JPH022864Y2 - - Google Patents

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JPH022864Y2
JPH022864Y2 JP1983010805U JP1080583U JPH022864Y2 JP H022864 Y2 JPH022864 Y2 JP H022864Y2 JP 1983010805 U JP1983010805 U JP 1983010805U JP 1080583 U JP1080583 U JP 1080583U JP H022864 Y2 JPH022864 Y2 JP H022864Y2
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JP
Japan
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conveyor
opening
storage
safe deposit
storage box
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JP1983010805U
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は銀行等に備えられる自動貸金庫システ
ムに係り、特に顧客の契約した保管箱を金庫室に
出し入れする部分の構造に関する。
自動貸金庫システムとしては例えば特開昭57−
209383号公報に開示されているように、マトリツ
クス状に配列された多数の収納場所を有する格納
棚を金庫室に配し、これらの収納場所にそれぞれ
保管箱を収納しておき、その収納場所から顧客の
保管箱を選択的に引き出し、金庫室の内外を仕切
る側壁に形成した開口を通して金庫室の外部のブ
ースへ搬出し、用済後、自動的に所定の収納場所
へ戻すようにしたものがある。
このような貸金庫システムにおいて、金庫室に
対し保管箱を出し入れするための開口は一般に、
保安対策上、夕方の業務終了時にゲート扉によつ
て閉じられ、また翌朝の業務開始時にそのゲート
扉が開かれる。このため金庫室に対し保管箱を出
し入れするのに寄与するコンベア装置がこのゲー
ト扉によつて断ち切られ、保管箱の搬送に支障を
来すという問題がある。
また金庫室の側壁の開口の真近にブースを設け
る場合には、ゲート扉を金庫室の外側つまりブー
ス側へ開く構造はブースのスペース上で問題があ
り、かつ上述のコンベア装置の途切れを補うため
の構造もブース側には設け難い。
それ故に本考案の目的は、自動貸金庫システム
において、金庫室に対し保管箱を出し入れするた
めの開口をゲート扉によつて開閉できるようにし
ているにもかかわらず、その開口部分におけるコ
ンベア装置の途切れを少なくできるようにするこ
とにある。
さらに本考案は、金庫室の側壁の開口の真近に
ブースを設ける場合において、上記目的を達成す
ることも目的とする。
本考案によれば、金庫室に配した格納棚の多数
の収納場所にそれぞれ貸金庫用保管箱を収納して
おき、該収納場所から顧客の保管箱を選択的に引
き出し、該金庫室の内外を仕切る側壁に形成した
開口を通して該金庫室の外部のブースへ搬出し、
用済後、自動的に該収納場所へ戻すようにした自
動貸金庫システムにおいて、上記開口に水平面内
で回動して上記金庫室の内側へ開くように備えら
れた上記開口の上記ゲート扉よりも外側に対応し
て備えられ、上記保管箱の通過毎に開閉されるシ
ヤツタと、上記開口に対応して上記金庫室側に設
けられたコンベア装置とを含み、該コンベア装置
は、横にのびた第一のコンベアと、該第一のコン
ベアに引き続いて上記開口にまで進入した第二の
コンベアとを有し、該第二のコンベアは上記第一
のコンベアの一端に、立上がつた状態になるまで
回動可能な構造で支持されており、該第一のコン
ベアは固定部分に対し、上記立上つた状態にある
第二のコンベアの先端が上記開閉されるゲート扉
に衝突することのない位置まで下降可能に備えら
れていることを特徴とする自動貸金庫システムに
おける保管箱出し入れ口部が得られる。
以下図面を参照しながら実施例を用いて説明す
る。
第1図を参照して、例えば耐火壁のような側壁
1によつて囲まれた金庫室2内には、保管箱自動
取出し格納ユニツト3が設置されている。この格
納ユニツト3は、向い合つた二台の格納棚4,4
と、これらの格納棚の間で水平方向に移動するコ
ラム5と、このコラムに沿つて上下動するプラツ
トホーム6とを有している。格納棚4はマトリツ
クス状に配列された多数の収納場所を有したもの
であり、これらの収納場所に保管箱(図示せず)
を収納する。また側壁1に隣接した格納棚4には
幾箇所(第1図では2箇所)かに空所7を設け、
その空所に内部コンベア装置8を組み込む。そし
てプラツトホーム6の物品把持手段(図示せず)
がプラツトホーム6と格納棚4の各収納場所ある
いは内部コンベア装置8との間で保管箱の移し替
えを行う。なお9はマイコン制御のコンソールで
ある。
さらに側壁1には内部コンベア装置8に一対一
で対応した開口11が形成されている。これらの
開口11は金庫室2に対し保管箱を出し入れする
ためのものである。
一方、金庫室2の外部には、側壁1に隣接し、
しかも開口11に一対一で対応したブース12が
設けられている。そしてブース12内には、内部
コンベア装置8に引続いたブースコンベア装置1
3が設けられている。ブース12内にはさらに、
カードリーダおよび10キー表示盤を有したブース
操作盤14とブースコントローラ15とが設けら
れている。
今、格納棚4の収納場所からプラツトホーム6
上に取り出された保管箱は、いずれかの内部コン
ベア装置8に受け渡され、さらにブースコンベア
装置13に搬送され、こうしてブース12内に居
る契約顧客に提供される。また不要になつた保管
箱は上述とは反対向きに運ばれ、格納棚4の所定
の収納場所へ戻される。
なお向い合つた二台の格納棚を有した格納ユニ
ツトの側方に複数の作業場所を設け、これらの作
業場所と格納ユニツトとの間の物品の搬送を、一
方の格納棚の内部を貫通させて行う点について
は、特公昭53−40786号公報等にも記載されてい
ることなので、これ以上の詳しい説明は省略す
る。
また開口11にはそこを開閉できるゲート扉1
6が備えられている。このゲート扉16は水平面
内で金庫室2の内側へ開くように回動可能に取り
付けけられかつモータにて駆動されるものであ
る。ゲート扉16の開放は業務開始時に行なわ
れ、またその閉鎖は業務終了時に行なわれるのが
普通である。このようなゲート扉の開閉について
は特開昭57−209383号公報にも記載されているこ
となので、その詳細は省略する。
開口11にはさらに、ゲート扉16の他にシヤ
ツタ17も備えられている。シヤツタ17は開口
11の外側に対応し、保管箱の通過毎に開閉され
るものである。
上述したような貸金庫システムにおいて、さら
に第2〜4図をも参照して、内部コンベア装置8
はローラコンベアよりなる第一および第二のコン
ベア18,19を有している。第一のコンベア1
8は水平なものであつて、固定部即ち固定ガイド
ポスト21によつて上下動可能に案内され、かつ
リフト駆動部22によつて第3図に示す上位置と
第4図に示す下位置との間で動かされる。一方、
第二のコンベア19は第一のコンベア18の先端
に軸23を中心として回動可能に取り付け支持さ
れ、かつハネアゲ駆動部24によつて第3図に示
す水平姿勢と第4図に示す垂直姿勢との間で動か
される。ここで第二のコンベア19は第一のコン
ベア18の上位置において水平姿勢にあるときに
は開口11にまで進入し、また垂直姿勢にあると
きには開口11の外部へ出るものとする。また第
一のコンベア18の第4図に示す下位置は、垂直
姿勢にある第二のコンベア19の上部が開閉され
るゲート扉16に衝突することのない高さに設定
される。なお第一のコンベア18の第二のコンベ
ア19とは反対側の端部には上下機構付の保管箱
ストツパ25が設けられている。
上述の保管箱出し入れ口部において、業務終了
時には第二のコンベア19を垂直姿勢から第一の
コンベア18を下降させ、そしてゲート扉16を
閉じ、また業務開始時にはゲート扉16を開き、
第一のコンベア18を上昇させてから第二のコン
ベア19を水平状態にし、これにより開口11に
進入させる。
上述の構造によると、開口11をゲート扉16
によつて開閉できるようにしているのにもかかわ
らず、その開口11の部分における内部コンベア
装置8とブースコンベア装置13との途切れを少
なくでき、したがつて保管箱の搬送に支障を来す
ことはない。また開口11に出入りするコンベア
は内部コンベア装置8であり、しかもゲート扉1
6は金庫室2側へ開く構造になつているので、ブ
ース12を金庫室2の側壁1の開口11の真近
に、スペースの減少を気にすることなく設けるこ
とができ、便利である。
なお第一のコンベア18を上下動させる機構
や、第二のコンベア19を回動させる機構等にお
いて、種々の変形が可能なことは言うまでもな
い。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る自動貸金庫システムの一
例を平面的に示した概略構成図、第2図は本考案
による保管箱出し入れ口部の一実施例の使用時の
平面断面図、第3図は同じく斜視図、第4図は非
使用時の斜視図である。 1……側壁、2……金庫室、4……格納棚、6
……プラツトホーム、8……内部コンベア装置、
11……開口、12……ブース、13……ブース
コンベア装置、16……ゲート扉、17……シヤ
ツタ、18……第一のコンベア、19……第二の
コンベア。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 金庫室に配した格納棚の多数の収納場所にそ
    れぞれ貸金庫用保管箱を収納しておき、該収納
    場所から顧客の保管箱を選択的に引き出し、該
    金庫室の内外を仕切る側壁に形成した開口を通
    して該金庫室の外部のブースへ搬出し、用済
    後、自動的に該収納場所へ戻すようにした自動
    貸金庫システムにおいて、上記開口に水平面内
    で回動して上記金庫室の内側へ開くように備え
    られたゲート扉と、上記開口の上記ゲート扉よ
    りも外側に対応して備えられ、上記保管箱の通
    過毎に開閉されるシヤツタと、上記開口に対応
    して上記金庫室側に設けられたコンベア装置と
    を含み、該コンベア装置は、横にのびた第一の
    コンベアと、該第一のコンベアに引き続いて上
    記開口にまで進入した第二のコンベアとを有
    し、該第二のコンベアは上記第一のコンベアの
    一端に、立上がつた状態になるまで回動可能な
    構造で支持されており、該第一のコンベアは固
    定部分に対し、上記立上がつた状態にある第二
    のコンベアの先端が上記開閉されるゲート扉に
    衝突することのない位置まで下降可能に備えら
    れていることを特徴とする自動貸金庫システム
    における保管箱出し入れ口部。 2 実用新案登録請求の範囲第1項記載の自動貸
    金庫システムにおける保管箱出し入れ口部にお
    いて、上記ブースは、上記金庫室の内外を仕切
    つている側壁に隣接して、しかも上記開口に対
    応した位置に設けられていることを特徴とする
    もの。 3 実用新案登録請求の範囲第2項記載の自動貸
    金庫システムにおける保管箱出し入れ口部にお
    いて、上記開口は複数箇所に形成されており、
    上記ブースは上記開口に一対一で対応して備え
    られていることを特徴とするもの。
JP1080583U 1983-01-28 1983-01-28 自動貸金庫システムにおける保管箱出し入れ口部 Granted JPS59117786U (ja)

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JP1080583U JPS59117786U (ja) 1983-01-28 1983-01-28 自動貸金庫システムにおける保管箱出し入れ口部

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JP1080583U JPS59117786U (ja) 1983-01-28 1983-01-28 自動貸金庫システムにおける保管箱出し入れ口部

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Publication Number Publication Date
JPS59117786U JPS59117786U (ja) 1984-08-08
JPH022864Y2 true JPH022864Y2 (ja) 1990-01-23

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ID=30142240

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JP1080583U Granted JPS59117786U (ja) 1983-01-28 1983-01-28 自動貸金庫システムにおける保管箱出し入れ口部

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH075190Y2 (ja) * 1987-04-03 1995-02-08 株式会社イトーキクレビオ 自動貸金庫システムにおけるゲ−トブリツジの構造

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5322758A (en) * 1976-08-16 1978-03-02 Dainippon Printing Co Ltd Method of making rules and so forth
JPS541744U (ja) * 1977-06-08 1979-01-08
JPS57209383A (en) * 1981-06-18 1982-12-22 Itoki Kosakusho Automatic safe-deposit box system

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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