JP5906169B2 - 機械式駐車設備の入出庫制御方法及びその入出庫制御装置とこれを備えた機械式駐車設備 - Google Patents

機械式駐車設備の入出庫制御方法及びその入出庫制御装置とこれを備えた機械式駐車設備 Download PDF

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Description

本発明は、機械式駐車設備における入出庫を制御する方法及びその入出庫制御装置とこれを備えた機械式駐車設備に関する。
従来、地上や地下に種々の機械式駐車設備(エレベータ式、垂直循環式、水平多層式、箱型循環式、平面往復式等、これらを総称して「機械式駐車設備」という)が設けられている。このような機械式駐車設備では、入出庫扉が設けられた入出庫口から入出庫する入出庫部と複数の格納部との間で車両が搬出入されている。また、機械式駐車設備には、通常、1つ又は2つの入出庫部が設けられ、その入出庫部で車両の入出庫が行われている。
一方、近年、例えば、エレベータ式機械式駐車設備では高層化(例えば、60m〜100m超)されたものが増え、水平多層式機械式駐車設備などでは収容台数が非常に多い大規模化したものが増えている。
しかし、入出庫部から離れた位置に格納された車両を出庫する場合、入出庫口において出庫操作を行ったとしても、その車両が入出庫部に着床するまで長い時間待たされることになる。例えば、約100mの高層化されたエレベータ式駐車設備の場合、最上部に格納された車両を出庫するためには約10分を要するが、入出庫が重なった場合には約30分を要する場合もあり、利用者の待ち時間が非常に長くなるという問題がある。特に、寒冷地における冬場では問題となる。
そのため、機械式駐車設備において利用者が離れた場所から車両の出庫時間を予約できるようにし、その出庫予約時間に出庫車両が入出庫部に着床するようにして利用者の待ち時間を短縮しようとするものが提案されている。
例えば、この種の先行技術として、予め自動車の入出庫時刻を予約することによって、その入出庫させるパレットを入出庫部まで移動させるために要する入出庫時間を演算し、入出庫予約時刻から入出庫時間を差し引いた時刻が現在の時刻と同じか後であれば入出庫命令を出力して、入出庫時に運転者を待たせないようにする機械式駐車設備の遠隔制御装置がある(例えば、特許文献1参照)。
また、他の先行技術として、機械式駐車設備とは離れた場所から通信手段によって所望の入出庫時刻に所望のパレットを車両入出庫部に待機させるように命令を出力すると、その入出庫予定時刻から入出庫時刻を差引いて予約時間にパレットを到着させ、そのパレットが入出庫部に到達したら、パレットが入出庫部に待機していることを機械式駐車設備から離れた場所にいる利用者に知らせるようにして、利用者の待ち時間を短縮できるようにしたものがある(例えば、特許文献2参照)。この先行技術では、ローカルエリアネットワークを用いた予約も可能とし、予約による呼び動作と運転操作盤からの直接操作とが重なった場合、運転操作盤からの直接操作を優先し、その入出庫が終了した後、再度予約による呼び動作を開始するようにしている。
さらに、他の先行技術として、月極契約車を毎日決まった時間に出庫させるような特定の利用者に対して、出庫時刻を登録しておくことで毎日決まった時刻に出庫動作が行われるようにし、出庫運転動作を行う必要がなく、その待ち時間もないようにしたものもある(例えば、特許文献3参照)。
また、他の先行技術として、出庫した車両のパレットが入庫待ちをしている車両を搭載できるパレットであれば、次の出庫作業に先立ってその空パレットを戻すことなく入庫車両に利用して入庫を割り込ませることで、入出待ちの利用者の待ち時間を短縮して効率良く入出庫させるようにしたものもある(例えば、特許文献4参照)。
特開平08−312185号公報 特開平10−153007号公報 特開昭63−181862号公報 特開2011−38284号公報
ところで、機械式駐車設備の場合、出庫予約などに関係なく運転操作盤から直接入出庫の呼び登録(以下、単に「呼び登録」ともいう)が任意に行われる。そのため、上記したように出庫の日時指定予約をした者と運転操作盤から呼び登録をした者との均衡を保つ必要がある。
しかしながら、上記特許文献1に記載の先行技術では、日時指定予約のパレットを予約時間に入出庫部に配置することはできるが、予約に基づいて入出庫されるので、予約がすべて実行されるまで操作盤による手動呼びができない場合は、日時指定予約と運転操作盤からの呼び登録とが重なった時に効率良く処理することはできない。
また、上記特許文献2に記載の先行技術では、運転操作盤による呼び登録を行った時に、日時指定予約のパレットが入出庫部に到着している場合は、その日時指定予約のパレットを一旦戻し、呼び登録による入出庫操作を優先して行った後に再び呼び直すので、日時指定予約者の待ち時間が長くなる。
さらに、上記特許文献3に記載の先行技術では、毎日決まった時刻に出庫動作を行わせることと、手動操作による出庫動作とが記載されているが、これらが重なった時の動作については何ら記載されていない。
なお、上記特許文献4に記載された先行技術4では、出庫した入出庫部のパレットを入庫車両に利用して時間短縮を図ることはできるが、日時指定予約の間に運転操作盤から呼び登録が行われた場合の動作については何ら記載されていない。
このように、上記先行技術1〜4では、日時指定予約による出庫と運転操作盤からの呼び登録とが重なったときに、それらの両立を図りつつ利用者の待ち時間を短くすることはできない。
そこで、本発明は、出庫時刻指定の日時指定予約と現地での直接操作による呼び登録とが混在しても、それらを円滑に処理して両立を図り、円滑な入出庫を行うことができる機械式駐車設備の入出庫制御方法及びその入出庫制御装置とこれを備えた機械式駐車設備を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る機械式駐車設備の入出庫方法は、アクセス手段を介して出庫車両の日時指定予約を行った日時指定予約データと、機械式駐車設備において入出庫の呼び登録を行った呼び登録データと、現在時刻と、に基づいて、駐車設備が指示待ち状態の時に、前記日時指定予約データの有無を判断するステップと、前記日時指定予約データが1つ以上存在するときに先頭の日時指定予約データのパレット呼び所要時間と現在時刻とに基づいて演算した到着予想時刻を前記日時指定予約データの予約時刻と比較するステップと、該比較結果が所定の閾値以上の場合に、前記呼び登録データに基づいてパレット呼びの要否を判定するステップと、該パレット呼びが必要な場合に、前記呼び登録データに基づいてパレット呼び動作の種類を選択するステップと、を繰り返し実行して、前記日時指定予約の出庫車両と前記呼び登録の入出庫車両に応じた入出庫動作指令を行うことを特徴とする。この明細書及び特許請求の範囲の書類中における「アクセス手段」は、電話回線、インターネット回線、ローカルエリアネットワーク回線などを利用した通信手段をいう。また、「所定の閾値」は、日時指定予約の間に現地での呼び登録を実行できる時間として設定された値をいう。さらに、「呼び動作の種類」は、入庫又は出庫のいずれかをいう。
この構成により、日時指定予約データの到着予想時刻と日時指定予約データの予約時刻との間が所定の閾値以上のときには、呼び登録データがあればその呼び登録データに基づいてパレット呼びの要否を判定する。パレット呼びが必要な場合には、呼び登録データに基づいてパレット呼び動作の種類を選択して、呼び登録の入出庫車両に応じた入出庫動作指令を行うので、日時指定予約の出庫に係る時間以外は、現地での入出庫の呼び登録を通常に処理することができる。従って、アクセス手段を介した出庫車両の日時指定予約と、機械式駐車設備における入出庫の呼び登録とが混在しても、それらを円滑に処理して両立を図り、円滑な入出庫を行なって利用者の待ち時間を減らすことができる。
また、前記日時指定予約データのパレット呼び所要時間と現在時刻とに基づいて演算した到着予想時刻を前記日時指定予約データの予約時刻と比較し、その比較結果が所定の閾値未満の場合には、先頭の日時指定予約データの呼び動作を実行するようにしてもよい。
このように構成すれば、日時指定予約データの到着予想時刻と日時指定予約データの予約時刻が所定の閾値未満のときには、呼び登録データがあったとしてもその呼び登録を実行するために要する動作時間が無いと判断し、その呼び登録を実行せずに先頭の日時指定予約データの呼びを実行して、日時指定予約に遅れを生じないように処理することができる。
一方、本発明に係る機械式駐車設備の入出庫制御装置は、アクセス手段を介して出庫車両の日時指定予約を行う日時指定予約入力手段と、機械式駐車設備に備えられた入出庫の呼び登録入力手段と、前記日時指定予約入力手段で入力された日時指定予約データ及び前記呼び登録入力手段で入力された呼び登録データを保存するデータ記憶手段と、前記日時指定予約データ、呼び登録データ及び現在時刻に基づいて駐車設備の入出庫動作指令を行う制御部と、を備え、前記制御部は、駐車設備が指示待ち状態の時に、前記日時指定予約データの有無を判断するステップと、前記日時指定予約データが1つ以上存在するときに先頭の日時指定予約データのパレット呼び所要時間と現在時刻とに基づいて演算した到着予想時刻を前記日時指定予約データの予約時刻と比較するステップと、該比較結果が所定の閾値以上の場合に、前記呼び登録データに基づいてパレット呼びの要否を判定するステップと、該パレット呼びが必要な場合に、前記呼び登録データに基づいてパレット呼び動作の種類を選択するステップと、を繰り返し実行して、前記日時指定予約の出庫車両と前記呼び登録の入出庫車両に応じた入出庫動作指令を行うように構成されている。
この構成により、日時指定予約データの到着予想時刻と日時指定予約データの予約時刻との間が所定の閾値以上のときには、呼び登録データがあればその呼び登録データに基づいてパレット呼びの要否を判定する。パレット呼びが必要な場合には、呼び登録データに基づいてパレット呼び動作の種類を選択して、呼び登録の入出庫車両に応じた入出庫動作指令を行うので、日時指定予約の出庫に係る時間以外は、現地での入出庫の呼び登録を通常に処理することができる。従って、アクセス手段を介した出庫車両の日時指定予約と、機械式駐車設備における入出庫の呼び登録とが混在しても、それらを円滑に処理して両立を図り、円滑な入出庫を行なって利用者の待ち時間を減らすことができる。
また、前記制御部は、前記データ記憶手段に記憶する前記日時指定予約データを、日時指定予約時に指定時刻に基づいて昇順に並べ替えるように構成されていてもよい。
このように構成すれば、予め指定時刻でソートされた日時指定予約をスキャンするので、日時指定予約データのデータ処理効率を高くすることができ、処理時間や制御部の負荷を抑えることができる。
また、前記制御部は、前記日時指定予約データのパレット呼び所要時間と現在時刻とに基づいて演算した到着予想時刻を前記日時指定予約データの予約時刻と比較し、その比較結果が所定の閾値未満の場合には、先頭の日時指定予約データの呼び動作を実行するように構成されていてもよい。
このように構成すれば、日時指定予約データの到着予想時刻と日時指定予約データの予約時刻が所定の閾値未満のときには、呼び登録データがあったとしてもその呼び登録を実行するために要する動作時間が無いと判断し、その呼び登録を実行せずに先頭の日時指定予約データの呼びを実行して、日時指定予約に遅れを生じないように処理することができる。
また、前記制御部は、前記先頭の日時指定予約データの呼び動作の実行完了後、日時指定予約者の運転操作盤操作により入出庫口扉を開くように構成されていてもよい。
このように構成すれば、日時指定予約を行った利用者が運転操作盤による出庫操作を行わなければ入出庫口扉が開放しないので、日時指定予約のパレットが入出庫部に着床した状態で他の利用者が入出庫部に入るのを防止することができる。
また、前記制御部は、前記先頭の日時指定予約データの呼び動作の実行完了後、所定の待機時間を超えて運転操作盤操作が行われない場合に、該呼び動作の対象パレットを呼び動作前の元の格納部に返却するように構成されていてもよい。
このように構成すれば、所定の待機時間を経過すると日時指定予約を自動的にキャンセルして、現地での運転操作盤による呼び登録者や他の日時指定予約者の操作を迅速に進めることができる。
また、前記制御部は、前記呼び登録データに基づくパレット呼び動作の選択において、入出庫部に空パレットが到着しているときには、前記呼び登録データを先頭から順に入庫呼びであるか確認し、入庫呼びの先頭データに基づいて入庫動作をするように構成されていてもよい。
このように構成すれば、出庫後の空パレットが入出庫部にある場合は、呼び登録データの入庫呼びを確認し、入庫呼びの先頭データによる入庫を空パレットに対して行なうことで、入庫動作を迅速に行なうことができる。
また、前記入庫呼びの先頭データに含まれる収容車データと前記空パレットの収容可能車データとを比較し、前記収容車データが前記空パレットに入庫可能な場合は、該入庫呼びデータに基づいて入庫動作をさせ、入庫不可能な場合は、前記呼び登録データの先頭のデータに基づいて駐車設備を動作させるように構成してもよい。
このように構成すれば、2種類以上の収容車を混在させて格納することができる駐車設備において、入庫呼びの先頭データの収容車データが入出庫部にある出庫後の空パレットに入庫可能であれば入庫動作をさせて迅速な入庫を行ない、入庫不可能であれば通常の入出庫動作で駐車設備を動作させるようにできる。
一方、本発明に係る機械式駐車設備は、前記いずれかの入出庫制御装置を備えている。
この構成により、入出庫時刻を指定した日時指定予約と現地での直接操作による呼び登録とを円滑に処理して両立を図り、円滑な入出庫を行うことができる機械式駐車設備を構成することができる。
本発明によれば、出庫時刻を指定した日時指定予約と現地での直接操作による呼び登録とが混在し合っても、それらを円滑に処理して両立を図り、円滑な入出庫を行うことが可能となる。
図1は本発明に係る機械式駐車設備の一例であるエレベータ式駐車設備の内部を示す全体概略正面図である。 図2は図1に示すエレベータ式駐車設備における入出庫制御装置の構成を示すブロック図である。 図3は図2に示す入出庫制御装置とアクセス手段の一例とを示すブロック図である。 図4は図2に示す入出庫制御装置とアクセス手段の他例とを示すブロック図である。 図5は図2に示す入出庫制御装置におけるデータの並べ替えを模式的に示す図面である。 図6Aは図7Aに示すフローチャートにおける現在時刻と日時指定予約データの到着予想時刻と予約時刻との比較結果と、所定の閾値との関係を示す図である。 図6Bは図6Aに示す所定の閾値を、現在時刻と日時指定予約データの予約時刻とパレット呼び所要時間との関係で示す図である。 図7Aは図2に示す入出庫制御装置による日時指定予約による出庫と呼び登録による入出庫の流れを示すフローチャートの前半部分を示す図である。 図7Bは図7Aに示すフローチャートの後半部分を示す図である。
以下、本発明の実施形態の一例を図面に基づいて説明する。以下の実施形態では、機械式駐車設備の一つである下部90°乗入れ方式のエレベータ式駐車設備1を例に説明する。また、この明細書及び特許請求の範囲の書類中における前後左右方向の概念は、図1に示すエレベータ式駐車設備1に向かった状態における前後左右方向の概念と一致するものとする。
図1に示すように、エレベータ式駐車設備1は、4隅の鉛直方向に設けられた主柱3と、この主柱3を水平方向に連結する梁(図示略)等とによって鉄骨構造体が形成され、この鉄骨構造体の外面に外装板5が設けられて駐車塔2が形成されている。この駐車塔2は、地上1階が入出庫部6となっており、入出庫部6の乗入れ床7にはピット8が形成されている。また、入出庫部6の左方向には入出庫口9が設けられ、この入出庫口9には、開閉式の入出庫口扉10が設けられている。また、入出庫口9の外部側方には、呼び登録入力手段たる運転操作盤11が配設されている。
このようなエレベータ式駐車設備1は、駐車塔2の中央部鉛直方向に平面視が矩形状の昇降路12が設けられている。昇降路12は、平面視で駐車塔2の前後方向が長寸で、左右方向が短寸の矩形状となっている。また、この昇降路12を挟んで図の左右両側の鉛直方向に複数段の格納部(格納棚)13が設けられている。各格納部13には、図示する左右方向に延びる棚レール14が設けられている。棚レール14は、上記主柱3と、この主柱3と平行に鉛直方向に設けられた棚柱15とに固定されている。この棚レール14に沿って、パレット27が左右方向に払出し/引込みされる。
また、上記昇降路12には、パレット27を搬送する搬器(エレベータ搬器)16が設けられている。搬器16には、パレット移載機構17が設けられており、このパレット移載機構17によってパレット27を搬器16と各格納部13の棚レール14との間で払出し/引込みがなされる。さらに、ピット8内には、上記搬器16のパレット27を持上げて旋回させるパレット持上旋回装置18が備えられており、このパレット持上旋回装置18により、パレット27が入出庫部6で入出庫口9の方向に旋回させられる。これらのパレット移載機構17及びパレット持上旋回装置18は、公知の手段が採用される。
さらに、このエレベータ式駐車設備1では、上記駐車塔2の上部に設けられた機械室4に、上記搬器16を昇降路12に沿って昇降させる昇降駆動装置20が設けられている。昇降駆動装置20には、昇降路12に垂下されたワイヤロープ21が転向ローラ19を介して掛けられている。この実施形態では、上記昇降駆動装置20をエレベータ式駐車設備1の上部駆動方式に適用しているため、機械室4に設けられた昇降駆動装置20の駆動シーブ23に掛けられたワイヤロープ21は、機械室4では水平方向に延びるように配置され、このワイヤロープ21の一端が昇降路12の上方に設けられた転向ローラ19で曲げられて搬器16に向けて垂下し、下端に搬器16が吊下げられている。従って、昇降駆動装置20の駆動シーブ23を駆動することにより、ワイヤロープ21で吊下げられた搬器16が昇降路12で昇降させられる。また、ワイヤロープ21の他端側は、転向ローラ19によって格納部13の後方部分で垂下され、昇降駆動装置20による巻上げ力を軽減するカウンタウェイト22に連結されている。
そして、この実施形態のエレベータ式駐車設備1では、上記入出庫部6に入出庫制御装置30が設けられている。この入出庫制御装置30は、エレベータ式駐車設備1の外部に設けられていて、エレベータ式駐車設備1を制御するように接続された構成であってもよい。
次に、図2に基づいて、上記入出庫制御装置30の構成を説明する。入出庫制御装置30は、アクセス手段(通信手段)40と接続された制御部たるコンピュータ31を備えている。コンピュータ31は、中央演算処理装置(以下、単に「CPU」という)32と、データを記憶するデータストア33及び現在日時取得手段34を有している。この現在日時取得手段34は、コンピュータ31の日時を正確に保てることができれば、特に必要ない。
上記アクセス手段40としては、インターネット網を使用した日時指定予約入力手段41や、ローカルエリアネットワーク(以下、単に「LAN」という)を使用した日時指定予約入力手段41などがある。このアクセス手段40を介して、入出庫制御装置30によって設けられた予約サイトにアクセスし、日時指定予約入力手段41によって日時指定予約が行われる。日時指定予約入力手段41としては、インターネット網やLANに接続可能なパーソナルコンピュータ(以下、単に「パソコン」という)、携帯電話などが用いられる。
上記データストア33では、アクセス手段40を介して登録される日時指定予約データが日時指定予約データ記憶手段35に記憶され、運転操作盤11から入力される呼び登録データが呼び登録データ記憶手段36に記憶される。日時指定予約データは、予約日時に基づいて昇順で日時指定予約データ記憶手段35に記憶され、呼び登録データは、運転操作盤11にて入力された順番通りに呼び登録データ記憶手段36に記憶される。これら日時指定予約データ記憶手段35及び呼び登録データ記憶手段36としては、フラッシュメモリなどの記憶媒体が利用される。図では別体で記載しているが、それぞれのデータを記憶しておけるものであれば一体的に構成されたものでもよい。また、運転操作盤11から入力される呼び登録は、エレベータ式駐車設備1の動作中や日時指定予約の時間中でも入力可能となっている。
また、上記コンピュータ31は、日時指定予約データの呼び動作の実行完了後、日時指定予約者の運転操作盤操作により入出庫口扉10を開くようになっている。なお、予め必要なデータをコンピュータ31から後述するプログラマブルコントローラ26に受け渡しておいて、プログラマブルコントローラ26側でこの制御を行わせてもよい。これにより、日時指定予約を行った利用者が運転操作盤による出庫操作を行わなければ入出庫口扉10が開放しないので、日時指定予約のパレット27が入出庫部6に着床した状態で他の利用者が入出庫部6に入るのを防止することができる。
さらに、上記コンピュータ31は、上記日時指定予約に基づいて入出庫部6に呼び出されたパレット27に対して、後述する待機時間B(例えば、3分)を超えて入出庫操作が行われない場合は、そのパレット27を呼び動作前の元の格納部13に返却し、その日時指定予約をキャンセルするとともに、運転操作盤11からの入出庫呼び操作を受付可能とするようになっている。これにより、日時指定予約者の到着遅れや無断キャンセルがあったとしても、所定の待機時間を経過すると日時指定予約をキャンセルするので、運転操作盤11を利用する他の利用者の待ち時間を抑えることができ、他の利用者に迷惑がかからないようにできる。具体的なキャンセルの処理としては、後述する日付指定予約データの動作が正常に完了した時と同様に、その予約データを削除して後続のデータを繰り上げる処理を行う。
一方、エレベータ式駐車設備1の電源装置、駆動モータ、各種センサなどを含むパレット駆動手段(上記搬器16の昇降駆動装置20、パレット移載機構17、パレット持上旋回装置18等を含む)25は、上記入出庫制御装置30におけるコンピュータ31のCPU32と接続されたプログラマブルコントローラ26によって駆動制御されるようになっている。このように、エレベータ式駐車設備1におけるパレット27の移動動作などの運転状態は、プログラマブルコントローラ26によって制御されるようになっている。この運転状態には、所定のパレット27を移動するために動作している状態(起動中)、どのパレット27を移動させるかの指示を待っている指示待ち状態等も含まれる。また、上記入出庫制御装置30のコンピュータ31は、このプログラマブルコントローラ26を介してエレベータ式駐車設備1の運転状態の情報を得るようになっている。
さらに、エレベータ式駐車設備1の入出庫口9に設けられた運転操作盤(呼び登録入力手段)11も、上記プログラマブルコントローラ26と接続されており、この運転操作盤11から入力された呼び登録データが上記CPU32を介して上記データストア33の呼び登録データ記憶手段36に記憶されるようになっている。
図3は、図2に示すアクセス手段40の一例としてインターネット網44を利用したパソコン42や携帯電話43(日時指定予約入力手段41)を例にしている。この例では、パソコン42や携帯電話43によってインターネット網44から入出庫制御装置30に設けられたルーター45を介してコンピュータ31にアクセスし、入力された日時指定予約がコンピュータ31のデータストア33に記憶されるようになっている。
図4は、図2に示すアクセス手段40の他例としてLANを利用した例を示している。この例では、マンションやビル等のLAN46に接続されたパソコン42から入出庫制御装置30に設けられたハブ47を介してコンピュータ31にアクセスし、入力された日時指定予約がコンピュータ31のデータストア33に記憶されるようになっている。
なお、図3,4に示すアクセス手段40は一例であり、電話回線を使った構成などであってもよい。
このような入出庫制御装置30によれば、エレベータ式駐車設備1から離れた場所において、アクセス手段40を介して日時指定予約を行うとその日時指定予約データはコンピュータ31のデータストア33に記憶され、また、エレベータ式駐車設備1の運転操作盤11から呼び登録を行うとその呼び登録データもコンピュータ31のデータストア33に記憶され、それらのデータが後述するように処理されて、日時指定予約と呼び登録との処理が効率良く行われる。
図5は、入出庫制御装置におけるデータの並べ替えを模式的に示す図面であり、上記アクセス手段40から入力されて日時指定予約データ記憶手段35に記憶される日時指定予約データは、指定時刻に基づいて昇順に並べ替えられる。例えば、図示する時刻の8時30分と20時42分に日時指定予約が登録されている状態で、13時5分の日時指定予約を行なった場合、図示するように、8時30分と20時42分の日時指定予約の間に13時5分の日時指定予約が並べられる。なお、この日時指定予約データの並べ替えは、ソフトウエア上で行なわれる。
また、運転操作盤11から入力される呼び登録データは、入庫と出庫を複数入力でき、入力順に上記データストア33の呼び登録データ記憶手段36に記憶される。呼び登録データを複数入力できるようにすることで、現地での呼び登録による入出庫待ちが複数あっても、予め予約入力できるので、待っている人の負担を少なくできる。
このようにして、日時指定予約データは日時指定予約データ記憶手段35に記憶され、呼び登録データは呼び登録データ記憶手段36に記憶されている。
また、これら日時指定予約データ及び呼び登録データは、それぞれの各動作が正常に完了した時に、対象の日時指定予約データ又は呼び登録データは削除され、後続するそれぞれのデータが繰り上げられる。
図6Aは、後述する図7Aに示すフローチャートにおける日時指定予約データの到着予想時刻と予約時刻との比較結果と、所定の閾値との関係を示す図である。横軸は時間軸である。
この図では、現在時刻Aに対し、1番目の日時指定予約データのパレット呼び所要時間Cに基づいて演算した到着予想時刻Dを、その日時指定予約データの予約時刻Bと比較して比較結果Eとしている。上記パレット呼び所要時間Cには、駐車設備1の現在状態データに基づく時間的差も含まれる。駐車設備1の現在状態データには、搬器16の位置、入庫車両60を格納する格納部13の位置などが含まれ、駐車設備1におけるその時の各部分の現在状態が含まれる。なお、計算処理を簡略化するため、到着予想時刻Dの算出を代表として、最も遠い格納位置のパレット搬出に基づく固定値としてもよい。
上記所定の閾値Fは、日時指定予約データのパレット呼び所要時間Cと現在時刻Aと駐車設備1の現在状態データとに基づいて、その日時指定予約データで移動させるパレット27が現在時刻Aで呼び実行した場合に入出庫部6に移動できる時刻を演算した到着予想時刻Dを、その日時指定予約データの予約時刻Bと比較したときに、その比較結果Eの予約時刻Bに対する到着予想時刻Dに所定時間以上の余裕Gがあるか判定するための値をいう。この所定時間が、所定の閾値Fである。所定の閾値Fは、例えば、現地にて運転操作盤11から入力された呼び登録を実行できる時間に設定される。
これにより、後述する図7Aの判断(S3)のように、日時指定予約データが存在するときに、その日時指定予約データを開始する時間と予約時間との間に呼び登録を実行する時間が有るか無いかの判断を常に行なうので、出庫時刻を指定した日時指定予約と現地での直接操作による呼び登録とが混在しても、それらを円滑に処理して両立を図り、円滑な入出庫を行うことができる。
つまり、図6Bに示すように、現在時刻Aと日時指定予約データの予約時刻Bとの間に、パレット呼び所要時間Cを除いて所定の閾値F以上の時間的余裕Gが有るか無いかを判断し、余裕Gが有る場合は、現地にて運転操作盤11から入力された呼び登録を実行する。しかし、二点鎖線で示す予約時刻Hのように、現在時刻Aとの間にパレット呼び所要時間Cを除いて所定の閾値F未満しかなくて余裕Gが無い場合は、呼び登録を行なわずに日時指定予約を実行するようにしている。このような判定は、入出庫制御装置30のコンピュータ31によって行なわれる。
このように、時間的余裕がない場合は、1番目の日時指定予約データを使用してプログラマブルコントローラに移動させるパレット27を指示し、時間的余裕がある場合は、呼び登録データの1番目で指定されているパレット27を指示する。
次に、図7A、図7Bのフローチャートに基づいて、日時指定予約による出庫と呼び登録による入出庫とが含まれる例を説明する。各構成には、上述した図面における符号を付して説明する。
エレベータ式駐車設備1が指示待ち状態の時に、入出庫制御装置30のコンピュータ31は、データストア33に記憶されている呼び登録データ及び日時指定予約データを使用して、駐車設備1のプログラマブルコントローラに移動させるパレットを指示して入出庫開始となる。
入出庫が開始されると、日時指定予約データ記憶手段35に1番目のデータが有るか無いかが判断される(S1)。1番目のデータが有る場合、日時指定予約データ記憶手段35の1番目のデータを現在時刻で呼び実行した場合の到着予想時刻を演算する(S2)。なお、この日時指定予約データは、予約時に指定時刻の昇順で記憶されている。
そして、その日時指定予約の予約時刻に対し、現在時刻に対する到着予想時刻との間に所定の閾値以上の余裕が有るか無いかが判断される(S3)。この判断によって現在時刻と到着予想時刻と予約時刻とが比較され、この比較によって現在時刻と予約時刻との間に所定の閾値以上の余裕がない場合は、日時指定予約データ記憶手段35の1番目のデータの呼びが実行される(S4)。この呼び実行は、入出庫部6の不用パレット27を格納部13に戻す、日時指定予約のパレット27を格納部13から入出庫部6に搬送する、パレット旋回、入出庫口扉10を開く、の各動作をいい、日時指定予約の出庫に対して、このステップ開始時点のパレット27や入出庫口扉10の状況に応じて必要な動作が行なわれる。
これにより、一般的なエレベータ式駐車設備1において行なわれる入出庫動作が行なわれ、その入出庫動作が完了したか否かが判断される(S5)。そして、入出庫動作が完了すると、日時指定予約データ記憶手段35における処理済み日時指定予約データが削除され(S6)、入出庫開始に戻る。
一方、上記日時指定予約データ記憶手段35に1番目のデータが有るか無いかの判断(S1)において、1番目の日時指定予約データが無い場合は、現地にて運転操作盤11から入力された1番目(N番目)の呼び登録データ(S7)が、呼び登録データ記憶手段36に有るか無いかが判断される(S8)。この呼び登録データが無い場合は、上記入出庫開始に戻る。
そして、呼び登録データ記憶手段36にN番目の呼び登録データがある場合は、図7Bに示す流れに進む。図示する「I」と「II」は、フローの連続する部分を示している。
図7Bに示すように、上記呼び登録データ記憶手段36にN番目の呼び登録データがある場合は、入出庫部6のパレット27が空パレットか否かが判断される(S9)。空パレットではない場合、呼び登録データ記憶手段36の1番目の呼び登録データの呼びが実行される(S10)。この呼び実行は、入出庫部6のパレット27を格納部13に戻す、必要パレット27を格納部13から入出庫部6に搬送する、パレット旋回、入出庫口扉10を開く、の各動作をいい、入庫又は出庫に対して、このステップ開始時点のパレット27や入出庫口扉10の状況に応じて必要な動作が行なわれる。
これにより、一般的なエレベータ式駐車設備1において行なわれる入出庫動作が行なわれ、その入出庫動作が完了したか否かが判断される(S11)。そして、入出庫動作が完了すると、呼び登録データ記憶手段36における処理済み呼び登録データが削除され(S12)、入出庫開始に戻る。
一方、上記入出庫部のパレットが空パレットか否かの判断(S9)において空パレットの場合、呼び登録データ記憶手段36のN番目の呼び登録データが出庫か否かの判断がなされる(S13)。この判断で出庫の場合は、次の呼び登録データについて(S14)、更に呼び登録データ記憶手段36に呼び登録データとして記憶されている否かの判断がなされる(S15)。これにより、呼び登録データ記憶手段36に登録された呼び登録から、最初に登録されている入庫の呼び登録が見つけられる。
そして、この入庫の呼び登録の入庫車が、入出庫部6の空パレット27の入庫対象車種であるか否かが判断される(S16)。この判断としては、空パレット27が入出庫部6にあったとしても、入庫車が例えばハイルーフ車で、そのパレット27が格納される格納部13の寸法が、例えば標準車用で合わなければ、適合する空パレットを呼ぶ必要があるため行っている。この判断(S16)は、1車種しか格納しない駐車設備であれば不用な判断となる。この判断(S16)において、入出庫部6の空パレット27と呼び登録データの入庫車種が一致すれば、そのN番目の呼び登録データの入庫が実行される(S17)。
このように、指示待ち中の時、エレベータ式駐車設備1の入出庫部6に空パレット27がある場合、入出庫制御装置30のコンピュータ31は、既に登録されている呼び登録データから入庫する呼び登録データを抽出し、その1番目の呼び登録データが、入出庫部6にある空パレット27を使用できる場合は、この呼び登録データを先に処理するように入庫動作を行うようになっている。
これにより、上記一般的なエレベータ式駐車設備1において行なわれる入出庫動作が行なわれ、その入出庫動作が完了したか否かが判断される(S11)。その後は、上記したように入出庫動作が完了した処理済み呼び登録データが削除され(S12)、入出庫開始に戻る。
一方、上記判断(S16)において空パレット27と入庫車種が一致しない場合は、上記呼び登録データ記憶手段36の1番目の呼び登録データの呼びが実行される(S10)。この呼び実行(S10)では、入出庫部6の不用パレットを格納部13に戻し、入庫車種と一致する空パレット27を格納部13から入出庫部6に搬送して旋回させ、入出庫口扉10が開かれる。
また、上記判断(S15)において、呼び登録データ記憶手段36にN番目の呼び登録データが無い場合は、その1番目の呼び登録データの呼びが実行される(S10)。この呼び実行(S10)では、入出庫部6の不用パレットを格納部13に戻し、出庫パレット27を格納部13から入出庫部6に搬送して旋回させ、入出庫口扉10が開かれる。
その後は、その出庫動作が完了したか否かが判断され(S11)、出庫作業が完了した処理済み呼び登録データが削除されて(S12)、入出庫開始に戻る。
以上説明したように、上記エレベータ式駐車設備(機械式駐車設備)1によれば、アクセス手段40を介して出庫予約する日時指定予約者は予約した日時に出庫でき、現地で運転操作盤11から直接入力する呼び登録は日時指定予約の間に効率良く処理するので、日時指定予約者及び呼び登録者の待ち時間を短い時間にして両立を図り、円滑な入出庫を行うことが可能となる。
しかも、現地に行って運転操作盤11で呼び登録をする利用者の呼び登録を常に日時指定予約の間に行えるか否かを判定しているので、現地利用者の待ち時間をできるだけ短くして、現地利用者の苛立ち感などを抑えることができる。
従って、上記エレベータ式駐車設備1によれば、日時指定予約と直接操作の呼び登録とを行う利用者の待ち時間を適切な時間にして両立を図ることができ、円滑な入出庫を行うことができるエレベータ式駐車設備1(機械式駐車設備)を構成することが可能となる。
なお、上記実施形態では、下部乗入れ方式のエレベータ式駐車設備1を例に説明したが、機械式駐車設備としては、入出庫口9を備え、パレット27を所定の格納部13と入出庫部6との間で搬送する構成であれば適用でき、機械式駐車設備は上記実施形態に限定されるものではない。
また、上記実施形態では、アクセス手段(通信手段)40としてインターネット網44とLAN46を例に説明したが、アクセス手段40は他の構成であってもよく、上記実施形態に限定されるものではない。
また、上述した実施形態は一例を示しており、本発明の要旨を損なわない範囲での種々の変更は可能であり、本発明は上述した実施形態に限定されるものではない。
本発明に係る機械式駐車設備の入出庫制御装置は、パレットを格納部と入出庫部との間で搬送する機械式駐車設備において利用することができる。
1 エレベータ式駐車設備(機械式駐車設備)
2 駐車塔
6 入出庫部
9 入出庫口
10 入出庫口扉
11 運転操作盤(呼び登録入力手段)
12 昇降路
13 格納部(格納棚)
16 搬器(エレベータ搬器)
17 パレット移載機構
18 パレット持上旋回装置
20 昇降駆動装置
25 パレット駆動手段
26 プログラマブルコントローラ
27 パレット
30 入出庫制御装置
31 コンピュータ(制御部)
32 中央演算処理装置(CPU)
33 データストア
34 現在日時取得手段
35 日時指定予約データ記憶手段
36 呼び登録データ記憶手段
40 アクセス手段(通信手段)
41 日時指定予約入力手段
42 パーソナルコンピュータ(日時指定予約入力手段)
43 携帯電話(日時指定予約入力手段)
44 インターネット網
45 ルーター
46 ローカルエリアネットワーク(LAN)
47 ハブ
60 車両
A 現在時刻
B 予約時刻
C パレット呼び所要時間
D 到着予想時刻
E 比較結果
F 所定の閾値
G 余裕

Claims (10)

  1. アクセス手段を介して出庫車両の日時指定予約を行った日時指定予約データと、
    機械式駐車設備において入出庫の呼び登録を行った呼び登録データと、
    現在時刻と、に基づいて、
    駐車設備が指示待ち状態の時に、
    前記日時指定予約データの有無を判断するステップと、
    前記日時指定予約データが1つ以上存在するときに先頭の日時指定予約データのパレット呼び所要時間と現在時刻とに基づいて演算した到着予想時刻を前記日時指定予約データの予約時刻と比較するステップと、
    該比較結果が所定の閾値以上の場合に、前記呼び登録データに基づいてパレット呼びの要否を判定するステップと、
    該パレット呼びが必要な場合に、前記呼び登録データに基づいてパレット呼び動作の種類を選択するステップと、
    を繰り返し実行して、前記日時指定予約の出庫車両と前記呼び登録の入出庫車両に応じた入出庫動作指令を行うことを特徴とする機械式駐車設備の入出庫制御方法。
  2. 前記日時指定予約データのパレット呼び所要時間と現在時刻とに基づいて演算した到着予想時刻を前記日時指定予約データの予約時刻と比較し、その比較結果が所定の閾値未満の場合には、先頭の日時指定予約データの呼び動作を実行するようにした請求項1に記載の機械式駐車設備の入出庫制御方法。
  3. アクセス手段を介して出庫車両の日時指定予約を行う日時指定予約入力手段と、
    機械式駐車設備に備えられた入出庫の呼び登録入力手段と、
    前記日時指定予約入力手段で入力された日時指定予約データ及び前記呼び登録入力手段で入力された呼び登録データを保存するデータ記憶手段と、
    前記日時指定予約データ、呼び登録データ及び現在時刻に基づいて駐車設備の入出庫動作指令を行う制御部と、を備え、
    前記制御部は、
    駐車設備が指示待ち状態の時に、
    前記日時指定予約データの有無を判断するステップと、
    前記日時指定予約データが1つ以上存在するときに先頭の日時指定予約データのパレット呼び所要時間と現在時刻とに基づいて演算した到着予想時刻を前記日時指定予約データの予約時刻と比較するステップと、
    該比較結果が所定の閾値以上の場合に、前記呼び登録データに基づいてパレット呼びの要否を判定するステップと、
    該パレット呼びが必要な場合に、前記呼び登録データに基づいてパレット呼び動作の種類を選択するステップと、
    を繰り返し実行して、前記日時指定予約の出庫車両と前記呼び登録の入出庫車両に応じた入出庫動作指令を行うように構成されていることを特徴とする機械式駐車設備の入出庫制御装置。
  4. 前記制御部は、前記データ記憶手段に記憶する前記日時指定予約データを、日時指定予約時に指定時刻に基づいて昇順に並べ替えるように構成されている請求項3記載の機械式駐車設備の入出庫制御装置。
  5. 前記制御部は、前記日時指定予約データのパレット呼び所要時間と現在時刻とに基づいて演算した到着予想時刻を前記日時指定予約データの予約時刻と比較し、その比較結果が所定の閾値未満の場合には、先頭の日時指定予約データの呼び動作を実行するように構成されている請求項3又は4に記載の機械式駐車設備の入出庫制御装置。
  6. 前記制御部は、前記先頭の日時指定予約データの呼び動作の実行完了後、日時指定予約者の運転操作盤操作により入出庫口扉を開くように構成されている請求項3〜5のいずれか1項に記載の機械式駐車設備の入出庫制御装置。
  7. 前記制御部は、前記先頭の日時指定予約データの呼び動作の実行完了後、所定の待機時間を超えて運転操作盤操作が行われない場合に、該呼び動作の対象パレットを呼び動作前の元の格納部に返却するように構成されている請求項3〜6のいずれか1項に記載の機械式駐車設備の入出庫制御装置。
  8. 前記制御部は、前記呼び登録データに基づくパレット呼び動作の選択において、入出庫部に空パレットが到着しているときには、前記呼び登録データを先頭から順に入庫呼びであるか確認し、入庫呼びの先頭データに基づいて入庫動作をするように構成されている請求項3〜7のいずれか1項に記載の機械式駐車設備の入出庫制御装置。
  9. 前記入庫呼びの先頭データに含まれる収容車データと前記空パレットの収容可能車データとを比較し、
    前記収容車データが前記空パレットに入庫可能な場合は、該入庫呼びデータに基づいて入庫動作をさせ、入庫不可能な場合は、前記呼び登録データの先頭のデータに基づいて駐車設備を動作させるように構成した請求項8に記載の機械式駐車設備の入出庫制御装置。
  10. 請求項3〜9のいずれか1項に記載の入出庫制御装置を備えたことを特徴とする機械式駐車設備。
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