JPH08295403A - 自動貯蔵装置 - Google Patents

自動貯蔵装置

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JPH08295403A
JPH08295403A JP10280895A JP10280895A JPH08295403A JP H08295403 A JPH08295403 A JP H08295403A JP 10280895 A JP10280895 A JP 10280895A JP 10280895 A JP10280895 A JP 10280895A JP H08295403 A JPH08295403 A JP H08295403A
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shelf
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Application number
JP10280895A
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English (en)
Inventor
Mitsuharu Nishiguchi
満晴 西口
Hidesuke Kawashima
秀介 川島
Naoki Sugimori
直樹 杉森
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Itoki Crebio Corp
Original Assignee
Itoki Crebio Corp
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Publication date
Application filed by Itoki Crebio Corp filed Critical Itoki Crebio Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】自動貸金庫装置を、金庫ボックスの収容効率を
低下することなくコンパクトで簡単にする。 【構成】上下多段に多数設けた棚9にそれぞれトレーT
を収納し、各トレーTに複数個の金庫ボックスBを整列
して載置する。トレーTを昇降式のリフト8に取り出
し、選別取り出し機構20のピックアップ装置22でト
レーTから一つの金庫ボックスBを取り出し、コンベヤ
21及び昇降台23で外部に送りだす。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動貸金庫装置や自動
倉庫のような自動貯蔵装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】自動貯蔵装置の一例としての自動貸金庫
装置は、例えば特公昭62−56041号公報に記載さ
れているように、1つの金庫ボックスを収容するように
した棚を上下左右にマトリックス状に整列して設けると
共に、各棚の前面の箇所に沿って縦横両方向に移動自在
なスタッカクレーン状等の搬送機構を設け、搬送機構に
任意の棚から金庫ボックスを取り出してカウンターの箇
所まで移動させたり元の棚に戻したりするようにしてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、棚を上下左
右のマトリックス状に形成する場合、左右に隣接した棚
と棚との間のピッチは金庫ボックスの間口寸法よりもか
なり大きい寸法になるため、従来のように一つの棚の一
つの金庫ボックスを収容するに過ぎない構成では、金庫
ボックスの収容効率を一定以上に向上できないと言う問
題があった。
【0004】また、自動貸金庫装置の高さには限度があ
ることから、多数の金庫ボックスを収容できるように棚
をマトリックス状に形成しているのであるが、このよう
に棚を縦横マトリックス状に形成すると、搬送装置とし
ては前記したように水平方向にも走行するスタッカクレ
ーン状のものを使用せざるを得ず、このため搬送装置の
構造が複雑化・大型化すると言う問題もあった。
【0005】更に、従来のものは、特定の棚から金庫ボ
ックスを取り出してカウンターに搬送し、使用したら元
の棚に戻すと言うプロセスを繰り返すに過ぎないため、
使用者が連続している場合、次の使用者の金庫ボックス
がカウンターに出てくるのに時間がかかると言う問題も
あった。本発明は、これらの問題を解消した自動貯蔵装
置を提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
請求項1の発明は、「上下多段に設けた多数の棚と、各
棚に出し入れ自在に収容するトレーと、各棚の前面に沿
って移動自在な搬送機構とを備え、任意の棚と搬送機構
との間にトレーを載せ替えることにより、任意の棚と搬
出入中継部との間にトレーを移送自在に構成して成る自
動貯蔵装置であって、前記トレーに物品収納用の中箱を
複数個整列して載置する一方、前記搬出入中継部に、前
記搬送機構で運ばれたトレー内の中箱のうち任意の1個
を取り出して外部に出したり戻したりするようにした選
別取り出し機構を設ける」の構成にした。
【0007】また、請求項2の発明では、請求項1にお
いて、「前記搬出入中継部に、選別取り出し機構にて外
部から戻された中箱を一時的に載置したり、選別取り出
し機構によってトレーから取り出した中箱を一時的に載
置したりするようにした仮載置台を設ける」の構成にし
た。
【0008】
【発明の作用・効果】請求項1の構成にすると、各トレ
ーには、複数個の中箱を、間隔を詰めた状態で入れるこ
とができるから、貯蔵装置全体として中箱の収容効率を
向上することができ、従ってスペースの有効利用・コン
パクト化を図ることができる。また、1個のトレーに複
数個の中箱を載置するものであるため、棚を1列(又は
向かい合わせて2列)に構成したに過ぎない場合であっ
ても、全体の高さを高くすることなく多数個の中箱を収
納することができるのであり、従って、搬送機構として
は単に昇降するに過ぎないリフト式のものも使用するこ
とが可能となり、その結果、搬送機構を簡単な構造にす
ることも可能になる。
【0009】他方、請求項2の構成にすると、例えば自
動貸金庫装置の使用者が連続している場合のように、複
数個のトレーに載置した中箱を続けて取り出す場合、例
えば、1番目に取り出した中箱に物品を出し入れしてい
る間に、2番目の中箱が載置されたトレーを搬送機構に
よって搬出入中継部に搬送しておき、1番目の中箱への
物品の出し入れが済んだら、1番目の中箱を選別取り出
し機構によって一旦仮載置台に載置して、その状態で、
搬送機構に載置されたトレーから2番目の中箱取り出し
て外部に送り出し、2番目の中箱に物品を出し入れして
いる間に、仮載置台に載せた第1の中箱を元のトレーに
戻すと言うようにして、外部に取り出した中箱に物品を
出し入れしている時間を利用して、次の中箱を直ぐに外
部に取り出せる状態に待機させておくことができる。
【0010】従って請求項2の構成によると、連続して
中箱を取り出すにおいて、中箱の取り出しに要する時間
のロスを著しく低減できる効果を有する。
【0011】
【実施例】次に、本発明を自動貸金庫装置に適用した場
合の実施例を図面に基づいて説明する。図1〜図11は
第1実施例であり、このうち図1(a)は自動貸金庫装
置の全体の概略斜視図、図2は自動貸金庫装置の縦断側
面図、図3は図2のIII − III視平断面図、図4は図3
のIV−IV視断面図である。
【0012】図1に示すように、自動貸金庫装置は、ケ
ーシング(カバー)2で囲われた収容部1と、収容部1
の前面から張り出すように配置した操作ブース3とを備
えている。操作ブース3は左右側壁4で囲われており、
また、操作ブース3には、収容部1から前向きに張り出
すようにしたカウンター5を設けている。カウンター5
の上面には、中箱の一例たる貸金庫の金庫ボックスBを
出し入れするための出し入れ口6と操作パネル7とを設
けている。
【0013】収容部1内には、搬送機構の一例としての
昇降自在なリフト8が配置されており、リフト8の昇降
通路を挟んだ前後両側に、トレーTを出し入れ自在に収
納するための棚9を、リフト8の昇降通路に向けて開口
するようにして上下多段に多数形成している。各棚9
は、左右一対ずつの前後支柱10に断面L字状の部材を
水平状に装着することによって形成されている。他方、
トレーTは、図5に示すように、金庫ボックスBを平面
視で縦横に整列して6個(他の個数でも良い)並べ得る
ような平面積に形成されており、該トレーTの四周のう
ち棚9の間口方向に沿って延びる前後両側縁には、下向
きコ字状の鉤部T1を形成している。
【0014】前記リフト8は、棚9の奥行き方向と同じ
方向に延びる左右一対の側枠8aを備えており、左右側
枠8aの間にトレーTを載置するようにしている。図4
に示すように、左右側枠8aの下部には、トレーTの側
部を支持する支持レール8bがそれぞれ内向きに突設さ
れている。また、図3及び図4に示すように、左右両側
枠8aの内側面に、当該両側枠8aの長手方向に沿って
周回するチェーン11を配置し、左右両チェーン11
に、当該チェーン11の周回にてトレーTの鉤部T1に
下方から嵌まり込むようにしたピッキングバー12を差
し渡しており、図2に示すモータ13でチェーン11を
周回させることにより、ピッキングバー12にて棚9か
らリフト8にトレーTを引き出したり、逆に、リフト8
から棚9にトレーTを押し込んだりするように構成して
いる。
【0015】図3及び図4に示すように、リフト8おけ
る左右両側枠8aの前後両端の外面には、外周面をV字
状に凹み形成したガイローラ14を、その外周面が支柱
10と対向するようにして軸支する一方、各支柱10の
外面に、前記ガイドローラ10に嵌合する上下長手のガ
イドレール15を固着することにより、リフト8の上下
動をガイドしている。
【0016】図1に示すように、リフト8は上下ガイド
プーリ16,17に巻き掛けされた左右一対のワイヤー
18で吊り下げられており、両ワイヤー18を、図示し
ないモータで引っ張ったり戻したりすることにより、リ
フト8の昇降が行われる。図2及び図7に示すように、
ケーシング2内部のうち操作ブース3寄りの部位の下部
及びカウンター5の内部を搬出入中継部19と成し、こ
の搬出入中継部19に、リフト8に載置されたトレーT
から所望の金庫ボックスBをピックアップしてカウンタ
ー5上に取り出したり、カウンター5からトレーTに戻
したりするための選別取り出し機構20を配置してい
る。
【0017】選別取り出し機構20は、カウンター5の
出し入れ口6の下方に向けて水平状に延びるローラ式の
コンベヤ21と、リフト8に載置したトレーTとコンベ
ヤ21との間に金庫ボックスBを載せ替えるための真空
吸着式ピックアップ装置22と、コンベヤ21の終端に
送られた金庫ボックスBをカウンター5上に持ち上げる
ようにした昇降台23とで構成されている。
【0018】前記ピックアップ装置22は、水平回動自
在な第1アーム22aと、この第1アーム22aの先端
に水平回動自在に装着した第2アーム22bと、第2ア
ーム22bの先端に取り付けた吸着コレット22cとを
備えており、吸着コレット22cは上下動自在で且つ水
平回動自在である。従って、図7に実線と一点鎖線で示
すように、両アーム22a,22bの回動を例えばエン
コーダ付きのステップモータ等にて回動すると共に吸着
コレット22cを上下動させ、更に、吸着コレット22
cをエンコーダ付きのステップモータ等にて回転するこ
とにより、リフト8上のトレーTから任意の金庫ボック
スBをピックアップして、姿勢を変えることなくコンベ
ヤ21に載せ替えたり、或いは、コンベヤ21上の金庫
ボックスBをピックアップして、元の姿勢のままでトレ
ーTに載せ替えたりすることができる。
【0019】図2から良く分かるように、コンベヤ21
のうちリフト8寄りの始端部には、金庫ボックスBに対
するストッパー24を設けている。図6、図8、図9に
示すように、コンベヤ21を構成するローラ25を側枠
26の外側に突出し、各ローラ25の突出端部にスプロ
ケット27を固着し、これらのスプロケット27とモー
タ28の駆動軸との間にタイミングベルトやチェーン等
の無端帯29を巻き掛けている。従って、モータ28を
正逆回転することにより、金庫ボックスBを出し入れ口
6の下方に搬送したり戻したりすることができる。
【0020】また、コンベヤ21におけるローラ25の
うち出し入れ口の下方の部位のローラ25を、金庫ボッ
クスBの左右側縁のみを支持するように側枠26から僅
かに突出した短い寸法に形成し、相対向したローラ25
の間に昇降台23を配置することにより、コンベヤ21
での搬送を阻害することなく金庫ボックスBを昇降させ
得るようにしている。昇降台23は電磁式又は空圧式の
シリンダ30で昇降させるようにしている(他の手段で
も良い)。
【0021】出し入れ口6の下方の部位は、金庫ボック
スBの昇降を円滑するために角筒状の枠体31で囲われ
ている。また、カウンター5の下面には、出し入れ口6
を塞ぐためのシャッター32を設けている。図7に示す
ように、搬出入中継部19のうちコンベヤ21の側方の
部位には、1個又は複数個の金庫ボックスBを一時的に
載置するようにした仮載置台33を設けており、ピック
アップ装置22により、コンベヤ21と仮載置台33と
の間、コンベヤ21とリフト8上のトレーTとの間、仮
載置台33とリフト8上のトレーTとの間に金庫ボック
スBを載せ替えることができる。
【0022】図5に明示するように、各金庫ボックスB
には錠付きの蓋B1が蝶番(図示せず)にて開閉自在に
取付けられており、使用者が所持したキーで解錠すると
蓋B1を開けることができる。図10に示すように、自
動貸金庫装置は貸金庫室等の室内に設置されており、自
動貸金庫装置の操作ブース3は電気錠付きのドア34で
塞がれている。操作ブース3の外の壁面等にはカードリ
ーダー35を設置している。
【0023】各金庫ボックスBは、例えば「前棚の第3
トレーの第4番目」のように番地化されており、各使用
者に発行される磁気カードやICカードには、自己の金
庫ボックスBの番号が記録されている。図10に概念的
に示すように、リフト8の昇降及びピッキングバー12
の作動、選別取り出し機構20の作動、扉34の解・施
錠等はCPUによって制御される。各金庫ボックスBに
はバーコードや番号のような表示が付されており、コン
ベヤ21の終端部に設けたセンサー(図示せず)によ
り、コンベヤ21で搬送された金庫ボックスBが適正な
ものか否かをチェックするようにしている。
【0024】次に、自動貸金庫装置の作動を説明する。
先ず、使用者が連続していない場合を説明する。来店し
た使用者は先ずカードを操作ブース3外のカードリーダ
ー35に挿入する。適正なカードであれば扉34が解錠
されて、使用者は操作ブース3内に入ることができる。
【0025】操作ブース3に入った使用者は、操作パネ
ル7にカードを挿入してから暗唱番号を入力する。する
と、その使用者の金庫ボックスBの番地に対応した棚9
までリフト8が昇降して、トレーTを引き出したのち搬
出入中継部19の側方まで下降し、次いで、ピックアッ
プ装置22にて使用者の金庫ボックスBを取り上げてコ
ンベヤ21に載せる。コンベヤ21に載せられた金庫ボ
ックスBは出し入れ口6の下方まで搬送されてからチェ
ックを受け、その後、昇降台23によって持ち上げられ
る。
【0026】昇降台23による持ち上げに先行してシャ
ッター32が後退しており、従って、金庫ボックスBは
カウンター5の上面に露出し、使用者は物品の出し入れ
等の用事を行うことができる。使用者の用事が済んで金
庫ボックスBを昇降台23に載せると、前記取り出しと
逆の動作により、金庫ボックスBはリフト8上に載置さ
れていたトレーTに戻されて、そのトレーTはリフト8
によって元の棚9に戻される。
【0027】なお、使用者が操作ブース3の外のカード
リーダー35にカードを挿入した段階で、リフト8と選
別取り出し機構20とを作動させてコンベヤ21の終端
まで金庫ボックスBを移送し、暗唱番号の確認によって
直ちに昇降台23で金庫ボックスBを上昇させるように
しておいても良い。次に、後続の利用使用者が操作ブー
ス3外で待機している状態での動作を、図11を参照し
つつ説明する。
【0028】この場合には、後の使用者がカードリーダ
ー35に自己のカードを挿入すると、先の使用者が操作
ブース3内で用事をしている間に、先の使用者の金庫ボ
ックスBを収納していたトレーTをリフト8で元の棚9
に戻し、次いで、後の使用者の金庫ボックスBが載置さ
れたトレーTをリフト8上に引き出して、これを搬出入
中継部19まで移動させる。
【0029】そして、先の使用者の用事が済んで金庫ボ
ックスBがコンベヤ21に戻されたら、当該先の使用者
の金庫ボックスBをピックアップ装置22で一旦仮載置
台33に載せ、次いで、ピックアップ装置22で後の使
用者の金庫ボックスBをコンベヤ21に載せ替えてカウ
ンター5上に送り出す。次いで、後の使用者が用事をし
ている間に、後の使用者の金庫ボックスBを載置すべき
トレーTをリフト8にて元の棚9に戻してから、先の使
用者の金庫ボックスBを載置すべきトレーTをリフト8
にて搬出入中継部19に移動させて、仮載置台33に載
せておいた先の使用者の金庫ボックスBを元のトレーT
に戻して元の棚9に戻す。
【0030】使用者が二人で途切れている場合は、先の
使用者の金庫ボックスBを元の棚に戻してから、後の使
用者の金庫ボックスBが載置されるべきトレーTを搬出
入中継部19に戻して、後の使用者の金庫ボックスBの
返却を待つ。使用者が3人以上連続して待機している場
合は、二人目の使用者のトレーTを一旦棚9に戻した状
態で、3人目の使用者のトレーTを搬出入中継部19に
移送して待機することになる。
【0031】なお、複数の使用者が連続している場合、
次の(1) 又は(2) のような制御方法を採用することもで
きる。 (1).先の使用者の金庫ボックスBが入ったトレーTを一
旦元の棚9に戻してから、次の使用者の金庫ボックスB
が入ったトレーTを搬出入中継部19に取り出して、次
の使用者の金庫ボックスBを仮載置台33に載せて、次
の使用者の金庫ボックスBが入ったトレーTは元の棚に
戻し、先の使用者の金庫ボックスBが入るトレーTを搬
出入中継部19に戻し、先の使用者の金庫ボックスBが
搬出入中継部19に戻されたら、ピックアップ装置22
で先の使用者の金庫ボックスBをトレーTに戻し、次い
で、仮載置台33に載せておいた次の使用者の金庫ボッ
クスBをコンベヤ21に載せると言うようにして、次の
使用者の金庫ボックスBを仮載置台33に載せて、先の
使用者の金庫ボックスBが入るトレーTは搬出入中継部
19に待機させておく。
【0032】(2).先の使用者が用事をしている間に後の
使用者のボックスBが入ったトレーTを搬出入中継部1
9に移送しておき、先の使用者の用事が済んだら、仮載
置台33に先の使用者の使用済金庫ボックスBを載せて
おいて、後の使用者の金庫ボックスBをコンベヤ21に
載せ替え、次いで、先の使用者のボックスBを、後の使
用者のボックスBが入ったトレーTに載せて戻すと言う
ようにして、各使用者の金庫ボックスBを載せるトレー
Tを順次変更して行く。そして、どの使用者の金庫ボッ
クスBがどの番地に移行したかを記憶装置に記憶させて
おいて、次回には新しい番地から取り出す。この(2) の
方法によるとトレーTの移動回数を少なくできる利点が
ある。
【0033】以上のように、1つのトレーTに複数の金
庫ボックスBを間隔を詰めた状態で載置できるから、一
つの棚に一つの金庫ボックスを収容する場合に比べて、
自動貸金庫装置全体での金庫ボックスBの収容効率を向
上することができる。また、従来のように一つの棚に一
つの金庫ボックスBを収納するに過ぎないものの場合、
本発明の実施例と同じ個数の金庫ボックスを収容するに
は、棚は水平方向に6列形成しなければならないため、
搬送機構としては水平方向にも移動するスタッカクレー
ン状のものを使用せざるを得ず、このため搬送機構の構
造が複雑化するが、本発明では、多数の金庫ボックスを
収容できるものでありながら、搬送機構としては単に昇
降するに過ぎないリフト8を使用することも可能とな
り、従って、搬送機構の簡単化に寄与できる。
【0034】更に、仮載置台33を設けたことにより、
後続の使用者の金庫ボックスBを搬出入中継部19に待
機させておくことができるから、連続して使用する場合
の待ち時間を減少することができるのである。図12は
ピックアップ装置22の別例である第2実施例であり、
この実施例では、水平回動自在な第1アーム22aに第
2アーム22bを長手方向に沿って摺動自在に装着し、
更に、第2アーム22b′に第3アーム22b″を長手
方向に沿って摺動自在に装着し、第3アーム22″の先
端に真空吸着コレット22cを上下動及び回転自在に設
けたものである。
【0035】この第2実施例では、第1アーム22aの
回動と第2アーム22b′び第3アーム22b″の摺動
操作により、金庫ボックスBを水平方向に移動させるこ
とができる。図13は選別取り出し機構の別例である第
3実施例である。この実施例では、金庫ボックスBを外
部に送り出したり戻したりする搬送手段としてベルト式
のコンベヤ21を使用し、第1実施例と同様のピックア
ップ装置22により、リフト8に載せたトレーTから金
庫ボックスBをコンベヤ21に載せ替えるようにしてい
る。従って、この実施例では第1実施例の昇降台23は
不要となる。この第3実施例では、コンベヤ21の上方
にシャッター36を設けている。
【0036】図14に示すのはピックアップ装置22の
別例である第4実施例である。この実施例では、第1移
動体37を上下方向及び左右方向(紙面と直交した方
向)に沿って移動自在に構成し、この第1移動体37
に、第2移動体38を前後方向(紙面で左右方向)に沿
って移動自在に設け、更に、第2移動体38に、金庫ボ
ックスBを掴むためのクランプ爪39を設けることによ
り、金庫ボックスBを垂直方向と水平方向との三次元の
方向に沿って移動させる得るようにしている。
【0037】選別取り出し機構において中箱を取り出す
手段としては、金庫ボックスの少なくとも上面板を鋼板
等の磁性体製として、磁力を利用してピックアップする
ようにしても良い。図15に示すのは、1台の自動貸金
庫装置1に2個の操作ブース3を設けた第5実施例であ
る。この実施例では、両ブース3に対応して2個の仮載
置台33を設けている。
【0038】図16に示すのは、図15と同様に自動貸
金庫装置1に2個の操作ブース3を設けた第6実施例で
あり、この実施例では、操作パネル5に向かって左右の
部位に棚9を振り分けて配置している。また、操作パネ
ル5の下方の空間に1つの仮載置台33を設けている。
これら図15及び図16の実施例では、選別取り出し機
構は省略している。
【0039】各実施例において、使用者が立て混んでい
る場合、各使用者の金庫ボックスBを次々に取り出して
仮載置台33に載せておいたり、戻された金庫ボックス
Bを次々に仮載置台33に載せておいたりして、使用者
が途絶た後に、仮載置台33におかれた金庫ボックスを
戻すようにしてもよい。以上、本発明を自動貸金庫装置
に適用した場合について説明したが、本発明は自動貸金
庫装置のみでなく、種々の物品を貯蔵・保管する装置に
広く適用できるものである。また、仮載置台に複数個の
中箱を載置できるようにしても良い。また、トレーに
は、中箱を所定の姿勢で載置できるようにするための仕
切りを設けても良い。更に、本発明においてトレーとは
平板状のものも含む(この場合は、中箱がずれ動かない
ように、トレーと中箱とに何らかの係合手段を設ける必
要がある)。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本発明の実施例に係る自動貸金庫装置
の概略斜視図、(b)は棚とトレーの部分斜視図であ
る。
【図2】自動貸金庫装置の縦断側面図で、図7のII−II
視断面図である。
【図3】図2のIII − III平断面図である。
【図4】図3のIV−IV視断面図である。
【図5】トレーと金庫ボックスの斜視図である。
【図6】選別取り出し機構の概略斜視図である。
【図7】図2のVII−VII視平断面図である。
【図8】図7のVIII−VIII視断面図である。
【図9】図7のIX−IX視側面図である。
【図10】自動貸金庫装置のレイアウトを示し図であ
る。
【図11】自動貸金庫装置の操作と作動順序を示すフロ
ーチャートである。
【図12】第2実施例を示す図である。
【図13】第3実施例を示す図である。
【図14】第4実施例を示す図である。
【図15】第5実施例を示す概略平面図である。
【図16】第6実施例を示す概略平面図である。
【符号の説明】
B 中箱の一例としての金庫ボックス T トレー 1 収容部 3 操作ブース 5 カウンター 6 出し入れ口 8 搬送機構の一例としてのリフト 9 棚 12 ピッキングバー 18 ワイヤー 19 搬出入中継部 20 選別取り出し機構 21 コンベヤ 22 ピックアップ装置 23 昇降台 33 仮載置台 35 カードリーダー

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】上下多段に設けた多数の棚と、各棚に出し
    入れ自在に収容するトレーと、各棚の前面に沿って移動
    自在な搬送機構とを備え、任意の棚と搬送機構との間に
    トレーを載せ替えることにより、任意の棚と搬出入中継
    部との間にトレーを移送自在に構成して成る自動貯蔵装
    置であって、 前記トレーに物品収納用の中箱を複数個整列して載置す
    る一方、前記搬出入中継部に、前記搬送機構で運ばれた
    トレー内の中箱のうち任意の1個を取り出して外部に出
    したり戻したりするようにした選別取り出し機構を設け
    たことを特徴とする自動貯蔵装置 。
  2. 【請求項2】「請求項1」において、前記搬出入中継部
    に、選別取り出し機構にて外部から戻された中箱を一時
    的に載置したり、選別取り出し機構によってトレーから
    取り出した中箱を一時的に載置したりするようにした仮
    載置台を設けたことを特徴とする自動貯蔵装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11301813A (ja) * 1998-04-23 1999-11-02 Mitsubishi Electric Corp 産業用ロボット装置
CN108857345A (zh) * 2018-07-22 2018-11-23 朱姗姗 配重保险柜配重板钢珠装入机
CN113859958A (zh) * 2021-09-26 2021-12-31 深圳市道元实业有限公司 一种全自动托盘送料设备
CN116040312A (zh) * 2023-03-07 2023-05-02 苏州希盟科技股份有限公司 一种料盘上下料装置

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