JPH09132968A - 立体駐車装置 - Google Patents

立体駐車装置

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JPH09132968A
JPH09132968A JP32497395A JP32497395A JPH09132968A JP H09132968 A JPH09132968 A JP H09132968A JP 32497395 A JP32497395 A JP 32497395A JP 32497395 A JP32497395 A JP 32497395A JP H09132968 A JPH09132968 A JP H09132968A
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JP
Japan
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pallet
elevator
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vehicle
floor
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JP32497395A
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Kazumi Hiraiwa
一美 平岩
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Fine Mec KK
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FINE MEC KK
Fine Mec KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 搬器の昇降路の両脇に多数の収納庫を有し、
搬器が上段と下段の2カ所にパレットを搭載可能な立体
駐車装置において、製作コストを安くするとともに駐車
可能台数を増やし、さらに単独の出庫の場合などのドラ
イバの待ち時間の短縮を図る。 【解決手段】 出庫車両16aを載せたパレット18a
をエレベータ26(搬器)の下段から旋回装置36へ移
送可能にするとともに、入庫車両16cを載せたパレッ
ト18cを旋回装置36から2階部分32に設けた中継
部34を経由してエレベータ26の上段へ移送可能に構
成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両を載せたパレ
ットを運ぶエレベータ等の搬器と、搬器の昇降路の両脇
に多数の収納庫とを有し、搬器が、上段と下段の2カ所
にパレットを搭載可能な立体駐車装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の、搬器が、上段と下段の2カ所に
パレットを搭載可能な立体駐車装置としては、図4に示
すようなものが提案されている。図4に基づいて、その
概要を説明すると、エレベータ(搬器)1は上下方向に
延びた昇降路2の中をワイヤロープ3により移動可能で
ある。エレベータ1は上部トラバーサ4と下部トラバー
サ5とを有しており、車両6を載せたパレット7を上下
それぞれに搭載することができる。
【0003】昇降路2の両脇にはそれぞれ2列ずつの収
納庫8が配置されている。収納庫8は2階部分9より上
に設けてあり、2階部分9の収納庫のうち片側2カ所は
中継部10および11になっている。中継部10および
11は、エレベータ1と1階フロア12に設けた旋回装
置13との間でパレット7をやり取りする際に、パレッ
ト7を一時保管する。中継部10および11とエレベー
タ1との間には、パレット7を移送する中継トラバーサ
14が設けられている。
【0004】旋回装置13と中継部10との間にはリフ
タ15が設けられており、パレット7を上下移動するこ
とができる。1階フロア12の左端は入出庫口16であ
る。
【0005】次に、作用を説明する。具体例として、4
階部分17の左端の収納庫8aにある車両6aを出庫
し、新たに車両6cを入庫する場合について説明する
と、まず、エレベータ1が移動して、上部トラバーサ4
が4階部分17と同じ高さになったところで停止し(図
4)、上部トラバーサ4が作動して、昇降路2に隣接し
た収納庫8bにあるパレット7bを引き出し、エレベー
タ1に搭載する。この時、左端のパレット7aも同時に
引かれて右側に移動し、収納庫8bへ移る。
【0006】次に、エレベータ1が若干上昇し、下部ト
ラバーサ5が4階部分17と同じ高さになったところで
停止し、下部トラバーサ5が作動して収納庫8bから車
両6aの載ったパレット7aを引き出し、エレベータ1
に搭載する。続いて、エレベータ1は2台の車両6a,
6bを搭載したまま若干下降し、上部トラバーサ4が4
階部分17と同じ高さになったところで再び停止し、先
刻引き出したパレット7bを収納庫8bに押し込む。続
いて、エレベータ1は車両6aを搭載したまま下降し、
2階部分9と同じ高さになったところで停止する。
【0007】一方、これらと並行して、入庫する車両6
cは旋回装置13の上にある空パレット7cの上に乗り
入れる(図4)。旋回装置13は直ちに90°旋回し、
車両6cの載ったパレット7cをリフタ15へ渡す。リ
フタ15はパレット7cを2階部分9の中継部10へ上
昇させる。
【0008】この時点で、エレベータ1の下部トラバー
サ5の上にある車両6aとリフタ15の上の車両6cと
が並ぶことになる。次に、下部トラバーサ5と中継トラ
バーサ14とが作動して、2台の車両6a,6cの載っ
たパレット7a,7cを右側へ移送する。つまり、車両
6cはリフタ15から中継部11へ移動し、車両6aは
エレベータ1からリフタ15の上、すなわち中継部10
へ移動する。
【0009】続いて、リフタ15が車両6aを旋回装置
13まで降ろし、旋回装置13が車両6aを受け取って
直ちに90°旋回したところで、ドライバが乗り込み車
両6aを出庫する。一方、これと並行して、車両6cの
載ったパレット7cは中継トラバーサ14の作用で中継
部11からエレベータ1の下部トラバーサ5の上に移送
され、エレベータ1は直ちに上昇して下部トラバーサ5
が4階部分17と同じ高さになったところで止まる。
【0010】続いて、下部トラバーサ5が作動し、パレ
ット7cを収納庫8bへ押し込む。この際に、収納庫8
bにあったパレット7bも押されて収納庫8aに収納さ
れる。以上が、出庫と入庫が連続した場合の一連の作用
であるが、単独の出庫または入庫も上記説明の一部を省
略して行われる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の、搬器の上段と下段の2カ所にパレットを搭
載可能な立体駐車装置は、昇降路の両脇に2列ずつの収
納庫を有するものがあり、前面空地を駐車装置の内部に
設けることができるので、前面空地を含めた所要面積で
みると単位面積あたりの駐車可能台数が多いという長所
があるものの、以下のような問題点がある。
【0012】すなわち、昇降路2の両脇に2列ずつの収
納庫8を有するため、外側の収納庫8aからの出庫に際
して、昇降路2側の収納庫8bのパレット7bが邪魔に
なるので、上記説明のようにエレベータ1が何度も上下
動を繰り返すなど、エレベータ1の稼働時間が長くなる
ので、1階フロア12における入出庫作業と並行してエ
レベータ1が稼働できるようにする必要があり、そのた
め、2階部分9に中継部10,11を設けるとともに中
継トラバーサ14を設置している。
【0013】このため、2階部分9に収納庫8が2台分
しか設けられず、駐車可能台数が少なくなるとともに、
中継トラバーサ14を設置する必要があるため、駐車装
置の構造が複雑になり、コストが高いという問題があ
る。すなわち、中継部10,11に車両6を収納する
と、入出庫のためのエレベータ1と旋回装置13との間
のパレット7のやり取りができなくなるという問題が生
じる。
【0014】また、エレベータ1と旋回装置13との間
のパレット7の移動に際して、入庫車両・出庫車両とも
に2階部分9の中継部10または11を必ず経由する構
造であるため、入出庫に要する時間が長くなり、特に、
駐車装置が待機中(出庫および入庫に伴う作動が全て休
止して、駐車装置が待機している状態)などに行われる
単独の出庫の場合に、中継部10を経由する分だけ出庫
を待つドライバの待ち時間が長くなるという問題点があ
る。
【0015】すなわち、入庫の場合はドライバが旋回装
置13の上の空パレット7cに車両6cを乗り入れるだ
けで入庫作業が終了するので、駐車装置が待機中の場合
は特に待ち時間はないが、出庫の場合は出庫車両6aが
旋回装置13の上に降りてくるまでドライバが待つ必要
があり、前記中継部10を経由する分だけ、この待ち時
間が長くなる。
【0016】本発明は、このような従来の問題点に鑑み
てなされたものであって、昇降路の両脇に2列ずつの収
納庫を有しながら、中継部にも駐車可能にして2階部分
での駐車可能台数が多くして、単位面積あたりの駐車可
能台数を多くするとともに、中継トラバーサの設置を必
要とせず、駐車装置が待機中などに行われる出庫の際の
ドライバの待ち時間を短縮することを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明は、車両を載せたパレットを運ぶ搬器と、搬
器の昇降路の両脇に多数の収納庫とを有し、搬器が上段
と下段の2カ所にパレットを搭載可能な立体駐車装置に
おいて、パレットを1階フロアから2階部分に設けた中
継部を経由して搬器の上段へ移送可能に構成したことを
特徴とする。
【0018】また、本発明は、出庫車両が載ったパレッ
トを搬器の下段から旋回装置へ移送する作用と、入庫車
両が載ったパレットを前記中継部から搬器の上段へ移送
する作用とを、並行して行うことを可能に構成したこと
を特徴とする。
【0019】このような構成を備えた本発明の立体駐車
装置によれば、中継部にも車両を収納することができる
ため、単位面積あたりの駐車可能台数が多くなるととも
に、中継トラバーサの設置を必要としないため構造が簡
単で製造コストが安くなり、さらに、出庫車両が載った
パレットは中継部を経由しないでエレベータから旋回装
置に移送されるので、駐車装置が待機中に行われる出庫
の際のドライバの待ち時間の短縮を図ることができる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の立体駐車装置を図
面に基づいて説明する。図1〜図3は本発明の立体駐車
装置の要部の断面図であり、それぞれ違う作動状態を示
す。
【0021】図1〜図3において、立体駐車装置10は
下部に入出庫口12および昇降口14を有し、昇降口1
4においてドライバが車両16をパレット18に乗り入
れたり、逆に出庫させたりする作業(以下、入出庫作業
という)を行う。
【0022】昇降口14から上に向かって昇降路20が
設けられ、昇降路20の両脇には収納庫22が2列ずつ
設けられており、それぞれの収納庫22には車両16を
載せたパレット18を収納することができる。ここで、
昇降路20に隣接した方の収納庫22(例:22b)を
内側と言い、昇降路20から離れた方の収納庫22
(例:22a)を外側と言う。
【0023】昇降路20にはワイヤロープ24に吊られ
たエレベータ(搬器)26が上下に移動可能に設置され
ている。エレベータ26は上部トラバーサ28と下部ト
ラバーサ30とを有しており、それぞれ収納庫22との
間で車両16を載せたパレット18を移送することがで
きる。
【0024】したがって、エレベータ26は上段(上部
トラバーサ28の上)と下段(下部トラバーサ30の
上)にそれぞれ車両16を搭載することができるが、2
台の車両16を載せた状態で上昇することはない。尚、
上部トラバーサ28および下部トラバーサ30が、内側
の収納庫22からエレベータ26へパレット18を移送
する際に、同時に外側の収納庫22にあるパレット18
が内側の収納庫22へ移動するようになっている。無
論、逆にエレベータ26から内側の収納庫22へパレッ
ト18を移送する際には、同時に内側の収納庫22にあ
るパレット18が外側の収納庫22へ移動する。
【0025】2階部分32の内側の収納庫22の一方
(図1の右側)は中継部34になっており、後述の旋回
装置36からエレベータ26へパレット18を移動して
搭載する際に、パレット18を一時保管して中継するこ
とができる。
【0026】昇降口14には旋回装置36が設けられて
いる。旋回装置36は、エレベータ26が昇降口14へ
降りた際に隣接する位置にあり(図3)、下部トラバー
サ30の作用でエレベータ26からパレット18を受け
取ることができるとともに、パレット18を90°ずつ
旋回させたり、エレベータ26からパレット18を受け
取る高さと1階フロア38の高さとの間でパレット18
を上下することができる。
【0027】さらに、昇降口14にはリフタ40が設け
られている。リフタ40は旋回装置36からパレット1
8を中継部30まで上昇させることができ、上昇した状
態で上部トラバーサ28の作用でエレベータ26にパレ
ット18を渡すことができる。
【0028】つまり、昇降口14へ降りたエレベータ2
6は、下部トラバーサ30が旋回装置36と同じ高さに
なり、上部トラバーサ28が中継部30と同じ高さにな
るので(図3)、エレベータ26から旋回装置36への
パレット18の移送と、中継部30からエレベータ26
へのパレット18の移送とを、並行して行うことができ
る。
【0029】また、旋回装置36は、入庫に際しては、
車両16が前進で乗り入れた(図1)パレット18をや
や上昇させてから90°旋回し、リフタ40へ渡すとと
もに、出庫に際しては、エレベータ26からパレット1
8を受け取り、エレベータ26が2階部分32へ上昇す
ると、90°旋回して車両16を入出庫口12の方へ向
かせた上で、1階フロア38の高さまでパレット18を
下げることができる。
【0030】2階部分32にはシャッタ42が設けら
れ、エレベータ26が2階部分32より上の位置にある
場合に閉じて(図1,2)、入出庫作業中に上部からの
万一の落下物を避けられるようになっている。1階フロ
ア38の入出庫口12側は前面空地44を形成してお
り、入庫を待つ車両16が待機することができる。した
がって、前面空地44は駐車装置の内部に含まれる。
【0031】1階フロア38には、入出庫に際してオペ
レータの操作で、エレベータ26,上部トラバーサ28
および下部ドラバーサ30、旋回装置36並びにリフタ
40、シャッタ42などを自動的に連動して作動させる
コントローラ46が設けられている。
【0032】また、中継部34からパレット18を引き
出したエレベータ26は上昇し、昇降口14で入出庫作
業を行っている間に、上下両トラバーサ28,30の作
用で収納庫22との間でパレット18の授受を行うこと
ができる。
【0033】例えば、エレベータ26はパレット18a
旋回装置36に降ろすと同時に、中継部34から一時保
管していたパレット18cを引き出し、空いている収納
庫22bの脇へ上昇して収納することができる。
【0034】そして、収納が完了するとエレベータ26
は他の収納庫22へ移動して、次の出庫車両16を引き
出すなどの出庫準備をすることができる。これらの運転
も、オペレータがコントローラ46に次の出庫車両を指
示する操作を行うことで、自動的に運転することができ
る。
【0035】次に、作用を説明する。具体例として、4
階部分48の外側の収納庫22aにある車両16aを出
庫し、並行して車両16cを入庫する場合の作用を説明
すると、まず、4階部分48の高さに上部トラバーサ2
8がくるようにエレベータ26を移動する(図1)。直
ちに上部トラバーサ28が内側の収納庫22bからパレ
ット18bを車両16bごと引き出す。この際に、前述
のように外側の収納庫22aのパレット18aも収納庫
22bへ引き移される。
【0036】続いて、エレベータ26は、上部トラバー
サ28に車両16bを載せたまま若干上昇し、下部トラ
バーサ30の高さを4階部分48と同じにする。直ちに
下部トラバーサ30が収納庫22bからパレット18a
を引き出すと、エレベータ26は若干降下し、再び上部
トラバーサ28が4階部分48と同じ高さになったとこ
ろで停止し、上部トラバーサ28の作用で搭載してあっ
たパレット18bをとりあえず元の収納庫22bへ移送
する。そして、エレベータ26は車両16aを搭載した
まま昇降口14へ下降する(図2)。
【0037】一方、これらの作用と並行して1階フロア
38の昇降口14では入庫作業が行われる。この際に
は、エレベータ26が2階部分32より上にあるので、
シャッタ42は閉じている。
【0038】まず、旋回装置36の上にある空パレット
18cにドライバが車両16cを乗り入れる(図1)。
ドライバが降りると、車両16cが載ったパレット18
cは旋回装置36により若干持ち上げられ、90°旋回
する。直ちにリフタ40がパレット18cを中継部30
へ上昇させる。
【0039】続いて、シャッタ42が開くと、旋回装置
36の脇へ前述のエレベータ26がパレット18aを運
んで下降してくることになる(図3)。エレベータ26
は、1階フロア38へ到着すると下部トラバーサ30の
作用で旋回装置36にパレット18aを渡すとともに、
上部トラバーサ28の作用でリフタ40が中継部34で
一時保管しているパレット18cを引き込み、直ちに上
昇する。
【0040】そして、先刻、出庫車両16aを取り出し
た4階部分48まで上昇して、再び上部トラバーサ28
の作用でパレット18cを収納庫22bへ押し込む。こ
の際に、収納庫22bにあったパレット18bは外側の
収納庫22aに押し込まれる。
【0041】一方、エレベータ26が2階部分32より
上に上昇すると、シャッタ42は再び閉じ、パレット1
8aを受け取った旋回装置36は90°旋回し、1階フ
ロア38の高さまで下がる。直ちにドライバが車両16
aに乗り込み出庫する。ほぼ同時に、リフタ40は1階
フロア38へ戻る。
【0042】これで、車両16aの出庫並びに車両16
cの収納庫22bへの収納と、パレット18bを外側の
収納庫22aに移す作用が完了する。これらの作用が完
了すると、エレベータ26は次の出庫車両16がある場
所へ移動できる。以上が、外側の収納庫22aからの出
庫と、車両16cの入庫が連続した場合の一連の作用で
ある。
【0043】上記の説明で明らかなように、中継部34
とエレベータ26との間のパレット18の移動は上部ト
ラバーサ30が行うので、中継部34には従来のように
中継トラバーサを設ける必要がなくなり、駐車装置の製
作コストが安くなるとともに、他の収納庫22が満車に
なって中継部34を収納庫として利用しても、他の収納
庫22にある車両16の出庫が可能なので、昇降路20
の両側に2列ずつの収納庫22を持った従来の駐車装置
に比べて実質的な駐車可能台数を増やすことができる。
【0044】また、出庫車両16が載ったパレット18
はエレベータ26から直接旋回装置36に引き渡される
ので、中継部34を経由する従来の駐車装置に比べて、
作動開始から1階フロア38における出庫作業開始まで
の時間が短く、ドライバの待ち時間が短くなる。
【0045】上記の説明では、外側の収納庫22aから
の出庫であったが、内側の収納庫22bからの出庫の場
合は、下部トラバーサ30が内側の収納庫22bからパ
レット18bを引き出して直ちに1階フロア38へ下降
するので、入出庫に要する時間は上記より短縮される。
【0046】また、上記説明は出庫と入庫が連続する場
合の例であったが、単発的な入庫の場合には、中継部3
4へのパレット18の一時保管を行わず、入庫して90
°旋回した旋回装置36から1階フロア38に降りたエ
レベータ26へ直接引き移すことができる。したがっ
て、駐車装置が待機中における単発的な入庫の場合に
は、上記の説明よりも所要時間は短くなる。
【0047】上記説明では特に図示しなかったが、各入
庫車両16の所在位置を記憶する機能がコントローラ4
6に付属して備えられる。また、オペレータが別々の位
置にある複数の車両を同時に出庫させる指示を出した時
に、最も能率よく出・入庫するための作動手順指示を自
動的に出せるような判断・制御機能もコントローラ46
に備えることができる。
【0048】その他、特に例示はしないが、本発明は当
業者の一般的な知識に基づいて、パレットがスムーズに
移動できるよう、収納庫などにローラを設けたり、異常
な動作を防ぐインタロックを設置したり、誤操作防止装
置および安全のための警報装置を追加したりなど、種々
の変更,改良を加えた形態で実施することができる。
【0049】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明によれ
ば、搬器が上段と下段の2カ所にパレットを搭載可能な
立体駐車装置において、パレットを1階フロアから2階
部分に設けた中継部を経由して搬器の上段へ移送可能に
構成したため、中継部にも車両を収納することができる
ので駐車可能台数が増えるとともに、中継トラバーサの
設置を必要としないので構造が簡単で製造コストが安く
なり、さらに、出庫の際のドライバの待ち時間の短縮を
図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の立体駐車装置の要部を表す断面図。
【図2】図1の立体駐車装置の別な作動状態を表す断面
図。
【図3】図1の立体駐車装置の別な作動状態を表す断面
図。
【図4】従来の立体駐車装置の要部を表す断面図。
【符号の説明】
10:立体駐車装置 12:入出庫口 14:昇降口 16,16a,16b,16c:車両 18,18a,18b,18c:パレット 20:昇降路 22,22a,22b:収納庫 24:ワイヤロープ 26:エレベータ 28:上部トラバーサ 30:下部トラバーサ 32:2階部分 34:中継部 36:旋回装置 38:1階フロア 40:リフタ 42:シャッタ 44:前面空地 46:コントローラ 48:4階部分

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車両を載せたパレットを運ぶ搬器と、搬器
    の昇降路の両脇に多数の収納庫とを有し、搬器が、上段
    と下段の2カ所にパレットを搭載可能な立体駐車装置に
    おいて、パレットを1階フロアから2階部分に設けた中
    継部を経由して搬器の上段へ移送可能に構成したことを
    特徴とする立体駐車装置。
  2. 【請求項2】出庫車両が載ったパレットを搬器の下段か
    ら旋回装置へ移送する作用と、入庫車両が載ったパレッ
    トを前記中継部から搬器の上段へ移送する作用とを、並
    行して行うことを可能に構成したことを特徴とする請求
    項1の立体駐車装置。
JP32497395A 1995-11-08 1995-11-08 立体駐車装置 Pending JPH09132968A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015074894A (ja) * 2013-10-07 2015-04-20 日本ケーブル株式会社 エレベータ式駐車装置
CN110952818A (zh) * 2019-12-18 2020-04-03 湖南地生工业设备有限公司 进车方向与停车方向存在夹角的台板式平面移动停车库

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