JP2001152687A - 段積みパズル駐車装置 - Google Patents

段積みパズル駐車装置

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JP2001152687A
JP2001152687A JP33308799A JP33308799A JP2001152687A JP 2001152687 A JP2001152687 A JP 2001152687A JP 33308799 A JP33308799 A JP 33308799A JP 33308799 A JP33308799 A JP 33308799A JP 2001152687 A JP2001152687 A JP 2001152687A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 空きスペースの数を増減でき、満車に近い駐
車状態でも車両の入出庫をスムーズにでき、最大駐車台
数を減少させることなく、入出庫時間を短縮でき円滑性
を高めることのできるパズル駐車装置を提供する。 【解決手段】 パレット1を入出庫口から駐車階に昇降
させるリフト装置12と、各駐車階に配置されリフト装
置12とパレット1の受渡しをする縦横送り棚16と、
を備え、リフト装置12はパレット1を水平面で縦横に
送る装置と空パレット1aを下部に段積みする装置を有
し、縦横送り棚16はパレットを水平面で縦横に送る装
置を上面に有し、これにより空パレット1aを段積みし
てリフト装置12に格納し、空パレット1aの乗らない
縦横送り棚16の数を調整できるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、リフト装置内にパ
レットの段積み装置を有するパズル駐車装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図10に模式的に示すように、マトリッ
クス状に区画された区画スペースに車両を積載するパレ
ット1を配置し、1つ以上の空きスペース(パレットの
載っていないスペース)2を利用して各パレットを横ま
たは縦方向に繰り返し移動させて所定の位置まで搬送す
る駐車装置が提案され、一部で実施されている(例え
ば、特開平2−115466号、特開平2−11546
7号、特開平2−115468号)。この駐車装置は、
空きスペース2を利用して任意のパレットを所定の位置
まで移動させることから、15ゲームパズルに似てい
る。以下、かかる駐車装置を「パズル駐車装置」と呼
ぶ。また縦方向とは車両の前後方向を示し、横方向とは
車両の横方向をいう。車両を載せる装置、例えばパレッ
トの縦方向とは車両を載せた場合の車両の前後方向をい
い、横方向とは車両を載せた場合の車両の幅方向をい
う。
【0003】また、従来のパズル駐車装置は、パレット
1の下面に直交するレールを備え、このレールを支持・
ガイドしながら駆動ローラで駆動して、パレット1を横
または縦方向に移動させる。更に、駐車装置は1層また
は複数層に設けられ、リフト装置3でパレット1を入出
庫口4へ垂直に搬送するようになっている。なお、図1
0の(A)は平面図、(B)は断面図である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述したパズル駐車装
置では、パレットの乗らない空きスペース2を1箇所と
した場合、パレットの入れ替えに時間がかかり過ぎると
いう欠陥があった。またこの欠陥を解決するために、空
きスペース2を2箇所以上とすると、その分収容台数が
減少してしまう。すなわち、空きスペースが少ないと特
定のパレットを所定の位置(例えばリフト位置)まで移
動させるのに、パレットの入れ替えを繰り返す必要があ
るため入出庫に時間がかかる。また、逆に空きスペース
を多くすると、円滑性は向上するが、その分収容台数が
減少するという欠陥があった。
【0005】かかる問題点を解決するために、本発明の
出願人は先に、駐車台数が少ない場合に空きスペースを
随時増やすことができ、これにより、最大駐車台数を減
らすことなく、車の入出庫時間を短縮でき、円滑性を高
めることのできるパズル駐車装置を創案し出願した(特
願平11−25775未公開)。
【0006】この装置は、図11、図12に模式的に示
すように、パレット1を入出庫口から格納階まで垂直に
搬送するリフト装置12と、格納階のリフト装置に隣接
して位置する段積みバッファ棚14と、リフト装置及び
段積みバッファ棚に隣接して平面的に配置された複数の
縦横送り棚16とを備え、これにより、複数の空パレッ
ト(車両の載っていないパレット、車両の載ったパレッ
トは実車パレット)を段積みバッファ棚14で段積みし
て、段積みバッファ棚上またはこれに隣接する縦横送り
棚16上に収容し、パレットを載せない縦横送り棚(空
きスペース)を随時増やしてその上に実車パレット1b
を収容するものである。
【0007】しかし、この装置は、最大駐車台数を減ら
すことなく、車の入出庫時間を短縮でき、円滑性を高め
ることができるものの、段積みバッファ棚14がリフト
装置12に隣接し、かつこの段積みバッファ棚14では
横送りまたは縦送りのいずれか一方ができないため、特
に満車に近い状態で実車パレット1bの移送順序が制限
され、車両の入出庫がスムーズにできず、円滑性が損な
われるという問題点があった。
【0008】本発明は上述の問題点に鑑みてなされたも
ので、空きスペースの数を増減でき、満車に近い駐車状
態でも車両の入出庫をスムーズにでき、最大駐車台数を
減少させることなく、入出庫時間を短縮でき円滑性を高
めることのできるパズル駐車装置を提供することを目的
とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1の発明では、パレットを入出庫口から駐車
階に昇降させるリフト装置と、各駐車階に配置されリフ
ト装置とパレットの受渡しをする縦横送り棚と、を備
え、リフト装置はパレットを水平面で縦横に送る装置と
空パレットを下部に段積みする装置を有し、縦横送り棚
はパレットを水平面で縦横に送る装置を上面に有し、こ
れにより空パレットを段積みしてリフト装置に格納し、
空パレットの乗らない縦横送り棚の数を調整できるよう
にする。
【0010】駐車台数が少く車両の乗っていない空パレ
ットが多いときは空パレットをリフト装置の段積み装置
に収納する。このようにして空きスペースを多くして縦
横送り棚上のパレットの入れ替えをスムーズに行なう。
駐車台数が多くなるに従いリフト装置から空きパレット
を取り出し、実車パレットとして縦横送り棚に移載す
る。段積み装置はリフト装置内にあるため、入出庫でパ
レットを縦横送り棚上で入れ替え作業を行なう際に支障
とはならない。これにより最大駐車台数を減少させるこ
となく、入出庫時間を短縮でき円滑性を高めることがで
きる。
【0011】請求項2の発明では、前記リフト装置は、
横方向の間隔を調整可能な2列の縦ローラと、縦方向の
間隔調整可能な2列の横ローラと、縦方向に伸縮し縦方
向に対向して設けられたツメと、横ローラとツメを縦方
向に移動可能に支持し昇降可能な昇降枠と、を備える。
【0012】リフト装置にパレットを縦方向から載せる
場合は、縦ローラの間隔をパレットの幅より狭くしてパ
レットを支持する。この状態で縦方向に取り出す場合は
縦ローラ上を移動して出す。また横方向に取り出す場合
は横ローラの間隔をパレットの縦方向の長さより短く
し、横ローラを縦ローラより僅かに高くしてパレットを
横ローラに移して横方向に移動する。次に、リフト装置
にパレットを横方向から載せる場合は、横ローラの間隔
をパレットの縦方向の長さより狭くし、かつ縦ローラよ
り僅かに高くしてパレットを支持する。この状態で横方
向に取り出す場合は横ローラ上を移動して出す。また縦
方向に取り出す場合は縦ローラの間隔をパレットの幅よ
り短くし、横ローラを縦ローラより低くしてパレットを
縦ローラに移して縦方向に移動する。
【0013】次に、リフト装置に空パレットを段積みす
る場合を説明する。空パレットが縦ローラに載っている
場合は、ツメを空パレットの下に差し込み、昇降枠を上
昇してツメで空パレットを支持した後、縦ローラの間隔
をパレットの幅より広くするとともに横ローラの間隔を
パレットの縦方向の長さより広くして昇降枠を降下し、
空パレットを段積みする。空パレットが横ローラに載っ
ている場合は、縦ローラの間隔をパレットの幅より広く
し、ツメを空パレットの下に差し込み、横ローラの間隔
をパレットの縦方向の長さより広くしてツメで空パレッ
トを支持した後、昇降枠を降下して、空パレットを段積
みする。
【0014】次に、段積みされた空パレットを取り出す
場合を説明する。縦ローラの間隔をパレットの幅より広
くした後、取り出そうとする空パレット(段積みで取り
出す場合は最下段の空パレット)の下にツメを入れ、昇
降枠を上昇し空パレットを縦ローラより高くする。空パ
レットを縦ローラで移動する場合は、縦ローラの間隔を
パレットの幅より狭くし、昇降枠を下げて縦ローラに空
パレットを移し、ツメの間隔を広げてパレットから抜
く。空パレットを横ローラで移動する場合は、横ローラ
の間隔をパレットの縦方向の長さより狭くした後、ツメ
の間隔を広げて空パレットを横ローラに移し、昇降枠を
降下して横ローラを縦ローラより僅かに高くして、空パ
レットの横移動を行なう。
【0015】請求項3の発明では、前記リフト装置は、
駐車台数が少く空パレットが縦横送り棚にある場合、空
パレットを収納能力数まで段積みした後、この段積み空
パレットを縦横送り棚に移動し、さらに空パレットを格
納する。
【0016】リフト装置の収納能力数以上の空パレット
を段積みして、空きスペースを多くし、縦横送り棚での
パレットの移動をスムーズに行なう場合は、リフト装置
で段積みした空パレットを縦横送り棚に移動して、さら
にリフト装置で段積みを行なう。これにより、リフト装
置の空パレット収納能力が少くても、収納能力以上の空
パレットを段積みし、空きスペースを多くすることがで
きる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
図面を参照して説明する。図1は本発明のバズル駐車装
置の一つの駐車階を模式的に示した平面図である。また
図2は図1のX−X断面図である。なお、各図において
共通する部分には同一の符号を付し、重複した説明を省
略する。図1に示すように段積みパズル駐車装置の各駐
車階は、格子状に仕切られた区画に、1台のリフト装置
12と、複数の縦横送り棚16を配置して構成される。
リフト装置12は下部に空パレット1aを段積みして収
納するため、図2に示すように最下階のリフト下部は収
納スペース分深く掘られた形状となっている。本実施形
態では地上1階と地下1階の場合を示すが各階の構成は
同じなので、何階の駐車階を有する駐車装置にも適用で
きる。
【0018】縦横送り棚16はパレット1(空パレット
1aと実車パレット1b)を格納するスペースであり、
その上に縦横送り機構18を備えている。図1で十文字
の矢印は縦横送り機構18を示す。パレット1の載って
いない縦横送り棚16を空きスペースという。図1では
縦横送り棚16が19個で、空きスペースが2個の場合
を示す。なお、リフト装置12も縦横送り機構を備えて
いる。かかる装置により、空きスペースを利用して、リ
フト装置12よりパレット1を所望の縦横送り棚16に
移動し、また所望の位置の縦横送り棚16上のパレット
1をリフト装置12に移動することができる。この際空
きスペースの数が多いと移動が短時間で行われる。
【0019】図3は縦横送り棚16に設けられた縦横送
り機構18の構成の一例を示す。縦横送り機構18は、
縦方向(図では左右方向)と横方向(図では上下方向)
に直交して設けられたレール18aと、その交差位置に
設けられた回転レール18bからなる。回転レール18
bは90度回転し縦レールまたは横レールを接続する。
また、パレット1にはレール18aにガイドされる車輪
(図示せず)が設けられており、レール18aに沿って
縦方向及び横方向に自由に移動できるようになってい
る。さらに縦横送り機構18は、図示しないパレット送
り機構(例えばトンボ機構)を備え、パレット1を縦送
り、または横送りするようになっている。縦横送り機構
18はこの様な装置に限定されず、パレット1を縦横に
送る装置であればよい。
【0020】図4はリフト装置12の平面図を示し、図
5は図4のX−X矢視図で縦ローラでパレットを移動す
る場合を示し、図6は図5のY−Y矢視図を示す。図7
は図5と同じ矢視図であるが横ローラでパレットを移動
する場合を示す。リフト装置12は四周に設けられた4
本の支柱20と、この支柱20を結ぶ水平材21で枠組
みを構成する。この支柱20の上端には図5に示すよう
に吊り金具20aが設けられ、ワイヤに接続されて枠組
みを昇降しリフト装置12を構成する。図4に示すよう
に、パレット1の寸法よりやや大きな開口が設けられ、
パレット1が上下できるようになっている。開口の外周
縦方向にはパレット1を縦方向に送る複数の縦ローラ2
2aを1列に設けた縦ローラビーム23が対向して設け
られている。各縦ローラビーム23は横方向に設けられ
たリニアガイド(直線状の移動を案内する装置)24に
より横方向に移動する。縦ローラビーム23はラック・
ピニヨンによりアクチエータで駆動する縦ローラ移動装
置25により横方向に移動する。縦ローラビーム23は
縦ローラ22aを支持する軸受と縦ローラ22aを回転
する駆動装置を内蔵している。図4でAは縦ローラビー
ム23が横方向内側に移動し、パレット1を縦方向に移
動する状態を示し、Bは縦ローラビーム23が横方向外
側に移動し、パレット1が開口を通過できる状態を示
す。
【0021】開口の外周横方向にはパレット1を横方向
に送る複数の横ローラ22bを1列に設けた横ローラビ
ーム26が対向して設けられている。横ローラビーム2
6は横ローラ22bを支持する軸受と横ローラ22bを
回転する駆動装置を内蔵している。またツメ27を縦方
向に出し入れしパレット1を下から支持するツメ支持ビ
ーム28が設けられている。図6に示すように、横ロー
ラビーム26は横ローラ支持ビーム29に設けられた縦
方向のリニアガイド24により支持されている。ツメ支
持ビーム28と横ローラ支持ビーム29はつなぎ材30
で結合され、昇降枠31を構成する。昇降枠31は支柱
20に設けられたリニアガイド24により昇降する。
【0022】図4において、2本のツメ27は横部材3
2により結合され、ラック・ピニヨンによりアクチエー
タで駆動するツメ移動装置33により縦方向に移動す
る。横ローラビーム26はラック・ピニヨンによりアク
チエータで駆動する横ローラ移動装置34により縦方向
に移動する。また昇降枠31は支柱20に設けられたラ
ックと昇降枠31に設けられたアクチエータを有する昇
降枠昇降装置35により昇降する。なお、図4のCはツ
メ支持ビーム28を示し、Dは横ローラビーム26を示
す。
【0023】図5において、Aは縦ローラ22aにより
パレット1を支持し移動する状態を示す。この場合、昇
降枠31は下げてパレット1の縦移動に支障ないように
する。Bは横ローラ22bで支持した空パレット1aを
下部に下げ、ツメ27で持ち替え、段積みを行なう状況
を示す。Cは空パレット1aを段積みした状況を示す。
【0024】次にリフト装置12の動作について説明す
る。リフト装置12にパレット1を縦方向から載せる場
合は、縦ローラビーム23を横移動し、図4のAに示す
ように縦ローラ22aの間隔をパレット1の幅より狭く
してパレット1を支持する。この状態で縦方向に取り出
す場合は縦ローラ22a上を移動して出す。また横方向
に取り出す場合は横ローラビーム26を縦移動し、図4
のDに示すように横ローラ22bの間隔をパレット1の
縦方向の長さより短くし、さらに昇降枠31を上昇して
横ローラ22bを縦ローラ22aより僅かに高くしてパ
レット1を横ローラ22bに移して横方向に移動する。
【0025】次に、リフト装置12にパレット1を横方
向から載せる場合は、横ローラビーム26を縦移動して
横ローラ22bの間隔をパレット1の縦方向の長さより
狭くし、かつ昇降枠31を上昇して横ローラ22bを縦
ローラ22aより僅かに高くしてパレット1を支持す
る。この状態で横方向に取り出す場合は横ローラ22b
上を移動して出す。また縦方向に取り出す場合は縦ロー
ラビーム23を横移動し縦ローラ22aの間隔をパレッ
ト1の幅より短くし、昇降枠31を降下して横ローラ2
2bを縦ローラ22aより低くしてパレット1を縦ロー
ラ22aに移して縦方向に移動する。
【0026】次に、リフト装置12に空パレット1aを
段積みする場合を説明する。空パレット1aが縦ローラ
22aに載っている場合は、ツメ移動装置33を駆動し
てツメ27を空パレット1aの下に差し込み、昇降枠3
1を上昇してツメ27で空パレット1aを支持した後、
縦ローラビーム23を横移動して縦ローラ22aの間隔
をパレット1の幅より広くするとともに、横ローラビー
ム26を縦移動して横ローラ22bの間隔をパレット1
の縦方向の長さより広くして昇降枠31を降下し、空パ
レット1aを段積みする。図7のBはこのようにして段
積みした状態を示す。
【0027】空パレット1aが横ローラ22bに載って
いる場合は、縦ローラビーム23を横移動して縦ローラ
22aの間隔をパレット1の幅より広くし、ツメ移動装
置33を駆動してツメ27を空パレット1aの下に差し
込み、横ローラビーム26を縦移動して横ローラ22b
の間隔をパレット1の縦方向の長さより広くしてツメ2
7で空パレット1aを支持した後、昇降枠31を降下し
て、空パレット1aを段積みする。この場合、空パレッ
ト1aを横ローラ22bに載せた状態で降下し、段積み
する直上でツメ移動装置33を駆動してツメ27を空パ
レット1aの下に差し込み、横ローラビーム26を縦移
動して横ローラ22bの間隔をパレット1の縦方向の長
さより広くしてツメ27で空パレット1aを支持した
後、段積みしてもよい。図7のAとBはこのような状況
を示す。
【0028】次に、段積みされた空パレット1aを取り
出す場合を説明する。縦ローラビーム23を横移動して
縦ローラ22aの間隔をパレット1の幅より広くした
後、取り出そうとする空パレット(段積みで取り出す場
合は最下段の空パレット)1aの下にツメ移動装置33
を駆動してツメ27を入れ、昇降枠31を上昇し空パレ
ット1aを縦ローラ22aより高くする。空パレット1
aを縦ローラ22aで移動する場合は、縦ローラビーム
23を横移動して縦ローラ22aの間隔をパレット1の
幅より狭くし、昇降枠31を下げて縦ローラ22aに空
パレット1aを移し、ツメ移動装置33を駆動してツメ
27の間隔を広げて空パレット1aから抜く。空パレッ
ト1aを横ローラ22bで移動する場合は、横ローラビ
ーム26を縦移動して横ローラ22bの間隔をパレット
1の縦方向の長さより狭くした後、ツメ移動装置33を
駆動してツメ27の間隔を広げて空パレット1aを横ロ
ーラ22bに移し、昇降枠31を降下して横ローラ22
bを縦ローラ22aより僅かに高くして、空パレット1
aの横移動を行なう。
【0029】このように構成されたリフト装置12と縦
横送り棚16を備えた駐車階の入出庫について説明す
る。駐車台数が少ないときは、空パレット1aを載せた
縦横送り棚16から空パレット1aをリフト装置12に
移動し段積みして格納する。格納する空パレット数は格
納能力数(パレット5台程度)まで格納する。これによ
り空きスペースが多くなるのでパレット1の移動が迅速
に行われ、入出庫時間が短縮される。駐車台数が多くな
り、縦横送り棚16に空パレット1aが少くなったら、
段積みパレットから1台づづ取り出し実車パレット1b
として縦横送り棚16に移送する。このようにして少な
くても1個(入出庫の時間を考慮して2個程度)の空き
スペースを残して満車にすることができる。
【0030】なお、駐車台数が少く、縦横送り棚16に
空パレット1aが多いときは、リフト装置12の収納能
力以上の段積みを行なうことができる。リフト装置12
で収納能力数まで空パレットを段積みしたら、この段積
みパレットを1つの縦横送り棚16に移送し、再びリフ
ト装置12で空パレットの段積みを行なう。駐車台数が
多くなり、縦横送り棚16に空パレット1aが少くなる
と、先ずリフト装置12内の段積みパレットを取り出
し、次に縦横送り棚16に移動した段積みパレットをリ
フト装置12に戻して、1づつ空パレット1aを取り出
してゆく。
【0031】本発明では段積み装置をリフト装置12に
内蔵したので、段積み装置を縦横送り棚16に載置する
装置よりも入出庫時間が短縮される。図8は本発明のパ
ズル駐車装置の作動順序の説明図であり、図9は段積み
装置を縦横送り棚16に載置した装置の作動順序の説明
図である。図8、図9では紙面の都合上、図1の配置を
90度回転した配置としている。空きスペースは3個と
し、A,B2個の実車パレット1bをリフト装置12ま
で移動する。図9でCで示す位置に段積み装置があり、
満車となってきたので、段積み装置には1個の実車パレ
ット1bのみが載っている。
【0032】図8において、初期状態1からA,B2個
の実車パレット1bを空きスペースを利用してリフト装
置12まで11ステップで移動してゆく。これに対し、
図9においては、図8と同じ初期状態1からA,B2個
の実車パレット1bを空きスペースを利用してリフト装
置12まで12ステップで移動してゆく。このように本
発明では、段積み装置を縦横送り棚16に設けた場合に
比べ少ないステップ数でパレット1の移動をすことがで
きる。
【0033】従って、本発明の構成により、駐車台数が
少ない場合は、リフト装置12内に空パレット1aを段
積みして空きスペースを多くしパレット1の移送を迅速
に行なうことができるので、入出庫を短時間で行なうこ
とができる。リフト装置12の空パレット収納能力を越
えた場合は段積みした空パレット1aを縦横送り棚16
に移動することにより、さらに空きスペースを増加する
ことができる。また、駐車台数が増加し、満車状態にな
ってきても段積み装置が縦横送り棚16に載置されてな
いので、これによるパレット1の移動制限がなく、入出
庫がスムーズに行われる。
【0034】
【発明の効果】以上の説明より明らかなように、本発明
は、駐車台数が少ないときは空パレットの段積みにより
空きスペースを随時増加でき、満車に近い状態でも段積
み装置による移動の制限がないので、車両の入出庫をス
ムーズにできる。これにより最大駐車台数を減らすこと
なく車両の入出庫を短時間で行なうことができ、円滑性
を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態のパズル駐車装置の平面図を
示す。
【図2】図1のX−X断面図である。
【図3】縦横送り機構の構成を示す図である。
【図4】リフト装置の平面図である。
【図5】図4のX−X矢視図で縦ローラでパレットを支
持する状態を示す図である。
【図6】図5のY−Y矢視図で昇降枠を示す図である。
【図7】図4のX−X矢視図で横ローラでパレットを支
持する状態を示す図である。
【図8】本実施形態のパレット移動の動作説明図であ
る。
【図9】段積み装置を縦横送り棚に設けた装置のパレッ
ト移動の動作説明図である。
【図10】従来のパズル駐車装置の平面図(A)と断面
図(B)である。
【図11】先行出願の段積みパズル駐車装置の模式的斜
視図である。
【図12】先行出願の段積みパズル駐車装置の動作を示
す図である。
【符号の説明】
1 パレット 1a 実パレット 1b 空パレット 2 空きスペース 3 リフト装置 4 出入口 12 リフト装置 14 段積みバッファ棚 16 縦横送り棚 18 縦横送り機構 20 支柱 22a 縦ローラ 22b 横ローラ 23 縦ローラビーム 24 リニアガイド 25 縦ローラ移動装置 26 横ローラビーム 27 ツメ 28 ツメ支持ビーム 31 昇降枠 33 ツメ移動装置 34 横ローラ移動装置 35 昇降枠昇降装置

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パレットを入出庫口から駐車階に昇降さ
    せるリフト装置と、各駐車階に配置されリフト装置とパ
    レットの受渡しをする縦横送り棚と、を備え、 リフト装置はパレットを水平面で縦横に送る装置と空パ
    レットを下部に段積みする装置を有し、 縦横送り棚はパレットを水平面で縦横に送る装置を上面
    に有し、 これにより空パレットを段積みしてリフト装置に格納
    し、空パレットの乗らない縦横送り棚の数を調整できる
    ようにしたことを特徴とする段積みパズル駐車装置。
  2. 【請求項2】 前記リフト装置は、横方向の間隔を調整
    可能な2列の縦ローラと、縦方向の間隔調整可能な2列
    の横ローラと、縦方向に伸縮し縦方向に対向して設けら
    れたツメと、横ローラとツメを縦方向に移動可能に支持
    し昇降可能な昇降枠と、を備えたことを特徴とする請求
    項1記載の段積みパズル駐車装置。
  3. 【請求項3】 前記リフト装置は、駐車台数が少く空パ
    レットが縦横送り棚にある場合、空パレットを収納能力
    数まで段積みした後、この段積み空パレットを縦横送り
    棚に移動し、さらに空パレットを格納することを特徴と
    する請求項1記載の段積みパズル駐車装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2016037827A (ja) * 2014-08-11 2016-03-22 三菱重工メカトロシステムズ株式会社 パズル式格納庫の制御装置、及びその制御方法並びに制御プログラム
CN107060422A (zh) * 2017-03-02 2017-08-18 深圳怡丰自动化科技有限公司 一种摞扳机

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