JP3658573B2 - 機械式駐車設備における出庫制御装置及び方法 - Google Patents

機械式駐車設備における出庫制御装置及び方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、複数枚のトレーが互いに連動して循環移動する構成とされた機械式駐車設備における出庫制御装置及び方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年では、狭い土地を立体駐車場として活用したい、ビルの地下をそっくり駐車スペースとしたい等のニーズから、機械式駐車設備が導入されることが多くなっている。機械式駐車設備としては、水平循環方式、多層循環(箱型、円形)方式、垂直循環方式等が知られており、車両を載せるための複数枚のトレーが互いに連動して循環移動する構成とされている。
【0003】
このような機械式駐車設備においては、例えば、専任操作員は、入庫した自動車の乗員にカードを渡しておき、その乗員が戻ってきたならばカードを受け取って操作パネルの挿入口に挿入する。カードにはトレーに対応するカード番号が記憶されており、カードが操作パネルの挿入口に挿入されると、そのカード番号に対応するトレーを出庫位置に移動させる出庫制御が行われる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、特定のグループで複数台の自動車を入庫させている場合、そのグループの出庫までの実質の待ち時間は最後の自動車が出庫されるまでとなる。この場合には、トレーを呼び出す順番よりも、最後の自動車が出庫されるまでの時間が問題とされ、その時間をできるだけ短くすることが望まれる。
【0005】
上記のように特定のグループで複数台の自動車を入庫させている状況で、複数の出庫要求が同時にあった場合、専任操作員は各乗員からカードを受け取って、いずれかのカードを挿入してトレーを呼び出し、その出庫が完了したら、次のカードを挿入する、という呼び出し操作を繰り返すことになる。
【0006】
しかしながら、専任操作員は、どのような順番で呼び出せば最も効率がよいかを把握しえないため、カードを任意の順番で挿入していくことになるが、その順番でトレーを移動させるのでは、最後の自動車が出庫されるまでに時間がかかってしまうことがある。例えば、カードの挿入順で2番目に出庫させることになったトレーが、もともと出庫位置の近くにあったにもかかわらず、1番目に出庫させることになったトレーを出庫位置に移動させたために出庫位置から遠ざかってしまうこともありうる。
【0007】
本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、複数の出庫要求が同時にあった場合に、最後の車両が出庫されるまでの時間を短縮化させることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明の機械式駐車設備における出庫制御装置は、複数枚のトレーが互いに連動して循環移動する構成とされた機械式駐車設備において出庫要求のあったトレーを出庫位置に移動させる出庫制御装置であって、特定のグループで複数台の車両を入庫させている状況で複数の出庫要求が同時にあった場合に利用される連続出庫モードに切り替え可能であり、
前記連続出庫モード時に、前記各トレーに対応する識別情報の複数の入力を受け付ける入力受付手段と、前記連続出庫モード時に、前記入力受付手段に入力された複数の識別情報に対応する出庫対象トレーの中から、出庫位置に移動させるのに移動数の最も少ないトレーを選出するという規則に基づいて出庫位置に移動させるトレーを選出する選出手段とを備えた点に特徴を有する。
【0009】
本発明の別の機械式駐車設備における出庫制御装置は、複数枚のトレーが互いに連動して循環移動する構成とされた機械式駐車設備において出庫要求のあったトレーを出庫位置に移動させる出庫制御装置であって、特定のグループで複数台の車両を入庫させている状況で複数の出庫要求が同時にあった場合に利用される連続出庫モードに切り替え可能であり、前記連続出庫モード時に、前記各トレーに対応する識別情報の複数の入力を受け付ける入力受付手段と、前記連続出庫モード時に、前記入力受付手段に入力された複数の識別情報に対応する出庫対象トレーの中から、出庫対象トレーが出庫位置に存在する場合は、その出庫位置のトレーを選出し、出庫対象トレーが出庫位置に存在せずに出庫位置に対して循環方向のいずれか一方向のみに存在する場合は、出庫対象トレーの中から最小移動数のトレーを選出し、出庫対象トレーが出庫位置に存在せずに出庫位置に対して循環方向の両方向に存在する場合は、各方向での最大移動数を比較して、最大移動数の小さな出庫対象トレーのある方向を選び、その選ばれた方向にある出庫対象トレーの中から最小移動数のトレーを選出するという規則に基づいて出庫位置に移動させるトレーを選出する選出手段とを備えた点に特徴を有する。
【0010】
本発明の機械式駐車設備における出庫制御方法は、複数枚のトレーが互いに連動して循環移動する構成とされた機械式駐車設備において、データ処理装置を使用して、出庫要求のあったトレーを出庫位置に移動させる出庫制御方法であって、前記データ処理装置が、入力装置からの入力に応じて、特定のグループで複数台の車両を入庫させている状況で複数の出庫要求が同時にあった場合に利用される連続出庫モードに切り替える手順と、前記連続出庫モード時に、前記複数のトレーに対応する識別情報の入力を受け付ける手順と、前記連続出庫モード時に、前記入力された複数の識別情報に対応する出庫対象トレーの中から、出庫位置に移動させるのに移動数の最も少ないトレーを選出するという規則に基づいて、前記データ処理装置の選出部により出庫位置に移動させるトレーを選出する手順とを行う点に特徴を有する。
本発明の別の機械式駐車設備における出庫制御方法は、複数枚のトレーが互いに連動して循環移動する構成とされた機械式駐車設備において、データ処理装置を使用して、出庫要求のあったトレーを出庫位置に移動させる出庫制御方法であって、前記データ処理装置が、入力装置からの入力に応じて、特定のグループで複数台の車両を入庫させている状況で複数の出庫要求が同時にあった場合に利用される連続出庫モードに切り替える手順と、前記連続出庫モード時に、前記複数のトレーに対応する識別情報の入力を受け付ける手順と、前記連続出庫モード時に、前記入力された複数の識別情報に対応する出庫対象トレーの中から、出庫対象トレーが出庫位置に存在する場合は、その出庫位置のトレーを選出し、出庫対象トレーが出庫位置に存在せずに出庫位置に対して循環方向のいずれか一方向のみに存在する場合は、出庫対象トレーの中から最小移動数のトレーを選出し、出庫対象トレーが出庫位置に存在せずに出庫位置に対して循環方向の両方向に存在する場合は、各方向での最大移動数を比較して、最大移動数の小さな出庫対象トレーのある方向を選び、その選ばれた方向にある出庫対象トレーの中から最小移動数のトレーを選出するという規則に基づいて、前記データ処理装置の選出部により出庫位置に移動させるトレーを選出する手順とを行う点に特徴を有する。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して、本発明の機械式駐車設備における出庫制御装置及び方法の好適な実施の形態について説明する。
【0013】
(第1の実施の形態)
図1には本実施の形態の出庫制御装置を含む構成を示し、図2には本実施の形態における出庫手順を示し、図3、4には水平循環方式の機械式駐車設備を示す。まず、図3、4を参照して、本実施の形態において出庫制御対象とされる水平循環方式の機械式駐車設備について簡単に説明する。図3、4に示すのは、地下空間に設置された水平循環方式の機械式駐車設備であり、2層2列タイプと称されるものである。
【0014】
図4に示すように、複数枚のトレー51を横行可能に支持する第1、2のトレー横行路を構成する第1、2の横送りレール52、53と、第1、2の横送りレール52、53の端部においてトレー51を縦行可能に支持する第1、2のトレー縦行路を構成する第1、2の縦送りレール54、55とが備えられている。
【0015】
第1、2の横送りレール52、53上には、自動車を載せるための複数枚のトレー51が横列に並べられて第1、2のトレー列が形成される。ただし、第1、2のトレー横行路間において一方の対角線上の端部にはそれぞれトレー1台分の空きスペースSが確保される。
【0016】
隣り合う各トレー51間は、具体的には図示しないが、トレー51の縦方向及び上方向の移動により係脱可能とされたカップラにより連結されている。また、各トレー51の下面には、横送りレール52、53上を転動可能な車輪と、縦送りレール54、55上を転動可能な車輪とが備えられている。
【0017】
かかる構成により、モータ等の駆動機構を制御することにより、空きスペースSに向けてトレー列を横送りするとともに、空きスペースS前にあるトレー51を空きスペースSに縦送りすることにより、複数枚のトレー51を互いに連動させて循環移動させることができる。この場合に、図4に矢印R1、R2に示すように、時計回り方向、反時計回り方向いずれにも循環移動させることができる。
【0018】
このようにした2列のトレー列構成が、上下に2層構成されている。そして、第2のトレー横行路上のトレー列中間位置にリフト56が設置されており、図示しないモータ等の駆動機構を制御することにより、昇降フレーム57を昇降移動させて1枚のトレー51を地上の入出庫室58に対して移動させたり、入出庫室58から退去させたりすることができる。
【0019】
上述した機械式駐車設備においては、例えば出庫に際して、図3に示すように、トレー51が載っている昇降フレーム57を上層或いは下層に移動させると(図3は下層まで移動させた状態)、昇降フレーム57上のトレー51と両隣のトレー51とがカップラにより連結される。これにより、その層においては、既述したようにトレー51を時計回り方向或いは反時計回り方向に循環移動させることが可能となる。
【0020】
そして、トレー51を循環移動させて、所望のトレー51が昇降フレーム57上に位置したならば、この所望のトレー51を固定した状態で昇降フレーム57を上昇させる。
【0021】
入出庫室58に設置されたターンテーブル59には開口部が形成されており、昇降フレーム57はトレー51がターンテーブル59の開口部よりも少し高い位置に上げられたところで停止する。このとき、具体的には図示しないが、トレー51の下面にトレー支持アームが差し込まれる。
【0022】
続いて、昇降フレーム57を下降させることにより、トレー51がトレー支持アームに支持されると同時に、昇降フレーム57がトレー51の下面から離れて、トレー51が支持アームに受け渡される。この状態で、トレー51がターンテーブル59とともに回転可能とされるので、ターンテーブル59を回転させて、トレー51の長手方向(トレー51上の自動車前部)を入出庫室58のオートドア60に向けることができる。
【0023】
ここでオートドア60が開かれて、乗員が入出庫室58内に入り、乗車してそのまま前進することにより、出庫が完了する。
【0024】
次に、図1を参照して、本実施の形態の出庫制御装置を含む構成について説明する。同図において、100は表示装置、200は入力装置であり、例えば図5に示すような操作パネル600により構成される。操作パネル600は、操作しやすい個所、例えば入出庫室58の外側でオートドア60の横に配置される。
【0025】
300は出庫制御装置を構成するデータ処理装置であり、入力装置200からの入力を受け付ける入力受付部301、後述する連続出庫モード時に出庫位置に移動させるトレー51を選出する選出部302、表示装置100の表示を制御する表示制御部303、記憶装置400へ情報を記憶したり、記憶装置400に記憶されている情報を消去したりする記憶制御部304を有する。データ処理装置300は、例えば図3に示すように地下空間の壁に設置される制御盤61上に構成される。
【0026】
400は記憶装置であり、現在のトレー位置情報や現在の入庫状況情報等を記憶する。また、後述する連続出庫モード時に入力される複数の識別情報を記憶する。
【0027】
500は駆動制御装置であり、データ処理装置300からの指示に基づいてモータ等の駆動機構に駆動信号を出力し、トレー51の循環移動やリフト56の昇降移動を制御する。また、図示しないセンサ類からセンサ信号が入力され、そのセンサ信号に基づいてデータ処理装置300に現在のトレー位置情報等を通知する。例えば、各トレー51には固有の番号が与えられており、また、各位置にはアドレスが定められており、現在、何番のトレー51がどのアドレス位置にあるか、というようにトレー位置が認識される。
【0028】
次に、図2のフローチャートを参照して、本実施の形態における出庫手順について説明する。通常は、操作パネル600の挿入口601にカードが挿入されたならば、そのカードに記憶されたカード番号(識別情報)を読み出して、カード番号(識別情報)に対応するトレー51を入出庫室58に移動させるノーマルモードとなっている。
【0029】
一方、特定のグループで複数台の自動車を入庫させている状況で、複数の出庫要求が同時にあった場合、専任操作員は、操作パネル600の出庫検索キー602を押す。出庫検索キー602の押下により、ノーマルモードから連続出庫モードへとモードが切り替わる。図2のフローチャートは、連続出庫モード時における出庫手順を示すものである。
【0030】
連続出庫モードでは、専任操作員は、各乗員からカードを受け取って、これらカードのカード番号(識別情報)をすべて入力する(ステップS1)。例えば、いずれかのカードのカード番号(例えば4桁の数字からなる)を操作パネル600のテンキー603にて入力すると、その入力されたカード番号が表示部604に表示されるので、その表示されたカード番号を確認の上、登録キー605を押す。なお、カード番号の入力を間違えたときは、C(クリア)キー606を押して入力しなおすことができる。データ処理装置300では、入力されたカード番号を記憶装置400に記憶して登録するとともに、操作パネル600の表示部607に登録台数を表示する。
【0031】
専任操作員は、上記の操作をカードの枚数分だけ繰り返し、すべてのカード番号(識別情報)の入力が済んだら、操作パネル600の検索キー608を押す(ステップS2)。検索キー608の押下により、データ処理装置300では、登録された出庫対象トレーの中からリフト位置に移動させるのに移動数の最も少ないトレー51、換言すれば、リフト位置に最も近いトレー51を選出する。そして、操作パネル600の表示部607の登録台数の表示を消して、そこに選出したトレー51に対応するカード番号(識別情報)を表示する(ステップS3)。
【0032】
ここで、図6を参照して、リフト位置に移動させるのに移動数の最も少ないトレー51を選出する処理について詳細に説明する。例えば、図6(a)に示すA、B、Cが出庫対象トレーだとすると、リフト位置に移動させるのに移動数の最も少ないBのトレー51が選出される。本実施の形態において、具体的には、A、B、Cのトレー51をリフト位置に移動させるためのピッチ数がそれぞれ算出され、最小ピッチ数のものが選出される。ここでは、1ピッチはトレー51を1枚分横送りすることを意味し、トレー51を縦送りする場合は1ピッチとして数えないこととしている。ただし、機械式駐車設備のレイアウト等によっては縦送りを1ピッチとして数える場合もある。
【0033】
なお、2つの出庫対象トレーが同じ条件位置にある場合、例えばリフト位置を挟んで両隣に位置するような場合もありうる。この場合、リフト位置に対して時計回り側或いは反時計回り側を優先するといった順位を予め定めておき、その順位に従ってトレー51を選出するようにする。
【0034】
また、図6では1層のみで説明したが、多層の場合は層の優先順位を予め定めておき、出庫対象トレーが層は違うものの同じ条件位置にある場合には、優先順位の高い層のトレー51を選出するようにする。
【0035】
例えば、時計回り側と上層とを優先するように定めた場合、トレー51を選出するに際して、リフト位置(昇降リフト57上)のトレー、上層のリフト位置に隣接する時計回り側トレー、下層のリフト位置に隣接する時計回り側トレー、上層のリフト位置に隣接する反時計回り側トレー、下層のリフト位置に隣接する反時計回り側トレー、上層のリフト位置から時計回り側に2番目のトレー、下層のリフト位置から時計回り側に2番目のトレー、上層のリフト位置から反時計回り側に2番目のトレー、下層のリフト位置から反時計回り側に2番目のトレー、・・・といった順番に選出する。
【0036】
また、上記のように時計回り、反時計回りの優先順位、層の優先順位を予め定めておくのではなく、複数の出庫対象トレーが同じ条件位置にある場合に、カード番号(識別情報)の入力順(登録順)で先のものを選出するようにしてもよい。
【0037】
図2に説明を戻して、専任操作者は、操作パネル600の表示部607に選出されたトレー51に対応するカード番号が表示されたならば、そのカード番号に対応するカードを挿入口601に挿入すると、呼び出し操作が開始される(ステップS4)。この呼び出し操作により、駆動制御部500はデータ処理装置300からの指示に基づいてモータ等の駆動機構に駆動信号を出力し、トレー51の循環移動やリフト56の昇降移動を制御して、当該選出されたトレー51を入出庫室58に移動させる(ステップS5)。なお、データ処理装置300では、出庫動作を開始すると、操作パネル600の表示部607のカード番号の表示を消して、再び登録台数を表示する。
【0038】
上記選出されたトレー51の出庫が済んだら、データ処理装置300は、記憶装置400から当該トレー51に対応するカード番号(識別情報)を消去する(ステップS6)。したがって、操作パネル600の表示部607に表示される登録台数は1台減算された台数となる。
【0039】
専任操作者は、上記選出されたトレー51の出庫が済んだら、登録台数が0であるかを確認し、まだ残っているならば再び操作パネル600の検索キー608を押す(ステップS7、S2)。検索キー608の押下により、ステップS3〜S6の処理が繰り返されて、残っている出庫対象トレーの中からリフト位置に移動させるのに移動数の最も少ないトレー51が選出される。
【0040】
出庫対象トレーの出庫がすべて済んだら、専任操作員は、ESC(エスケープ)キー610を押す。ESCキー610の押下により、連続出庫モードが終了し、ノーマルモードに戻る(ステップS8)。
【0041】
以上述べたように、連続出庫モードではリフト位置に移動させるのに移動数の最も少ないトレーが順次選出されるので、最後の自動車が出庫されるまでの時間を短縮化させることができる。また、リフト位置に移動させるのに移動数の最も少ないトレーを選出するだけなので、複雑な演算処理等も必要とされない。
【0042】
一例として図6、7を参照して比較すると、図6(a)、7(a)に示す状態でA、B、Cのトレー51の順に識別情報が入力されたとする。この場合、従来の手法、すなわち識別情報の入力順であるA、B、Cの順でトレー51を呼び出すと、まず図7(a)、(b)に示すように、Aのトレー51をリフト位置に移動させるのに反時計回り方向に4ピッチ移動させ、次に図7(b)、(c)に示すように、Bのトレー51をリフト位置に移動させるのに時計回り方向に2ピッチ移動させ、次に図7(c)、(d)に示すように、Cのトレー51をリフト位置に移動させるのに時計回り方向に6ピッチ移動させることになり、計12ピッチの移動が必要となる。
【0043】
それに対して、上記実施の形態で述べた連続出庫モードでは、識別情報の入力順(A、B、Cの順)とは異なる規則、すなわちリフト位置に移動させるのに移動数(ピッチ数)の最も少ないトレー51が選出されるので、まず図6(a)、(b)に示すように、Bのトレー51が選出され、リフト位置に移動させるのに反時計回り方向に2ピッチ移動させる。次に図6(b)、(c)に示すように、Aのトレー51が選出され、リフト位置に移動させるのに反時計回り方向に2ピッチ移動させる。次に図6(c)、(d)に示すように、Cのトレー51が選出され、リフト位置に移動させるのに反時計回り方向に4ピッチ移動させる。これにより、計8ピッチのトレーの移動で、出庫対象トレーA、B、Cすべての出庫が完了することになる。
【0044】
以上述べた連続出庫モードは、特定のグループで複数台の自動車を入庫させている状況で、複数の出庫要求が同時にあった場合、具体例を挙げれば、ホテルにおいて結婚式等があったり、オフィスビルにおいて会議があったりする場合に利用するとよい。これらの場合、特定のグループで複数台の自動車を入庫させる状況となり、入庫時間はばらばらであるが、出庫時間は同じになることが多く、トレー51を呼び出す順番よりも、最後の自動車が出庫されるまでの時間が短いほうが望まれる。
【0045】
(第2の実施の形態)
上記第1の実施の形態では、連続出庫モード時において、選出処理のためにカード番号(識別情報)をすべて入力した後、再度カード番号を入力する呼び出し操作を行う必要がある。そこで、第2の実施の形態では、出庫予約機能を持たせ、専任操作員が行う操作を簡易化させるようにしている。以下、第2の実施の形態について説明するが、上記第1の実施の形態との相違点を中心に説明し、既述した点についての説明は省略する。
【0046】
図8には本実施の形態における出庫手順を示す。図8のフローチャートは、連続出庫モード時における出庫手順を示すものである。
【0047】
連続出庫モードでは、専任操作員は、各乗員からカードを受け取って、これらカードのカード番号(識別情報)を出庫予約としてすべて入力する(ステップS11)。例えば、いずれかのカードのカード番号を操作パネル600のテンキー603にて入力するか、カードを操作パネル600の挿入口601に挿入してカード番号を読み取らせる。データ処理装置300では、入力されたカード番号を記憶装置400に記憶して出庫予約登録するとともに、操作パネル600の表示部607に出庫予約登録台数を表示する。
【0048】
出庫予約登録が終了したならば、データ処理装置300では、上記第1の実施の形態で述べたのと同様に、出庫予約登録された出庫対象トレーの中からリフト位置に移動させるのに移動数の最も少ないトレー51を選出する。そして、操作パネル600の表示部607の出庫予約登録台数の表示を消して、そこに選出したトレー51に対応するカード番号(識別情報)を表示する(ステップS12)。
【0049】
専任操作者は、操作パネル600の表示部607に選出されたトレー51に対応するカード番号が表示されたならば、運転キー609を押す(ステップS13)。運転キー609の押下により、駆動制御部500はデータ処理装置300からの指示に基づいてモータ等の駆動機構に駆動信号を出力し、トレー51の循環移動やリフト56の昇降移動を制御して、当該選出されたトレー51を入出庫室58に移動させる(ステップS14)。
【0050】
上記選出されたトレー51の出庫が済んだら、データ処理装置300は、記憶装置400から当該トレー51に対応するカード番号(識別情報)を消去する(ステップS15)。したがって、操作パネル600の表示部607に表示される出庫予約登録台数は1台減算された台数となる。
【0051】
そして、データ処理装置300は、出庫予約登録台数が0であるかを確認し、まだ残っているならば、ステップS12〜S15の処理を繰り返す(ステップS16)。
【0052】
出庫対象トレーの出庫がすべて済んだら、専任操作員は、ESCキー610を押す。ESCキー610の押下により、連続出庫モードが終了し、ノーマルモードに戻る(ステップS17)。
【0053】
以上述べた第2の実施の形態においては、出庫予約として複数の識別情報の入力を受け付けるので、その後に専任操作員は運転キー609を押す操作を行うだけで済み、あらためて呼び出し操作を行う必要がない。なお、予約外の入出庫操作が必要となった場合は、当該車両に該当するカードを挿入すれば、予約出庫の途中での他車の割り込み入出庫が可能となっている。
【0054】
(第3の実施の形態)
上記第1、2の実施の形態では、本発明でいう規則として、出庫対象トレーの中からリフト位置に移動させるのに移動数(ピッチ数)の最も少ないトレー51を選出する例を説明した。この場合、上述したように最後の自動車が出庫されるまでの時間を短縮化させることができるが、必ずしも最短時間とならないこともある。
【0055】
第3の実施の形態では、データ処理装置300の選出部302における選出処理を変更、すなわち選出のための規則を上記第1、2の実施の形態と異ならせた例について説明する。以下、第3の実施の形態について説明するが、出庫制御装置を含む構成や出庫手順の全体の流れ等については上記第1、2の実施の形態と同様であり、第1、2の実施の形態との相違点を中心に説明し、既述した点についての説明は省略する。
【0056】
図9には、第3の実施の形態における選出手順(図2でいうステップS3、図8でいうステップS12)を示す。
【0057】
連続出庫モードにおいて、カード番号(識別情報)がすべて登録されたならば、まず、各出庫対象トレーの位置を認識して、リフト位置に移動させるための移動数(ピッチ数)をそれぞれ求める(ステップS31)。出庫対象トレーがリフト位置(昇降リフト57上)に存在すれば、移動させる必要はなく(ピッチ数0)、リフト位置でない位置にあれば、リフト位置に移動させるために時計回り方向或いは反時計回り方向の近い方で何ピッチ移動させればよいかを求める。
【0058】
例えば、図10(a)に示す状態でX、Y、Zの順に識別情報が入力されたとする。この場合、リフト位置に移動させるためのピッチ数は、Xのトレー51は反時計回り方向に4ピッチ、Yのトレー51は時計回り方向に2ピッチ、Zのトレー51は反時計回り方向に1ピッチと求められることになる。
【0059】
出庫対象トレーがリフト位置に存在する場合は、そのトレー51を選出する(ステップS32、S33)。図10(a)に示す状態では、出庫対象トレーであるX、Y、Zのトレー51のいずれもリフト位置にないので、ここでは選出されない。
【0060】
出庫対象トレーがリフト位置に存在せずに時計回り方向或いは反時計回り方向のいずれか一方向のみに存在する場合、その中から最小ピッチ数のトレー51を選出する(ステップS34、S35)。図10(a)に示す状態では、出庫対象トレーであるX、Y、Zのトレー51のうち、X、Zのトレー51はリフト位置に移動させるために反時計回り方向とされるのに対して、Yのトレー51は時計回り方向とされるので、ここでは選出されない。
【0061】
上記ステップS34においてNoと判断された場合、すなわち、出庫対象トレーがリフト位置に存在せずに、しかも時計回り方向及び反時計回り方向の両方向に存在する場合、各方向での出庫対象トレーの最大ピッチ数を比較して、最大ピッチ数の小さな出庫対象トレーのある方向を選ぶ(ステップS36)。図10(a)に示す状態では、X、Zのトレー51のある方向の最大ピッチ数がXのトレー51の4ピッチであり、Yのトレー51のある方向の最大ピッチ数がYのトレー51の2ピッチであるので、Yのトレー51のある方向が選ばれる。
【0062】
そして、その選ばれた方向にある出庫対象トレーの中から最小ピッチ数のトレー51を選出する(ステップS37)。図10(a)に示す状態では、Yのトレー51のある方向にはYのトレー51のみが存在するので、Yのトレー51そのものが選出される。
【0063】
なお、上記ステップS36において時計回り方向及び反時計回り方向での出庫対象トレーの最大ピッチ数が同じ場合は、最小ピッチ数の小さいトレー51が存在する方向を選ぶ。
【0064】
上述した選出処理を、登録台数が0になるまで、トレー51の出庫が完了するごとに繰り返し行う。例えば、上記のように図10(a)に示す状態でYのトレー51が選出され、その出庫が完了したら図10(b)に示す状態となるが、この状態では、各出庫対象トレー(X、Zのトレー51)をリフト位置に移動させるためのピッチ数は、Xのトレー51は時計回り方向に6ピッチ(或いは、反時計回り方向に6ピッチ)、Zのトレー51は反時計回り方向に3ピッチと求められる。したがって、ステップS36、37(或いはステップS32、33)を経て、Zのトレー51が選出されることになる。
【0065】
以上述べた第3の実施の形態においては、上記第1、2の実施の形態で説明した選出処理に比べて、トレー51の状態によっては最後の自動車が出庫されるまでの時間をさらに短縮化させることができる。
【0066】
図10に示す例では、計8ピッチのトレーの移動で、出庫対象トレーX、Y、Zすべての出庫が完了することになる。比較例として、図11を参照して、上記第1、2の実施の形態で説明した選出処理を行う場合を説明すると、リフト位置に移動させるのに移動数(ピッチ数)の最も少ないトレー51が選出されるので、まず図11(a)、(b)に示すように、Zのトレー51が選出され、リフト位置に移動させるのに反時計回り方向に1ピッチ移動させる。次に図11(b)、(c)に示すように、Xのトレー51(Yのトレー51も同じピッチ数であるが、Xのトレー51が優先して選出されるとする)が選出され、リフト位置に移動させるのに反時計回り方向に3ピッチ移動させる。次に図11(c)、(d)に示すように、Yのトレー51が選出され、リフト位置に移動させるのに時計回り方向に6ピッチ移動させる。これにより、計10ピッチのトレーの移動で、出庫対象トレーA、B、Cすべての出庫が完了することになる。
【0067】
なお、第3の実施の形態で説明した選出処理を、図12に示すような3列のトレー列構成に適用する場合、出庫対象トレーが第1列又は第2列にあるときは、第1列、第2列の循環運転で考える。第3列にしかないときは、第1列、第3列の循環運転で考える。4列のトレー列構成、5列のトレー列構成についても同様である。
【0068】
また、多層構造に適用する場合は、各層ごとに呼び出すトレー51を選出し、その中から最小ピッチ数のものを選出する。最小ピッチ数が同じ場合は、予め定められた優先順位の高い層(例えば、入出庫室58に近い層から順に優先する)や、先に登録されたものを選出するようにする。
【0069】
(その他の実施の形態)
上述した実施の形態の出庫制御は、コンピュータのCPU或いはMPU、RAM、ROM等により構成されるものであり、RAMやROMに記憶されたプログラムが動作することによって実現される。したがって、コンピュータが上記機能を果たすように動作させるプログラム自体は本発明を構成する。さらに、上記プログラムをコンピュータに供給するための手段、例えばかかるプログラムを格納した記録媒体は本発明を構成する。かかるプログラムコードを記憶する記録媒体としては、例えばフレキシブルディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM等を用いることができる。
【0070】
なお、上記実施の形態において示した各部の形状及び構造は、何れも本発明を実施するにあたっての具体化のほんの一例を示したものに過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。すなわち、本発明はその精神、又はその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。例えば、上記実施の形態では水平循環方式の機械式駐車設備を例にして説明したが、本発明は多層循環(箱型、円形)方式、垂直循環方式の機械式駐車設備に適用することも可能である。また、操作方式についてもカード方式を例にして説明したが、本発明は暗証番号入力方式、トレー番号入力方式等にも適用できることは勿論である。
【0071】
【発明の効果】
以上述べたように本発明によれば、特定のグループで複数台の車両を入庫させている状況で複数の出庫要求が同時にあった場合に、連続出庫モードに切り替えることにより、
入力された複数の識別情報に対応する出庫対象トレーの中から、出庫位置に移動させるのに移動数の最も少ないトレーを選出するという規則に基づいて、或いは、入力された複数の識別情報に対応する出庫対象トレーの中から、出庫対象トレーが出庫位置に存在する場合は、その出庫位置のトレーを選出し、出庫対象トレーが出庫位置に存在せずに出庫位置に対して循環方向のいずれか一方向のみに存在する場合は、出庫対象トレーの中から最小移動数のトレーを選出し、出庫対象トレーが出庫位置に存在せずに出庫位置に対して循環方向の両方向に存在する場合は、各方向での最大移動数を比較して、最大移動数の小さな出庫対象トレーのある方向を選び、その選ばれた方向にある出庫対象トレーの中から最小移動数のトレーを選出するという規則に基づいて、出庫位置に移動させるトレーを選出するようにしたので、最後の自動車が出庫されるまでの時間を短縮化させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態の出庫制御装置を含む構成を示す図である。
【図2】第1の実施の形態における出庫手順を示すフローチャートである。
【図3】水平循環式の機械式駐車設備の正面断面図である。
【図4】水平循環式の機械式駐車設備の平面図である。
【図5】操作パネル600の一例を示す図である。
【図6】第1の実施の形態の手法による呼び出し順を説明するための図である。
【図7】従来の手法による呼び出し順を説明するための図である。
【図8】第2の実施の形態における出庫手順を示すフローチャートである。
【図9】第3の実施の形態における選出手順を示すフローチャートである。
【図10】第3の実施の形態の手法による呼び出し順を説明するための図である。
【図11】第1の実施の形態の手法による呼び出し順を説明するための図である。
【図12】3列のトレー列構成を示す図である。
【符号の説明】
51 トレー
100 表示装置
200 入力装置
300 データ処理装置
301 入力受付部
302 選出部
303 表示制御部
304 記憶制御部
400 記憶装置
500 駆動制御部
600 操作パネル

Claims (6)

  1. 複数枚のトレーが互いに連動して循環移動する構成とされた機械式駐車設備において出庫要求のあったトレーを出庫位置に移動させる出庫制御装置であって、
    特定のグループで複数台の車両を入庫させている状況で複数の出庫要求が同時にあった場合に利用される連続出庫モードに切り替え可能であり、
    前記連続出庫モード時に、前記各トレーに対応する識別情報の複数の入力を受け付ける入力受付手段と、
    前記連続出庫モード時に、前記入力受付手段に入力された複数の識別情報に対応する出庫対象トレーの中から、出庫位置に移動させるのに移動数の最も少ないトレーを選出するという規則に基づいて出庫位置に移動させるトレーを選出する選出手段とを備えたことを特徴とする機械式駐車設備における出庫制御装置。
  2. 複数枚のトレーが互いに連動して循環移動する構成とされた機械式駐車設備において出庫要求のあったトレーを出庫位置に移動させる出庫制御装置であって、
    特定のグループで複数台の車両を入庫させている状況で複数の出庫要求が同時にあった場合に利用される連続出庫モードに切り替え可能であり、
    前記連続出庫モード時に、前記各トレーに対応する識別情報の複数の入力を受け付ける入力受付手段と、
    前記連続出庫モード時に、前記入力受付手段に入力された複数の識別情報に対応する出庫対象トレーの中から、出庫対象トレーが出庫位置に存在する場合は、その出庫位置のトレーを選出し、出庫対象トレーが出庫位置に存在せずに出庫位置に対して循環方向のいずれか一方向のみに存在する場合は、出庫対象トレーの中から最小移動数のトレーを選出し、出庫対象トレーが出庫位置に存在せずに出庫位置に対して循環方向の両方向に存在する場合は、各方向での最大移動数を比較して、最大移動数の小さな出庫対象トレーのある方向を選び、その選ばれた方向にある出庫対象トレーの中から最小移動数のトレーを選出するという規則に基づいて出庫位置に移動させるトレーを選出する選出手段とを備えたことを特徴とする機械式駐車設備における出庫制御装置。
  3. 前記選出手段は、出庫対象トレーのすべての出庫が完了するまで、トレーの出庫が完了するごとにトレーの選出を行うことを特徴とする請求項1又は2に記載の機械式駐車設備における出庫制御装置。
  4. 前記選出手段により選出されたトレーに対応する識別情報を表示する表示手段を備えたことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の機械式駐車設備における出庫制御装置。
  5. 複数枚のトレーが互いに連動して循環移動する構成とされた機械式駐車設備において、データ処理装置を使用して、出庫要求のあったトレーを出庫位置に移動させる出庫制御方法であって、
    前記データ処理装置が、
    入力装置からの入力に応じて、特定のグループで複数台の車両を入庫させている状況で複数の出庫要求が同時にあった場合に利用される連続出庫モードに切り替える手順と、
    前記連続出庫モード時に、前記複数のトレーに対応する識別情報の入力を受け付ける手順と、
    前記連続出庫モード時に、前記入力された複数の識別情報に対応する出庫対象トレーの中から、出庫位置に移動させるのに移動数の最も少ないトレーを選出するという規則に基づいて、前記データ処理装置の選出部により出庫位置に移動させるトレーを選出する手順とを行うことを特徴とする機械式駐車設備における出庫制御方法。
  6. 複数枚のトレーが互いに連動して循環移動する構成とされた機械式駐車設備において、データ処理装置を使用して、出庫要求のあったトレーを出庫位置に移動させる出庫制御方法であって、
    前記データ処理装置が、
    入力装置からの入力に応じて、特定のグループで複数台の車両を入庫させている状況で複数の出庫要求が同時にあった場合に利用される連続出庫モードに切り替える手順と、
    前記連続出庫モード時に、前記複数のトレーに対応する識別情報の入力を受け付ける手順と、
    前記連続出庫モード時に、前記入力された複数の識別情報に対応する出庫対象トレーの中から、出庫対象トレーが出庫位置に存在する場合は、その出庫位置のトレーを選出し、出庫対象トレーが出庫位置に存在せずに出庫位置に対して循環方向のいずれか一方向のみに存在する場合は、出庫対象トレーの中から最小移動数のトレーを選出し、出庫対象トレーが出庫位置に存在せずに出庫位置に対して循環方向の両方向に存在する場合は、各方向での最大移動数を比較して、最大移動数の小さな出庫対象トレーのある方向を選び、その選ばれた方向にある出庫対象トレーの中から最小移動数のトレーを選出するという規則に基づいて、前記データ処理装置の選出部により出庫位置に移動させるトレーを選出する手順とを行うことを特徴とする機械式駐車設備における出庫制御方法。
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