JP7490353B2 - 機械式駐車装置の操作方法及び操作装置 - Google Patents

機械式駐車装置の操作方法及び操作装置 Download PDF

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Description

本発明は、機械式駐車装置の操作方法及び操作装置に関し、特に、入庫時に出入口扉を閉鎖した後の操作に適した、機械式駐車装置の操作方法及び操作装置に関する。
立体空間を効率的に利用する大規模な機械式駐車装置として、水平循環方式、エレベータ方式、垂直循環方式等、種々の駐車装置が既に開発されている。これらの機械式駐車装置は、装置自体は完全に自動化され、無人運転できるように構成されていることが多い。
例えば、特許文献1には、機械式駐車装置の入庫バースから離れた安全な領域に対話式操作盤を備え、対話式操作盤への利用者の近接を検出して音声案内と対話式画面の表示を開始し、利用者の対話式操作盤の直接操作により利用者自身が安全を確認した後、駐車券を発行するようにした機械式駐車装置が開示されている。
特開2002-174048号公報
上述した特許文献1に記載された発明は、利用者自身が忘れ物や同伴者のバースからの退出を確認して、車両及び人の安全を確保し、安全かつ確実に駐車装置を自動運転することを目的としており、駐車券の発行により操作が終了するように構成されている。
したがって、一旦、操作盤での操作が終了した後に、忘れ物や人の取り残しに気が付いた場合であっても操作をやり直すことができない。特に、人の取り残しの場合には気が動転し冷静な判断を行うことが難しいという問題がある。
本発明はかかる問題点に鑑み創案されたものであり、入庫時に出入口扉を閉鎖した後であっても冷静かつ安全に出入口扉を再開放することができる、機械式駐車装置の操作方法及び操作装置を提供することを目的とする。
本発明によれば、利用者の操作により入庫バースの出入口扉を開放する扉開工程と、前記利用者が前記入庫バースに車両を入庫させる入庫工程と、前記利用者の操作により前記利用者に前記入庫バース内に人が残っていないことを確認させる無人確認工程と、前記利用者の操作により前記出入口扉を閉鎖する扉閉工程と、を備えた機械式駐車装置の操作方法において、前記扉閉工程後、前記利用者が操作盤の画面に触れることにより、前記利用者に困り事が生じているか否かを確認し前記出入口扉を再開放可能な対話モードを前記操作盤の画面に対話方式で表示するようにした、ことを特徴とする機械式駐車装置の操作方法が提供される。
前記対話モードは、前記利用者に困り事が生じているか否かを「はい」又は「いいえ」で回答させる初期画面を表示する初期画面表示工程と、前記「はい」が選択された場合に前記困り事の項目をリストから選択させる選択画面を表示する選択画面表示工程と、前記リストから所定の項目が選択された場合に前記出入口扉を開放する再扉開工程と、該再扉開工程後に前記無人確認工程に戻る後戻り工程と、前記「いいえ」が選択された場合又は途中で取消ボタンが押下された場合に前記対話モードを終了するモード終了工程と、該モード終了工程後に前記入庫バース内の車両を格納する格納工程と、を備えていてもよい。
前記対話モードは、前記困り事の項目をリストから選択させる選択画面を表示する選択画面表示工程と、前記リストから所定の項目が選択された場合に前記出入口扉を開放する再扉開工程と、該再扉開工程後に前記無人確認工程に戻る後戻り工程と、を備えていてもよい。
前記対話モードは、前記困り事の項目をリストから選択させる選択画面を表示する選択画面表示工程と、前記リストから所定の項目が選択された場合に前記出入口扉を開放する再扉開工程と、該再扉開工程後に前記無人確認工程に戻る後戻り工程と、途中で取消ボタンが押下された場合に前記対話モードを終了するモード終了工程と、該モード終了工程後に前記入庫バース内の車両を格納する格納工程と、を備えていてもよい。
前記対話モードは、前記選択画面表示工程の前に、前記利用者の認証を行う認証工程を備えていてもよい。また、前記対話モードは、前記再扉開工程の前に、注意事項を表示する注意事項表示工程を備えていてもよい。
前記困り事の項目は、少なくとも、忘れ物である項目又は中に人が残っている項目を含んでいてもよい。また、前記困り事の項目は、前記機械式駐車装置の管理者を呼び出す項目を含んでいてもよい。

また、本発明によれば、入庫バースの出入口扉の近くに配置されたタッチパネル方式の画面を含む操作盤を有する機械式駐車装置の操作装置であって、前記操作盤は、利用者の操作により前記出入口扉を開放し、前記利用者が前記入庫バースに車両を入庫させた後、前記利用者の操作により前記利用者に前記入庫バース内に人が残っていないことを確認させ、前記利用者の操作により前記出入口扉を閉鎖するように構成されており、さらに、前記操作盤は、前記出入口扉を閉鎖した後、前記利用者が前記操作盤の画面に触れることにより、前記利用者に困り事が生じているか否かを確認し前記出入口扉を再開放することができるように前記操作盤の画面に操作項目を表示する、ことを特徴とする機械式駐車装置の操作装置が提供される。

上述した本発明に係る機械式駐車装置の操作方法及び操作装置によれば、対話モードを導入したことによって、通常の入庫操作により出入口扉を閉鎖した後に、利用者が操作盤の画面に触れることにより、利用者に困り事が生じているか否かを確認し出入口扉を再開放することができる。したがって、本発明によれば、入庫時に出入口扉を閉鎖した後であっても操作をやり直すことができ、冷静かつ安全に出入口扉を再開放することができる。
本発明の一実施形態に係る機械式駐車装置の操作装置を示す概略構成図である。 本発明の一実施形態に係る機械式駐車装置の操作方法を示す操作フローの一部を示す図である。 対話モードの操作フローを示す図である。 操作盤を示す図であり、(A)は初期画面表示工程Step1、(B)はスタート確認工程Step3、を示している。 操作盤の画面を示す図であり、(A)は入庫工程Step6、(B)は無人確認工程Step7、を示している。 操作盤の画面を示す図であり、(A)は扉閉確認工程Step9、(B)は利用者認証工程Step10、を示している。 操作盤の画面を示す図であり、(A)は初期画面表示工程Step12、(B)は認証画面表示工程Step15、を示している。 操作盤の画面を示す図であり、(A)は選択画面表示工程Step18、(B)は注意事項表示工程Step23、を示している。
以下、本発明の実施形態について図1~図8(B)を用いて説明する。ここで、図1は、本発明の一実施形態に係る機械式駐車装置の操作装置を示す概略構成図である。なお、説明の便宜上、図1には入庫バース付近の構成のみを示してある。
本発明の一実施形態に係る機械式駐車装置の操作装置1は、図1に示したように、入庫バース2の出入口扉21の近くに配置されたタッチパネル方式の画面31を含む操作盤3を有し、操作盤3は、利用者Mの操作により出入口扉21を開放し、利用者Mが入庫バース2に車両Cを入庫させた後、利用者Mが入庫バース2内に人が残っていないことを確認し、利用者Mの操作により出入口扉21を閉鎖するように構成されており、さらに、操作盤3は、出入口扉21を閉鎖した後、利用者Mが操作盤3の画面31に触れることにより、利用者Mに困り事が生じているか否かを確認し出入口扉21を再開放することができるように構成されている。
機械式駐車装置は、例えば、水平循環方式、エレベータ方式、垂直循環方式等の大規模な機械式駐車装置である。かかる機械式駐車装置は、例えば、パレットP上に車両を載置した状態で所定の棚に格納するように構成されている。入庫時には、入庫バース2にパレットPを搬送し、利用者Mが車両Cを操作してパレットP上に車両Cを載置する。
出入口扉21は、入庫バース2の正面に配置されている。出入口扉21は、例えば、上方に移動させることにより開放され、下方に移動させることにより閉鎖される。なお、出入口扉21の構成は図示した構成に限定されるものではない。また、出入口扉21は、利用者Mが操作盤3を操作することにより、開放及び閉鎖される。
操作盤3は、例えば、出入口扉21の横に位置する入庫バース2の正面の壁面22に配置される。操作盤3は、壁面22から離れた位置に独立して立設されていてもよい。ただし、操作盤3は、出入口扉21を目視で確認できる範囲内に配置されていることが好ましい。また、図示しないが、操作盤3の前面を保護する扉や蓋が配置されていてもよい。
操作盤3の前面には、例えば、タッチパネル方式の画面31、利用者Mが押下可能な操作ボタン32、ICカードを読み取り可能なカードリーダ33等が配置されている。また、図示しないが、操作盤3の内部又は近傍には、利用者Mの操作に応じて操作盤3及び機械式駐車装置を制御する制御装置が配置されている。
画面31には操作工程に応じて必要な情報が表示される。カードリーダ33は、ICカードを近づけるとICカードに記憶された情報を読み取る機器である。なお、カードリーダ33に替えて暗証番号を入力する番号キーを配置するようにしてもよい。
操作ボタン32は、例えば、処理を確定する確定ボタン、安全を確認する安全確認ボタン、出入口扉21を閉鎖する扉閉ボタン、入庫処理を開始するスタートボタン、操作を取り消す取消ボタン、出庫時に警報を鳴らす出庫警報ボタン等の種類を含んでいる。なお、操作ボタン32は、これらのボタンに限定されるものではない。
かかる操作盤3は、例えば、図2及び図3に示した操作フローによって操作される。ここで、図2は、本発明の一実施形態に係る機械式駐車装置の操作方法を示す操作フローの一部を示す図である。図3は、対話モードの操作フローを示す図である。
本発明の一実施形態に係る機械式駐車装置の操作方法は、利用者Mが入庫バース2に車両Cを入庫して出入口扉21を閉鎖した後、利用者Mが忘れ物をした場合や中に人が残っていることに気付いた場合に、慌てて誤操作することなく冷静かつ安全に出入口扉21を開放することができる対話モードを備えている。最初に、図2及び図4(A)~図6(B)を参照しつつ対話モードに移行するまでの操作フローについて説明する。
ここで、図4は、操作盤を示す図であり、(A)は初期画面表示工程Step1、(B)はスタート確認工程Step3、を示している。図5は、操作盤の画面を示す図であり、(A)は入庫工程Step6、(B)は無人確認工程Step7、を示している。図6は、操作盤の画面を示す図であり、(A)は扉閉確認工程Step9、(B)は利用者認証工程Step10、を示している。
入庫操作方法は、例えば、操作盤3の画面31に初期画面を表示する初期画面表示工程Step1と、利用者Mの認証を行う利用者認証工程Step2と、「スタート」ボタンが押下されたことを確認するスタート確認工程Step3と、所定のパレットPを入庫バース2に搬送するパレット搬送工程Step4と、入庫バース2の出入口扉21を開放する扉開工程Step5と、利用者Mが入庫バース2に車両Cを入庫させる入庫工程Step6と、利用者Mが入庫バース2内に人が残っていないことを確認する無人確認工程Step7と、「はい」ボタンが押下されたことを確認する押下確認工程Step8と、「扉閉」ボタンが押下されたことを確認する扉閉確認工程Step9と、利用者Mの認証を行う利用者認証工程Step10と、入庫バース2の出入口扉21を閉鎖する扉閉工程Step11と、を備えている。
初期画面表示工程Step1は、例えば、図4(A)に示したように、機械式駐車装置に車両Cを入庫しようとする利用者Mに対して操作盤3の画面31に表示する最初の画面である。初期画面には、例えば、車室状況、出入口部操作、パレット操作、暗証番号入力等に関する情報が表示される。
利用者認証工程Step2は、例えば、月極の利用者の場合に認証用のICカードをカードリーダ33で読み取って認証する工程である。なお、時間貸しの利用者の場合には、利用者認証工程Step2に替えて、空き車室を指定する車室指定工程であってもよい。
スタート確認工程Step3は、入庫操作を開始してもよいことを機械式駐車装置に認識させる工程である。具体的には、利用者Mが入庫操作を開始する準備が整っていることを確認した後、図4(B)に示したように、「スタート」ボタンを押下する。
パレット搬送工程Step4は、月極の利用者の場合には予め設定された車室からパレットPを入庫バース2に搬送する工程である。時間貸しの利用者の場合には車室指定工程で利用者Mが指定した車室からパレットPを入庫バース2に搬送する工程である。
扉開工程Step5は、入庫バース2にパレットPが所定の位置に搬送されたことを確認した後、出入口扉21を開放する工程である。出入口扉21を開放した後、操作盤3の画面31には利用者Mに入庫を促すメッセージが表示される。
入庫工程Step6は、利用者Mが車両Cを運転してパレットP上で停車させる工程である。具体的には、図5(A)に示したように、操作盤3の画面31に表示された「車を入れてください」のメッセージを利用者Mが確認した後、車両Cを入庫させる。なお、入庫しない場合には、「取消」ボタンを押下して入庫操作を終了する。
無人確認工程Step7は、車両Cを入庫して降車した利用者Mに対して、図5(B)に示したように、操作盤3の画面31で入庫バース2内(車両C内を含む)に人が残っていないことを確認させる工程である。具体的には、利用者Mが入庫バース2を目視することによって無人であることを確認する。入庫バース2内に監視カメラが設置されている場合には、監視カメラの映像により無人であることを確認してもよい。
押下確認工程Step8は、入庫バース2内に人が残っていないことを確認したことを機械式駐車装置に認識させる工程である。具体的には、利用者Mが操作盤3の画面31に表示された「はい」ボタンを押下する。なお、本明細書において、タッチパネル方式の画面31に表示されたボタンに触れる(押圧する)行為も「押下」に含まれるものとする。
扉閉確認工程Step9は、出入口扉21を閉鎖してもよいことを機械式駐車装置に認識させる工程である。具体的には、図6(A)に示したように、操作盤3の画面31に表示されたメッセージを確認した後、利用者Mが「扉閉」ボタンを押下する。
利用者認証工程Step10は、月極の利用者の場合に、入庫操作を終了しようとしている利用者Mが入庫操作を開始した利用者Mと同一人物であるか否かを確認する工程である。かかる認証により、機械式駐車装置の誤操作を防止することができる。具体的には、図6(B)に示したように、利用者MがICカードをカードリーダ33にかざすことによって認証する。なお、時間貸しの場合には、利用者認証工程Step10に替えて、出庫時に本人確認するための暗証番号を入力させる暗証番号入力工程であってもよい。
扉閉工程Step11は、利用者認証が終了した後、出入口扉21を閉鎖する工程である。かかる工程により、入庫操作は一旦終了する。
ところで、操作盤3での操作が終了し、出入口扉21を閉鎖した後に、忘れ物や人の取り残しに気が付くことがある。このような場合は、気が動転して冷静な判断を行うことが難しいことが多い。特に、中に人が残っている場合には焦りやすい。そこで、本実施形態では、入庫操作終了後に、忘れ物や人の取り残しがないことを確認する対話モードを備えている。
本実施形態において、「対話モード」とは、扉閉工程Step11後、利用者Mが操作盤3の画面31に触れることにより、利用者Mに困り事が生じているか否かを確認した後、出入口扉21を再開放することができるモードを意味している。
以下、対話モードについて、図3及び図7(A)~図8(B)を参照しつつ説明する。ここで、図7は、操作盤の画面を示す図であり、(A)は初期画面表示工程Step12、(B)は認証画面表示工程Step15、を示している。図8は、操作盤の画面を示す図であり、(A)は選択画面表示工程Step18、(B)は注意事項表示工程Step23、を示している。
例えば、図3に示したように、対話モードは、利用者Mに困り事が生じているか否かを「はい」又は「いいえ」で回答させる初期画面を表示する初期画面表示工程Step12と、「いいえ」ボタンが押されたか否かを確認する否定確認工程Step13と、「はい」ボタンが押されたか否かを確認する肯定確認工程Step14と、「はい」が選択された場合に利用者Mの認証を促す認証画面表示工程Step15と、利用者Mの認証前に取消ボタンが押されたか否かを確認する取消確認工程Step16と、利用者Mの認証を行う利用者認証工程Step17と、利用者認証後に困り事の項目をリストから選択させる選択画面を表示する選択画面表示工程Step18と、リストから所定の項目が選択される前に取消ボタンが押されたか否かを確認する取消確認工程Step19と、リストから忘れ物をしたことを示す「忘れ物」ボタンが選択されたか否かを確認する忘れ物確認工程Step20と、リストから中に人が残っていることを示す「残存」ボタンが選択されたか否かを確認する残存確認工程Step21と、リストから管理者を呼び出すことを示す「管理者」ボタンが選択されたか否かを確認する管理者確認工程Step22と、「忘れ物」ボタン又は「残存」ボタンが選択された場合に注意事項を表示する注意事項表示工程Step23と、注意事項を表示した後に出入口扉21を開放する再扉開工程Step24と、出入口扉21を開放した後に無人確認工程Step7に戻る後戻り工程Step25と、「管理者」ボタンが選択された場合に管理者を呼び出す管理者呼出工程Step26と、「いいえ」が選択された場合又は途中で取消ボタンが押下された場合に対話モードを終了するモード終了工程Step27と、モード終了工程Step27後に入庫バース2内の車両Cを格納する格納工程Step28と、を備えている。
初期画面表示工程Step12は、図7(A)に示したように、困り事がないか利用者Mに優しく問いかけるメッセージ(例えば、「何かお困りではありませんか?」等)を操作盤3の画面31に表示する工程である。かかる初期画面を表示することにより、出入口扉21を閉鎖した後に不測の事態が生じた場合であっても、慌てて誤操作をすることなく冷静に対処させることができる。
否定確認工程Step13は、利用者Mに困り事がないことを確認する工程である。具体的には、利用者Mが画面31に表示された「いいえ」ボタンを押下することによって確認する。「いいえ」ボタンが押された場合(Yes)はモード終了工程Step27に移行し、「いいえ」ボタンが押されない場合(No)は肯定確認工程Step14に移行する。
肯定確認工程Step14は、利用者Mに困り事が生じていることを確認する工程である。具体的には、利用者Mが画面31に表示された「はい」ボタンを押下することによって確認する。「はい」ボタンが押された場合(Yes)には認証画面表示工程Step15に移行する。また、一定時間「はい」ボタンが押されなかった場合(No)はモード終了工程Step27に移行する。
認証画面表示工程Step15は、操作盤3を操作している利用者Mが入庫した車両Cの利用者Mと同一人物であるか否かを確認するために、利用者Mに認証行為を促す工程である。例えば、月極の利用者Mの場合には、図7(B)に示したように、ICカードをカードリーダ33にかざすことを促す。なお、時間貸しの利用者Mの場合には、暗証番号を入力することを促すようにすればよい。
取消確認工程Step16は、利用者Mが誤って「はい」ボタンを押下した場合に、その操作を取り消すための工程である。「取消」ボタンが押された場合(Yes)は、結局、初期画面で「いいえ」ボタンを押したことと同義であることからモード終了工程Step27に移行する。「取消」ボタンが押されない場合(No)は利用者認証工程Step17に移行する。
利用者認証工程Step17は、例えば、月極の利用者MがICカードをカードリーダ33にかざすことによって利用者Mの認証を行う工程である。時間貸しの利用者Mの場合には、利用者Mが暗証番号を入力することによって利用者Mの認証を行う。
選択画面表示工程Step18は、利用者Mに対して困り事のリストを表示する工程である。困り事の項目は、例えば、図8(A)に示したように、忘れ物である項目及び中に人が残っている項目を含み、機械式駐車装置の管理者を呼び出す項目を含んでいてもよい。忘れ物である項目は、例えば、「忘れ物ですか?」と記載された「忘れ物」ボタンとして画面31に表示される。また、中に人が残っている項目は、例えば、「中に人が残っていますか?」と記載された「残存」ボタンとして画面31に表示される。また、管理者を呼び出す項目は、例えば、「管理者を呼びますか?」と記載された「管理者」ボタンとして画面31に表示される。
取消確認工程Step19は、選択画面が表示された後で、例えば、利用者Mの勘違いであったことに気が付いて、今までの操作を取り消す工程である。「取消」ボタンが押された場合(Yes)は、結局、初期画面で「いいえ」ボタンを押したことと同義であることからモード終了工程Step27に移行する。「取消」ボタンが押されない場合(No)は選択画面に表示されたリストから、どの項目が選択されたか否かを確認する次工程に移行する。
忘れ物確認工程Step20は、利用者Mが「忘れ物」ボタンを押下したか否かを確認する工程である。「忘れ物」ボタンが押された場合(Yes)は注意事項表示工程Step23に移行する。「忘れ物」ボタンが押されない場合(No)は残存確認工程Step21に移行する。
残存確認工程Step21は、利用者Mが「残存」ボタンを押下したか否かを確認する工程である。「残存」ボタンが押された場合(Yes)は注意事項表示工程Step23に移行する。「残存」ボタンが押されない場合(No)は管理者確認工程Step22に移行する。
管理者確認工程Step22は、利用者Mが「管理者」ボタンを押下したか否かを確認する工程である。「管理者」ボタンが押された場合(Yes)は管理者呼出工程Step26に移行する。一定時間「管理者」ボタンが押されなかった場合(No)はモード終了工程Step27に移行する。
注意事項表示工程Step23は、出入口扉21を再開放した際の注意事項を画面31に表示する工程である。例えば、図8(B)に示したように、画面31には、出入口扉21が開放すること、用事が済んだ後は画面31に表示された指示にしたがって出入口扉21を閉鎖すること等の注意事項が表示される。なお、注意事項は図示した内容に限定されるものではない。
再扉開工程Step24は、一定時間注意事項を表示した後、出入口扉21を再開放する工程である。出入口扉21を再開放した後の状態は、実質的に利用者Mが車両Cを入庫した直後と同じ状態である。
後戻り工程Step25は、上述した入庫操作フローに戻って出入口扉21を再扉閉する工程である。具体的には、無人確認工程Step7に戻り、無人確認工程Step7~扉閉工程Step11を繰り返して出入口扉21を閉鎖する。なお、その後、対話モードに再度移行する。
管理者呼出工程Step26は、「管理者」ボタンが押された場合に管理者を呼び出す工程である。管理者の「呼び出し」は、管理者を操作盤3の位置まで実際に向かわせることだけでなく、操作盤3を通じて電話やテレビ電話等により管理者と会話可能な状態にすることを含む趣旨である。なお、管理者を呼び出した後は、管理者の判断で対話モードを終了することができる。
モード終了工程Step27は、所定の条件を満たした場合に対話モードを終了する工程である。所定の条件とは、例えば、初期画面で「いいえ」が選択された場合、初期画面で一定時間「はい」も「いいえ」も選択されなかった場合、途中で取消ボタンが押下された場合、選択画面で一定時間何れのボタンも押下されなかった場合、管理者を呼び出した場合等である。
格納工程Step28は、入庫バース2内にある車両Cを載置したパレットPを所定の車室に搬送して車両Cを格納する工程である。かかる処理により、車両Cの入庫操作が完結する。
上述した本実施形態に係る機械式駐車装置の操作方法によれば、対話モードを導入したことによって、通常の入庫操作により出入口扉21を閉鎖した後に、利用者Mが操作盤3の画面31に触れることにより、利用者Mに困り事が生じているか否かを確認し出入口扉21を再開放することができる。したがって、本実施形態によれば、入庫時に出入口扉21を閉鎖した後であっても操作をやり直すことができ、冷静かつ安全に出入口扉21を再開放することができる。
本発明は、上述した実施形態に限定されず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変更が可能であることは勿論である。
1 操作装置
2 入庫バース
3 操作盤
21 出入口扉
22 壁面
31 画面
32 操作ボタン
33 カードリーダ
Step1 初期画面表示工程
Step2 利用者認証工程
Step3 スタート確認工程
Step4 パレット搬送工程
Step5 扉開工程
Step6 入庫工程
Step7 無人確認工程
Step8 押下確認工程
Step9 扉閉確認工程
Step10 利用者認証工程
Step11 扉閉工程
Step12 初期画面表示工程
Step13 否定確認工程
Step14 肯定確認工程
Step15 認証画面表示工程
Step16 取消確認工程
Step17 利用者認証工程
Step18 選択画面表示工程
Step19 取消確認工程
Step20 忘れ物確認工程
Step21 残存確認工程
Step22 管理者確認工程
Step23 注意事項表示工程
Step24 再扉開工程
Step25 後戻り工程
Step26 管理者呼出工程
Step27 モード終了工程
Step28 格納工程

Claims (9)

  1. 利用者の操作により入庫バースの出入口扉を開放する扉開工程と、前記利用者が前記入庫バースに車両を入庫させる入庫工程と、前記利用者の操作により前記利用者に前記入庫バース内に人が残っていないことを確認させる無人確認工程と、前記利用者の操作により前記出入口扉を閉鎖する扉閉工程と、を備えた機械式駐車装置の操作方法において、
    前記扉閉工程後、前記利用者が操作盤の画面に触れることにより、前記利用者に困り事が生じているか否かを確認し前記出入口扉を再開放可能な対話モードを前記操作盤の画面に対話方式で表示するようにした、
    ことを特徴とする機械式駐車装置の操作方法。
  2. 前記対話モードは、前記利用者に困り事が生じているか否かを「はい」又は「いいえ」で回答させる初期画面を表示する初期画面表示工程と、前記「はい」が選択された場合に前記困り事の項目をリストから選択させる選択画面を表示する選択画面表示工程と、前記リストから所定の項目が選択された場合に前記出入口扉を開放する再扉開工程と、該再扉開工程後に前記無人確認工程に戻る後戻り工程と、前記「いいえ」が選択された場合又は途中で取消ボタンが押下された場合に前記対話モードを終了するモード終了工程と、該モード終了工程後に前記入庫バース内の車両を格納する格納工程と、を備える請求項1に記載の機械式駐車装置の操作方法。
  3. 前記対話モードは、前記困り事の項目をリストから選択させる選択画面を表示する選択画面表示工程と、前記リストから所定の項目が選択された場合に前記出入口扉を開放する再扉開工程と、該再扉開工程後に前記無人確認工程に戻る後戻り工程と、を備える請求項1に記載の機械式駐車装置の操作方法。
  4. 前記対話モードは、前記困り事の項目をリストから選択させる選択画面を表示する選択画面表示工程と、前記リストから所定の項目が選択された場合に前記出入口扉を開放する再扉開工程と、該再扉開工程後に前記無人確認工程に戻る後戻り工程と、途中で取消ボタンが押下された場合に前記対話モードを終了するモード終了工程と、該モード終了工程後に前記入庫バース内の車両を格納する格納工程と、を備える請求項1に記載の機械式駐車装置の操作方法。
  5. 前記選択画面表示工程の前に、前記利用者の認証を行う認証工程を備える、請求項2~4の何れか一項に記載の機械式駐車装置の操作方法。
  6. 前記再扉開工程の前に、注意事項を表示する注意事項表示工程を備える、請求項2~4の何れか一項に記載の機械式駐車装置の操作方法。
  7. 前記困り事の項目は、少なくとも、忘れ物である項目又は中に人が残っている項目を含む、請求項2~4の何れか一項に記載の機械式駐車装置の操作方法。
  8. 前記困り事の項目は、前記機械式駐車装置の管理者を呼び出す項目を含む、請求項2~4の何れか一項に記載の機械式駐車装置の操作方法。
  9. 入庫バースの出入口扉の近くに配置されたタッチパネル方式の画面を含む操作盤を有する機械式駐車装置の操作装置であって、
    前記操作盤は、利用者の操作により前記出入口扉を開放し、前記利用者が前記入庫バースに車両を入庫させた後、前記利用者の操作により前記利用者に前記入庫バース内に人が残っていないことを確認させ、前記利用者の操作により前記出入口扉を閉鎖するように構成されており、
    さらに、前記操作盤は、前記出入口扉を閉鎖した後、前記利用者が前記操作盤の画面に触れることにより、前記利用者に困り事が生じているか否かを確認し前記出入口扉を再開放することができるように前記操作盤の画面に操作項目を表示する、
    ことを特徴とする機械式駐車装置の操作装置。
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