JP4232931B2 - 段積みパズル駐車装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、リフト装置内にパレットの段積み装置を有するパズル駐車装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
図10に模式的に示すように、マトリックス状に区画された区画スペースに車両を積載するパレット1を配置し、1つ以上の空きスペース(パレットの載っていないスペース)2を利用して各パレットを横または縦方向に繰り返し移動させて所定の位置まで搬送する駐車装置が提案され、一部で実施されている(例えば、特開平2−115466号、特開平2−115467号、特開平2−115468号)。この駐車装置は、空きスペース2を利用して任意のパレットを所定の位置まで移動させることから、15ゲームパズルに似ている。以下、かかる駐車装置を「パズル駐車装置」と呼ぶ。また縦方向とは車両の前後方向を示し、横方向とは車両の横方向をいう。車両を載せる装置、例えばパレットの縦方向とは車両を載せた場合の車両の前後方向をいい、横方向とは車両を載せた場合の車両の幅方向をいう。
【0003】
また、従来のパズル駐車装置は、パレット1の下面に直交するレールを備え、このレールを支持・ガイドしながら駆動ローラで駆動して、パレット1を横または縦方向に移動させる。更に、駐車装置は1層または複数層に設けられ、リフト装置3でパレット1を入出庫口4へ垂直に搬送するようになっている。なお、図10の(A)は平面図、(B)は断面図である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上述したパズル駐車装置では、パレットの乗らない空きスペース2を1箇所とした場合、パレットの入れ替えに時間がかかり過ぎるという欠陥があった。またこの欠陥を解決するために、空きスペース2を2箇所以上とすると、その分収容台数が減少してしまう。すなわち、空きスペースが少ないと特定のパレットを所定の位置(例えばリフト位置)まで移動させるのに、パレットの入れ替えを繰り返す必要があるため入出庫に時間がかかる。また、逆に空きスペースを多くすると、円滑性は向上するが、その分収容台数が減少するという欠陥があった。
【0005】
かかる問題点を解決するために、本発明の出願人は先に、駐車台数が少ない場合に空きスペースを随時増やすことができ、これにより、最大駐車台数を減らすことなく、車の入出庫時間を短縮でき、円滑性を高めることのできるパズル駐車装置を創案し出願した(特願平11−25775未公開)。
【0006】
この装置は、図11、図12に模式的に示すように、パレット1を入出庫口から格納階まで垂直に搬送するリフト装置12と、格納階のリフト装置に隣接して位置する段積みバッファ棚14と、リフト装置及び段積みバッファ棚に隣接して平面的に配置された複数の縦横送り棚16とを備え、これにより、複数の空パレット(車両の載っていないパレット、車両の載ったパレットは実車パレット)を段積みバッファ棚14で段積みして、段積みバッファ棚上またはこれに隣接する縦横送り棚16上に収容し、パレットを載せない縦横送り棚(空きスペース)を随時増やしてその上に実車パレット1bを収容するものである。
【0007】
しかし、この装置は、最大駐車台数を減らすことなく、車の入出庫時間を短縮でき、円滑性を高めることができるものの、段積みバッファ棚14がリフト装置12に隣接し、かつこの段積みバッファ棚14では横送りまたは縦送りのいずれか一方ができないため、特に満車に近い状態で実車パレット1bの移送順序が制限され、車両の入出庫がスムーズにできず、円滑性が損なわれるという問題点があった。
【0008】
本発明は上述の問題点に鑑みてなされたもので、空きスペースの数を増減でき、満車に近い駐車状態でも車両の入出庫をスムーズにでき、最大駐車台数を減少させることなく、入出庫時間を短縮でき円滑性を高めることのできるパズル駐車装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1の発明では、パレットを入出庫口から駐車階に昇降させるリフト装置と、各駐車階に配置されリフト装置とパレットの受渡しをする縦横送り棚と、を備え、リフト装置はパレットを水平面で縦横に送る装置と空パレットを下部に段積みする装置を有し、縦横送り棚はパレットを水平面で縦横に送る装置を上面に有し、これにより空パレットを段積みしてリフト装置に格納し、空パレットの乗らない縦横送り棚の数を調整できるようにし、前記リフト装置は、横方向の間隔を調整可能な2列の縦ローラと、縦方向の間隔調整可能な2列の横ローラと、縦方向に伸縮し縦方向に対向して設けられたツメと、横ローラとツメを縦方向に移動可能に支持し昇降可能な昇降枠と、を備える
【0010】
駐車台数が少く車両の乗っていない空パレットが多いときは空パレットをリフト装置の段積み装置に収納する。このようにして空きスペースを多くして縦横送り棚上のパレットの入れ替えをスムーズに行なう。駐車台数が多くなるに従いリフト装置から空きパレットを取り出し、実車パレットとして縦横送り棚に移載する。段積み装置はリフト装置内にあるため、入出庫でパレットを縦横送り棚上で入れ替え作業を行なう際に支障とはならない。これにより最大駐車台数を減少させることなく、入出庫時間を短縮でき円滑性を高めることができる。
【0012】
リフト装置にパレットを縦方向から載せる場合は、縦ローラの間隔をパレットの幅より狭くしてパレットを支持する。この状態で縦方向に取り出す場合は縦ローラ上を移動して出す。また横方向に取り出す場合は横ローラの間隔をパレットの縦方向の長さより短くし、横ローラを縦ローラより僅かに高くしてパレットを横ローラに移して横方向に移動する。次に、リフト装置にパレットを横方向から載せる場合は、横ローラの間隔をパレットの縦方向の長さより狭くし、かつ縦ローラより僅かに高くしてパレットを支持する。この状態で横方向に取り出す場合は横ローラ上を移動して出す。また縦方向に取り出す場合は縦ローラの間隔をパレットの幅より短くし、横ローラを縦ローラより低くしてパレットを縦ローラに移して縦方向に移動する。
【0013】
次に、リフト装置に空パレットを段積みする場合を説明する。空パレットが縦ローラに載っている場合は、ツメを空パレットの下に差し込み、昇降枠を上昇してツメで空パレットを支持した後、縦ローラの間隔をパレットの幅より広くするとともに横ローラの間隔をパレットの縦方向の長さより広くして昇降枠を降下し、空パレットを段積みする。空パレットが横ローラに載っている場合は、縦ローラの間隔をパレットの幅より広くし、ツメを空パレットの下に差し込み、横ローラの間隔をパレットの縦方向の長さより広くしてツメで空パレットを支持した後、昇降枠を降下して、空パレットを段積みする。
【0014】
次に、段積みされた空パレットを取り出す場合を説明する。縦ローラの間隔をパレットの幅より広くした後、取り出そうとする空パレット(段積みで取り出す場合は最下段の空パレット)の下にツメを入れ、昇降枠を上昇し空パレットを縦ローラより高くする。空パレットを縦ローラで移動する場合は、縦ローラの間隔をパレットの幅より狭くし、昇降枠を下げて縦ローラに空パレットを移し、ツメの間隔を広げてパレットから抜く。空パレットを横ローラで移動する場合は、横ローラの間隔をパレットの縦方向の長さより狭くした後、ツメの間隔を広げて空パレットを横ローラに移し、昇降枠を降下して横ローラを縦ローラより僅かに高くして、空パレットの横移動を行なう。
【0015】
上記目的を達成するため、請求項2の発明では、パレットを入出庫口から駐車階に昇降させるリフト装置と、各駐車階に配置されリフト装置とパレットの受渡しをする縦横送り棚と、を備え、リフト装置はパレットを水平面で縦横に送る装置と空パレットを下部に段積みする装置を有し、縦横送り棚はパレットを水平面で縦横に送る装置を上面に有し、これにより空パレットを段積みしてリフト装置に格納し、空パレットの乗らない縦横送り棚の数を調整できるようにし、前記リフト装置は、駐車台数が少く空パレットが縦横送り棚にある場合、空パレットを収納能力数まで段積みした後、この段積み空パレットを縦横送り棚に移動し、さらに空パレットを格納する。
【0016】
リフト装置の収納能力数以上の空パレットを段積みして、空きスペースを多くし、縦横送り棚でのパレットの移動をスムーズに行なう場合は、リフト装置で段積みした空パレットを縦横送り棚に移動して、さらにリフト装置で段積みを行なう。これにより、リフト装置の空パレット収納能力が少くても、収納能力以上の空パレットを段積みし、空きスペースを多くすることができる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
図1は本発明のバズル駐車装置の一つの駐車階を模式的に示した平面図である。また図2は図1のX−X断面図である。なお、各図において共通する部分には同一の符号を付し、重複した説明を省略する。図1に示すように段積みパズル駐車装置の各駐車階は、格子状に仕切られた区画に、1台のリフト装置12と、複数の縦横送り棚16を配置して構成される。リフト装置12は下部に空パレット1aを段積みして収納するため、図2に示すように最下階のリフト下部は収納スペース分深く掘られた形状となっている。本実施形態では地上1階と地下1階の場合を示すが各階の構成は同じなので、何階の駐車階を有する駐車装置にも適用できる。
【0018】
縦横送り棚16はパレット1(空パレット1aと実車パレット1b)を格納するスペースであり、その上に縦横送り機構18を備えている。図1で十文字の矢印は縦横送り機構18を示す。パレット1の載っていない縦横送り棚16を空きスペースという。図1では縦横送り棚16が19個で、空きスペースが2個の場合を示す。なお、リフト装置12も縦横送り機構を備えている。かかる装置により、空きスペースを利用して、リフト装置12よりパレット1を所望の縦横送り棚16に移動し、また所望の位置の縦横送り棚16上のパレット1をリフト装置12に移動することができる。この際空きスペースの数が多いと移動が短時間で行われる。
【0019】
図3は縦横送り棚16に設けられた縦横送り機構18の構成の一例を示す。縦横送り機構18は、縦方向(図では左右方向)と横方向(図では上下方向)に直交して設けられたレール18aと、その交差位置に設けられた回転レール18bからなる。回転レール18bは90度回転し縦レールまたは横レールを接続する。また、パレット1にはレール18aにガイドされる車輪(図示せず)が設けられており、レール18aに沿って縦方向及び横方向に自由に移動できるようになっている。さらに縦横送り機構18は、図示しないパレット送り機構(例えばトンボ機構)を備え、パレット1を縦送り、または横送りするようになっている。縦横送り機構18はこの様な装置に限定されず、パレット1を縦横に送る装置であればよい。
【0020】
図4はリフト装置12の平面図を示し、図5は図4のX−X矢視図で縦ローラでパレットを移動する場合を示し、図6は図5のY−Y矢視図を示す。図7は図5と同じ矢視図であるが横ローラでパレットを移動する場合を示す。リフト装置12は四周に設けられた4本の支柱20と、この支柱20を結ぶ水平材21で枠組みを構成する。この支柱20の上端には図5に示すように吊り金具20aが設けられ、ワイヤに接続されて枠組みを昇降しリフト装置12を構成する。図4に示すように、パレット1の寸法よりやや大きな開口が設けられ、パレット1が上下できるようになっている。開口の外周縦方向にはパレット1を縦方向に送る複数の縦ローラ22aを1列に設けた縦ローラビーム23が対向して設けられている。各縦ローラビーム23は横方向に設けられたリニアガイド(直線状の移動を案内する装置)24により横方向に移動する。縦ローラビーム23はラック・ピニヨンによりアクチエータで駆動する縦ローラ移動装置25により横方向に移動する。縦ローラビーム23は縦ローラ22aを支持する軸受と縦ローラ22aを回転する駆動装置を内蔵している。図4でAは縦ローラビーム23が横方向内側に移動し、パレット1を縦方向に移動する状態を示し、Bは縦ローラビーム23が横方向外側に移動し、パレット1が開口を通過できる状態を示す。
【0021】
開口の外周横方向にはパレット1を横方向に送る複数の横ローラ22bを1列に設けた横ローラビーム26が対向して設けられている。横ローラビーム26は横ローラ22bを支持する軸受と横ローラ22bを回転する駆動装置を内蔵している。またツメ27を縦方向に出し入れしパレット1を下から支持するツメ支持ビーム28が設けられている。図6に示すように、横ローラビーム26は横ローラ支持ビーム29に設けられた縦方向のリニアガイド24により支持されている。ツメ支持ビーム28と横ローラ支持ビーム29はつなぎ材30で結合され、昇降枠31を構成する。昇降枠31は支柱20に設けられたリニアガイド24により昇降する。
【0022】
図4において、2本のツメ27は横部材32により結合され、ラック・ピニヨンによりアクチエータで駆動するツメ移動装置33により縦方向に移動する。横ローラビーム26はラック・ピニヨンによりアクチエータで駆動する横ローラ移動装置34により縦方向に移動する。また昇降枠31は支柱20に設けられたラックと昇降枠31に設けられたアクチエータを有する昇降枠昇降装置35により昇降する。なお、図4のCはツメ支持ビーム28を示し、Dは横ローラビーム26を示す。
【0023】
図5において、Aは縦ローラ22aによりパレット1を支持し移動する状態を示す。この場合、昇降枠31は下げてパレット1の縦移動に支障ないようにする。Bは横ローラ22bで支持した空パレット1aを下部に下げ、ツメ27で持ち替え、段積みを行なう状況を示す。Cは空パレット1aを段積みした状況を示す。
【0024】
次にリフト装置12の動作について説明する。リフト装置12にパレット1を縦方向から載せる場合は、縦ローラビーム23を横移動し、図4のAに示すように縦ローラ22aの間隔をパレット1の幅より狭くしてパレット1を支持する。この状態で縦方向に取り出す場合は縦ローラ22a上を移動して出す。また横方向に取り出す場合は横ローラビーム26を縦移動し、図4のDに示すように横ローラ22bの間隔をパレット1の縦方向の長さより短くし、さらに昇降枠31を上昇して横ローラ22bを縦ローラ22aより僅かに高くしてパレット1を横ローラ22bに移して横方向に移動する。
【0025】
次に、リフト装置12にパレット1を横方向から載せる場合は、横ローラビーム26を縦移動して横ローラ22bの間隔をパレット1の縦方向の長さより狭くし、かつ昇降枠31を上昇して横ローラ22bを縦ローラ22aより僅かに高くしてパレット1を支持する。この状態で横方向に取り出す場合は横ローラ22b上を移動して出す。また縦方向に取り出す場合は縦ローラビーム23を横移動し縦ローラ22aの間隔をパレット1の幅より短くし、昇降枠31を降下して横ローラ22bを縦ローラ22aより低くしてパレット1を縦ローラ22aに移して縦方向に移動する。
【0026】
次に、リフト装置12に空パレット1aを段積みする場合を説明する。空パレット1aが縦ローラ22aに載っている場合は、ツメ移動装置33を駆動してツメ27を空パレット1aの下に差し込み、昇降枠31を上昇してツメ27で空パレット1aを支持した後、縦ローラビーム23を横移動して縦ローラ22aの間隔をパレット1の幅より広くするとともに、横ローラビーム26を縦移動して横ローラ22bの間隔をパレット1の縦方向の長さより広くして昇降枠31を降下し、空パレット1aを段積みする。図7のBはこのようにして段積みした状態を示す。
【0027】
空パレット1aが横ローラ22bに載っている場合は、縦ローラビーム23を横移動して縦ローラ22aの間隔をパレット1の幅より広くし、ツメ移動装置33を駆動してツメ27を空パレット1aの下に差し込み、横ローラビーム26を縦移動して横ローラ22bの間隔をパレット1の縦方向の長さより広くしてツメ27で空パレット1aを支持した後、昇降枠31を降下して、空パレット1aを段積みする。この場合、空パレット1aを横ローラ22bに載せた状態で降下し、段積みする直上でツメ移動装置33を駆動してツメ27を空パレット1aの下に差し込み、横ローラビーム26を縦移動して横ローラ22bの間隔をパレット1の縦方向の長さより広くしてツメ27で空パレット1aを支持した後、段積みしてもよい。図7のAとBはこのような状況を示す。
【0028】
次に、段積みされた空パレット1aを取り出す場合を説明する。縦ローラビーム23を横移動して縦ローラ22aの間隔をパレット1の幅より広くした後、取り出そうとする空パレット(段積みで取り出す場合は最下段の空パレット)1aの下にツメ移動装置33を駆動してツメ27を入れ、昇降枠31を上昇し空パレット1aを縦ローラ22aより高くする。空パレット1aを縦ローラ22aで移動する場合は、縦ローラビーム23を横移動して縦ローラ22aの間隔をパレット1の幅より狭くし、昇降枠31を下げて縦ローラ22aに空パレット1aを移し、ツメ移動装置33を駆動してツメ27の間隔を広げて空パレット1aから抜く。空パレット1aを横ローラ22bで移動する場合は、横ローラビーム26を縦移動して横ローラ22bの間隔をパレット1の縦方向の長さより狭くした後、ツメ移動装置33を駆動してツメ27の間隔を広げて空パレット1aを横ローラ22bに移し、昇降枠31を降下して横ローラ22bを縦ローラ22aより僅かに高くして、空パレット1aの横移動を行なう。
【0029】
このように構成されたリフト装置12と縦横送り棚16を備えた駐車階の入出庫について説明する。駐車台数が少ないときは、空パレット1aを載せた縦横送り棚16から空パレット1aをリフト装置12に移動し段積みして格納する。格納する空パレット数は格納能力数(パレット5台程度)まで格納する。これにより空きスペースが多くなるのでパレット1の移動が迅速に行われ、入出庫時間が短縮される。駐車台数が多くなり、縦横送り棚16に空パレット1aが少くなったら、段積みパレットから1台づづ取り出し実車パレット1bとして縦横送り棚16に移送する。このようにして少なくても1個(入出庫の時間を考慮して2個程度)の空きスペースを残して満車にすることができる。
【0030】
なお、駐車台数が少く、縦横送り棚16に空パレット1aが多いときは、リフト装置12の収納能力以上の段積みを行なうことができる。リフト装置12で収納能力数まで空パレットを段積みしたら、この段積みパレットを1つの縦横送り棚16に移送し、再びリフト装置12で空パレットの段積みを行なう。駐車台数が多くなり、縦横送り棚16に空パレット1aが少くなると、先ずリフト装置12内の段積みパレットを取り出し、次に縦横送り棚16に移動した段積みパレットをリフト装置12に戻して、1づつ空パレット1aを取り出してゆく。
【0031】
本発明では段積み装置をリフト装置12に内蔵したので、段積み装置を縦横送り棚16に載置する装置よりも入出庫時間が短縮される。図8は本発明のパズル駐車装置の作動順序の説明図であり、図9は段積み装置を縦横送り棚16に載置した装置の作動順序の説明図である。図8、図9では紙面の都合上、図1の配置を90度回転した配置としている。空きスペースは3個とし、A,B2個の実車パレット1bをリフト装置12まで移動する。図9でCで示す位置に段積み装置があり、満車となってきたので、段積み装置には1個の実車パレット1bのみが載っている。
【0032】
図8において、初期状態1からA,B2個の実車パレット1bを空きスペースを利用してリフト装置12まで11ステップで移動してゆく。これに対し、図9においては、図8と同じ初期状態1からA,B2個の実車パレット1bを空きスペースを利用してリフト装置12まで12ステップで移動してゆく。このように本発明では、段積み装置を縦横送り棚16に設けた場合に比べ少ないステップ数でパレット1の移動をすことができる。
【0033】
従って、本発明の構成により、駐車台数が少ない場合は、リフト装置12内に空パレット1aを段積みして空きスペースを多くしパレット1の移送を迅速に行なうことができるので、入出庫を短時間で行なうことができる。リフト装置12の空パレット収納能力を越えた場合は段積みした空パレット1aを縦横送り棚16に移動することにより、さらに空きスペースを増加することができる。また、駐車台数が増加し、満車状態になってきても段積み装置が縦横送り棚16に載置されてないので、これによるパレット1の移動制限がなく、入出庫がスムーズに行われる。
【0034】
【発明の効果】
以上の説明より明らかなように、本発明は、駐車台数が少ないときは空パレットの段積みにより空きスペースを随時増加でき、満車に近い状態でも段積み装置による移動の制限がないので、車両の入出庫をスムーズにできる。これにより最大駐車台数を減らすことなく車両の入出庫を短時間で行なうことができ、円滑性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態のパズル駐車装置の平面図を示す。
【図2】図1のX−X断面図である。
【図3】縦横送り機構の構成を示す図である。
【図4】リフト装置の平面図である。
【図5】図4のX−X矢視図で縦ローラでパレットを支持する状態を示す図である。
【図6】図5のY−Y矢視図で昇降枠を示す図である。
【図7】図4のX−X矢視図で横ローラでパレットを支持する状態を示す図である。
【図8】本実施形態のパレット移動の動作説明図である。
【図9】段積み装置を縦横送り棚に設けた装置のパレット移動の動作説明図である。
【図10】従来のパズル駐車装置の平面図(A)と断面図(B)である。
【図11】先行出願の段積みパズル駐車装置の模式的斜視図である。
【図12】先行出願の段積みパズル駐車装置の動作を示す図である。
【符号の説明】
1 パレット
1a 実パレット
1b 空パレット
2 空きスペース
3 リフト装置
4 出入口
12 リフト装置
14 段積みバッファ棚
16 縦横送り棚
18 縦横送り機構
20 支柱
22a 縦ローラ
22b 横ローラ
23 縦ローラビーム
24 リニアガイド
25 縦ローラ移動装置
26 横ローラビーム
27 ツメ
28 ツメ支持ビーム
31 昇降枠
33 ツメ移動装置
34 横ローラ移動装置
35 昇降枠昇降装置

Claims (2)

  1. パレットを入出庫口から駐車階に昇降させるリフト装置と、各駐車階に配置されリフト装置とパレットの受渡しをする縦横送り棚と、を備え、リフト装置はパレットを水平面で縦横に送る装置と空パレットを下部に段積みする装置を有し、縦横送り棚はパレットを水平面で縦横に送る装置を上面に有し、これにより空パレットを段積みしてリフト装置に格納し、空パレットの乗らない縦横送り棚の数を調整できるようにし
    前記リフト装置は、横方向の間隔を調整可能な2列の縦ローラと、縦方向の間隔調整可能な2列の横ローラと、縦方向に伸縮し縦方向に対向して設けられたツメと、横ローラとツメを縦方向に移動可能に支持し昇降可能な昇降枠と、を備えたことを特徴とする段積みパズル駐車装置。
  2. パレットを入出庫口から駐車階に昇降させるリフト装置と、各駐車階に配置されリフト装置とパレットの受渡しをする縦横送り棚と、を備え、リフト装置はパレットを水平面で縦横に送る装置と空パレットを下部に段積みする装置を有し、縦横送り棚はパレットを水平面で縦横に送る装置を上面に有し、これにより空パレットを段積みしてリフト装置に格納し、空パレットの乗らない縦横送り棚の数を調整できるようにし
    前記リフト装置は、駐車台数が少く空パレットが縦横送り棚にある場合、空パレットを収納能力数まで段積みした後、この段積み空パレットを縦横送り棚に移動し、さらに空パレットを格納することを特徴とする段積みパズル駐車装置。
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