JP2008230811A - エレベータの指紋認証システム - Google Patents

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Masusane Kaseda
増 実 加世田
Minoru Matsushita
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Abstract

【課題】簡易な構成によりエレベータ利用者の利便性を確保しつつ、システムの円滑な稼働を可能にする。
【解決手段】指紋データ読取手段2は、エレベータ利用者の指紋データを読み取る。指の動き検出手段3は、その際に、所定の設定機能が割り付けられた指の動きが有ったか否かを検出する。指紋データ照合手段6は、指紋データ読取手段2からの読取指紋データと登録指紋データ記憶部10の登録指紋データとを照合する。認証判定手段7は、その照合結果に基づき認証判定を行う。設定機能実行指令手段8は、認証成功の場合に、指の動き・設定機能対応テーブル11を参照して対応する設定機能の実行指令をエレベータ制御装置12に出力する。
【選択図】図1

Description

本発明はエレベータの指紋認証システムに関するものである。
近年、各種建物においてセキュリティの強化が要求されており、建物内の便利な移動手段であるエレベータについては、予め登録された建物関係者であることが認証された者に対してのみエレベータ利用を許可する認証システムが採用されていることが多い。
認証システムの方式として、以前はパスワードやIDカードを用いたものが一般的であったが、これらの方式は、パスワード番号の忘却やIDカードの紛失により正規の登録者がエレベータを利用できなくなったり、悪意の第三者に不正使用される虞があるなどの不便な面があったため、近時は、バイオメトリクス(生体認証)方式が次第に採用されつつある。
生体認証システムにおいて用いられる生体器官情報としては、指紋、声紋、瞳の中の虹彩、手のひらの血管の形など種々のものがあるが、現在、最も多く用いられているのは指紋である。そして、エレベータの指紋認証システムの構成例としては、玄関階乗場に指紋データ読取手段を設置しておき、エレベータ利用者の提示した指紋が認証されると、乗場呼び及びかご呼びの双方を自動登録したり(かご呼びについては、予め設定されたエレベータ利用者の居住階床に目的階登録される)、あるいは乗場呼びのみを自動登録しかご呼びについてはエレベータ利用者の操作に基づき登録するものなどが開示されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2003−54847号公報
現在、エレベータの指紋認証システムの多くの構成例は、特許文献1に開示されているように、玄関階等の特定階床乗場に指紋データ読取手段が設置されたものである。これは、指紋データ読取手段が読取を開始してから指紋認証の判定結果が出るまでにはある程度の時間(認証時間)を要することから、乗りかごが乗場に到達するまでの時間を利用することにより、システムを円滑に稼働させることを意図したものと考えられる。
しかし、特許文献1の構成では、乗場呼びについては必ず自動登録されてしまうために、エレベータ利用者の行先選択の余地を狭め、利便性を失わせる結果となっている。例えば、ある程度規模の大きな集合住宅用建物の場合、外部から帰宅した住民は自己の居住階床(玄関階より上方の階床とする)に向かう前に、地下階の店舗で買い物をしようとする場合があるが、乗場呼びが居住階床方向である上方向に自動登録される構成ではエレベータで下方向の地下階へ行くことができなくなる。
そこで、指紋認証が正規に完了したエレベータ利用者に対してのみ乗場釦の操作を許可することでエレベータ利用者の利便性を確保する構成を採用することも考えられるが、このように指紋認証と乗場呼びとを別個の処理として切り離す構成では、認証時間の長さにエレベータ利用者の操作時間を加えた時間が経過した後でなければ乗りかごを移動させることができず、システムの円滑な稼働が困難になる。
また、最近はエレベータの多機能化が著しく進んでおり、オプションとして種々の機能を付加することが可能になっている。しかし、これら種々の機能を設定可能にしたエレベータシステムでは、その設定機能を実行するための操作機器等を新たに追加しなければならず、構成が複雑化すると共にコストアップの一因となっている。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、簡易な構成によりエレベータ利用者の利便性を確保しつつ、システムの円滑な稼働を可能にするエレベータの指紋認証システムを提供することを目的としている。
本発明は、上記課題を解決するための手段として、乗場又は乗りかご内に設置され、エレベータ利用者が提示した指の指紋データを読み取る指紋データ読取手段と、エレベータ利用者が指紋データ読取手段に指を提示する際に、所定の設定機能が予め割り付けられた指の動きが有ったか否かを検出する指の動き検出手段と、予め登録されている登録指紋データの中に指紋データ読取手段で読み取られた読取指紋データと一致するものが有るか否かを照合する指紋データ照合手段と、指紋データ照合手段の照合結果に基づき認証判定を行う認証判定手段と、認証判定手段の判定結果が認証成功である場合に、指の動き検出手段で検出された指の動きに割り付けられた所定の設定機能の実行指令を出力する設定機能実行指令手段と、設定機能実行指令手段からの指令に係る設定機能を実行するエレベータ制御装置と、を備えたことを特徴とする。
本発明によれば、エレベータ利用者は指紋認証の際に、所定の設定機能が予め割り付けられた指の動きを行うことにより、その設定機能をエレベータに実行させることができる。したがって、簡易な構成でありながらエレベータ利用者の利便性を確保することができ、また、システムを円滑に稼働することができる。
図1は、本発明の第1乃至第4の各実施形態に共通した構成を示すブロック図である。指紋読取装置1は、乗場又は乗りかご内に設置されるものであり、指紋データ読取手段2、指の動き検出手段3、及び表示部4を有している。指紋データ読取手段2は、指紋センサ(図示せず)上に置かれた認証判定対象者の指から指紋データを読み取るものであり、指の動き検出手段3は、指紋データ読取手段2の読取時又は読取後の指の動きを検出するものである。
通常の指紋読取装置は、認証判定対象者がセンサ表面上に静止させた指の指紋を読み取るようになっているので、本実施形態のような指の動き検出手段3を有していない。しかし、指紋読取装置の中には、所謂「スウィープ型」と呼ばれるセンサを用いたタイプがある。このスウィープ型センサは、縦方向のセンサエリアを小さくしたものであり、センサが認証判定に充分な指面積をスキャンできるようにするため、認証判定対象者は自分の指を縦方向にスライドさせる必要がある。
本発明は、このような認証判定の際における認証判定対象者の指の動きを利用しようとするものである。例えば、認証判定対象者が上方向に指をスライドさせた場合は上方向の乗場呼び釦を押したものと見做して乗場呼び登録を行い、また、下方向に指をスライドさせた場合は下方向の乗場呼び釦を押したものと見做して乗場呼び登録を行うようにすれば、認証判定及び乗場呼び登録の双方の処理を同時に行うことができるので処理時間を短縮することができると共に、特別の操作機器を追加しなくても済むのでコストがそれほどアップすることもない。
但し、図1における指紋読取装置1で用いる指紋センサは、上記のスウィープ型センサに限定されるわけではない。例えば、指紋読取の際には認証判定対象者に対して指を一定時間以上静止状態に維持することを要求する通常の指紋読取装置であっても、指紋センサの上下近接位置にローラなどの回転部材を追設することにより認証判定対象者の指の動きを検出する構成を実現可能である。これによれば、認証判定対象者は自分の指を指紋センサ上に一定時間静止させた後、指をそのまま僅かな距離だけスライドさせるだけで済むので、認証判定対象者の負担や認証判定の際の処理時間が特に増大することはない。
なお、本発明における「指の動き」は上下方向のスライド動作に限定されるわけではなく、左右方向のスライド動作であってもよい。更に、これら4方向全てのスライド動作を利用することにより、4種類の機能を各スライド動作に割り付けることができる。また、「指の動き」は、通常はスライド動作など静止状態にない指の移動動作を指すが、その他、認証判定時の指の角度など、静止状態であっても明確な相違を読み取ることが可能であれば、そのような動作を広く含ませることができる。
図1における指の動き検出手段3は、上述したような認証判定時の「指の動き」を検出するものである。また、表示部4は認証判定処理期間中に認証判定対象者すなわちエレベータ利用者に対して各種メッセージを表示して指紋読取装置1の取り扱い方等を案内するためのものである。例えば、指紋読取の際には、指を一定時間以上センサ上に載置した後、指を上方向又は下方向にスライドさせるべき旨の文章を画面上に表示する。なお、指紋読取装置1には表示部4の他に、これらのメッセージを音声でエレベータ利用者に案内する音声出力部を具備させることも可能である。
上記の指紋読取装置1で読み取られた読取指紋データ、及び検出された指の動きに関するデータはエレベータ利用許可認証装置5に送られ、ここでエレベータ利用許可についての認証が行われ、更に認証された場合には指の動きに割り付けられた設定機能を実行すべき旨の指令が出力されるようになっている。
エレベータ利用許可認証装置5は、指紋データ照合手段6、認証判定手段7、設定機能実行指令手段8、及び登録利用者データベース9を有しており、登録利用者データベース9は登録指紋データ記憶部10、及び指の動き・設定機能対応テーブル11を有している。そして、設定機能実行指令手段8の実行指令がエレベータ制御装置12に出力されるようになっている。
エレベータ制御装置12は、エレベータの運転を統括して制御するものであり、以下の各実施形態では、乗場呼び又はかご呼びの呼び登録、ペット灯の点灯、専用運転モード又はVIP運転モードでの運転、戸開制御などの各種運転又は制御を実行するようになっている。なお、エレベータ制御装置12は、機械室設置タイプのエレベータシステムでは機械室内に設置されており、機械室レスタイプのエレベータシステムでは昇降路内又は所定階床の乗場などに設置されている。
登録指紋データ記憶部10には、予め届け出があったエレベータ利用者の登録指紋データが記憶されており、また、指の動き・設定機能対応テーブル11には、指の動き及びこれに割り付けられた設定機能との対応関係が記載されている。
指紋データ照合手段6は、指紋データ読取手段2からの読取指紋データを入力し、これと一致する登録指紋データが登録指紋データ記憶部10の中に有るか否かを照合し、その照合結果を認証判定手段7に出力するようになっている。
認証判定手段7は、指紋データ照合手段6からの照合結果に基づき認証判定を行うものである。すなわち、読取指紋データに一致する登録指紋データが有るという照合結果であれば「認証成功」の認証判定を行い、一方、読取指紋データに一致する登録指紋データがないという照合結果であれば「認証失敗」の認証判定を行う。この認証判定結果は、指紋読取装置1の表示部4に出力されてエレベータ利用者に呈示されるようになっている。
設定機能実行指令手段8は、指の動き検出手段3からの検出信号を入力し、指の動き・設定機能対応テーブル11を参照することにより、検出した指の動きに割り付けられている設定機能を調べ、この設定機能を実行すべき旨の指令をエレベータ制御装置12及び表示部4に出力するものである。
次に、本発明の各実施形態の動作をフローチャートに基づき説明する。図2は、本発明の第1の実施形態の動作に係るフローチャートである。本実施形態では、指紋読取装置1が例えば玄関階(1階)の乗場に設置されており、指の動き検出手段3が検出した指の動きが、上方向のスライドである場合は上方向の乗場呼びを登録し、一方、下方向のスライドである場合は下方向の乗場呼びを登録する場合を例に取り説明する。
例えば、建物の5階の住民であるエレベータ利用者が建物外部から戻り、1階乗場に設置されている指紋読取装置1の前に立ち、指(通常は人差し指)を指紋センサの上に置き、更に指紋センサに対し指を上方向にスライドさせる。これにより、指紋データ読取手段2はエレベータ利用者の指紋データを読み取り、その読取指紋データを指紋データ照合手段6に出力する(ステップ201)。また、指の動き検出手段3はエレベータ利用者の指の動きを検出し、その検出信号を設定機能実行指令手段8に出力する(ステップ202)。
指紋データ照合手段6は、指紋データ読取手段2から読取指紋データを入力すると、これに一致する登録指紋データが登録指紋データ記憶部10にあるか否かを照合し、その照合結果を認証判定手段7に出力する(ステップ203)。
認証判定手段7は、指紋データ照合手段6からの照合結果が不一致である場合には認証失敗の判定を行い(ステップ204の「NO」)、表示部4に警告メッセージを表示させるようにする(ステップ205)。この警告メッセージは、例えば、エレベータを利用することができないこと、あるいは指紋読取装置1で再度読取を受けるようにすることなどである。
一方、指紋データ照合手段6からの照合結果が一致である場合、認証判定手段7は認証成功の判定を行う(ステップ204の「YES」)。この認証成功の判定結果は設定機能実行指令手段8に出力されると共に、表示部4にも出力されて表示される。
設定機能実行指令手段8は、ステップ202で指の動き検出手段3が出力した検出信号を自己のメモリに保存しており、認証判定手段7から認証成功の判定結果を入力すると、指の動き・設定機能対応テーブル11を参照し、このメモリに保存されている指の動き(上方向へのスライド)に割り付けられている設定機能を調べる(ステップ206)。
上記の場合、指の動き検出手段3が検出した指の動きは上方向へのスライドであり(ステップ207の「YES」)、上方向へのスライドという指の動きに割り付けられている設定機能は、上方向の乗場呼び登録機能なので、設定機能実行指令手段8は、上方向の乗場呼び登録を実行すべき旨の指令をエレベータ制御装置12に対して出力する。これにより、エレベータ制御装置12は、乗りかごを1階に応答させるべく、上方向の乗場呼びを登録し(ステップ208)、通常運転を開始する(ステップ209)。
なお、エレベータ利用者が自宅のある5階に向かう前に、地下階の店舗で買い物をしようとする場合は、指紋読取装置1の指紋センサに対して指を下方向にスライドさせればよい。この場合は、ステップ207における判定結果が「NO」となり、エレベータ制御装置12は下方向の乗場呼びを登録する(ステップ210)。
以上のように、本実施形態では、エレベータ利用者が指紋認証を受ける際の指の動きに対して乗場呼び登録の機能を割り付けた構成としているので、認証判定及び乗場呼び登録の双方の処理を同時に行うことができ処理時間を短縮することができる。また、特別の操作機器を追加しなくても済むのでコストがそれほどアップすることもない。
図3は、本発明の第2の実施形態の動作に係るフローチャートである。このフローチャートは、指紋読取装置1が乗りかご内に設置されており、指の動き検出手段3が検出した指の動きが、上方向のスライドである場合は2階へのかご呼びを登録し、一方、下方向のスライドである場合は3階へのかご呼びを登録する場合について示している。
このフローチャートによれば、建物の2階又は3階の住民であるエレベータ利用者は、建物外部から戻って自宅のある2階又は3階へ行こうとする場合、1階乗場の上方向の乗場呼び釦を押して乗りかごを1階に呼んだ後かご内に乗り込み、かご内に設置されている指紋読取装置1の指紋センサ上に指を置き、更に指紋センサに対し指を上方向又は下方向にスライドさせればよい。この後の、ステップ301〜309の動作は、既述した図2のステップ201〜209とほぼ同様なので説明を省略する。
なお、この第2の実施形態のように、指の動きに対してかご呼び登録の機能を割り付ける構成を採用する場合、上下方向のスライドに左右方向のスライドを加えれば、登録できる行先階の数は最大4階床までにすることができる(それ以上の階床については、かご内操作盤のかご呼び釦の操作によりかご呼び登録を行うことになる)。
図4は、本発明の第3の実施形態の動作に係るフローチャートである。このフローチャートは、指紋読取装置1が乗りかご内に設置されており、指の動き検出手段3が検出した指の動きが、上方向のスライドである場合は各階床の乗場に設置されているペット灯を点灯し、一方、下方向のスライドである場合はペット灯を消灯したままにしておく場合について示している。
このフローチャートによれば、ペットを同伴したエレベータ利用者は、1階で乗りかごに乗った後に、かご内に設置されている指紋読取装置1の指紋センサ上に指を置き、指を上方向にスライドさせればよい。この後のステップ401〜407は、図2のステップ201〜207又は図3のステップ301〜307とほぼ同様なので説明を省略し、ステップ408〜412について説明する。
ステップ407で指の動き検出手段3が検出した指の動きが上方向だったので、設定機能実行指令手段8は、エレベータ制御装置12に対してペット灯を点灯すべき指令を出力する(ステップ408)。なお、もし指の動きが下方向であれば、設定機能実行指令手段8はこのような指令を出力しないので、ペット灯は点灯されず消灯されたままとなる(ステップ409)。
設定機能実行指令手段8からペット灯点灯指令を入力したエレベータ制御装置12は、各階床の乗場に設置されているペット灯を点灯する。これにより、各階床の乗場で乗りかごの到着を待っている他のエレベータ利用者は、現在、乗りかご内にはペットを同伴したエレベータ利用者が乗っていることを知ることができる。したがって、ペットが嫌いな他のエレベータ利用者は、この乗りかごに乗り込むのを見合わせることができ、そのまま知らずに乗り込んで嫌いなペットと鉢合わせするような事態を回避することができる。
さて、ペットを同伴したエレベータ利用者は、1階で乗りかごに乗り指紋センサ上で指を上方向にスライドさせた後、続いて操作盤内の行先階操作釦を押す。エレベータ制御装置12は、この操作釦からの信号に基づきペットを同伴したエレベータ利用者の目的階登録を行う(ステップ410)。
ここで、エレベータ制御装置12は、設定機能実行指令手段8からペット灯点灯指令を入力した後最初に信号入力した操作釦(例えば5階の操作釦)に係る行先階をペットを同伴したエレベータ利用者の行先階と認識する。したがって、乗りかご内にペットを同伴しない他のエレベータ利用者が同乗していたとしても、このエレベータ利用者も自分の指紋認証を受けた後に操作釦(例えば4階)を押すことに変わりはないので、エレベータ制御装置12は、ペットを同伴したエレベータ利用者の行先階を4階、ペットを同伴しない他のエレベータ利用者の行先階を5階とするような行先階の混同を生じることはない。
エレベータ制御装置12は、ステップ410でかご呼び登録を行った後、通常運転を行い、乗りかごをペットを同伴したエレベータ利用者の目的階まで移動させる(ステップ411)。そして、エレベータ制御装置12は、乗りかごが目的階に到着した後、ペット灯を消灯させる(ステップ412)。なお、ペット灯を備えたエレベータシステムについては、特開2006−264926号公報に詳細が開示されている。
図5は、本発明の第4の実施形態の動作に係るフローチャートである。このフローチャートは、指紋読取装置1が乗りかご内に設置されており、指の動き検出手段3が検出した指の動きが、上方向のスライドである場合はかご呼び登録及び専用運転モード設定を行い、一方、下方向のスライドである場合は通常運転設定を行う場合について示している。
ここで、専用運転とは、特定のエレベータ利用者(及びその関係者も含む)に対して出発階から目的階まで乗りかごを単独で乗車させる運転方式のことをいう。したがって、専用運転実施中は他階床の乗場における乗場呼びは無効とされ、他のエレベータ利用者の乗車は禁止される。このような専用運転の導入により、例えば、病院の建物などでは緊急患者を玄関階から手術階まで迅速に搬送することができ、企業の建物などでは重要顧客に対して満足のいくサービスを提供することができ(この場合には「VIP運転」と呼ばれることがある)、また、集合住宅用建物では防犯効果を向上させることができる。図5のフローチャートは、この集合住宅用建物における専用運転を想定したものである。
図5のフローチャートによれば、専用運転を希望するエレベータ利用者(以下、「専用運転希望者」と略す)は、1階で乗りかごに乗った後に、かご内に設置されている指紋読取装置1の指紋センサ上に指を置き、指を上方向にスライドさせればよい。この後のステップ501〜507は、図2のステップ201〜207、図3のステップ301〜307、図4のステップ401〜407とほぼ同様なので説明を省略し、ステップ508〜517について説明する。
なお、本実施形態では、登録利用者データベース9内に、専用運転が許可されるエレベータ利用者の登録データが具備されており、設定機能実行指令手段8は、認証判定手段7により認証成功の判定を受けた専用運転希望者が専用運転が許可された者であるか否かを、この登録データの参照に基づき判別できるようになっている。また、本実施形態では、乗りかご内の操作盤に「緊急キャンセル釦」が設置されており、専用運転希望者は、一旦行われた目的階のかご呼び登録、及び専用運転モードの設定を直ちにキャンセルすることができるようになっている。
ステップ507で指の動き検出手段3が検出した指の動きが上方向だったので、設定機能実行指令手段8は、エレベータ制御装置12に対して専用運転希望者の目的階のかご呼び登録、及び専用運転モードの設定をすべき旨の指令を出力する。これにより、エレベータ制御装置12は、専用運転を開始すべくかご呼び登録及び専用運転モード設定を行う(ステップ508)。このとき、本実施形態の専用運転は防犯効果を狙ったものであるため、かご操作盤において目的階となった行先階の釦は点灯させないようにしている。
そして、エレベータ制御装置12は、専用運転開始の前に、専用運転希望者の緊急キャンセル釦操作により緊急キャンセル指令が発生しているか否かを判別する(ステップ509)。専用運転希望者が緊急キャンセル釦を操作していない場合、緊急キャンセル指令は発生していないので(ステップ509の「NO」)、エレベータ制御装置12はそのまま専用運転を開始する(ステップ510)。
エレベータ制御装置12は、更に専用運転開始後に緊急キャンセル指令が発生しているか否かを再度判別し(ステップ511)、発生していなければ(ステップ511の「NO」)、そのまま専用運転を続行して乗りかごを目的階まで移動させる(ステップ512)。
しかし、ステップ508でエレベータ制御装置12がかご呼び登録及び専用運転モード設定を行った後、不審者が乗りかご内に乗り込んで来たような場合、専用運転希望者は直ちに緊急キャンセル釦を操作する。これにより緊急キャンセル指令が発生するので(ステップ509の「YES」)、エレベータ制御装置12は一旦行ったかご呼び登録及び専用運転モード設定をキャンセルする(ステップ513)。したがって、乗りかごは戸開状態で1階に停止したままの状態を維持する。そして、専用運転希望者は、この不審者が乗りかごから退去した後に再度指紋センサ上に指を置き、指を上方向にスライドさせればよい。この場合、乗りかご内のかご操作盤において目的階となった行先階の釦は点灯していないため、専用運転希望者の居住階床を不審者に知られるのを防止することができる。
また、不審者が戸閉完了直前に乗りかご内に突然乗り込んで来たような場合は、専用運転希望者の緊急キャンセル釦の操作タイミングが遅れ、エレベータ制御装置12は緊急キャンセル指令は発生していないと判別して(ステップ509の「NO」)そのままステップ510の専用運転に入ってしまうことが考えられる。しかし、本実施形態ではこのような場合、専用運転開始後も専用運転希望者が再度緊急キャンセル釦を操作すれば、エレベータ制御装置12は緊急キャンセル指令が発生していると判別する(ステップ511の「YES」)。そして、エレベータ制御装置12はかご呼び登録及び専用運転モード設定をキャンセルすると共に、もし乗りかごが1階を離れた状態にあるのであれば、乗りかごを出発階である1階に帰着させ、その後に戸開動作を行わせるようにする(ステップ514)。
この後はステップ513の場合と同様に、乗りかごは戸開状態で1階に停止したままの状態を維持するので、専用運転希望者は、この不審者が乗りかごから退去した後に再度指紋センサ上に指を置き、指を上方向にスライドさせればよい。この場合もステップ513の場合と同様に、乗りかご内のかご操作盤において目的階となった行先階の釦は点灯していないため、専用運転希望者の居住階床を不審者に知られるのを防止することができる。
一方、専用運転希望者が専用運転を希望せず、認証判定の際に指紋センサに対して指を下方向にスライドさせた場合はステップ507での判別結果が「NO」となるので、エレベータ制御装置12は、通常運転モードを設定し(ステップ515)、専用運転希望者の操作による操作釦からの信号に基づきかご呼び登録を行い(ステップ516)、通常運転を行う(ステップ517)。
本実施形態によれば、女性や老人等の身体的弱者が深夜の時間帯にエレベータを専用運転で利用しようとする場合に、これら身体的弱者が犯罪被害を受けにくいエレベータシステムを構築することができる。つまり、専用運転を行うエレベータの乗りかご内に犯罪者が一旦乗車してしまった場合、専用運転であるが故に身体的弱者は通常運転の場合以上の大きな危険に晒されることになる。しかし、本実施形態によれば、身体的弱者は緊急キャンセル釦を操作することにより、犯罪者による危険から逃れることが可能になる。
なお、先に述べたように、指紋読取装置1で用いる指紋センサとしてはスウィープ型センサを用いることが可能であり、更に、一定時間以上指を静止状態に置くことを要求する通常の指紋センサにローラ等の回転部材を追設するタイプのものを使用することも可能である。ここで、スウィープ型センサを用いた場合、指紋データ照合手段6は、指紋データ読取手段2から入力する読取指紋データを指のスライド方向に応じて補正し、この補正した読取指紋データを登録指紋データ記憶部10に記憶されている登録指紋データと照合することが可能である。
例えば、エレベータ利用者の指のスライド方向が下方向である場合は、指紋データ読取手段2からの読取指紋データのデータ配列順を逆向きにするような補正である。このような補正処理により、正規に登録されたエレベータ利用者本人の読取指紋データが拒否される、所謂「本人拒否率」を低減することができる。
近時は、パソコン、携帯電話機などのIT機器に指紋センサが次第に多く用いられてきているが、これらの機器では本人拒否率が高いために、ユーザは自己の同一指紋データを複数個登録することにより、認証処理が円滑に完了するような方策を取っている例が多い。しかし、このような方策は、本来的にメモリ容量を無駄に消費するものであり、多人数を登録しなければならない本発明のシステムでは、無駄なメモリ容量を増大させるばかりか、データ管理の煩雑化を招く事態にもなりかねない。上記のような、指のスライド方向に応じた読取指紋データの補正処理を採用することにより、認証率を高め、本人拒否率が低減するのを期待することができる。
本発明の第1乃至第4の各実施形態に共通した構成を示すブロック図。 本発明の第1の実施形態の動作に係るフローチャート。 本発明の第2の実施形態の動作に係るフローチャート。 本発明の第3の実施形態の動作に係るフローチャート。 本発明の第4の実施形態の動作に係るフローチャート。
符号の説明
1:指紋読取装置
2:指紋データ読取手段
3:指の動き検出手段
4:表示部
5:エレベータ利用許可認証装置5
6:指紋データ照合手段
7:認証判定手段
8:設定機能実行指令手段
9:登録利用者データベース
10:登録指紋データ記憶部
11:指の動き・設定機能対応テーブル
12:エレベータ制御装置

Claims (8)

  1. 乗場又は乗りかご内に設置され、エレベータ利用者が提示した指の指紋データを読み取る指紋データ読取手段と、
    前記エレベータ利用者が前記指紋データ読取手段に指を提示する際に、所定の設定機能が予め割り付けられた指の動きが有ったか否かを検出する指の動き検出手段と、
    予め登録されている登録指紋データの中に前記指紋データ読取手段で読み取られた読取指紋データと一致するものが有るか否かを照合する指紋データ照合手段と、
    前記指紋データ照合手段の照合結果に基づき認証判定を行う認証判定手段と、
    前記認証判定手段の判定結果が認証成功である場合に、前記指の動き検出手段で検出された指の動きに割り付けられた前記所定の設定機能の実行指令を出力する設定機能実行指令手段と、
    前記設定機能実行指令手段からの指令に係る設定機能を実行するエレベータ制御装置と、
    を備えたことを特徴とするエレベータの指紋認証システム。
  2. 前記予め割り付けられている設定機能は、乗場呼び又はかご呼びの呼び登録機能である、
    ことを特徴とする請求項1記載のエレベータの指紋認証システム。
  3. 前記指紋データ読取手段は乗りかご内に設置されるものであり、前記予め割り付けられている設定機能は、ペット灯の点灯機能である、
    ことを特徴とする請求項1記載のエレベータの指紋認証システム。
  4. 前記指紋データ読取手段は乗りかご内に設置されるものであり、前記予め割り付けられている設定機能は、かご呼びの呼び登録と共に行う、専用運転モードの運転モード設定機能である、
    ことを特徴とする請求項1記載のエレベータの指紋認証システム。
  5. 前記エレベータ制御装置は、前記かご呼びの呼び登録と共に、前記専用運転モードの設定を行った後に、乗りかごから緊急キャンセル指令を入力した場合は、そのかご呼びの呼び登録及び専用運転モードの設定をキャンセルする、
    ことを特徴とする請求項4記載のエレベータの指紋認証システム。
  6. 前記エレベータ制御装置は、前記緊急キャンセル指令を入力した時点で既に乗りかごを目的階へ向けて走行を開始させている場合は、前記かご呼びの呼び登録及び専用運転モードの設定をキャンセルすると共に、乗りかごを出発階へ帰着させ、帰着後に戸開動作を行う、
    ことを特徴とする請求項5記載のエレベータの指紋認証システム。
  7. 前記指の動き検出手段が検出する指の動きは、前記指紋データ読取手段に対して上下方向又は水平方向となる指のスライドである、
    ことを特徴とする請求項1記載のエレベータの指紋認証システム。
  8. 前記指紋データ照合手段は、前記照合を行う際に、前記指の動き検出手段が検出した指のスライド方向に応じて前記指紋データ読取手段で読み取られた読取指紋データを補正する、
    ことを特徴とする請求項7記載のエレベータの指紋認証システム。
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