JPH06221016A - 立体駐車場 - Google Patents

立体駐車場

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Publication number
JPH06221016A
JPH06221016A JP25961393A JP25961393A JPH06221016A JP H06221016 A JPH06221016 A JP H06221016A JP 25961393 A JP25961393 A JP 25961393A JP 25961393 A JP25961393 A JP 25961393A JP H06221016 A JPH06221016 A JP H06221016A
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JP
Japan
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conveyor
exit
stacker crane
vehicle
delivery
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JP25961393A
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English (en)
Inventor
Shiro Sugiki
志郎 杉木
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】複数の出庫口を有する立体駐車場において、出
庫を指令した場合に自己の車両が出庫される出庫口に容
易にわかるようにすることにある。 【構成】スタッカクレーンと棚群とからなる格納領域の
下方に入庫口15,16、出庫口30,31が有る。入
庫口15,16、出庫口30,31と棚群とはリフタ2
2,23,37で接続されている。出庫を希望する者は
出庫指令器81に駐車カードを投入する。出庫指令器8
1からは出庫口番号を記載した紙片が発行されるので、
それに従って出庫口30,31へ歩道73を通って行
く。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、立体駐車場に関するも
のであり、特にスタッカクレーンのような搬送手段と車
両を格納する棚とからなる大型の立体駐車場に関する。
【0002】
【従来の技術】スタッカクレーンを用いた立体駐車場
は、特開昭55−155872号公報に示すように、車
両を搬送するスタッカクレーンと、スタッカクレーンの
走行路の両側に設けた多数の棚とからなる。スタッカク
レーンとその両側の棚とを一組として複数の組を立設し
ている。入出庫口はスタッカクレーンの走行方向の一端
側にあり、該部においてスタッカクレーンは車両を載せ
たパレットを受けとり、また車載パレットを出庫する。
格納時の車両の方向はスタッカクレーンの走行方向と同
一である。
【0003】一般に、一つの走行路中にはスタッカクレ
ーンは一つであるが、入庫時間や出庫時間を短縮するた
めに、一つの走行路に2台のスタッカクレーンを配置す
ることが行なわれる。例えば、特開昭59−48305
号公報である。このものはスタッカクレーンの走行路に
沿って両脇に棚群を設け、この棚群の外側に棚群に沿っ
て入出庫用のコンベヤラインを設けている。棚群にはス
タッカクレーン側とコンベヤライン側とに開口する入出
庫口を複数個設け、この入出庫口を介して荷の授受を行
う。
【0004】これによって、一つの走行路に2台のスタ
ッカクレーンを配置しても各スタッカクレーンは単独で
荷の入出庫を行なえるものである。また、2台のスタッ
カクレーンと棚群とを一組とし、この組を複数組並設で
きるものである。
【0005】実開昭56−154903号公報に示すも
のは倉庫であり、建屋の2階以上に棚とスタッカクレー
ンを設置し、棚の最下部に荷のさばき場を設け、この荷
さばき場と1階とを荷昇降搬送手段で接続している。荷
昇降搬送手段は棚の下方にある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前記特開昭59−48
305号公報において、スタッカクレーンと棚群とから
なる組を複数組を並設した場合には、各組の棚群の間に
荷を搬送するコンベヤラインを設けることが必要であ
る。このため、このコンベヤラインの大きさだけ、用地
を余分に必要とし、結果的に格納数を低下させている。
【0007】前記特開昭55−155872号公報のよ
うな立体駐車場においては、それぞれの入庫口の近傍に
おいて駐車カードを発行することが考えられる。このカ
ードには表面に視認可能に入庫口の番号が印刷されてい
る。車両を出庫させたい場合にはこの駐車カードに印刷
されている入庫口の番号に従って出庫口に行き、駐車カ
ードを出庫指令器に投入して、出庫を指令することが考
えられる。入庫口と出庫口とは一対一に対応している。
【0008】ところで、立体駐車場においては、出庫を
希望してから乗車できるまでの待ち時間はできるだけ短
いことが望まれる。このため、1つの入庫口に対して複
数(例えば、2つ。)の出庫口を設けることが考える。
【0009】この場合は駐車カードに印刷された入庫口
の番号では、自己の車両が出庫される出庫口に行くこと
ができない。
【0010】本発明の目的は、入庫口と出庫口とが一対
一に対応していない立体駐車場において、自己の車両が
出庫される出庫口が容易にわかるようにすることにあ
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、棚群、搬送手
段、および該搬送手段の走行路からなる第1の階の垂直
方向に設置した第2の階と、該第2の階に設置した複数
の出庫口と、該複数の出庫口と前記棚群とを接続する複
数のリフタ、前記複数の出庫口に至る歩道の上流側に設
置したものであって、駐車カードを投入することによっ
て、出庫を指令すると共に出庫口の符号を表示した第2
駐車カードを発行する出庫指令器と、からなる立体駐車
場を構成したこと、を特徴とする。
【0012】
【作用】車両の出庫を希望する場合は出庫口に至る歩道
の上流側に有る出庫指令器に駐車カードを投入して出庫
を指令する。これによって、装置は利用者に対して出庫
口を表示した第2の駐車カードを発行する。利用者は第
2の駐車カードの表示に従って出庫口に行く。
【0013】これによれば、複数の出庫口が有ることに
よって、入庫口と出庫口とが一対一に対応していなくて
も、自己の車両が出庫される出庫口に容易に行くことが
できるものである。
【0014】
【実施例】以下、本発明の一実施例を立体駐車場の場合
について図1〜図7により説明する。
【0015】図3において、1,2は公知の搬送手段と
してのスタッカクレーンで、1本のレール3に沿って走
行する。スタッカクレーン1は主として左半分の棚群を
作業領域とし、スタッカクレーン2は主として右半分の
棚群を作業領域とする。スタッカクレーン1,2は昇降
台を備え、その昇降台のフォークを操作して棚との間で
荷の授受を行う。
【0016】スタッカクレーン1,2の走行方向の両側
には、走行方向に沿って多段階の多数の格納棚を有する
棚群5,6を設けている。棚群5,6は車両をその長手
方向(走行方向)をスタッカクレーン1,2の走行方向
に平行にして格納するようにしている。
【0017】一つのスタッカクレーン1,2とその両脇
の棚群5,6との組合せを一組として2組並設してい
る。この場合、隣接する組の一方の組の棚群6と、他方
の組の棚群5との間には十分な隙間(例えば80cm)
8を設けている。この隙間8の大きさは、一方の組の棚
群6の列に停車している車両の右ドアを開いても、他方
の組の棚群5の列に停車している車両に当らない大きさ
である。
【0018】棚群5,6のスタッカクレーン1,2の走
行方向(棚群の列方向)の格納棚の数は10個である。
棚群の列方向の格納棚を「行」として数える。右端の格
納棚が第1行であり、左端が第10行となる。また、棚
群5,6の格納棚の段数は下方側から数える。また、一
つのスタッカクレーン1,2と両脇の棚群5,6の組合
せを「組」といい、図において下側から組数を数える。
以下では第1組の構成について説明するが、各組の構成
は同一である。
【0019】図1,図2において、10はスタッカクレ
ーン1,2のレール3,棚群5,6を支える床であり、
入出庫する車両12の乗員の歩導70,73の面GLの
上方にある。床10は面GLに適宜に設けた柱(図示せ
ず)に支持されている。但し、柱は原則として棚群5,
6の下方にはなく、スタッカクレーン1,2の走行路の
下方に設けている。
【0020】床10の高さは、その下方を車両および乗
員が通過できる高さである。床10より上方を2階、床
10よりも下方を一階という。この面GLに入庫口1
5,16,出庫口30,31を設けている。車両は図の
右側から入り、左側で出庫し、左側に退出する。棚群
5,6への車両の格納はパレットに載せて行うようにし
ている。
【0021】入庫口15,16は棚群5,6の第2行目
のそれぞれの下方にある。つまりスタッカクレーン1,
2の走行方向の端部にある。入庫口15,16はパレッ
トを搬送するコンベヤ18と、これを上下動させるリフ
タ19とからなる。
【0022】棚群5,6の第3行目には棚群への入庫口
20,21を設けている。棚群5の入庫口20は第1段
目に設けている。棚段6の棚群の入庫口21は第2段目
に設けている。該第3行目には面GLと棚群の入庫口2
0,21との間を接続するリフタ22,23を設けてい
る。リフタ22,23には上面にコンベヤ24を設けて
いる。
【0023】棚群5の第2行の第1段目には上昇したリ
フタ22のコンベヤ24からパレットを受取るための入
庫用のコンベヤ26を設けている。
【0024】棚群6の第2段目の第4行目から第8行目
には、上昇したリフタ23のコンベヤ24からパレット
を受取るための入庫用のコンベヤ27a,27b,27
c,27d,27eを設けている。
【0025】同じく2行目に入庫用のコンベヤ28を設
けている。出庫口30,31は棚群5,6の第6行目の
それぞれの下方にある。つまりスタッカクレーン1,2
の走行方向の中央部にある。出庫口30,31はパレッ
トを搬送するコンベヤ32と、これを上下動させるリフ
タ33とからなる。
【0026】棚群5,6の第5行目の第1段目には棚群
からの出庫口35,36を設けている。該第5行目には
面GLと棚群の入庫口35,36との間を接続するリフ
タ37を設けている。リフタ37には上面にコンベヤ3
8を設けている。
【0027】棚群5,6の第6行の第1段目には上昇し
たリフタ37のコンベヤ38にパレットを供給するため
の出庫用のコンベヤ40を設けている。
【0028】棚群5,6の第1段〜第6段はセダン等の
高さの低い車両(背低車という)を格納するように、格
納棚の高さを低くしている。棚群5,6の最上段の第7
段には、背の高い車両(背高車という)を格納できるよ
うに、格納棚の高さを高くしている。
【0029】最上段の格納棚のパレット受け部よりも上
方の柱7は上部のレール4の支持と屋根の支持用であ
り、最上段に格納する車両の荷重よりも小さいので、下
方の格納棚よりも柱の高さが高くても座屈の恐れはな
い。
【0030】背高車は入庫口15から入庫し、出庫口3
0から出庫するようにしている。このため、棚群5の2
段目の第2行,第3行,第5行,第6行は格納棚として
いない。
【0031】背高車は第10行目にも格納するので、ス
タッカクレーン2の走行範囲とスタッカクレーン1の走
行範囲の重なる行の背高車用の格納棚にスタッカクレー
ン2からスタッカクレーン1への中継棚を設けている。
ここでは棚群5の最上段の第6行目に中継棚9を設けて
いる。
【0032】なお、スタッカクレーン1は第6行〜第1
0行の間を走行し、スタッカクレーン2は第1行〜第6
行の間を走行する。
【0033】棚群5,6の第4行目にはパレットマガジ
ン45をそれぞれ設置している。パレットマガジン45
は、棚群の第1段目に設置したパレットの収納部46
と、収納部46の下部に設置したパレットを支持するた
めの支持部材47と、コンベヤ48を載せたリフタ49
とからなるものである。
【0034】パレットマガジン45は、収納部46に段
積みしたパレットを下方から一枚毎に取出して入庫口に
供給したり、出庫口のパレットを回収して上方にリフタ
49で持上げて収納部46に段積みするものである。
【0035】このようなパレットマガジン45は公知で
あるが、その動作の要点を説明する。パレットを段積み
する場合は、出庫口30,31のパレットをコンベヤを
用いてコンベヤ48上に回収し、そしてリフタ49を用
いて収納部46に押上げ、収納部46のパレットに下方
から段積みする。そして支持部材47を後退させ、さら
にパレット1段分押上げ、支持部材47を突出させて段
積みパレットを支持する。 パレットを取出すには、コ
ンベヤ48を上昇させて段積みしたパレットを押上げ、
支持部材47を後退させ、次にコンベヤ48をパレット
1段分下げ、支持部材47を突出させ、そしてリフタ4
9を下降させる。このようにしてコンベヤ48上に1枚
のパレットを取出す。
【0036】収納部46のスタッカクレーン2側の面に
は、段積みしたパレットの搬送用の開口を設けている。
50はパレットを入庫口15,16に供給するためのコ
ンベヤであり、リフタ22,23のコンベヤ24,24
の下降位置よりも下方にある。51は出庫口30,31
からパレットを回収するためのコンベヤであり、リフタ
37,37のコンベヤ38,38よりも下方にある。コ
ンベヤ50,51は棚群5,6の第3行目,第5行目に
それぞれある。
【0037】リフタ19,49,33が下降したとき、
コンベヤ18,50,48,51,32は一平面とな
り、パレットを搬送できる。
【0038】コンベヤ24,48,38,26,27
a,27b,27c,27d,27e,28,40はス
タッカクレーン2のフォークとの間で荷を授受できるよ
うに構成している。
【0039】図5において、入庫口15,16,および
出庫口30,31の周囲には安全のために壁55,56
を設けて室を構成している。各室には右側にプラットフ
ォームを設け、車両の右ドアを開いて乗降できる。5
6,60は降車した乗員用のドア61,62は乗員用の
ドアである。車両の前後にはそれぞれゲート63,6
4,65,66を設けている。このゲートは上下動す
る。70,73は乗員の歩道,72は入庫車用の進入
路,71は出庫車の退出路である。各入庫口の手前の進
入路72の上方には入庫できるか否かを示す表示器75
を設けている。
【0040】第3行〜第5行の空間8の1階部分、およ
び第3行〜第5行のスタッカクレーン1,2の走行面の
下方の一階部分に立入りできないように仕切壁を設けて
いる。76は機械室や事務室である。
【0041】80は駐車カードの発行器、81は前記駐
車カードによって出庫を指令する出庫指令器である。駐
車カードは磁気カードである。
【0042】リフタ22,23,37の構成を図6,図
7により説明する。代表としてリフタ22について説明
する。リフタ22は油圧式エレベータであり、垂直に設
置した油圧シリンダ装置90と、そのロッドの先端に設
けたチェンスプロケット91と、その両側に設けたレー
ル93と、コンベヤ24を載せた昇降台94と、チェン
スプロケット91を介してその端部を昇降台94、およ
び基礎部に固定したチェン95とからなる。昇降台94
はレール93の凹部に入るローラを設けている。レール
93は基礎部および床10に固定している。油圧シリン
ダ装置90のロッドの伸縮によってコンベヤ24は昇降
する。
【0043】棚群5のリフタのレール93等はレール3
側にあり、棚群6のそれは隙間8側に設けている。
【0044】かかる立体駐車場は中央制御装置と各種機
器に設けた制御装置によって運用される。
【0045】かかる構成の動作を説明する。
【0046】先ず、入庫運転について説明する。
【0047】パレットマガジン45からコンベヤ48に
取出したパレットはコンベヤ50を経由して、下降した
リフタ19のコンベヤ18に載せられる。次にリフタ1
9は上昇する。そして、ゲート63が開き、入庫可能と
する。
【0048】先ず、背低車の入庫について説明する。
【0049】表示器75の指示に基づいて進入路72を
通って進入した車両は各入庫口15,16のゲート63
の前方(降車領域77)で停車して同乗者を降車させ
る。これは入庫口15で左ドアが開かないためである。
【0050】ゲート63が開くと車両は入庫口15,1
6に入り、運転者が降車してドア59,60を通って外
に出る。ドア59,60を閉じ、発行器80から駐車カ
ードを取って、入庫を指令する。乗員は歩導70を通っ
て店舗等に行く。
【0051】入庫が指令されると、ゲート64が開き、
コンベヤ18,24が運転し、車載パレットをリフタ2
2,23に載せる。
【0052】リフタ22はコンベヤ24を棚群5の第1
段目まで上昇させ、コンベヤ24,26を動作させて車
載パレットをコンベヤ26に移す。
【0053】スタッカクレーン2はこのコンベヤ26上
の車載パレットを棚群5,6の右半分の所定の格納棚に
格納する。但しスタッカクレーン2が無作業時、作業に
余裕がある時や入庫が連続していない時等はコンベヤ2
4から直接受取らせ、合理的な荷役を行なわせることが
できる。
【0054】一方、リフタ23は第2段目までコンベヤ
24を上昇させ、コンベヤ24,27a,27b,27
c,27d,27eを用いて第8行目に向けて搬送す
る。
【0055】スタッカクレーン1はコンベヤ27eに搬
送された車載パレットを棚群5,6の左半分の格納棚に
格納する。但しスタッカクレーン1が無作業時、作業に
余裕がある時や該スタッカクレーン1の位置等によって
は搬送途中において受取らせ、合理的な荷役を行なわせ
ることができる。
【0056】このように、コンベヤ27(27a〜27
eからなる)を設けることによりスタッカクレーン2の
走行方向の一端側の荷を他端側を作業領域とするスタッ
カクレーン1に搬送しているので、スタッカクレーン
1,2にそれぞれ荷を供給することができ、一つの走行
路に2台のスタッカクレーンを配置することができるも
のである。このため、多数の車両を短時間に入庫させる
ことができるものである。特に入庫口が2個あるので、
より入庫時間を短縮できるものである。
【0057】基本的な入庫運転は上記の通りである。し
かし、入庫口15側に入った車両の乗員の降車が遅れた
り、故障によって走行できなくなったり、あるいは背高
車の入庫棚が無いにもかかわらず表示器75の指示を無
視して進入した場合には、入庫口15からの入庫が無い
のでスタッカクレーン1が遊ぶことになる。
【0058】このような場合、スタッカクレーン2はコ
ンベヤ24,27aや27bの車載パレットを取って棚
群の右半分に格納させる。駐車カードの番号と格納棚の
番号との対応の変更は中央制御装置で行なう。またリフ
タ23で入庫した車両をコンベヤ28に移し、これをス
タッカクレーン2で搬送させることができる。
【0059】なお、入庫口16側において上記と同様の
問題が生じた場合には、スタッカクレーン1がコンベヤ
27aに移し替える。
【0060】次に、背高車の入庫について説明する。背
低車と同様に背高車は表示器75の指示に基づいて入庫
口15に向けて入いる。入庫した背高車はスタッカクレ
ーン2で最上段に格納する。第7行目以上に格納する場
合は中継棚9に格納し、これをスタッカクレーン1で搬
送する。
【0061】なお、進入路72の上流には背高車の検出
と背高車の進入の可否を知らせる装置があり、また入庫
口15には背高車を検出する装置を設けている。
【0062】次に、出庫運転について説明する。
【0063】出庫を希望する場合には、出庫指令器81
に駐車カードを投入し、出庫を指令する。出庫指令器8
1からは出庫口番号を記載した紙片が発行されるので、
それに従って該当の出庫口に歩道73を通って行く。
【0064】先ず、背低車の場合について説明する。
【0065】出庫に当って、スタッカクレーン1,2は
制御装置の指令に基づいて棚群5,6のコンベヤ40,
40に車載パレットを降す。つまり、二つの出庫口3
0,31が常に利用されるようにスタッカクレーン1,
2から降すコンベア40,40を決定するるリフタ37
がコンベヤ38を上昇させると、コンベヤ40,38を
用いて車載パレットをコンベヤ38に搬送する。そして
コンベヤ38は下降し、コンベヤ38,コンベヤ32を
用いてコンベヤ32に搬送する。そしてゲート66が閉
じる。
【0066】次に、出庫口30,31のドア61,62
が開き、そして運転車が乗車し、前進方向で退出する。
そして、運転者はその前方の乗車領域78で一時停車さ
せて同乗者を乗せ、退出路71に沿って退出する。
【0067】このように二つの出庫口30,31を設
け、二つの出庫口30,31を常に利用するようにスタ
ッカクレーン1,2から出庫しているので、短時間に多
数の車両を出庫できるものである。つまり、スタッカク
レーン1は出庫口30,スタッカクレーン2は出庫口3
1のように、固定していない。棚群5,6の左半分から
の出庫が連続していれば、スタッカクレーン2はコンベ
ヤ40,40に交互に出庫する。
【0068】背高車の出庫は棚群5のコンベヤ40に出
庫し、出庫口30から出庫する。スタッカクレーン1,
2は直接コンベヤ40に出庫する。
【0069】出庫口30,31からの出庫によってゲー
ト65が閉じると、コンベヤ32上の空のパレットの回
収運転を行なう。今、コンベヤ48,50にパレットが
あり、コンベヤ51にパレットが無いとする。また、こ
の回収運転時に、入庫口のコンベヤ18にパレットがな
く、パレットの供給を要求しているとする。
【0070】回収運転のためリフタ33が下降すると、
コンベヤ32,51,48,50,18(リフタ19は
下降している)を第1行目に向けて運転させ、パレット
を順次搬送する。一つのパレットが移動するとコンベヤ
32,50,18は停止し、リフタ19を上昇させる。
コンベヤ51,48はコンベヤ32のパレットがコンベ
ヤ48に搬送されるまで運転を継続する。
【0071】一方、入庫口がパレットを要求していない
場合(他は前記条件と同一とする)は、コンベヤ32,
51を第4行目に向けて運転させる。また、リフタ49
を上昇させてそのコンベヤ48上のパレットマガジンに
供給する。リフタ48が下降すると、コンベヤ51,4
8を用いてコンベヤ48にパレットを搬送する。
【0072】このように、入庫と出庫が適宜行なわれて
いるときには、出庫口のパレットをパレットマガジン4
5に回収しないで、入庫口に供給可能としている。この
ため、パレットマガジン45と格納棚との間で段積みパ
レットを搬送する頻度を少なくできるものである。した
がって、スタッカクレーンを入出庫に専念させることが
でき、入出庫時間を短時間にできるものである。
【0073】以上の如く、一方のスタッカクレーン側の
入出庫口と他方のスタッカクレーンの走行範囲内とを接
続するコンベヤライン27を棚群内に設けているので、
前記コンベヤライン27のための用地を不要にでき、用
地を小さくできるものである。また、2台のスタッカク
レーンを運転させることができるので、入出庫時間を短
くできるものである。
【0074】また、パレットの供給又は回収のためのパ
レットマガジン45をコンベヤライン27の下方に設け
ているので、パレットマガジンを組込むことができ、パ
レットの処理を各組単位で行なうことができるものであ
る。また、パレット用のコンベヤラインの長さを短くで
きるものである。
【0075】また、出庫口は二つのスタッカクレーンの
走行範囲の接する近傍において各棚群5,6に出庫口を
設けているので、出庫時間を短くできるものである。棚
群の出庫口35,36に連なるコンベヤライン40,4
0の長さは同一なので、両出庫口30,31からの出庫
に要する時間を同一にでき、一方の待ち時間が長くなる
ということがないものである。
【0076】また、乗員の乗車や降車に時間のかかる入
庫口、出庫口を棚群5,6にそれぞれ設けているので、
入庫や出庫の待ち時間を短くすることができるものであ
る。また、各組の間を運転席側の車両ドアを開けること
ができるように隙間8を設けているので、ドアを開いて
いる車両があってもその隣を入出庫できるものである。
この場合、特に第2組の入庫口15,出庫口30におい
て、左ドアを開けるように設けることが困難であるが、
降車領域77、乗車領域78を設けているので、乗降を
容易にできるものである。なお、左ハンドル車が主体の
場合には入出庫口のプラットフォームは左に設ける。
【0077】また、歩道70,73は降車領域77,乗
車領域78と入庫口15,16、出庫口30,31との
間に設けているので、安全である。
【0078】現在において走行している車両はセダンの
如く背の低い車両が一般であるので、大部分の格納棚の
高さをこの背低車用として低く設け、残りの格納棚をワ
ゴンの如く背の高い車両を格納できる高さに設けている
ので、棚群の高さが同一の場合は背低車の格納数を多く
できるものである。
【0079】この場合、背高車のための棚群の入庫口2
0、棚群の出庫口35は格納棚を2段分とって構成して
いるので、背低車の入庫口を用いて背高車を格納でき、
入出庫口を少なくでき、安価にできるものである。
【0080】また、背高車を格納できる格納棚を最上段
に設けているので、この最上段よりも上方の柱7の高さ
が高くても座屈を防止できるものである。
【0081】また、背高車の出庫口は一方のみ(出庫口
30)としている。これによって、他方の出庫口31側
のコンベヤライン27を第3段目に設けたり、また、棚
群の出庫口36を2段分とったりする必要がないので、
格納数の低下を防止できるものである。背高車は少いの
で、一方の出庫口31のみからの出庫を行うことができ
るものである。
【0082】上記のように1つの入庫口15(16)に
対して二つの出庫口30,31があり、いずれの出庫口
に出庫されるかは出庫要求時の状態によって決まる。運
転者が入庫した入庫口を覚えていても無意味である。実
施例では退出用の歩道73の上流側の出庫指令器81で
出庫口が指示され、特に第2の駐車カードで指示される
ので、出庫口が容易にわかるものである。
【0083】上記実施例において、パレットマガジン4
5の支持部材47の如く支持部材を棚群の入庫口20、
棚群の出庫口35,36の下部にそれぞれ設け、車載パ
レットを支持するようにすることができる。これによれ
ば、コンベヤ24,38やスタッカクレーン1,2と車
載パレットを授受できる。これによればコンベヤ26,
40を不要にできる。
【0084】上記実施例では、パレットマガジン45の
収納部46をスタッカクレーンとの授受口(棚群の第1
段目)に設けているが、コンベヤ50,48,51によ
るコンベヤラインの若干上方に収納部の支持部材47を
設け、この部分、即ち1階部分に収納部46を設ける。
これによれば、1枚毎のパレットの供給や回収時のリフ
タ49の昇降時間を短くでき、供給や回収を早くでき
る。スタッカクレーンとの間で段積みパレットを授受さ
せる場合にはコンベヤ48を第1段目の授受口に上昇さ
せる。授受口に支持部材を設けることができる。
【0085】パレツトマガジンは他のタイプでもよい。
【0086】入庫口16からの背高車の入庫を許容する
場所は棚群の入庫口21の高さを高くする。この場合、
格納棚数の減少を防止するため、スタッカクレーン2,
中継棚9を介してスタッカクレーン1に渡すようにす
る。
【0087】図8,図9の実施例について説明する。第
7行目に出庫口30,31を設けている。第6行目には
出庫用のリフタ37を設けている。第5行目の1階には
スタッカクレーンの走行方向に対し直角方向に向けて歩
道100を設けている。スタッカクレーンの走行面の下
方の第2行〜第7行は歩道101となっている。第6行
目空間8の1階は歩道100から出庫口31に至る歩道
102となっている。歩道100,101,102の上
面および側面には安全用の壁を設けている。歩道100
の地下にはコンベヤ51とコンベヤ50とを継続するコ
ンベヤ105を設けている。
【0088】これによれば、入庫した車両の乗員は歩道
101,100を通って店舗等に行く。また出庫すべき
車両の乗員は歩道100から101を通って目的地に行
く。なお、出庫口31の運転者は歩道102を用いる。
【0089】次に、出庫運転について説明する。
【0090】出庫を希望する場合には、出庫指令器81
に駐車カードを投入し、出庫を指令する。出庫指令器8
1からは出庫口番号を記載した紙片が発行されるので、
それに従って該当の出庫口に歩道73を通って行く。
【0091】先ず、背低車の場合について説明する。
【0092】出庫に当って、スタッカクレーン1,2は
制御装置の指令に基づいて棚群5,6のコンベヤ40,
40に車載パレットを降す。つまり、二つの出庫口3
0,31が常に利用されるようにスタッカクレーン1,
2から降すコンベア40,40を決定するるリフタ37
がコンベヤ38を上昇させると、コンベヤ40,38を
用いて車載パレットをコンベヤ38に搬送する。そして
コンベヤ38は下降し、コンベヤ38,コンベヤ32を
用いてコンベヤ32に搬送する。そしてゲート66が閉
じる。
【0093】次に、出庫口30,31のドア61,62
が開き、そして運転車が乗車し、前進方向で退出する。
そして、運転者はその前方の乗車領域78で一時停車さ
せて同乗者を乗せ、退出路71に沿って退出する。
【0094】このように二つの出庫口30,31を設
け、二つの出庫口30,31を常に利用するようにスタ
ッカクレーン1,2から出庫しているので、短時間に多
数の車両を出庫できるものである。つまり、スタッカク
レーン1は出庫口30,スタッカクレーン2は出庫口3
1のように、固定していない。棚群5,6の左半分から
の出庫が連続していれば、スタッカクレーン2はコンベ
ヤ40,40に交互に出庫する。
【0095】背高車の出庫は棚群5のコンベヤ40に出
庫し、出庫口30から出庫する。スタッカクレーン1,
2は直接コンベヤ40に出庫する。
【0096】出庫口30,31からの出庫によってゲー
ト65が閉じると、コンベヤ32上の空のパレットの回
収運転を行なう。今、コンベヤ48,50にパレットが
あり、コンベヤ51にパレットが無いとする。また、こ
の回収運転時に、入庫口のコンベヤ18にパレットがな
く、パレットの供給を要求しているとする。
【0097】回収運転のためリフタ33が下降すると、
コンベヤ32,51,48,50,18(リフタ19は
下降している)を第1行目に向けて運転させ、パレット
を順次搬送する。一つのパレットが移動するとコンベヤ
32,50,18は停止し、リフタ19を上昇させる。
コンベヤ51,48はコンベヤ32のパレットがコンベ
ヤ48に搬送されるまで運転を継続する。
【0098】一方、入庫口がパレットを要求していない
場合(他は前記条件と同一とする)は、コンベヤ32,
51を第4行目に向けて運転させる。また、リフタ49
を上昇させてそのコンベヤ48上のパレットマガジンに
供給する。リフタ48が下降すると、コンベヤ51,4
8を用いてコンベヤ48にパレットを搬送する。
【0099】このように、入庫と出庫が適宜行なわれて
いるときには、出庫口のパレットをパレットマガジン4
5に回収しないで、入庫口に供給可能としている。この
ため、パレットマガジン45と格納棚との間で段積みパ
レットを搬送する頻度を少なくできるものである。した
がって、スタッカクレーンを入出庫に専念させることが
でき、入出庫時間を短時間にできるものである。
【0100】以上の如く、一方のスタッカクレーン側の
入出庫口と他方のスタッカクレーンの走行範囲内とを接
続するコンベヤライン27を棚群内に設けているので、
前記コンベヤライン27のための用地を不要にでき、用
地を小さくできるものである。また、2台のスタッカク
レーンを運転させることができるので、入出庫時間を短
くできるものである。
【0101】また、パレットの供給又は回収のためのパ
レットマガジン45をコンベヤライン27の下方に設け
ているので、パレットマガジンを組込むことができ、パ
レットの処理を各組単位で行なうことができるものであ
る。また、パレット用のコンベヤラインの長さを短くで
きるものである。
【0102】また、出庫口は二つのスタッカクレーンの
走行範囲の接する近傍において各棚群5,6に出庫口を
設けているので、出庫時間を短くできるものである。棚
群の出庫口35,36に連なるコンベヤライン40,4
0の長さは同一なので、両出庫口30,31からの出庫
に要する時間を同一にでき、一方の待ち時間が長くなる
ということがないものである。
【0103】また、乗員の乗車や降車に時間のかかる入
庫口、出庫口を棚群5,6にそれぞれ設けているので、
入庫や出庫の待ち時間を短くすることができるものであ
る。また、各組の間を運転席側の車両ドアを開けること
ができるように隙間8を設けているので、ドアを開いて
いる車両があってもその隣を入出庫できるものである。
この場合、特に第2組の入庫口15,出庫口30におい
て、左ドアを開けるように設けることが困難であるが、
降車領域77、乗車領域78を設けているので、乗降を
容易にできるものである。なお、左ハンドル車が主体の
場合には入出庫口のプラットフォームは左に設ける。
【0104】また、歩道70,73は降車領域77,乗
車領域78と入庫口15,16、出庫口30,31との
間に設けているので、安全である。
【0105】現在において走行している車両はセダンの
如く背の低い車両が一般であるので、大部分の格納棚の
高さをこの背低車用として低く設け、残りの格納棚をワ
ゴンの如く背の高い車両を格納できる高さに設けている
ので、棚群の高さが同一の場合は背低車の格納数を多く
できるものである。
【0106】この場合、背高車のための棚群の入庫口2
0、棚群の出庫口35は格納棚を2段分とって構成して
いるので、背低車の入庫口を用いて背高車を格納でき、
入出庫口を少なくでき、安価にできるものである。
【0107】また、背高車を格納できる格納棚を最上段
に設けているので、この最上段よりも上方の柱7の高さ
が高くても座屈を防止できるものである。
【0108】また、背高車の出庫口は一方のみ(出庫口
30)としている。これによって、他方の出庫口31側
のコンベヤライン27を第3段目に設けたり、また、棚
群の出庫口36を2段分とったりする必要がないので、
格納数の低下を防止できるものである。背高車は少いの
で、一方の出庫口31のみからの出庫を行うことができ
るものである。
【0109】上記実施例において、パレットマガジン4
5の支持部材47の如く支持部材を棚群の入庫口20、
棚群の出庫口35,36の下部にそれぞれ設け、車載パ
レットを支持するようにすることができる。これによれ
ば、コンベヤ24,38やスタッカクレーン1,2と車
載パレットを授受できる。これによればコンベヤ26,
40を不要にできる。
【0110】上記実施例では、パレットマガジン45の
収納部46をスタッカクレーンとの授受口(棚群の第1
段目)に設けているが、コンベヤ50,48,51によ
るコンベヤラインの若干上方に収納部の支持部材47を
設け、この部分、即ち1階部分に収納部46を設ける。
これによれば、1枚毎のパレットの供給や回収時のリフ
タ49の昇降時間を短くでき、供給や回収を早くでき
る。スタッカクレーンとの間で段積みパレットを授受さ
せる場合にはコンベヤ48を第1段目の授受口に上昇さ
せる。授受口に支持部材を設けることができる。
【0111】パレツトマガジンは他のタイプでもよい。
【0112】入庫口16からの背高車の入庫を許容する
場所は棚群の入庫口21の高さを高くする。この場合、
格納棚数の減少を防止するため、スタッカクレーン2,
中継棚9を介してスタッカクレーン1に渡すようにす
る。
【0113】図8,図9の実施例について説明する。第
7行目に出庫口30,31を設けている。第6行目には
出庫用のリフタ37を設けている。第5行目の1階には
スタッカクレーンの走行方向に対し直角方向に向けて歩
道100を設けている。スタッカクレーンの走行面の下
方の第2行〜第7行は歩道101となっている。第6行
目空間8の1階は歩道100から出庫口31に至る歩道
102となっている。歩道100,101,102の上
面および側面には安全用の壁を設けている。歩道100
の地下にはコンベヤ51とコンベヤ50とを継続するコ
ンベヤ105を設けている。
【0114】これによれば、入庫した車両の乗員は歩道
101,100を通って店舗等に行く。また出庫すべき
車両の乗員は歩道100から101を通って目的地に行
く。なお、出庫口31の運転者は歩道102を用いる。
【0115】したがって、乗員が車両と交差することが
なく、安全にできるものである。
【0116】但し、入庫口16の乗員は入庫口16の前
方を横切る。第3行〜第4行の空間8の1階を歩道とす
れば、安全にできる。
【0117】上記各実施例において、出庫口30,31
を入庫口とし、入庫口15,16を出庫口とすることも
できる。スタッカクレーン1はコンベヤ27c〜27e
に出庫する。
【0118】この場合、出庫要求が連続していない場
合、棚群6側からの出庫口では出庫要求をしてから乗車
できるまでの時間を長く必要とする。なぜなら、コンベ
ヤの搬送速度よりも遅いためである。
【0119】しかし、出庫要求が連続している場合は、
コンベヤ27に多数の車両を載せているので、連続して
出庫させることができる。
【0120】スタッカクレーン1からの背高車の出庫は
中継棚9を用いて行なう。
【0121】上記実施例ではスタッカクレーンの走行方
向の中央部を出庫口としているが、入庫口の他端側を出
庫口とすることができる。この場合、スタッカクレーン
2の走行範囲(第6行目)から棚の出庫口までの間をコ
ンベヤラインで接続する。
【0122】入庫口16,出庫口31をスタッカクレー
ンのレール3側に寄せれば、空間8を廃止にできる。こ
のためにはパレットをスタッカクレーンの走行方向に対
して直角方向に搬送する手段を設ける。
【0123】上記各実施例は、2階に棚群を設け、1階
を入出庫口としているが、棚群およびスタッカクレーン
の走行路を1階に設け、スタッカクレーンの走行方向の
一端の棚群外に入庫口,他端の棚群外に出庫口を設けた
ものにも利用できるものである。棚群の入庫口、棚群の
出庫口は棚群内又は棚群外に設ける。
【0124】また、図8,図9の実施例において、第5
行目の第1段に出庫用のコンベヤ106を設けている。
これによれば、コンベヤ40はスタッカクレーン1から
の出庫用に、コンベヤ106はスタッカクレーン1から
の出庫用にすることができる。これによれば、コンベヤ
を多くできるので、連続的に出庫させることができる。
また、スタッカクレーンの走行距離を少なく、またスタ
ッカクレーン1,2の衝突の恐れを少なくできるもので
ある。図10,図11に示す実施例について説明する。
このものでは、一組に対して一つの入庫口しか設けてい
ない。この一つの入庫口16を棚群6に設けている。入
庫口16の壁55aは左ドアを開くことができるように
大きく空けて設置できる。また運転者は車両の後を通っ
てドア59に至る。
【0125】出庫口30,31側構成は前記実施例と同
様である。棚群5のパレットマガジン46は段積み専用
となる。
【0126】コンベヤ28を第1段目に設け、第2段目
に格納棚を設けていない。背高車の入庫の場合はコンベ
ヤ24を第1段目で停止させ、第1段目のコンベヤ28
に搬送する。
【0127】コンベヤ28を設けず、コンベヤ24から
直接背高車を受取ることができる。
【0128】出庫口についても一つとし、前記と同様に
一列のコンベヤを設け、このコンベヤにスタッカクレー
ン1,2が出庫するようにすることができる。
【0129】図12の実施例について説明する。本実施
例は棚群を車道よりも下方に設けたものである。車道の
面GLよりも上方にパレットマガジン45の収納部46
および支持部材47を設けている。上方から2段目にコ
ンベヤライン27を設けている。入庫口15,16、出
庫口30,31は棚群5,6の上方にある。入庫口や出
庫口のコンベヤ18,38を棚群の入庫口21a,36
aとの間をリフタ19a,33aで昇降できるようにし
ている。パレットマガジン45のコンベヤ48はリフタ
49aで棚群の上方から1段目まで下降でき、該部で段
積みパレットを授受する。他の構成は前記実施例と同様
である。
【0130】
【発明の効果】本発明によれば、駐車カードの投入によ
って出庫を指令すると、出庫口が要求者に対して報知さ
れる。特に、車両が出庫される出庫口の符号が表示され
た第2の駐車カードが発行された場合は、利用者は第2
の駐車カードの符号にしたがって出庫口に行く。これに
よれば、入庫口と出庫口とが一対一に対応していなくて
も、自己の車両が出庫される出庫口に容易に行くことが
できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の立体駐車場の縦断図面であ
り、図3のA−A断面図である。
【図2】図3のB−B断面図である。
【図3】図1のC−C断面図である。
【図4】図1のD−D断面図である。
【図5】図1のE−E断面図である。
【図6】リフタの縦断面図である。
【図7】図6の平面図である。
【図8】本発明の他の実施例の立体駐車場の縦断面図で
あり、図1相当図である。
【図9】図8のF−F断面図である。
【図10】本発明の他の実施例の立体駐車場の縦断面図
であり、図1相当図である。
【図11】図10のG−G断面図である。
【図12】本発明の他の実施例の立体駐車場の縦断面図
であり、図1相当図である。
【符号の説明】
1,2…スタッカクレーン、4…レール、5,6…棚
群、7…柱、8…隙間、9…中継棚、10…床、12…
車両、15,16…入庫口、18…コンベヤ、19,1
9a…リフタ、20,21,21a…棚群の入庫口、2
2,23…リフタ、24,26,27a,27b,27
c,27d,27e,28…コンベヤ、30,31…出
庫口、32…コンベヤ、33,33a…リフタ、35,
36,36a…棚群の出庫口、37…リフタ、38,4
0…コンベヤ、45…パレットマガジン、46…収納
部、47…支持部材、48…コンベヤ、49…リフタ、
50,51…コンベヤ、70,73…歩道、72…進入
路、71…退出路、77…降車領域、78…乗車領域、
81…出庫指令器、100,101,102…歩道、1
05…コンベヤ。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車両を格納する複数の格納棚を水平方向に
    並べた棚群と、該棚群に沿って走行して車両を搬送する
    搬送手段と、からなる立体駐車場において、 前記棚群、前記搬送手段、および該搬送手段の走行路か
    らなる第1の階の垂直方向に設置した第2の階と、 該第2の階に設置した複数の出庫口と、 該複数の出庫口と前記棚群とを接続する複数のリフタ、 前記複数の出庫口に至る歩道の上流側に設置したもので
    あって、駐車カードを投入することによって、出庫を指
    令すると共に出庫口の符号を表示した第2駐車カードを
    発行する出庫指令器と、 からなる立体駐車場。
  2. 【請求項2】請求項1の立体駐車場において、前記第2
    の駐車カードは紙片であること、を特徴とする立体駐車
    場。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1997047840A1 (fr) * 1996-06-14 1997-12-18 Hitachi, Ltd. Parc de stationnement mecanique et procede de gestion de stationnement pour un tel parc
WO1997047839A1 (fr) * 1996-06-14 1997-12-18 Hitachi, Ltd. Parc de stationnement et procede de gestion du stationnement
JP2009245221A (ja) * 2008-03-31 2009-10-22 Denso It Laboratory Inc 駐車場管理装置

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