JPH09158514A - 立体駐車場 - Google Patents

立体駐車場

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JPH09158514A
JPH09158514A JP31942295A JP31942295A JPH09158514A JP H09158514 A JPH09158514 A JP H09158514A JP 31942295 A JP31942295 A JP 31942295A JP 31942295 A JP31942295 A JP 31942295A JP H09158514 A JPH09158514 A JP H09158514A
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JP
Japan
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vehicle
electromagnetic wave
operation box
entry
storage device
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JP31942295A
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English (en)
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Kazufumi Tsujimoto
和史 辻本
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Daifuku Co Ltd
Original Assignee
Daifuku Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 入出庫の際にいちいち操作用のスイッチを押
す必要もなく、それでいて制御部に必要な入出庫特定情
報を入力することのできる立体駐車場の提供。 【解決手段】 車両受入部の車両を搬送して収納する入
庫ならびに収納した車両を搬送して車両排出部へ出庫す
る車両収納装置と、車両収納装置の作動を制御する制御
部とを備え、制御部が、入出庫対象車両を特定するため
の入出庫特定情報に基づいて車両の収納位置を管理しな
がら、車両の入庫および出庫を実行するように構成し、
入出庫特定情報を送信する携帯用通信具30と、入出庫
特定情報を受信して制御部に指示する通信部とを備え、
携帯用通信具30と通信部とが、互いに通信可能な範囲
に接近するに伴って自動的に通信するように構成してあ
る立体駐車場。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両受入部の車両
を搬送して収納する入庫ならびに収納した車両を搬送し
て車両排出部へ出庫する車両収納装置と、この車両収納
装置の作動を制御する制御部とを備え、この制御部が、
入出庫対象車両を特定するための入出庫特定情報に基づ
いて車両の収納位置を管理しながら、その車両の入庫お
よび出庫を実行するように構成してある立体駐車場に関
する。
【0002】
【従来の技術】かかる構成の立体駐車場においては、車
両受入部にまで車両を乗り入れて駐車すれば、制御部に
よって車両収納装置の作動が制御されて自動的に入庫さ
れ、出庫の場合も同様に自動的に車両排出部にまで出庫
される。したがって、車両を入出庫するには、入出庫特
定情報を前記制御部に指示しさえすれば良く、従来にお
いては、車両収納装置の外部に手動操作式の操作ボック
スを配設し、利用者がその操作ボックスを操作して、制
御部に必要な情報を指示するように構成していた。しか
しながら、入出庫のたびに必要な入出庫特定情報を入力
しなければならず、入出庫作業が煩雑となるため、必要
な入出庫特定情報をメモリした携帯用のリモコンを設
け、このようなリモコンを各利用者が所持するようにし
た立体駐車場も知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この携帯用リモコンを
用いる従来のものにあっては、いちいち必要な入出庫特
定情報を入力する必要がなくて便利ではあるが、それで
も入出庫の際には、リモコンに設けられた操作用のスイ
ッチを押す必要があった。本発明は、入出庫の際にいち
いち操作用のスイッチを押す必要もなく、それでいて制
御部に必要な入出庫特定情報を入力することのできる立
体駐車場の提供を目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するた
め、請求項1に記載の発明によれば、車両収納装置の作
動を制御する制御部が、入出庫対象車両を特定するため
の入出庫特定情報に基づいて車両の収納位置を管理しな
がら、その車両の入庫および出庫を実行するように構成
してある立体駐車場であって、前記入出庫特定情報を送
信する携帯用通信具と、その入出庫特定情報を受信して
前記制御部に指示する通信部とを備え、前記携帯用通信
具と通信部とが、互いに通信可能な範囲に接近するに伴
って自動的に通信するように構成するものであるから、
利用者が入出庫の際に操作ボックスなどを手動操作する
必要がないのは勿論のこと、従来のリモコンのように操
作用のスイッチなどを押す必要もなく、利用者が所持す
る携帯用通信具を前記通信部と通信可能な範囲内に近づ
けるだけで前記制御部に必要な入出庫特定情報が入力さ
れ、したがって、車両入出庫の際に必要な操作が大幅に
低減される。
【0005】請求項2に記載の発明によれば、前記携帯
用通信具が、受信した電磁波を作動用電力に変換する電
力変換手段と、前記入出庫特定情報を記憶するメモリ
と、前記電力変換手段によって変換された電力を用いて
前記メモリに記憶の入出庫特定情報に対応した電磁波を
送信する送信手段とを備え、かつ、前記通信部が、前記
携帯用通信具に対して電磁波を投射する電磁波投射手段
と、その携帯用通信具からの電磁波を受信する受信手段
とを備えているものであるから、利用者が所持する携帯
用通信具側にはバッテリなどの電源が一切不要となり、
電源切れによって利用者がトラブルに巻き込まれるよう
な事態が回避される。
【0006】請求項3に記載の発明によれば、前記車両
受入部と車両排出部とが、ひとつの外部連通部で構成さ
れているため、必要な設備を共用させて車両収納装置の
構造の簡素化を図ることができるとともに、前記外部連
通部を利用者に便利な階に設けることで、入庫と出庫と
を便利に行い得て、立体駐車場の利用価値の向上を図る
ことができる。
【0007】請求項4に記載の発明によれば、前記車両
収納装置が、前記車両受入部ならびに車両排出部と外部
とを遮断するドアを備えているため、利用者以外の人が
むやみに立ち入るのを阻止し、不必要なトラブルの発生
を未然に防止することができる。それでいて、その車両
収納装置の外部に前記通信部を配設して、この通信部の
受信手段による前記携帯用通信具からの電磁波の受信に
伴って、前記制御部が前記ドアを開くように構成するも
のであるから、利用者がいちいちドアを人為的に開ける
必要もなく、したがって、トラブルの発生を未然に防止
しながら、かつ、便利に使用することができる。
【0008】請求項5に記載の発明によれば、前記通信
部を車両収納装置の外部に設けた操作ボックス近くに配
設し、この操作ボックスの開閉蓋を携帯用操作具により
開閉可能に構成するものであるから、利用者以外の人が
この操作ボックス内のスイッチ類をむやみと操作するこ
とが防止できる。しかも、前記携帯用操作具によって操
作ボックスの開閉蓋を開けた後、所定時間内に前記通信
部の受信手段が所定の電磁波を受信しないと、前記制御
部が警報装置を作動するように構成するものであるか
ら、何らかの理由で通信ができない場合に直ちに利用者
に知らせることができ、必要に応じて、携帯用通信具を
通信可能な範囲内に再度持って行くなり、手動操作によ
って必要な情報を指示するなり、その後の処置を迅速に
行うことができる。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明による立体駐車場の実施の
形態を図面に基づいて説明する。図1は、立体駐車場全
体の概略を示し、地上階の正面には、図外の駆動装置に
よって上下に開閉するドア1を備えた出入口2が設けら
れ、この出入口2に連通する外部連通部3の上方には、
車両Vを搭載したパレットPを正面の出入口2から見て
左右方向に横向きにして収納するための収納棚4が上下
方向に複数段配設されている。この複数段の収納棚4
は、出入口2から見て一定の間隔を隔てて前後方向に一
対設けられ、これら一対の収納棚4の間の上下空間が、
キャレッジ5の昇降径路6に構成され、この昇降径路6
に沿ってキャレッジ5や昇降台7などが昇降し得るよう
に構成されている。
【0010】なお、以後、本明細書において方向を特定
した場合、立体駐車場の正面の出入口2側から見た方向
を指すものとする。
【0011】前記外部連通部3のうちの昇降径路6に対
応する箇所には、ピット8が設けられていて、このピッ
ト8内には、旋回担持部9aを有する旋回装置9が設置
されている。この旋回装置9は、出入口2から前後方向
を向いて前進で入ってきた車両VをパレットPに載せた
ままで、パレットPの中央部を担持しながら90度旋回
して車両Vの姿勢を昇降台7への移載に適した横向きに
姿勢変更したり、逆に、昇降台7によって降ろされた車
両VをパレットPと一緒に90度旋回して、出入口2の
方向を向く前後方向に姿勢変更するように構成されてい
る。つまり、外部連通部3のピット8上方にまで車両V
を乗り入れれば、旋回装置9、昇降台7、ならびに、後
述する移載装置10などによって自動的に入庫され、ま
た、ピット8上方にまで自動的に出庫されるのであり、
この外部連通部3が、車両受入部Iと車両排出部Oとを
兼用する構成とされている。
【0012】図2は、昇降台7を搭載したキャレッジ5
とその駆動装置の概略を示し、このキャレッジ5と昇降
台7とは、型鋼などによって横方向に長い長方形に枠組
みされた構造体で、その中央部は、前記旋回装置9の旋
回担持部9aが通過できる空間に形成されている。この
キャレッジ5は、その四隅に取り付けられた4本の索状
体11a,11b,11c,11dによって吊り下げら
れ、各索状体11a,11b,11c,11dは、複数
の滑車12で適宜方向が変換され、他端にバランスウエ
イト13が吊り下げられるとともに、立体駐車場の上方
に配設の駆動装置14によって回転駆動される駆動滑車
14aの正逆回転により、昇降径路6に沿って上下に昇
降できるように構成されている。
【0013】図3は、キャレッジ5に搭載の昇降台7
や、この昇降台7上に設けられた移載装置10などを示
し、この移載装置10は、昇降台7上に移動可能に搭載
された移載台15と、この移載台15の左右に一対設け
られた2本のチェン16,17とから構成されている。
この移載台15も型鋼などによって横に長い長方形に枠
組みされた構造体で、その中央部は、旋回装置9の旋回
担持部9aが通過できる空間に形成され、左右両端部近
くにおいて前後に一対づつ設けられた合計4個の駆動輪
18が、前記昇降台7上に設けられたレール19上に載
置され、図外のモータで前記駆動輪18を正逆回転駆動
することにより、この移載台15が昇降台7のレール1
9に沿って各収納棚4に対して遠近方向に往復移動でき
るように構成されている。この移載台15の左右両端部
にも左右一対のレール20が設けられ、この一対のレー
ル20上に前記パレットPの四隅近くに設けられた合計
4個の遊転輪Paが載置可能に構成され、2本のチェン
16,17によって強制移動される係合部材21がパレ
ットPの凹入部22に係合して、移載台15上のパレッ
トPを各収納棚4上へ移載したり、逆に、各収納棚4上
のパレットPを移載台15上へ移載するように構成され
ている。
【0014】すなわち、両チェン16,17のうちの一
方のチェン16は、前後一対の遊転スプロケット16
a,16b、中間に設けられた2個の遊転スプロケット
16c,16d、ならびに、駆動スプロケット16e間
にわたって掛張され、他方のチェン17も、前後の遊転
スプロケット17a,17b、中間の遊転スプロケット
17c,17d、ならびに、駆動スプロケット17e間
にわたって掛張され、一方のチェン16の前後の遊転ス
プロケット16a,16bと他方のチェン17の前後の
遊転スプロケット17a,17bとは、前後方向に若干
軸芯を異ならせて、中間のスプロケット16cと17
c、16dと17dとは同軸上に、また、両駆動スプロ
ケット16e,17eも同軸上に配設されている。
【0015】そして、詳しい説明は省略するが、移載台
15に設けられたモータ23によって両駆動スプロケッ
ト16e,17eを正逆回転駆動して、両チェン16,
17を強制移動させることにより、両チェン16,17
間に取り付けられた前記係合部材21が、チェン16,
17の前後両端部においては、起立姿勢のままで上方に
突出してパレットPの凹入部22に係合したり、逆に下
方へ退避して凹入部22から外れるように構成されてい
る。また、チェン16,17の前後中間部においては、
係合部材21が凹入部22に係合した状態で起立姿勢を
維持しながら移載台15に沿って前後方向に移動するよ
うに構成され、このような係合部材21の移動によって
パレットPが強制移動されるのである。
【0016】この立体駐車場の主要部である車両収納装
置G、つまり、収納棚4を含んで、キャレッジ5、旋回
装置9、移載装置10などの全ての作動が、マイコンを
主要部とする制御部Hによって自動制御されるように構
成されている。この制御部Hは、図4に示すように、出
入口2のドア1を含む全ての作動を制御する入出庫制御
部H1と、操作ボックス24からの指示に基づいて入出
庫制御部H1に指令する入出庫指令部H2とから構成さ
れている。この入出庫指令部H2には、記憶部25が設
けられていて、制御部Hが管理する車両収納装置Gに割
り当てられた番号である車両収納装置特定情報と、立体
駐車場の利用者に割り当てられた利用者番号である入出
庫特定情報とを記憶するように構成されている。
【0017】前記操作ボックス24は、図1に示すよう
に、駐車場外部の出入口2近くに配設され、図5に示す
ように、各種の操作案内を表示するモニタ26、モニタ
26の表示画面上に張り付けられた透明パネル式のタッ
チセンサ27、制御部Hに対して作動の開始および停止
を指示する切換スイッチ28、異常発生時に車両収納装
置Gの作動を非常停止させるための非常停止スイッチ2
9などが備えられている。さらに、この操作ボックス2
4には、図6に示す携帯用通信具としてのIDタグ30
からの電磁波を受信して制御部Hに指示する通信部31
も備えられ、かつ、この操作ボックス24の前面には、
鍵付きの開閉蓋32が設けられていて、図6に示す携帯
用操作具としてのキー33によって開閉できるように構
成されている。
【0018】前記IDタグ30は、耐薬品性の高いPP
S樹脂によって表面がモウルドされ、かつ、このIDタ
グ30には、チェン34を介してキー用の取付具35が
連結されていて、このIDタグ30がキーホルダとして
機能するように構成され、その取付具35には前述のキ
ー33や車両用のキーなどが取り付け可能に構成されて
いる。そして、このIDタグ30付きキーホルダの取付
具35にキー33を取り付けて、このキー33により操
作ボックス24の開閉蓋32を開けるべく、開閉蓋32
用のキー穴33aにキー33を差し込むと、チェン34
によって吊り下げられたIDタグ30が、前記通信部3
1の前面に位置して自動的に通信するように構成されて
いる。
【0019】このIDタグ30は、図7に示すように、
電磁波を受信する受信用アンテナ36、このアンテナ3
6が受信した電磁波を作動用の電力に変換する電力変換
手段としての電力変換回路37、利用者番号である入出
庫特定情報を記憶する不揮発性のメモリ38、電力変換
回路37によって変換された電力の供給に伴ってメモリ
38に記憶の情報に対応して受信電磁波を位相変調し、
かつ、位相変調した電磁波を送信用アンテナ39を介し
て送信する送信手段としてのPLL変調回路40を備え
ている。他方、前記通信部31の方は、アンテナ41
と、このアンテナ41を介してIDタグ30に電磁波を
投射する電磁波投射手段としての送信回路42、ならび
に、IDタグ30のPLL変調回路40からの電磁波を
アンテナ41を介して受信して復調する受信手段として
の受信回路43を備えている。
【0020】つぎに、この立体駐車場Gの制御作動につ
いて説明すると、キー33によって操作ボックス24の
開閉蓋32を開けることにより、図8に示すように、各
部を予め設定されている状態に初期設定し(#1)、モ
ニタ26に図9に示す待機画面を表示する(#2)。つ
ぎに、前記通信部31がIDタグ30から電磁波を受信
したか否かを判断し(#3)、受信していなければ、さ
らにモニタ26画面上のタッチセンサ27が押し操作さ
れたか否かを判断し(#4)、押し操作されていなけれ
ば、モニタ26に「受信していない」旨の画面表示をし
(#5)、利用者に警告した後ステップ#2に戻る。ス
テップ#3において、IDタグ30から電磁波を受信す
ると、その情報から利用者として登録されているか否か
を判断し(#6)、登録されていなければ、「このID
タグは使用できない」旨の画面表示をし(#7)、その
後ステップ#2に戻る。
【0021】ステップ#6で登録されていると判断した
場合、あるいは、ステップ#4でタッチセンサ27から
の入力があった場合には、入庫の指示であるか否かを判
断する(#8)。このステップ#8における判断は、I
Dタグ30からの受信の場合には、その利用者の車両V
が入庫されていなければ、入庫の指示であると判断し、
入庫されていれば、出庫の指示であると判断する。タッ
チセンサ27からの指示の場合には、図9の「入庫」あ
るいは「出庫」の表示箇所のいずれが押し操作されたか
によって判断し、このステップ#8において入庫の指示
と判断すると、出入口2のドア1を開ける。したがっ
て、利用者は、入庫すべき車両Vを前進させて車両受入
部I、つまり、前後方向を向いているパレットP上に載
置して駐車し、安全を確認した後にタッチセンサ27を
押し操作すると、出入口2のドア1が閉じ、後は自動的
に車両Vが所定の収納棚4上に収納される。
【0022】具体的には、旋回装置9の旋回担持部9a
が上昇して車両Vを乗せたパレットPの中央部を担持
し、パレットPを旋回して横向きにし、その後、旋回担
持部9aが下降して、パレットPを昇降台7上に搭載の
移載台15上、つまり、パレットPの遊転輪Paが移載
台15のレール20上に載るように載置する。その後、
前記駆動装置14によって駆動滑車14aが回転駆動さ
れ、4本の索状体11a,11b,11c,11dによ
りキャレッジ5が上昇して、図10の(イ)に示すよう
に、所定の収納棚4の位置にまで持ち上げられて停止す
る。すると、図外モータの駆動によって移載台15の駆
動輪18が回転し、図10の(ロ)に示すように、移載
台15全体が昇降台7のレール19に沿って所定の収納
棚4側に移動するとともに、移載台15のモータ23の
駆動に伴って駆動スプロケット16e,17eが回転
し、図7の(ハ)に示すように、係合部材21がパレッ
トPの凹入部22に係合した状態でパレットPを移動さ
せ、車両Vを搭載したパレットPを所定の収納棚4上に
収納して入庫が完了する。
【0023】図8のステップ#8において出庫の指示と
判断すると、上述の入庫の場合とは逆の作動によって、
出庫すべき車両Vを搭載したパレットPが、外部連通部
3に降ろされる。その後、旋回装置9の旋回担持部9a
が上昇してパレットP上の車両Vの前部が出入口2側を
向くように姿勢変更されて旋回担持部9aが下降し、出
入口2のドア1が開く。したがって、利用者は、この車
両排出部Oにある車両Vを前進のままで出入口2から出
庫させることができ、その後、安全を確認してタッチセ
ンサ27を押し操作すると、出入口2のドア1が閉じて
出庫が完了する。
【0024】〔別実施形態〕上述の実施形態において
は、通信部31を操作ボックス24の開閉蓋32の外に
設けた例を示したが、この通信部31を操作ボックス2
4の開閉蓋32の内部に設けて、操作ボックス24の開
閉蓋32を開ける際、チェン34を介して連結されたI
Dタグ30が、前記通信部31と通信可能な範囲内に位
置するように構成することもできる。また、通信部31
がIDタグ30からの電磁波を受信しないと、モニタ2
6に「受信していない」旨を画面表示する構成のものを
示したが、このモニタ表示に代えて、あるいは、このモ
ニタ表示と並行して警報ブザーを鳴動したり、音声によ
って警報するように構成することもできる。その他、昇
降台7を昇降させる昇降装置や移載装置14などについ
ては、上述の実施形態に示した構造のものに限定される
ものではなく、種々の構造のものを使用することができ
る。
【0025】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】立体駐車場全体の概略側面図
【図2】キャレッジとその駆動装置の概略を示す斜視図
【図3】昇降台や移載装置を示す側面図
【図4】立体駐車場の制御ブロック図
【図5】操作ボックスの斜視図
【図6】携帯用通信具と携帯用操作具とを示す図
【図7】携帯用通信具と通信部との構成ブロック図
【図8】制御部のフローチャート
【図9】モニタの画面表示例を示す図
【図10】昇降台や移載装置の動作を示す側面図
【符号の説明】
1 ドア 3 外部連通部 24 操作ボックス 30 携帯用通信具 31 通信部 32 開閉蓋 33 携帯用操作具 37 電力変換手段 38 メモリ 40 送信手段 42 電磁波投射手段 43 受信手段 G 車両収納装置 I 車両受入部 O 車両排出部 H 制御部 V 車両

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両受入部(I)の車両(V)を搬送し
    て収納する入庫ならびに収納した車両(V)を搬送して
    車両排出部(O)へ出庫する車両収納装置(G)と、こ
    の車両収納装置(G)の作動を制御する制御部(H)と
    を備え、この制御部(H)が、入出庫対象車両を特定す
    るための入出庫特定情報に基づいて車両(V)の収納位
    置を管理しながら、その車両(V)の入庫および出庫を
    実行するように構成してある立体駐車場であって、 前記入出庫特定情報を送信する携帯用通信具(30)
    と、その入出庫特定情報を受信して前記制御部(H)に
    指示する通信部(31)とを備え、前記携帯用通信具
    (30)と通信部(31)とが、互いに通信可能な範囲
    に接近するに伴って自動的に通信するように構成してあ
    る立体駐車場。
  2. 【請求項2】 前記携帯用通信具(30)が、受信した
    電磁波を作動用電力に変換する電力変換手段(37)
    と、前記入出庫特定情報を記憶するメモリ(38)と、
    前記電力変換手段(37)によって変換された電力を用
    いて前記メモリ(38)に記憶の入出庫特定情報に対応
    した電磁波を送信する送信手段(40)とを備え、か
    つ、前記通信部(31)が、前記携帯用通信具(30)
    に対して電磁波を投射する電磁波投射手段(42)と、
    その携帯用通信具(30)からの電磁波を受信する受信
    手段(43)とを備えている請求項1記載の立体駐車
    場。
  3. 【請求項3】 前記車両受入部(I)と車両排出部
    (O)とが、ひとつの外部連通部(3)で構成されてい
    る請求項1または2記載の立体駐車場。
  4. 【請求項4】 前記車両収納装置(G)が、前記車両受
    入部(I)ならびに車両排出部(O)と外部とを遮断す
    るドア(1)を備え、かつ、前記車両収納装置(G)の
    外部に前記通信部(31)を配設して、この通信部(3
    1)の受信手段(43)による前記携帯用通信具(3
    0)からの電磁波の受信に伴って、前記制御部(H)が
    前記ドア(1)を開くように構成してある請求項2また
    は3記載の立体駐車場。
  5. 【請求項5】 前記通信部(31)を車両収納装置
    (G)の外部に設けた操作ボックス(24)近くに配設
    し、この操作ボックス(24)の開閉蓋(32)を携帯
    用操作具(33)により開閉可能に構成するとともに、
    この携帯用操作具(33)によって操作ボックス(2
    4)の開閉蓋(32)を開けた後、所定時間内に前記通
    信部(31)の受信手段(43)が所定の電磁波を受信
    しないと、前記制御部(H)が警報装置を作動するよう
    に構成してある請求項2、3または4記載の立体駐車
    場。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH11159179A (ja) * 1997-11-26 1999-06-15 Furukawa Co Ltd 駐車設備のパレット呼出装置
JP2015031059A (ja) * 2013-08-02 2015-02-16 三菱重工メカトロシステムズ株式会社 機械式駐車場設備の制御装置およびこれを備えた機械式駐車場設備
JP2019094775A (ja) * 2019-02-25 2019-06-20 三菱重工機械システム株式会社 機械式駐車装置の制御装置、機械式駐車装置、及び機械式駐車装置の制御方法
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