JPS61165482A - 貸金庫管理装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、多数の貸金庫ケースをそれぞれの収納棚に格
納して管理する貸金庫管理装置に関し、特に、顧客が所
望するときに、認証カードと暗証番号入力とによって貸
金庫ケースをクーポンブースへ自動出庫するようにした
貸金庫設備を運用するための貸金庫管理装置に関する。

〔従来の技術〕

従来、認証カードを利用する出庫サービスは、認証カー
ドに顧客個有の暗証番号もしくは棚位置番号を記録して
おいて、これをカードリーダによって読み取り、暗証番
号の場合は、顧客がテンキー等から入力した番号と一致
することを確認ののち、その暗証番号に該当する顧客の
収納棚を検索して出庫指令を出力するものであり、棚位
置番号の場合は、顧客がテンキー等から入力した暗証番
号との対応関係が予め制御側に用意された対照表と一致
することを確認ののち、その棚位置番号に該当する収納
棚からの出庫指令を出力するものであった。そして、上
記の一致確認を立証するものとして、前記暗証番号およ
び棚位置番号は年月日や時刻等の情報と共に、プリント
アウトされ、記録に残されるようになっていた。

〔発明が解決しようとする問題点〕

本発明が解決しようとする問題点は、上記の如き貸金庫
装置において、一旦電気回路を介したプリントアウトは
、認証の直接的な記録とは言えないという成る意味での
盲点である。すなわち、認証カードに対するコードの記
録方式が磁気的なものにせよ、電子的なものにせよ、光
学的なものにせよ、コードの比較確認には電気回路が通
常使用され、更にプリントアウトに到っては、現用のプ
リンタはすべてケーブルでＣＰＵに接続されている実状
である。このように、途中に電気回路を介在させている
以上、故意の割り込みは考慮に入れないとしても、ノイ
ズやバグの発生、ミスプログラミング等による誤ったプ
リントアウトが起こらないとは言えず、認証カードの直
接的な記録となり得ないのである。これは、貸金庫の場
合、自動金銭機のように預金残高等の他の要素が加わら
ず、貸金庫ケースが出庫されたか否かのみが焦点となる
だけに重要な問題である。

本発明は、上記に鑑みて、認証カードの識別を直接に残
す記録手段を備えた貸金庫管理装置を提供することを目
的とする。

〔問題点を解決するための手段と作用〕本発明において
、上記の問題点を解決するための手段は、認証カードの
カード板面に突印されているエンボス・マークを感圧紙
へ写しとる圧写手段であって、これをカードリーダのカ
ード挿入路に配設するものである。

エンボス・マークは、各種カードの板面に氏名や社章等
の文字、記号、図形を凹凸させ、浮かび上がらせるもの
で、認証カードにも、暗証番号や収納位置コードとは別
に氏名や貸金庫番号が通常刻印されている。

圧写手段は、このエンボスを感圧紙に圧接させて、ロー
ラで擦るもので、エンボスの凸部が感圧紙の機能に応じ
て転写される。

〔実施例〕

以下、本発明を実施例とその図面によって詳細に説明す
る。

第２図は、本発明を実施するのに好適な貸金庫設備の一
例を示す平面図であって、設備全体は、貸金庫室１と、
クーポンブース２とで構成されている。その貸金庫室１
内には、貸金庫ケースの収納棚３ａおよび３ｂが対面し
て積設されると共に、その間の通路にスタッカクレーン
４が配設されている。該クレーン４は前記収納棚３ａお
よび３ｂと平行の走行し得るものであって、その支柱５
には昇降可能なキャリッジ６が支持され、このキャリッ
ジ６上に前記収納棚３ａ、３ｂの各金庫ケース収納部７
とのケース受渡し手段が設けられている。貸金庫室１と
クーポンブース２との境壁には、コンベヤ８が配設され
ていて、その金庫側受渡し位置８ａとブース側取扱い位
置８ｂとの間で、貸金庫ケースを搬送する。前記キャリ
ッジ６上のケース受渡し手段は、この金庫側受渡し位置
８ａとの間でも使用される。また、コンベヤ８の代わり
に、第２図仮想線で示されるように、ガイドレール９を
、金庫側受渡し位置９ａとブース側取扱い位置９ｂとの
間にわたって架設し、搬送台車１０を走行させてもよい
。この場合、前記キャリッジ６上のケース受渡し手段は
、金庫側受渡し位置９ａにある前記搬送台車１０上との
間で貸金庫ケースの受渡しを行うことになる。

第３図は、上記の貸金庫設備を管理する制御部の一例を
示す概略構成図である。前記クーポンブース内には、第
３図に示されるカードリーダ１１と暗証番号のキー入力
手段であるテンキー１２等が据え付けられる。本実施例
に使用される認証カード１３は磁気カードであって、前
記収納棚３ａおよび３ｂのすべての収納部７の中から各
顧客に唯一に割当てられた棚位置コードが、磁気記録帯
１３ａに記録されていて、板面の別な部分に、顧客名１
３ｂ等がエンボス加工により突印さている。

前記テンキー１２により入力される暗証番号は、貸金庫
契約の際に顧客が任意に選択した複数桁の数列であって
、前記棚位置コードとの対応関係を示す対照表が、記憶
手段１４に格納されている。

貸金庫ケースの出庫に際して、顧客はクーポンブース内
のカードリーダ１１に認証カード１３をセットし、テン
キー１２により暗証番号を入力する。

カードリーダ１１に読み取られた棚位置コードＳ１と、
テンキー１２から入力された暗証番号Ｓ２とは、コンピ
ュータ１５に入力されるが、該コンピュータ１５はＳｌ
と３２との対応関係が記憶手段１４内の前記対照表と一
致するか否かを確認し、一致していれば、出庫指令Ｓ３
を出力し、一致していなければ、不適合に伴う必要な処
理の指令信号Ｓ４を出力するようにプログラミングされ
ている。

出庫指令Ｓ３が出力されると、前記棚位置コードＳＬに
対応する収納棚位置からコンベヤ８の金庫側受渡し位置
８ａまで、スタ・ツカクレーン４が自動運転され、更に
、出庫された貸金庫ケースはコンベヤ８の自動運転によ
りブース側取扱い位置８ｂへ搬出される。

一方で、処理指令Ｓ４が出力されると、自動金銭機など
と同様に、″再度暗証番号を入力してください″とのメ
ツセージや″この磁気カードは使用出来ません″とのメ
ツセージ等が、クーポンブース内のディスプレイに自動
表示される。

この方式では、仮に、認証カードを不正に入手し、その
磁気記憶を特殊な方法で読み取ったとしても、該磁気記
憶は暗証番号でなく、棚位置コードなので、暗証番号が
不明な限り、テンキーへの入力ができず、この認証カー
ドを使用して、貸金庫ケースを不正出庫させることはで
きない。また、同一貸金庫ケースを複数人のクループで
共同使用契約をする場合は、棚位置コードが同一で暗証
番号の異なる認証カードを人数分発行すればよく、その
中の１名が脱退した場合は、脱退した個人の暗証番号を
前記対照表から抹消すればよい。この場合、磁気記録中
に共通の棚位置コードと、各カード使用者によって異な
る顧客コードとの双方を記録しておき、その顧客コード
と暗証番号との対応関係を対照表とすることもできる。

さて、上記の貸金庫管理装置において、第３図に示され
る如く、コンピュータ１５には、通常、プリンタ１６が
接続されていて、入力された棚位置コードＳ１や暗証番
号Ｓ２は、年月日１時刻。

顧客名などの所定事項と共に、プリントアウトされて、
すべて記録に残される。しかし、これはあくまでコンピ
ュータ１５の処理記録であるので、顧客との直接応接の
記録として、クーポンブース２内の前記カードリーダ１
１に、下記の如き圧写手段が設けられている。

第１図は、本発明による圧写手段の一例を示す概略構成
図である。図（イ）の斜視図において、圧写手段はロー
ラｌｌａとプラーテンｌｌｂとから成り、ローラｌｌａ
は図示しない付勢手段によリブラーテンｌｌｂへ圧接さ
せられていて、その間を公知の感圧紙１１ｃが通過する
ようになっている。この圧写手段の配置場所は、前記カ
ードリーダ１１内部のカード挿入口から読取部に至るカ
ード挿入路のいずれでも差支えないが、図（イ）におい
ては読取部に取付けられたものとして示されている。す
なわち、磁気記録帯１３ａに棚位置コードを記録され、
板面の別な部分に顧客名等をエンボス・マーク１３ｂで
突印さている認証カード１３は、カードリーダ１１に挿
入され、読取部に達すると、読取用磁気へラドｌｉｄに
前記磁気記録帯１３ａを摺接させて棚位置コードを読み
取らせるが、磁気ヘッドｌｉｄを通過した認証カード１
３はそのまま前記ローラｌｌａとプラーテン１１ｂとの
間に挟み込まれ、図（ロ）の側面図に示される状態に移
行する。前記感圧紙１１Ｃは、ローラ１１ａにより認証
カード１３の板面へ圧接されるので、エンボス・マーク
１３ｂの突印部分では特に強く感圧することになり、エ
ンボス・マーク１３ｂの字形または図形は感圧紙１１ｃ
に転写され、記録として残されることになる。感圧紙１
１ｃはロール上に巻き取られてもよいし、シート上に折
り脅まれでもよく、前記コンピュータ１５の処理記録と
対応して整理され、保存されることになる。

なお、本実施例においては、認証カードを磁気カードに
よる例で説明したが、ＩＣカードの如く電子的なもので
も、レーザーカードの如く光学的なものでも、エンボス
・マークを突印されたカードであれば、応用可能なこと
は言うまでもない。

また、実施される確認方式についても、棚位置コード方
式が暗証番号方式よりも貸金庫管理に通しているとして
説明したが、圧写手段そのものはカードリードを使用す
るいずれの方式の装置に対しても付設できることは言う
までもない。

〔発明の効果〕

以上、説明したとおり、本発明によれば、エンボス・マ
ークを感圧紙に圧写することにより、認証カードの識別
を直接に残す記録手段を備えた貸金庫管理装置を提供す
ることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明よる圧写手段の説明図、第２図は貸金庫
設備の平面図、第３図は貸金庫管理装置の構成図である
。 １・・・・・・貸金庫室　　　２・・・・・・クーポン
ブース１１・・・カードリーダ　ｌｌａ・・・ローラ１
１ｂ・・・プラーテン　　ｌｌｃ・・・感圧紙１２・・
・テンキー　　　１３・・・カードリーダ１３ａ・・・
磁気記録帯　　Ｌ３ｂ・・・エンボス・マーク１５・・
・コンピュータ 特許出願人　　　株式会社熊平製作所 １３　　１３ｂ　　　１１ｂ 第２図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 貸金庫室内の所定棚位置に収納されている貸金庫ケース
   をクーポンブースへ自動出庫可能な貸金庫設備と、その
   収納棚位置コードと各顧客別の暗証番号との対照表を格
   納する記憶手段と、各顧客の所有する認証カードに磁気
   的、電子的もしくは光学的に記録された前記収納棚位置
   コードもしくは暗証番号を読み取るカードリーダと、前
   記暗証番号を顧客に打鍵させるキー入力手段と、カード
   リーダから暗証番号が入力される場合はそれをキー入力
   からの暗証番号と照合し、またはカードリーダから収納
   棚位置コードが入力される場合はそれとキー入力からの
   暗証番号との対応関係を前記記憶手段に格納されている
   対照表に照合し、一致が確認されたときのみ前記貸金庫
   設備へ自動出庫指令を発する制御部とを備えた貸金庫管
   理装置において、認証カードのカード板面に突印された
   字形もしくは図形のエンボス・マークを感圧紙へ写しと
   る圧写手段を、カードリーダのカード挿入路に配設した
   ことを特徴とする貸金庫管理装置。