JP6626390B2 - 機械式駐車設備の制御方法と機械式駐車設備 - Google Patents

機械式駐車設備の制御方法と機械式駐車設備 Download PDF

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Description

本発明は、機械式駐車設備における出入口扉の開閉を含む制御方法と、機械式駐車設備に関する。
従来、機械式駐車設備においては、入出庫を行っている利用者(この明細書及び特許請求の範囲の書類中における「利用者」は、「運転者」、「操作者」を含む。)が入出庫部内に居るときに、他の利用者が前の利用者が入出庫部内に居ることに気付かずに運転盤を操作して、前の利用者を入出庫部内に閉じ込めることがないように、入出庫部内の無人確認を行った後、閉扉操作を受け付けるようにしている。
この種の先行技術として、出入口扉を開く前にユーザーの認証を行う第1の認証処理を行い、出入口扉を閉じる前にユーザーの認証を再度行う第2の認証処理を行い、第1の認証処理の認証情報と第2の認証処理の認証情報とを照合し、照合結果が一致した場合にのみ出入口扉を閉じる閉扉操作を入力することで閉扉処理が行えるものがある(例えば、特許文献1参照)。
また、他の先行技術として、入庫時に指紋入力することで自動運転が開始して入庫状態となり、出庫時にも指紋入力することで該当するパレットが出庫位置まで移動させられて出庫状態となるようにした入出庫方法がある(例えば、特許文献2参照)。
さらに、他の先行技術として、入庫時に利用者の指紋をテレビカメラで撮像して記憶し、入庫時に記憶された指紋パターンと出庫時に撮像した指紋パターンとを照合し、利用者の正当性を判別するようにした入出庫管路装置もある(例えば、特許文献3参照)。
特開2014−139401号公報 特開2002−194911号公報 特開平6−162026号公報
ところで、マンションなどに設置される機械式駐車設備では、機械式駐車設備を操作するための管理人などが常駐しておらず、利用者が自ら入出庫操作をしている。このような機械式駐車設備の場合、利用者に対して機械式駐車設備の操作・運転教育(以下、単に「操作教育」ともいう)が行われ、操作許可を得た利用者によって機械式駐車設備が操作されることが望ましい。
しかし、上記特許文献1のように、利用者によって暗証番号を入力装置に入力する認証方法や、ICカード等を読取り装置に読込ませることによる認証方法では、家族などが暗証番号を入力することや、ICカード等を読込ませて操作することができる。
さらに、上記特許文献2,3の場合、利用者の生体認証によって利用者を特定するので、駐車設備の全ての操作を生体認証で特定される利用者が行う必要があり、駐車設備の迅速な操作が難しい場合がある。
そこで、本発明は、機械式駐車設備の利用契約と、機械式駐車設備の操作許可とを区別し、操作許可を得た操作許可者によって適切に操作できる機械式駐車設備の制御方法と、機械式駐車設備を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る制御方法は、利用者が入出庫部において車両の入出庫を行う機械式駐車設備の制御方法であって、前記利用者が前記機械式駐車設備の契約者であることを認証する契約者認証処理と、前記機械式駐車設備の操作許可を得た操作許可者の認証データを予め登録する登録処理と、出入口扉を開放する前に前記操作許可者の認証データを得る第1操作許可者認証データ取得処理と、前記第1操作許可者認証データ取得処理で得た認証データを登録された前記操作許可者の認証データと照合し、登録された前記操作許可者であることの照合結果に基づいて前記出入口扉を開放する開扉処理と、前記出入口扉を閉鎖する前に前記操作許可者の認証データを得る第2操作許可者認証データ取得処理と、前記第2操作許可者認証データ取得処理で得た認証データを前記第1操作許可者認証データ取得処理で得た前記操作許可者の登録された認証データと照合し、前記操作許可者であることの照合結果に基づいて前記出入口扉を閉鎖する閉扉処理と、を有している。この明細書及び特許請求の範囲の書類中における「操作許可者」は、例えば、機械式駐車設備の操作・運転教育を受けて一定の知識を備えていると認められた者をいう。また、「契約者認証処理」は、運転キー操作によるデータ取得、暗証番号入力によるデータ取得の他、生体認証によるデータ取得、等による契約者であることの認証を行う処理いう。
この構成により、機械式駐車設備への駐車契約をしている利用者が契約者認証処理を行って機械式駐車設備を運転することと、その後、操作許可者によって出入口扉の開閉を行って入出庫操作を行うことを区別して取り扱うことができる。これにより、機械式駐車設備の迅速な操作と、操作許可を得た操作許可者のみが機械式駐車設備の入出庫操作を行うように制御できる。よって、操作許可者による機械式駐車設備の適切な操作で、他の人の入出庫部内への閉じ込めを適切に防止できる。なお、契約者認証処理される利用者が操作許可者として登録されている場合は、第1操作許可者認証データ取得処理される者と同一人物であってもよい。
また、前記第1操作許可者認証データ取得処理の前に、前記契約者認証処理を有し、前記契約者認証処理で契約者であることが認証されることで前記第1操作許可者認証データ取得処理が有効となるように構成されていてもよい。このように構成すれば、契約者認証処理によって機械式駐車設備の運転が有効になった場合に、出入口扉の開放を操作許可者が行うことができる。
また、前記登録処理は、前記操作許可者の生体認証データを登録する処理を含み、前記第1操作許可者認証データ取得処理及び前記第2操作許可者認証データ取得処理の少なくとも一方は、前記操作許可者の前記生体認証データを得る生体認証で構成されていてもよい。この明細書及び特許請求の範囲の書類中における「生体認証データ」は、操作許可者を一意に認証できる生体認証データであり、例えば、顔認証データ、静脈認証データ、指紋認証データ、人体スキャナ認証データ等を含む。このように構成すれば、出入口扉を開放する前に生体認証が行われて操作許可を得た操作許可者であることを機械式駐車設備側で特定することができる。よって、IDカードなどの認証手段の持ち忘れや、他人のなりすまし防止などができる。
また、前記生体認証は、前記出入口扉の近傍に備えられた撮像手段による顔認証であり、前記操作許可者が前記出入口扉の近傍に近づくと自動的に前記顔認証が行われるように構成されていてもよい。このように構成すれば、第1操作許可者認証データ取得処理と第2操作許可者認証データ取得処理の少なくとも一方は、利用者が出入口扉に近づくことで、運転盤などに備えられた顔認証装置によって操作許可者を認証することができる。よって、操作許可者の特別な操作を要することなく生体認証を行うことができる。
また、前記生体認証は、前記操作許可者が前記出入口扉の近傍に備えられた装置に直接触れる操作によって行われるように構成されていてもよい。運転盤に直接触れる操作は、運転盤に備えられた操作機器(例えば、マウスなど)に触れる操作などを含む。このように構成すれば、第1操作許可者認証データ取得処理と第2操作許可者認証データ取得処理の少なくとも一方は、運転盤自体や、運転盤に備えられた操作機器などを操作することで静脈認証、指紋認証などの生体認証を操作中に自動的に行うようにできる。よって、利用者の特別な操作を要することなく生体認証を行うことができる。
また、前記操作許可者の生体認証データは、開扉動作前の最後に行われた生体認証の生体認証データが記憶されるように構成されていてもよい。このように構成すれば、車両の入出庫を行うために最後に生体認証された操作許可者の生体認証データが記憶されるので、入出庫を行っている操作許可者が退出する前に他の操作許可者が出入口扉を閉鎖するような操作を無効にできる。
また、前記登録処理は、前記操作許可者の前記生体認証データと関連付けられた前記生体認証データ以外の第2認証データの登録を含み、前記第1操作許可者認証データ取得処理と前記第2操作許可者認証データ取得処理とは異なる認証手段で行われており、前記第1操作許可者認証データ取得処理の認証データと前記第2操作許可者認証データ取得処理の認証データとのいずれか一方が登録された前記操作許可者の前記生体認証データであり、他方が該操作許可者の前記第2認証データであることで、前記閉扉処理が行われるように構成されていてもよい。第2認証データは、暗証番号データ、IDカードデータなどを含み、認証手段は、生体認証装置と、暗証番号入力装置、IDカード入力装置、などを含む。このように構成すれば、生体認証データによる操作許可者であることの自動認証と、異なる認証手段による第2認証データとで同一の操作許可者であることが照合できれば閉扉処理が行われるようにできる。よって、操作許可者であることの認証の一方を自動的に行って、迅速に入出庫操作を行うようにできる。なお、登録された一方の生体認証データに対し、異なる部位の生体認証データを第2認証データとして登録することを含む。
一方、本発明に係る機械式駐車設備は、利用者が入出庫部において車両の入出庫を行う機械式駐車設備であって、前記いずれかの制御方法により制御を行う制御装置を備え、前記制御装置は、前記操作許可者による前記第1操作許可者認証データ取得処理で得た認証データを前記登録された認証データと照合した結果に基づいて前記出入口扉を開放し、前記操作許可者による前記第2操作許可者認証データ取得処理で得た認証データと前記第1操作許可者認証データ取得処理で得た認証データとを照合した結果に基づいて前記出入口扉を閉鎖するように構成されている。
この構成により、操作許可者による第1操作許可者認証データ取得処理の結果に基づいて呼び出し時の開扉動作を行い、操作許可者による第2操作許可者認証データ取得処理と第1操作許可者認証データ取得処理との照合結果に基づいて閉扉動作を行うようにできる。よって、機械式駐車設備の操作許可を得た操作許可者による入出庫操作で入出庫部内に人が閉じ込められるのを適切に防止できる。
本発明によれば、機械式駐車設備の利用契約と、機械式駐車設備の操作許可とを区別し、操作許可を得た操作許可者によって機械式駐車設備の入出庫操作を適切に行うことが可能となる。
図1は、本発明の一実施形態に係る機械式駐車設備の入出庫部における構成を示す模式図である。 図2は、本発明に係る制御方法における利用者の生体認証データを予め登録する登録処理のフロー図である。 図3は、本発明に係る制御方法による入出庫操作の一例を示す前半部分のフロー図である。 図4は、図3に示す入出庫操作に続く後半部分のフロー図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。以下の実施形態では、機械式駐車設備1としてパレット式の駐車設備を例にして説明する。以下の実施形態では、第1操作許可者認証データ取得処理及び第2操作許可者認証データ取得処理を生体認証とした例を説明する。なお、この明細書及び特許請求の範囲の書類中における前後左右方向の概念は、図1に示す入出庫部3の外部から出入口扉5に向かった状態における前後左右方向の概念と一致するものとする。また、車両Vを矩形状枠で示す。
[機械式駐車設備における入出庫部の構成]
図1は、この実施形態の機械式駐車設備1の入出庫部3を示す平面図であり、矩形状に形成された駐車塔2の正面側に入出庫口4が設けられている。入出庫口4には、出入口扉5が備えられている。また、入出庫口4の近傍の側方(図では右方)には、機械式駐車設備1の運転操作を行う運転盤7が設けられている。この実施形態では、運転盤7と制御装置8が一体となった例を示している。制御装置8には、操作許可を得た利用者(操作許可者)の第1操作許可者認証データ取得処理及び第2操作許可者認証データ取得処理における認証データが予め登録される。制御装置8には、これらのデータ及び後述する出入口扉5の開閉を含む制御方法を記憶する記憶部(記憶メモリなど)が備えられている。
入出庫部3には、物体を検知する複数の物体検知センサが設けられている。車両Vを入出庫させる車両配置部であるパレット6の左側方に左部センサ11が設けられ、右側方に右部センサ12が設けられている。パレット6の前方には、入出庫部3の左右方向全長で物体を検知する前部センサ13が設けられている。パレット6の前後方向の中間部分には、停車位置における車両Vの有無を検知するための物体検知センサである車両検知センサ10が設けられている。パレット6と出入口扉5との間には、入出庫部3の左右方向全長で物体を検知する後部センサ14が設けられている。そして、入出庫口4の部分には、出入口扉5の外側で物体を検知する出入口扉外センサ15が設けられている。物体検知センサ11〜14は、停車位置周辺の利用者歩行部における物体の有無、を検知する物体検知センサである。
なお、上記した各物体検知センサ10〜15は、入出庫部3内において状態が変化する物体(有無、移動などを生じる物体)を検知できればよく、光電管などの線状に検知するものに限らず、画像処理や赤外線の輻射や超音波によるものなど各種センサを用いることができる。また、各物体検知センサ10〜15は、1本〜複数本でもよい。
これらの物体検知センサ11〜15による入出庫部3における物体検知としては、例えば、出入口扉外センサ15(後部センサ14)が検知した後で左部センサ11、右部センサ12が検知した場合は利用者などの入場、と判定できる。また、左部センサ11、右部センサ12が検知しなくなった後で、後部センサ14が検知し、その後、出入口扉外センサ15が検知した場合は利用者などの退場、と判定できる。
また、上記運転盤7は、第1操作許可者認証データ取得処理及び第2操作許可者認証データ取得処理を行う装置を兼ねており、操作許可者は運転盤7において、認証手段によって第1操作許可者認証データ取得処理及び第2操作許可者認証データ取得処理が行われるようになっている。認証手段としては、例えば、運転盤7に、顔認証、指紋認証、静脈認証、などの生体認証装置20を備えさせることができる。なお、運転盤7ではなく出入口扉5の近傍に認証装置を備えさせてもよい。さらに、この実施形態の運転盤7には、安全確認操作を行う安全確認ボタン21が備えられている。安全確認ボタン21は、図示するような物理的に押し込むボタンの他、液晶画面などに表示されるボタンなどを含む。なお、第1操作許可者認証データ取得処理及び第2操作許可者認証データ取得処理は、いずれも生体認証とする他、一方が生体認証で、他方が暗証番号の入力、IDカードの接触、リモコンの操作、等の組み合わせでも、両方が生体認証以外のこれらの認証手段の組合せでもよい。
さらに、運転盤7には、契約者認証操作を行う契約者認証部が備えられている。契約者認証部における契約者の認証手段としては、鍵による認証、暗証番号による認証、IDカードによる認証、リモコンによる認証、その他、指紋、静脈などによる生体認証、など、様々な手段を利用できる。
[利用者の生体認証データの登録]
図2は、利用者の生体認証データを予め登録する登録処理のフロー図である。機械式駐車設備1を操作する利用者は、予め操作・運転教育を受ける(S1)。そして、操作・運転教育を受けた利用者が、機械式駐車設備1の操作許可者であるか否かが判定される(S2)。この操作許可者であるか否かの判定は、例えば、操作許可者として認定された操作許可証などで判定できる。そして、操作許可者は、機械式駐車設備1の記憶部に生体認証データが登録される(S3)。生体認証データの登録処理は、例えば、運転盤7に備えられた生体認証装置20で利用者の生体認証データを読み取らせ、この生体認証データを記憶部に記憶させることで登録できる。なお、管理者によって操作許可者の生体認証登録を実施してもよい。また、生体認証データの登録処理は、他の生体認証装置で読み取らせて機械式駐車設備1の記憶部に記憶するようにしてもよい。なお、登録処理で操作許可者として登録される利用者は、機械式駐車設備1の操作教育を受けて操作許可を得た利用者であればよく、車両Vの運転者でも、運転者以外の者でもよい。
[生体認証装置の例]
生体認証装置20としては、例えば、利用者を一意に認証できる生体認証装置であればよい。例えば、顔認証装置、指紋認証装置、静脈認証装置、人体スキャナ装置等を用いることができる。生体認証装置20としては、出入口扉5に操作許可者が近づいた時や、運転盤7の操作中、操作後などに自動的に認証する装置を用いることができる。
(顔認証装置)
顔認証装置としては、例えば、運転盤7などに小型カメラ(撮像手段)を埋め込み、利用者が出入口扉5に近づくと自動的に顔認証が始まる顔認証装置を用いることができる。この場合、利用者が出入口扉5に近づくことで生体認証が自動的に行われ、認証の結果、操作許可者であれば運転盤7の操作が可能となるようにすればよい。この生体認証は、利用者の特別な操作を要することなく顔が撮像されて画像処理によって生体認証が行われる。このような顔認証により、同一の操作許可者のみによって機械式駐車設備1における一連の入出庫操作が行なわれるようにできる。
(指紋認証)
指紋認証としては、例えば、運転盤7に操作機器として指紋認証内蔵マウスを備えさせ、利用者がマウスに直接触れて操作している間に装置側が指紋情報を読み取って認証する指紋認証装置を用いることができる。この場合、利用者がマウスを操作し始めると自動的に指紋認証が始まるようにできる。また、運転盤7に手をかざす認証部分を設け、その認証部分に手をかざしている間に装置側が利用者の指紋情報を読み取って認証する指紋認証装置を用いることもできる。指紋認証装置は、運転盤7に備えさせても、運転盤7の近傍に独立して設けてもよい。この生体認証も、利用者の特別な操作を要することなく装置の操作をしている間に指紋情報が読み取られて生体認証が行われる。このような指紋認証により、同一の操作許可者のみによって機械式駐車設備1における一連の入出庫操作が行なわれるようにできる。なお、例えば、上記マウス操作により契約者認証のための暗証番号入力操作や閉扉操作(後述の閉扉ボタンを押す操作など)を行わせるようにすれば、この操作中に指紋認証を行って、利用者が意識することなく操作許可者認証を完了することができる。
(静脈認証)
静脈認証としては、例えば、運転盤7に操作機器として静脈認証内蔵マウスを備えさせ、利用者がマウスに直接触れて操作している間に装置側が静脈情報を読み取って認証する静脈認証装置を用いることができる。この場合、利用者がマウスを操作し始めると自動的に静脈認証が始まるようにできる。また、運転盤7に手をかざす認証部分を設け、その認証部分に手をかざしている間に装置側が利用者の静脈情報を読み取って認証する静脈認証装置を用いることもできる。静脈認証装置は、運転盤7に備えさせても、運転盤7の近傍に独立して設けてもよい。認証結果を画面に表示させるような静脈認証装置を用いてもよい。この生体認証も、利用者の特別な操作を要することなく装置の操作をしている間に静脈情報が読み取られて生体認証が行われる。このような静脈認証により、同一の操作許可者のみによって機械式駐車設備1における一連の入出庫操作が行なわれるようにできる。
このような顔認証、指紋認証、静脈認証などの生体認証装置20は、運転盤7や、運転盤7に備えられた操作機器などの操作中に生体認証を自動的に行うようにできる。よって、利用者の特別な操作を要することなく生体認証を行うことができる。
なお、契約者と操作許可者が同一人物の場合、生体認証が契約者認証処理に係る操作に伴って行われるようにしてもよい。
[機械式駐車設備における制御方法]
図3は、本発明に係る制御方法による入出庫操作の一例を示す前半部分のフロー図であり、図4は、図3に示す入出庫操作に続く後半部分のフロー図である。図3に示すように、まず、契約者認証操作が実行されているか否かが判定される(S10)この契約者認証操作は、運転盤7において、運転キーによる操作、暗証番号の入力操作、IDカードによる操作、リモコンによる操作などを用いることができる。契約者認証操作も、生体認証とすることができる。契約者認証操作が実行された場合、契約者による操作であるか否かが判定される(S11)。この判定は、例えば、契約者に与えられた運転キー、IDカード、リモコンによる操作、契約者として登録されている暗証番号の入力操作、などが行われたか否かによって判定できる。契約者ではない場合、エラー表示がなされて(S12)、契約者認証操作の入力待ちに戻る。
判定(S11)で契約者であることが認証された場合、契約者認証処理がなされる(S13)。この契約者認証処理により、機械式駐車設備1の運転が有効になって搬送呼出処理がなされる(S14)。この例では、上記契約者認証操作は、パレットの呼び操作にもなる。搬送呼出処理としては、入庫であれば、車両Vを格納する空パレット6が入出庫部3に搬送される。出庫であれば、契約者の車両Vが格納された出庫パレット6が入出庫部3に搬送される。入庫及び出庫のいずれの場合も、入出庫部3にパレット6が搬送されても、出入口扉5は開放されない。なお、パレット6の呼出しは、以下の第1操作許可者認証処理後でもよい。
このような契約者認証処理により、例えば、駐車契約をしていることによる機械式駐車設備1の運転と、その後、操作教育を受けた同一人物が出入口扉5を開閉して入出庫操作を行うことを、区別して取り扱うことができる。
そして、第1操作許可者認証データ取得処理が実行されたか否かが判定される(S15)。この実施形態の第1操作許可者認証データ取得処理は、自動的に行われる生体認証となっている。生体認証としては、上記した顔認証、指紋認証、静脈認証、指紋認証などが、出入口扉5に近づいた時や、運転盤7の操作中などに装置側から自動的に行われる。第1操作許可者認証データ取得処理が実行されると、その認証データが登録された操作許可者の認証データであるか否かが照合される(S16)。この照合が、第1操作許可者認証処理である。この照合で操作許可者でないと判定された場合、エラー表示がなされて(S12)、契約者認証操作が実行される前に戻る。なお、第1操作許可者認証データ取得処理が実行されているか否かの判定(S15)と、操作許可者か否かの照合(S16)は(点線aで示す部分)、上記契約者認証操作が実行されているか否かの判定(S10)の前か、契約者認証操作が実行されているか否かの判定(S10)の直後に行われるようにしてもよい。また、S16後のエラー表示処理S12をした後の戻り先は、S15の直前でもよい。
その後、第1操作許可者認証処理によって操作許可者であることが照合されると(S16)、出入口扉5を開放する開扉処理がなされる(S17)。つまり、第1操作許可者認証処理の結果によって出入口扉5が開放される。出入口扉5が開放されることで、非常停止以外の操作が無効になる運転操作機能ロック状態とすることができる。その後、図4の「A」に続く。
図4に示すように、図3の「A」に続いて、車両Vの入出庫が行われる(S18)。入庫であれば、車両Vを入出庫部3内に乗り入れて呼出しパレット6に搭載する。出庫であれば、呼出しパレット6の車両Vに乗り込んで入出庫部3から退場する。
そして、入出庫が完了したか否かが判定される(S19)。車両Vの入出庫が完了したか否かの判定は、例えば、入庫の場合は、出入口扉外センサ15(後部センサ14)が検知した後で後部センサ14が検知し、その後、車両検知センサ10が車両Vを検知している場合に、入庫と判定できる。そして、前部センサ13が検知しておらず、左部センサ11、右部センサ12の少なくとも一方が検知した後、その両方が検知しなくなった後で、後部センサ14が検知し、その後、出入口扉外センサ15が検知した場合は、利用者が退出して入出庫が完了したと判定できる。
一方、出庫の場合は、左部センサ11、右部センサ12が検知しなくなった後で、後部センサ14が検知し、その後、出入口扉外センサ15が検知し、車両検知センサ10が車両Vを検知していない場合は、出庫と判定できる。この場合も、左部センサ11、右部センサ12、前部センサ13、後部センサ14、及び出入口扉外センサ15のいずれもが検知していない場合は、利用者も退出していると判定できる。
入出庫が完了すると、安全確認報知処理がなされる(S20)。安全確認報知処理としては、例えば、「入出庫部内の安全を確認して、安全確認ボタンを押して下さい」などの報知がなされる。この報知は省略してもよい。そして、次に、第2操作許可者認証データ取得処理を行い、その認証データが第1操作許可者認証データ取得処理の認証データと一致する照合結果によって出入口扉5の閉鎖を開始することが報知される。例えば、「出入口扉は、第1操作許可者認証データ取得処理の認証データと第2操作許可者認証データ取得処理の認証データを照合した後、所定時間経過後に閉扉動作が開始されます」などの報知を行うことができる。つまり、第2操作許可者認証データ取得処理を行うことが、出入口扉5を閉鎖する操作を兼ねていることが報知される。報知としては、音声、画面表示の他、ブザー、ランプなどで行うことができる。
その後、第2操作許可者認証データ取得処理が実行されたか否かが判定される(S21)。この実施形態の第2操作許可者認証データ取得処理は、自動的に行われる生体認証となっている。生体認証操作としては、上記した顔認証、指紋認証、静脈認証、指紋認証などが、出入口扉5に近づいた時や、運転盤7の操作中、操作後などに装置側から自動的に行われる。
そして、第2操作許可者認証データ取得処理が実行されると、上記第1操作許可者認証処理によって操作許可者の認証データと照合された操作許可者(S16)と同一の操作許可者による操作が行われたか否かの照合がなされる(S22)。この照合が、第2操作許可者認証処理である。なお、この第2操作許可者認証データ取得処理が実行されたことに加え、上記操作許可者の退出を検知していることをフローに加えて「照合(S22)」が実行されるようにしてもよい。
この照合により、第2操作許可者認証データ取得処理における利用者が第1操作許可者認証データ取得処理における操作許可者と異なる場合、エラー表示がなされて(S23)、第2操作許可者認証データ取得処理が実行される前の状態に戻る。その後、第2操作許可者認証データ取得処理による生体認証によって第1操作許可者認証データ取得処理の操作許可者と同一の操作許可者と判定されるまで繰り返される。
そして、第2操作許可者認証データ取得処理によって第1操作許可者認証データ取得処理と同一の操作許可者と判定されると(S22)、閉扉処理が実行される(S24)。これにより、出入口扉5が閉鎖される。
なお、上記開扉動作前の最後に行われた生体認証の生体認証データを記憶するようにすれば、複数の操作許可者が生体認証装置20の周辺に居たとしても、最後に生体認証が行われた操作許可者による入出庫に制限することができる。すなわち、入出庫を行っている操作許可者が入出庫部3内に居るときに、他の操作許可者による運転盤7での第2操作許可者認証データ取得処理の操作を無効にできる。
また、上記運転盤7に開扉ボタンと閉扉ボタンとを備えさせ、上記第1操作許可者認証データ取得処理の前に開扉ボタンを押すようにし、上記第2操作許可者認証データ取得処理の前に閉扉ボタンを押すようにしてもよい。そして、開扉ボタンが押されたら第1操作許可者認証データ取得処理の生体認証を開始し、閉扉ボタンが押されたら第2操作許可者認証データ取得処理の生体認証を開始するようにしてもよい。この場合の生体認証装置としては、例えば撮像手段による顔認証などでもよいし、開扉ボタン、閉扉ボタンを指紋認証装置などの生体認証装置として、開扉操作、閉扉操作と同時に指紋認証で操作者認証データを取得してもよい。
このようにすれば、第1操作許可者認証データ取得処理の生体認証によって利用者が認証されれば、開扉動作が自動的に開始されるようにできる。また、第2操作許可者認証データ取得処理の生体認証によって得られた認証データと第1操作許可者認証処理の認証データとが同一の利用者の認証データであることが照合されれば、閉扉動作が自動的に開始されるようにできる。これらにより、利用者は入出庫操作のための認証を意識することなく出入口扉5を開閉することができる。
このように、上記制御方法によれば、契約者による機械式駐車設備1の運転と、その後の、操作許可者による出入口扉5を開閉する入出庫操作とを区別して、利用者が入出庫部3内に閉じ込められることを適切に防止できる。しかも、操作許可者の認証に生体認証装置20を用いることで、機械式駐車設備1の操作前又は操作中における一連の操作の中で操作許可者の生体認証を自動的に行うことができる。つまり、操作許可者の特別な操作なしで、機械式駐車設備1側から第1操作許可者認証データ取得処理が自動的に行われて、生体認証により操作許可者であることを特定できる。そして、操作許可者のみが第2操作許可者認証処理によって入出庫操作を完了するまで操作できるように制御できる。
なお、上記実施形態では、第1操作許可者認証データ取得処理及び第2操作許可者認証データ取得処理のいずれも生体認証となった例を説明したが、第1操作許可者認証データ取得処理は顔認証などの生体認証で行い、第2操作許可者認証データ取得処理はIDカードなどの情報による認証にすることができる。この場合、上記登録処理において、予め操作許可を得た利用者の生体認証データと関連付けられた第2認証データが登録される。第2認証データとしては、IDカード情報、暗証番号、などを含む。
これにより、第2操作許可者認証データ取得処理が、第1操作許可者認証データ取得処理の生体認証とは異なる認証手段で行われたとしても、第2操作許可者認証データ取得処理の認証データと、登録されている第2認証データとが照合される。そして、第1操作許可者認証データ取得処理の生体認証データと、第2操作許可者認証データ取得処理の第2認証データとが同一の操作許可者の登録された認証データと一致することで、閉扉動作が実行されるようにできる。
このようにしても、少なくとも開扉前に行う第1操作許可者認証データ取得処理を自動的に生体認証で行って操作許可者であることの認証を行い、第2操作許可者認証データ取得処理によって第1操作許可者認証データ取得処理を行った操作許可者であることが照合できれば閉扉処理が実行されるようにできる。従って、第1操作許可者認証データ取得処理による開扉処理と第2操作許可者認証データ取得処理による閉扉処理は、いずれも操作教育を受けた同一の操作許可者によって行われるため、入出庫操作は操作教育を受けた同一の操作許可者のみによって行うようにできる。なお、第1操作許可者認証データ取得処理をIDカードなどの情報による認証とし、第2操作許可者認証データ取得処理を生体認証とすることもできる。
このように、第1操作許可者認証及び第2操作許可者認証は、生体認証だけで行うようにしても、いずれか一方が生体認証で他方が暗証番号入力(IDカード入力)などによる認証であっても、両方が生体認証以外の認証、すなわち暗証番号入力、IDカード入力などの組合せまたは同一の認証でもよい。
なお、上記した実施形態では、契約者認証操作を行う利用者と、操作許可者認証を行う操作者が同一人物である例を示したが、契約者認証を行う利用者と操作許可者認証を行う操作者は別人であってもよい。
[総括]
以上のように、上記制御方法によれば、機械式駐車設備1への駐車契約をしている利用者による機械式駐車設備1の運転と、その後、出入口扉5を開閉して入出庫操作を行える操作許可者による入出庫操作とを区別して取り扱うことができる。これにより、機械式駐車設備について操作許可を得た操作許可者のみが機械式駐車設備の入出庫操作を適切に行うことが可能となり、機械式駐車設備1の入出庫部内に利用者が閉じ込められることを適切に防止できる。
しかも、利用者を自動的に認証する生体認証によって出入口扉5の開扉動作又は出入口扉5の閉扉動作を行うようにすれば、利用者の操作手順を簡素化して操作時間を短縮することが可能となる。
その上、第2操作許可者認証データ取得処理の生体認証によって出入口扉5が閉じられるため、利用者が出入口扉5の閉鎖を忘れることを防止することも可能となる。
なお、上記した実施形態では、矩形状の入出庫部3の中央部分に車両配置部であるパレット6を配置するエレベータ式の機械式駐車設備1を例に説明したが、他の形式の機械式駐車設備における制御方法としても利用することができ、機械式駐車設備は上記実施形態に限定されるものではない。
また、上記した実施形態における物体検知センサ10〜15の配置も一例を示しており、後部センサ14と出入口扉外センサ15とが一体となった構成や、左部センサ11、右部センサ12が1本となった構成、画像認識による物体検知センサなどが用いられた構成であってもよい。物体検知センサの構成などは、本発明の要旨を損なわない範囲で種々の構成を変更してもよく、本発明は上記した実施形態に限定されるものではない。
1 機械式駐車設備
2 駐車塔
3 入出庫部
4 入出庫口
5 出入口扉
6 パレット
7 運転盤
8 制御装置
10 車両検知センサ
14 後部センサ
15 出入口扉外センサ
20 生体認証装置
21 安全確認ボタン
V 車両

Claims (8)

  1. 利用者が入出庫部において車両の入出庫を行う機械式駐車設備の制御方法であって、
    前記利用者が前記機械式駐車設備の契約者であることを認証する契約者認証処理と、
    前記機械式駐車設備の操作許可を得た操作許可者の認証データを予め登録する登録処理と、を有し、
    出入口扉を開放する前に前記操作許可者の認証データを得る第1操作許可者認証データ取得処理の前に前記契約者認証処理で契約者であることが認証されることで該第1操作許可者認証データ取得処理が有効となるように構成されており、
    前記第1操作許可者認証データ取得処理で得た認証データを登録された前記操作許可者の認証データと照合し、登録された前記操作許可者であることの照合結果に基づいて前記出入口扉を開放する開扉処理と、
    前記出入口扉を閉鎖する前に前記操作許可者の認証データを得る第2操作許可者認証データ取得処理と、
    前記第2操作許可者認証データ取得処理で得た認証データを前記第1操作許可者認証データ取得処理で得た前記操作許可者の登録された認証データと照合し、前記操作許可者であることの照合結果に基づいて前記出入口扉を閉鎖する閉扉処理と、を有し、
    前記操作許可者のみが前記機械式駐車設備の入出庫操作を行えるように構成されている、ことを特徴とする機械式駐車設備の制御方法。
  2. 利用者が入出庫部において車両の入出庫を行う機械式駐車設備の制御方法であって、
    前記利用者が前記機械式駐車設備の契約者であることを認証する契約者認証処理と、前記契約者認証処理に基づいて行われる搬送呼出処理と、
    前記機械式駐車設備の操作許可を得た操作許可者の認証データを予め登録する登録処理と、
    出入口扉を開放する前に前記操作許可者の認証データを得る第1操作許可者認証データ取得処理と、
    前記第1操作許可者認証データ取得処理で得た認証データを登録された前記操作許可者の認証データと照合し、登録された前記操作許可者であることの照合結果に基づいて前記出入口扉を開放する開扉処理と、
    前記出入口扉を閉鎖する前に前記操作許可者の認証データを得る第2操作許可者認証データ取得処理と、
    前記第2操作許可者認証データ取得処理で得た認証データを前記第1操作許可者認証データ取得処理で得た前記操作許可者の登録された認証データと照合し、前記操作許可者であることの照合結果に基づいて前記出入口扉を閉鎖する閉扉処理と、を有している、ことを特徴とする機械式駐車設備の制御方法。
  3. 利用者が入出庫部において車両の入出庫を行う機械式駐車設備の制御方法であって、
    前記利用者が契約者として認証手段を与えられたまたは予め登録された前記機械式駐車設備の契約者であることを認証する契約者認証処理と、
    前記機械式駐車設備の操作許可を得た操作許可者の認証データを予め登録する登録処理と、
    出入口扉を開放する前に前記操作許可者の認証データを得る第1操作許可者認証データ取得処理と、
    前記第1操作許可者認証データ取得処理で得た認証データを登録された前記操作許可者の認証データと照合し、登録された前記操作許可者であることの照合結果に基づいて前記出入口扉を開放する開扉処理と、
    前記出入口扉を閉鎖する前に前記操作許可者の認証データを得る第2操作許可者認証データ取得処理と、
    前記第2操作許可者認証データ取得処理で得た認証データを前記第1操作許可者認証データ取得処理で得た前記操作許可者の登録された認証データと照合し、前記操作許可者であることの照合結果に基づいて前記出入口扉を閉鎖する閉扉処理と、を有している、ことを特徴とする機械式駐車設備の制御方法。
  4. 利用者が入出庫部において車両の入出庫を行う機械式駐車設備の制御方法であって、
    前記利用者が前記機械式駐車設備の契約者であることを認証する契約者認証処理と、
    前記機械式駐車設備の操作許可を得た操作許可者の認証データを予め登録する登録処理と、
    出入口扉を開放する前に前記操作許可者の認証データを得る第1操作許可者認証データ取得処理と、
    前記第1操作許可者認証データ取得処理で得た認証データを登録された前記操作許可者の認証データと照合し、登録された前記操作許可者であることの照合結果に基づいて前記出入口扉を開放する開扉処理と、
    前記出入口扉を閉鎖する前に前記操作許可者の認証データを得る第2操作許可者認証データ取得処理と、
    前記第2操作許可者認証データ取得処理で得た認証データを前記第1操作許可者認証データ取得処理で得た前記操作許可者の登録された認証データと照合し、前記操作許可者であることの照合結果に基づいて前記出入口扉を閉鎖する閉扉処理と、を有し、
    前記登録処理は、前記操作許可者の生体認証データを登録する処理を含むとともに、該操作許可者の前記生体認証データと関連付けられた前記生体認証データ以外の第2認証データの登録を含み、
    前記第1操作許可者認証データ取得処理及び前記第2操作許可者認証データ取得処理の一方が、前記操作許可者の前記生体認証データを得る生体認証で構成される場合に、
    前記第1操作許可者認証データ取得処理と前記第2操作許可者認証データ取得処理とは異なる認証手段で行われることが可能とされており、
    前記第1操作許可者認証データ取得処理の認証データと前記第2操作許可者認証データ取得処理の認証データとのいずれか一方が登録された前記操作許可者の前記生体認証データであり、他方が該操作許可者の前記第2認証データであることで、前記閉扉処理が行われるように構成されている、ことを特徴とする機械式駐車設備の制御方法。
  5. 前記生体認証は、前記出入口扉の近傍に備えられた撮像手段による顔認証であり、前記操作許可者が前記出入口扉の近傍に近づくと自動的に前記顔認証が行われるように構成されている、請求項に記載の機械式駐車設備の制御方法。
  6. 前記生体認証は、前記操作許可者が前記出入口扉の近傍に備えられた装置に直接触れる操作によって行われるように構成されている、請求項に記載の機械式駐車設備の制御方法。
  7. 前記操作許可者の生体認証データは、開扉動作前の最後に行われた生体認証の生体認証データが記憶されるように構成されている、請求項4〜6のいずれか1項に記載の機械式駐車設備の制御方法。
  8. 利用者が入出庫部において車両の入出庫を行う機械式駐車設備であって、
    請求項1〜7のいずれか1項に記載の制御方法により制御を行う制御装置を備え、
    前記制御装置は、前記操作許可者による前記第1操作許可者認証データ取得処理で得た認証データを前記登録された認証データと照合した結果に基づいて前記出入口扉を開放し、前記操作許可者による前記第2操作許可者認証データ取得処理で得た認証データと前記第1操作許可者認証データ取得処理で得た認証データとを照合した結果に基づいて前記出入口扉を閉鎖するように構成されている、ことを特徴とする機械式駐車設備。
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