JP2684148B2 - 回転装置付き立体駐車装置 - Google Patents

回転装置付き立体駐車装置

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JP2684148B2
JP2684148B2 JP5190641A JP19064193A JP2684148B2 JP 2684148 B2 JP2684148 B2 JP 2684148B2 JP 5190641 A JP5190641 A JP 5190641A JP 19064193 A JP19064193 A JP 19064193A JP 2684148 B2 JP2684148 B2 JP 2684148B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ターンテーブル組み込
み型の立体駐車装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の立体駐車装置は、車両入
出庫室の床面にターンテーブルが駆動装置を介して回転
可能に組み込まれており、車両の前面を車両入出庫口に
案内するようになっている。車両の入庫時において、車
両入出庫室に入庫した車両をターンテーブル上に載せ
て、ターンテーブルを旋回させることにより車両の前面
を車両入出庫口に向け、その向きで昇降機に受け渡して
車両格納空間に格納し、出庫のときに、車両をその向き
のまま車両入出庫室に昇降してターンテーブル上に受け
渡すことによって車両の前面を車両入出庫口に向ける場
合と、入庫時は車両を入庫した向きのままでターンテー
ブルから昇降機に受け渡して車両格納空間に格納し、車
両の出庫時において、車両を昇降機からターンテーブル
上に受け渡し、ターンテーブルを旋回することによって
車両の前面を車両入出庫口に向ける場合とがあり、いず
れも自動制御として組み込まれている。これにより、車
両が前進で入庫し、前進で出庫することができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の立体駐車装置では、車両が入庫するときまたは出庫
するときに、ターンテーブルを自動旋回するようにして
いるため、いずれの場合でも、車両を一度入庫して、例
えば車両内に忘れ物をしてそれを取り出すために、車両
を車両入出庫部に呼び出すと、これが出庫動作と同じで
あり、車両の前面が車両入出庫口に向いた出庫状態とな
って戻され、荷物等を取り出してから再入庫すると、こ
れが入庫動作と同じであり、出庫するときに、今度は車
両が入庫した時と同じ逆向きになってしまい、したがっ
て車両を後退出庫させなければならないという問題があ
った。
【0004】本発明は、このような従来の問題を解決す
るものであり、車両の入庫から出庫までに忘れ物の取り
出し等のため、車両を車両入出庫部に一時的に呼び出し
て再度入庫を行なっても、出庫の際には車両の前面を確
実に車両入出庫口に向けて、車両を前進で出庫させるこ
とのできる回転装置付き立体駐車装置を提供することを
目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、制御装置に、車両入出庫部に入庫された
車両をターンテーブルから昇降機に入庫した向きのまま
受け渡して車両格納空間に昇降させる入庫動作を指示す
る入庫指示手段と、車両格納空間に格納された車両を昇
降機からターンテーブルに受け渡し、ターンテーブルを
180゜旋回させて車両の前面を車両入出庫口に向けて
車両入出庫部に返却する出庫動作を指示する出庫指示手
段と、車両格納空間に格納された車両を昇降機からター
ンテーブルに受け渡し、ターンテーブルを旋回させない
で入庫した向きのまま車両入出庫部に呼び戻す呼び戻し
動作を指示する呼び戻し指示手段とを備えたものであ
る。
【0006】本発明はまた、制御装置に、ターンテーブ
ル駆動装置および昇降駆動装置に対し、車両入出庫部に
入庫された車両をターンテーブルの180゜旋回により
車両の前面を車両入出庫口に向けてから昇降機に受け渡
して車両格納空間に昇降させる入庫動作を指示する入庫
指示手段と、車両格納空間に格納された車両を昇降機か
らターンテーブルに受け渡し、車両の前面が車両入出庫
口に向けられたまま車両入出庫部に返却する出庫動作を
指示する出庫指示手段と、車両格納空間に格納された車
両を昇降機からターンテーブルに受け渡し、車両の前面
が車両入出庫口に向けられたまま車両入出庫部に呼び戻
されて、再入庫するときにターンテーブルを旋回させな
いで車両のその向きを保持したまま昇降機に受け渡す呼
び戻し動作を指示する呼び戻し指示手段とを備えたもの
である。
【0007】
【作用】 本発明の上記前者の構成によれば、車両の入庫
の場合、制御装置の入庫指示手段に基づいて、車両入出
庫部に入庫した車両がターンテーブルから入庫した向き
のまま昇降機に受け渡されて、車両格納空間に格納され
る。車両の出庫の場合、出庫指示手段に基づいて、車両
格納空間に格納された車両が昇降機からターンテーブル
に受け渡され、ターンテーブルの180゜旋回によって
車両の前面が車両入出庫口に向けられて車両入出庫部に
返却される。これにより、車両は前進で入庫し、前進で
出庫できる。また前者の構成において、車両を一時的に
呼び戻す場合は、制御装置の呼び戻し指示手段に基づい
て、車両格納空間に格納された車両が昇降機からターン
テーブルに受け渡され、ターンテーブルは旋回しないこ
とから、車両は入庫時の向きのまま車両入出庫部に呼び
戻される。したがって、この状態から再入庫しても、車
両はこの向きのまま車両格納空間に格納され、出庫のと
きはターンテーブルの180゜旋回によって前面が車両
入出庫口に向けられて車両入出庫部に返却される。これ
により、車両は前進で出庫できる。他方、本発明の上記
後者の構成によれば、車両の入庫の場合、制御装置の入
庫指示手段に基づいて、車両入出庫部に入庫した車両が
ターンテーブルの180゜旋回により車両の前面を車両
入出庫口に向けてから昇降機に受け渡され、車両格納空
間に格納される。車両の出庫の場合、出庫指示手段に基
づいて、車両格納空間に格納された車両が昇降機からタ
ーンテーブルに受け渡され、車両の前面が車両入出庫口
に向けられたまま車両入出庫部に返却される。これによ
り、車両は前進で入庫し、前進で出庫できる。また前記
後者の構成において、車両を一時的に呼び戻す場合は、
制御装置の呼び戻し指示手段に基づいて、車両格納空間
に格納された車両が昇降機からターンテーブルに受け渡
され、車両の前面が車両入出庫口に向けられたまま車両
入出庫部に呼び戻されて、再入庫するときは、ターンテ
ーブルが旋回しないことから、車両の向きが保持された
まま昇降機に受け渡されて車両格納空間に格納される。
したがって、この状態から再出庫しても、車両はこの向
きのまま、すなわち前面を車両入出庫口に向けてターン
テーブルに受け渡されて 車両入出庫部に返却される。こ
れにより、車両は前進で出庫できる。
【0008】
【実施例】以下、本発明の一実施例による立体駐車装置
ついて説明する。この立体駐車装置は、独立鉄塔型のフ
ォーク式エレベータパーキングとして例示してある。ま
ず、その基本構成について図1を用いて説明する。図1
において、1は地上1階に設定された車両入出庫室であ
り、その正面に車両入出庫口1aを有し、そこに図示さ
れないドアが開閉可能に設けられている。車両入出庫室
1の床面には、フォーク式のターンテーブル2がリフト
機構を有するターンテーブル駆動装置3により回転可能
に組み込まれている。また車両入出庫室1には、車両位
置検出用光電管4、運転者退出確認用光電管5、車両位
置案内板6、ブザー7、照明機器8などが備えられてい
る。9は車両入出庫室1の上方に連通する昇降路であ
り、この昇降路9に昇降機として車両を載置するフォー
ク式のエレベータリフト10が昇降駆動装置11により
昇降可能に組み立てられている。12は昇降路9の両側
に沿って階層的に形成された複数の格納棚13からなる
車両格納空間であり、各格納棚13にそれぞれフォーク
式の横行台車14が横行駆動装置15により昇降路9と
の間を進退可能に組み立てられている。16は入力装置
として車両の入庫および出庫動作を含む各種装置の操作
を行なう操作部である。17はこのフォーク式エレベー
タパーキングの各部を制御する制御装置である。
【0009】次に、このフォーク式エレベータパーキン
グの操作部16の構成について図2を用いて説明する。
図2において、1601は電源スイッチ、1602はこ
の操作部16のロックを解除するロック解除ボタン、1
603は車両入出庫口1aのドアを開くドア開釦、16
04は車両入出庫口1aのドアを閉めるドア閉釦、16
05はエレベータリフト10に車両格納空間12の階層
を指定する階指定釦、1606は各階層の格納棚13を
指定する呼釦、1607はエレベータリフト10の入庫
動作を指示する入庫釦、1608はエレベータリフト1
0の出庫動作を指示する出庫釦、1609はエレベータ
リフト10の呼び戻し動作を指示する呼び戻し釦、16
10は各種の指示内容を取り消すための取消釦、161
1は各種の表示部である。
【0010】次に、このフォーク式エレベータパーキン
グの制御装置17について図3を用いて説明する。図3
において、170は制御装置を構成するCPUであり、
演算処理部171、ROM172、クロック173など
を備え、ROM172にはドア1b、照明機器8、ター
ンテーブル2、各種光電管4、5、エレベータリフト1
0、横行台車14、操作部16に対する制御情報が格納
されている。
【0011】次に上記フォーク式エレベータパーキング
の制御装置17の制御に基づく動作について図1、図2
および図4、図5、図6を参照しながら説明する。ま
ず、車両の入庫動作について図1、図2、図4を用いて
説明する。これらの図において、エレベータリフト(E
L)10が地上1階の車両入出庫室1に待機している場
合(ステップ401)、直接操作部16のドア開釦16
03を押すことにより(ステップ402)、ドアが開か
れる(ステップ403)。エレベータリフト10が車両
入出庫室1に待機されておらず(ステップ401)、昇
降路9上を上の階層の格納棚13のところに停止してい
る場合には、「1階」の階指定釦1605を押すことに
より(ステップ404)、エレベータリフト10が下降
され(ステップ405)、1Fに着床してから(ステッ
プ406)、ドアが開かれる(ステップ403)。ドア
が開かれると、エレベータリフト10がその動作をロッ
クされ、車両入出庫室1内の照明機器8が点灯される
(ステップ407)。
【0012】ここで、車両を自走させて車両入出庫室1
に入庫し、車両入出庫室1の床面に組み込まれたターン
テーブル2上に乗り込む(ステップ408)。このと
き、車両位置検出用光電管4により車両の位置検出が行
なわれ(ステップ409)、ターンテーブル2上で車両
が所定の位置よりも後ろにある間は、車両位置案内板6
に「前進」の指示が表示されるとともにブザー7が鳴動
する(ステップ410)。反対に車両が所定の位置より
も前にある間は、車両位置案内板6に「後退」の指示が
表示されるとともにブザー7が鳴動する(ステップ41
0)。ターンテーブル2上において車両が正しい位置に
修正されると(ステップ411)、車両位置案内板6に
「停止」が表示され、ブザー7が停止する(ステップ4
12)。
【0013】そして、ドライバーが降車して室外に退出
し(ステップ413)、操作部16のドア閉釦1604
を押すことにより(ステップ414)、ドライバーが車
両入出庫室1からの退出を完了していれば(ステップ4
15)、ドアが閉められる(ステップ416)。ドライ
バーの退出が完了していなければ(ステップ415)、
ブザー7が作動してドライバーの退出を促し(ステップ
417)、その退出確認が行なわれた後で(ステップ4
18)、ドア閉釦1604を押すことにより(ステップ
414)、ドアが閉められる(ステップ416)。ドア
が閉められると、エレベータリフト10がその動作をロ
ックされ、車両入出庫室1内の照明機器8が消灯される
(ステップ419)。
【0014】ここで、操作部16において、車両の入庫
先とする格納棚13のナンバーを指定して入庫釦160
7を押すことにより(ステップ420)、エレベータリ
フト10が上昇して(ステップ421)、車両を指定さ
れた階層に移送し、その階層よりも少し上の位置に停止
する(ステップ422)。指定された格納棚13では、
横行台車14が横行して昇降路9上に移動されると(ス
テップ423)、エレベータリフト10が下降して(ス
テップ424)、横行台車14を通り抜けるとともに、
車両の受け渡しが行なわれる。この後、エレベータリフ
ト10は高速に下降するとともに(ステップ425)、
横行台車14が横行して車両を格納棚13に格納する
(ステップ426)。
【0015】エレベータリフト10が1階に着床すると
(ステップ427)、その動作をロックされ、車両入出
庫室1内の照明機器8が点灯する(ステップ428)。
【0016】次に、車両の出庫動作について図1、図2
および図5を用いて説明する。これらの図において、ド
アが閉じられている場合(ステップ501)、操作部1
6において出庫車両を格納する格納棚13のナンバーを
指定して出庫釦1608を押す(ステップ502)。ド
アが開いている場合は(ステップ501)、安全を確認
した後(ステップ503)、ドア閉釦1604を押すこ
とにより(ステップ504)、ドアを閉めて(ステップ
505)、エレベータリフト10の動作をロックすると
ともに、車両入出庫室1内の照明機器8を消灯してから
(ステップ506)、出庫釦1608を押す(ステップ
502)。
【0017】これにより、指定された格納棚13から車
両を載せた横行台車14が昇降路9上に移動するととも
に(ステップ503)、エレベータリフト10がその階
層に向けて上昇する(ステップ504)。エレベータリ
フト10が指定の階層の横行台車14を通り抜けると同
時に車両が受け渡され、その指定階層よりも上の位置で
停止する(ステップ505)。そして横行台車14が格
納棚13に戻される(ステップ506)。
【0018】横行台車14が格納棚13に戻ると、エレ
ベータリフト10が下降し(ステップ507)、同時に
1階の車両入出庫室1のターンテーブル2が床面から所
定の高さまで上昇する(ステップ508)。
【0019】エレベータリフト10がターンテーブル2
を通り抜けると同時に車両がターンテーブル2上に受け
渡され、そのまま1階に着床する(ステップ509)。
【0020】次いで、車両を受け渡されたターンテーブ
ル2は、180°旋回して(ステップ510)、床面の
位置まで下降する(ステップ511)。これにより、車
両がその前面を車両入出庫口1aに向けられて1階に着
床される。
【0021】そしてドアが開かれ(ステップ512)、
エレベータリフト10の動作がロックされるとともに、
車両入出庫室1内の照明機器8が点灯される(ステップ
513)。車両は自走して、車両入出庫室1から出庫し
(ステップ514)、安全確認が行なわれたところで
(ステップ515)、ドアが閉められる(ステップ51
6)。
【0022】次に、車両の呼び戻し動作について図1、
図2および図6を用いて説明する。これらの図におい
て、ドアが閉められている場合は(ステップ601)、
操作部16において呼び戻し釦1609を押す(ステッ
プ602)。ドアが開いている場合は(ステップ60
1)、安全を確認した後(ステップ603)、ドア閉釦
1604を押すことにより(ステップ604)、ドアを
閉めて(ステップ605)、エレベータリフト10の動
作をロックするとともに、車両入出庫室1内の照明機器
8を消灯してから(ステップ606)、呼び戻し釦16
09を押す(ステップ602)。そして、呼び戻す車両
の格納されている格納棚13を指定する(ステップ60
7)。
【0023】これにより、指定された格納棚13から車
両を載せた横行台車14が昇降路9上に移動するととも
に(ステップ608)、エレベータリフト10がその階
層に向けて上昇する(ステップ609)。エレベータリ
フト10が指定の階層の横行台車14を通り抜けると同
時に車両が受け渡され、その指定した階層よりも上の位
置で停止する(ステップ610)。そして横行台車14
が格納棚13に戻される(ステップ611)。
【0024】横行台車14が格納棚13に戻ると、エレ
ベータリフト10が下降し(ステップ612)、そして
1階の車両入出庫室1に着床する(ステップ613)。
このとき、ターンテーブル2は旋回しない。したがっ
て、車両はその前面を入庫時と同じ向きで呼び戻され
る。
【0025】ドアが開かれ(ステップ614)、エレベ
ータリフト10の動作がロックされるとともに、車両入
出庫室1内の照明機器8が点灯される(ステップ61
5)。ここで、ドライバーは車両入出庫室1に入室して
(ステップ616)、車両から忘れ物の取り出しなど必
要な行為を行なって、退室する。安全確認が行なわれた
ところで(ステップ617)、ドアが閉められる(ステ
ップ618)。
【0026】その後、操作部16において入庫先の格納
棚13のナンバーを設定して車両を再入庫することによ
り(ステップ619)、入庫を開始する(ステップ62
0)。すなわち、エレベータリフト10が上昇し、車両
を指定された階層に移送し、その階層よりも少し上の位
置に停止する。指定された階層では、横行台車14が横
行して昇降路9上に移動されると、エレベータリフト1
0が下降して、横行台車14を通り抜けるとともに、車
両の受け渡しが行なわれる。この後、エレベータリフト
10は高速に下降して1階に着床し、横行台車14は横
行して車両を格納棚13に格納する。これにより、車両
は入庫時と同じ向きに格納される。
【0027】このように上記実施例によれば、制御装置
17による入庫指示に基づいて、車両入出庫室1に入庫
した車両を入庫した向きのままエレベータリフト10に
より格納棚13に格納し、出庫指示に基づいて、格納棚
13に格納された車両をエレベータリフト10により車
両入出庫室1に返却し、ターンテーブル2の旋回によっ
て車両の前面を車両入出庫口1aに向けるようにしたの
で、車両を前進で入庫し、前進で出庫させることができ
る。
【0028】また、車両を一時的に車両入出庫室1に呼
び出したい場合、制御装置17の呼び戻し指示に基づい
て、格納棚13に格納された車両をエレベータリフト1
0により車両入出庫室1に移送し、ターンテーブル2を
旋回させないで、車両を入庫時の向きのまま呼び戻すよ
うにしたので、この状態から再入庫しても、車両はこの
向きを保持して格納棚13に格納され、出庫のときのタ
ーンテーブル2の旋回によって車両の前面を車両入出庫
口1aに向けて車両入出庫室1に返却することができ、
車両を前進で出庫させることができる。
【0029】また上記実施例によれば、操作部16に、
入庫動作を指示するための入庫釦1607と、出庫動作
を指示するための出庫釦1608と、車両の呼び戻し動
作を指示するための呼び戻し釦1609とを備えている
ので、車両に対する入庫動作、出庫動作、呼び戻し動作
を簡単な操作で行なうことができ、それぞれの動作を確
実に実行することができる。
【0030】なお、本実施例とは反対に、制御装置17
に、入庫動作として、車両入出庫室1に入庫された車両
をターンテーブル2の180゜旋回により車両の前面を
車両入出庫口1aに向けてからエレベータリフト10に
受け渡して、その向きで格納棚13に格納し、これに対
応し車両の出庫動作として、格納棚13に格納された車
両をエレベータリフト10によりそのまま車両入出庫室
1に返却して、車両の前面を車両入出庫口1aに向け
ままにしてもよく、この場合には、呼び戻し動作とし
て、格納棚13に格納された車両をエレベータリフト1
0により移送し、車両の向きを変えずに車両入出庫室1
に呼び戻し、そして再入庫するときにターンテーブル2
を旋回させないで、車両の前面の向きを車両入出庫口1
a方向に保持したままエレベータリフト10に受け渡す
ように設定することにより、上記実施例と同様に、車両
を車両入出庫室1に一時的に呼び出す場合でも出庫のと
きに常に車両の前面を車両入出庫口1aに向けて出庫さ
せることができる。
【0031】本実施例では、地上独立鉄塔型のフォーク
式エレベータパーキングとして例示してあるが、本発明
はこのタイプの立体駐車装置に限定するものではなく、
例えばトレー式エレベータパーキングなど他の方式の立
体駐車装置にも同様に適用することができる。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
制御装置に、車両の入庫動作として、車両入出庫部に入
庫した車両を入庫した向きのまま昇降させて車両格納空
間の階層に格納し、これに対応し車両の出庫動作とし
て、車両格納空間の階層から車両入出庫部に返却された
車両を、ターンテーブルの180゜旋回によって車両の
前面を車両入出庫口に向けるように設定し、また車両の
呼び戻し動作として、車両格納空間の階層に格納された
車両をターンテーブルを旋回させないで、車両を入庫時
の向きのまま車両入出庫部に呼び戻すように設定してい
るので、車両を入庫してから出庫するまでの間に忘れ物
の取り出し等のため、車両の呼び出しを行なって再度入
庫しても、出庫の際に車両の前面を車両入出庫口に向け
て車両を前進で出庫させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における立体駐車装置の構成
を示す正面図
【図2】同立体駐車装置に用いる操作部の正面図
【図3】同立体駐車装置の各部を制御する制御装置の構
成を示すブロック図
【図4】同立体駐車装置の制御装置の制御に基づく入庫
動作を示すフローチャート
【図5】同立体駐車装置の制御装置の制御に基づく出庫
動作を示すフローチャート
【図6】同立体駐車装置の制御装置の制御に基づく呼び
戻し動作を示すフローチャート
【符号の説明】
1 車両入出庫室(車両入出庫部) 1a 車両入出庫口 2 フォーク式のターンテーブル 3 ターンテーブル駆動装置 4 車両位置検出用光電管 5 運転者退出確認用光電管 6 車両位置案内板 7 ブザー 8 照明機器 9 昇降路 10 フォーク式のエレベータリフト(昇降機) 11 昇降駆動装置 12 車両格納空間 13 格納棚 14 フォーク式の横行台車 15 横行駆動装置 16 操作部(入力装置) 1601 電源スイッチ 1602 ロック解除釦 1603 ドア開釦 1604 ドア閉釦 1605 階指定釦 1606 呼釦 1607 入庫釦 1608 出庫釦 1609 呼び出し釦 1610 取消釦 1611 表示部 17 制御装置

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両を載置して車両入出庫部と車両格納
    空間の間の階層の昇降路を昇降する昇降機と、 この昇降機を駆動させる昇降駆動装置と、 前記車両入出庫部に旋回可能に組み込まれて車両の向き
    を変えるターンテーブルと、 このターンテーブルを駆動するターンテーブル駆動装置
    と、 前記昇降駆動装置及びターンテーブル駆動装置を制御す
    る制御装置と、 制御装置へ指示入力を行なう入力装置とを備え、 前記制御装置は、前記ターンテーブル駆動装置および昇
    降駆動装置に対し、前記車両入出庫部に入庫された車両
    前記ターンテーブルから前記昇降機に入庫した向きの
    まま受け渡して前記車両格納空間に昇降させる入庫動作
    を指示する入庫指示手段と、 前記車両格納空間に格納された車両を前記昇降機により
    昇降させて車両入出庫部に返却し、昇降機から前記ター
    ンテーブルに受け渡し、前記ターンテーブルを180゜
    旋回させて車両の前面を前記車両入出庫口に向けて着床
    させる出庫動作を指示する出庫指示手段と、 前記車両格納空間に格納された車両を前記昇降機により
    昇降させて車両入出庫部に呼び戻し、昇降機から前記タ
    ーンテーブルに受け渡し、前記ターンテーブルを旋回さ
    せないで入庫した向きのまま着床させる呼び戻し動作を
    指示する呼び戻し指示手段とを備えた立体駐車装置。
  2. 【請求項2】 車両を載置して車両入出庫部と車両格納
    空間の間の階層の昇降路を昇降する昇降機と、 この昇降機を駆動させる昇降駆動装置と、 前記車両入出庫部に旋回可能に組み込まれて車両の向き
    を変えるターンテーブルと、 このターンテーブルを駆動するターンテーブル駆動装置
    と、 前記昇降駆動装置及びターンテーブル駆動装置を制御す
    る制御装置と、 制御装置へ指示入力を行なう入力装置とを備え、 前記制御装置は、前記ターンテーブル駆動装置および昇
    降駆動装置に対し、前記車両入出庫部に入庫された車両
    を前記ターンテーブルの180゜旋回により車両の前面
    を前記車両入出庫口に向けてから前記昇降機に受け渡し
    て前記車両格納空間に昇降させる入庫動作を指示する入
    庫指示手段と、 前記車両格納空間に格納された車両を前記昇降機により
    車両入出庫部まで昇降させ、昇降機から前記ターンテー
    ブルに受け渡し、車両の前面が前記車両入出庫口に向け
    られたまま前記車両入出庫部に返却する出庫動作を指示
    する出庫指示手段と、 前記車両格納空間に格納された車両を前記昇降機により
    車両入出庫部まで昇降させ、前記昇降機から前記ターン
    テーブルに受け渡し、車両の前面が前記車両入出庫口に
    向けられたまま前記車両入出庫部に呼び戻すとともに、
    再入庫するときに前記ターンテーブルを旋回させないで
    車両のその向きを保持したまま前記昇降機に受け渡す呼
    び戻し動作を指示する呼び戻し指示手段とを備えた立体
    駐車装置。
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