JP2004204649A - 機械式駐車設備及び機械式駐車設備の運用方法 - Google Patents

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JP2004204649A JP2002378086A JP2002378086A JP2004204649A JP 2004204649 A JP2004204649 A JP 2004204649A JP 2002378086 A JP2002378086 A JP 2002378086A JP 2002378086 A JP2002378086 A JP 2002378086A JP 2004204649 A JP2004204649 A JP 2004204649A
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雅嗣 中瀬
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Abstract

【課題】車両の運転者が容易に乗車或は降車できるようにした機械式駐車設備を提供すること。
【解決手段】車両乗入室10に車両82を旋回させるためのターンテーブル22が設けられている。車両82の入庫に際して、車両82が車両乗入室10に乗入れられた後、又は、車両82の出庫に際して、車両82が車両乗入室10に出庫された後、一旦、ターンテーブル22を回転させて、車両82の運転席側ドア82aが入出庫口12側に指向するように車両82を旋回させる。この状態で、車両82の運転者83が、短距離かつ直進的な移動により、車両82から降車して車両乗入室10から退出し、又は、車両乗入室10内に進入して車両82に乗車する。
【選択図】 図12

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、地上又は地下の駐車装置内に車両を格納する機械式駐車設備に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、バリアフリー法の施行等にも見られるように、交通機関等について、バリアフリー化の要請が高まってきている。
【0003】
従来、バリアフリー化を図った駐車設備として、車両乗入口から車両の入出庫を行うようにした機械式駐車設備において、車両乗入口に車椅子利用者用の自動開閉扉付の出入口を設けたものがある(特許文献1参照)。
【0004】
また、その他、バリアフリー化を図った従来の駐車設備として、車両搭載用パレットの乗降部分とそれに隣接する床面とのフラット化を図ったものや(特許文献2参照)、また、車両搭載用パレット周りに形成される隙間を適宜閉塞するようにしたものがある(特許文献3参照)。
【0005】
【特許文献1】
実開平4−134358号公報
【特許文献2】
特開2002−250146号公報
【特許文献3】
特許第3319162号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、特許文献1に開示の駐車設備では、運転者が車両を降車して駐車設備内から退出しようとする段階或は運転者が駐車設備内に進入して車両に乗車しようとする段階で、車両の運転席側のドアと出入口とが比較的遠く離れている。このため、運転者は、狭くかつ長距離の通路を通って退出或は進入する必要があり、特に、該運転者が車椅子の利用者等である場合には、とても不便である。
【0007】
なお、上記特許文献2及び特許文献3は、いずれもフラット化又は隙間を無くすという解決手段によって、バリアフリー化を図ろうとするものであり、上述のような問題の解決策を何ら提起するものではない。
【0008】
そこで、この発明の課題は、車両の運転者が容易に乗車或は降車できるようにした機械式駐車設備を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決すべく、請求項1記載の発明は、車両が格納される機械式駐車設備であって、入出庫口を有する車両待機区画部と、車両を格納可能な駐車格納手段と、前記車両待機区画部に乗入れられた車両を前記駐車格納手段内に入庫すると共に、前記駐車格納手段内に格納された車両を前記車両待機区画部に出庫する車両入出庫装置と、前記車両待機区画部内の車両の方向を転換可能な車両方向転換装置と、車両が前記車両待機区画部に乗入れられた後、その車両の運転席側ドアを前記入出庫口側に指向させるように車両を方向転換し、この後、前記車両入出庫装置による入庫動作が可能な方向に車両を方向転換するように前記車両方向転換装置を制御する第1の制御と、車両が前記車両待機区画部に出庫された後、その車両の運転席側ドアを前記入出庫口側に指向させるように車両を方向転換し、この後、車両が前記入出庫口から退出可能な方向に車両を方向転換するように前記車両方向転換装置を制御する第2の制御とのうち少なくとも一方の制御が可能な制御手段と、を備えたものである。
【0010】
なお、請求項2記載のように、前記入出庫口近傍に設けられた駐車設備操作盤及び携帯可能な駐車設備操作用リモコン装置のうち少なくとも1つに、車両の運転席側ドアを前記入出庫口側に指向させる方向転換指示を入力可能な入力手段が設けられ、前記制御手段は、前記入力手段を通じて前記方向転換指示が入力されたときに、前記第1の制御又は前記第2の制御を行うようにしてもよい。
【0011】
また、請求項3記載のように、前記制御手段は、車両の入庫に際して車両の格納位置参照情報と前記入力手段を通じて入力される前記方向転換指示の有無とを対応づけた転換指示情報を記憶する記憶部を有し、車両の出庫に際して、出庫される車両の格納位置参照情報及び前記転換指示情報に基づいて前記第2の制御の要否を判断するようにしてもよい。
【0012】
ここで、格納位置参照情報とは、所望の車両の格納位置を特定するための参照される情報であり、例えば、各パレットに付与された識別符号や、車両を格納する格納棚の棚番号等の情報である。
【0013】
また、請求項4記載の発明は、車両が格納される機械式駐車設備であって、入庫口を有する車両待機区画部と、車両を格納可能な駐車格納手段と、前記車両待機区画部に乗入れられた車両を前記駐車格納手段内に入庫する車両入庫装置と、前記車両待機区画部内の車両の方向を転換可能な車両方向転換装置と、車両が前記車両待機区画部に乗入れられた後、その車両の運転席側ドアを前記入庫口側に指向させるように車両を方向転換し、この後、前記車両入庫装置による入庫動作が可能な方向に車両を方向転換するように前記車両方向転換装置を制御可能な制御手段と、を備えたものである。
【0014】
また、請求項5記載の発明は、車両が格納される機械式駐車設備であって、車両を格納可能な駐車格納手段と、出庫口を有する車両待機区画部と、前記駐車格納手段内に格納された車両を前記車両待機区画部に出庫する車両出庫装置と、前記車両待機区画部内の車両の方向を転換可能な車両方向転換装置と、車両が前記車両待機区画部に出庫された後、その車両の運転席側ドアを前記出庫口側に指向させるように車両を方向転換し、この後、車両が前記出庫口から退出可能な方向に車両を方向転換するように前記車両方向転換装置を制御可能な制御手段と、を備えたものである。
【0015】
また、請求項6記載の発明は、入出庫口を有する車両待機区画部を経て車両が入出庫されると共に、その車両待機区画部にて運転者が車両に乗降する機械式駐車設備の運用方法であって、運転者が前記車両に乗車又は降車するに際して、前記車両待機区画部内の車両の運転席側ドアが前記入出庫口を指向するように車両を方向転換させた状態で、一旦停止させるものである。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態に係る機械式駐車設備について説明する。
【0017】
図1は、機械式駐車設備の全体概略構成を示す一部透過斜視図であり、図2は機械式駐車設備の縦断面図であり、図3は図2のIII−III線断面図であり、図4は機械式駐車設備の電気的構成を示すブロック図である。
【0018】
この機械式駐車設備は、車両を格納するための設備であり、車両待機区画部としての車両乗入室10と、駐車格納手段としての地下駐車格納室40と、車両入出庫装置50と、方向転換装置20と、本機械式駐車設備全体の制御を行う制御部70とを備えている。
【0019】
まず、図1を参照して、機械式駐車設備の全体概略構成を説明する。
【0020】
この機械式駐車設備では、地上に設置された建築物80の一室に車両乗入室10が設けられている。また、建築物80の地下に複数の車両82を格納可能な地下駐車格納室40が設けられている。
【0021】
そして、車両82の入庫に際しては、車両82を車両乗入室10に乗入れ、運転者が車両82を降車して車両乗入室10から退出する。この後、車両入出庫装置50によって、車両乗入室10内の車両82が地下駐車格納室40に運ばれ、適宜地下駐車格納室40内の空き駐車エリアに移送され格納されるようになっている。
【0022】
また、車両82の出庫に際しては、地下駐車格納室40の車両82が車両乗入室10に運ばれる。この後、運転者が車両乗入室10内に入室して車両82に乗車し、車両82を運転して車両乗入室10から外部に退室するようになっている。
【0023】
図1〜図3を参照して、機械式駐車設備についてより詳細に説明する。
【0024】
車両乗入室10は、その四方が側壁部11a〜11dによって囲まれた構成となっている。そのうちの1つの側壁部11aに入出庫口12が形成されている。入出庫口12は、車両82が走行通過可能な程度の開口形状を有している。そして、車両82は、入出庫口12を通って、車両乗入室10外(例えば、建築物80の側方の道路)と車両乗入室10内との間を入出自在となっている。
【0025】
入出庫口12には、開閉自在な入出庫扉13が設けられている。この入出庫扉13は、図示省略の開閉駆動機構の駆動により、制御部70からの制御に従って開閉する。
【0026】
また、車両乗入室10内の一側壁部11cに、音声案内手段としてスピーカ14が設けられている。このスピーカ14を通じて、本機械式駐車設備の利用者に対する音声案内がなされる。
【0027】
なお、この実施の形態では、車両待機区画部として建築物80の一室である車両乗入室10を想定しているが、必ずしも建築物内の部屋である必要はない。例えば、天井部分が開口した区画であってもよい。
【0028】
方向転換装置20は、車両乗入室10内の車両82の方向を転換する装置であり、ターンテーブル22と、該ターンテーブル22を回転させるための回転駆動機構26とを備えている。
【0029】
ターンテーブル22は、車両82の平面視の大きさよりも十分に大きな広がりを持つ略円形板状に形成されている。このターンテーブル22は、車両乗入室10の床部分に形成された略円形凹状のターンテーブル収容凹部11h内に収容配置されている。このターンテーブル収容凹部11h内で、ターンテーブル22の上面を車両乗入室10の床面に対して面一状に配設した状態で、該ターンテーブル22が所定の回転軸を中心にして回転自在に支持されている。ターンテーブル22の上面と車両乗入室10の床面とが面一状となっているため、一種のバリアフリーが実現され、例えば、車椅子がターンテーブル22上車両乗入室10の床上とを何ら障壁無くスムーズに往来できる。
【0030】
回転駆動機構26は、ターンテーブル収容凹部11h側に設けられた摩擦駆動機構27と、ターンテーブル22の下面側の外周縁部近傍にその周方向に沿って設けられた駆動用軌道23とを備えている。摩擦駆動機構27は、例えば、モータとそのモータの回転軸部に固着された駆動ローラ部により構成されている。駆動ローラ部は、駆動用軌道23に圧接されており、駆動ローラ部が回転駆動されると、これに応じて駆動用軌道23が従動回転するようになっている。そして、モータの回転駆動力が、駆動ローラ部から駆動用軌道23を介してターンテーブル22に伝達され、モータの正逆両方向への回転に応じて、ターンテーブル22が両方向に回転される構成となっている。特に、入出庫口12を通じて車両乗入室10内に車両82が乗入れられた乗入状態(即ち、車両82の後部が入出庫口12を指向した状態)と、車両82の運転席(日本向仕様では車両右側部分)を入出庫口12に指向させた乗降車状態と、車両82の前部を入出庫口12側に指向させた出庫待機状態との間で両方向に回転可能となっている。
【0031】
また、ターンテーブル22には、パレット90を収容配置可能な大きさを持つ矩形状のパレット用開口部24が形成されている。ここで、パレット90は、車両82を搭載したまま移動可能な矩形状板状体である。パレット90は、後に詳述する車両入出庫装置50によって、その上に搭載された車両82と共に昇降及び水平移動される。パレット90がこのパレット用開口部24内に嵌入配置されると、ターンテーブル22の回転に伴ってパレット90も回転されるようになっている。これにより、ターンテーブル22の回転によって、パレット90上の車両82の方向転換がなされることになる。
【0032】
また、上記車両乗入室10の入出庫口12に検出センサPH1が設けられると共に、入出庫口12から見て両側方に位置することとなる一対の側壁部11b,11dに、検出センサPH2〜PH5が設けられている。さらに、入出庫口12から見て手前側及び奥側となる側壁部11a,11cに検出センサPH6,PH7が設けられている。これら検出センサPH1〜7は、発光素子及び受光素子を有する透過型の光センサ等により構成されている。検出センサPH1の検出光は、入出庫口12を横切って通過するように設定され、検出センサPH2,PH5の検出光は上記乗入状態又は出庫待機状態における車両82の後方又は前方を通過するように設定されて、検出センサPH3,PH4の検出光は乗入状態又は出庫待機状態における車両82により遮られかつ乗降車状態における車両82の両側外方を通過するように設定され、検出センサPH6,PH7の検出光は乗入状態又は出庫待機状態における車両82の両側外方を通過しかつ乗降車状態における車両82により遮られるように設定されている。
【0033】
そして、車両82が車両乗入室10に乗入れられた状態又は出庫待機状態では、検出センサPH3,PH4の検出光が遮られて非受光状態となり、検出センサPH1,PH2,PH5,PH6,PH7の検出光は車両82の前方、後方或は両側方を通過して受光状態となる。また、乗降車状態では、検出センサPH6,PH7の検出光が遮られて非受光状態となり、検出センサPH1〜PH5の検出光は車両82の前方、後方又は両側方を通過して受光状態となる。また、車両82の乗入状態或は乗降車状態において、車両82以外の物質、例えば、運転者等が車両82の周辺に存在するときには、受光されるべき検出光が遮光されて非受光状態となり、当該異物質の存在が判別できるようになる。
【0034】
さらに、車両乗入室10の天井部に、例えば、発光素子及び受光素子とを有する再帰反射型光センサ等により構成される検出センサPH8が設けられている。検出センサPH8の検出光は、リフト52側の搭載台54に設けられた反射鏡54mに向けて投光される。そして、リフト52が上昇してパレット90がパレット用開口部24内に嵌入配置された状態では、検出センサPH8からの検出光が反射鏡54mで反射されて該検出センサPH8で受光される一方、リフト52が下降してパレット90がパレット用開口部24の下方に位置する状態では、検出センサPH8からの検出光は反射されずに直進し該検出センサPH8で受光不能な状態となる。これにより、パレット用開口部24におけるパレット90の有無が検出されるようになっている。
【0035】
地下駐車格納室40は、複数の車両82を格納可能な空間を有している。ここでは、建築物80の地下室が地下駐車格納室40であり、複数の車両82を平面状に並べて、より具体的には、複数の車両82を幅方向に並べて2列に格納可能な空間を有している。地下駐車格納室40の片隅の空間は、上記車両乗入室10の下方に位置し当該車両乗入室10と連通している。
【0036】
車両入出庫装置50は、上記車両乗入室10内に乗入れられた車両82を地下駐車格納室40内に入庫すると共に、地下駐車格納室40内の車両82を車両乗入室10に出庫するものであり、昇降機構51と水平移動機構64とを備えている。
【0037】
昇降機構51は、車両乗入室10から地下駐車格納室40に至る部分に設けられている。具体的には、昇降機構51は、リフト52と、該リフト52上に設けられた搭載台54と、リフト昇降機構58とを備えている。
【0038】
リフト52は、パレット90及び搭載台54を介して車両82を搭載可能な板状に形成されており、略水平姿勢のままで、パレット90を上記パレット用開口部24内に嵌入配置した上昇位置とパレット90を後述する水平移動機構64に移載可能な下降位置との間で昇降移動自在に支持されている。
【0039】
なお、上昇位置では、リフト52はターンテーブル収容凹部11hの底部に形成されたリフト用開口部11hbを通って該ターンテーブル収容凹部11h内に移動する。リフト52がリフト用開口部11hb内に配設された状態で、リフト52の上面側に形成された弧状軌道52Rとターンテーブル収容凹部11hの底部側に形成された弧状軌道11hRとの組合せにより、環状軌道53が構成されることとなる(図3参照)。
【0040】
搭載台54は、パレット90を搭載可能な板状体であり、リフト52上に支軸部55を介して支持されている。搭載台54の下面側であって上記弧状軌道52Rと対応する位置に転動ローラが設けられている。そして、リフト52がリフト用開口部11hb内に配設された状態で、転動ローラが上記環状軌道53を転動し、該搭載台54がリフト52上を回転自在な状態となる。
【0041】
なお、上記リフト52と搭載台54との間に、それらリフト52と搭載台54とを相対回転不能に固定する搭載台固定装置57aが設けられている。そして、リフト52が下降位置にある状態、或は、昇降移動中において、搭載台54がリフト52に対して相対回転しないようになっている。
【0042】
ここで、パレット90の下面側には、車輪体91が設けられている。パレット90は、該車輪体91の転がりによって搭載台54と後述する水平移動機構64との間を水平移動する。
【0043】
上記搭載台54には、パレット90を搭載台54に対して移動不能に固定するためのパレット固定装置57bが設けられている。これにより、リフトの昇降移動中或はパレット90の回転中等に、パレット90が搭載台54上の定位置に固定される。
【0044】
リフト昇降機構58は、上記リフト52を所定の水平姿勢に支持しつつ、上昇位置と下降位置との間で昇降移動させるものである。具体的には、リフト昇降機構58は、昇降ガイド柱59と、昇降用チェーン60と、昇降用モータ62とを備えている。
【0045】
昇降ガイド柱59は、地下駐車格納室40から車両乗入室10に向けて立設されている。昇降用チェーン60は、昇降ガイド柱59の上下のスプロケットに巻掛けられており、下側のスプロケットは昇降用モータ62の駆動力を受けて回転可能に構成されている。なお、昇降用チェーン60には、リフト52側とのバランスをとるため、カウンタウエイト61が設けられている。そして、昇降用モータ62の駆動力が、スプロケット及び昇降用チェーン60を介してリフト52に伝達され、昇降用モータ62の回転に応じてリフト52が上昇移動或は下降移動するようになっている。
【0046】
水平移動機構64は、昇降機構51との間で車両82の受渡しを行うと共に、車両82を地下駐車格納室40内で移動させる装置である。
【0047】
この水平移動機構64としては、例えば、第1移動機構65と第2移動機構68とを備える構成が採用される。
【0048】
第1移動機構65は、パレット90を第1の方向(車両82の幅方向、矢符P参照)に移動させるための装置であり、前記第1の方向に沿って配設された横行固定レール65aと、第1の方向における各列のパレット90を当該第1の方向に沿って移動させる第1駆動部65bとを備えている。第1駆動部65bは、例えば、駆動用モータ及びクランクアーク機構等により構成されている。
【0049】
ここで、上記各パレット90の両側部には、連結部92が設けられている。連結部92は、上向き又は下向きに開口する断面略U字状の溝状に形成されており、上記昇降機構51によりパレット90が下降すると、当該パレット90の一側の連結部92が、それに隣接するパレット90の他側の連結部92に連結されるようになっている。また、パレット90が第2の方向に移動すると、当該パレット90の一側の連結部92が隣接していたパレット90の他側の連結部92からその長手方向に沿って抜出て、次に隣接することとなるパレット90の他側の連結部92にその長手方向に沿って嵌まり合って連結される構成となっている。
【0050】
そして、第1駆動部65bの駆動により、第1の方向における各列のパレット90が、当該第1の方向に沿って移動されることとなる。また、上記リフト52及び搭載台54が下降した状態で、第1駆動部65bの駆動により、パレット90が上記搭載台54から横行固定レール65aに移載され、或は、上記搭載台54から横行固定レール65aに移載される。
【0051】
また、第2移動機構68は、第1の方向における各列の両端部に設けられており、パレット90を第2の方向(車両82の前後方向、矢符Q参照)に移動させるための装置であり、例えば、第1の方向における各列の両端部において当該各列に亘って配設された縦行レール68aと、当該縦行レール68a上のパレット90を第2の方向に沿って移動させるための第2駆動部68とを備えている。
【0052】
そして、第2駆動部68の駆動により、上記縦行レール68a上のパレット90が第2の方向に移動し、これにより、第1の方向における所定列の端部のパレット90が他の列に移動される。
【0053】
これら第1移動機構65の動作と第2移動機構68の動作との組合せにより、各パレット90が地下駐車格納室40内において水平方向に沿って循環移動される。また、下降したリフト52上のパレット90が地下駐車格納室40内の所定位置に移動格納されると共に、地下駐車格納室40内の所定位置のパレット90が下降したパレット90上に移動される。
【0054】
図4を参照して機械式駐車設備の電気的構成を説明する。
【0055】
すなわち、上記車両乗入室10の外側に面する壁面部分であって入出庫口12の近傍部分に、操作盤18が設けられている。操作盤18には、液晶表示パネル或は電光式表示パネル等により構成される表示部19a、車椅子対応の要否(即ち、運転席側ドアを入出庫口12に指向させる要否)を入力するための車椅子対応スイッチ19b(方向転換指示をするための入力手段)と、本設備の操作入力を入力するための操作入力手段としての電源スイッチ19c、ドア手動開閉スイッチ19d、ロックスイッチ19e、テンキー19f及び非常停止釦19gと、カード挿入発行部19hとが設けられている。その他、図示を省略するが、操作開始を入力するための「スタート」釦や、空きパレット90を呼出すための「入庫呼び」釦等も設けられている。なお、車椅子対応の要否(即ち、運転席側ドアを入出庫口12に指向させる要否)を入力するためのスイッチが、各利用者等が携帯するリモコン装置に設けられており、当該リモコンのスイッチを操作することで、無線信号により、制御部70にその要否の指令が与えられる構成であってもよい。
【0056】
なお、この操作盤18は、車椅子利用者でも容易に操作できるように、比較低位置に取付けられていることが好ましい。
【0057】
操作盤18における上記各入力手段(19b〜19h等)は、制御部70に接続されており、車椅子対応スイッチ19bや電源スイッチ19c、ドア手動開閉スイッチ19d、ロックスイッチ19e、テンキー19f、非常停止釦19gと、カード挿入発行部19h等の入力手段からの出力信号が制御部70に与えられると共に、制御部70からの各種出力信号が表示部19a及びカード挿入発行部19hに与えられる。
【0058】
制御部70は、CPUやROM、RAM等を備える一般的なマイクロコンピュータにより構成され、ROM等に格納されたソフトウエアプログラムに記述された処理手順でCPUが動作する処理部71と、記憶部72とを有している。記憶部72は、処理部71により記録データの書き換えが可能な不揮発性メモリ、例えばEEPROM(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory)やHDD等により構成されている。
【0059】
制御部70には、検出センサPH1〜PH8が接続されており、それぞれの検出信号が制御部70に入力される。そして、当該検出センサPH1〜PH8からの検出信号及び上記操作盤18側からの入力信号に基づいて、後に詳述するように、車両入出庫装置50である昇降機構51及び水平移動機構64と、方向転換装置20と、入出庫扉13の動作制御、さらに、表示部19aの表示制御、カード挿入発行部19hのカード発行制御等を行う。
【0060】
特に、上記の動作制御にあたって、車両82の入庫に際して、車両82が搭載されたパレット90に割当てられた識別番号と車椅子対応スイッチ19b等を通じて入力される車椅子対応の要否とを対応づけた車椅子対応情報を、記憶部72に記憶する。そして、出庫に際して、出庫される車両82が搭載されたパレット90の識別番号及び車椅子対応情報に基づいて、車椅子に対応した制御(詳細は後述する)の要否を判断し、必要な場合に当該車椅子に対応した制御を行う。なお、この制御部70は、上記各パレット90の識別番号に基づいて各パレット90の格納位置を管理しており、当該識別番号は、パレット90の格納位置を管理するための格納位置参照情報として用いられている。このように各パレット90の識別番号に基づいて各車両82の格納位置を管理する技術は、従来周知であり、ここでは詳細な説明を省略する。
【0061】
次に、この機械式駐車設備の入出庫動作について説明する。図5〜図9は入出庫動作を説明するためのフローチャートであり、図10〜図18は車椅子利用者が車両82の入出庫を行う際の動作説明図である。
【0062】
まず、図5に示すように、ステップS1において、入出庫要求有りか否かが判定される。ここで、例えば、本駐車設備の管理者が操作盤18のスタート釦を操作する等した場合、入出庫要求有りと判断され、ステップS2に進む。
【0063】
ステップS2では、入庫要求か否かが判断される。ここで、例えば、管理者が、利用者ID番号を入力した場合或は入庫呼び釦を押した場合には、入庫要求有りと判断され、図6に示すステップS10に進む。なお、例えば、管理者が運転者から駐車券を受取って該駐車券をカード挿入発行部19hに差込んだ場合、或は、スタート釦を操作すること無く所定の暗証番号を入力したときに、出庫要求有りと判断され、図8に示すステップS40に進む。
【0064】
ステップS10では、車椅子利用か否かが判断される。ここで、例えば、管理者が利用者ID番号を入力した場合或は入庫呼び釦を操作する前後に、車椅子対応スイッチ19bを操作していた場合には、車椅子用の入庫制御(第1の入庫制御)であるステップS11〜S23に示される処理を行う。
【0065】
すなわち、ステップステップS11に進み、車両乗入室10における空パレット90の有無が判断される。空パレット90の有無は、検出センサPH8における検出光の受光の有無によって判断される。検出センサPH8が非受光状態であり、空パレット90が無いと判断されると、ステップS23に進み、地下の地下駐車格納室40内における空パレット90を車両乗入室10に呼出し、ステップS11に戻る。
【0066】
ステップS11で空パレット90が有ると判断されると、ステップS12に進み、入出庫扉13を開く。入出庫扉13が開かれると、図10及び図11に示すように、運転者が車両82を運転して、車両乗入室10内に乗入れ、パレット90上で停車する。
【0067】
次に、ステップS13において、車両82がパレット90上の正規位置に停止しているか否かが判断される。ここでは、検出センサPH1〜PH7からの検出出力に基づいて、車両82が正規位置に停止されたか否かが判断される。検出センサPH1,PH2,PH5〜PH7が受光状態でかつPH3,PH4が非受光状態であるときに、正規位置に停止されたと判断され、ステップS14に進む。
【0068】
ステップS14で「90度旋回しますので、乗車のままお待ち下さい」といった旋回開始を警告する音声案内を行った後、ステップS15に進み、方向転換装置20によりターンテーブル22(パレット90を含む)を回転させ、車両82を旋回させる。
【0069】
次に、ステップS16でターンテーブル22の旋回が完了したか否かが判断される。ここでは、検出センサPH3,PH4,PH6,PH7からの検出信号に基づいて旋回が完了したか否かが判断される。検出センサPH3,PH4が受光状態でかつ検出センサPH6,PH7が非受光状態であるときに、旋回が完了したと判断され、次のステップS17に進む。旋回の完了により、図12に示すように、車両82の運転席側ドア82aが入出庫口12に対向して配設される。
【0070】
ステップS17では、「旋回完了しました。降車し、車ドアを閉めて退室して下さい」といった退室を促す音声案内を行う。これにより、図12に示すように、運転者83が、例えば、後部座席に搭載された車椅子84を外部に取出し、車両82から降車して該車椅子84に乗込み、入出庫口12を通って外部に退室する。
【0071】
ステップS17の後、ステップS18に進み、運転者が退室を完了したか否かが判断される。ここでは、検出センサPH1〜PH7からの検出信号に基づき、運転者の退室が完了したか否かが判断される。検出センサPH1〜PH5が受光状態でかつ検出センサPH6,PH7が非受光状態であるときに、退室が完了したと判断され、ステップS19に進み、入出庫扉13を閉じる。
【0072】
この後、ステップS20に進んで、パレット90と共にターンテーブル22を回転させる。これにより、車両82の前部が入出庫口12に対向した状態、すなわち、車両82が車両乗入室10内に乗入れられた状態から180度旋回した状態となる。
【0073】
次に、ステップS21で、旋回が完了したか否かが判断される。ここでは、検出センサPH1〜PH7からの検出出力に基づいて旋回が完了したか否かが判断される。検出センサPH1,PH2,PH5〜PH7が受光状態でかつ検出センサPH3,PH4が非受光状態のときに、旋回が完了したと判断され、ステップS22に進んで、車両入出庫装置50により、パレット90を地下駐車格納室内に格納して、入庫動作を完了する。
【0074】
なお、上記ステップS10〜S22の動作処理中に、各パレット90の識別番号に基づいて、各パレット90の格納位置が管理されている。また、車両82が搭載されたパレット90の識別番号に対応づけられた暗証番号又は駐車券が発行される。これらの技術については、周知の技術等を適用可能なので、ここでは詳細な説明を省略する。また、車両82を搭載したパレット90の識別番号と車椅子対応有りの情報とが関連づけられて、記憶部72に記憶される。
【0075】
一方、ステップS10で、車椅子利用で無いと判断されたときには、通常入庫制御である図7に示す処理を行う。
【0076】
この通常入庫制御は、基本的には、上述した車椅子用の入庫制御のうち運転席側ドア82aを入出庫口12に対向させるように旋回させる処理及びこの処理に伴う関連処理を除いた制御である。
【0077】
すなわち、まず、ステップS30に示すように、車両乗入室10における空パレット90の有無が判断される。上述したのと同様に検出センサPH8からの検出信号に基づき、空パレット90が無いと判断されると、ステップS39に進み、地下の地下駐車格納室40内における空パレット90を車両乗入室10に呼出し、ステップS30に戻る。
【0078】
ステップS30で空パレット90が有ると判断されると、ステップS31に進み、入出庫扉13を開く。
【0079】
次に、ステップS32において、車両82がパレット90上の正規位置に停止しているか否かが判断される。上記と同様に検出センサPH1〜PH7からの検出出力に基づいて、車両82が正規位置に停止されたか否かが判断され、正規位置に停止されたと判断されたときに、ステップS33に進む。
【0080】
ステップS33では「サイドブレーキをひき降車して下さい」といった降車を促す音声案内を行った後、ステップS34に進み、運転者が退室を完了したか否かが判断される。上記と同様に検出センサPH1〜PH7からの検出信号に基づき、運転者の退室が完了したか否かが判断され、退室が完了したと判断されると、ステップS35に進み、入出庫扉13を閉じる。
【0081】
この後、ステップS36に進んで、パレット90と共にターンテーブル22を180度旋回させる。これにより、車両82の前部が入出庫口12に対向した状態となる。
【0082】
次に、ステップS37で、旋回が完了したか否かが判断される。上記と同様に検出センサPH1〜PH7からの検出出力に基づいて旋回が完了したか否かが判断されると、ステップS38に進んで、車両入出庫装置50により、パレット90を地下駐車格納室40内に格納して、入庫動作を完了する。
【0083】
なお、上述した車椅子用の入庫動作及び通常入庫動作において、パレット90を車両入出庫装置50により地下駐車格納室40内に格納する前の段階で、車両82の前部を入出庫口12に対向させるように旋回させた状態としているのは、後述する出庫時において、パレット90を車両乗入室10に到着させた段階で、車両82の前部が入出庫口12側に向いた状態とすることにより、車両82の出庫を円滑に行わせるためである。もっとも、後述する出庫段階において、車両82の前部が入出庫口12側に向いた状態となるように該車両82を旋回させてもよい。
【0084】
次に、図5におけるステップS2で入庫要求では無いと判断された場合、即ち、出庫要求と判断された場合の動作について説明する。
【0085】
この場合、図8のステップS40に進み、車椅子利用か否かが判断される。車椅子利用か否かの判断は、記憶部72に記憶された情報に基づいて行われる。即ち、記憶部72に、パレット90の識別番号と車椅子対応の有無とが関連づけられた情報が記憶されているので、当該情報に基づいて、駐車券を読取ることにより或は、入力された暗証番号により特定されたパレット90(所望の車両82が搭載されている)が車椅子利用であるか否かを判断する。なお、車椅子対応スイッチ19bが操作されたときに、車椅子利用であると判断してもよい。このステップS40において、車椅子利用であると判断されると、車椅子用の出庫制御(第2の制御)であるステップS41〜S52に示される処理を行う。
【0086】
まず、ステップS41において、車両入出庫装置50により、駐車券を読取ることにより或は入力された暗証番号により特定された出庫要求パレット90の出庫動作を行う。
【0087】
次にステップS42において、該パレット90が車両乗入室10に到着したか否かが判断される。検出センサPH2,PH3,PH8からの検出信号に基づいて該車両82を搭載したパレット90が車両乗入室10に到着したか否かが判断される。図14に示すように、パレット90が到着したと判断されると、ステップS43に進み、図15に示すように、パレット90と共にターンテーブル22を90度回転させて、車両82の運転席側ドア82aを入出庫口12に対向させるように車両82を旋回させる。
【0088】
次に、ステップS44において、旋回が完了したか否かが判断される。上記と同様に検出センサPH1〜PH7からの検出信号に基づいて旋回が完了したと判断されると、ステップS45に進んで、入出庫扉13を開く。これにより、図16に示すように、車椅子利用の運転者が入出庫口12を通って車両乗入室10内に入室し、車両82に乗車する。
【0089】
この後、ステップS46において、乗車が完了したか否かが判断される。上記と同様に検出センサPHPH1,PH2,PH5,PH6,PH7からの検出信号に基づいて、乗車が完了したと判断されると、ステップS47に進み、「90度旋回しますので、乗車のままお待ち下さい」といった旋回を予告する音声案内を行い、この後、ステップS48に進んで、パレット90と共にターンテーブル22を旋回させる。
【0090】
次に、ステップS49で旋回が完了したか否かが判断される。上記と同様に検出センサPH1〜PH7からの検出信号に基づいて、旋回が完了したと判断されると、次のステップS50に進み、「旋回完了しました。車両を運転して退室して下さい」といった退室を促す音声案内を行う。これにより、図17に示すように、運転者83は車両82を運転して、車両乗入室10から退室する。
【0091】
そして、ステップS51において、車両82の退室が完了したか否かが判断される。上記と同様に検出センサPH1〜PH7からの検出信号に基づいて車両82の退室が完了したか否かが判断される。車両82が退室したと判断されると(図18参照)、ステップS52に進んで、入出庫扉13を閉じて出庫動作を終了する。
【0092】
なお、ターンテーブル22には空パレット90が残ったままとなり、一般的には、次の入庫要求があるまで、このままで待機する。
【0093】
一方、ステップS40において、車椅子利用で無いと判断された場合には、通常出庫制御である図9のステップS60〜S64に示される処理を行う。
【0094】
まず、ステップS60において、車両入出庫装置50により、駐車券を読取ることにより或は入力された暗証番号により特定された出庫要求パレット90の出庫動作を行う。
【0095】
次にステップS61において、該パレット90が車両乗入室10に到着したか否かが判断される。上記と同様に検出センサPH2,PH3,PH8からの検出信号に基づいて、パレット90が到着したと判断されると、ステップS62に進んで、入出庫扉13を開く。この後、運転者が入出庫口12を通って車両乗入室10内に入室し、車両82に乗車する。さらに、運転者83は車両82を運転して、車両乗入室10から退室する。
【0096】
この後、ステップS63において、車両82の退室が完了したか否かが判断される。上記と同様に検出センサPH1〜PH7からの検出信号に基づいて、車両82が退室したと判断されると、ステップS64に進んで、入出庫扉13を閉じて出庫動作を終了する。
【0097】
なお、ターンテーブル22には空パレット90が残ったままとなり、一般的には、次の入庫要求があるまで、このままで待機する。
【0098】
以上のように構成された機械式駐車設備によると、車両82の入庫に際して、車両82が車両乗入室10に乗入れられた後、又は、車両82の出庫に際して、車両82が車両乗入室10に出庫された後、一旦、車両82の運転席側ドア82aが入出庫口12側に指向するため、短距離かつ直進的な移動により、車両82の運転者83が容易に降車して車両乗入室10から退出し、又は、車両82の運転者83が容易に車両乗入室10内に進入して乗車することができる。このため、車椅子利用者等が容易に利用できる。
【0099】
また、車両82の入庫に際して車椅子対応スイッチ19bが操作されたときに、車椅子用の入庫制御を行っているため、必要に応じて、車両の運転席側ドアを入出庫口側に指向させることができる。これとは反対に、車椅子の非利用者等が入庫を行う場合には、通常入庫制御を行うため、迅速な車両82の入庫を行える。
【0100】
さらに、入庫に際して入力された車椅子対応の有無とパレット90の識別番号とが関連づけられて記憶部72に記憶され、出庫に際しては、当該記憶された情報及び特定されたパレット90の識別番号に基づいて、車椅子利用であるか否かが判断され、車椅子利用であると判断されたときに、車椅子用の出庫制御を行っている。このため、出庫に際しては、特に車椅子対応を指示することなく、車椅子用の出庫制御が行われ、手間が省けて便利である。
【0101】
<変形例>
本実施の形態では、車両82を地下に格納するタイプの駐車設備について説明したが、その他のタイプの駐車設備についても適用可能である。
【0102】
以下に説明する変形例は、車両82を地上の建築物内に格納するタイプの駐車設備の例である。
【0103】
図19は、この変形例に係る機械式駐車設備を示す概略断面図であり、図20は図19のXX−XX線断面図である。
【0104】
この変形例に係る機械式駐車設備では、地上に建築物180における地上1階部分が車両待機区画部である乗入区画部110として用いられると共に、該建築物180の上側部分が車両を格納する駐車格納室140として用いられている。
【0105】
すなわち、建築物180の乗入区画部110における4つの外壁面部分のうちの1つに入出庫口112が設けられ、この入出庫口112に入出庫扉113が設けられている。
【0106】
また、乗入区画部110の床部分には、回転自在に支持されたターンテーブル122とこのターンテーブル122を回転駆動させる回転駆動機構126等により構成される車両方向転換装置120が配設されている。上記ターンテーブル122は、図示省略の昇降駆動機構により所定の上方位置と下方位置との間で昇降駆動自在とされている。
【0107】
また、この車両方向転換装置120の周囲のうち入出庫口112側に前側昇降デッキ127が配設されると共に、入出庫口112の反対側部分に後側昇降デッキ128が配設されている。さらに、この車両方向転換装置120の周囲のうち前側昇降デッキ127と後側昇降デッキ128との間部分に、一対の側部昇降デッキ129が配設されている。これら各前側昇降デッキ127、後側昇降デッキ128及び側部昇降デッキ129は、図示省略の駆動機構による駆動力を受けて、それぞれの上面を地上面(乗入区画部110の床面)と一致させる上昇位置と、上記ターンテーブル122上で回転するパレット190との干渉を回避した下降位置との間で昇降移動自在とされている。
【0108】
また、建築物180の上側の駐車格納室140の両側部に、複数段の駐車棚142が設けられている。それぞれの駐車棚142に対して車両182を搭載したパレット190が移載されることで、各車両182が各駐車棚142に格納可能な構成となっている。
【0109】
また、この建築物180内に、上記乗入区画部110と駐車格納室140との間で、車両182を入出庫する車両入出庫装置として、昇降装置150が設けられている。
【0110】
昇降装置150は、建築物180内における両側部の駐車棚142間を昇降するエレベータ151と、ワイヤーやカウンターウエイト、モータ等により構成され該エレベータ151を昇降させる昇降駆動機構152とを備えている。
【0111】
エレベータ151上には、パレット190が搭載可能に構成されている。このエレベータ151には、上記ターンテーブル122が嵌入可能な嵌入孔151hが形成されており、エレベータ151が建築物180内における乗入区画部110内に下降移動した状態で、ターンテーブル122が所定の下降位置から所定の上昇位置に上昇移動することで、エレベータ151上のパレット190がターンテーブル122上に載置されることとなる。さらに、この状態で、ターンテーブル122が回転することで、その上に載置されたパレット190を回転する。なお、上記昇降駆動機構152のワイヤ等は、回転するパレット190等と干渉しないような位置でエレベータ151を吊懸支持している。
【0112】
また、エレベータ151が建築物180内上側の駐車格納室140の任意の駐車棚142の位置に昇降移動した状態で、該エレベータ151側と駐車棚142側との間で、パレット190が相互移動可能とされている。
【0113】
この駐車設備において車椅子利用者が車両182を入庫する際の動作について説明する。
【0114】
初期状態では、図21に示すように、前側昇降デッキ127、後側昇降デッキ128及び側部昇降デッキ129は下降位置にあり、この状態で、空パレット190を搭載したエレベータ151が建築物180下方の乗入区画部110内に下降する。
【0115】
この後、図22に示すように、ターンテーブル122が上昇してエレベータ151内の嵌入孔151h内を通って、エレベータ151の上面よりも上方に突出する。これにより、パレット190がターンテーブル122上に支持されると共に、パレット190の上側の車両82搭載面と乗入区画部110の床とが面一状態となる。
【0116】
この状態で、入出庫扉113が開き、図23に示すように、車両182がパレット190上に乗入れられる。
【0117】
車両182が乗入れられた後、図24に示すように、ターンテーブル122が90度回転して車両182の運転席側ドア182aを入出庫口112側に対向配置させるように、車両182を旋回させる。この後、前側昇降デッキ127及び後側昇降デッキ128が上昇位置に上昇し、当該前側昇降デッキ127及び後側昇降デッキ128の乗入区画部110の床面(地上面)とが面一状態となる。
【0118】
この状態で、図25に示すように、運転者183が運転席側ドア182aを開き、例えば、車両182から降車すると共に部座席から取出した車椅子184に搭乗して、前側昇降デッキ127上を通過して乗入区画部110から退室する。
【0119】
この後、ターンテーブル122が90度回転して、車両182の前部が入出庫口112側に指向するように該車両182を旋回させる。そして、エレベータ151がパレット190及び車両182を所定の空駐車棚142の位置まで上昇して、該パレット190及び車両182を空駐車棚142に移載して、入庫が完了する。
【0120】
次に、この駐車設備において、車椅子利用者が車両182を出庫する際の動作について説明する。
【0121】
すなわち、所定の出庫呼び出し操作により、図26に示すように、所望の車両182を搭載したパレット190を乗せたエレベータ151が建築物180下方の乗入区画部110内に下降してくる。この状態では、前側昇降デッキ127、後側昇降デッキ128及び側部昇降デッキ129は下降位置にある。
【0122】
この後、図27に示すように、ターンテーブル122が上昇してエレベータ151上のパレット190がターンテーブル122上に支持される。続いて、ターンテーブル122が90度回転して、車両182の運転席側ドア182aが入出庫口112側に対向するように車両182が旋回される。
【0123】
次に、図28に示すように、前側昇降デッキ127及び後側昇降デッキ128が上昇位置に上昇し、当該前側昇降デッキ127及び後側昇降デッキ128の乗入区画部110の床面(地上面)とが面一状態となる。
【0124】
この状態で、図29に示すように、入出庫扉113が開き、車椅子を利用した運転者183が乗入区画部110内に入室し、前側昇降デッキ127上を通過して車両182に乗車する。
【0125】
この後、運転者183が車両182を運転して乗入区画部110より退室して、出庫が完了する。
【0126】
この変形例の駐車設備でも、運転席側ドア182aが入出庫口112に対向して配設された状態で、短距離移動及び直進的な移動により容易に車両乗入区画部110に対する入退室及び乗降車を行える。
【0127】
この変形例でもわかるように、本発明は、入出庫口を有する車両待機区画部に、ターンテーブル等の車両を旋回させることができる機構を設けたあらゆる形式の駐車設備に適用できる。
【0128】
例えば、地上タワー式(エレベータ式、垂直循環式、スタッカクレーン式)、地下式(水平循環式、箱型循環式、円形循環式、平面往復式)、平面駐車場、多段式駐車装置等について適用可能である。
【0129】
また、パレットを用いないパレットレス形式の駐車設備についても適用可能である。例えば、エレベータに形成した櫛歯等の上に車両のタイヤ部分を載置固定して車両を入出庫する駐車設備、或いは、ローラコンベヤ等で車両を転がして入出庫する駐車設備等についても適用可能である。この場合には、各棚位置が、車両の格納位置を管理するための格納位置参照情報として用いられる。
【0130】
また、ターンテーブルについて、車両を床面から持上げて該車両を旋回させる構成であってもよい。
【0131】
また、上記実施の形態等では、入庫及び出庫の双方に関して、車椅子用の制御を説明したが、入庫に際して又は出庫に際してだけ車椅子用の制御を行ってもよい。特に、駐車設備における入庫設備と出庫設備とが別々に設けられている場合には、入庫設備側で車椅子用の入庫制御が行われ、出庫設備側で車椅子用の出庫制御が行われる。
【0132】
また、本実施の形態では、車椅子利用者を前提として説明したが、例えば、松葉杖の利用者等、脚の不自由な者が運転者として車両の入出庫を行う際にも、同様に適用できる。
【0133】
【発明の効果】
以上のように、この発明の請求項1記載の機械式駐車設備によると、車両入庫に際して、車両が車両待機区画部に乗入れられた後、又は、車両出庫に際して、車両が車両待機区画部に出庫された後、一旦、車両の運転席側ドアが入出庫口側に指向するため、車両の運転者が容易に降車して駐車設備から退出し、又は、車両の運転者が容易に駐車設備内に進入して乗車することができる。
【0134】
また、請求項2記載の発明によれば、必要に応じて、車両の運転席側ドアを入出庫口側に指向させることができる。
【0135】
さらに、請求項3記載の発明によれば、入庫時に指令した方向転換の有無に応じて、出庫時に、特に指示することなく、出庫時における方向転換の要否が決定されるため、便利である。
【0136】
この発明の請求項4記載の機械式駐車設備によると、車両が、車両待機区画部に乗入れられた後、車両のドアが入庫口側に指向するため、車両の運転者が容易に降車して駐車設備から退出することができる。
【0137】
また、請求項5記載の発明によれば、車両が車両待機区画部内に出庫された後、車両のドアが出庫口側に指向するため、車両の運転者が容易に駐車設備内に進入して乗車することができる。
【0138】
請求項6記載の発明によれば、車両の入出庫に際して、車両が車両待機区画部内に入ると、一旦、車両のドアが入出庫口側に指向するため、車両の運転者が容易に降車して駐車設備から退出し、又は、車両の運転者が容易に駐車設備内に進入して乗車することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態に係る機械式駐車設備の全体概略構成を示す一部透過斜視図である。
【図2】同上の機械的駐車設備を示す縦断面図である。
【図3】図2のIII−III線断面図である。
【図4】機械式駐車設備の電気的構成を示すブロック図である。
【図5】入出庫動作を説明するためのフローチャートである。
【図6】入庫動作を説明するためのフローチャートである。
【図7】入庫動作を説明するためのフローチャートである。
【図8】出庫動作を説明するためのフローチャートである。
【図9】出庫動作を説明するためのフローチャートである。
【図10】車椅子利用者が車両の入庫を行う際の動作説明図である。
【図11】車椅子利用者が車両の入庫を行う際の動作説明図である。
【図12】車椅子利用者が車両の入庫を行う際の動作説明図である。
【図13】車椅子利用者が車両の入庫を行う際の動作説明図である。
【図14】車椅子利用者が車両の出庫を行う際の動作説明図である。
【図15】車椅子利用者が車両の出庫を行う際の動作説明図である。
【図16】車椅子利用者が車両の出庫を行う際の動作説明図である。
【図17】車椅子利用者が車両の出庫を行う際の動作説明図である。
【図18】車椅子利用者が車両の出庫を行う際の動作説明図である。
【図19】変形例に係る機械式駐車設備を示す概略断面図である。
【図20】図19のXX−XX線概略断面図である。
【図21】車椅子利用者が車両の入庫を行う際の動作を説明する図である。
【図22】車椅子利用者が車両の入庫を行う際の動作を説明する図である。
【図23】車椅子利用者が車両の入庫を行う際の動作を説明する図である。
【図24】車椅子利用者が車両の入庫を行う際の動作を説明する図である。
【図25】車椅子利用者が車両の入庫を行う際の動作を説明する図である。
【図26】車椅子利用者が車両の出庫を行う際の動作を説明する図である。
【図27】車椅子利用者が車両の出庫を行う際の動作を説明する図である。
【図28】車椅子利用者が車両の出庫を行う際の動作を説明する図である。
【図29】車椅子利用者が車両の出庫を行う際の動作を説明する図である。
【符号の説明】
10 車両乗入室
12 入出庫口
13 入出庫扉
18 操作盤
19 表示部
19b 車椅子対応スイッチ
20 車両方向転換装置
22 ターンテーブル
26 回転駆動機構
40 地下駐車格納室
50 車両入出庫装置
51 昇降機構
52 リフト
58 リフト昇降機構
64 水平移動機構
70 制御部
71 処理部
72 記憶部
80 建築物
82 車両
82a 運転席側ドア
83 運転者
90 パレット

Claims (6)

  1. 車両が格納される機械式駐車設備であって、
    入出庫口を有する車両待機区画部と、
    車両を格納可能な駐車格納手段と、
    前記車両待機区画部に乗入れられた車両を前記駐車格納手段内に入庫すると共に、前記駐車格納手段内に格納された車両を前記車両待機区画部に出庫する車両入出庫装置と、
    前記車両待機区画部内の車両の方向を転換可能な車両方向転換装置と、
    車両が前記車両待機区画部に乗入れられた後、その車両の運転席側ドアを前記入出庫口側に指向させるように車両を方向転換し、この後、前記車両入出庫装置による入庫動作が可能な方向に車両を方向転換するように前記車両方向転換装置を制御する第1の制御と、車両が前記車両待機区画部に出庫された後、その車両の運転席側ドアを前記入出庫口側に指向させるように車両を方向転換し、この後、車両が前記入出庫口から退出可能な方向に車両を方向転換するように前記車両方向転換装置を制御する第2の制御とのうち少なくとも一方の制御が可能な制御手段と、
    を備えた機械式駐車設備。
  2. 請求項1記載の機械式駐車設備であって、
    前記入出庫口近傍に設けられた駐車設備操作盤及び携帯可能な駐車設備操作用リモコン装置のうち少なくとも1つに、車両の運転席側ドアを前記入出庫口側に指向させる方向転換指示を入力可能な入力手段が設けられ、
    前記制御手段は、前記入力手段を通じて前記方向転換指示が入力されたときに、前記第1の制御又は前記第2の制御を行う、機械式駐車設備。
  3. 請求項2記載の機械式駐車設備であって、
    前記制御手段は、
    車両の入庫に際して車両の格納位置参照情報と前記入力手段を通じて入力される前記方向転換指示の有無とを対応づけた転換指示情報を記憶する記憶部を有し、
    車両の出庫に際して、出庫される車両の格納位置参照情報及び前記転換指示情報に基づいて前記第2の制御の要否を判断する、機械式駐車設備。
  4. 車両が格納される機械式駐車設備であって、
    入庫口を有する車両待機区画部と、
    車両を格納可能な駐車格納手段と、
    前記車両待機区画部に乗入れられた車両を前記駐車格納手段内に入庫する車両入庫装置と、
    前記車両待機区画部内の車両の方向を転換可能な車両方向転換装置と、
    車両が前記車両待機区画部に乗入れられた後、その車両の運転席側ドアを前記入庫口側に指向させるように車両を方向転換し、この後、前記車両入庫装置による入庫動作が可能な方向に車両を方向転換するように前記車両方向転換装置を制御可能な制御手段と、
    を備えた機械式駐車設備。
  5. 車両が格納される機械式駐車設備であって、
    車両を格納可能な駐車格納手段と、
    出庫口を有する車両待機区画部と、
    前記駐車格納手段内に格納された車両を前記車両待機区画部に出庫する車両出庫装置と、
    前記車両待機区画部内の車両の方向を転換可能な車両方向転換装置と、
    車両が前記車両待機区画部に出庫された後、その車両の運転席側ドアを前記出庫口側に指向させるように車両を方向転換し、この後、車両が前記出庫口から退出可能な方向に車両を方向転換するように前記車両方向転換装置を制御可能な制御手段と、
    を備えた機械式駐車設備。
  6. 入出庫口を有する車両待機区画部を経て車両が入出庫されると共に、その車両待機区画部にて運転者が車両に乗降する機械式駐車設備の運用方法であって、
    運転者が前記車両に乗車又は降車するに際して、前記車両待機区画部内の車両の運転席側ドアが前記入出庫口を指向するように車両を方向転換させた状態で、一旦停止させる、機械式駐車設備の運用方法。
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