(c)の通過経路8の配置とすることが最適であり、第2条件を優先にする場合には、図19(b)の通過経路8の配置とすることが最適となる。
こうした第1条件及び第2条件等の各種条件と、いずれの条件を優先するかといった情報は、HDD46に格納されており、通過経路8が形成される場合に適宜読み出される。
このように、予め決められた条件に応じて、通過経路8の配置位置を選定できるようにすることにより、運用に適した通過経路の配置が可能となる。
〔変形例〕
また、リフトが1個の場合に限定されず、リフトが複数ある場合であっても、条件に応じた通過経路が形成できる。例えば、図20に示されるように、2個のリフト22と、10個の空棚がある機械式駐車装置10であってもよい。
図20は、第1行H列及び第5行A列にリフト22(図20では「L」と示す)が配置されており、各リフト22間がパレット16を通過可能に通過経路8が形成され、空棚の配置パターンに応じて、各格納棚18から通過経路8に到達するまでの距離を示している。
図20に示されるように、図20(a)は、第1条件に一致する格納棚18は16個、第2条件の総和は45であり、図20(b)は、第1条件に一致する格納棚18は16個、第2条件の総和は40であり、図20(c)は、第1条件に一致する格納棚18は13個、第2条件の総和は51であり、図20(d)は、第1条件に一致する格納棚18は13個、第2条件の総和は50である。
本実施形態においては、第1条件を優先にする場合には、図20(a)または図20(b)の通過経路8の配置とすることが最適であり、第2条件を優先にする場合には、図20(b)の通過経路8の配置とすることが最適となる。
このように、リフト22が複数であっても、予め決められた条件に応じて、通過経路8の配置位置を選定で、運用に適した通過経路8の配置が可能となる。
〔第5の実施形態〕
以下、本発明の第5の実施形態について図1、図4、図5、及び図21から図22を用いて説明する。本第5の実施形態に係る機械式駐車装置10は、前回のパレット搬送後の通過経路8によって区分けされる格納庫内をエリア分けし、ターゲットパレット16bと目標位置との配置位置に応じて搬送の方法を決定する点で、第1の実施形態、第2の実施形態、第3の実施形態、及び第4の実施形態と異なる。以下、第1の実施形態、第2の実施形態、第3の実施形態、第4の実施形態と共通する点については説明を省略し、異なる点について主に説明する。また、符号についても図1、図4及び図5と共通する部分は共通する符号を用いる。
搬送制御部60は、前回のパレットの搬送後に、格納庫20が、通過経路8によって複数のエリアに分けられており、ターゲットパレット16bと目標位置とが同じエリア内にあるか否かに応じて、ターゲットパレット16bを通過経路8を介して搬送するか否かを決定する。具体的には、搬送制御部60は、前回のパレットの搬送後に、格納庫20が、通過経路8によって複数のエリアに分けられており、ターゲットパレット16bと目標位置とが同じエリア内にあり、同じエリア内に空き領域となる格納棚18があると判定された場合には、ターゲットパレット16bは、通過経路8を介さずに、パズル制御によって目標位置に搬送させる。また、搬送制御部60は、ターゲットパレット16bと目標位置とが異なるエリア内にあると判定された場合には、ターゲットパレット16bは、目標位置または目標位置に隣接する位置に通過経路8を形成し、通過経路8を介してパレット搬送を行う。
ここで、本実施形態に係る制御装置24の作用を図21を例に挙げて説明する。
図21には、本実施形態に係る機械式駐車装置10の格納庫20が示されており、前回のパレット搬送後の通過経路8のレイアウトの一例が示されている。ここで、第1行A列、第8行A列、及び第8行H列にリフト22(図21では「L」と示す)が示されており、第7行C列にターゲットパレット16b(●印)が配置されており、第1行H列の位置を目標位置とする。
図21(a)に示されるように、前回のパレット搬送後に通過経路8が格納庫20に対して十字に設けられており、通過経路8によって格納庫20が4個のエリア(例えば、エリアW,エリアX,エリアY,エリアZ)に分けられている場合には、ターゲットパレット16bの配置位置と、目標位置とが同じエリア内にあるか否かが判定される。
図21(a)の例では、エリアYのターゲットパレット16bをエリアXの目標位置(第1行H列)に搬送させるので、ターゲットパレット16bと目標位置とは同じエリアでないと判定される。ターゲットパレット16bと目標位置とが同じエリアでないと判定された場合には、目標位置または目標位置に隣接する格納棚18を含むように通過経路8が形成される。つまり、図21(b)に示されるように、第1行F列及びG列を空棚にするべく、第3行F列及びG列のパレット16を第4行F列及びG列に移動させ、これによって空棚となった第3行F列及びG列には第2行F列及びG列のパレット16を移動させ、これによって空棚となった第2行F列及びG列には第1行F列及びG列のパレット16を移動させることにより、第1行E列から第1行G列をパレット16が通過可能な通過経路8とすることができる。
また、図22に示されるように、前回のパレット搬送後に形成された通過経路8によって分けられた複数のエリアのうち、ターゲットパレット16b(●印)の配置位置と、目標位置(例えば、第8行A列のリフト22)とが同じエリア内にあり、空棚が同じエリア内にあると判定された場合(例えば、第8行A列のリフト22を空棚として利用可能である)には、ターゲットパレット16bは、パズル制御によってターゲットパレット16bを目標位置である第8行A列のリフト22に搬送させ、通過経路8を介さない。
ターゲットパレット16bの配置位置と目標位置の配置位置が同じエリア内にある方が、区分けされた他のエリアに跨っている場合と比較して移動距離は短く、かつ、通過経路8を介すよりもパズル制御を行う方が移動距離(手数)が少ない場合には、パズル制御をしてもよく、これにより簡便にパレット搬送できる。
このように、本実施形態によれば、ターゲットパレット16bの配置位置と、目標位置と、現在のレイアウトと、前回のパレット搬送で形成された通過経路8によって区分けされたエリアの情報とに基づいて、通過経路8を形成するかパズル制御をするかを選定してもよい。
以上、本発明の実施形態について説明したが、発明は上述の実施形態に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲において種々変形実施が可能である。
なお、第1の実施形態から第5の実施形態を適宜組み合わせて実施してもよい。例えば、第1の実施形態の構成に第2の実施形態の構成を組み合わせてもよいし、第1の実施形態の構成から第5の実施形態の構成を組み合わせてもよい。
10 機械式駐車装置
12 車両
14 リフト(昇降装置)
16 パレット
16a 空パレット
16b ターゲットパレット
24 制御装置
60 搬送制御部
61 格納制御部

Claims (16)

  1. 格納物を入出庫させる入出庫部と、
    前記格納物を載せて搬送するためのパレットが配置された複数の格納棚及び前記パレットが配置されない空き領域となる1つ以上の格納棚が格子状に配置された格納庫と、
    前記入出庫部と前記格納庫の間を昇降して前記パレットを搬送する1つ以上の昇降装置と、
    を備え、
    前記パレットが前記格納棚間を水平面内で縦方向及び横方向に移動することで、前記格納庫内で前記格納物の搬送を行うパズル式格納庫の制御装置であって、
    移動させる対象の前記パレットであるターゲットパレットの搬送先を目標位置とし、前記目標位置または前記目標位置に隣接する前記格納棚を含む前記空き領域の前記格納棚を、前記パレットを通過可能に配置させて前記パレットの通過経路を形成し、前記ターゲットパレットを、前記通過経路を介して前記目標位置に搬送する搬送制御手段を具備し、
    前記搬送制御手段は、前記空き領域の前記格納棚の数が閾値以上となった場合に、前記パレットの前記通過経路を形成する制御装置。
  2. 前記搬送制御手段は、前記目標位置が配置される位置に応じて前記通過経路を形成する請求項1に記載の制御装置。
  3. 前記搬送制御手段は、前記通過経路に隣接する前記格納棚の数が最大になるという第1条件と、各前記格納棚から前記通過経路までの前記格納棚の移動距離の総和が最小になるという第2条件のうち、少なくともどちらか一方の条件に基づいて決定される位置に前記通過経路を設ける請求項1または請求項2に記載の制御装置。
  4. 前記格納庫は、前記格納物の載置されていない前記パレットである空パレットを格納するパレットスタッカーを1つ以上設け、
    前記パレットスタッカーに前記空パレットを格納させる格納制御手段を具備する請求項1から請求項のいずれかに記載の制御装置。
  5. 前記パレットスタッカーは、前記空パレットを格納する格納スロットを複数備え、最下段の前記格納スロットは前記空パレットが通過可能にされており、
    前記格納制御手段は、前記パレットスタッカーの最上段の前記格納スロットから順に前記空パレットを格納する請求項に記載の制御装置。
  6. 複数の前記格納庫が、水平面内で各前記格納庫間を連結格納棚によって前記パレットを通過可能に接続されている場合、または、複数の前記格納庫が、垂直方向に各前記格納庫間を前記昇降装置によって前記パレットを昇降可能に接続されている場合において、前記搬送制御手段は、一の前記格納庫から、一の前記格納庫以外の他の前記格納庫に前記パレットを移動させることで、一の前記格納庫の前記空き領域の前記格納棚の数を調整する請求項1から請求項のいずれかに記載の制御装置。
  7. 前記目標位置が、前記パレットスタッカーである請求項から請求項のいずれかに記載の制御装置。
  8. 前記目標位置が、前記昇降装置である請求項1から請求項のいずれかに記載の制御装置。
  9. 前記ターゲットパレットを前記目標位置に搬送するための中継点となる1個以上の前記格納棚を設け、
    前記ターゲットパレットの搬送先である前記目標位置を第1目標位置とし、
    前記中継点となる前記格納棚を第2目標位置とし、
    前記通過経路は、前記第1目標位置及び全ての前記第2目標位置を含んで形成される請求項1から請求項のいずれかに記載の制御装置。
  10. 前記パズル式格納庫に、前記昇降装置が1つ備えられている場合には、前記パレットの前記通過経路内に前記昇降装置を設ける請求項1から請求項のいずれかに記載の制御装置。
  11. 前記パズル式格納庫に、前記昇降装置が複数備えられている場合には、前記パレットの前記通過経路に全ての前記昇降装置を含めない請求項1から請求項のいずれかに記載の制御装置。
  12. 前記通過経路は、前記目標位置または前記目標位置と隣接する前記格納棚から、前記格納庫の一端までの前記格納棚の個数が最も多くなる方向の一端に、前記空き領域の前記格納棚が延伸されて形成される請求項1から請求項11のいずれかに記載の制御装置。
  13. 前回の前記パレットの搬送後に、前記格納庫が、前記通過経路によって複数のエリアに分けられており、前記ターゲットパレットと前記目標位置とが同じ前記エリア内にあるか否かに応じて、前記ターゲットパレットを前記通過経路を介して搬送するか否かが決定される請求項1から請求項12のいずれかに記載の制御装置。
  14. 請求項1から請求項13のいずれかに記載の制御装置を備えた機械式駐車装置。
  15. 格納物を入出庫させる入出庫部と、
    前記格納物を載せて搬送するためのパレットが配置された複数の格納棚及び前記パレットが配置されない空き領域となる1つ以上の格納棚が格子状に配置された格納庫と、
    前記入出庫部と前記格納庫の間を昇降して前記パレットを搬送する昇降装置と、
    を備え、
    前記パレットが前記格納棚間を水平面内で縦方向及び横方向に移動することで、前記格納庫内で前記格納物の搬送を行うパズル式格納庫の制御方法であって、
    移動させる対象の前記パレットであるターゲットパレットの搬送先を目標位置とし、前記目標位置または前記目標位置に隣接する前記格納棚を含む前記空き領域の前記格納棚を、前記空き領域の前記格納棚の数が閾値以上となった場合に前記パレットを通過可能に配置させて前記パレットの通過経路を形成し、前記ターゲットパレットを、前記通過経路を介して前記目標位置に搬送するパズル式格納庫の制御方法。
  16. 格納物を入出庫させる入出庫部と、
    前記格納物を載せて搬送するためのパレットが配置された複数の格納棚及び前記パレットが配置されない空き領域となる1つ以上の格納棚が格子状に配置された格納庫と、
    前記入出庫部と前記格納庫の間を昇降して前記パレットを搬送する昇降装置と、
    を備え、
    前記パレットが前記格納棚間を水平面内で縦方向及び横方向に移動することで、前記格納庫内で前記格納物の搬送を行うパズル式格納庫の制御プログラムであって、
    移動させる対象の前記パレットであるターゲットパレットの搬送先を目標位置とし、前記目標位置または前記目標位置に隣接する前記格納棚を含む前記空き領域の前記格納棚を、前記空き領域の前記格納棚の数が閾値以上となった場合に前記パレットを通過可能に配置させて前記パレットの通過経路を形成し、前記ターゲットパレットを、前記通過経路を介して前記目標位置に搬送する処理をコンピュータに実行させるためのパズル式格納庫の制御プログラム。
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