JPH0451634B2 - - Google Patents

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JPH0451634B2
JPH0451634B2 JP9429681A JP9429681A JPH0451634B2 JP H0451634 B2 JPH0451634 B2 JP H0451634B2 JP 9429681 A JP9429681 A JP 9429681A JP 9429681 A JP9429681 A JP 9429681A JP H0451634 B2 JPH0451634 B2 JP H0451634B2
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JP
Japan
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storage box
storage
conveyor
take
box
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JP9429681A
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JPS57209383A (en
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Junji Hashimoto
Harumi Murata
Hiroshi Nishio
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Itoki Kosakusho Co Ltd
Original Assignee
Itoki Kosakusho Co Ltd
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Priority to JP9429681A priority Critical patent/JPS57209383A/ja
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Publication of JPH0451634B2 publication Critical patent/JPH0451634B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は貸金庫システムに関するもので、特に
複数の顧客が、人の手を経ないで、自己の契約し
た保管箱を入手しかつ用済後元の金庫室の棚に自
動的に収納できるようにした自動貸金庫システム
に関するものである。
保管箱を契約者である顧客の手元に自動的に取
出し、用済後自動的に棚へ戻すようにした自動貸
金庫システムを考えるとき、例えば、米国特許第
3526326号明細書を初めとする多くの特許や文献
に示された、いわゆる、自動格納庫を金庫室に配
置し、顧客(ある場合には作業員としての係員)
が操作盤上のキーを操作することによつて、自己
の保管箱を自動的に入手できるようにすることが
考えられる。この場合、操作盤のランダムなキー
操作で、他人の保管箱が取出されないように、契
約者に認識コードを付したいわゆるIDカードを
付与し、操作盤にIDカードのコード読取装置を
設けるとともに、IDカードの認識コードとこれ
に対応するキーボードで入力すべき、例えば、保
管箱番号あるいは認識番号(以下暗唱番号と呼
ぶ)の組を記憶する記憶装置を設け、この記憶内
容と、現実に読取られた認識コードと入力された
暗唱番号との組とを比較して、両者が一致したと
き、当該契約者の保管箱の取出し動作が開始され
るようにすれば良い。このような自動貸金庫シス
テムの一例が、特開昭50−106695号公報開示され
ている。
しかしながら、この様な貸金庫システムでは、
自動取出し格納ユニツトの取出し返却口(上記特
開昭公報では、金庫室の壁に設けた開口部)で自
己の本保管箱を入手した人は、その箱を持つて別
の場所に移動しなければならない。その場で保管
箱の蓋を開けることは個人機密を公開することに
なつてしまう。また、一人の人が取出し返却口を
占拠することは、他の顧客の利用を妨げてしま
う。
本発明は、このような欠点を解決するために、
顧客が、他人に見られることなく自己の保管箱の
取出し、取扱い、返却を個室で行うことができる
ようにした安全な自動貸金庫システムを提供する
ことを目的とする。
更に、本発明の目的は、複数の顧客が同時に到
来しても、それぞれ別の個室を利用して自己の保
管箱を入手、取出し扱い、返却できるようにした
待時間を少なくした貸金庫システムを提供するこ
とをである。
上記目的を達成するため、本発明の貸金庫シス
テムは、金庫室の棚に貸金庫用の保管箱を配列収
納しておき、該棚から顧客の保管箱を選択して当
該顧客の手元へ搬出し、用済後棚中へ戻すように
した自動貸金庫システムにおいて、上記保管箱の
収納場所をマトリツクス状に配列した上記棚と、
該棚の一端に設けられた保管箱取出し返却口と、
該棚に前面に沿つて上下左右に移動可能で各保管
箱収納場所と上記保管箱取出し返却口との間を移
動して保管箱の搬送を行う搬送台と、該搬送台上
と上記棚のの保管箱収納場所との間で保管箱の受
渡しを行うための保管箱把持手段とを有する保管
箱の自動取出し格納ユニツト;該保管箱の自動取
出し格納ユニツトとは離れた位置に配置された顧
客用の複数の個室;該個室内に設けられ顧客が自
己の保管箱を入手するために必要な情報を含む取
出し指令入力するとともに用済後格納指令を入力
する顧客用入力装置;上記保管箱取出し返却口と
上記個室との間で保管箱の搬送を行う搬送装置;
および上記入力装置からの入力に応じて、上記自
動取出し格納ユニツトの保管箱取出しおよび格納
動作と上記搬送装置の動作を制御する制御系;上
記搬送装置で搬送された保管箱の上記個室への通
過口に設けられ常時は該通過口を閉鎖している
扉;および上記搬送装置で搬送された保管箱が上
記通過口に接近したことを検出し上記扉を開くた
めの扉制御手段;を有し、上記個室内で顧客が上
記顧客用入力装置を操作するのみで、当該顧客の
借りた保管箱を上記棚から該個室に搬出しかつ該
個室から該棚へ格納するようにしたことを特徴と
している。
上記搬送装置は、上記保管箱自動取出し格納ユ
ニツトの保管箱取出し返却口と上記複数の個室近
傍まで延在する一本の主コンベヤと、該一本の主
コンベヤーと上記複数の個室とを結ぶ複数の副コ
ンベヤと、上記主コンベヤと各副コンベヤとの交
点部に配置され上記保管箱取出し返却口から上記
主コンベヤで搬送されて来た保管箱を該当する個
室と接続された上記副コンベヤへ移し換える装置
とで構成されるとよい。
以下、本発明を図面に示す実施例について詳細
に説明する。
第1図および第2図を参照して、図示の装置は
例えば耐火壁のような壁1(その一部のみを示
す)によつて囲まれた金庫室2内の各保管箱収納
場所へ、外部の顧客用個室3(ここでは、3a,
3bの二箇所が設けられている。)から、壁1に
設けた例えば耐火扉のような扉4を自動的に開閉
して顧客から要求された保管箱を当該顧客の個室
へ自動的に搬出し、用済後自動的に格納する装置
である。金庫室2内には、保管箱の棚からの取出
しおよび棚への格納を自動的に行う保管箱自動取
出し格納ユニツト5が設置されている。このよう
な自動取出し格納ユニツトとしては、例えば、米
国特許第3526326号明細書に開示されているもの
を初めとする従来良く知られてた自動格納庫が用
いられる。即ち、この格納ユニツトは、収納場所
をマトリツクス状に配列した格納棚6と、棚6の
前面に沿つて移動し、保管箱を格納棚の各収納場
所7と格納棚の一端に設けた取出し返却口(ここ
では、台8を備えるものとして示されている)と
の間を搬送する搬送台9と、この搬送台9上と収
納場所7あるいは取出し返却台8との間での保管
箱の移し換えを行うための物品把持手段10と、
制御回路(図示せず)とを有する(なお、ここで
は、棚を向かい合せて二台設置しその間を搬送台
9が移動するようになつている)。目的とする保
管箱の収納場所を示すコードと取出し指令の情報
入力によつて、制御回路の制御の下に、搬送台9
が目的の収納場所まで移動し、物品把持手段10
が動作し、保管箱を搬送台9上へ引出し、その後
搬送台9は取出し返却台8へ移動し、そこで物品
把持手段10が動作して、保管箱を取出し返却台
8へ移し換える。返却格納の場合には、返却すべ
き保管箱の収納場所コードと返却指令の情報の入
力によつて、制御回路の制御の下に、搬送台9が
取出し返却台8へ移動し、保管箱を物品把持手段
10によつて搬送台9上へ移し、その後、搬送台
9は目的の収納場所へ移動し、そこで物品把持手
段10が動作して、収納場所へ保管箱を格納す
る。
格納ユニツトの細部の構成や動作については、
前述したように公知であるので、ここではこれ以
上の図示説明は省略する。
金庫室2内には、取出し返却台8と扉4で閉じ
られた金庫室2の出入口11とを連結する内部搬
送装置12を有している。ここでは、搬送装置は
床上に水平に設置された水平コンベヤ12aと、
取出し返却台8からこの水平コンベヤ12aの一
端部とを垂直に接続するエレベーター12b、取
出し返却台8からエレベーター12b内へ物品を
送込む取出し返却台8コンベヤ部12cとからな
つている。
個室3a,3bは、それぞれ内部に取扱台13
と、保管箱のナンバーあるいは収納場所コード、
搬出および搬入指示等の情報入力用のキーボード
とIDカードのコード読取装置、表示器等を含む
操作盤14が設けられている。個室3a,3bの
各々の背壁には物品通過口15が設けられ、この
物品通過口15を介して、金庫室2の出入口11
と取扱台13とを接続する外部搬送装置16が設
けられている。この外部搬送装置16は、扉4が
閉じているときは、出入口11から離れ、扉4が
閉じているときは、出入口11へ移動して、内部
搬送装置12の水平コンベヤ12aと連結するよ
うにされた移動可能なコンベヤ部16a、この移
動可能コンベヤ部16aに連結された主コンベヤ
ー16b、およびこの主コンベヤ16bから分岐
された各物品通過口15を通つて取扱台13へ延
在する副コンベヤ16c,16dから成つてい
る。移動可能コンベヤ16aは、ここでは主コン
ベヤー16bの一端に、上下に回転可能に支持さ
れ、モータ(図示せず)によつて上下に回転移動
されるようにしたはね上げ式になつている。
次に、第3図を参照して、制御系統について説
明する。同図において、各個室3a,3bの操作
盤14は、主制御装置17へ接続されている。主
制御装置17は、操作盤14からの入力情報に応
じて自動取出し格納ユニツト5、扉4、内部搬送
装置12、外部搬送装置16の動作を制御する制
御信号を発生する。主制御装置17に、自動取出
し格納ユニツト5の制御回路18、扉4の制御回
路19、および内外搬送装置12,16の制御回
路20が接続されている。
なお、主制御装置17は、記憶装置21を備え
ており、この記憶装置21には、前述した契約者
のIDカードの認識コード、暗唱番号、および保
管箱の収納番地が記憶されている。
また、主制御装置17には、業務入力装置22
と記録装置23が接続されており、両者は管理テ
ーブル24に置かれている。業務入力装置22
は、記憶装置21への前述したIDカード認識コ
ードや暗唱番号の書込みや書替え、一日の業務開
始と終了の際のシステムの初期状態の設定や停止
等を指令するものである。記録装置23は、シス
テムの作業記録を行うもので、年月日時間、保管
箱の搬入搬出の有無を記録する。
貸金庫業務の開始は、業務入力装置22からあ
らかじめ定められた項目例えば日付、時間、操作
担当者コードを入力する。続いて操作担当者に割
付けられている認識番号を入力する。これらの情
報が、主制御装置17に送られ、記憶装置21の
内容と比較され異常がなければ、主制御装置17
は、自動取出し格納ユニツト5、扉4および内外
搬送装置12,16の制御回路18,19,20
へ初期状態設定の指令信号を送出する。
格納ユニツト制御回路18は、初期状態設定信
号と収納場所コードを受信すると、搬送台9およ
び物品把持手段10のそれぞれの駆動部(25で
代表して示す)を制御して、これらを予め定めら
れた初期位置へ移動し、初期状態設定終了信号を
主制御装置17へ送出する。
一方、扉制御回路19は、初期状態設定信号を
受信すると、扉開閉用の例えば駆動モータ26を
動作させ、扉4を開放する。扉4が開かれると、
扉制御回路19は、扉の開かれたことを示す信号
(開扉完了信号)を主制御装置17へ送出する。
主制御装置17は、開扉完了信号を受信すると
搬送装置制御回路20へ移動可能コンベヤ16a
を物品出入口11へ移動させる信号(連結信号)
を初期状態設定信号として送出し、これによりモ
ータ27が動作して、移動可能コンベヤ16a物
品出入口11へ移動して、内外の水平コンベヤ1
2aおよび主コンベヤー16bを連結する。この
作業が終了すると、連結完了の信号が搬送装置制
御回路20から主制御装置17へ送出される。
主制御装置17は、この連結完了信号と前述の
格納ユニツト制御回路18からの初期状態設定終
了信号を受信すると、業務入力装置22上の表示
器へ初期状態設定終了の表示を行わせるとともに
記録装置23に所定のフオーマツトで記録させ、
一方保管箱取出動作の待機状態に入る。
業務開始後、訪れた貸金庫利用者は、複数箇所
に設定されている個室3a,3bのうち、空いて
いる個室に入る。今、個室3aの操作盤14にお
いて、顧客がまず自己りIDカードをコード読取
装置28へ挿入し、表示器29を見ながらキーボ
ード30を操作して暗唱番号を入力させる。この
コード読取装置28からの読取出力とキーボード
30からのキーイン出力とを受けて、主制御装置
17は、この組合わせを記憶装置21の内容と比
較し、両組合わせがないときは表示器29へ無効
表示を一定時間行わせて以後の動作を停止する。
両合せがあるときは、表示器29へ搬出動作の表
示を行わせるとともに、当該契約者の保管箱収納
場所を示すコードと取出し指令を格納ユニツト制
御回路18へ送出する。
格納ユニツト制御回路18は、取出し指令信号
と収納場所コードを与えられると、搬送台9およ
び物品把持手段10のそれぞれの駆動部25を制
御して、前述した保管箱の取出し動作を開始し、
目的の保管箱が取出し返却台8上へ取出される。
このとき、これを表示する信号(取出し完了信
号)が主制御装置17へ送出される。
主制御装置17は、この取出し完了信号を受信
すると、搬送装置制御回路20へ搬出動作指令信
号を発生する。これにより、搬送装置制御回路2
0は、内外搬送装置12,16の動作を開始さ
せ、その制御を行う。即ち、取出し返却台コンベ
ヤ駆動モータ31を動作させ、エレベーター12
bへ保管箱を送込み、次にエレベーター駆動モー
タ32を動作させて水平コンベヤ12a上に保管
箱を下ろし、その後水平コンベヤ12a、移動可
能コンベヤ16a主コンベヤー16b、副コンベ
ヤー16c各々の駆動モータ(33で代表して示
す)を動作させて、保管箱を、個室3aの取扱台
13へ送込む。この動作が終了すると搬出終了信
号が主制御装置17へ送出される。主制御装置1
7は、これにより、他の個室から要求されている
保管箱の搬出作業あるいは、返却作業(後述す
る)を行う。
なお、個室は複数個(この実施例では2つ)設
けられているので、保管箱搬出の場合、搬出要求
のあつた個室の副コンベヤー16cあるいは16
dへ物品を移し換えるために、主コンベヤー16
bと、各副コンベヤー16c,16dとの交点
に、上下動可能なストツパープレート、物品検出
手段、物品移動手段を設ける。即ち、第1図にお
いて、主コンベヤー16bと副コンベヤー16c
との交点に示したように、主コンベヤー16bの
流れの方向に物品が搬送するのを停止するため、
主コンベヤー16bから上方へ突出する状態に上
昇されるストツパープレート34と、主コンベヤ
ー16bのコンベヤーローラ35の長さ方向に延
在するとともに、それらの間を通つてコンベヤー
ローラの状面より高いレべるまで下方から上昇さ
せられるベルトコンベヤ36と、主コンベヤー1
6bと副コンベヤー16dの交点部分に示したよ
うに、交点上に物品が存在することを検出する検
出器37(例えばマイクロスイツチや光電スイツ
チ等)とが各交点に設けられる。なお、これらは
個室3aに対応する副コンベヤー16cの交点に
あるものにサフイツクス“a”を個室3bに対応
するものにサフイツクス“b”を付して示す。
ストツパープレート34上下動、ベルトコンベ
ヤ36の上下動と搬送動作は、主制御装置17の
制御の下に行われる。このとき、検出器37の出
力も主制御装置17へ接続されてベルトコンベヤ
36の制御に利用される。即ち、第3図を参照し
て、例えば個室3aから搬出要求があつたとき、
前述した搬出動作に加えて、該当する個室3aの
副コンベヤー16cと主コンベヤー16bとの交
点におけるストツパープレート34aの駆動モー
タ38aを駆動してストツパープレート34aを
上昇させる。その後、検出器37aからの検出出
力があると、ベルトコンベヤ36aの上下動モー
タおよび搬送駆動モータ(両者を39aで示す)
を駆動し、ベルトコンベヤ36aを上昇させると
ともに搬送動作を行わせる。従つて、交点にある
物品は、主コンベヤー16bから、副コンベヤー
16cへ移し換えられ、副コンベヤー16cによ
つて、要求のあつた個室3a中の取扱台13へ搬
送される。その後、搬出完了時に、モータ38
a,39aが逆転されて、ストツパープレート3
4aおよびベルトコンベヤ36aは、下降され
る。個室3bからの搬出指令のときは、同様に、
対応する副コンベヤー16dとの交点におけるス
トツパープレート34b、ベルトコンベヤ(図示
せず)を動作させる。これらの駆動モータを第3
図で、38b,39bとして示した。
保管箱を格納するときは、例えば、個室3a
で、キーボード30を操作して、(必要なら格納
すべき収納場所コードと一緒に)搬入指令信号を
入力することによつて格納動作が開始される。
操作盤14から、コードと搬入指令信号を受信
すると、主制御装置17は搬送装置制御回路20
へ、搬入動作指令信号を送出し、これによつて搬
入動作が開始される。即ち、搬送装置制御回路2
0は、エレベーター駆動モータ26を動作させて
エレベーター12bを下降させ、一方副コンベヤ
16c、主コンベヤ16b、移動可能コンベヤ1
6a、水平コンベヤ12aのそれぞれの駆動モー
タ33を搬入方向へ回転させ、取扱台13から、
保管箱をエレベーター12bへ搬送し、下降した
エレベーター12b内へ送込む。次に、エレベー
ター駆動モータ32が動作され、エレベーター1
2bが上昇される。エレベーター12bが取出し
返却口の位置に来ると、取出し返却台コンベヤ1
2cの駆動モータ31が動作され、保管箱がエレ
ベーター12b内から取出し返却台8上へ移され
る。このとき、搬送装置制御回路20は搬送完了
信号を主制御装置17へ送出する。これにより、
主制御装置17は、記憶装置21から読み出され
た(あるいは操作盤14で入力された)収納場所
コードと格納指令信号とを格納ユニツト制御回路
18へ伝達する。格納ユニツト制御回路18は、
これにより、駆動モータ25等を動作させ、搬送
台9および物品把持手段10に格納動作を行わせ
て、取出し返却台8上の保管箱をコードで指定さ
れた棚の収納場所へ収納させる。格納動作が終了
すると、格納ユニツト制御回路18から主制御装
置17へ格納終了信号が送出される。これによ
り、主制御装置17は、次の個室からの要求動作
を実行する。
一日の業務終了の際には、担当者が業務開始時
と同様に業務終了に必要な情報を業務入力装置2
2から入力する。主制御装置17では、入力され
た情報に異常がなければ、搬送装置制御回路20
へ復旧信号を送出する。搬送装置制御回路20
は、これにより、モータ24を逆方向に回転さ
せ、この動作が終了すると、主制御装置17へコ
ンベヤ移動終了信号が送出される。これにより、
主制御装置17は、扉制御回路19はモータ26
を逆方向へ回転させて扉4を閉じる。扉4が閉じ
ると、閉扉終了信号が主制御装置17へ送出さ
れ、システムは停止状態に入る。
第4図はこのシステムのレイアウトの概略を斜
視図で示すとともに、保管箱40の流れを太い実
線矢印で、信号の流れを点線で示した。上述の動
作説明は、第4図を参照すればより良く理解され
よう。
さて、上述の実施例において、各個室の保管箱
通過口15は開いたままとなつていたが、ここに
例えば鉄扉のような耐火扉(第4図に41で示
す)を上下にスライドするように設け、物品通過
の際のみ開くようにすると良い。例えば扉開閉用
のモータを設け、保管箱搬出時には、保管箱が該
当する個室例えば3aに対応する副コンベヤー1
6cに移送されたことを検出する例えばマイクロ
スイツチ等の検知器を設け、この検知出力でモー
タを駆動して扉41を開き、保管箱40が取扱台
13へ移送されたとき、前述の搬出完了信号でモ
ータが逆転されて扉41を閉じるようになす。一
方、保管箱40の搬入時には、搬入指令の入力に
応じてモータを駆動させて扉41を開き、保管箱
40が取扱台13から副コンベヤー16cへ移さ
れたとき、前述の検知出力によつてモータを逆駆
動して、扉41を閉じるようにすれば良い。この
扉41の開閉制御も全て主制御装置17から行う
ようにすると良い。
なお、複数の個室からの入力が重なつたとき
は、いずれか早い方の入力に対応する動作を行
い、主制御装置17は後の方の入力を先の方の入
力に応じた動作が終了するまで保持する。ただ
し、搬入指令に対しては、主制御装置17は、副
コンベヤー16c,16d等までの移送は、他の
個室の入力と関係なく行わせ、先行する入力によ
る動作が終了するまで副コンベヤー16c,16
d上で保管箱40を待機させるように制御する。
これによつて、顧客は保管箱40が個室から排出
されるまで長時間個室にとどまるという不愉快な
事態の発生を防止できる。
もちろん、搬送装置としては、実施例に示され
たコンベヤ式のものに限定されるものではなく、
他の公知の搬送装置が利用できることは言うまで
もない。
上記したように、本発明によれば、顧客が個室
において操作盤を操作するのみで、自己の保管箱
を入手できるとともにその場で他人から見られる
ことなく保管箱を取扱うことができ、しかも、用
済後、再び操作盤を操作するのみで自己の保管箱
を金庫室に格納できるとともに保管箱が個室の通
過口から搬送装置に移つされた後には通過口が扉
により閉鎖されるから、極めて安全な貸金庫シス
テムを提供できる。
また、複数の顧客が重なつた時でも、顧客は待
時間なく個室を使用することが可能となる。ま
た、自動取出し格納ユニツトから個室まで単線の
搬送ラインとして搬入搬出に対応した往復動作を
行わせており、しかも複数の個室に対して副コン
ベヤを除いて共用しているので、搬送装置のため
の場所や設備を大幅に節約できる。また、本発明
は、取扱い時間外および火災発生等の緊急時に保
管箱の自動取り出し格納ユニツトを耐火壁および
耐火扉により外部と遮断することができるから防
災に適している。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は本発明の一実施例の構成を
示す概略斜視図で、第1図は装置の背後から見た
図で、第2図は正面側から見た図出ある。第3図
は、制御系統図を示す。第4図は、システムのレ
イアウトの一例をしめす図である。 1…耐火壁、2…金庫室、3a,3b…個室、
4…耐火扉、5…自動取出し格納ユニツト、11
…物品出入口、12a…水平コンベヤ、12b…
エレベーター、12c…取出し返却台コンベヤ、
13…物品取扱台、14…操作盤、16a…移動
可能コンベヤ、16b…主コンベヤ、16c,1
6d…副コンベヤ、17…主制御装置、21…記
憶装置、22…業務入力装置、28…コード読取
装置、30…キーボード、34a,34b…スト
ツパープレート、35…コンベヤーローラ、36
a…ベルトコンベヤ、37a,37b…検出器、
40…保管箱、41…扉。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 金庫室の棚に貸金庫用の保管箱を配列収納し
    ておき、該棚から顧客の保管箱を選択して当該顧
    客の手元へ搬出し、用済後棚中へ戻すようにした
    自動貸金庫システムにおいて、上記保管箱の収納
    場所をマトリツクス状に配列した上記棚と、該棚
    の一端に設けられた保管箱取出し返却口と、該棚
    に前面に沿つて上下左右に移動可能で各保管箱収
    納場所と上記保管箱取出し返却口との間を移動し
    て保管箱の搬送を行う搬送台と、該搬送台上と上
    記棚の保管箱収納場所との間で保管箱の受渡しを
    行うための保管箱把持手段とを有する保管箱の自
    動取出し格納ユニツト;該保管箱の自動取出し格
    納ユニツトを囲むように配置され一部に出入口が
    形成された耐火壁;該耐火壁に上記出入口を開閉
    可能に設けられた耐火扉;上記耐火壁の外に配置
    された顧客用の複数の個室;該個室内に設けられ
    顧客が自己の保管箱を入手するために必要な情報
    を含む取出し指令を入力するとともに用済後格納
    指令を入力する顧客用入力装置;上記保管箱取出
    し返却口と上記個室との間で上記耐火壁の出入口
    を介して保管箱の搬送を行う搬送装置;上記顧客
    用入力装置からの入力に応じて、上記自動取出し
    格納ユニツトの保管箱取出しおよび格納動作と上
    記搬送装置の動作を制御する制御系;上記搬送装
    置で搬送された保管箱の上記個室への通過口に設
    けられ常時は該通過口を閉鎖している扉;および
    上記搬送装置で搬送された保管箱が上記通過口に
    接近したことを検出し上記扉を開くための扉制御
    手段;を有し、上記個室内で顧客が上記顧客用入
    力装置を操作するのみで、当該顧客の借りた保管
    箱を上記棚から該個室に搬出しかつ該個室から棚
    へ格納するようにした自動貸金庫システム。 2 特許請求の範囲第1項記載の自動貸金庫シス
    テムにおいて、上記搬送装置は、上記保管箱の自
    動取出し格納ユニツトの保管箱取出し返却口から
    上記複数の個室近傍まで延在する一本の主コンベ
    ヤと、該一本の主コンベヤと上記複数の個室とを
    結ぶ副コンベヤと、上記主コンベヤと各副コンベ
    ヤとの交点部に配置され上記保管箱取出し返却口
    から上記主コンベヤで搬送されて来た保管箱を該
    当する個室と接続された上記コンベヤへ移し換え
    る装置とで構成されていることを特徴とする自動
    貸金庫システム。 3 特許請求の範囲第1項記載の自動貸金庫シス
    テムにおいて、上記搬送装置は、上記保管箱の自
    動取出し格納ユニツトの保管箱取出し返却口と上
    記耐火壁の出入口との間で保管箱を搬送する内部
    搬送装置と、上記耐火壁の外部において上記出入
    口と上記個室との間で保管箱を搬送する外部搬送
    装置と、上記出入口を介して上記内部搬送装置と
    上記外部搬送装置との間の橋渡しをするため上記
    出入口に配置される連結用搬送装置とで構成され
    ていることを特徴とする自動貸金庫システム。
JP9429681A 1981-06-18 1981-06-18 Automatic safe-deposit box system Granted JPS57209383A (en)

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