JPH10317702A - エレベータ式駐車装置の車両入出庫方法 - Google Patents

エレベータ式駐車装置の車両入出庫方法

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JPH10317702A
JPH10317702A JP13061097A JP13061097A JPH10317702A JP H10317702 A JPH10317702 A JP H10317702A JP 13061097 A JP13061097 A JP 13061097A JP 13061097 A JP13061097 A JP 13061097A JP H10317702 A JPH10317702 A JP H10317702A
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pallet
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shelves
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保彦 小森
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智嗣 木下
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Abstract

(57)【要約】 【課題】入庫時の入出庫部での待ち時間の低減化を図
る。 【解決手段】上下多段に配置した複数の普通乗用車用駐
車棚5 およびハイルーフ車用駐車棚7 に沿って昇降台3
を昇降させ、各駐車棚との間で車両をパレットPごと受
け渡して入出庫するエレベータ式駐車装置1 の車両入出
庫方法として、2種類の駐車棚から空きパレットを1つ
ずつ引き出し、一方の空きパレットを昇降台に載置する
一方、他方の空きパレットをパレット格納部13に格納し
て車両の入出庫に備える。そして、入庫時に、入出庫部
11で空きパレットに乗入れた入庫車両をパレットのない
普通乗用車用駐車棚またはハイルーフ車用駐車棚の側方
まで昇降台により昇降させ、該駐車棚に入庫車両をパレ
ットごと払い出して格納した後、その入庫車両を格納し
た駐車棚と同じ種類の駐車棚から空きパレットを昇降台
に引き出して入出庫部で待機する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エレベータ式駐車
装置に関し、詳しくは、車両の入出庫を効率良く行える
ようにする対策に係る。
【0002】
【従来の技術】一般に、エレベータ式駐車装置は、上下
方向に延びるエレベータ昇降路を昇降する昇降台を備え
ているとともに、上記エレベータ昇降路に沿って層状に
配置された複数段の駐車棚を備えている。また、上記エ
レベータ昇降路には入出庫部が設けられ、この入出庫部
を経て車両を昇降台に対して入出庫させるようにしてい
る。そして、入庫時には、入出庫部で待機中の昇降台に
搭載したパレットに車両を乗入れ、上記昇降台を昇降装
置によりチェーンなどを介してパレットのない駐車棚の
側方まで昇降路に沿って昇降させ、この駐車棚に入庫車
両をパレット移送装置により水平方向に移送してパレッ
トごと払い出して格納するようにしている。一方、出庫
時には、昇降台をパレットのない駐車棚まで昇降させて
該駐車棚に空きパレットを払い出してから、昇降台を出
庫車両が格納されている駐車棚の側方まで昇降させて該
駐車棚から車両をパレットごと昇降台に引き出した後、
該昇降台を入出庫部まで昇降させて出庫車両を入出庫部
から退出させ、該入出庫部にて待機するようにしてい
る。
【0003】ところで、このようなエレベータ式駐車装
置では、近年より登録台数の伸びが著しいレクレーショ
ナル・ビークル(RV車)などのハイルーフ車の格納を
可能とするものが普及する傾向にあり、その場合、RV
車のみならず普通乗用車と混合して格納することが行わ
れている。具体的には、例えば、特開平6−32302
3号公報に開示されるように、エレベータ昇降路に沿っ
て層状に配置された複数段の普通乗用車用駐車棚および
ハイルーフ車用駐車棚と、この2種類の駐車棚の空きパ
レットのうち、1つの空きパレットを格納するパレット
格納部とを備えたエレベータ式駐車装置が従来より知ら
れている。そして、上記パレット格納部は、普通乗用車
用駐車棚の満車時にハイルーフ車用駐車棚に格納した普
通乗用車を普通乗用車用駐車棚の空車待ち後に普通乗用
車用駐車棚にパレットごと戻す際などに使用される。す
なわち、普通乗用車用駐車棚の空きパレットを一旦パレ
ット格納部に格納してから、ハイルーフ車用駐車棚に格
納した普通乗用車をパレットごと払い出して、空車のあ
る普通乗用車用駐車棚にパレットごと普通乗用車を格納
し、次いで、パレット格納部からパレットを引き出して
ハイルーフ車用駐車棚に払い出し、パレット同士を入れ
替え可能とすることで、普通乗用車用駐車棚の満車時の
ハイルーフ車用駐車棚への普通乗用車の一時的な格納を
可能にして駐車効率を高めるようにしている。この場
合、パレット格納部は、パレットを入れ替えする際に空
きパレットを仮り置きしておくためにだけ使用され、そ
れ以外のときには、パレット格納部には空きパレットが
格納されないようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
エレベータ式駐車装置では、パレット格納部は、パレッ
トを入れ替えする際にのみ使用されるようにしたもので
あり、普通乗用車とハイルーフ車との2種類の車両を混
合して入庫させる場合には、以下に示すような課題が生
ずることになる。
【0005】すなわち、ハイルーフ車の入庫時、入出庫
部において待機している空きパレットが普通乗用車用駐
車棚より引き出したものである場合、昇降台をパレット
のない普通乗用車用駐車棚の側方まで昇降させて空きパ
レットを該普通乗用車用駐車棚に払い出して戻してか
ら、空きパレットのあるハイルーフ車用駐車棚の側方ま
で昇降台を昇降させて該ハイルーフ車用駐車棚から空き
パレットを引き出し、昇降台を入出庫部まで昇降させる
必要がある。
【0006】また、普通乗用車の入庫時、入出庫部にお
いて待機している空きパレットがハイルーフ車用駐車棚
より引き出したものである場合、上述のパレットの入れ
替えを行うことを前提とすれば、普通乗用車をそのまま
入出庫部にある空きパレットに乗入れることも可能であ
るが、余分なパレットの入れ替え作業が伴うなどの理由
により、普通乗用車用駐車棚に空きパレットがあれば、
昇降台をパレットのないハイルーフ車用駐車棚の側方ま
で昇降させて空きパレットを該ハイルーフ車用駐車棚に
払い出して戻してから、空きパレットのある普通乗用車
用駐車棚の側方まで昇降台を昇降させて該普通乗用車用
駐車棚から空きパレットを引き出し、昇降台を入出庫部
まで昇降させることが行われる。
【0007】このため、駐車棚の種類と合致しない車種
の車両を入庫させる場合には、空きパレットをパレット
のない元の駐車棚に一旦戻してから、再度別の種類の駐
車棚から空きパレットを引き出して入出庫部まで昇降さ
せねばならず、入庫時にはかなりの待ち時間を要するこ
とになる。
【0008】本発明はかかる点に鑑みてなされたもの
で、その目的とするところは、普通乗用車用駐車棚およ
びハイルーフ車用駐車棚を少なくとも1つずつパレット
のない状態にしておくことで、入出庫部に待機している
空きパレットに普通乗用車またはハイルーフ車をそのま
ま乗入れてもその入庫車両の車種に合致する種類の駐車
棚に格納できるようにし、入庫時の待ち時間を大幅に削
減せんとするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の発明が講じた解決手段は、上下多段
に配置された複数の普通乗用車用駐車棚およびハイルー
フ車用駐車棚に沿って昇降台を昇降させ、上記各駐車棚
との間で車両をパレットごと受け渡して入出庫するエレ
ベータ式駐車装置の車両入出庫方法として、上記2種類
の駐車棚から空きパレットを少なくとも1つずつ引き出
し、その引き出した空きパレットのうち、1つの空きパ
レットを上記昇降台に載置する一方、残る空きパレット
を別途用意したパレット格納部に格納して車両の入出庫
に備える。そして、入庫時に、入出庫部で待機中の入庫
車両を昇降台上の空きパレットに乗入れて、パレットの
ない普通乗用車用駐車棚またはハイルーフ車用駐車棚の
側方まで昇降させ、該普通乗用車用駐車棚またはハイル
ーフ車用駐車棚に入庫車両をパレットごと払い出して格
納した後、その入庫車両を格納した駐車棚と同じ種類の
駐車棚から空きパレットを昇降台に引き出して入出庫部
で待機する。一方、出庫時に、昇降台をパレットのない
駐車棚まで昇降させて該駐車棚に空きパレットを払い出
し、次いで、上記昇降台を出庫車両が格納されている普
通乗用車用駐車棚またはハイルーフ車用駐車棚の側方ま
で昇降させて該普通乗用車用駐車棚またはハイルーフ車
用駐車棚から出庫車両をパレットごと昇降台に引き出
し、その後、該昇降台を上記入出庫部に昇降させて出庫
車両を退出させた後、該入出庫部にて待機するようにし
ている。
【0010】これにより、請求項1記載の発明では、普
通乗用車用駐車棚およびハイルーフ車用駐車棚には少な
くとも1つずつパレットが存在しておらず、その状態
は、入庫時に入庫車両を格納した駐車棚と同じ種類の駐
車棚から空きパレットを昇降台に引き出して入出庫部に
待機させておくことで、一方の種類の駐車棚が満車とな
るまで維持されることになる。このため、ハイルーフ車
または普通乗用車の入庫時、入出庫部において待機して
いる空きパレットがどちらの種類の駐車棚より引き出し
たものであっても、入庫車両をそのままパレットに乗入
れて昇降台をパレットのないハイルーフ車用駐車棚また
は普通乗用車用駐車棚の側方まで昇降させて該ハイルー
フ車用駐車棚または普通乗用車用駐車棚に入庫車両をパ
レットごと払い出して格納することが可能となり、2つ
の車種の車両入庫時の待ち時間が大幅に削減される。
【0011】請求項2記載の発明が講じた解決手段は、
請求項1記載の発明のパレット格納部のレイアウトおよ
び構造を特定したことを特徴とする。具体的には、パレ
ット格納部は、入出庫部に隣接しているとともに、複数
の空きパレットを格納する格納スペースを備え、該各格
納スペースのうち少なくとも1つを空きスペースとして
おく。そして、出庫時に、昇降台をパレット格納部まで
昇降させて該パレット格納部の空きスペースに空きパレ
ットを払い出し、次いで、上記昇降台を出庫車両が格納
されている普通乗用車用駐車棚またはハイルーフ車用駐
車棚の側方まで昇降させて該普通乗用車用駐車棚または
ハイルーフ車用駐車棚から出庫車両をパレットごと昇降
台に引き出し、その後、該昇降台を上記入出庫部に昇降
させて出庫車両を退出させた後、該入出庫部にて待機す
るようにしている。
【0012】これにより、請求項2記載の発明では、出
庫時に入出庫部で待機状態にある空きパレットは、入出
庫部に隣接するパレット格納部の空きスペースに速やか
に格納されることになり、昇降台をパレットのない駐車
棚まで昇降させて空きパレットを格納する必要がなく、
出庫時の空きパレットの格納時間が効果的に削減され
る。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。
【0014】先ず、図1において、本発明の実施形態に
係る車両入出庫方法が適用されるエレベータ式駐車装置
の構成を簡単に説明する。
【0015】このエレベータ式駐車装置1は、駐車塔2
に設けられ、該駐車塔2の中央部を上下方向に延びる昇
降路4を備えている。該昇降路4には、この昇降路4上
を上下方向に昇降する昇降台3が設けられている。
【0016】上記昇降路4の下部両側には、普通乗用車
LCをパレットPに載せた状態で格納する多数の普通乗
用車用駐車棚5が昇降路4に沿って層状に配置され、こ
れら上下の普通乗用車用駐車棚5間には、上記昇降路4
に隣接して普通乗用車用駐車部6が層状に設けられてい
る。また、上記昇降路4の上部両側には、ハイルーフ車
HCをパレットPに載せた状態で格納する多数のハイル
ーフ車用駐車棚7が昇降路4に沿って層状に配置され、
これら上下のハイルーフ車用駐車棚7間および最上段の
ハイルーフ車用駐車棚7の上方には、上記普通乗用車用
駐車部6よりも上下高さの高いハイルーフ車用駐車部9
が上記昇降路4に隣接して層状に設けられている。この
場合、ハイルーフ車HCは、車高が1550mmを超え
2000mm以下の車高の高い車、たとえばレクレーシ
ョナル・ビークル(RV車)や1ボックスタイプのライ
トバンなどのことであり、普通乗用車LCは、車高が1
550mm以下の2ボックスや3ボックスタイプの乗用
車のことである。
【0017】また、図4にも示すように、上記最下段の
普通乗用車用駐車部6の下方には入出庫部11が設けら
れ、この入出庫部11に開口する入出庫口11aより普
通乗用車LCおよびハイルーフ車HCを入出庫させるよ
うにしている。上記入出庫部11に形成されたピット1
2の左側(紙面左側)にはパレット格納部13が設けら
れ、このパレット格納部13に設けた格納棚13aの上
方に、パレットPを格納する格納スペース14が形成さ
れている。
【0018】ここで、エレベータ式駐車装置1の普通乗
用車LCおよびハイルーフ車HCの入出庫方法を図1な
いし図3に基づいて説明する。この場合、普通乗用車用
駐車棚5およびハイルーフ車用駐車棚7に普通乗用車L
Cおよびハイルーフ車HCが1台も格納されておらず、
この2種類の駐車棚5,7全てに空きパレットPが格納
されているものとする。
【0019】先ず、昇降路4の中央付近において最上段
に位置する普通乗用車用駐車棚5の側方対応位置まで昇
降台3を昇降させ、この左側の普通乗用車用駐車棚5の
空きパレットPを昇降台3に引き出し、該昇降台3をパ
レット格納部13(格納棚13a)の側方対応位置まで
下降させ、格納スペース14に空きパレットPを払い出
して格納する。次いで、昇降路4の最上端位置において
最上段に位置するハイルーフ車用駐車棚7の側方対応位
置まで昇降台3を上昇させ、この左側のハイルーフ車用
駐車棚7の空きパレットPを引き出し、該昇降台3を入
出庫部11まで下降させて、この入出庫部11で普通乗
用車LCおよびハイルーフ車HCの入庫に備える。この
場合、普通乗用車用駐車棚5(普通乗用車用駐車部6)
またはハイルーフ車用駐車棚7(ハイルーフ車用駐車部
9)もしくはパレット格納部13と、その普通乗用車用
駐車棚5またはハイルーフ車用駐車棚7もしくは格納棚
13aの側方対応位置に昇降させた昇降台3との間での
パレットPの引き出し又は払い出しは、従来公知のパレ
ット移送装置(図示せず)により行われるようにしてい
る。
【0020】そして、この状態で普通乗用車LCまたは
ハイルーフ車HCの入庫が行われることになるが、図2
に示すように、入出庫部11で待機中の入庫車両(仮想
線で示す)が普通乗用車LCであれば、該普通乗用車L
Cを昇降台3上の空きパレットPに乗入れて、図2に二
点鎖線矢印で示すように、昇降台3をパレットPのない
最上段左側の普通乗用車用駐車棚5の側方対応位置まで
上昇させ、該普通乗用車用駐車棚5に普通乗用車LCを
パレットPごと払い出して格納する(図2に実線で示す
状態)。また、図3に示すように、入出庫部11で待機
中の入庫車両(仮想線で示す)がハイルーフ車HCであ
れば、該ハイルーフ車HCを昇降台3上の空きパレット
Pに乗入れて、図3に二点鎖線矢印で示すように、昇降
台3をパレットPのない最上段左側のハイルーフ車用駐
車棚7の側方対応位置まで上昇させ、該ハイルーフ車用
駐車棚7にハイルーフ車HCをパレットPごと払い出し
て格納する(図3に実線で示す状態)。
【0021】その後、上記入庫車両が普通乗用車LCで
ある場合には、図2に破線矢印で示すように、昇降台3
を昇降させることなく最上段右側の普通乗用車用駐車棚
5から空きパレットPを引き出す。また、上記入庫車両
がハイルーフ車HCである場合には、図3に破線矢印で
示すように、昇降台3を昇降させることなく最上段右側
のハイルーフ車用駐車棚7から空きパレットPを引き出
す。これにより、普通乗用車LCが最上段左側の普通乗
用車用駐車棚5にパレットPごと格納されて普通乗用車
用駐車棚5の全てにパレットPが格納、またはハイルー
フ車HCが最上段左側のハイルーフ車用駐車棚7にパレ
ットPごと格納されてハイルーフ車用駐車棚7の全てに
パレットPが格納されても、その入庫車両をパレットP
ごと格納した駐車棚5(又は7)と同じ種類である最上
段右側の普通乗用車用駐車棚5またはハイルーフ車用駐
車棚7から空きパレットPを昇降台3に引き出すこと
で、昇降台3を昇降させて空きパレットPのある普通乗
用車用駐車棚5から空きパレットPを引き出す場合に比
べて、昇降台3の昇降時間を削減できる。
【0022】しかる後、図2および図3に実線矢印で示
すように、昇降台3を入出庫部11まで下降させて、該
入出庫部11で待機する。
【0023】これにより、普通乗用車用駐車棚5および
ハイルーフ車用駐車棚7に1つずつパレットPが存在し
ていない状態は、入庫時に入庫車両を格納した駐車棚5
(又は7)と同じ種類の駐車棚5(又は7)から空きパ
レットPを昇降台3に引き出すことで、一方の種類の駐
車棚5(又は7)が満車となるまで維持されることにな
る。このため、普通乗用車LCまたはハイルーフ車HC
の入庫時、入出庫部11において待機している空きパレ
ットPがどちらの種類の駐車棚より引き出したものであ
っても、入庫車両をそのままパレットPに乗入れて昇降
台3をパレットのない普通乗用車用駐車棚5またはハイ
ルーフ車用駐車棚7の側方対応位置まで上昇させて該普
通乗用車用駐車棚5またはハイルーフ車用駐車棚7に入
庫車両をパレットPごと払い出して格納することが可能
となり、2つの車種の車両入庫時の待ち時間を大幅に削
減することができる。
【0024】尚、入庫が集中する時間帯などにおいて、
普通乗用車用駐車棚5およびハイルーフ車用駐車棚7に
1つずつパレットPのない状態を除いて車両が格納され
ている場合には、入出庫部11で待機している入庫車両
を昇降台3上の空きパレットPに乗入れて、昇降台3を
パレットPのない普通乗用車用駐車棚5又はハイルーフ
車用駐車棚7の側方対応位置まで上昇させ、該駐車棚5
(又は7)に入庫車両をパレットPごと払い出して格納
し、次いで、昇降台3をパレット格納部13の格納棚1
3aの側方対応位置まで下降させ、該格納棚13aから
空きパレットPを引き出した後、昇降台3を入出庫部1
1まで上昇させて該入出庫部11で待機し、この最後の
空きパレットPが入庫車両の格納に供される。
【0025】一方、出庫時には、昇降台3をパレットP
のない普通乗用車用駐車棚5またはハイルーフ車用駐車
棚7の側方対応位置まで上昇させて該駐車棚5(又は
7)に空きパレットPを払い出す。具体的には、出庫車
両が普通乗用車LCである場合には、昇降台3をパレッ
トPのない普通乗用車用駐車棚5の側方対応位置まで上
昇させて該駐車棚5に空きパレットPを払い出す。ま
た、出庫車両がハイルーフ車HCである場合には、昇降
台3をパレットPのないハイルーフ車用駐車棚7の側方
対応位置まで上昇させて該駐車棚7に空きパレットPを
払い出す。
【0026】次いで、上記昇降台3を出庫車両が格納さ
れている普通乗用車用駐車棚5またはハイルーフ車用駐
車棚7の側方対応位置まで昇降させて、該普通乗用車用
駐車棚5から普通乗用車LC(出庫車両)またはハイル
ーフ車用駐車棚7からハイルーフ車HC(出庫車両)を
パレットPごと昇降台3に引き出す。その後、該昇降台
3を上記入出庫部11まで下降させて普通乗用車LCま
たはハイルーフ車HCを退出させた後、該入出庫部11
にて待機する。
【0027】これにより、入出庫部11で待機していた
空きパレットPを出庫車両の車種と合致する駐車棚5
(又は7)に格納するので、出庫車両をパレットPごと
昇降台3に引き出した駐車棚5(又は7)と同一種類の
駐車棚5(又は7)にはパレットPのない駐車棚が常に
1つ存在することになり、2種類の駐車棚5,7にそれ
ぞれパレットPのない状態を維持できる上、出庫車両退
出後の空きパレットPを入出庫部11にてそのまま待機
させることができる。
【0028】尚、本発明は上記実施の形態に限定される
ものではなく、その他種々の変形例を包含するものであ
る。例えば、上記実施の形態では、ピット12の左側部
にのみパレット格納部13を設けたが、第1変形例とし
て図5に示すもののように、ピット12の右側部にもパ
レット格納部13を設け、一方のパレット格納部13
(図では右側)の格納スペース14を空きスペースにし
ておくことで、出庫時に昇降台3をピット12内の格納
棚13aの側方対応位置まで僅かに下降させて入出庫部
11で待機していた空きパレットPを上記一方のパレッ
ト格納部13の格納スペース14(空きスペース)に速
やかに格納され、パレットのない駐車棚まで昇降台を上
昇させて空きパレットを格納する必要がなく、出庫時の
空きパレットPの格納時間を効果的に削減することがで
きる。
【0029】また、上記実施の形態では、パレット格納
部13に1つの空きパレットPのみを格納するようにし
たが、第2変形例として図6に示すもののように、パレ
ット格納部13に上下2段に格納棚13aを設け、該各
格納棚13a間および上段の格納棚13aの上方に格納
スペース14を形成し、入出庫時に上側の格納スペース
14を空きスペースとしておく。そして、出庫時に、昇
降台3をパレット格納部13に下降させて該パレット格
納部13の空きスペース(格納スペース14)に空きパ
レットPを払い出し、次いで、上記昇降台3を出庫車両
が格納されている普通乗用車用駐車棚5またはハイルー
フ車用駐車棚7の側方まで昇降させて該普通乗用車用駐
車棚5またはハイルーフ車用駐車棚7から出庫車両をパ
レットPごと昇降台3に引き出し、その後、該昇降台3
を入出庫部11に昇降させて出庫車両を退出させた後、
該入出庫部11にて待機するようにしても良く、この場
合においても、上記第1変形例と同様の作用・効果が得
られる。しかも、パレット格納部13に上下多段(3段
以上)に格納棚13aを設け、該各格納棚13a間およ
び上段の格納棚13aの上方に格納スペース14を形成
し、入出庫時に少なくとも1つの格納スペース14を空
きスペースとしておいても、上記各変形例と同様の作用
・効果が得られる。
【0030】さらに、上記実施の形態では、入出庫部1
1を最下段の普通乗用車用駐車部6の下方に設けたが、
入出庫部が最上段のハイルーフ車用駐車棚付近に設けら
れていても良く、この場合には、第3変形例として図7
に示すもののように、最上段左側のハイルーフ車用駐車
部9上方にパレット格納部13を吊下して設けておくこ
とで、上記実施の形態と同様の作用・効果が得られる。
さらにまた、図示しないが、入出庫部が昇降路の中央付
近に設けられていても良く、この場合には、例えば最上
段の普通乗用車用駐車棚と最下段のハイルーフ車用駐車
棚との間などにパレット格納部を設けておくことで、2
種類の駐車棚への昇降台の昇降量が半減され、入出庫時
の待ち時間を効果的に短縮できる。
【0031】
【発明の効果】以上の如く、請求項1記載の発明におけ
るエレベータ式駐車装置の車両入出庫方法によれば、2
種類の駐車棚に少なくとも1つずつパレットのない状態
を入庫車両が格納されて満車となるまで維持しているの
で、入庫車両をそのまま空きパレットに乗入れてハイル
ーフ車用駐車棚または普通乗用車用駐車棚にパレットご
と払い出して格納でき、2つの車種の車両入庫時の待ち
時間を大幅に削減することができる。
【0032】請求項2記載の発明におけるエレベータ式
駐車装置の車両入出庫方法によれば、出庫時に入出庫部
で待機状態にある空きパレットを該入出庫部に隣接する
パレット格納部の空きスペースに速やかに格納して、空
きパレットの格納に要する時間を効果的に削減すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のエレベータ式駐車装置の縦断面図であ
る。
【図2】普通乗用車を入庫した場合の図1相当図であ
る。
【図3】ハイルーフ車を入庫した場合の図1相当図であ
る。
【図4】入出庫部付近の拡大図である。
【図5】第1変形例に係る図1相当図である。
【図6】第2変形例に係る図1相当図である。
【図7】第3変形例に係る最上段左側のハイルーフ車用
駐車部付近の拡大図である。
【符号の説明】
1 エレベータ式駐車装置 3 昇降台 5 普通乗用車用駐車棚 7 ハイルーフ車用駐車棚 11 入出庫部 13 パレット格納部 14 格納スペース P パレット LC 普通乗用車 HC ハイルーフ車

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上下多段に配置された複数の普通乗用車
    用駐車棚およびハイルーフ車用駐車棚に沿って昇降台を
    昇降させ、上記各駐車棚との間で車両をパレットごと受
    け渡して入出庫するエレベータ式駐車装置の車両入出庫
    方法であって、 上記2種類の駐車棚から空きパレットを少なくとも1つ
    ずつ引き出し、その引き出した空きパレットのうち、1
    つの空きパレットを上記昇降台に載置する一方、残る空
    きパレットを別途用意したパレット格納部に格納して車
    両の入出庫に備え、 入庫時には、入出庫部で待機中の入庫車両を昇降台上の
    空きパレットに乗入れて、パレットのない普通乗用車用
    駐車棚またはハイルーフ車用駐車棚の側方まで昇降さ
    せ、該普通乗用車用駐車棚またはハイルーフ車用駐車棚
    に入庫車両をパレットごと払い出して格納した後、その
    入庫車両を格納した駐車棚と同じ種類の駐車棚から空き
    パレットを昇降台に引き出して入出庫部で待機する一
    方、 出庫時には、昇降台をパレットのない駐車棚まで昇降さ
    せて該駐車棚に空きパレットを払い出し、次いで、上記
    昇降台を出庫車両が格納されている普通乗用車用駐車棚
    またはハイルーフ車用駐車棚の側方まで昇降させて該普
    通乗用車用駐車棚またはハイルーフ車用駐車棚から出庫
    車両をパレットごと昇降台に引き出し、その後、該昇降
    台を上記入出庫部に昇降させて出庫車両を退出させた
    後、該入出庫部にて待機することを特徴とするエレベー
    タ式駐車装置の車両入出庫方法。
  2. 【請求項2】 上記パレット格納部は、上記入出庫部に
    隣接しているとともに、複数の空きパレットを格納する
    格納スペースを備え、該各格納スペースのうち少なくと
    も1つを空きスペースとしておき、 出庫時には、昇降台をパレット格納部まで昇降させて該
    パレット格納部の空きスペースに空きパレットを払い出
    し、次いで、上記昇降台を出庫車両が格納されている普
    通乗用車用駐車棚またはハイルーフ車用駐車棚の側方ま
    で昇降させて該普通乗用車用駐車棚またはハイルーフ車
    用駐車棚から出庫車両をパレットごと昇降台に引き出
    し、その後、該昇降台を上記入出庫部に昇降させて出庫
    車両を退出させた後、該入出庫部にて待機するようにな
    っている請求項1記載のエレベータ式駐車装置の車両入
    出庫方法。
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