JP6898730B2 - 出入口扉閉鎖方法及び機械式駐車設備 - Google Patents
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Description
図1は、一実施形態に係る機械式駐車設備1の入出庫部3における構成を示す平面図である。この機械式駐車設備1は、矩形状に形成された駐車塔2の正面側に入出庫口4が設けられている。入出庫口4には、出入口扉5が備えられている。また、入出庫口4の近傍の側方(図では右方)には、機械式駐車設備1の運転操作を行う運転盤7が設けられている。この実施形態では、運転盤7と制御装置8が一体となった例を示している。制御装置8には、登録された利用者(以下、「登録者」ともいう)の第一認証操作及び第二認証操作における認証データと、後述する復帰者(登録者)の第一復帰認証操作及び第二復帰認証操作における復帰認証データが予め登録されている。認証データと復帰認証データは、同一でも異なっていてもよい。制御装置8には、これらのデータ及び後述する出入口扉5の開閉を含む制御方法を記憶する記憶部(記憶メモリなど)などが備えられている。また、制御装置8は、計時部9の機能を備えている。
図2は、図1に示す機械式駐車設備における第1出入口扉閉鎖方法を示す入出庫フローの第1フロー図であり、図3は、図2に示す第1フロー図に続く第2フロー図であり、図4は、図3に示す第2フロー図に続く第3フロー図である。なお、上記図1の構成には、上記図1の符号を付して説明する。
図5は、図1に示す機械式駐車設備1における第2出入口扉閉鎖方法を示す入出庫フローの図面であり、図3に示す第2フロー図に対応する第4フロー図である。この第2出入口扉閉鎖方法では、上記図2及び図4に示すフローは同一であるため、これらの図における説明は省略する。
図6は、図1に示す機械式駐車設備1における第3出入口扉閉鎖方法を示す入出庫フローの図面であり、図3に示す第2フロー図に対応する第5フロー図である。この第3出入口扉閉鎖方法でも、上記図2及び図4に示すフローは同一であるため、これらの図における説明は省略する。
以上のように、上記機械式駐車設備1の出入口扉閉鎖方法によれば、計時部の所定時間内は利用者による出入口扉5の閉鎖が可能であり、利用者による入力ミスなどがあっても出入口扉5を適切に閉鎖することができる。しかも、計時部の所定時間を経過して出入口扉5の開放置が生じたとしても、次の利用者が復帰者となって、利用者自身で第一復帰認証操作、起動許可操作及び第二復帰認証操作を行うことで、閉扉操作を実行することが可能となる。したがって、出入口扉5の開放置を復帰させるために管理者や保守作業員などによる作業を待つことがなくなり、次の利用者などの復帰者が出入口扉5の閉め忘れ開放置を早期に復帰させることができ、復帰のための時間を大幅に短縮することが可能となる。特に、利用者が乗車したまま入出庫部3から退出して出入口扉5の閉め忘れ開放置が起こりやすい出庫において、効果が期待できる。
2 駐車塔
3 入出庫部
4 入出庫口
5 出入口扉
6 パレット
7 運転盤
8 制御装置
9 計時部
10 車両検知センサ(物体検知センサ)
11 左部センサ(物体検知センサ)
12 右部センサ(物体検知センサ)
13 前部センサ(物体検知センサ)
14 後部センサ(物体検知センサ)
15 出入口扉外センサ(物体検知センサ)
20 認証装置
21 起動許可ボタン
V 車両
Claims (10)
- 出入口扉を開放する前に利用者を認証する第一認証操作を行い、前記出入口扉を閉鎖する前に第二認証操作を行う機械式駐車設備の出入口扉閉鎖方法であって、
前記出入口扉を開放する前後に計時部をスタートさせ、
前記第一認証操作を行った利用者による前記第二認証操作の認証データと前記第一認証操作の認証データとの照合結果が一致しないまま前記計時部が所定時間を経過した場合に、前記出入口扉の開放置と判定し、
前記開放置と判定された後に前記第二認証操作が行われたときの認証データが前記第一認証操作の認証データと異なる場合に前記第二認証操作を行った利用者を前記出入口扉の開放置を復帰しようとする復帰者とし、
前記復帰者の前記第二認証操作の認証データから該復帰者が登録者か否かを照合し、
前記復帰者が登録者であれば前記第二認証操作の認証データを該復帰者の第一復帰認証操作の復帰認証データとし、
前記復帰者に入出庫部内の無人確認を促すアナウンス又は表示を行い、その後、前記復帰者による第二復帰認証操作が行われたときの復帰認証データと前記第一復帰認証操作の復帰認証データとを照合し、照合結果が一致した後で前記出入口扉を閉鎖して復帰操作を終了する、
ことを特徴とする機械式駐車設備の出入口扉閉鎖方法。 - 前記第二認証操作の認証データと前記第一認証操作の認証データとが一致しない場合でも、前記計時部が所定時間を経過するまでの間は前記第二認証操作の待機状態とする、
請求項1に記載の機械式駐車設備の出入口扉閉鎖方法。 - 前記復帰者の認証操作による認証データが第一復帰認証操作の復帰認証データとされた後、前記復帰者の入出庫部内への入場及び退場を検知した後に、前記第二復帰認証操作を受け付ける、
請求項1または2に記載の機械式駐車設備の出入口扉閉鎖方法。 - 前記計時部が所定時間を経過した場合でも、前記第二認証操作の認証データと前記第一認証操作の認証データとの照合結果が一致した後で、前記出入口扉を閉鎖する、
請求項1〜3のいずれか1項に記載の機械式駐車設備の出入口扉閉鎖方法。 - 前記復帰者が登録者で無い場合には、該復帰者が前記第二認証操作の後で行った第一復帰認証操作の復帰認証データから該復帰者が登録者か否かを再度照合し、
前記復帰者が登録者の場合には、該復帰者に入出庫部内の無人確認を促す前記アナウンス又は表示を行い、その後、起動許可操作を可能とし、
前記復帰者が登録者でない場合には、エラー処理を行って前記第二認証操作の待機状態へ戻るようにした、
請求項1〜4のいずれか1項に記載の機械式駐車設備の出入口扉閉鎖方法。 - 前記第二認証操作の認証データと前記第一認証操作の認証データとの照合結果が一致しない場合には、該第二認証操作の認証データが登録者の認証データと一致するか否かを照合し、
前記第二認証操作の認証データが登録者の認証データと一致し、前記計時部が所定時間を経過している場合には、前記出入口扉の開放置と判定し、前記第二認証操作を行った利用者を前記復帰者とし、該復帰者による前記出入口扉を閉鎖する復帰操作を受け付ける、
請求項1〜5のいずれか1項に記載の機械式駐車設備の出入口扉閉鎖方法。 - 前記第二認証操作の認証データと前記第一認証操作の認証データとの照合結果が一致せず、前記計時部が所定時間を経過している場合には、前記出入口扉の開放置と判定し、前記第二認証操作を行った利用者を前記復帰者とし、該復帰者による前記出入口扉を閉鎖する復帰操作を受け付ける、
請求項1〜5のいずれか1項に記載の機械式駐車設備の出入口扉閉鎖方法。 - 前記復帰者による入出庫部内の無人確認操作を前記入出庫部内に設置された安全センサで検知することによって前記計時部を再スタートさせ、
その後の第二復帰認証操作の復帰認証データと前記第一復帰認証操作の復帰認証データとの照合結果が一致せず、再スタートさせた前記計時部が所定時間を経過した場合には、前記第一復帰認証操作を無効とする、
請求項1〜7のいずれか1項に記載の機械式駐車設備の出入口扉閉鎖方法。 - 前記復帰者の入出庫部内への入場を検知することで前記計時部を再スタートさせ、
前記復帰者の退場を検知した後、前記復帰者による第二復帰認証操作の復帰認証データと前記第一復帰認証操作の復帰認証データとの照合結果が一致しない状態で再スタート後の前記計時部が所定時間を経過した場合には、前記第一復帰認証操作を無効とする、
請求項1〜7のいずれか1項に記載の機械式駐車設備の出入口扉閉鎖方法。 - 請求項1〜9のいずれか1項に記載の出入口扉閉鎖方法を実行する制御装置を備えた機械式駐車設備。
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