JP6959744B2 - 機械式駐車設備 - Google Patents

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Description

本発明は、出入口扉を開放して自動車を入出庫させる機械式駐車設備に関する。
従来、利用者が出入口扉を開閉する機械式駐車設備においては、利用者の認証操作によって出入口扉を開放して自動車の入出庫が行われている。この機械式駐車設備では、利用者が出入口扉を開放して自動車の入出庫を行った後、その利用者が出入口扉を閉鎖する。このような機械式駐車設備では、出入口扉の閉め忘れが生じた場合、次の利用者や設備の管理者などが出入口扉を閉鎖する必要がある。
また、近年、機械式駐車設備の入出庫時における入出庫完了時の出入口扉の閉鎖操作は、呼び操作をして出入口扉を開放した利用者が出入口扉の閉鎖前に本人確認の認証操作を再び行う必要があるものもある(例えば、特許文献1参照)。この先行技術では、出入口扉を開く前に利用者の第1認証処理(以下、単に「第1認証」という)を行い、出入口扉を閉じる前に利用者の第2認証処理(以下、単に「第2認証」という)を行い、第1認証の認証情報と第2認証の認証情報とを照合し、照合結果が一致した場合に閉扉処理が行えるようにしている。この先行技術の場合、出入口扉の閉め忘れが生じた場合、次の利用者は出入口扉を閉めることができないので利用できず、出入口扉を開放した本人が戻って閉鎖するか、設備の管理者や保守管理者を呼んで出入口扉を閉鎖する必要がある。
特開2014−139401号公報
ところで、出入口扉の閉め忘れをする利用者は、閉め忘れを繰り返すことがある。出入口扉の閉め忘れが生じた場合、開放したままの出入口扉から人などが侵入ことがあるため、安全・防犯上問題が生じる場合がある。
また、上記特許文献1のように利用者の第1認証と第2認証とが必要な機械式駐車設備の場合には、出入口扉の閉め忘れが生じると人などが侵入する安全・防犯上の問題に加え、出入口扉の閉め忘れが生じる度に次の利用者が利用できなくなって機械式駐車設備の運用に支障を来たす。
そこで、本発明は、出入口扉の閉め忘れをした利用者に対して注意喚起を行うことで出入口扉の閉め忘れを防ぐことができる機械式駐車設備を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、入出庫を行う利用者の認証に基づいて出入口扉を開放する機械式駐車設備であって、前記利用者が前記認証を行う認証部と、前記利用者が開放した前記出入口扉が前記利用者によって閉鎖されなかったことで前記利用者を開放置利用者として記憶する開放置記憶部と、前記開放置記憶部に記憶された前記開放置利用者の再利用を検知する検知部と、前記検知部で検知した前記開放置利用者に対して前記開放置記憶部に記憶された情報に基づいて開放置の注意喚起を行う制御部と、を備えている。この明細書及び特許請求の範囲の書類中における「開放置」は、「出入口扉が開放された状態のまま閉鎖されずに放置されていること」をいう。また、開放置記憶部に記憶される「開放置利用者」の情報としては、認証情報(暗証番号、カード番号など)、車両情報などにすることができる。「注意喚起」としては、前回の利用時に開放置を行ったので開放置を行わないように注意喚起する文字の表示や、その音声アナウンスなどで開放置を防ぐように意識付けすることを含む。
この構成により、出入口扉を閉め忘れた利用者を開放置利用者として開放置記憶部に記憶し、開放置利用者の再利用時に開放置記憶部に記憶された情報に基づいて、出入口扉の開放置を再び行わないよう注意喚起をして閉め忘れを防ぐことができる。
また、前記検知部は、前記利用者の認証情報と、前記開放置記憶部に記憶されている前記開放置利用者の認証情報とを照合して前記開放置利用者を検知するよう構成されていてもよい。
このように構成すれば、開放置を行った開放置利用者を、利用者の認証情報によって容易に特定することができる。
また、前記制御部は、前記注意喚起を所定時間行った後に解除するよう構成されていてもよい。
このように構成すれば、開放置利用者に対して所定時間の注意喚起を行って再び出入口扉の開放置が行われないよう注意を促して意識付けをした後、自動的に自動車の入出庫が行えるようにできる。
また、前記制御部は、前記注意喚起を前記開放置利用者が解除するまで他の操作を受け付けないよう構成されていてもよい。
このように構成すれば、開放置利用者が自ら注意喚起を解除しなければ制御部によって次の操作が受け付けられないため、開放置利用者に対して開放置を行わないよう強く意識付けすることができる。
また、前記制御部は、前記開放置記憶部に記憶された前記開放置の回数に応じて前記注意喚起の内容を異ならせるよう構成されていてもよい。
このように構成すれば、開放置を行った回数に応じて適切な注意喚起を行うようにできる。例えば、開放置を複数回繰り返す利用者に対して、開放置回数などを明示した注意喚起を行って意識付けをすることができる。さらに繰り返す利用者に対しては、開放置頻度のレポート出力などを行うこともできる。
また、前記制御部は、前記利用者による前記出入口扉を開放する前に行う第1認証と、前記利用者による前記出入口扉を閉鎖する前に行う第2認証と、前記第1認証と前記第2認証との照合結果が一致した後で前記出入口扉を閉鎖可能とするよう構成されていてもよい。
このように構成すれば、出入口扉を開閉するために第1認証と第2認証との照合結果が一致することが条件となるため、利用者が出入口扉の開放置をした場合には管理者、保守管理者などによって出入口扉を閉鎖する必要が生じ、次の利用者が利用できなくなって機械式駐車設備の運用に支障をきたすことを注意喚起に含めることで、利用者に対して出入口扉の開放置による問題を強く示して注意を促すことができる。
また、前記制御部は、運転盤に備えられた表示部による注意喚起表示及び音声出力部による注意喚起アナウンスの少なくとも一方で前記注意喚起をするよう構成されていてもよい。
このように構成すれば、運転盤を操作する開放置利用者に対して、運転盤の表示部による開放置の注意喚起表示か、音声出力部による注意喚起アナウンスが行われるので、運転盤の操作時に開放置利用者に対して適切に開放置を行わないよう意識付けすることができる。
また、前記認証部は運転盤に備えられており、前記運転盤は、前記注意喚起を解除する解除部を有し、該解除部による前記注意喚起が解除されなければ次の操作を受け付けないよう構成されていてもよい。
このように構成すれば、運転盤の認証部によって入出庫操作を行うときに、出入口扉の開放置をしないよう注意喚起されるので、開放置利用者による出入口扉の開放置を防ぐように利用者に意識付けすることができる。しかも、利用者が自ら解除部で注意喚起を解除しなければ次の操作ができないため、強く意識付けすることができる。
本発明によれば、機械式駐車設備における出入口扉の開放置をした利用者に対して再利用時に開放置の注意喚起をして、出入口扉の閉め忘れを防ぐことが可能となる。
図1は、本発明の一実施形態に係る機械式駐車設備の入出庫部を平面視で示す模式図である。 図2は、図1に示す運転盤の正面図である。 図3は、図1に示す機械式駐車設備における制御系のブロック図である。 図4は、図3に示す運転盤の表示部における注意喚起の表示例を示す図面である。 図5は、図1に示す機械式駐車設備における制御フローチャートの一例を示す図面である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。以下の実施形態では、表示部11を有する運転盤10を備えた機械式駐車設備1を例に説明する。
(機械式駐車設備の構成)
図1は、一実施形態に係る機械式駐車設備1の入出庫部3を平面視で示す模式図である。この実施形態の機械式駐車設備1は、パレット式の駐車設備を例にしており、矩形状に形成された駐車塔2の入出庫部3には、正面側に出入口扉4が設けられている。出入口扉4の近傍の側方(図では右方)には、機械式駐車設備1の運転操作を行う運転盤10が設けられている。また、入出庫部3に制御装置20が設けられている。この実施形態では、運転盤10と制御装置20とを別々に示しているが、これらは一体の構成でも別々の構成でもよい。入出庫部3にはパレット5が配置されており、自動車V(矩形状枠で示す)が搭載されている。
(運転盤の構成例)
図2は、図1に示す運転盤10の正面図である。この実施形態の運転盤10は、操作案内の表示や操作ができるタッチパネル式の表示部11を有している。表示部11には、入出庫の状況や、後述する注意喚起の文字、注意喚起の状態を解除する解除部たる解除ボタン、などが表示される。表示部11の下方には、この実施形態では、機械式駐車設備1の電源を入れる電源キー12と、保守管理者が操作する保守管理キー13と、管理者が操作する管理者キー14とが設けられている。管理者キー14の側方には、音声出力部たるスピーカ15と、非常停止ボタン16が設けられている。また、表示部11の側方には、利用者が認証番号を入力する認証部たるテンキー17が設けられている。テンキー17の下方には、スタートボタン18Aと、安全確認操作を行った後に押す安全確認ボタン18Bと、出入口扉4を閉鎖するために押す終了扉閉ボタン18Cとが設けられている。これらのボタンは、物理的に押し込むボタンの他、液晶画面に表示されるボタンなどにすることができる。
この実施形態の運転盤10は、認証部として暗証番号(認証情報)を入力するテンキー17を例にしているが、ICカードによるカード入力の場合はカード認証部(カード接触部)、リモコンによるデータ送信入力の場合はリモコン認証部(リモコン受信部)、を備えさせることができる。リモコン入力の場合には、テンキー又はカード入力部に加えて、リモコン認証部を備えさせることができる。なお、利用者を認証する認証部は、これらに限定されるものではなく、例えば、指紋の認証、静脈の認証、などの生体認証部など、様々な手段を利用することができる。また、認証部は、運転盤10とは別体で備えさせることもできる。
また、上記運転盤10は、例えば、出入口扉4を開閉するために第1認証操作と第2認証操作とを行う必要がある場合には、両方の認証操作を行う装置を兼ねることができる。このように構成されている場合、利用者は運転盤10において第1認証操作を行って出入口扉4を開放し、入出庫後に運転盤10において第2認証操作を行った後、終了扉閉ボタン18Cで出入口扉4を閉鎖することができる。
(機械式駐車設備における制御)
図3は、機械式駐車設備1における制御系のブロック図である。図4は、図3に示す運転盤10の表示部11における注意喚起の表示例を示す図面である。上記したように、運転盤10には、表示部11と認証部たるテンキー17とが備えられている。
一方、上記制御装置20には、制御部21と記憶部22と注意喚起部23とI/Oインターフェース24とが備えられている。制御装置20は、I/Oインターフェース24を介して運転盤10と接続されている。制御部21は、RAM、ROM、CPUなどを備えている。制御部21には、検知部25が備えられており、上記テンキー(認証部)17で認証した利用者の認証情報が、記憶部22の開放置記憶部27に記憶された開放置利用者の認証情報と一致することで開放置利用者が検知される。この検知は、制御部21のRAM、ROM、CPUなどを用いて情報を演算処理することで実現される。
記憶部22は、不揮発性メモリ、ハードディスクなどを用いることができる。記憶部22には、機械式駐車設備1の利用者を識別する認証データ(登録された利用者の識別データ)が予め登録(記憶)されている。この図では、利用者の認証情報を記憶しておく認証情報記憶部26と、開放置を行った利用者を開放置利用者として記憶しておく開放置記憶部27とを示している。これらは同一の構成でもよい。開放置記憶部27に記憶する情報としては、例えば後述の、注意喚起するか否かの判定に用いられる情報や、注意喚起の表示に含める情報とすることができる。また、後述の開放置回数は、例えば、開放置利用者の認証情報に紐付けられた回数の情報として記憶したり、開放置が起こるごとに個別に記憶した開放置利用者の認証情報を数えるようにすることができる。
注意喚起部23は、上記検知部25で検知された開放置利用者の開放置記憶部27に記憶された開放置回数など、予め決められた判定条件に基づいて注意喚起をするか否かを決定するようになっている。例えば、開放置記憶部27に開放置利用者として記憶された回数がCPUで演算処理され、判定条件(例えば、所定の回数(3回など))を満たしていれば注意喚起をする。注意喚起をするか否かは、開放置回数に限定されるものではなく、開放置の時間帯(入出庫が多い時間など)に開放置をした場合や、前日も開放置をした場合などの判定条件に基づいて決定することができる。
図4に示すように、注意喚起表示としては、運転盤10の表示部11に「前回のご利用時に出入口扉を閉め忘れています。」などの表示がなされる。この例では、出入口扉4の開放置を行ったことの表示に加え、出入口扉4を閉め忘れて開放置が生じた場合の問題点と、利用後には出入口扉4を閉めるように促す表示がなされている。注意喚起の表示例は一例であり、他の表示としてもよい。例えば、開放置を繰り返す利用者には、1箇月の開放置回数の表示などを含めることができる。
また、この実施形態では、運転盤10の表示部11において注意喚起表示を行う例を示したが、運転盤10のスピーカ15から注意喚起アナウンスを行うようにしてもよい。さらに、表示部11における注意喚起表示と、スピーカ15からの注意喚起アナウンスとを同時に行うようにしてもよい。
(入出庫時の制御フローチャートの説明)
図5は、上記機械式駐車設備1における制御フローチャートの一例を示す図面である。図5では、左側に利用者の動作を示し、右側に機械式駐車設備1の動作を示している。以下の説明では、上記運転盤10を備えた機械式駐車設備1を例に説明する。
利用者が機械式駐車設備1を利用する場合、まず、利用者が運転盤10のテンキー17にて認証情報を入力して呼び操作を行う(S1)。これにより、機械式駐車設備1の制御装置20は、利用者が入力した認証情報と認証情報記憶部26に記憶された認証情報とを照合し、利用者が入力した認証情報が認証情報記憶部の認証情報と一致した場合、呼び動作が開始される(S2)。その際、この例では、後述の扉閉操作の際に第2認証と照合するために、ここで入力された認証情報(第1認証)に対応する利用者が呼び操作を行なった(出入口扉4を開放した)ことを、認証情報記憶部26に一時的に記憶する。
また、利用者が入力した認証情報と開放置記憶部27に記憶(登録)されている開放置利用者の認証情報とが照合される(S3)。利用者が入力した認証情報が開放置記憶部27に記憶(登録)されていない場合、運転盤10の表示部11には通常の呼び動作画面が表示される(S4)。
一方、利用者が入力した認証情報が開放置記憶部27に記憶されている開放置利用者の認証情報と照合一致して開放置利用者の再利用と検知された場合、注意喚起を行う判定条件を満たしているか否かが判定される(S5)。そして、注意喚起を行う条件を満たさない場合は、運転盤10の表示部11に通常の呼び動作画面が表示される(S4)。
上記注意喚起を行う判定条件を満たしているか否かの判定(S5)で、開放置記憶部27に記憶されている情報から注意喚起を行う判定条件を満たしていると判定された場合、運転盤10の表示部11に出入口扉4の閉め忘れについて注意喚起画面が表示される(S6)。つまり、機械式駐車設備1の呼び動作完了を待っているときに、注意喚起画面の表示が開始される。開放置記憶部27に記憶された情報に基づく注意喚起を行う判定条件としては、例えば、開放置利用者として複数回の登録がある場合や、一定期間(1週間、1箇月など)内に複数回(3回以上など)の登録がある場合などにできる。注意喚起画面表示(注意喚起表示)は、認証情報入力後に認証情報の照合が完了した後であれば、呼び動作開始前でもよい。上記注意喚起画面表示は、例えば、図1に示す運転盤10の場合、表示部11に図4に示す表示をすることができる。
すなわち、運転盤10の表示部11に、以下の内容を表示することができる。
・利用者が前回の利用時に出入口扉4を閉め忘れた。
・出入口扉4を閉め忘れると駐車設備に人が侵入する恐れがあり、安全・防犯上問題がある。
・次の利用者が利用できなくなり運用に支障をきたす。
注意喚起の内容は、これらの表示に限定されない。例えば、開放置を行った回数や、時間帯などに応じて内容を変化させるようにしてもよい。例えば、入出庫が頻繁に行われる時間帯の場合、開放置が生じることで多くの利用者が迷惑する内容を強調するようにしてもよい。開放置回数が多い場合も、多くの利用者が迷惑する内容を強調するようにしてもよい。
また、表示部11において注意喚起画面表示を行うとともに、音声による注意喚起アナウンスやブザーを鳴らして注意喚起をしてもよい。注意喚起アナウンスとしては、上記表示部11における注意喚起表示と同様に、「前回のご利用時に出入口扉を閉め忘れています。ご利用後は必ず出入口扉を閉めてください。」などを音声でアナウンスすることができる。さらに、注意喚起アナウンスに加え、警告灯などを点滅させてより注意を促すこともできる。注意喚起をする方法は、音声による注意喚起アナウンスのみとすることもでき、限定されるものではない。注意喚起アナウンスを行うスピーカ(音声出力部)15は、運転盤10以外に備えられていてもよい。
そして、この実施形態では、注意喚起画面表示が所定時間を経過したか否かが判定される(S7)。所定時間を経過していなければ、注意喚起画面表示が続けられる。注意喚起画面表示が所定時間を経過した場合、開放置記憶部27に記憶された開放置利用者としての登録がリセットされる(S8)。なお、開放置記憶部27に記憶された開放置利用者の情報はリセットしなくてもよい。注意喚起画面表示を行ったことを記憶し、利用者の開放置履歴は残すようにしてもよい。
この実施形態では、注意喚起画面表示を所定時間行った後、通常の呼び動作画面表示になる(S4)。なお、注意喚起画面表示は、所定時間ではなく、所定の動作(例えば、パレット到着)時点で終了するようにしてもよい。
その後、呼び動作が完了し、出入口扉4が開放される(S9)。そして、利用者は、自動車Vの入出庫を行う(S10)。自動車Vの入出庫を行った利用者は、入出庫後に出入口扉4を閉鎖する。この例では、利用者が運転盤10で第2認証を行い、扉閉操作を行う(S11)。
機械式駐車設備1の制御装置20は、利用者の第2認証の認証情報を認証情報記憶部26に記憶された認証情報と照合し、出入口扉4を開放した利用者の認証情報と照合結果が一致した後で出入口扉4が閉鎖可能となる。そして、利用者による扉閉操作によって(S12)、出入口扉4が閉鎖されて(S13)、終了する(S14)。
なお、第2認証は第1認証と異なる方法で行うこともできる。例えば、第1認証操作を暗証番号入力で行ない、第2認証をIDリモコンによるデータ送信入力で行うことなどができる。
一方、機械式駐車設備1の制御装置20では、上記自動車Vの入出庫を行った後(S10)、利用者による第2認証が行われず(S12)、出入口扉4を開放した状態のままで所定時間を経過したか否かが判定される(S15)。所定時間としては、例えば、出入口扉4を開放した後、5分程度に設定することができる。この所定時間を経過するまでは、利用者による第2認証と扉閉操作の入力待ち状態が続けられる。
また、この実施形態では、出入口扉4の開放置の判定を、出入口扉4を開放して所定時間経過した後(S15)、機械式駐車設備1の管理者が管理者キー14で管理モードに切り替えた後に扉閉操作が行われたか否かで判定される(S16)。この例では、管理者キー14で管理モードに切り替えた後に扉閉操作が行われない場合、上記利用者による第2認証と扉閉操作の入力待ち状態に戻り、利用者が第2認証と扉閉操作を入力すれば出入口扉4を閉鎖することができる。
そして、管理者キー14で管理モードに切り替えた後に扉閉操作が行われている場合(S16)、出入口扉4の閉め忘れが発生したと判定し、出入口扉4を解放した利用者の認証情報が制御装置20の記憶部22における開放置記憶部27に開放置利用者の認証情報として記憶(登録)される(S17)。
なお、この実施形態では管理者キー14で管理モードに切り替えられた後に扉閉操作が行われたことで「出入口扉4の閉め忘れ(開放置)」と判定しているが、保守管理キー13で保守モードに切り替えられた後に扉閉操作が行われた場合も開放置と判定できる。その他、出入口扉4の開放置が生じた場合に、次の利用者が出入口扉4を閉鎖できる場合などは、出入口扉4を開放した利用者本人の認証情報と異なる認証情報で出入口扉4が閉鎖されたことで、出入口扉4を開放した利用者による開放置が生じたと判定できる。
そして、出入口扉4を開放置した利用者を開放置利用者として開放置記憶部27に記憶(登録)した後(S17)、出入口扉4が閉鎖されて(S13)、終了する(S14)。
なお、上記実施形態では、出入口扉4を開放した利用者以外が出入口扉4の扉閉操作を行った場合に開放置と判定する例を説明した。この出入口扉4を閉め忘れた開放置の判定としては、出入口扉4が開放されて一定時間以上経過した場合や、出入口扉4が開放された後、入出庫完了や利用者の退出をセンサが検知してからの時間などにすることもできる。利用者による出入口扉4の開放置を判定する手段は、単独でも複数を組み合わせてもよい。開放置の判定は、他の公知の手段を用いてもよい。
(その他の実施形態)
利用者による注意喚起画面表示の確認を徹底するために、タッチパネル式の表示部11に注意喚起画面表示を行い、その注意喚起画面表示に確認ボタンを含めることができる。この場合、確認ボタンが押されるまで、運転盤10における他の操作を受け付けないようにできる。確認ボタンが押されることで注意喚起画面表示を解除し、通常画面に戻すことができる。
また、上記実施形態では、呼び動作開始後に利用者の認証情報と開放置記憶部27の開放置利用者の認証情報とを照合しているが、呼び動作開始前に利用者の認証情報と開放置記憶部27の開放置利用者の認証情報とを照合してもよい。そして、注意喚起をする場合は呼び動作開始前に注意喚起画面を表示し、解除部によって解除操作を行わなければ機械式駐車設備1の呼び動作を開始できないようにできる。すなわち、注意喚起画面表示を解除しなければ機械式駐車設備1の出入口扉4の開放動作を禁止し、入出庫できないようにできる。このようにすれば、開放置利用者に対して開放置を繰り返さないように強く意識付けすることができる。
また、注意喚起画面表示が1画面で収まらない場合は、画面スクロールやページ切り替えで表示できるようにしてもよい。仮に1画面に収められるとしても、スクロール又はページ切替えを必須とできる。この場合、スクロールした画面の最後、もしくは最終ページに確認ボタンを配置して、画面を最後まで表示しないと確認ボタンを押せないようにできる。このようにしても、開放置利用者に対して開放置を繰り返さないように強く意識付けすることができる。
また、閉め忘れた開放置回数(連続回数又は累積回数)を記憶し、開放置回数に応じてメッセージ内容や解除操作方法などを切り替えるようにしてもよい。このようにして、開放置利用者に対して、頻繁に機械式駐車設備の運用に支障をきたしていることを注意喚起に含めることで、開放置を繰り返さないように強く意識付けすることができる。また、開放置回数に応じて管理者に開放置頻度などを自動通知又は所定の操作でレポート出力できるようにしてもよい。さらに、管理者による運転盤10の操作や回線を通じた遠隔操作等により、開放置記憶部27に記憶されている開放置履歴を閲覧、編集、削除、出力等できるようにしてもよい。
(総括)
以上のように、上記機械式駐車設備1によれば、利用者による出入口扉4の開放置が生じた場合、その開放置をした利用者を開放置利用者として登録し、その開放置利用者の再利用時に出入口扉4の開放置を繰り返さないように注意喚起することが可能となる。したがって、出入口扉4の開放置が繰り返されることを防ぐことが可能となる。
(変形例)
上記した実施形態では運転盤10のタッチパネル式の表示部11で注意喚起を行っているが、文字表示機能のある運転盤10については文字で注意喚起をすればよく、開放置をした利用者に注意喚起をする表示部11は上記実施形態に限定されるものではない。
また、上記した実施形態は一例を示しており、注意喚起の方法の他、利用者の認証方法、開放置の記憶方法などは種々の方法を利用することができ、本発明の要旨を損なわない範囲で構成を変更することは可能であり、本発明は上記した実施形態に限定されるものではない。
1 機械式駐車設備
3 入出庫部
4 出入口扉
10 運転盤
11 表示部
12 電源キー
13 保守管理キー
14 管理者キー
15 スピーカ
16 非常停止ボタン
17 テンキー(認証部)
20 制御装置
21 制御部
22 記憶部
23 注意喚起部
25 検知部
26 認証情報記憶部
27 開放置記憶部
V 自動車

Claims (9)

  1. 入出庫を行う利用者の認証に基づいて出入口扉を開放する機械式駐車設備であって、
    前記利用者が前記認証を行う認証部と、
    前記利用者による前記出入口扉を開放する前に行う第1認証と、前記利用者による前記出入口扉を閉鎖する前に行う第2認証と、前記第1認証と前記第2認証との照合結果が一致した後で前記出入口扉を閉鎖可能とするよう構成された制御部と、
    前記利用者による前記第2認証が行われず、前記利用者が開放した前記出入口扉が開放した状態のままで所定時間を経過したこと開放置と判定し、前記利用者を開放置利用者として記憶する開放置記憶部と、
    前記開放置記憶部に記憶された前記開放置利用者の再利用を検知する検知部と、を備え、
    前記制御部は、前記検知部で検知した前記開放置利用者に対して前記開放置記憶部に記憶された情報に基づいて開放置の注意喚起を行うよう構成されている、
    ことを特徴とする機械式駐車設備。
  2. 入出庫を行う利用者の認証に基づいて出入口扉を開放する機械式駐車設備であって、
    前記利用者が前記認証を行う認証部と、
    前記利用者による前記出入口扉を開放する前に行う第1認証と、前記利用者による前記出入口扉を閉鎖する前に行う第2認証と、前記第1認証と前記第2認証との照合結果が一致した後で前記出入口扉を閉鎖可能とするよう構成された制御部と、
    前記利用者が開放した前記出入口扉が開放した状態のままで所定時間を経過し、保守管理キーで保守モードに切り替えられた後に閉鎖操作されたことで開放置と判定し、前記利用者を開放置利用者として記憶する開放置記憶部と、
    前記開放置記憶部に記憶された前記開放置利用者の再利用を検知する検知部と、を備え、
    前記制御部は、前記検知部で検知した前記開放置利用者に対して前記開放置記憶部に記憶された情報に基づいて開放置の注意喚起を行うよう構成されている、
    ことを特徴とする機械式駐車設備。

  3. 入出庫を行う利用者の認証に基づいて出入口扉を開放する機械式駐車設備であって、
    前記利用者が前記認証を行う認証部と、
    前記利用者による前記出入口扉を開放する前に行う第1認証と、前記利用者による前記出入口扉を閉鎖する前に行う第2認証と、前記第1認証と前記第2認証との照合結果が一致した後で前記出入口扉を閉鎖可能とするよう構成された制御部と、
    前記利用者が開放した前記出入口扉が開放した状態のままで所定時間を経過し、前記利用者の前記第2認証とは異なる認証情報で閉鎖操作されたことで開放置と判定し、前記利用者を開放置利用者として記憶する開放置記憶部と、
    前記開放置記憶部に記憶された前記開放置利用者の再利用を検知する検知部と、を備え、
    前記制御部は、前記検知部で検知した前記開放置利用者に対して前記開放置記憶部に記憶された情報に基づいて開放置の注意喚起を行うよう構成されている、
    ことを特徴とする機械式駐車設備。
  4. 前記検知部は、前記利用者の認証情報と、前記開放置記憶部に記憶されている前記開放置利用者の認証情報とを照合して前記開放置利用者を検知するよう構成されている、
    請求項1〜3のいずれか1項に記載の機械式駐車設備。
  5. 前記制御部は、前記注意喚起を所定時間行った後に解除するよう構成されている、
    請求項1〜4のいずれか1項に記載の機械式駐車設備。
  6. 前記制御部は、前記注意喚起を前記開放置利用者が解除するまで他の操作を受け付けないよう構成されている、
    請求項1〜4のいずれか1項に記載の機械式駐車設備。
  7. 前記制御部は、前記開放置記憶部に記憶された前記開放置の回数に応じて前記注意喚起の内容を異ならせるよう構成されている、
    請求項1〜のいずれか1項に記載の機械式駐車設備。
  8. 前記制御部は、運転盤に備えられた表示部による注意喚起表示及び音声出力部による注意喚起アナウンスの少なくとも一方で前記注意喚起をするよう構成されている、
    請求項1〜のいずれか1項に記載の機械式駐車設備。
  9. 前記認証部は前記運転盤に備えられており、
    前記運転盤は、前記注意喚起を解除する解除部を有している、
    請求項8に記載の機械式駐車設備。
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