JP3886414B2 - 機械式駐車装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、ハイルーフ車を普通車と共に格納する機械式駐車装置の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
実公昭63−39329号公報や特公平3−58622号公報には、上下2段の水平循環式駐車装置が開示されている。これら公報例では、上段の格納スペースにハイルーフ車を、下段の格納スペースに普通車をそれぞれ格納するようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記の公報例のように、地下の格納階にハイルーフ車格納スペースを設けると、その分だけ格納階の全高が高くなる。また、地面を深く掘ることはそれだけ経費や労力が掛かるので好ましくない。特に、ハイルーフ車の格納要求が1台や2台の少数の場合に、上述の如く格納階全体を深く掘り下げることは不経済である。
【0004】
この発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、ハイルーフ車を格納階の全高を高くすることなく格納することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するため、この発明は、本来は格納スペースでない場所をハイルーフ車格納スペースとして利用したことを特徴とする。
【0006】
具体的には、この発明は、地上の乗入階と、普通車のみを格納階専用パレットに搭載して格納する地下の格納階とを昇降路で連絡し、搬入出手段が上記昇降路を昇降することで乗入階と格納階との間で普通車を格納階専用パレットごと搬入出手段により受け渡して入出庫する機械式駐車装置を対象とし、次のような解決手段を講じた。
【0007】
すなわち、請求項1に記載の発明は、上記乗入階の搬入出手段停止位置の少なくとも片側には、利用者の安全上から設定されている乗入階の有効高さを利用してハイルーフ車を格納可能にした乗入階格納スペースが設けられ、該乗入階格納スペースには、乗入階専用パレットが上記乗入階の搬入出手段停止位置にいる搬入出手段との間で横移動可能に配置され、普通車を入出庫する場合には、上記乗入階専用パレットを乗入階格納スペースに横移動させた状態で上記搬入出手段が昇降路を昇降することで乗入階と格納階との間で普通車を格納階専用パレットごと搬入出手段により受け渡して入出庫し、ハイルーフ車を入庫する場合には、上記乗入階格納スペースの空の乗入階専用パレットを乗入階の搬入出手段停止位置にいる搬入出手段に横移動させて乗入階の出入口前で待機中のハイルーフ車を上記搬入出手段上の空の乗入階専用パレットに乗り入れ、該ハイルーフ車を搭載した乗入階専用パレットを乗入階格納スペースに横移動させてハイルーフ車を格納し、ハイルーフ車を出庫する場合には、搬入出手段を乗入階に上昇停止させて上記乗入階格納スペースのハイルーフ車を搭載している乗入階専用パレットを上記搬入出手段に横移動させて乗入階の出入口からハイルーフ車を退出させるように構成されていることを特徴とする。
【0008】
上記の構成により、請求項1に記載の発明では、乗入階は利用者の安全上から有効高さが1.8m以上に設定されており、この有効高さを利用して乗入階にハイルーフ車格納スペースが確保されるため、ハイルーフ車の格納要求が1台又は2台の場合には、格納階を普通車専用の格納スペースとしているので、格納階の全高が普通車の車高に合わせて低くなり、特に、掘削経費や労力を要する地下式の場合に大いに経済的となる。
【0009】
また、乗入階格納スペースが乗入階の搬入出手段停止位置の片側にだけ設けられている場合には、トータル格納台数が1台、乗入階格納スペースが乗入階の搬入出手段停止位置の両側に設けられている場合には、トータル格納台数が2台増える。
【0010】
さらに、車体重量が重いハイルーフ車が乗入階にそのまま格納されるため、搬入出手段は普通車の車体重量に見合った動力があればよく、その分だけ省エネルギー化が達成される。
【0011】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、搬入出手段により格納階から搬入出手段停止位置に搬出された格納階専用パレットと乗入階専用パレットとで該両パレットに跨る通路スペースを形成するようになっていることを特徴とする。
【0012】
上記の構成により、請求項2に記載の発明では、格納階を利用する者の通路が別途新たに通路を設けることなく確保される。
【0013】
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の発明において、乗入階専用パレットの反搬入出手段停止位置側には、可動デッキが一体に設けられていることを特徴とする。
【0014】
上記の構成により、請求項3に記載の発明では、乗入階格納スペースを利用する者の通路が別途新たに通路を設けることなく確保される。
【0015】
請求項4に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、乗入階格納スペースの搬入出手段停止位置側には、固定デッキが設けられ、乗入階専用パレットは、上記固定デッキが露出するように乗入階格納スペースの反搬入出手段停止位置側に送り込まれて格納されるようになっていることを特徴とする。
【0016】
上記の構成により、請求項4に記載の発明では、格納階を利用する者、及び乗入階格納スペースを利用する者の通路が1つの固定デッキで確保される。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態について図面に基づいて説明する。
【0018】
(第1実施形態)
図1〜4はこの発明の第1実施形態に係る機械式駐車装置としての地下式立体駐車装置を示す。図1〜4において、1は地上に設けられた乗入階、2は地下に設けられた格納階2であって、上記乗入階1の正面壁3には扉4で開閉可能な出入口5が形成されている。上記乗入階1の出入口5奥部の床6中央には、搬入出手段停止位置としての床開口部6aが開設され、この床開口部6aにより上記乗入階1と格納階2とが連通している。上記床開口部6a直下は、搬入出手段としての昇降リフト7が昇降する昇降路8を構成し、上記昇降リフト7が昇降路8を昇降することで乗入階1と格納階2との間で普通車C1を格納階専用パレットP1ごと昇降リフト7により受け渡して入出庫するようになっている。
【0019】
上記格納階2の昇降路8両側には、普通車C1を格納する格納階格納スペース9が前後2列にかつ上下4段に合計16個設けられ、各々の格納階格納スペース9に普通車C1を図示しない棚レールで支持して格納するようになっている。上記16個の格納階格納スペース9のうち手前の格納階格納スペース9の1つは常に空スペースになっていて、奥部の格納階格納スペース9に対して入出庫する際にその手前の格納階格納スペース9の格納階専用パレットP1を上記空スペースに移動するようになっている。図1では、乗入階1に上昇停止している昇降リフト7に格納階専用パレットP1が搭載されていることから、16個の格納階格納スペース9のうち2個の格納階格納スペース9が仮想線で示すように空スペースになっている。
【0020】
上記昇降リフト7には、奥部の格納階格納スペース9に対しても格納階専用パレットP1を出し入れ可能なように公知のダブルアーム式の横送り装置10(特許第3057403号公報参照)を搭載している。そして、昇降リフト7を目的の格納階格納スペース9の側方に昇降移動させた状態で、上記横送り装置10を作動させることにより昇降リフト7と格納階格納スペース9との間で格納階専用パレットP1を横送りして受け渡すことで普通車C1を入出庫するようになっている。
【0021】
この発明の特徴として、図5及び図6に拡大詳示するように、上記乗入階1の床開口部6aの両側には、乗入階格納スペース11が設けられている。これら乗入階格納スペース11は、利用者の安全上から設定されている乗入階1の有効高さ(1.8m以上)を利用してハイルーフ車C2を格納可能になっている。上記乗入階格納スペース11には、乗入階専用パレットP2が複数個の横送りローラ12に支持されて配置され、一方、上記昇降リフト7にも同様に複数個の横送りローラ13が設けられていて、格納階専用パレットP1及び乗入階専用パレットP2を横送りローラ13で昇降リフト7に搭載支持するようになっている。そして、昇降リフト7が乗入階1の床開口部6aに上昇停止している状態で横送り装置10を作動させ、乗入階専用パレットP2裏面の係合溝部材14(図3参照)に横送り装置10を係合させて上記乗入階格納スペース11と昇降リフト7との間で乗入階専用パレットP2を横移動可能にしている。なお、格納階2の格納階格納スペース9と昇降リフト7との間における格納階専用パレットP1の横送りも同様にして行われる。図4に格納階専用パレットP1裏面の係合溝部材14を示す。
【0022】
上記乗入階専用パレットP2の反搬入出手段停止位置側、つまり床開口部6aに対して奥部側には、可動デッキ15が一体に設けられている。この可動デッキ15には、利用者の安全を確保する観点から門型の手摺り16が立設され、裏面に設けられた車輪17で上記乗入階専用パレットP2に追従して横移動するようになっている。そして、図5に示すように、乗入階専用パレットP2が乗入階格納スペース11におり、かつ昇降リフト7が乗入階1の床開口部6aに上昇停止している状態で、上記昇降リフト7により格納階2から上記床開口部6aに搬出された格納階専用パレットP1と上記乗入階専用パレットP2とで該両パレットP1,P2に跨る通路スペース18を形成するようになっている。一方、図6に示すように、昇降リフト7が格納階専用パレットP1を搭載せずに乗入階1の床開口部6aに上昇停止した状態で、横送り装置10を作動させて乗入階専用パレットP2を昇降リフト7に引き込んだり、あるいは昇降リフト7から乗入階格納スペース11に払い出したりするようになっている。図6実線のように乗入階専用パレットP2が昇降リフト7上にあるときには、可動デッキ15が床開口部6a側に横移動しているので、利用者がこの可動デッキ15を歩行して入退出することになる。
【0023】
上述の如く構成された地下式立体駐車装置においてハイルーフ車C2を入庫する手順と、普通車C1を出庫する手順とを例に挙げて説明する。
【0024】
<ハイルーフ車C2の入庫手順>
乗入階1には、空の格納階専用パレットP1を搭載した昇降リフト7が乗入階1に上昇停止しているものとする(図7(a)参照)。この状態から、まず、昇降リフト7が格納階2に下降して上記空の格納階専用パレットP1を格納階格納スペース9の空スペースに払い出し、再び乗入階1に上昇する(図7(b)参照)。次いで、乗入階格納スペース11の乗入階専用パレットP2を横送り装置10を作動させて昇降リフト7に引き込み、出入口5前で待機中のハイルーフ車C2が昇降リフト7上の乗入階専用パレットP2に乗り込む(図7(c)参照)。上記乗入階専用パレットP2の昇降リフト7への引き込み動作に追従して可動デッキ15も床開口部6a側に横移動する。ハイルーフ車C2の利用者が上記可動デッキ15を歩いて乗入階1から退場した後、上記ハイルーフ車C2を搭載した乗入階専用パレットP2を横送り装置10を作動させて乗入階格納スペース11に払い出し、該乗入階格納スペース11にハイルーフ車C2を格納する(図7(d)参照)。
【0025】
<普通車C1の出庫手順>
昇降リフト7は乗入階1に上昇停止し、かつ昇降リフト7には格納階専用パレットP1が搭載されていないものとする(例えば図7(d)の状態)。この状態から、まず、昇降リフト7が出庫しようとする普通車C1が格納されている格納階格納スペース9側方まで下降する(図8(a)参照)。次いで、上記出庫しようとする普通車C1が格納されている格納階格納スペース9から格納階専用パレットP1を横送り装置10を作動させて昇降リフト7に引き込む(図8(b)参照)。その後、昇降リフト7が乗入階1に上昇し、出入口5前で待機中の利用者が昇降リフト7上の格納階専用パレットP1と乗入階専用パレットP2とに跨る通路スペース18を歩いて昇降リフト7上の普通車C1に乗り込み、普通車C1を運転して乗入階1から退場する(図8(c)参照)。
【0026】
このように、第1実施形態では、乗入階1の床開口部6a両側に乗入階1の有効高さを利用してハイルーフ車格納用の乗入階格納スペース11を設けていることから、2台のハイルーフ車C2を乗入階格納スペース11に格納して格納階2を普通車専用の格納階格納スペース9とすることができ、格納階2の全高を普通車C1の車高に合わせて低く設定して掘削経費やその労力を軽減することができる。
【0027】
また、本来の格納スペースではない乗入階1の床開口部6a両側をハイルーフ車格納スペースとして利用しているので、トータル格納台数を2台増加することができる。
【0028】
さらに、車体重量が重いハイルーフ車C2を乗入階1にそのまま格納するので、昇降リフト7の昇降機構の動力を普通車C1の車体重量に見合った小さな動力で済ませることができ、その分だけ省エネルギー化を達成することができる。
【0029】
加えて、乗入階1に上昇停止している昇降リフト7上の格納階専用パレットP1と、その側方の乗入階専用パレットP2とで両パレットP1,P2に跨る通路スペース18を形成しているので、格納階2を利用する者の通路を別途新たに設けることなく確保することができる。
【0030】
さらにまた、乗入階専用パレットP2に可動デッキ15を一体に設けているので、乗入階格納スペース11を利用する者の通路を別途新たに設けることなく確保することができる。
【0031】
(第2実施形態)
図9は第2実施形態に係る地下式立体駐車装置において乗入階1に上昇停止している昇降リフト7に普通車C1が、乗入階格納スペース11にハイルーフ車C2がいる状態を拡大して示す正面図である。この第2実施形態では、乗入階専用パレットP2には第1実施形態の可動デッキ15はなく、その代わりに乗入階格納スペース11の床開口部6a側に固定デッキ19を設けている。そして、上記乗入階専用パレットP2は、上記固定デッキ19が露出するように乗入階格納スペース11の床開口部6aに対して奥部側に送り込まれて格納されるようになっている。そのほかは第1実施形態と同様に構成されているので、同一構成箇所には同一の符号を付して説明を省略する。
【0032】
したがって、この第2実施形態では、格納階2を利用する者、及び乗入階格納スペース11を利用する者の通路を1つの固定デッキ19で確保することができる。そのほかの効果は第1実施形態と同様である。
【0033】
(第3実施形態)
図10は第3実施形態に係る上下3層からなる多層箱型循環式立体駐車装置の内部構成を示す正面図であり、図中、20は上下3層を連絡する昇降機構である。この多層箱型循環式立体駐車装置においても、第1実施形態と同様に乗入階1の床開口部6a両側にハイルーフ車C2を格納する乗入階格納スペース11を設けている。
【0034】
したがって、この第3実施形態においても、第1実施形態と同様の効果を奏することができるものである。
【0035】
なお、上記の各実施形態に限らず、水平循環式立体駐車装置やエレベータ・スライド式立体駐車装置等にも適用することができるものである。また、ハイルーフ車格納スペース11は床開口部6aの片側だけでもよい。さらに、入出庫状況によっては普通車C1を乗入階格納スペース11に格納してもよい。
【0036】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1に係る発明によれば、乗入階の搬入出手段停止位置の少なくとも片側に乗入階格納スペースを設けてハイルーフ車を格納するようにしたので、その分だけ格納階の全高を低くすることができて経費及び労力を軽減することができるとともに、格納台数を増加させることができる。さらに、車体重量が重いハイルーフ車を格納階に搬入せずにそのまま乗入階に格納するので、ハイルーフ車を格納階に搬入する場合に比べて搬入出手段の動力を小さいものにすることができて省エネルギー化を達成することができる。
【0037】
請求項2に係る発明によれば、乗入階にいる搬入出手段上の格納階専用パレットと乗入階専用パレットとで通路スペースを形成したので、格納階を利用する者の通路を確保することができる。
【0038】
請求項3に係る発明によれば、乗入階専用パレットの反搬入出手段停止位置側に可動デッキを一体に設けたので、乗入階格納スペースを利用する者の通路を確保することができる。
【0039】
請求項4に係る発明によれば、乗入階格納スペースの搬入出手段停止位置側に固定デッキを設け、乗入階専用パレットが乗入階格納スペースの反搬入出手段停止位置側に送り込まれて格納された状態で上記固定デッキが露出するようにしたので、格納階を利用する者、及び乗入階格納スペースを利用する者の通路を1つの固定デッキで確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の第1実施形態に係る地下式立体駐車装置の内部構成を示す正面図である。
【図2】 この発明の第1実施形態に係る地下式立体駐車装置の内部構成を示す側面図である。
【図3】 この発明の第1実施形態に係る地下式立体駐車装置における乗入階の内部構成を示す平面図である。
【図4】 この発明の第1実施形態に係る地下式立体駐車装置おける格納階の内部構成を示す平面図である。
【図5】 この発明の第1実施形態に係る地下式立体駐車装置において乗入階に上昇停止している昇降リフトに普通車が、乗入階格納スペースにハイルーフ車がいる状態を拡大して示す正面図である。
【図6】 この発明の第1実施形態に係る地下式立体駐車装置において乗入階に上昇停止している昇降リフトにハイルーフ車がいる状態を拡大して示す正面図である。
【図7】 この発明の第1実施形態に係る地下式立体駐車装置においてハイルーフ車の入庫手順を示す工程図である。
【図8】 この発明の第1実施形態に係る地下式立体駐車装置において普通車の出庫手順を示す工程図である。
【図9】 この発明の第2実施形態に係る地下式立体駐車装置において乗入階に上昇している昇降リフトに普通車が、乗入階格納スペースにハイルーフ車がいる状態を拡大して示す正面図である。
【図10】 この発明の第3実施形態に係る多層箱型循環式立体駐車装置の内部構成を示す正面図である。
【符号の説明】
1 乗入階
2 格納階
6a 床開口部(搬入出手段停止位置)
7 昇降リフト(搬入出手段)
11 乗入階格納スペース
15 可動デッキ
18 通路スペース
19 固定デッキ
C1 普通車
C2 ハイルーフ車
P1 格納階専用パレット
P2 乗入階専用パレット
Claims (4)
- 地上の乗入階と、普通車のみを格納階専用パレットに搭載して格納する地下の格納階とを昇降路で連絡し、搬入出手段が上記昇降路を昇降することで乗入階と格納階との間で普通車を格納階専用パレットごと搬入出手段により受け渡して入出庫する機械式駐車装置であって、
上記乗入階の搬入出手段停止位置の少なくとも片側には、利用者の安全上から設定されている乗入階の有効高さを利用してハイルーフ車を格納可能にした乗入階格納スペースが設けられ、
該乗入階格納スペースには、乗入階専用パレットが上記乗入階の搬入出手段停止位置にいる搬入出手段との間で横移動可能に配置され、
普通車を入出庫する場合には、上記乗入階専用パレットを乗入階格納スペースに横移動させた状態で上記搬入出手段が昇降路を昇降することで乗入階と格納階との間で普通車を格納階専用パレットごと搬入出手段により受け渡して入出庫し、
ハイルーフ車を入庫する場合には、上記乗入階格納スペースの空の乗入階専用パレットを乗入階の搬入出手段停止位置にいる搬入出手段に横移動させて乗入階の出入口前で待機中のハイルーフ車を上記搬入出手段上の空の乗入階専用パレットに乗り入れ、該ハイルーフ車を搭載した乗入階専用パレットを乗入階格納スペースに横移動させてハイルーフ車を格納し、
ハイルーフ車を出庫する場合には、搬入出手段を乗入階に上昇停止させて上記乗入階格納スペースのハイルーフ車を搭載している乗入階専用パレットを上記搬入出手段に横移動させて乗入階の出入口からハイルーフ車を退出させるように構成されていることを特徴とする機械式駐車装置。 - 請求項1記載の機械式駐車装置において、
搬入出手段により格納階から搬入出手段停止位置に搬出された格納階専用パレットと乗入階専用パレットとで該両パレットに跨る通路スペースを形成するようになっていることを特徴とする機械式駐車装置。 - 請求項2記載の機械式駐車装置において、
乗入階専用パレットの反搬入出手段停止位置側には、可動デッキが一体に設けられていることを特徴とする機械式駐車装置。 - 請求項1記載の機械式駐車装置において、
乗入階格納スペースの搬入出手段停止位置側には、固定デッキが設けられ、
乗入階専用パレットは、上記固定デッキが露出するように乗入階格納スペースの反搬入出手段停止位置側に送り込まれて格納されるようになっていることを特徴とする機械式駐車装置。
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