JP3613418B2 - 機械式駐車装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、機械式駐車装置に係わるもので、特にエレベータ方式の機械式駐車装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
多数の自動車を駐車格納する駐車棚と自動車を搬送する昇降装置とを組み合わせて立体的に自動車を格納するエレベータ方式の機械式駐車装置がある。
【0003】
図5は従来の上部乗入れ式エレベータ方式の機械式駐車装置の正面図である。
【0004】
図において、1は建物2の地下に設けられたエレベータ方式の機械式駐車装置である。aは主昇降路bを昇降する主リフトである。cは主リフト昇降用駆動装置であり、dはこの主リフト昇降用駆動装置cの回転軸に配設されたスプロケットである。eは主リフト昇降用ローラチェーンで、上端を駐車装置1上方の固定部hに固着し、主リフトaに配設されたスプロケットf,スプロケットdおよびスプロケットf1に掛け廻して下端を駐車装置1底部の固定部h1に固着している。iは一端を主リフトaに固定したワイヤロープで、駐車装置1上方に設けたシーブjに掛け廻して垂下し、他端にカウンタウェィトgを吊り下げている。mは主昇降路bの左右に多段に設けられた駐車棚である。nは左側の駐車棚mの上方に設けられた補助昇降路pを昇降する補助リフトで、入出庫用バースyでパレットxを載置して待機し、入出庫する自動車13をパレットx上に直接載せて昇降し、主リフトaとの間でパレットxの受け渡しを行う。oは補助リフト昇降用駆動装置であり、qは補助リフト昇降用駆動装置oの回転軸に配設されたスプロケットである。rは補助リフト昇降用駆動装置o上方の棚に配設されたスプロケットである。sはスプロケットqおよびスプロケットrに掛け廻すように配設されたローラチェーンであ。uは前記スプロケットrの両側に配設されたスプロケットであり、tは補助昇降路p上方に固設されたスプロケットである。zはローラチェーンで、両端を補助リフトnに固設し、スプロケツトt,スプロケットu,スプロケットrと同軸上に固設された図示しないスプロケットおよびスプロケットvに掛け廻しており、スプロケットrと同軸上に固設されたスプロケットが駆動スプロケットとなっている。wは右側の駐車棚mの上方に設けられ、パレットxを一時的に預けるパレット仮置室(空間)である。kはこのパレット仮置室wと補助リフトnとを連絡するように敷設した図示しないレール上を移動するトラバーサで、補助リフトnまたは主リフトaとの間でパレットxの受け渡しを行う。
【0005】
上記構成の機械式駐車装置1に自動車13を駐車格納するときは、図5に示すように、入出庫用バースyにおいて自動車13を載せるためにあらかじめ待機している補助リフトn上のパレットxの上に自動車13を直接乗り入れる。自動車運転者が自動車13から降り、入出庫用バースyから離れるのを確認すると、補助リフト昇降用駆動装置oにより補助リフトnを降下し、所定位置に停止する。そして、あらかじめ主昇降路bの上方位置で待機している主リフトaに自動車13を載せたパレット(以下「実車パレット」という。)xを図示しないパレット横行用ガイドを作動して移載する。引き続き、主リフトaは降下して目的の駐車棚mの位置で停止し、実車パレットxを駐車棚mに移載して駐車格納する。
【0006】
一方、自動車を出庫するときは、上記入庫するときとは反対に、主リフトaが降下して目的の駐車棚mから実車パレットxを受け取り、上昇して補助リフトnに引き渡す。引き続き、補助リフトnは入出庫用バースyまで上昇して自動車13を出庫させる。
【0007】
また、例えば、入出庫用バースyに自動車13が入庫する一方、駐車格納している自動車に出庫指令がでたような場合には、補助リフトnは実車パレットxを載せてそのまま降下する。一方、主リフトaは出庫指令のでた自動車が駐車格納されている駐車棚mから実車パレットxを受け取るために降下する。主リフトaが降下している間にトラバーサkは図示しないレール上を走行して補助昇降路pに隣接する位置まで移動し、補助リフトnから実車パレットxを受け取り、再びパレツト仮置室wまで移動して停止する。駐車棚mから出庫する実車パレットxを受け取った主リフトaは、トラバーサkの移動が終わるのを確認して上昇し、補助リフトnに実車パレットxを引き渡す。引き続き、補助リフトnは、入出庫用バースyまで上昇して自動車13を出庫させる。主リフトaは、補助リフトnに出庫する実車パレットxを移載すると、引き続き、パレット仮置室wから駐車格納する実車パレットxを受け取り、降下して目的の駐車棚mに移載し、駐車格納する。なお、トラバーサkの作動によりパレツト仮置室wに実車パレットxを仮置きする事例は、自動車が続いて入庫する場合や自動車の出庫が続く場合、あるいは入庫,出庫が交互に行なわれる場合など、その事例によりそれぞれ異なる。
【0008】
そして、このような動作の繰り返しにより自動車の入出庫作業が行われる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した機械式駐車装置においては、入出庫用バースyが補助リフトnの上方にあって、自動車はその補助リフトnに載置したパレットx上に直接乗入れ退出するようになっており、安全面で問題がある。また、パレット仮置室wは、主リフトaを挟んで補助リフトnと反対側に設けられており、主リフトaおよび補助リフトnとの間でのパレットxの受け渡しはトラバーサkの移動により一平面上で行われる。したがって、連続出庫の場合など、自動車の入出庫の状況によっては、パレツトxを一時的にパレット仮置室wに預けて置くため、主リフトaに待ち時間が発生し、その分待ち時間が多くなり、円滑性に欠ける問題がある。
【0010】
本発明は、上記のような問題点を解決しようとするものである。すなわち、本発明は、入出庫が連続した場合において、パレットの移載を円滑にすることができる機械式駐車装置を提供することを目的とするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1の発明では、主昇降路を昇降する主リフトと、主昇降路の左右に多段に設けられ、主リフトとの間でパレットを受け渡す駐車棚と、主昇降路に対していずれか一方の駐車棚を挟んで反対側に設けられた補助昇降路を昇降する補助リフトと、補助リフトに隣接して設けられ自動車を載せるパレットが待機していて自動車が直接乗り入れ退出可能な自動車入出庫用バースと、を備え、主昇降路と補助昇降路に挟まれた上方の2段の駐車棚バッファ棚であり、前記補助リフトは、バッファ棚と自動車入出庫用バースとの間を昇降するようになっていて、かつ、各バッファ棚との間でパレットの受け渡しが可能な構成になっている
【0012】
請求項2の発明では、主昇降路を昇降する主リフトと、主昇降路の左右に多段に設けられ、主リフトとの間でパレットを受け渡す駐車棚と、主昇降路に対していずれか一方の駐車棚を挟んで反対側に設けられた補助昇降路を昇降する補助リフトと、補助リフトに隣接して設けられ自動車を載せるパレットが待機していて自動車が直接乗り入れ退出可能な自動車入出庫用バースと、を備え、主昇降路と補助昇降路に挟まれた下方の2段の駐車棚をバッファ棚であり、前記補助リフトはバッファ棚と自動車入出庫用バースとの間を昇降するようになっていて、かつ、各バッファ棚との間でパレットの受け渡しが可能な構成になっている
【0013】
請求項3の発明では、前記主リフト,補助リフトおよびバッファ棚は、下方に空パレット用の棚のある上下2段になっていて、かつ、自動車入出庫用バースの下の段には補助リフトから空パレットを受け取り、該空パレットを上昇させて自動車入出庫用バースに載置するパレット昇降装置を設けている。
【0014】
請求項1の発明によれば、主リフトと補助リフトとを各別に昇降可能に設けるとともに主リフトと補助リフトとの間に挟まれた上方の2段のバッファ棚を設け、かつ、入出庫用バースを補助リフトに隣接して設け、主リフトは各駐車棚とバッファ棚との間で、補助リフトは入出庫用バースとバッファ棚との間で各別に上下2段のバッファ棚を利用してパレットの受け渡しを行うので、主リフト昇降のための待ち時間が発生せず、パレットの受け渡しを円滑に行うことができ、入庫や出庫が連続的に行われたり、入庫と出庫が交互に行われるような場合でも時間がかからず、特に上部乗入れ式機械式駐車装置において自動車の入出庫作業を効率よく行うことができる。
【0015】
請求項2の発明によれば、主リフトと補助リフトとを各別に昇降可能に設けるとともに主リフトと補助リフトとの間に挟まれた下方の2段のバッファ棚を設け、かつ、入出庫用バースを補助リフトに隣接して設けて主リフトは各駐車棚とバッファ棚との間で、補助リフトは入出庫用バースとバッファ棚との間で各別に上下2段のバッファ棚を利用してパレットの受け渡しを行うので、主リフト昇降のための待ち時間が発生せず、パレットの受け渡しを円滑に行うことができ、入庫や出庫が連続的に行われたり、入庫と出庫が交互に行われるような場合でも時間がかからず、特に下部乗入れ式機械式駐車装置において自動車の入出庫作業を効率よく行うことができる。
【0016】
請求項3の発明によれば、主リフト,補助リフトおよびバッファ棚を上下2段にして、上段に実車パレットを載置すると同時に、下段では空パレットの受け渡しをすることができ、また、自動車入出庫用バースの下の段にはパレット昇降装置を設けて補助リフトから空パレットを受け取り、該空パレットを上昇させて自動車入出庫用バースに載置するので、特に、連続入出庫の際に自動車の入出庫作業を効率よく行うことができる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好ましい実施形態を図面に基づいて説明する。
図1および図2は本発明の一実施形態を示す図であり、図1は第1発明の実施形態の正面図、図2は図1の一部拡大図である。
【0018】
図1および図2において、1は建物2の地下に設けられたエレベータ方式の機械式駐車装置である。3は主昇降路4を昇降する主リフトで、5は主昇降路4の左右に多段に設けられ、主リフト3との間でパレット9を受け渡す駐車棚である。6は主昇降路4の左側の駐車棚5を挟んで反対側に設けられた補助昇降路7を昇降する補助リフトである。11は主リフト用巻上装置で、巻上用ワイヤ12により主リフト3の昇降を行う。11aは補助リフト用巻上装置で、巻上用ワイヤ12aにより補助リフト6の昇降を行う。14は補助リフト6に隣接して設けられた自動車を載せるパレツト9が待機していて自動車が直接乗入れ退出可能な入出庫用バースである。15は主昇降路4と補助昇降路7に挟まれた上方の2段の駐車棚のうちの上部バッファ棚であり、15aは下部バッファ棚である。16は入出庫用バース14,主リフト3,駐車棚5および補助リフト6上に設けられた多数のローラを有するパレット横行用ガイドであり、17は入出庫用バース14と補助リフト6との間に設けられたローラを有するパレツト横行用補助ガイドである。また、これらのパレット横行用ガイド16およびパレツト横行用補助ガイド17はいずれも図示しない駆動装置によりローラが回転可能に構成されている。これにより、補助リフト6は、各バッファ棚との間でパレット9の受け渡しが可能な構成になっている。18はこのパレツト横行用補助ガイド17と同様、入出庫用バース14と補助リフト6との間に設けられた扉である。なお、13は自動車である。
【0019】
次に実施形態に基づく作用について説明する。
上述した機械式駐車装置1に自動車を駐車格納するときは、入出庫用バース14に載置されているパレツト9に自動車13を載せる。運転者が自動車13から離れるのを確認すると、扉18を開き、自動車を載せたパレット(以下「実車パレット」という。)9を入出庫用バース14から補助リフト6に移載する。引き続き、補助リフト9を降下し、上部バッファ棚15または下部バッファ棚15aのいずれかの空いている方のバッファ棚(図1では上部バッファ棚15)の位置で停止し、実車パレット9を補助リフト6から上部バッファ棚15に移載する。次に、実車パレット9をあらかじめ上部バッファ棚15の位置で待機している主リフト3に移載する。引き続き、主リフト3を降下し、目的の駐車棚5で位置合わせをして停止し、実車パレット9を駐車棚5に移載する。
【0020】
補助リフト6は実車パレット9を上部バッファ棚15に引き渡すと、さらに降下して下部バッファ棚15aから空パレット9を受け取り、再び上昇して空パレット9を入出庫用バース14に移載する。そして、空パレット9は入出庫用バース14において次に入庫してくる自動車のために待機する。
【0021】
また、前記主リフト3は実車パレット9を駐車棚5に移載すると、他の駐車棚5から空パレツト5を受け取り、再び上昇して空パレット9を上部バッファ棚15または下部バッファ棚15aのいずれかの空いている方のバッファ棚に移載する。
【0022】
次に出庫指令があって、自動車を出庫させるときは、補助リフト6は入出庫用バース14から空パレット9を受け取り降下し、上部バッファ棚15または下部バッファ棚15aのいずれかの空いている方のバッファ棚に移載する。一方、補助リフト6が空パレット9を入出庫用バース14からバッファ棚に搬送している間に、主リフト3は目的の駐車棚5から実車パレット9を受け取り上昇し、上部バッファ棚15または下部バッファ棚15aのいずれかの空いている方のバッファ棚に移載する。引き続き、補助リフト6はバッファ棚から実車パレット9を受け取り上昇し、入出庫用バース14に移載して自動車を出庫させる。なお、上部バッファ棚15または下部バッファ棚15aの使用順序は、自動車の入出庫の状況によりそれぞれ異なる。
【0023】
そして、このような動作の繰り返しにより自動車の入庫作業が行われる。
【0024】
次に本願第2発明の実施形態について説明する。
図3は本願第2発明の実施形態を示す正面図である。
前記第1発明の実施形態は、補助リフト6,補助昇降路7および入出庫用バース14が機械式駐車装置1の上方に設けられている、いわゆる上部乗入れ式機械式駐車装置であるのに対し、本願第2発明の実施の形態は、補助リフト6,補助昇降路7および入出庫用バース14が機械式駐車装置1の下方に設けられている、いわゆる下部乗入れ式機械式駐車装置である点で相違するだけで、それらの点以外は、第1発明の実施形態と実質的に同じであり、その構成および作用の説明を省略する。
【0025】
次に本願第3発明の実施形態について説明する。
図4は本願第3発明の実施形態を示す一部拡大図である。
8は主昇降路4を昇降する主リフトで、上段8aと下段8bとを有する上下2段に構成されており、主リフト用巻上装置11の巻上用ワイヤ12により昇降を行う。10は補助昇降路7を昇降する補助リフトで、上段10aと下段10bとを有する上下2段に構成されており、補助リフト用巻上装置11aの巻上用ワイヤ12aにより昇降を行う。19および20は、主昇降路4と補助昇降路7に挟まれた上方の2段の駐車棚の位置に設けた上部バッファ棚および下部バッファ棚である。この上部バッファ棚19は、上段棚19aと下段棚19bとを有する上下2段に構成されており、下部バッファ棚20も、上部バッファ棚19と同様、上段棚20aと下段棚20bとを有する上下2段に構成されている。なお、主リフト8の上段8a,下段8b,補助リフト10の上段10a,下段10bおよび上段バッファ棚19の上段棚19a,下段棚19b,下段バッファ棚20の上段棚20a,下段棚20b上にはいずれもパレット横行用ガイド16が配設されている。21は入出庫用バース14の下の段に設けられたパレット横行用ガイド16を有するパレット昇降装置で、空パレット9を入出庫用バース14の高さまで上昇可能に構成されている。そして、空パレット9を入出庫用バース14に移載するときは、このパレット昇降装置21を上昇させ、入出庫用バース14の下方の前後に設けられた図示しないパレット受け機に受け渡す。なお、入出庫用バース14から空パレット9を受け取るときは、この反対の動作により行う。
【0026】
次に、本願第3発明の実施形態の作用について説明する。
機械式駐車装置1に自動車を駐車格納するときは、第1発明と同様に、入出庫用バース14に載置されているパレツト9に自動車13を載せる。運転者が自動車13から離れるのを確認すると、扉18を開き、自動車を載せた実車パレット9を入出庫用バース14から補助リフト10の上段10aに移載する。引き続き、補助リフト10を降下し、上部バッファ棚19の上部棚19aまたは下部バッファ棚20の上部棚20aのいずれか空いている方のバッファ棚(図4では上部バッファ棚19の上部棚19a)の位置で停止し、実車パレット9を補助リフト10から上部バッファ棚19の上部棚19aに移載する。次に、実車パレット9をあらかじめ上部バッファ棚19の位置で待機している主リフト8の上段8aに移載する。引き続き、主リフト8を降下し、目的の駐車棚5で位置合わせをして停止し、実車パレット9を駐車棚5に移載する。
【0027】
補助リフト10は、実車パレット9を上部バッファ棚19の上部棚19aに引き渡すと同時に、上部バッファ棚19の下部棚19bから下段10bに空パレット9を受け取り、再び上昇して空パレット9を入出庫用バース14の下段のパレット昇降装置21に移載する。
【0028】
一方、入出庫用バース14においては、実車パレット9を補助リフト10に移載させた後、補助リフト10が降下している間、パレット昇降装置21を上昇させ、空パレット9を入出庫用バース14の下方の前後に設けられた図示しないパレット受け機に受け渡す。そして、空パレット9は入出庫用バース14において次に入庫してくる自動車のために待機する。
【0029】
また、主リフト8は実車パレット9を駐車棚5に移載すると、他の駐車棚5から主リフト8の下段8bに空パレツト5を受け取り、再び上昇して空パレット9を上部バッファ棚19の下段棚19bまたは下部バッファ棚20の下段棚20bのいずれか空いている方のバッファ棚に移載する。
【0030】
次に出庫指令があって、格納している自動車を出庫させるときは、入出庫用バース14の空パレット9を補助リフト10の上段10aまたは下段10bのいずれか空いてる方に移載する。そして、補助リフト10を降下して上部バッファ棚19の下部棚19bまたは下部バッファ棚20の下部棚20bのいずれか空いている方のバッファ棚に移載する。なお、この際、入出庫用バース14の下段のパレット昇降装置21が空いている場合には、パレット昇降装置21に受け渡す。
【0031】
一方、補助リフト10が空パレット9を入出庫用バース14からバッファ棚に搬送している間、あるいは入出庫用バース14からパレット昇降装置21に受け渡している間に、主リフト8は目的の駐車棚5から実車パレット9を受け取り上昇し、上部バッファ棚19の上段棚19aまたは下部バッファ棚20の上段棚20aのいずれか空いている方のバッファ棚に移載する。引き続き、補助リフト10は、バッファ棚から上段10aに実車パレット9を受け取り上昇し、入出庫用バース14に移載して自動車を出庫させる。なお、上部バッファ棚19または下部バッファ棚20の使用順序は、自動車の入出庫の状況によりそれぞれ異なる。
【0032】
そして、このような動作の繰り返しにより自動車の入庫作業が行われる。
【0033】
本発明は、上記実施の形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載されている技術思想を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
【0034】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明は、主リフトと補助リフトに挟まれた上方または下方の2段の棚をバッファ棚にするとともに入出庫用バースと補助リフトとを別置きにしているので、補助リフトが入出庫用バースとバッファ棚との間で自動車の入出庫作業を行っている一方で、主リフトがバッファ棚と駐車棚との間で自動車の入出庫作業を連続的に行うことができるので、入出庫の待ち時間を短縮することができ、したがって、入出庫作業を円滑にすることができる効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示した正面図である。
【図2】図1の一部拡大平面図である。
【図3】本願第2発明の実施形態を示した正面図である。
【図4】本願第3発明の実施形態を示した正面図である。
【図5】従来のものの正面図である。
【符号の説明】
1 機械式駐車装置
2 建物
3 主リフト
4 主昇降路
5 駐車棚
6 補助リフト
7 補助昇降路
8 主リフト
8a 上段
8b 下段
9 パレット
10 補助リフト
10a 上段
10b 下段
11 主リフト用巻上装置
11a 補助リフト用巻上装置
12,12a 巻上用ワイヤ
13 自動車
14 自動車入出庫用バース
15 上部バッファ棚
15a 下部バッファ棚
16 パレット横行用ガイド
17 パレット横行用補助ガイド
18 扉
19 上部バッファ棚
19a 上部棚
19b 下部棚
20 下部バッファ棚
20a 上部棚
20b 下部棚
a 主リフト
b 主昇降路
c 主リフト昇降用駆動装置
d スプロケット
e ローラチェーン
f,f1 スプロケット
g カウンタウェィト
h,h1 固定部
i ワイヤロープ
j シーブ
k トラバーサ
m 駐車棚
n 補助リフト
o 補助リフト昇降用駆動装置
p 補助昇降路
q スプロケット
r スプロケット
s ローラチェーン
t スプロケット
u スプロケット
v スプロケット
w パレット仮置室
x パレット
y 入出庫用バース
z ローラチェーン

Claims (3)

  1. 主昇降路を昇降する主リフトと、
    主昇降路の左右に多段に設けられ、主リフトとの間でパレットを受け渡す駐車棚と、
    主昇降路に対していずれか一方の駐車棚を挟んで反対側に設けられた補助昇降路を昇降する補助リフトと、
    補助リフトに隣接して設けられ自動車を載せるパレットが待機していて自動車が直接乗り入れ退出可能な自動車入出庫用バースと、を備え、
    主昇降路と補助昇降路に挟まれた上方の2段の駐車棚バッファ棚であり、
    前記補助リフトは、バッファ棚と自動車入出庫用バースとの間を昇降するようになっていて、かつ、各バッファ棚との間でパレットの受け渡しが可能な構成になっている上部乗入れ式機械式駐車装置。
  2. 主昇降路を昇降する主リフトと、
    主昇降路の左右に多段に設けられ、主リフトとの間でパレットを受け渡す駐車棚と、
    主昇降路に対していずれか一方の駐車棚を挟んで反対側に設けられた補助昇降路を昇降する補助リフトと、
    補助リフトに隣接して設けられ自動車を載せるパレットが待機していて自動車が直接乗り入れ退出可能な自動車入出庫用バースと、を備え、
    主昇降路と補助昇降路に挟まれた下方の2段の駐車棚をバッファ棚であり、
    前記補助リフトはバッファ棚と自動車入出庫用バースとの間を昇降するようになっていて、かつ、各バッファ棚との間でパレットの受け渡しが可能な構成になっている下部乗入れ式機械式駐車装置。
  3. 前記主リフト,補助リフトおよびバッファ棚は、下方に空パレット用の棚のある上下2段になっていて、かつ、自動車入出庫用バースの下の段には補助リフトから空パレットを受け取り、該空パレットを上昇させて自動車入出庫用バースに載置するパレット昇降装置を設けた請求項1又は請求項2記載の機械式駐車装置。
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