JP2647025B2 - 立体駐車場 - Google Patents

立体駐車場

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JP2647025B2
JP2647025B2 JP26485194A JP26485194A JP2647025B2 JP 2647025 B2 JP2647025 B2 JP 2647025B2 JP 26485194 A JP26485194 A JP 26485194A JP 26485194 A JP26485194 A JP 26485194A JP 2647025 B2 JP2647025 B2 JP 2647025B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【産業上の利用分野】本発明は、立体駐車場に関するも
のである。
【従来の技術】スタッカクレーン式の立体駐車場は、特
開昭51−141178号公報に示す如く、スタッカク
レーンと、多数の格納棚をスタッカクレーンの走行路の
両脇に設けた棚群とからなり、棚群(スタッカクレーン
の走行路)の一端に入庫口、他端に出庫口を設けてい
る。スタッカクレーンは、走行体と、走行体を昇降する
昇降体と、昇降体から格納棚側に対して進退するフォー
クとからなる。フォークは1組であり、入庫や出庫は車
両1台単位で行なわれる。また、車両はパレットに載せ
て格納するようになっている。このため、入庫口の近傍
にはデパレタイザを設け、段積みしてあるパレットを分
割して1枚づつ入庫口に供給している。また出庫口の近
傍にはパレタイザを設け、車両の出庫によって不要とな
ったパレットを回収し段積みしている。なお、一般の立
体倉庫において、2組のフォークをスタッカクレーンに
設け、2台単位で入出庫を行ない、荷役を早くすること
が知られている。例えば、特開昭57−107303号
公報がある。また、実開昭56−154903号公報に
示すものは倉庫であり、建屋の2階以上に棚群とスタッ
カクレーンを設置し、棚の最下部に荷のさばき場を設
け、この荷さばき場と1階とを荷昇降搬送手段で接続し
ている。荷昇降搬送手段は棚の下方にある。1階が入出
庫口になっている。
【発明が解決しようとする課題】立体駐車場では、入庫
を希望してから実際に入庫できるまでの時間、及び、出
庫を希望してから実際に出庫できるまでの時間はできる
だけ短いことが望ましい。 このため、スタッカクレー
ンの両脇の棚群にそれぞれ入出庫口を設け、1台当りの
入出庫に要する時間を短縮することが考えられる。大形
の立体駐車場では、スタッカクレーンと、その両脇の棚
群を1組として複数組並設する。この場合、入出庫口で
は少なくとも運転席側(例えば、右側)に車両のドアを
開いて運転者が乗降するためのプラットホームが必要で
ある。このため、前記組を並設すると、各組の間には前
記プラットフォームのための隙間を必要とする。この隙
間は例えば約1m必要である。従って、小さな用地には
複数組並設することができなくなり、駐車数が低下する
ものである。本発明は、幅の広い入出庫口を設けること
のできる立体駐車場を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】上記目的は、複数の棚
水平方向に沿って有する棚群と、該棚群に沿って車両を
搬送する搬送装置と、車両の走行および乗員の歩行のた
めのものであって、前記棚群前記搬送装置および該
搬送装置の走行路とからなる格納領域の垂直方向に設け
た入出庫領域と、前記入出庫領域に設置されており、車
両の入庫または出庫のためのものであって、乗降のため
のプラットフォームを備えており、車両の進入または退
出のための走行路を接続した入出庫口と、前記入出庫口
と前記棚群内の授受口との間で車両を載せて昇降するリ
フタと、からなり、前記棚群、前記搬送装置、前記入出
庫口、および前記リフタを1組として、これを隣接して
少なくとも2組を並設しており、該2組のうちの一方の
組の前記棚群は他方の組の前記棚群に隣接しており、該
隣接した該棚群のそれぞれに前記入出庫口を設けてお
り、 前記走行路における車両の走行方向に対して直交す
る水平方向から見た場合に、前記隣接した棚群に設けた
前記入出庫口同士は重ならない位置にあり、前記入出庫
口の1つから前記走行方向の下流側または上流側を見た
場合において、該入出庫口の延長線上に、隣接する組の
前記入出庫口の前記プラットフォームを設けること、に
よって、達成できる。
【作用】入庫は、入出庫口において乗員が下車すると、
車両はリフタによって入出庫領域の垂直方向にある格納
領域の棚群に搬送される。次に、搬送装置で搬送され、
棚群内に格納される。出庫は、指令によって搬送装置に
よって棚群から取り出され、リフタに搬送され、リフタ
によって入出庫口に搬出される。2組の入出庫口を車両
の走行方向において並列に設けると共に、前記走行方向
に対して直交する水平方向から見た場合に、各組の入出
庫口は重ならない位置に設け、前記走行方向から見た場
合に、一方の入出庫口のプラットフォームを他方の入出
庫口に重ならせているので、プラットフォームを除いた
2つの入出庫口の間の隙間を小さくでき、プラットフォ
ームを含めた入出庫口の幅寸法を大きくでき、立体駐車
場の全体の幅方向の必要寸法を小さくでき、敷地を有効
に利用できるものである。本願発明において、入出庫口
とは、入庫口、又は出庫口、又は前記両者の兼用の口の
いずれかをいう。
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1〜図5により
説明する。本実施例は、車両をパレットに載せて格納す
る方式である。図1において、1は公知の搬送装置とし
てのスタッカクレーンであり、走行体と、走行体を昇降
する昇降体と、昇降体に設けた2組の授受装置としての
フォーク2A,2Bとからなる。フォーク2A,2B
は、それぞれ両側に突出可能である。スタッカクレーン
1の走行路3の両脇には、多数の格納棚からなる棚群
4,5,4A,5Aを設けている。ここではスタッカク
レーン1,その両脇の棚群4,5または棚群4A,5A
を一組として、2組を並設している。各棚群4,5,4
A,5Aの格納棚の数は、スタッカクレーン1の走行方
向にそって8箇ある。棚の段数は4段である。後述する
授受口10E,10F,11E,11F等を含めて棚群
と称している。図2,図3において,9はスタッカクレ
ーン1の走行路3や棚群4,5,4A,5Aを支持する
床であり,駐車するための車両34の走行路としての進
入路35,退出路36,図4の乗員のための退場用の通
路37,同じく入場用の通路38の面G.L.よりも上
方に設置している。スタッカクレーンは床9の上面を走
行する。床9は、車両34の走行の邪魔にならない位置
に設置した柱(図示せず)で支持されている。即ち、1
階部分が入出庫のための領域(入出庫領域)となり、2
階以上の部分が車両の格納領域となっている。格納領域
は、棚群4,5,4A,5A、スタッカクレーン1、そ
の走行路3からなる。1階の入出庫口13A,13Bに
車両を乗入れ、乗員が下車すると、リフタ12A,12
Bで2階部分に上昇させ、格納する。また、車両を出庫
する場合には、2階部分からリフタ12A,12Bで入
出庫口13A,13Bに出庫する。リフタ12A,12
Bの上面には、それぞれコンベヤ10A,10Bを設け
ている。該リフタはコンベヤ10A,10Bを第1段目
の棚(授受口10E,10F)まで上昇させる。リフタ
12Aは棚群4の第4行目に、リフタ12Bは棚群5の
第5行目に設けている。棚群4の第5行目、棚群5の第
4行目の第1段目の棚(授受口11E,11F)の底部
には、入庫用のコンベヤ11A,11Bを設けている。
行の数は図1において右側から数える。前記コンベヤ1
0A,10B,11A,11Bはスタッカクレーン1の
フォークが入ることができるように設けてある。コンベ
ヤ11A,11Bがある棚(空間)はスタッカクレーン
1との授受口であり、入庫用の授受口11E,11Fで
ある。コンベヤ10A,10Bが上昇した位置の棚(空
間)はスタッカクレーン1との授受口であり、出庫用の
授受口10E,10Fである。21はパレタイザの機能
およびデパレタイザの機能を有するパレットマガジンで
あり、棚群4の第3行目および棚群5の第6行目の、第
1段目の棚にそれぞれ設置している。パレットマガジン
21は周知の如く、段積みパレットの収納部22,段積
みパレットを支持する支持装置23,コンベヤ24を昇
降させるリフタ25とからなる。パレットマガジン21
の動作の要点を、棚群4側のパレットマガジン21につ
いて簡単に説明する。空のパレット39を段積みするパ
レタイザとして用いる場合について説明する。入出庫口
13Aから車両が出庫すると、リフタ12Aを上昇さ
せ、その上面のパレットをコンベヤ10Aを用いてパレ
ットマガジン21のコンベヤ24に供給する。次にリフ
タ25を上昇させて支持装置23上のパレットを押上
げ、次に支持装置23を後退させ、さらにリフタ25を
上昇させ、次に支持装置23を突出させ、次にリフタ2
5を下降させるものである。以上の動作によって、パレ
ット39を下方から段積みできる。空のパレット39を
1枚づつ出庫するデパレタイザとして用いる場合につい
て説明する。リフタ25を上昇させて段積みパレットを
持上げ、次に支持装置23を後退させ、次にリフタ25
を下降させ、次に支持装置23を突出させて2段目のパ
レットを支持可能とし、次にリフタ25を下降すれば1
枚のパレットを取出すことができる。このパレットは、
上昇したリフタ12Aのコンベヤ10Aに供給する。図
4において、30は駐車場への車両の入口、31は出口
である。32は乗員の出口、33は入口である。入出庫
口13A,13Bはリフタ12A,12Bの周囲を安全
のため柵または壁44,45で囲っている。車両の走行
方向におけるリフタの右側と、右側の壁44との間に
は、乗員の乗降用のプラットフォーム43がある。40
は入庫する車両の入口ドアであり、降車した乗員の出口
ともなる。41は出庫する車両の出口ドアであり、乗車
する乗員の入口ともなるプラットフォーム43が右側に
あるのは、車両の運転席が右側にあるためである。左側
に運転席を有する車両が主体の場合は、出口31側を入
口とし、入口30側を出口とする。入出庫口13A,1
3Bの壁44に乗員の出入口を設けてもよい。入出庫口
13Aのプラットフォーム43は、走行路3の下方にあ
る。入出庫口13Bのプラットフォーム43は、並設さ
れている棚群の4Aの下方に位置している。図1におい
て、並設されている棚群4A,5Aのパレットマガジン
21,入出庫口13A,13B,コンベヤ10A,10
B,リフタ12A,12B,およびコンベヤ11A,1
1Bは、棚群4,5の各位置に対してそれぞれ1行ほど
若い行に位置している。即ち、棚群4Aの入出庫口13
Aは隣接する棚群5の入出庫口13Bよりも入口側に少
なくとも1行の空間を置いた位置に設置している。かか
る構成において、入庫運転を棚群4,5について説明す
る。入口30から入った車両は、進入路35を通って入
出庫口13A,13Bの前方で一旦停止し、同乗者を降
車させる。パレットマガジン21から供給された空パレ
ット39を載せたリフタ12A,12Bが下降すると、
入口ドア40が開くので、車両を入出庫口13A,13
Bに進入させる。運転者は降車後入口ドア40を通って
入出庫口13A,13Bの外に出たのち、端末器を操作
して入庫運転を指令する。また、駐車カードを受領す
る。運転者および同乗者は、通路37を通って出口32
に至る。入庫運転が指令されると、入口ドア40が閉
じ、リフタ12A,12Bが上昇する。リフタ12A,
12Bの車載パレット39は、それぞれコンベヤ10
A,10Bによりコンベヤ11A,11Bに供給され
る。リフタ12A,12Bは、パレットマガジン21か
ら空パンフレットを受取った後、下降する。コンベヤ1
1A,11Bにそれぞれ車載パレットが載っている場合
は、スタッカクレーン1はフォーク2Aが棚群4,5の
第4行目に位置するように停止する。そしてフォーク2
Aをコンベヤ11Bへ、フォーク2Bをコンベヤ11A
へ同時に突出させ、車載パレットをスタッカクレーン1
側に同時に取込む。次に、スタッカクレーン1は空棚に
車載パレットを格納する。このように、スタッカクレー
ン1が2台の車載パレットを同時に搬送するのは、入庫
が連続している場合であり、その他の場合は一台毎に搬
送する。次に出庫運転を棚群4,5について説明する。
出庫を要求する運転者は、入口33に設置した端末器に
駐車カードを挿入し、出庫を指令する。端末器からは車
両が出庫される入出庫口の位置(番号)が指示されるの
で、その指示に従って通路38を通って所定の入出庫口
に行く。各入出庫口の表示器には、駐車カードの番号が
出車順序で表示されている。スタッカクレーン1は、出
庫指令の出された2箇の棚から車載パレットを取出し、
フォーク2Aが棚群4,5の第4行目に位置するように
停止する。そしてフォーク2Aをコンベヤ10Aへ、フ
ォーク2Bをコンベヤ10Bへ同時に突出させ、上昇し
て待機しているリフタ12A,12Bの上面のコンベヤ
10A,10Bに、2台の車載パレットを同時に載せ
る。次に、リフタ12A,12Bが下降すると、出口ド
ア41が開き、運転者が乗車して出庫させる。そして一
旦停止し、通路38を通ってきた同乗者を乗車させ、退
出路36を通って出口31に至る。車両が出庫すると出
口ドア41が閉じ、リフタ12A,12Bが上昇し、空
パレット39をパレットマガジン21に段積する。この
ように、スタッカクレーン1が2台の車載パレットを同
時に搬送するのは、出庫が連続している場合であり、そ
の他の場合は1台毎に搬送する。次に、出庫運転と入庫
運転を、交互に繰返し行なう場合を棚群4,5について
説明する。一般の駐車場においては、入出庫口の手前で
入庫待ちの車両が待機しており、駐車中の車両が出庫し
て空棚が出れば、直ちに入庫するケースが大半を占め
る。即ち、入出庫口13A,13Bの手前に入庫待ち車
両がある場合は、出口ドア41が開いて車両が出庫した
のち、出口ドア41を閉じると同時に入口ドア40を開
く。リフタ12A,12Bの上面には空パレット39が
載ったままになっており、入庫待ちの車両を入出庫口1
3A,13Bに進入させる。運転者が降車したのち、入
庫指令により入口ドア40を閉じ、リフタ12A,12
Bが上昇して、車載パレット35はコンベヤ11A,1
1Bに供給される。リフタ12A,12Bは上昇した状
態で待機する。上記入庫作業を行っている間に、スタッ
カクレーン1は、出庫指令の出された2箇の車載パレッ
トを取出し、フォーク2Aが棚群4,5の第4行目に位
置するように停止する。そして、入庫すべき車載パレッ
トがコンベヤ11A,11Bに移されていれば、フォー
ク2Aをコンベヤ10Aへ、フォーク2Bをコンベヤ1
0Bへ同時突出させ、該車載パレットをコンベヤ10
A,10Bに同時に載せる。次にスタッカクレーン1
は、フォーク2A,2Bをコンベヤ10A,10Bから
同時に引込め、途中で止めることなく、さらにコンベヤ
11B,11Aへ同時に突出させ、そして同時に2箇の
車載パレットを取込む。次に、スタッカクレーン1は空
棚に車載パレットを格納する。一方、スタッカクレーン
1から出庫すべき車載パレットをコンベヤ10A,10
Bが受取ると、リフタ12A,12Bは下降し、出口ド
ア41が開き、運転者が乗車して出庫する。以後、これ
を繰返す。このように、スタッカクレーン1が2台の車
載パレットを同時に搬送するのは、出庫および入庫が連
続している場合である。出庫または入庫のいずれかが1
台の場合について説明する。出庫が1台、入庫が2台の
場合を、棚群4,5について説明する。入庫する2台の
車両は、先に説明の手順により同時にコンベヤ11A,
11Bに供給される。出庫指令によりスタッカクレーン
1は、車載パレットをフォーク2Aにより棚から取出
し、フォーク2Aが棚群4,5の第4行目に位置するよ
うに停止する。次にフォーク2Aにより該車載パレット
をコンベヤ10Aに載せ、フォーク2Aを引込め、続い
てフォーク2Aをコンベヤ11Bに突出させる。この時
フォーク2Aと同調して、フォーク2Bをコンベヤ11
Aに突出させ、同時に2箇の車載パレットを取込む。そ
のあと、スタッカクレーン1は、空棚に2箇の車載パレ
ットを格納する。一方、コンベヤ10Aがスタッカクレ
ーン1から車載パレットを受取ると、リフタ12Aは下
降し、出口ドア41が開き、運転者が乗車して出庫す
る。また、コンベヤ10Bには、パレットマガジン21
から空パレットを供給し、リフタ12Bを下降する。出
庫指令された棚が棚群4,5の第5行目〜第8行目にあ
る時は、スタッカクレーン1は、車載パレットをフォー
ク2Bにより棚から取出し、フォーク2Bが棚群4,5
の第5行目に位置するように停止する。この場合、該車
載パレットはフォーク2Bでコンベヤ10Bに載せ、出
庫する。また、コンベヤ10Aには、パレットマガジン
21から空パレットを供給する。次に、出庫が2台、入
庫が1台の場合を、棚群4,5について説明する。例え
ば、出庫指令は2台であるが、入庫待ち車は入出庫口1
3Bには無く、入出庫口13Aの前方にのみあるときに
ついて説明する。入庫する車両は、先の説明の手順に従
って入出庫口13Aに入り、リフタ12Aが上昇し、車
載パレットをコンベヤ11Aに供給する。これと同時
に、リフタ12Bは空パレットを載せたままで上昇し、
該空パレットをコンベヤ10Bにより、パレットマガジ
ン21に段積みする。スタッカクレーン1は、2台の車
載パレットを棚から受取り、フォーク2A,2Bでそれ
ぞれコンベヤ10A,10Bに該車載パレットに載せ
る。次にフォーク2Bをコンベヤ10Bから引込め、さ
らに引続いてコンベヤ11Aに突出させて、車載パレッ
トを受取る。この時フォーク2Aは、フォーク2Bに同
調してコンベヤ10Aから引込めるが、コンベヤ11B
には突出しない。スタッカクレーンは、1台の車載パレ
ットを空棚に格納する。以上の運行はコンピュータで行
なわれる。コンピュータは、出庫要求の状況、入出庫口
13A,13B及び各授受口におけるパレットの有無、
入庫待ちの車両の数等を検出して、運行手順を定める。
なお、入庫や出庫の方法としては他にもある。例えば、
入庫において一方の入出庫口13A側に複数の車両が入
庫しようとし、他方の入出庫口13B側に車両が居ない
場合は、スタッカクレーン1はコンベヤ11A,10A
の2つの車載パレットを同時に搬送することになる。ま
た、入出庫口13Aを入庫用、入出庫口13Bを出庫専
用とすることができる。この場合、2つの車載パレット
をコンベヤ10B,11Bに同時に出庫し、コンベヤ1
0A,11Aから2つの車載パレットを同時にスタッカ
クレーン1に取込むことができる。以上の如く、入出庫
口、リフタ等を少なくとも1行ずらして設置しているの
で、乗員の乗車、降車用のプラットフォームのスペース
を、他の棚の下方に位置することができ、相対する棚群
間に特別のスペースを必要としない効果がある。棚群5
の入出庫口13Bと棚群4Aの入出庫口13Aは、車両
の走行方向において並列に設けると共に、前記走行方向
に対して直交する水平方向から見た場合に、入出庫口1
3B,13Aは重ならない位置に設け、前記走行方向か
ら見た場合に、一方の入出庫口13Bのプラットフォー
ム43を他方の入出庫口13Aに重ならせているので、
プラットフォーム43を除いた2つの入出庫口13B,
13Aの間の隙間を小さくしても、プラットフォーム4
3を含めた入出庫口13B,13Aの幅寸法を大きくで
き、立体駐車場の幅方向の全体の必要寸法を小さくで
き、敷地を有効利用できるものである。なお、前記「重
ならせている」とは、前記実施例から明らかなように、
前記走行方向において下流側を見た場合に、棚群4A,
5Aの組の入出庫口13Aの延長線上に、隣接する組
(棚群4,5からなる)の入出庫口13B、特にそのプ
ラットフォーム43が位置していることを言う。前記実
施例において、コンベヤ11A,11Bを出庫用とし、
コンベヤ10A,10Bを入庫用とすることもできる。
また、入出庫口13A,13Bを同一行に設置すること
もできる。図5の実施例について説明する。本実施例で
は、1組の入出庫口13A,13B(コンベヤ10A,
10B)を同一行に設けている。各組のそれぞれの棚群
内にはコンベヤ10A,10Bに接続してパレットマガ
ジン21及び必要に応じてコンベヤ11A,11Bを設
けているが、ここでは図示していない。さらに、棚群4
B,5B及びスタッカクレーンからなる第3の組P3を
第2の組P2に隣接して設置している。各組P1,P
2,P3の入出庫口は右から数えてそれぞれ第4行目、
第2行目、第6行目に設けている。右側が進入路であ
り、左側が進出路である。第2の組P2と第3の組P3
で3行の空間を設けているのは、第3の組の入出庫口1
3Aへ車両がまっすぐに入りやすくなるためである。組
P2の入出庫口13Aと組P1の入出庫口13Bとの関
係は図4の実施例と同様である。組P2の出庫口13B
と組P3の出庫口13Aとの関係は、車両の走行方向に
おいて下流側から上流側を見たとき、入出庫口13Aの
延長線上に入出庫口13Bのプラットフォームがある。
即ち、組P2の出庫口13Bと組P3の出庫口13Aと
の関係は、車両の走行方向において下流側を見たとき、
入出庫口13Bのプラットフォームの延長線上に入出庫
口13Aがある。図6の実施例について説明する。この
実施例は入庫口と出庫口を分離したものである。13
K,13Lが入庫口、13M,13Nが出庫口である。
両者の間が乗員の通路37Aとなっている。入庫口及び
出庫口の乗員の通過用のドアは壁44,又は通路37A
に面した壁に設けている。壁44とこれに隣接する壁4
5との間は通路37に通ずる通路となっている。その他
の構成は前記実施例と同様である。組P2の入庫口13
Kと組P1の入庫口13Lとの関係は図4の実施例と同
様である。組P2の出庫口13Mと組P1の出庫口13
Nとの関係は、車両の走行方向において上流側を見たと
き、出庫口13Mの延長線上に出庫口13Nのプラット
フォームがある。上記各実施例では棚の格納領域を入出
庫の領域の上方に設けているが、逆に下方に設けること
もできるものである。図7にその一例を示す。リフタ1
2A等は棚群4に支持されている。49は進入路35等
のための床である。
【発明の効果】本発明によれば、入出庫口に接続するリ
フタを有する棚群と入出庫口に接続するリフタを有する
棚群とを隣接して設けても、プラットフォームを除いた
2つの入出庫口の間に隙間を小さくでき、プラットフォ
ームを含めた入出庫口を大きくでき、敷地を有効利用で
るものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の立体駐車場の棚の第1段目
の水平断面図である。
【図2】図1のA−A断面図である。
【図3】図1のB−B断面図である。
【図4】図2のC−C断面図である。
【図5】本発明の他の実施例の立体駐車場の要部の棚の
第1段目の水平断面図である。
【図6】本発明の他の実施例の立体駐車場の要部の棚の
第1段目の水平断面図である。
【図7】本発明の他の実施例の立体駐車場の要部の縦断
面図である。
【符号の説明】
1…スタッカクレーン、2,2A,2B…フォーク、3
…走行路、4,4A,5,5B…棚群、9…床、10
A,10B,11A,11B…コンベヤ、12A,12
B…リフタ、13A,13B…入出庫口、13K,13
L…入庫口、13M,13N…出庫口、21…パレット
マガジン、35…進入路、36…退出路、37,37
A,38…通路。

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の棚を水平方向に沿って有する棚群
    と、 該棚群に沿って車両を搬送する搬送装置と、 車両の走行および乗員の歩行のためのものであって、前
    記棚群前記搬送装置および該搬送装置の走行路とか
    らなる格納領域の垂直方向に設けた入出庫領域と、 前記入出庫領域に設置されており、車両の入庫または出
    庫のためのものであって、乗降のためのプラットフォー
    ムを備えており、車両の進入または退出のための走行路
    を接続した入出庫口と、 前記入出庫口と前記棚群内の授受口との間で車両を載せ
    て昇降するリフタと、からなり、 前記棚群、前記搬送装置、前記入出庫口、および前記リ
    フタを1組として、これを隣接して少なくとも2組を
    設しており、該2組のうちの一方の組の前記棚群は他方の組の前記棚
    群に隣接しており、 該隣接した該棚群のそれぞれに前記入出庫口を設けてお
    り、 前記走行路における車両の 走行方向に対して直交する水
    平方向から見た場合に、前記隣接した棚群に設けた前記
    入出庫口同士は重ならない位置にあり、 前記入出庫口の1つから前記走行方向の下流側または上
    流側を見た場合において、該入出庫口の延長線上に、隣
    接する組の前記入出庫口の前記プラットフォームがある
    こと、 を特徴とする立体駐車場。
  2. 【請求項2】請求項1の立体駐車場において、前記入出
    庫口は入庫及び出庫を行うものであり、進入路における
    車両の走行方向において上流側から進入路、前記入出庫
    口、退出路を順次設けていること、を特徴とする立体駐
    車場。
  3. 【請求項3】請求項1の立体駐車場において、前記リフ
    タは前記入出庫口内に昇降可能に設けていること、を特
    徴とする立体駐車場。
  4. 【請求項4】請求項1の立体駐車場において、前記棚群
    は水平方向及び垂直方向に沿って複数の格納棚をそれぞ
    れ設置しており、前記搬送装置は前記それぞれの格納棚
    との間で車両を授受するスタッカクレーンであること、
    を特徴とする立体駐車場。
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