JP6931981B2 - 機械式駐車装置の出入口扉開閉制御装置 - Google Patents

機械式駐車装置の出入口扉開閉制御装置 Download PDF

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Description

本発明は、車両の入出庫時に開閉操作される入出庫扉を備えた機械式駐車装置の出入口扉開閉制御装置に関する。
従来の機械式駐車装置として、特許第5710042号公報(特許文献1)が知られている。この公報には、車庫装置の入出庫扉を開く前に、ユーザーによる第1の認証操作に基づいて第1のユーザー認証を行う第1の認証処理と、前記第1の認証処理の後で車体搬送手段を呼び出す搬送呼出処理と、前記車体搬送手段の到着後に前記入出庫扉を開く開扉処理と、前記入出庫扉を閉じる前に、ユーザーによる第2の認証操作に基づいて第2のユーザー認証を行う第2の認証処理と、前記第1の認証処理における認証情報と前記第2の認証処理における認証情報とが一致しているか否かを照合する照合処理と、前記照合処理における照合結果が一致した後に、前記車庫装置の外部に設けられた操作盤がユーザーによって操作されることにより閉扉指示が入力され、該閉扉指示に従って前記入出庫扉を閉じる閉扉処理と、を有する機械式駐車場の制御方法が記載されている。
特許第5710042号公報
しかしながら、従来の機械式駐車装置の出入口扉開閉制御装置は、利用者が出入口扉閉ボタンを操作するときに、第2の認証処理を行ってICカードなどから認証データを読み込んだ後、先の第1の認証処理時にICカードなどから認証データを読み込んだユーザー認証で取得した認証データと一致することを判定して、一致する場合に出入口扉を開くようにしていたが、認証データとしての認証番号を複数人が知っていたり、共通の認証データが登録されたICカードが複数枚あり、家族や会社などで複数人が共有した場合には、出入口扉を開けた操作者と出入口扉を閉めようとしている操作者が一致することを保証しきれない。
本発明の目的は、出入口扉を開けた操作者と出入口扉を閉めようとしている操作者が一致していることを簡単に保証することができるようにした機械式駐車装置の出入口扉開閉制御装置を提供することにある。
第1態様に係る機械式駐車装置の出入口扉開閉制御装置は、出入口扉を開いた利用者と、前記出入口扉を閉じようとしている利用者が同一であることを判定した後に前記出入口扉を閉処理する出入口扉閉処理部を備えた機械式駐車装置の出入口扉開閉制御装置において、前記出入口扉の開動作に先だって利用者が所持している前記記憶媒体を使用して行われる登録者認証操作時に、前記記憶媒体の識別データを使用して登録されているかを判定する登録者認証照合処理部と、前記出入口扉の開動作に先だって利用者によって行われる前記登録者認証操作時に、利用者が所持している前記記憶媒体に予め記憶されている個別閉コードを読み込み保持する今回利用者同一性判定第一処理部と、その後の前記出入口扉の閉動作に先だって利用者によって行われる今回利用者同一性判定操作時に、当該利用者が所持している記憶媒体に予め記憶されている個別閉コードを読み込み、この読み込んだ個別閉コードと前記今回利用者同一性判定第一処理部によって保持されている前記個別閉コードと照合して一致することを判定したときに前記出入口扉の閉動作を有効にする今回利用者同一性判定第二処理部とを設けたことを特徴とする。
第1態様に係る機械式駐車装置の出入口扉開閉制御装置によれば、今回の入出庫時に、利用者が所持している記憶媒体に予め記憶される個別閉コードを使用することで、認証データとしての暗証番号を複数の人が知っていても、また、共通の認証データが登録されたICカードなどが複数枚あり複数人により共有されたとしても、出入口扉を開けた利用者と出入口扉を閉めようとしている利用者が一致することを確実に保証することができる。このため、登録者認証操作を行った利用者が乗降室内でまだ作業を行っているときに、別の人が操作盤を誤操作して出入口扉が閉じられてしまうような事態の発生を確実に防止することができる。しかも個別閉コードは入出庫時毎にリセットされるものであるから、膨大なデータを扱うことなく設備を大型化することもない。
第2態様に係る機械式駐車装置の出入口扉開閉制御装置は、第1態様に係る機械式駐車装置の出入口扉開閉制御装置において、前記出入口扉の開動作に先だって利用者が所持している前記記憶媒体を使用して行われる登録者認証操作時に、前記記憶媒体の識別データを使用して登録されているかを判定する登録者認証照合処理部を設け、前記今回利用者同一性判定第一処理部は、前記登録者認証操作時に、前記記憶媒体に予め記憶される前記個別閉コードを読み込み保持することを特徴とする。
第2態様に係る機械式駐車装置の出入口扉開閉制御装置によれば、登録者認証操作時に記憶媒体から識別データを読み取るタイミングを利用して、今回利用者同一性判定第一処理部により個別閉コードを容易に読み込むことができる。
本発明による機械式駐車装置の出入口扉開閉制御装置によれば、今回の入出庫時に、利用者が所持している記憶媒体に予め記憶される個別閉コードを使用することで、認証データとしての暗証番号を複数の人が知っていても、また、共通の認証データが登録されたICカードなどが複数枚あり複数人により共有されたとしても、出入口扉を開けた利用者と出入口扉を閉めようとしている利用者が一致することを確実に保証することができる。しかも個別閉コードは入出庫時毎にリセットされるものであるから、膨大なデータを扱うことなく設備を大型化することもない。
本発明を適用する機械式駐車装置の出入口扉を示す正面図である。 図1に示した機械式駐車装置における操作盤の拡大正面図である。 本発明の一実施例による機械式駐車装置の出入口扉開閉制御装置を示すブロック構成図である。 利用者が使用する記憶媒体の説明図である。 図2に示した液晶画面がICカード認証画面となった状態の操作盤を示す正面図である。 図2に示した液晶画面が無人確認入力画面に切り替えられた状態の操作盤を示す正面図である。 図2に示した液晶画面が安全確認画面に切り替えられた状態の操作盤の正面図である。 図3に示した機械式駐車装置の出入口扉開閉制御装置による処理動作を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明を適用する機械式駐車装置の出入口扉を示す正面図である。
機械式駐車装置内への出入口には、上下方向に移動して開閉される出入口扉1が付設されており、その近傍の外壁面には出入口扉1の開閉操作するための操作盤2が配置されている。
利用者が駐車車両の入出庫を行う場合、その利用者は、先ず機械式駐車装置に対して入出庫の開始信号を与える。この入出庫開始信号は、利用者が所持するリモコンによって操作盤2から離れた位置から与えられたり、操作盤2の前に立った利用者によってICカードを読み取らせたり、暗証番号を入力したりする登録者認証操作によって与えられたり、その他の方法によって与えられたりする。
いずれの方法で入出庫開始信号が与えられる場合でも、入庫を行おうとする利用者は、操作盤2の前に立って詳細を後述する利用者同一性判定第一処理を受ける。この利用者同一性判定第一処理の後に詳細を後述する出入口扉開閉制御装置は、出入口扉1を開状態にし、その後、利用者は、駐車車両を運転して出入口扉1の向こう側に形成されている乗降室に入って駐車車両を所定の位置に停車させる。その後、利用者は乗降室から出てきて再び操作盤2の前に立ち詳細を後述する利用者同一性判定第二処理を受ける。利用者同一性判定第一処理および利用者同一性判定第二処理を受けた利用者が同一と判定されたとき出入口扉開閉制御装置は、出入口扉1を閉状態にして一連の処理を完了させる。
出庫の場合も同様であって、出庫を行おうとする利用者は、操作盤2の前に立って詳細を後述する利用者同一性判定第一処理を受ける。この利用者同一性判定第一処理の後に詳細を後述する出入口扉開閉制御装置は、出入口扉1を開状態にし、その後、利用者は、出入口扉1の向こう側に形成されている乗降室に入って既に準備されている駐車車両に乗り込み、それを運転して出入口扉1を出た位置で車両を一旦停止させる。その後、利用者は再び操作盤2の前に立ち詳細を後述する利用者同一性判定第二処理を受ける。利用者同一性判定第一処理および利用者同一性判定第二処理を受けた利用者が同一と判定されたとき出入口扉開閉制御装置は、出入口扉1を閉状態にして一連の処理を完了させる。
次の説明では、操作盤2の前に立った利用者によってICカードなどの記憶媒体を読み取らせて行う登録者認証操作が入出庫開始信号となる実施例について説明する。
図2は、利用者によって操作される操作盤2の拡大正面図である。
操作盤2は、利用者に対して表示画面によって操作を促すタッチパネル式の液晶画面3と、その操作を補足する音声案内を行うためのスピーカ4と、主に管理員などによって出入口扉1を開動作させるときに操作される出入口扉開ボタン5と、出入口扉1を閉動作させるために利用者によっても操作される出入口扉閉ボタン6と、緊急時に操作される緊急停止ボタン7と、利用者が予め所持しているICカードなどの記憶媒体から識別データを読み取る読み取り部8などを有している。
図3は、本発明の一実施例による機械式駐車装置の出入口扉開閉制御装置を示すブロック構成図である。
この出入口扉開閉制御装置は、操作盤2との間での信号を送受信する信号送受信部9と、利用者による記憶媒体を使用しての登録者認証操作によって、当該利用者が登録者であることを確認する登録者認証照合処理部10と、登録者認証照合処理部10で当該利用者が登録者として確認された後に記憶媒体に予め記憶される個別閉コードを保持するなどの利用者同一性判定第一処理を行う今回利用者同一性判定第一処理部11と、利用者の過去の登録情報に基づいて入出庫を判定してそれに対応するトレーの搬送処理を行う搬送呼出処理部12と、搬送呼出処理部12によってトレーの準備が完了した後に出入口扉1の開処理を行う出入口扉開処理部13と、乗降室内の無人状態を確認するための処理を行う無人確認処理部14と、安全を確認して起動許可を与える安全確認処理部15と、利用者による利用者同一性認証操作によって処理を開始し当該利用者が先の利用者同一性判定第一処理を行った利用者と一致することを確認する今回利用者同一性判定第二処理部16と、利用者によって出入口扉閉ボタン6が操作されたとき上述した今回利用者同一性判定第二処理部16で利用者の同一性を確認した後に出入口扉1の閉処理が許される出入口扉閉処理部17を有している。
また出入口扉開閉制御装置は、液晶画面3の表示などを切り替え制御する液晶画面表示処理部18と、制御プログラムを格納した記憶部19と、本機械式駐車装置の利用者と関連情報を予め格納した登録者データテーブル20と、制御プログラムに従って各部を制御する制御部21などを備えている。
この出入口扉開閉制御装置は、操作盤2に構成された各部が操作されたときの信号を取り込み、記憶部19に予め格納されたプログラムに従って取り込み信号に基づいて所定の動作処理を行わせるように構成されている。
図4は、記憶媒体を示す説明図である。
ICカードなどの記憶媒体22には、予め利用者毎や利用スペース毎に割り当てられた認証番号などの識別データが記憶された認証データエリア23の他に、予め記憶媒体毎に割り当てられた個別閉コードが記憶された個別閉コードエリア24を有している。詳細は後述するが、個別閉コードエリア24に記憶された個別閉コードは、登録者認証操作時に今回利用者同一性判定第一処理部11によって読み込まれ保持される。その後、今回利用者同一性判定第一処理部11に記憶された個別閉コードは、今回利用者同一性判定第二処理部16により出入口扉1を閉じようとしている利用者が登録者認証操作を行った利用者と一致することを確認するときに読み込まれて使用される。
図5は、上述した液晶画面3が認証画面となった状態の操作盤2を示す正面図である。
このIC認証表示画面25は、登録者認証操作および利用者同一性判定操作に先立って自動で液晶画面表示処理部18により切り替え表示されるもので、その下方部に「カードをタッチしてください」などのメッセージを含む文字表示26と、スピーカ4からの音声案内と、利用者に求められている操作がどのようなものかを一目瞭然となるように例示した画面などで構成されている。
このIC認証表示画面25を見た利用者が、操作盤2の読み取り部8に記憶媒体22をかざすと、これが利用者による登録者認証操作となり、図3に示した登録者認証照合処理部10に対する入出庫開始信号となって登録者認証処理が開始されることになる。
利用者同一性判定操作の場合も同様で、IC認証表示画面25を見た利用者が、操作盤2の読み取り部8に記憶媒体22をかざすと、これが利用者による利用者同一性判定操作となり、利用者同一性判定開始信号として取り込まれて図3に示した今回利用者同一性判定第二処理部16による利用者同一性判定処理が開始されることになる。
図6は、無人確認入力画面に切り替えられた状態の操作盤2を示す正面図である。
無人確認入力画面27は、出入口扉の閉操作に先立って自動で無人確認処理部14により切り替え表示されるもので、その下部に「庫内に人がいないことを確認し、無人確認キーを押してください」という文字表示28と、スピーカ4からの音声案内と、乗降室内に設置された監視カメラの映像画面29,30と、無人状態であることを確認したときに操作される無人確認キー31などから構成されている。
利用者は、乗降室から出て来たときの目視確認と、映像画面29,30とから乗降室内が無人状態であることを確認した後に、無人確認キー31を操作する。この信号を受けた無人確認処理部14は処理を完了させ、次いで安全確認処理部15での処理を開始させる。
図7は、安全確認画面に切り替えられた状態の操作盤2を示す正面図である。
この安全確認画面32は、安全確認処理部15によって自動で液晶画面3を安全確認画面32に切り替え表示されるもので、上述した無人確認入力画面27に、安全確認キー33と、「庫内の安全を確認し、安全確認キーを押してください」という文字表示34とが追加されたものである。
利用者が、安全確認キー33を操作することによって起動許可を与えるものである。安全確認キー33の操作信号が出入口扉開閉制御装置側に取り込まれると、安全確認処理部15での処理が終了となり、出入口扉閉処理部17が出入口扉1を実際に閉扉する処理が可能となる。
図8は、本発明の一実施例による機械式駐車装置の出入口扉開閉制御装置による処理動作を示すフローチャートである。
出入口扉開閉制御装置は、待機状態で登録者認証照合処理部10および液晶画面表示処理部18によって液晶画面3を図5で説明したIC認証表示画面25に切り替えている。利用者が図5に示したIC認証表示画面25に従って自分が所持している記憶媒体22を読み取り部8にかざしたとする。すると、ステップS1で、これが登録者認証操作として検出されると共に入出庫開始信号となり、読み取り部8によって認証データエリア23から読み取られた識別データおよび個別閉コードエリア24から読み取られた個別閉コードが信号送受信部9へと送信され、記憶部19に暫定的に記憶保持される。
この入出庫開始信号を受けた出入口扉開閉制御装置では一連の処理が開始され、出入口扉1の実際の開処理に先立って、登録者認証照合処理部10はステップS2で、認証照合処理を実行し、取得した識別データと登録者データテーブル20を用いて、今回の利用者が登録されているかどうかを判定する。同時に、利用者の識別データが補足データと共に記憶部19に記憶され、また対応する利用者の前回の記憶データを参照して今回の操作が入庫か出庫かを判定する。
登録者認証処理の結果、登録されていないと判定された場合は、ステップS3に移行してエラー表示処理がなされ、エラー表示画面に切り替えられたり、スピーカ4からエラーメッセージが音声出力されたりする。また先に読み取った個別閉コードを無効なものとし削除する。
一方、ステップS2で今回の利用者が登録されていると判定された場合、今回利用者同一性判定第一処理部11は、ステップS4で先に読み取った個別閉コードを有効なものとし、後述する今回利用者同一性判定第二処理部16での処理に使用できるように記憶部19に保持する。
本実施例では、利用者が記憶媒体22を読み取り部8にかざす登録者認証操作が入出庫開始信号として出入口扉開閉制御装置に取り込まれ、登録者認証照合処理部10で登録者認証処理を行う。その後、今回利用者同一性判定第一処理部11は、利用者が使用した記憶媒体22を利用して今回の入出庫に用いられる個別閉コードの記憶処理を自動で行う。このため、利用者には新たな負担が求められることはない。
その後、搬送呼出処理部12は、ステップS5で搬送呼出処理を行う。搬送呼出処理としては、入庫の場合は空のトレーを、出庫時には当該駐車車両を搭載した状態のトレーをそれぞれ乗降室内の所定の位置へと搬送する。このトレーの到着後に出入口扉開処理部13はステップS6で、自動で出入口扉1を図1に示す上方へと移動させて出入口を開放する。
その後、利用者は、入庫の場合には出入口の前に停車させておいた駐車車両内に乗り込んで運転して、準備されたトレー上の所定位置に駐車車両を停車させる。その後、乗降室内における所定の作業を完了した利用者は、開扉状態の出入口から出て再び操作盤2の前へ移動する。
次いで、利用者が図5に示したIC認証表示画面25に従って自分が所持している記憶媒体22を再び読み取り部8にかざすと、ステップS7で、これが今回利用者同一性判定操作また今回利用者同一性判定認証照合処理の開始信号となる。
このため、今回利用者同一性判定第二処理部16は、ステップS8で、先ず読み取り部8により個別閉コードエリア24から個別閉コードを読み取る。次いで、今回利用者同一性判定第二処理部16は、今読み取った個別閉コードと、今回の入出庫操作に関連して既に記憶部19に保持された個別閉コードとが一致するかを判定する。両コードが一致した場合は、出入口扉閉ボタン6の操作を有効にし、ステップS10で出入口扉閉ボタン6が操作されるのを待つ状態となる。
このように今回利用者同一性判定第二処理としてのコード認証照合処理では、記憶媒体22に予め記憶される個別閉コードを使用しており、しかも、この個別閉コードを登録者認証処理時に関連して記憶部19に保持し、その後、出入口扉1における実際の閉処理の前に、記憶媒体22に記憶される個別閉コードを再度読み取って先に記憶した個別閉コードと一致しているかどうかを判定している。このため、例えば共通の認証データが登録された記憶媒体22が複数枚あったとしても、今回の登録者認証で使用した記憶媒体22でなければ、今回利用者同一性判定第二処理部16で出入口扉を閉じる許可を得ることができず、出入口扉1の閉処理を行うことができない。従って、出入口扉1を開けた利用者と出入口扉1を閉めようとしている利用者が一致することを確実に保証して、共通の認証データが登録された他の記憶媒体の誤った使用や、それに起因して出入口扉1が誤って閉じられるのを阻止できる。
一方、ステップS8の判定の結果、両コードが不一致の場合、ステップS9でエラー表示処理がなされ、エラー表示画面に切り替えられたりスピーカ4からエラーメッセージが音声出力されたりする。
その後に利用者によって出入口扉閉ボタン6が操作されると、その閉操作信号は信号送受信部9へと送信され、出入口扉開閉制御装置の無人確認処理部14は、液晶画面表示処理部18を通して液晶画面3を図6に示した無人確認入力画面27に切り替える。
そこで利用者は、乗降室から出て来たときの目視確認と、映像画面29,30とから乗降室内が無人状態であることを確認し、その後、無人確認キー31を操作する。この完了信号はステップS11で信号送受信部9を通して受けられて無人確認処理部14での処理を完了させ、次いでステップS12で安全確認処理部15での処理を開始させる。
そこで安全確認処理部15は、液晶画面3を図7に示した安全確認画面32に切り替え表示する。この安全確認画面32を見た利用者は、安全確認キー33を操作することによって起動許可を与える。安全確認キー33の操作信号は出入口扉開閉制御装置側に取り込まれると、安全確認処理部15での処理が終了となる。次いで、出入口扉閉処理部17はステップS13で、出入口扉1を実際に閉扉する処理を行う。すると、出入口扉1は図1に示すように閉状態となる。この前後に、今回の操作に関する利用者の認証データや入出庫記録データなどが記憶部19に更新記憶される。また、個別閉コードに関するデータは適当なタイミングで消去される。
本実施例では、登録された利用者かどうかを判定するためにICカードなどの記憶媒体22を使用した方式を例示している。この方式によれば、記憶媒体22から識別データを読み取るタイミングを利用して、今回利用者同一性判定第一処理部11により今回の入出庫に用いられる個別閉コードを記憶媒体22の個別閉コードエリア24から読み取ることができる。また今回利用者同一性判定第二処理部16により、個別閉コードエリア24から個別閉コードを読み取り、今読み取った個別閉コードと、今回の入出庫操作に関連して先に読み取った個別閉コードと比較して出入口扉1を開けた利用者と出入口扉1を閉めようとしている利用者が一致することを容易に判定することができる。
ICカードなどの記憶媒体22は、簡易で一般的に普及しているので、その利点を生かしながら新たに大がかりな設備を追加することなく使用することができる。しかも、今回の入出庫時に、利用者が所持している記憶媒体22に予め記憶される個別閉コードを使用することで、認証データとしての暗証番号を複数の人が知っていても、また、共通の認証データが登録されたICカードなどが複数枚あり複数人により共有されたとしても、出入口扉1を開けた利用者と出入口扉1を閉めようとしている利用者が一致することを確実に保証することができる。
また記憶媒体22を使用して登録者の認証を行う方式の出入口扉開閉制御装置では、一般に使用されているICカードなどの記憶媒体22をそのまま兼用して、上述したように今回利用者同一性判定第二処理部16により、記憶媒体22の個別閉コードエリア24から個別閉コードを読み取り、かつ、今回の入出庫操作に関連して先に読み取った個別閉コードと比較して出入口扉1を開けた利用者と出入口扉1を閉めようとしている利用者が一致することを判定することができる。このため、利用者にとっては、新たな操作の追加や新たな装置の所持が必要にならず、利便性が向上する。
尚、上述した実施例では、ICカードなどの記憶媒体22を使用して登録者認証を行う方式の出入口扉開閉制御装置について説明したが、本発明はこれに限らず、指紋認証装置や顔認証装置やその他の代替認証装置を用いて登録者認証を行ったり、操作盤2のタッチパネル式の液晶画面3に表示されるテンキーを用いて暗証番号を入力し、当該利用者が登録者であることを確認するようにしてもよい。また送信波に識別データを含むリモコンを使用し、この送信波を受信したとき識別データと登録者データテーブル内の登録データを比較して登録を判別する方式の出入口扉開閉制御装置とすることもできる。これらの場合、利用者が使用する記憶媒体22には個別閉コードのみが記憶されることになる。
また登録者を定めない方式の出入口扉開閉制御装置にも本発明を適用することができる。この場合、図3に示した登録者認証照合処理部10は不要となり、新たに今回の入出庫時だけに有効となる代替記憶媒体を発行する発行装置を付加することになる。この代替記憶媒体に、今回利用者同一性判定第一処理部11によって出入口扉1の開処理に先立って読み取られるとともに、今回利用者同一性判定第二処理部16によって出入口扉1の閉処理に先立って読み取られる個別閉コードを記憶させ、同様に処理することができる。
このような構成によれば、今回の利用のために発行される代替記憶媒体が用いられることから、出入口扉1を開けた利用者と出入口扉1を閉めようとしている利用者が一致することを確実に保証することができる。従って、出入口扉1の特に閉処理時に乗降室内に他の利用者が閉じ込められる事故が発生する危険がある機械式駐車装置においても、事故発生を簡単に防止して安全性を向上することができる。
さらに上述した実施例では、今回利用者同一性判定第二処理部16で個別閉コードの一致が確認された場合、出入口扉閉ボタン6の操作を有効にするようにしたが、他の実施例では、今回利用者同一性判定第二処理部16で一致が確認された場合、出入口扉閉処理部17による出入口扉1の実際の処理を有効にするようにし、出入口扉閉ボタン6を実際に操作することなく自動で閉扉処理を行うようにしても良い。
以上説明したように本発明による機械式駐車装置の出入口扉開閉制御装置は、出入口扉1の開動作に先だって利用者によって行われる操作時に、利用者が所持している記憶媒体22に予め記憶される個別閉コードを読み込み保持する今回利用者同一性判定第一処理部11と、その後の出入口扉1の閉動作に先だって利用者によって行われる今回利用者同一性判定操作時に、当該利用者が所持している記憶媒体22に予め記憶される個別閉コードを読み込み、この読み込んだ個別閉コードと今回利用者同一性判定第一処理部11によって保持されている個別閉コードと照合して一致することを判定したときに出入口扉1の閉動作を有効にする今回利用者同一性判定第二処理部16とを設けたことを特徴とする。
このような構成によれば、今回の入出庫時に、利用者が所持している記憶媒体22に予め記憶される個別閉コードを使用することで、認証データとしての暗証番号を複数の人が知っていても、また、共通の認証データが登録されたICカードなどが複数枚あり複数人により共有されたとしても、出入口扉1を開けた利用者と出入口扉1を閉めようとしている利用者が一致することを確実に保証することができる。しかも個別閉コードは入出庫時毎にリセットされるものであるから、膨大なデータを扱うことなく設備を大型化することもない。
また本発明は上述の構成に加えて、出入口扉1の開動作に先だって利用者が所持している記憶媒体22を使用して行われる登録者認証操作時に、記憶媒体22の識別データを使用して登録されているかを判定する登録者認証照合処理部10を設け、今回利用者同一性判定第一処理部11は、登録者認証操作時に、記憶媒体22に予め記憶される個別閉コードを読み込み保持することを特徴とする。
このような構成によれば、登録者認証操作時に記憶媒体22から識別データを読み取るタイミングを利用して、今回利用者同一性判定第一処理部11により個別閉コードを容易に読み込むことができる。
1 出入口扉
2 操作盤
5 出入口扉開ボタン
6 出入口扉閉ボタン
10 登録者認証処理部
11 今回利用者同一性判定第一処理部
13 出入口扉開処理部
16 今回利用者同一性判定第二処理部
17 出入口扉閉処理部
22 記憶媒体
23 認証データエリア
24 個別閉コードエリア

Claims (1)

  1. 出入口扉を開いた利用者と、前記出入口扉を閉じようとしている利用者が同一であることを判定した後に前記出入口扉を閉処理する出入口扉閉処理部を備えた機械式駐車装置の出入口扉開閉制御装置において、
    前記出入口扉の開動作に先だって利用者が所持している記憶媒体を使用して行われる登録者認証操作時に、前記記憶媒体の識別データを使用して登録されているかを判定する登録者認証照合処理部と、
    前記出入口扉の開動作に先だって利用者によって行われる前記登録者認証操作時に、利用者が所持している前記記憶媒体毎に割り当てられて予め記憶されている個別閉コードを読み込み保持する今回利用者同一性判定第一処理部と、
    その後の前記出入口扉の閉動作に先だって利用者によって行われる今回利用者同一性判定操作時に、当該利用者が所持している記憶媒体毎に割り当てられて予め記憶されている個別閉コードを読み込み、この読み込んだ個別閉コードと前記今回利用者同一性判定第一処理部によって保持されている前記個別閉コードと照合して一致することを判定したときに前記出入口扉の閉動作を有効にする今回利用者同一性判定第二処理部とを設けた、
    ことを特徴とする機械式駐車装置の出入口扉開閉制御装置。
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