JPH07110682B2 - 貸金庫設備 - Google Patents

貸金庫設備

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JPH07110682B2
JPH07110682B2 JP4210430A JP21043092A JPH07110682B2 JP H07110682 B2 JPH07110682 B2 JP H07110682B2 JP 4210430 A JP4210430 A JP 4210430A JP 21043092 A JP21043092 A JP 21043092A JP H07110682 B2 JPH07110682 B2 JP H07110682B2
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safe
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厚夫 三宅
新 吉永
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Daifuku Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、クーポンブース内の金
庫ケース搬出位置と金庫室内の金庫ケース収納棚との間
で金庫ケースを入出庫させるように構成した貸金庫設備
に関するものである。
【0002】
【従来の技術及びその問題点】従来のこの種の貸金庫設
備では、例えば特開昭50−106695号公報に開示
されているように、クーポンブース側の金庫ケース搬出
位置が当該クーポンブースの壁の内側に形成されてお
り、当該金庫ケース搬出位置に呼び出した金庫ケース
は、前記クーポンブースの壁に設けられた開閉扉を開い
てクーポンブース室内に取り出さなければ、当該金庫ケ
ースの開閉蓋を開いて貴重品の出し入れを行うことがで
きないような構成となっていた。
【0003】このような従来の貸金庫設備では、金庫ケ
ース搬出位置と作業テーブルとの間の金庫ケースの持ち
運び時に金庫ケースを落として破損させたり、用済み後
の金庫ケースを元の金庫ケース搬出位置に戻すときにケ
ースの向きを誤るなどの事態が予想される。このような
事態が生じた場合、金庫ケース搬出位置から金庫室内へ
用済み後の金庫ケースを戻すケース戻し搬送が正常に行
われなくなったり、金庫室内まで搬送された金庫ケース
を金庫ケース収納棚内へ正常に入庫移載することができ
なくなる恐れがある。
【0004】また、搬出された金庫ケースを取り出さな
くとも上側の開閉蓋を開いて使用することのできるシス
テムも、実開昭56−24731号などにより知られて
いるが、搬出された金庫ケースを金庫ケース搬送手段か
ら取り上げるのを積極的に防止する金庫ケース取り出し
防止手段を備えていないため、使用者(顧客)は自分の
手元へ金庫ケースを引き寄せたいために、金庫ケースを
取り出さなくとも使用し得る状況であるにも拘らず、搬
出された金庫ケースを取り出して使用してしまう場合が
多々あり、先に説明したような問題が生じる恐れを完全
に解消することができない。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記のような従
来の問題点を解決するために成されたものであって、そ
の特徴を後述する実施例の参照符号を括弧付きで付して
示すと、金庫ケース(26)と、クーポンブース(2) と、金
庫ケース収納棚(3a,3b) と、搬送手段(4,5,10)と、金庫
ケース取り出し防止手段(30,31) とを有し、金庫ケース
(26)は、その上側に開閉蓋(28)を備えるとともに、前後
両側面から突出する被係止具(27a,27b)を備え、クーポ
ンブース(2) は、金庫ケース(26)の搬出位置(5b)を有
し、搬送手段(4,5,10)は、金庫ケース収納棚(3a,3b) と
クーポンブース(2) 内の金庫ケース搬出位置(5b)との間
で金庫ケース(26)を搬送するもので、金庫ケース(26)の
被係止具(27a,27b) を利用して当該金庫ケース(26)を金
庫ケース収納棚(3a,3b) との間で押し引き移載する移載
装置を備えた自動入出庫クレーン(4) を含み、金庫ケー
ス取り出し防止手段(30,31) は、搬送手段(4,5,10)によ
りクーポンブース(2)内の金庫ケース搬出位置(5b)に搬
出された金庫ケース(26)を当該搬送手段(4,5,10)から取
り上げるのを不可能にするもので、当該金庫ケース(26)
の前後一対の被係止具(27a,27b) に係合する前後一対の
ストッパー(30,31) を備えている点に特徴を有する。
【0006】本発明を実施するに際しては、クーポンブ
ース(2) に、金庫ケース搬出位置(5b)に隣接する壁(11
c) に設けられた金庫ケース水平移動用開口部(12b)
と、当該開口部(12b) を開閉する昇降自在なシャッター
(13)とを設け、搬送手段(4,5,10)には、クーポンブース
(2) の金庫ケース水平移動用開口部(12b) において金庫
ケース(26)を水平に搬送するコンベヤ(5) を有せしめ、
金庫ケース取り出し防止手段(30,31) の前後一対のスト
ッパー(30,31) の内、一方のストッパー(31)を、クーポ
ンブース(2) のシャッター(13)の下端に設けることがで
きる。
【0007】
【実施例】以下、本発明の一実施例を添付の例示図に基
づいて説明すると、図1Aおよび図2は貸金庫設備全体
を示しており、1は金庫室、2はクーポンブースであ
る。金庫室1内には、金庫ケース収納棚3a,3bが立
設されるとともに、両棚3a,3b間の通路に自動入出
庫クレーン4が配置されている。5はコンベヤであっ
て、金庫室1内の金庫ケース受渡し位置5aとクーポン
ブース2内の金庫ケース搬出位置5bとの間で金庫ケー
スを搬送する。自動入出庫クレーン4は、金庫ケース収
納棚3a,3bと平行に走行し得るものであって、その
支柱6には昇降可能なキャレッジ7が支持され、このキ
ャレッジ7上に、金庫ケース収納棚3a,3bの各金庫
ケース収納部8との間、およびコンベヤ5の金庫ケース
受渡し位置5aとの間で金庫ケースを受渡しするための
金庫ケース押し引き移載装置が設けられている。
【0008】コンベヤ5の代りに、第1図仮想線で示す
ように金庫室1内の金庫ケース受渡し位置9aとクーポ
ンブース内の金庫ケース搬出位置9bとの間にわたって
架設されたガイドレール9上を走行する金庫ケース搬送
台車10を使用することもできる。この場合、自動入出
庫クレーン4のキャレッジ7上の金庫ケース押し引き移
載装置は、金庫ケース受渡し位置9aにある搬送台車1
0上との間で金庫ケースの受渡しを行うことができる。
【0009】図1B、図3および図4に示すように、ク
ーポンブース2内の金庫ケース搬出位置5bは、当該ク
ーポンブース2の左右両側壁11a,11bの内の片側
の側壁11aと正面壁11cとの間のコーナー部に接近
して設定され、当該金庫ケース搬出位置5bには、クー
ポンブース2内の正面に架設されている作業テーブル1
1dに形成された上下方向に貫通する矩形の水平開口部
12aが配設され、この水平開口部12aの後端部にL
形に接続するように、正面壁11cに前後水平方向に貫
通する、金庫ケース水平移動用開口部12bが設けられ
ており、コンベヤ5は、当該金庫ケース水平移動用開口
部12bにおいて金庫ケースを水平に搬送するように、
当該開口部12b内の下端部を貫通して水平開口部12
aの内側、即ち作業テーブル11dの直下位置に延出す
るように、前後水平方向に架設されている。
【0010】金庫ケース水平移動用開口部12bには、
昇降自在なシャッター13が配設されている。このシャ
ッター13は、左右両側に軸支された上下一対のガイド
ローラ14を介して左右一対のガイドレール15に係合
し、昇降駆動手段16によって昇降移動せしめられる。
この昇降駆動手段16は、シャッター13に下端部を固
着された垂直なロッド17と、このロッド17の側部に
形成されたラックギヤ18と、このラックギヤ18に咬
合するピニオンギヤ19、および当該ピニオンギヤ19
を駆動するモータ20から構成され、シャッター13を
昇降させて、その下端高さを、図3に示すように下降限
高さH1、中間高さH2、および上昇限高さH3に切り
替えることができる。図1Bの検出スイッチ21a〜2
1dは、ロッド17の上端に付設されたカム22を介し
てシャッター13の高さを検出し、モータ20を停止制
御する。
【0011】コンベヤ5は、図外の駆動モータによって
正逆任意の方向に駆動される左右一対のコンベヤベルト
23a,23bを有し、このコンベヤベルト23a,2
3bの搬送作用経路側は固定の偏平支持板24上を滑動
する。25は、コンベヤ5によって形成される金庫ケー
ス搬送経路の両側を規制するサイドガイドである。
【0012】金庫ケース26は、その前後両側面の下端
近傍位置に、クレーン4の昇降キャレッジ7上に設けら
れた押し引き移載装置の引き込み具が係合する逆L形の
被係止具27a,27bを備え、上側には錠前付きの片
開き開閉蓋28を有する。29は、開閉蓋28の上面に
設けられた錠前のキー差し込み部であって、これに差し
込んだキー32により、開閉蓋28の錠前を施錠操作し
たり開錠操作することができるが、キー差し込み部29
からキー32を抜き取るためには、施錠操作しなければ
ならないように構成されている。
【0013】この金庫ケース26が金庫ケース水平移動
用開口部12bを経由してクーポンブース2内の金庫ケ
ース搬出位置5b(水平開口部12a内)までコンベヤ
5により搬出されたとき、その前側に位置する被係止具
27aに被さるように係合するケース前端側ストッパー
30が、水平開口部12aの前縁部に設けられている。
また、この状態でシャッター13を中間高さH2まで下
降させたとき、当該金庫ケース26の後側に位置する被
係止具27bに被さるように係合するケース後端側スト
ッパー31が、シャッター13の下端から前方に突設さ
れ、この両ストッパー30,31により、金庫ケース搬
出位置5b(水平開口部12内)に搬出された金庫ケー
ス26をコンベヤ5から(水平開口部12aの外側へ)
取り上げるのを阻止する金庫ケース取り出し防止手段を
構成している。
【0014】しかして、シャッター13を上昇限高さH
3まで上昇させると、当該シャッター13の下端にある
ケース後端側ストッパー31は、図3に実線で示すよう
に金庫ケース26の上端面、即ち開閉蓋28の上面より
若干高い位置にあって、金庫ケース26が金庫ケース水
平移動用開口部12bを前後水平方向に通過移動するの
を許すが、若し、水平開口部12a内に搬出された金庫
ケース開閉蓋28の上面にあるキー差し込み部29にキ
ー32が差し込まれたままであるときは、当該金庫ケー
ス26が垂直開口部12bをクーポンブース外側へ退出
移動するのを、そのキー32がケース後端側ストッパー
31に衡突することにより阻止する。
【0015】図3および図4に示す前後一対の光電検出
器33a,33bおよび34a,34bは、垂直開口部
12bを金庫ケース26がクーポンブース外側に通過し
たか否かを検出するものである。
【0016】自動入出庫クレーン4によってコンベヤ5
の金庫ケース受渡し位置5aに出庫された金庫ケース2
6は、シャッター13が上昇限高さH3まで上昇して、
垂直開口部12bが開かれている状態で、コンベヤ5に
よってクーポンブース2内の金庫ケース搬出位置5bで
ある水平開口部12a内まで搬送される。この後、モー
タ20によりピニオンギヤ19を回転させ、ラックギヤ
18を介してロッド17を下降させることにより、シャ
ッター13を中間高さH2まで下降させる。この結果、
金庫ケース26の後側被係止具27b上にシャッター下
端のケース後端側ストッパー31が被さるように係合
し、前側の被係止具27aには、水平開口部12aの前
縁部にあるケース前端側ストッパー30が被さるように
係合しているため、金庫ケース26を水平開口部12a
から(コンベヤ5から)取り出すことはできない。
【0017】このとき当該金庫ケース26は、その被係
止具27a,27bより上方部分が水平開口部12aの
外側に突出した状態にあって、係る状態で、顧客はキー
32により開閉蓋28の錠前を開錠し、開閉蓋28を開
いて所要の作業を行うことができる。このとき、開閉蓋
28は側壁11aのある側へ開動する。換言すれば、金
庫ケース搬出位置5b(水平開口部12a内)まで搬出
された金庫ケース26が、前記のように開閉蓋28が側
壁11aのある側へ開動する向きとなるように、金庫ケ
ース収納棚3a,3bに収納されている。
【0018】貴重品の出し入れなど、所要の作業が完了
した後は、金庫ケース26の蓋28を閉じ、キー32に
よって施錠した後、当該キー32をキー差し込み部29
から抜き取る(施錠しなければ抜き取ることができな
い)。この後、クーポンブース2に備え付けの作業完了
釦を押すが、以後の制御(コンピュータによるプログラ
ム制御、またはシーケンス回路による制御など)を図5
のフローチャートに従って説明する。
【0019】作業完了釦が押されることによってシャッ
ター昇降駆動手段16が自動的に作動し、シャッター1
3が図3の実線で示す上昇限高さH3まで上昇開動す
る。次にコンベヤ5が自動的に駆動され、金庫ケース搬
出位置5b(水平開口部12a内)の金庫ケース26が
金庫ケース受渡し位置5aに向けて搬出され始める。こ
のとき、金庫ケース26が正常に移動して金庫ケース水
平移動用開口部12bを通過し終るまでの必要十分な時
間が予め設定されており、この設定時間内に金庫ケース
26が当該開口部12bをクーポンブース外側へ退出通
過し、前後一対の光電検出器33a,33bおよび34
a,34bが金庫ケース26の通過を検出したならば、
シャッター昇降駆動手段16が自動的に作動し、シャッ
ター13が下降限高さH1まで下降せしめられて金庫ケ
ース水平移動用開口部12bが閉じられる。そして、金
庫ケース26がコンベヤ5の金庫ケース受渡し位置5a
に到着したことが検出されると、コンベヤ5が自動的に
停止する。
【0020】しかし、若し金庫ケース26の開閉蓋28
を閉じ忘れた状態で、あるいは閉じられたとしても錠前
施錠後のキー32の抜き取りが忘れられた状態で作業完
了釦が押された場合には、シャッター13を上昇限高さ
H3まで開動させた後、コンベヤ5が駆動され、金庫ケ
ース26の搬出が開始されるが、金庫ケース26の閉じ
忘れた開閉蓋28または抜き忘れたキー32がシャッタ
ー13の下端にあるケース後端側ストッパー31に衡突
し、金庫ケース26の退出移動を阻止することになる。
従って、前後一対の光電検出器33a〜34bの両方、
または光電検出器33a,33bがコンベヤ5上で停止
したままの状態にある金庫ケース26を検出している状
態が続くことになる。
【0021】このような、金庫ケース水平移動用開口部
12bを金庫ケース26が退出方向に通過していない検
出状態が設定時間経過後も続いていると、コンベヤ非常
停止指令が出され、コンベヤ5が自動的に非常停止され
る。そして、顧客に当該異常事態をブザーやランプで知
らせたり、メッセージを適当な表示手段で表示するなど
の必要な処置が自動的に講じられる。しかして、顧客ま
たは銀行側担当者によってキー32の抜き取り、その他
異常回避処置が講じられ、再起動釦操作が行われると、
コンベヤ非常停止が解除されて再びコンベヤ5が駆動さ
れ、金庫ケース水平移動用開口部12bの付近で停止し
ていた金庫ケース26がコンベヤ5によって金庫ケース
受渡し位置5aまで搬送されることになる。
【0022】コンベヤ5の金庫ケース受渡し位置5aま
で搬送された金庫ケース26は、自動入出庫クレーン4
によって金庫ケース収納棚3aまたは3b内の所定位置
にある金庫ケース収納部8内へ自動入庫され、一連の作
業が完了する。なお、コンベヤ5の代りに搬送台車10
が使用されているときも、前記と同様にシャッター13
および搬送台車10を自動制御し得る。また、取り扱う
金庫ケース26に高さの異なるものがある場合、金庫ケ
ース種別信号に応じてシャッター13の上昇限高さH3
を自動的に変更すれば良い。図1Bの検出スイッチ21
cは、図3に示す金庫ケース26よりも高さの低い金庫
ケースに対応するシャッター上昇限高さH3でシャッタ
ー13を自動停止させるためのものである。勿論、金庫
ケース26は、高さが異なる場合でも被係止具27a,
27bの高さは一定である。
【0023】なお、一定時間経過後も金庫ケース26が
金庫ケース水平移動用開口部12bを退出方向に通過し
ていない状態を判別する方法として、一定時間内に金庫
ケース26が当該開口部12bより金庫ケース受渡し位
置5a側の搬送経路途中の特定位置を通過したか否か、
または一定時間内に金庫ケース受渡し位置5aに金庫ケ
ース26が到達したか否かを検出する手段を利用するこ
ともできる。
【0024】
【発明の作用及び効果】本発明の貸金庫設備は以上のよ
うに実施することができるものであり、係る本発明の構
成によれば、クーポンブース内の金庫ケース搬出位置(5
b)に搬送手段(4,5,10)で搬出された金庫ケース(26)は、
前後一対の被係止具(27a,27b) に係合するストッパー(3
0,31) を備えた金庫ケース取り出し防止手段により搬送
手段(4,5,10)から取り上げることができない状態にある
から、従来のように金庫ケース(26)を金庫ケース搬出位
置(5b)から取り出して持ち運ぶ際に落として破損させた
り、用済み後の金庫ケース(26)を誤った向きで金庫ケー
ス搬出位置に戻してしまうような恐れがなくなり、用済
み後の金庫ケース(26)を金庫ケース収納棚(3a,3b)へ戻
す作業を確実良好に行わせることができる。
【0025】しかも本発明の構成によれば、金庫ケース
取り出し防止手段のストッパー(30,31) は、搬送手段
(4,5,10)が有する自動入出庫クレーン(4) が金庫ケース
(26)を金庫ケース収納棚(3a,3b) との間で押し引き移載
する際に利用するために当該金庫ケース(26)の前後両端
に突設された前後一対の被係止具(27a,27b) と係合し
て、金庫ケース搬出位置(5b)での搬送手段(4,5,10)から
の金庫ケース(26)の取り出しを防止するものであるか
ら、多数の金庫ケース(26)の各々に取り出し防止のため
の専用部分を特別に設ける必要がなく、設備全体のコス
トダウンを図ることができる。
【0026】また、実施例に示したように、クーポンブ
ース(2) 内の金庫ケース搬出位置(5b)に対する金庫ケー
ス(26)の搬送経路を水平に構成する場合には、クーポン
ブース(2) の壁(11c) を貫通する金庫ケース水平移動用
開口部(12b) と、この開口部(12b) を開閉するシャッタ
ー(13)とを設けるとともに、金庫ケース取り出し防止手
段における前後一対のストッパー(30,31) の内、金庫ケ
ース(26)の後側の被係止具(27b) に係合するストッパー
(31)を昇降自在に構成する必要が生じる。このような場
合に、請求項2に記載の構成によれば、金庫ケース水平
移動用開口部(12b) を開閉するシャッター(13)を昇降タ
イプに構成して、当該シャッター(13)の下端に金庫ケー
ス取り出し防止手段における前後一対のストッパー(30,
31) の内の1つを設けるのであるから、昇降自在に構成
しなければならないストッパー(31)の昇降駆動手段を昇
降シャッター(13)で兼用させることができ、設備のコス
トダウンを図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 A図は貸金庫設備全体の概略平面図であり、
B図は同要部の詳細を示す縦断正面図である。
【図2】 金庫室の概略立面図である。
【図3】 要部の詳細を示す縦断側面図である。
【図4】 同横断平面図である。
【図5】 制御手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】 1 金庫室 2 クーポンブース 3a 金庫ケース収納棚 3b 金庫ケース収納棚 4 自動入出庫クレーン(金庫ケース搬送手段) 5 コンベヤ(金庫ケース搬送手段) 8 金庫ケース収納部 10 金庫ケース搬送台車(金庫ケース搬送手段) 11a クーポンブースの左右側壁 11b クーポンブースの左右側壁 11c クーポンブースの正面壁 11d 作業テーブル 12a 上下方向に貫通する水平開口部 12b 金庫ケース水平移動用開口部 13 シャッター 26 金庫ケース 27a 金庫ケースの被係止具 27b 金庫ケースの被係止具 28 金庫ケースの開閉蓋 29 キー差し込み部 30 ケース前端側ストッパー(ケース取り出し防止
手段) 31 ケース後端側ストッパー(ケース取り出し防止
手段)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】金庫ケース(26)と、クーポンブース(2)
    と、金庫ケース収納棚(3a,3b) と、搬送手段(4,5,10)
    と、金庫ケース取り出し防止手段(30,31) とを有し、 金庫ケース(26)は、その上側に開閉蓋(28)を備えるとと
    もに、前後両側面から突出する被係止具(27a,27b) を備
    え、 クーポンブース(2) は、金庫ケース(26)の搬出位置(5b)
    を有し、 搬送手段(4,5,10)は、金庫ケース収納棚(3a,3b) とクー
    ポンブース(2) 内の金庫ケース搬出位置(5b)との間で金
    庫ケース(26)を搬送するもので、金庫ケース(26)の被係
    止具(27a,27b) を利用して当該金庫ケース(26)を金庫ケ
    ース収納棚(3a,3b) との間で押し引き移載する移載装置
    を備えた自動入出庫クレーン(4) を含み、 金庫ケース取り出し防止手段(30,31) は、搬送手段(4,
    5,10)によりクーポンブース(2) 内の金庫ケース搬出位
    置(5b)に搬出された金庫ケース(26)を当該搬送手段(4,
    5,10)から取り上げるのを不可能にするもので、当該金
    庫ケース(26)の前後一対の被係止具(27a,27b) に係合す
    る前後一対のストッパー(30,31) を備えている 貸金庫設備。
  2. 【請求項2】クーポンブース(2) は、金庫ケース搬出位
    置(5b)に隣接する壁(11c) に設けられた金庫ケース水平
    移動用開口部(12b) と、当該開口部(12b) を開閉する昇
    降自在なシャッター(13)とを備え、 搬送手段(4,5,10)は、クーポンブース(2) の金庫ケース
    水平移動用開口部(12b) において金庫ケース(26)を水平
    に搬送するコンベヤ(5) を含み、 金庫ケース取り出し防止手段(30,31) の前後一対のスト
    ッパー(30,31) の内、一方のストッパー(31)は、クーポ
    ンブース(2) のシャッター(13)の下端に設けられている 請求項1に記載の貸金庫設備。
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