JP4169176B2 - 段積みパズル駐車装置とその制御方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、段積みパズル駐車装置とその制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
図6に模式的に示すように、自動車を積載するパレット1を平面的に配列し、1つ以上の空きスペース2を利用して各パレットを繰り返し横又は縦方向へ移動させて所定の位置まで搬送する駐車装置が提案され一部で実施されている(例えば、特開平2−115466号、特開平2−115467号、特開平2−115468号公報)。この駐車装置は、空きスペース2を利用して特定のパレットを所定の位置まで移動させることから、15ゲームパズルに似ている。以下、かかる駐車装置を「パズル駐車装置」と呼ぶ。
【0003】
また、従来のパズル駐車装置は、パレット1の下面に直交するレ−ルを備え、このレ−ルを支持・ガイドしながら駆動ロ−ラで駆動して、パレット1を横又は縦方向に移動させる。更に、駐車装置は1層又は複数層に設けられ、リフト装置3でパレット1を出入口4へ垂直に搬送するようになっている。なお、図6の(A)は平面図、(B)は断面図である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上述したパズル駐車装置では、空きスペース2を1か所のみとした場合、パレットの入れ替えに時間がかかり過ぎる欠点があった。またこの欠点を解決するために、空きスペース2を2か所以上とすると、その分収容台数が減ってしまう問題点があった。
すなわち、パレットを全て平面的に配列しているので、最初に計画した空きスペースしか使用できず、空きスペースが少ないと特定のパレットを所定の位置(例えばリフト位置)まで移動させるのに、パレットの入れ替えを繰り返す必要があるため入出庫に時間がかかる。また、逆に空きスペースを多くすると、円滑性は向上するが、その分収容台数が減少するという欠点があった。
【0005】
この問題点を解決するために、本発明の出願人は先に「段積みパズル駐車装置」を創案し出願した(特願平11−25775号、未公開)。この段積みパズル駐車装置は、図7に模式的に示すように、リフト装置(12)に隣接して位置する段積みバッファ棚(14)と、リフト装置及び段積みバッファ棚に隣接して平面的に配置された複数の縦横送り棚(16)とを備え、複数の空パレットを段積みバッファ棚で段積みして、段積みバッファ棚上又はこれに隣接する縦横送り棚上に収容し、パレットを載せない縦横送り棚を随時増やしてその上に実車パレット(1b)を収容するものである。これにより、駐車台数が少ない場合に空きスペースを随時増やすことができ、最大駐車台数を減らすことなく、車の入出庫時間を短縮でき、円滑性を高めることができるようになった。
【0006】
しかし、特願平11−25775号の段積みパズル駐車装置では、段積みバッファ棚(14)がリフト装置(12)に隣接しているため、段積みバッファ棚に隣接する縦横送り棚(16)の送り方向が、縦又は横の一方に限定されてしまう問題点があった。そのため、入出庫の際にパレットを段積みバッファ棚を避けて縦横送りを行う必要が生じ、円滑性が低下して入出庫時間がかかる問題点があった。また、そのため、段積みバッファ棚の位置により、装置の運用が変化するため自由にレイアウトができない(レイアウト性が悪い)問題点があった。
【0007】
本発明はかかる問題点を解決するために創案されたものである。すなわち、本発明の目的は、縦横送り棚の送り方向の制限による円滑性の低下とレイアウト性の低下を解消し、かつ駐車台数が少ない場合に空きスペースを随時増やすことができ、これにより、最大駐車台数を減らすことなく、車の入出庫時間を更に短縮でき、円滑性を大幅に高めることができる段積みパズル駐車装置とその制御方法を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明によれば、パレット(1)を地上の入出庫口Aから地下の格納高さBまで垂直に搬送するリフト装置(12)と、入出庫口の上部に設置され段積みした最下段の空パレット(1a)を支持する伸縮可能な支持爪(14a)を有する段積みバッファ棚(14)と、格納高さのリフト装置に隣接して平面的に配置された複数の縦横送り棚(16)とを備え、リフト装置及び縦横送り棚は、その上に位置するパレットを隣接するリフト装置又は縦横送り棚に水平かつ直交する方向に移載する縦横送り機構(18)を有し、リフト装置は、その上の空パレットが段積みした前記最下段の空パレットの位置Cまで上昇可能であり、これにより、リフト装置と支持爪により、複数の空パレットを段積みバッファ棚に段積みして収容し、パレットを載せない縦横送り棚を随時増やしてその上に実車パレット(1b)を収容する、ことを特徴とする段積みパズル駐車装置が提供される。
【0009】
本発明のこの構成によれば、駐車台数が少ない場合に、空パレット(1a)を段積みバッファ棚(14)で段積みして、段積みバッファ棚に収容し、パレットを載せない縦横送り棚16をその分随時増やすことができる。従って、パレットの載っていない縦横送り棚16が増え、その上を実車パレット(1b)を自由に移載できるので、連続入庫時、連続出庫時、及び通常の入出庫時の車の入出庫時間を短縮でき、円滑性を大幅に高めることができる。
また、段積みバッファ棚(14)は、入出庫口の上部に設置されているので、リフト装置(12)に隣接するすべての縦横送り棚(16)の送り方向が、縦方向及び横方向の両方が自由にできる。従って、入出庫の際にパレットを自由に縦横送りでき、円滑性が向上し入出庫時間を短縮することができる。また、格納高さのリフト装置に隣接して平面的に配置されるのは縦横送り棚(16)のみとなるので、装置の運用が変化せずに自由にレイアウトができる。
更に、段積みバッファ棚(14)は、段積みした最下段の空パレット(1a)を支持する伸縮可能な支持爪(14a)を有すだけでよいので、段積みのための構造をシンプルにでき、かつリフト装置(12)の積載負荷の増加を回避することができる。
また、縦横送り棚が、格納高さのリフト装置に隣接して全面に配置されるので、格納高さの全面を車の収容に利用でき、駐車台数を最大限に保持することができる。
【0010】
本発明の好ましい実施形態によれば、前記リフト装置(12)は、ターンテーブルを内蔵する。この構成により、入出庫口Aでの入出庫時にターンテーブルにより車の向きを変え、常に前進で入出庫することができる。
【0011】
また、本発明によれば、入出庫口の上部に設置されかつ段積みした最下段の空パレット(1a)を支持する伸縮可能な支持爪(14a)を有する段積みバッファ棚(14)と、パレット(1)を地上の入出庫口Aから地下の格納高さBまで垂直に搬送しかつその上の空パレットが段積みした前記最下段の空パレットより高い位置Cまで上昇可能なリフト装置(12)とを備え、
(A)段積みした複数の空パレットを支持爪(14a)で支持した状態で、(B)リフト装置上の空パレットで段積みした前記複数の空パレットを支持する位置までリフト装置を上昇させ、(C)支持爪を縮めて退避させ、(D)リフト装置上の空パレットが段積みした前記最下段の空パレットの位置Cまでリフト装置を更に上昇させ、(E)支持爪を伸ばして支持爪でリフト装置上の空パレットを支持し、(F)リフト装置を下降させ、これを繰り返して複数の空パレットを支持爪上に段積みする、ことを特徴とする段積みパズル駐車装置の制御方法が提供される。
【0012】
この方法により、段積みバッファ棚(14)が、段積みした最下段の空パレット(1a)を支持する伸縮可能な支持爪(14a)を有し、リフト装置(12)がその上の空パレットが段積みした最下段の空パレットより高い位置Cまで上昇可能に構成するだけで、複数の空パレットを容易に段積みすることができ、空パレットを順次段積みバッファ棚に収容し、パレットを載せない縦横送り棚16をその分随時増やすことができる。
【0013】
また、(A)段積みした複数の空パレットを支持爪(14a)で支持した状態で、(B)パレットのないリフト装置で段積みした前記複数の空パレットを支持する位置までリフト装置を上昇させ、(C)支持爪を縮めて退避させ、(D)段積みした2段目の空パレットが前記最下段の空パレットの位置Cまでリフト装置を下降させ、(E)支持爪を伸ばして支持爪で2段目以上の空パレットを支持し、(F)リフト装置を下降させて段積みした最下段の空パレットを段バラシしてリフト装置上に載せ代えることにより、空パレットが不足する場合に、段積みした空パレットを順次段バラシして増やすことができる。
【0014】
更に、(A)段積みした複数の空パレットを支持爪(14a)で支持した状態で、(B)リフト装置上の空パレットで段積みした前記複数の空パレットを支持する位置までリフト装置を上昇させ、(C)支持爪を縮めて退避させ、(D)リフト装置を下降させて段積みした複数の空パレットをリフト装置上に載せ代えることにより、段積みした複数の空パレットをまとめて、リフト装置上に載せ、これを縦横送り棚(16)上に収容することにより、多数の空パレットを収容し、パレットを載せない縦横送り棚16を大幅に増やし、円滑性を大幅に高めることができる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下本発明の好ましい実施形態について図面を参照して説明する。なお、各図において共通する部分には同一の符号を付し、重複した説明を省略する。
図1は、本発明の段積みパズル駐車装置の全体側面図であり、図2は、その作動を示す平面図である。また、図3は、図2のA部の拡大図である。なお、図1〜図3の例では、車の格納高さが1層のみの場合を示しているが、2層以上の場合にも同様に適用することができる。
【0016】
図1及び図2に示すように、本発明の段積みパズル駐車装置10は、リフト装置12、段積みバッファ棚14、及び複数の縦横送り棚16を備える。
【0017】
図1に示すように、段積みバッファ棚14は、入出庫口Aの上部に設置されている。また、この段積みバッファ棚14は、段積みした最下段の空パレット1aを支持する支持爪14aを有する。この支持爪14aは、爪駆動装置15(例えば空圧シリンダ)により、最下段の空パレット1aの下、又は2段目の空パレット1aの下に、挿入できかつ抜き出すことができる。この構成により、支持爪14aを伸ばしてパレットの下に挿入することにより、その上に複数(例えば5段)の空パレット1aを支持することができる。また、逆に支持爪14aを外方に縮めてパレットから抜き出すことにより、その間を空パレット1aが上下に自由に通過することができる。
【0018】
リフト装置12は、この例では、格納領域(例えば地下駐車スペース)の中央端部(図2で上部中央)に1台設置され、パレット1を地上の入出庫口Aから地下の格納高さBまで垂直に搬送する。以下、車が載らないパレットを空パレット1a、車が載ったパレットを実車パレット1bと呼ぶ。
リフト装置12は、その上の空パレット1aが段積みバッファ棚14内の段積みした最下段の空パレットの位置Cまで上昇可能に構成されている。また、リフト装置12は、その上に位置するパレット1を隣接する縦横送り棚16に水平かつ直交する方向に移載する縦横送り機構18を有している。
【0019】
すなわち、図2において、この縦横送り機構18により、リフト装置12の左右に位置する縦横送り棚16にパレット1を左右方向の縦送りすることができ、或いはリフト装置12の下側に位置する縦横送り棚16にパレット1を図で下向きに横送りすることもできる。
更に、リフト装置12は、ターンテーブル13を内蔵する。このターンテーブル13は、パレット1のみを単独に持ち上げて水平旋回する構成であっても、パレット1を載せた縦横送り機構18の全体を水平旋回する構成であってもよい。このターンテーブル13により、入出庫口Aでの入出庫時に車の向きを変え、常に前進で入出庫することができる。
【0020】
複数(図2において、24台)の縦横送り棚16は、リフト装置12及び段積みバッファ棚14に隣接して平面的に配置されている。なお、この例では、格納領域に互いに密接してほとんど隙間なく配置されているが、例えば柱等がある場合には、その部分を避けて配置してもよい。すなわち、各縦横送り棚16は少なくとも4辺のうち1辺が別の縦横送り棚16又はリフト装置12に隣接して配置されていればよい。
【0021】
また、縦横送り棚16も、その上に位置するパレット1を隣接するリフト装置12又は縦横送り棚16に水平かつ直交する方向に移載する同様の縦横送り機構18を有する。すなわち、図2において、この縦横送り機構18により、リフト装置12の左右に位置する縦横送り棚16からリフト装置12にパレット1を縦送りすることができ、或いはリフト装置12の下側に位置する縦横送り棚16からパレット1を図で上向きに横送りすることもできる。更に、隣接する縦横送り棚16の間で、パレット1を隣接する縦横送り棚16に水平かつ直交する方向に縦送り及び横送りすることもできる。
【0022】
図3に示すように、縦横送り機構18は、この例では、互いに直交するレール18aとその交差位置に位置する回転レール18bとからなる。回転レール18bはレールの交差位置で90°回転できるようになっている。また、パレット1にはレール18aにガイドされる車輪(図示せず)が設けられており、レール18aに沿って縦方向(図3で左右)又は横方向(図3で上下)に自由に移動できるようになっている。更に、縦横送り機構18は、図示しないパレット送り機構(例えばトンボ機構)を備え、その作動によりパレット1を縦送り又は横送りするようになっている。なお、本発明はかかる縦横送り機構に限定されず、パレットを縦送り及び横送りするその他の周知の機構、例えばパレットに車輪を付ける代わりに、レールに車輪を付ける機構、を適用してもよい。
【0023】
図4は、本発明の段積みパズル駐車装置の段積み作動の説明図である。この図に示すように、空パレットが発生した場合には、本発明の制御方法では段積みした複数の空パレットを支持爪14aで支持した状態(A)から(B)〜(F)のステップを順次、シーケイシャルに行う。
(B)のステップでは、リフト装置12上の空パレット1aで段積みバッファ棚14内の段積みした複数の空パレット1aを支持する位置までリフト装置12を上昇させる。このステップにより、段積みした複数の空パレット1aを支持爪14aとリフト装置12の両方で支持した状態となる。なお、この場合に、リフト装置12をわずかに高く上昇させ、支持爪14aから最下段のパレットが浮く状態とするのがより望ましい。
(C)のステップでは、支持爪14aを縮めて退避させる。この作動は、リフト装置12が実質的に段積みした複数の空パレット1aを支持しているので、ほとんど無負荷で行うことができる。
【0024】
次いで、(D)のステップで、リフト装置上の空パレット1aが段積みした最下段の空パレット1aの位置Cまでリフト装置12を更に上昇させる。このステップにより、リフト装置上の空パレット1aが元の最下段のパレットの位置に位置する。この場合にも、リフト装置12をわずかに高く上昇させ、支持爪14aより最下段のパレットが若干高い状態とするのがより望ましい。
次に、(E)ステップで、支持爪14aを伸ばして支持爪でリフト装置上の空パレットを支持する。なお、リフト装置12をわずかに高く上昇させた場合には、支持爪14aを伸ばした後に、その分だけリフト装置12を下降させるのがよい。このステップにより、空パレットが1枚増えた段積みを支持爪14aで支持した状態となる。
最後に(F)ステップでリフト装置を下降させて元の状態に復帰する。
【0025】
上述した本発明の制御方法により、段積みバッファ棚14が、段積みした最下段の空パレット1aを支持する伸縮可能な支持爪14aを有し、リフト装置12がその上の空パレットが段積みした最下段の空パレットより高い位置Cまで上昇可能に構成するだけで、複数の空パレットを容易に段積みすることができ、空パレットを順次段積みバッファ棚に収容し、パレットを載せない縦横送り棚16をその分随時増やすことができる。
【0026】
図5は、本発明の段積みパズル駐車装置の段バラシ作動の説明図である。この図に示すように、空パレットが不足する場合には、本発明の制御方法では段積みした複数の空パレットを支持爪14aで支持した状態(A)から(B)〜(F)のステップを順次、シーケイシャルに行う。
(B)では、パレットを載せていないリフト装置12で段積みバッファ棚14内の段積みした複数の空パレット1aを支持する位置までリフト装置12を上昇させる。このステップにより、段積みした複数の空パレット1aを支持爪14aとリフト装置12の両方で支持した状態となる。なお、この場合にも、リフト装置12をわずかに高く上昇させ、支持爪14aから最下段のパレットが浮く状態とするのがより望ましい。
次いで、(C)支持爪14aを縮めて退避させる。この作動は、リフト装置12が実質的に段積みした複数の空パレット1aを支持しているので、ほとんど無負荷で行うことができる。
【0027】
次に、(D)ステップで、段積みした2段目の空パレットが元の最下段の空パレットの位置Cまでリフト装置を下降させる。このステップにより、段積みした2段目の空パレット1aが元の最下段のパレットの位置に位置する。この場合にも、リフト装置12をわずかに高く位置させ、支持爪14aより2段目のパレットが若干高い状態とするのがより望ましい。
次いで、(E)ステップで、支持爪14aを伸ばして支持爪で2段目以上の空パレットを支持する。なお、リフト装置12をわずかに高く位置させた場合には、支持爪14aを伸ばした後に、その分だけリフト装置12を下降させる。このステップにより、空パレットが1枚減った段積みを支持爪14aで支持した状態となる。
最後に、(F)ステップで最下段にあった空パレット1aを載せたままリフト装置12を下降させる。
【0028】
上述した本発明の制御方法により、空パレットが不足する場合に、段積みした最下段の空パレット1aを段バラシしてリフト装置上に載せ代え、段積みパズル駐車装置で使用する空パレットを順次段バラシして増やすことができる。
【0029】
本発明の段積みパズル駐車装置では、段積みバッファ棚14内に通常は複数(例えば5枚前後)の空パレットを使用しないで格納した状態で運転するのがよい。駐車室内にあるパレットがすべて実車になり、更に入庫がある場合、そこから段バラシをして使用する。
この方法により、駐車台数が少ない場合に、空パレット1aを段積みバッファ棚14で段積みして、段積みバッファ棚14に収容し、パレットを載せない縦横送り棚16をその分随時増やすることができる。従って、1台分しか空スペースがない従来例に較べて、パレットの載っていない縦横送り棚16が増え、その上を実車パレット1bを自由に移載できるので、連続入庫時、連続出庫時、及び通常の入出庫時の車の入出庫時間を短縮でき、円滑性を大幅に高めることができる。
【0030】
また、駐車台数が少なく空パレットが段積みバッファ棚14内に収容しきれなくなる場合には、(B)リフト装置上の空パレットで段積みした前記複数の空パレットを支持する位置までリフト装置を上昇させ、(C)支持爪を縮めて退避させ、(D)リフト装置を下降させて段積みした複数の空パレットをリフト装置上に載せ代えることにより、段積みした複数の空パレットをまとめて、リフト装置12上に載せ、これを縦横送り棚16上に収容してもよい。この制御方法により、段積みバッファ棚14内に収容しきれない多数の空パレットを縦横送り棚16の一部に段積みして収容し、パレットを載せない縦横送り棚16を大幅に増やし、円滑性を大幅に高めることができる。
【0031】
なお本発明は以上述べた実施形態に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。例えば、上述した実施形態では、車の格納段数を1層のみで示しているが、2層以上の場合にも同様に適用することができる。
【0032】
【発明の効果】
上述したように、本発明の段積みパズル駐車装置とその制御方法は、縦横送り棚の送り方向の制限による円滑性の低下とレイアウト性の低下を解消し、かつ駐車台数が少ない場合に空きスペースを随時増やすことができ、これにより、最大駐車台数を減らすことなく、車の入出庫時間を更に短縮でき、円滑性を大幅に高めることができる、等の優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の段積みパズル駐車装置の全体側面図である。
【図2】本発明の段積みパズル駐車装置の作動を示す平面図である。
【図3】図2のA部の拡大図である。
【図4】本発明の段積みパズル駐車装置の段積み作動の説明図である。
【図5】本発明の段積みパズル駐車装置の段バラシ作動の説明図である。
【図6】従来のパズル駐車装置の平面図(A)と断面図(B)である。
【図7】未公開の段積みパズル駐車装置の全体斜視図である。
【符号の説明】
1 パレット、1a 空パレット、1b 実車パレット、
2 空きスペース、3 リフト装置、4 出入口、
10 段積みパズル駐車装置、12 リフト装置、13 ターンテーブル、
14 段積みバッファ棚、14a 支持爪、15 爪駆動装置、
16 縦横送り棚、18 縦横送り機構、18a レール、
18b 回転レール

Claims (5)

  1. パレット(1)を地上の入出庫口Aから地下の格納高さBまで垂直に搬送するリフト装置(12)と、入出庫口の上部に設置され段積みした最下段の空パレット(1a)を支持する伸縮可能な支持爪(14a)を有する段積みバッファ棚(14)と、格納高さのリフト装置に隣接して平面的に配置された複数の縦横送り棚(16)とを備え、
    リフト装置及び縦横送り棚は、その上に位置するパレットを隣接するリフト装置又は縦横送り棚に水平かつ直交する方向に移載する縦横送り機構(18)を有し、
    リフト装置は、その上の空パレットが段積みした前記最下段の空パレットの位置Cまで上昇可能であり、
    これにより、リフト装置と支持爪により、複数の空パレットを段積みバッファ棚に段積みして収容し、パレットを載せない縦横送り棚を随時増やしてその上に実車パレット(1b)を収容する、ことを特徴とする段積みパズル駐車装置。
  2. 前記リフト装置(12)は、ターンテーブルを内蔵する、ことを特徴とする請求項1に記載の段積みパズル駐車装置。
  3. 入出庫口の上部に設置されかつ段積みした最下段の空パレット(1a)を支持する伸縮可能な支持爪(14a)を有する段積みバッファ棚(14)と、パレット(1)を地上の入出庫口Aから地下の格納高さBまで垂直に搬送しかつその上の空パレットが段積みした前記最下段の空パレットより高い位置Cまで上昇可能なリフト装置(12)とを備え、
    (A)段積みした複数の空パレットを支持爪(14a)で支持した状態で、
    (B)リフト装置上の空パレットで段積みした前記複数の空パレットを支持する位置までリフト装置を上昇させ、
    (C)支持爪を縮めて退避させ、
    (D)リフト装置上の空パレットが段積みした前記最下段の空パレットの位置Cまでリフト装置を更に上昇させ、
    (E)支持爪を伸ばして支持爪でリフト装置上の空パレットを支持し、
    (F)リフト装置を下降させ、これを繰り返して複数の空パレットを支持爪上に段積みする、ことを特徴とする段積みパズル駐車装置の制御方法。
  4. (A)段積みした複数の空パレットを支持爪(14a)で支持した状態で、
    (B)パレットのないリフト装置で段積みした前記複数の空パレットを支持する位置までリフト装置を上昇させ、
    (C)支持爪を縮めて退避させ、
    (D)段積みした2段目の空パレットが前記最下段の空パレットの位置Cまでリフト装置を下降させ、
    (E)支持爪を伸ばして支持爪で2段目以上の空パレットを支持し、
    (F)リフト装置を下降させて段積みした最下段の空パレットを段バラシしてリフト装置上に載せ代える、ことを特徴とする請求項3に記載の段積みパズル駐車装置の制御方法。
  5. (A)段積みした複数の空パレットを支持爪(14a)で支持した状態で、
    (B)リフト装置上の空パレットで段積みした前記複数の空パレットを支持する位置までリフト装置を上昇させ、
    (C)支持爪を縮めて退避させ、
    (D)リフト装置を下降させて段積みした複数の空パレットをリフト装置上に載せ代える、ことを特徴とする請求項3又は4に記載の段積みパズル駐車装置の制御方法。
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