JP2545009B2 - 気密収納室に対する物品の自動搬入搬出装置 - Google Patents

気密収納室に対する物品の自動搬入搬出装置

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JP2545009B2
JP2545009B2 JP33813691A JP33813691A JP2545009B2 JP 2545009 B2 JP2545009 B2 JP 2545009B2 JP 33813691 A JP33813691 A JP 33813691A JP 33813691 A JP33813691 A JP 33813691A JP 2545009 B2 JP2545009 B2 JP 2545009B2
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淳二 橋本
春美 村田
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は物品の自動取出し格納に
関するもので、特に、冷凍室や保温室を初めとする恒温
室、耐火室、金庫室のように気密を要する物品収納室、
あるいは機密を要する物品を収容するような密閉した室
等(以下これらをまとめて気密収納室と呼ぶ)内へ物品
を自動的に収納したり、自動的に取り出すための装置に
関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】恒温室
への物品の搬入やそこからの搬出の度に作業者が出入り
することは、恒温室の温度に影響するばかりでなく、作
業員の、例えば服装等の準備を必要とし繁雑である。こ
のため、このような恒温室内に対する物品の搬入搬出が
自動的に行なわれることが好ましい。また機密を要する
書類やその他の物品の収納室に、それらの物品を必要と
する人がその都度立入することは機密保護の上からも好
ましくない。従って、この場合も、室外部の要求者に、
目的とする物品のみを自動的に搬出し、また自動的に搬
入することが好ましい。
【0003】本発明は、従って、恒温室や機密物品収納
室等への物品の搬入搬出を自動的に行なう装置を提供す
ることを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、物品収
納場所を有する気密収納室の外部の物品取扱場所から該
物品収納場所への物品の格納あるいは取出しを自動的に
行なうようにした気密収納室に対する物品の自動搬入搬
出装置であって;物品収納場所をマトリックス状に配列
した棚と、該棚の一端に設けられた物品取出し返却台
と、該棚の前面に沿って前後左右に移動可能で各物品収
納場所と該物品取出し返却台との間の物品の搬送を行う
搬送台と、該搬送台上と上記棚の物品収納場所との間で
物品の受け渡しを行なうための物品把持手段とを有し上
記気密収納室内に配置された物品の自動取出し格納ユニ
ット;該気密収納室への物品の出入りのために該気密収
納室に設けられた物品出入口;該物品出入口を通常は塞
ぎ物品の出入の際に開かれる自動開閉式の気密扉;上記
気密収納室内で上記自動取出し格納ユニットの上記物品
取出し返却台と上記物品出入口とを結ぶ内部搬送装置;
上記気密収納室外部に、上記物品取扱場所に設けた複数
の個室;該複数の個室と該物品出入口とを結ぶ外部搬送
装置;上記気密室内外搬送装置の一方の上記物品出入口
に隣接する一部分であって上記気密扉の閉時に該出入口
から離れた位置へ移動されており該気密扉が開いたとき
該出入口へ移動するようにされた搬送装置可動部分;上
記物品取扱場所に設けられ、物品の搬入・搬出別の情報
および物品収納場所に関する情報を入力させる入力装
置;および該入力装置の情報に応じて上記自動取出し格
納ユニットの動作、上記内部搬送装置および外部搬送装
置の動作、上記気密扉の開閉動作、および上記搬送装置
の可動部分の移動を制御する制御系;を有することを特
徴とした気密収納室に対する物品の自動搬入搬出装置が
得られる。
【0005】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して詳細
に説明する。
【0006】図1および図2を参照して、図示の装置
は、例えば耐火壁のような壁1(その一部のみを示す)
によって囲まれた耐火室2内の各物品収納場所へ外部の
物品取扱場所3(ここでは、3a、3bの二個所が設け
られている。)から、壁1に設けた例えば耐火扉のよう
な扉4を自動的に開閉して、物品を自動的に搬入・搬出
する装置である。
【0007】室2内には、物品の棚からの取出しおよび
棚への格納を自動的に行なう物品自動取出し格納ユニッ
ト5が設置されている。この物品自動取出し格納ユニッ
トとしては、例えば米国特許第3,526,326号明
細書に開示されるものを初めとする従来良く知られた自
動格納庫が用いられる。即ち、この格納ユニットは、物
品収納場所をマトリックス状に配列した格納棚6と、棚
6の前面に沿って移動し、物品を格納棚の各収納場所7
と格納棚の一端に設けた物品取出し返却台8との間を搬
送する搬送台9と、搬送台9上と物品収納場所7あるい
は取出し返却台8との間での物品の移し替えを行なうた
めの物品把持手段10と、制御回路(図示せず)とを有
する(なおここでは、棚を向い合せて二台設置し、その
間を搬送台9が移動するようになっている。)。目的と
する物品の収納場所を示すコードと取出し指令の情報入
力によって、制御回路の制御の下に、搬送台9が目的の
収納場所迄移動し、物品把持手段10が動作し、物品を
搬送台9上へ引き出し、その後搬送台9は取出し返却台
8へ移動し、そこで物品把持手段10が動作して、物品
を取出し返却台8へ移し替える。返却格納の場合には、
返却すべき物品の収納場所コードと返却指令の情報の入
力によって、制御回路の制御の下に、搬送台9が物品取
出し返却台8へ移動し、物品を、物品把持手段10によ
って搬送台9上へ移し、その後、搬送台9は目的の収納
場所へ移動し、そこで、物品把持手段10が動作して、
収納場所へ物品を格納する。
【0008】格納ユニットの細部の構成や動作について
は、前述したように公知であるので、ここではこれ以上
の図示説明を省略する。
【0009】室2内には、取出し返却台8と扉4で閉じ
られた物品出入口11とを連結する搬送装置12を有し
ている。ここでは搬送装置12は床上に水平に設置され
た水平コンベヤ12aと、取出し返却台8からこの水平
コンベヤの一端部とを垂直に接続するエレベータ12
b、取出し返却台8からエレベータ12b内へ物品を送
り込む取出し返却台コンベヤ部12cとからなってい
る。
【0010】個室3a、3bは、内部に取扱台13と情
報入力用のキーボード等を含む操作盤14が設けられて
いる。個室背壁には物品通過口15が設けられ、この通
過口15を介して、物品出入口11と取扱台13とを接
続する搬送装置16が設けられている。この搬送装置1
6は、扉4が閉じているときは、出入口11から離れ、
扉4が開いたとき、出入口11へ移動して、内部の水平
コンベヤ12aと連結するようにされた移動可能なコン
ベヤ部16a、移動可能コンベヤ部16aに連結された
主コンベヤ部16bおよび主コンベヤ部16bから分岐
され各通過口15を通って取扱台13へ延在する副コン
ベヤ16c、16dからなっている。移動可能なコンベ
ヤ部16aは、ここでは主コンベヤ部16bの一端に、
上下に回転可能に支持され、モータ(図示せず)によっ
て上下に回転移動されるようにしたはね上げ式になって
いる。
【0011】次に図3を参照して、制御系統について説
明する。同図において、各個室の操作盤14は、主制御
装置17へ接続されている。主制御装置17は、操作盤
14からの入力情報に応じて格納ユニット5、扉4およ
び搬送装置12、16の動作を制御する制御信号を発生
する。主制御装置17には格納ユニット5の制御回路1
8、扉4の制御回路19、および搬送装置12、16の
制御回路20が接続されている。
【0012】個室3aの操作盤14において、キーボー
ド21の操作によって目的物品の収納場所コードと搬出
指令情報が入力されると、この入力情報を受けて、主制
御回路17は、格納ユニット制御回路18へこの情報を
伝達するとともに、扉制御回路19へ扉開信号を送出す
る。
【0013】格納ユニット制御回路18は、取出指令信
号と収納場所コードを与えられると、搬送台および物品
把持手段のそれぞれの駆動部(22で代表して示す)を
制御して、前述した物品の取出し動作を開始し、物品が
取出し返却台8上へ取出されたとき、これを表示する信
号(物品取出し完了信号)を主制御装置17へ送出す
る。
【0014】一方扉制御回路19は、扉開信号を受信す
ると、扉開閉用の例えば駆動モータ23を動作させ扉4
を開放する。扉が開かれると、扉制御回路19は、扉の
開かれたことを示す信号(開扉完了信号)を主制御装置
17へ送出する。
【0015】主制御装置17は、開扉完了信号を受信す
ると、搬送装置制御回路20へ移動可能コンベヤ部16
aを物品出入口11へ移動させる信号(連結信号)を送
出し、これによりモータ24が動作して、移動可能コン
ベヤ部16aが、物品出入口11へ移動して内外のコン
ベヤ12a、16bを連結する。この作業が終了する
と、連結完了の信号が搬送装置制御回路20から主制御
装置17へ送出される。
【0016】主制御装置17は、この連結完了信号と前
述の物品取出し完了信号の両信号が入力されたら、搬送
装置制御回路20へ搬出動作指令信号を発生する。これ
により搬送装置制御回路20は搬送装置12、16の動
作を開始させその制御を行なう。即ち、取出し返却台
ンベヤ駆動モータ25を動作させ、エレベータ12bへ
物品を送り込み、次にエレベータ駆動モータ26を動作
させてエレベータ12bを下降させて水平コンベヤ部1
2a上に物品を下し、その後水平コンベヤ部12a、移
動可能コンベヤ部16a、主コンベヤ部16b、副コン
ベヤ部16c各々の駆動モータ(27で代表して示
す。)を動作させて、物品を個室3aの取扱台13へ送
り込む。この動作が終了すると搬出終了信号が主制御装
置17へ送出される。主制御装置17は、これにより搬
送装置制御回路20へ復旧信号を送出する。搬送装置制
御回路20は、これにより、モータ24を前と逆方向へ
回転して、移動可能コンベヤ部16aを上昇回転させ、
この動作が終了すると、主制御装置17へコンベヤ移動
終了信号が送出される。これにより、主制御装置17
は、扉制御回路19へ扉閉信号を送出し、扉制御回路1
9はモータ23を前と逆の方向へ回転して扉4を閉じ
る。扉が閉じると、閉扉終了信号が主制御装置17へ送
出され、装置は次の動作入力の待機状態に入る。
【0017】物品を格納するときは、例えば個室3a
で、キーボード21を操作して、格納すべき物品収納場
所コードと搬入指令信号を入力することによって格納動
作が開始される。
【0018】操作盤14からコードと搬入指令を受信す
ると、主制御装置17は、搬出の場合とは異なり、格納
ユニット制御回路18へ信号を伝達する前に扉制御回路
19へ扉開信号を送出し、これにより前記と同様に扉が
開かれ、開扉完了信号が主制御装置17へ送出される。
これにより主制御装置17は前と同様に、連結信号を搬
送装置制御回路20へ送出し、モータ24が回転され
て、移動可能コンベヤ部16aが回転降下して水平コン
ベヤ部12aと出入口11で連結され、このとき、連結
完了信号が主制御装置17へ送出される。主制御装置1
7は、このとき、搬送装置制御回路20へ搬入動作指令
信号を送出し、これによって、搬入動作が開始される。
即ち、搬送装置制御回路20は、エレベータ駆動モータ
26を動作させて下降エレベータ12bを下降させ、一
方副コンベヤ16c、主コンベヤ16b、移動可能コン
ベヤ16a、水平コンベヤ12aのそれぞれの駆動モー
タ27を搬入方向へ回転させ、取扱台13から、物品を
エレベータ12bへ搬送し、下降したエレベータ12b
内へ送り込む。次にエレベタ駆動モータ26が動作さ
れ、エレベータ12bが上昇される。エレベータ12b
が取出し返却台8の位置に来ると、取出し返却台コンベ
ヤ12cの駆動モータ25が動作され、物品がエレベー
タ12b内から取出し返却台8上へ移される。このと
き、搬送装置制御回路20は搬送完了信号を主制御装置
17へ送出する。これにより主制御装置17は、収納場
所コードと格納指令信号とを格納ユニット制御回路18
へ伝達する。格納ユニット制御回路は、これにより駆動
モータ22等を動作させ、搬送台および把持手段に格納
動作を行なわせて取出し返却台8上の物品をコードで指
定された棚の収納場所へ収納させる。格納動作が終了す
ると、格納ユニット制御回路18から主制御装置17へ
格納終了信号が送出される。これにより主制御装置17
は、搬送装置制御回路20へ復旧信号を送出する。以後
前と同様にして、移動可能コンベヤ16aが回転上昇さ
れ、その後扉制御回路19へ扉閉信号が与えられ、扉4
が閉じられ、その後、装置は次の動作入力の待機状態に
入る。
【0019】移動可能コンベヤ部16aの上昇下降動作
は、扉の開閉に付随するものであるので、そのモータ2
は扉制御回路19によって制御されるようにしても良
い。この場合、当然扉制御回路19はモータ24の制御
機能を有するものとする。このようにすれば、主制御回
路を通じての信号のやりとりの回路および動作が簡単と
なる。
【0020】扉開閉および移動可能コンベヤの上昇下降
は物品が出入口に接近したときあるいは出入口を通過し
たときに行なわれるようにしても良い。この場合、物品
の接近通過を検知するための手段例えばマイクロスイッ
チや光電検出器が水平コンベヤ12aと主コンベヤ16
bに設けられても良い。
【0021】また、扉開閉をその都度行なう必要のない
場合、例えば一物品の搬入と搬出を継続して行なう場合
には、扉閉信号は搬入指令信号のあったときのみ出力さ
れるようにすれば良い。さらにまた、一日の業務中開い
ていて閉じる必要のない場合は、別の管理者用の入力装
置28のキーボード29から開扉信号および閉扉信号を
入力するようになし、これらの信号があったときのみ、
主制御装置17から扉制御回路19および搬送装置制御
回路20へ扉開あるいは閉信号および移動可能コンベヤ
の移動指令信号および復旧信号がそれぞれ送出されるよ
うにすれば良い。この場合、移動可能コンベヤ部16a
の上昇下降用モータ24の制御を扉開閉制御回路19で
行なうときは、主制御装置17から扉制御回路19へ開
扉信号あるいは閉扉信号のみが出力されるようになって
いるだけで良い。
【0022】なお上記の実施例では、物品の搬入,搬出
時とも収納場所のコード指定を行なっているが、一つの
個室から2連続して搬出指令が行なわれることがなく、
搬出動作数は、必ず当該物品の搬入が行なわれる用途に
おいては、主制御装置17へ記憶装置を付属させ、どの
物品がどの個室へ搬出されているかを記憶させるように
しておけば、搬入時には収納場所コードを入力させる必
要はなく、単に搬入指令場所のみを入力するだけで良
い。
【0023】更にまた物品の取出しを特定の人のみに限
定したいときは、特定の人の個人を識別するIDカード
を発行し、このIDカードに付したコードマークを操作
盤14で読み取りその確認を行なうようにしても良い。
この場合、操作盤14にはIDカード挿入口を備えたI
Dカード上のコード読取装置30を備え、その読取出力
で主制御装置17は許された個人であるかどうかを確認
する動作を行なう。この場合は、当然のことながら、主
制御装置17には許された人のコードを記録する記憶装
置が付属される。更にまた、IDカード使用が許された
人本人であるかどうかを確認するために、暗唱符号の設
定を行ない、使用者がキーボード21で暗唱符号の入力
を行なうことによって、主制御装置17はIDカード読
取装置入力とキーボードによる暗唱符号入力との比較対
称を行なうようにしても良い。この場合主制御装置17
へ付属する記憶装置はIDカードの符号のみでなく対応
する暗唱符号をも記憶する。
【0024】操作盤14には、表示ランプその他の表示
装置が組み込まれ、例えば、搬出動作開始、搬入動作開
始、IDカード確認、暗唱符号とIDカード一致等を表
示する表示ランプ31を設け、使用者の次の操作を明ら
かにする助けとなるようにしても良い。
【0025】また、管理者用入力装置28へ付随させ
て、記録装置32を設け、搬入,搬出の全てのデータ
(搬入・出の物品の別、搬入・出の日時等)を記録でき
るようにしても良い。
【0026】又、物品搬出の場合、搬出要求のあった個
室の副コンベヤ16cあるいは16dへ物品を移し換え
るために、主コンベヤ部16bと各副コンベヤ部16
c、16dとの交点に、上下動可能なストッパープレー
ト、物品検出手段、物品移動手段を設ける。即ち、図1
において、主コンベヤ部16bと副コンベヤ部16c
の交点に示したように、主コンベヤ部16bの流れの方
向に物品が搬送するのを停止するため主コンベヤ部16
bから上方へ突出する状態に上昇されるストッパープレ
ート33と、主コンベヤ部のコンベヤローラ34の長さ
方向に延在するとともにそれらの間を通ってコンベヤロ
ーラの上面より高いレベル迄下方から上昇させられるベ
ルトコンベヤ35と、主コンベヤ部16bと副コンベヤ
部16dの交点部分に示したように、交点上に物品が存
在することを検出する検出器36(例えばマイクロスイ
ッチや充電スイッチ等)とが各交点に設けられる。な
お、これらは個室3aに対応する副コンベヤ部16cの
交点にあるものにサフィックス“a”を個室3bに対応
するものにサフィックス“b”を付して示す。
【0027】ストッパープレート33の上下動、ベルト
コンベヤ35の上下動と搬送動作は、主制御装置17の
制御の下に行なわれる。このとき、検出器36の出力も
主制御装置17へ接続されてベルトコンベヤ35の制御
に利用される。即ち、図3を参照して、例えば個室3a
から搬出要求があったとき、前述した搬出動作に加え
て、該当する個室3aの副コンベヤ部16cと主コンベ
ヤ部16bとの交点におけるストッパープレート33a
の駆動モータ37aを駆動してストッパープレート33
aを上昇させる。その後、検出器36aからの検出出力
があると、ベルトコンベヤ35aの上下動モータおよび
搬送駆動用モータ(両者を38aで示す)を駆動し、ベ
ルトコンベヤ35aを上昇させるとともに搬送動作を行
なわせる。従って、交点にある物品は主コンベヤ部16
bから副コンベヤ部16cへ移し替えられ、副コンベヤ
部16cによって要求のあった個室3a中の取扱台13
へ搬送される。その後、搬出完了時にモータ37a,3
8aが逆転されて、ストッパープレート33aおよびベ
ルトコンベヤ35aは下降される。個室3bからの搬出
指令のときは同様に対応する副コンベヤ部16dとの交
点におけるストッパープレート33b、ベルトコンベヤ
(図示せず)を動作させる。これらの駆動モータを図3
で、37b、38bとして示した。
【0028】
【発明の効果】本発明によれば、気密収納室への物品の
搬入搬出を自動的に行うので、物品を必要とする人が、
収納室内に立ち入らず搬入搬出でき、機密保護がなさ
れ、又恒温室への物品の搬入搬出において、作業員が出
入りすることなく搬入搬出できるので、恒温室の温度に
影響を与えることなく作業できる。又、物品の搬入搬出
口である個室が、気密扉とは離れたところに設けられて
いるため、気密収納室の設置場所は任意に設定可能であ
り、該個室の設置場所も任意に設定可能である。例え
ば、気密収納室として適した場所を地下にした場合、個
室の設定場所を気密収納室と同じ地下にも設定できる
し、1階にも2階にも設定でき、建物の構造に応じて気
密収納室と個室のレイアウトを自由に設定することがで
きる。さらに、気密扉の開閉は、物品が個室又は気密収
納室から該気密扉を通過する際に行われるので、それ以
外のときには常に閉じており、外気に触れる状態が少な
いため気密性に優れている。
【0029】又、物品を取り扱う個室を複数設けている
ので、個室付近の利用者の混雑を防ぐことができる。
又、個室が気密扉とは離れたところに設けられているた
め、個室を複数設けることは容易である。さらに、一方
の個室で搬入搬出作業を行っている場合でも、同時に他
方の個室でも搬入搬出作業を行うことができ、搬入搬出
作業を効率よく行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の構成を示す概略斜視図で、
装置の背後からみた図である。
【図2】本発明の一実施例の構成を示す概略斜視図で、
装置の正面側からみた図である。
【図3】本発明の制御系統図である。
【符号の説明】
1 耐火壁 2 気密室 3a,3b 個室 4 気密扉 5 自動格納ユニット 11 物品出入口 12a 水平コンベヤ部 12b エレベータ 12c 取出し返却台コンベヤ 13 物品取扱台 14 操作盤 16a 移動可能なコンベヤ部 16b 主コンベヤ部16c, 16d 副コンベヤ部 33a,33b ストッパープレート 34 コンベヤローラ 35a ベルトコンベヤ 36a,36b 物品検出器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 西尾 寛志 大阪市城東区今福東1丁目4番18号 株 式会社伊藤喜工作所内 (56)参考文献 特開 昭50−106695(JP,A) 特開 昭54−140371(JP,A) 特開 昭52−62874(JP,A) 実開 昭50−15855(JP,U) 実開 昭51−99367(JP,U) 特公 昭47−51391(JP,B1) 特公 昭47−35582(JP,B1)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 物品収納場所を有する気密収納室の外部
    の物品取扱い場所から該物品収納場所への物品の格納あ
    るいは取り出しを自動的に行うようにした気密収納室に
    対する物品の自動搬入搬出装置であって;物品収納場所
    をマトリックス状に配列した棚と、該棚の一端に設けら
    れた物品取出し返却台と、該棚の前面に沿って上下左右
    に移動可能で各物品収納場所と該物品取出し返却台との
    間の物品の搬送を行う搬送台と、該搬送台上と上記棚の
    物品収納場所との間で物品の受け渡しを行うための物品
    把持手段とを有し上記気密収納室内に配置された物品の
    自動取出し格納ユニット;該気密収納室への物品の出入
    りのために該気密収納室に設けられた物品出入口;該物
    品出入口を通常は塞ぎ物品の出入の際に開かれる自動開
    閉式の気密扉;上記気密収納室内で上記自動取り出し格
    納ユニットの上記物品取出し返却台と上記物品出入口と
    を結ぶ内部搬送装置;上記気密収納室外部の離れた場所
    にある上記物品取扱い場所に設けられ、物品を通過させ
    る通過口および物品を取り扱う取扱台を有する複数の個
    上記物品出入口と上記取扱台とを結び、上記気密収
    納室及び上記個室の外に配置されている外部搬送装置
    上記気密室内外搬送装置の一方の上記物品出入り口に隣
    接する一部分であって上記気密扉の閉時に該出入り口か
    ら離れた位置へ移動されており該気密扉が開いた時該出
    入り口へ移動するようにされた搬送装置可動部分;上記
    物品取扱い場所に設けられ、物品の搬入・搬出別の情報
    および物品収納場所に関する情報を入力させる入力装
    置;および該入力装置の情報に応じて上記自動取出し格
    納ユニットの動作、上記内部搬送装置及び外部搬送装置
    の動作、上記気密扉の開閉動作、および上記搬送装置の
    可動部分の移動を制御する制御系;を有することを特徴
    とした気密収納室に対する物品の自動搬入搬出装置。
JP33813691A 1991-12-20 1991-12-20 気密収納室に対する物品の自動搬入搬出装置 Expired - Lifetime JP2545009B2 (ja)

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