JP5067932B2 - ガレージ出入口の安全装置及びインナガレージ付き建物 - Google Patents

ガレージ出入口の安全装置及びインナガレージ付き建物 Download PDF

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Description

本発明は、ガレージ出入口の安全装置、及び建物の一部としてガレージを設けたインナガレージ付き建物に関するものである。
敷地に車庫を設けるほどの余裕がないような状況では、ガレージを建物内に設置する所謂インナガレージが採用されることがある。インナガレージを有した建物では、インナガレージと居住空間とのアクセスを良好にするために、居住空間からインナガレージに繋がる出入口が設けられたものもある(例えば、特許文献1参照)。
特開2002−201803号公報
しかしながら、多くの場合、インナガレージは車に対して十分な広さを確保されないのが実情である。このため、インナガレージに繋がる出入口に開き戸が設けられている建物では、そのインナガレージ内に車両が停まっている場合に開き戸を開放すると、開き戸が車両に接触してしまうおそれがあり、車両を傷つけてしまうこともある。
なお、このような開き戸に関する問題は、インナガレージに限らず、出入口に開き戸が備えられているガレージにおいて同様に発生する問題であると考えられる。
本発明は、上記事情に鑑みなされたものであり、ガレージ内に停まっている車両と、ガレージへアクセスするための開き戸との接触を抑制することのできる安全装置を提供することを目的とするものである。
以下、上記課題を解決するのに有効な手段等につき、必要に応じて作用、効果等を示しつつ説明する。なお以下では、理解を容易にするため、発明の実施の形態において対応する構成例を括弧書き等で適宜示すが、この括弧書き等で示した具体的構成に限定されるものではない。
本発明であるガレージ出入口の安全装置では、入庫検出手段(入庫センサ36)によりガレージ(ガレージ15)への車両(車両16)の入庫が検出され、警告手段(モニタ41、スピーカ42)により開き戸(開き戸23)の開放操作に対して警告が発せられる。したがって、ガレージの使用者等がガレージに出入りする際に、その使用者等は、ガレージに車両が入庫されていることを知ることができるため、開き戸が車両に接触しないように注意しながら開放操作を行うことができる。このため、仮に、開放された状態の開き戸と接触するおそれのある位置に車両が停止していても、開き戸が車両に接触する可能性を低減させることが可能となる。故に、ガレージ内に停まっている車両と、ガレージへアクセスするための開き戸との接触を抑制することができる。
前記開放操作は、接触検出手段(タッチセンサ35)を用いて、開放者が開き戸、特にその操作部(内側柄部25)に触れたことを検出して行うのが好ましい。この場合、開き戸が実際に開放されるより前に使用者等に対して警告を発することが可能となり、開き戸の開放後に警告手段により警告が発せられるといった不都合の発生を抑制することができる。故に、車両と開き戸との接触をより確実に抑制することができる。
また、仮に開き戸に近づいただけで開放操作と判断されるもの(例えば、人感センサ)を用いた場合には、開き戸を開放する意思のない場合にも警告が発せられる不具合が生じ得る。この点、接触検出手段によって開放操作の検出を行うものではそのような不具合が生じることがない。
入庫検出手段により、開き戸の可動エリア内に少なくとも車両の一部が存在することが検出されると良い。ガレージに車両が入庫していても開き戸の可動エリア内に車両が存在していなければ、開き戸が車両に接触する可能性がないため、使用者等が開き戸の開放操作を行う際にその開き戸と車両との接触に対して注意を払う必要がない。これに対して、開き戸の可動エリア内にて車両の一部の存在が検出されることで、開き戸と車両とが接触する可能性がある場合に限って、開き戸の開放操作に際して使用者等に注意を促すことができる。
入庫検出手段により車両と開き戸との距離が検出され、その入庫検出手段の検出結果に基づいて制限手段(巻取機64)により開き戸の開度が制限されると良い。開き戸の開度が制限されることで、予め定めた距離より開き戸が車両に近づくことが阻止されるため、開き戸と車両との接触を防止することが可能となる。ここで、車両に開き戸が接触する可能性がある場合に開き戸の開放が禁止される構成としても開き戸と車両との接触を防止することができるが、この構成では、ガレージに出入りするための開き戸の使い勝手が低下すると考えられる。これに対して、開き戸の開度が制限される構成では、車両に接触しない程度の開き戸の開放が許容されることになるため、開き戸の使い勝手を向上させつつ、開き戸と車両との接触を防止することが可能となる。
また、制限手段が備えられていない構成では、開き戸が車両に接触しないように使用者等は開き戸の開度を手等で保持しながらガレージに出入りする必要があるが、制限手段が備えられている構成では、使用者等が開き戸の保持作業を行わなくても開き戸と車両との接触が防止されるため、ガレージへの出入りを容易に行うことが可能となる。
入庫検出手段によりガレージへの車両の入庫が検出され、且つ開き戸の開放操作が行われる場合に、開き戸が施錠されるように施錠手段(施錠装置28)が施錠制御手段(マイコン40)により制御されると良い。この場合、ガレージに車両が停まっていると、施錠手段による施錠を解除させない限りは開き戸を開放させることができない。故に、開き戸と車両との接触を防止することが可能となる。
以上説明したガレージ出入口の安全装置が、インナガレージ(ガレージ15)により車両の入庫に必要なスペースが建物に確保されるとともに、インナガレージと建物本体(住宅10)との間の使用者等の出入りが開口(出入口22)を介して行われ、インナガレージ側へ開く開き戸(開き戸23)により前記開口の開閉が行われる建物に適用されると良い。インナガレージに開口が設けられていると、使用者等は、屋外に出ることなく開口を介してインナガレージと建物内部との間を行き来することが可能となる。また、開き戸がインナガレージ側に開放されるため、建物内部におけるインナガレージを除く居住空間を極力広く確保することが可能となっている。但し、例えば建物の内部空間の広さが十分には確保されていない場合に居住空間が極力広く確保されると、車両に対するインナガレージの広さが十分には確保されにくくなり、開き戸がガレージ側に開放されるとその開き戸は車両に接触し易くなると考えられる。この場合、ガレージ出入口の安全装置が奏する上記の各効果を建物において享受することができる。
(第1の実施の形態)
以下、本発明を具体化した一実施形態を図面に基づいて説明する。本実施形態では、ガレージ15に入庫された車両16と、ガレージ15への出入りを行うために開放される引き戸23との接触を抑制するガレージ出入口の安全装置について説明する。図1は、本実施の形態におけるガレージ15の周辺部分の平面構成を示す構成図である。
図1に示すように、住宅10には、第1居室11や第2居室12、廊下13などが備えられている。また、住宅10には、廊下13に隣接するようにしてガレージ15が備えられている。ガレージ15は、住宅10に一体的に設けられた所謂インナガレージとなっており、車両16の入庫が可能なスペースを有している。廊下13とガレージ15との間にはそれらの空間を仕切る内部壁21が設けられており、内部壁21には、廊下13とガレージ15とを連通する出入口22が形成されている。出入口22は住人等(ガレージ15の使用者等ともいう)の出入りが可能な大きさとなっており、内部壁21には、出入口22に対して開閉可能な開き戸23が設けられている。
開き戸23は、ガレージ15側への開放が可能になっており、開き戸23が開放されると、住人等は出入口22を介して廊下13とガレージ15とを行き来することが可能となる。換言すれば、開き戸23は、住人等が廊下13からガレージ15にアクセスするためのものである。また、開き戸23が廊下側に開放されないため、開き戸23がガレージ15側に開放される構成に比べて、廊下13等の居住空間を極力広く確保することが可能となっている。また、出入口22に対して引き戸が設けられている構成に比べて、コスト低減を図ることが可能となっている。
ここで、ガレージ15は、敷地に住宅10とガレージ15とを別々の建物として設けることが困難な場合、すなわち住宅10に対する敷地の広さが十分ではない場合に、インナガレージとして住宅10の一部に設けられることがある。また、この場合、ガレージ15では、車両16が入庫された状態で十分に余裕のある空間を確保することが困難になっていると考えられる。したがって、ガレージ15に車両16が入庫されていると、住人等がガレージ15と廊下13とを行き来することを目的として開き戸23を開放した際に、その開き戸23が車両16に接触する可能性が発生することになる。
開き戸23には、住人などが操作するための内側柄部25及び外側柄部26が取り付けられており、開き戸23が出入口22に対して閉鎖されている場合、それら内側柄部25又は外側柄部26に対する予備操作が行われない限りは開き戸23の閉鎖状態が保持される構成となっている。具体的に説明すると、開き戸23には、その開き戸23を閉鎖状態で仮にロックする仮ロック機構が設けられており、その仮ロック機構は内側柄部25及び外側柄部26に対する操作と連動して仮ロック状態及び解除状態に移行するようになっている。例えば、柄部25,26が回転可能なドアノブにより構成されている場合、柄部25,26に対する予備操作としてドアノブに対する回転操作が行われると、仮ロック機構は解除状態に移行し、閉鎖されている開き戸23の開放が可能となる。また、ドアノブに対する回転操作が行われないと、仮ロック機構は仮ロック状態にあり、開き戸23の閉鎖状態が保持される。そして、開き戸23が閉鎖されている場合、廊下13からは内側柄部25に対する予備操作が行われることで開き戸23の開放が可能となり、ガレージ15側からは外側柄部26に対する予備操作が行われることで開き戸23の開放が可能となる。
開き戸23は、閉鎖された場合に施錠されるオートロック機能を有している。より詳しくは、開き戸23には、その開き戸23の施錠及び解錠(ロック及びアンロック)を行う施錠装置28が設けられている。施錠装置28は施錠状態又は解錠状態への移行が可能となっており、開き戸23が閉鎖されている状態で施錠装置28が施錠状態にある場合にその開き戸23は施錠され、施錠装置28が解錠状態にある場合に開き戸23は解錠される。開き戸23が閉鎖された場合、施錠装置28は自動で施錠状態に移行される。すなわち、開き戸23は、閉鎖に伴って自動で施錠(オートロック)されるようになっている。
開き戸23は、施錠装置28が解錠状態にある場合に限って内側柄部25又は外側柄部26に対する予備操作の実行が可能となっているおり、これにより、開き戸23の開放が可能となっている。施錠装置28には、移動可能なロックバー(図示略)が備えられており、施錠装置28が施錠状態とされた場合に、ロックバーが開き戸23から内部壁21側に突出することで開き戸23が施錠され、施錠装置28が解錠状態とされた場合に、ロックバーが没入することで開き戸23が解錠される。
開き戸23には、そのガレージ15側(外側柄部26の操作が可能な側)にキー操作部が設けられており、操作キーによりキー操作部に対する解錠操作が行われることで施錠装置28が解錠状態に移行する。したがって、開き戸23が閉鎖され且つ施錠されていても、住人等は操作キーを用いることでガレージ15側から開き戸23を開放することが可能となる。これにより、例えば操作キーを所持していない不審者による開き戸23の開放が抑制され、ひいては住宅10への不審者の侵入が抑制されることになる。
施錠装置28には、電気的なアクチュエータ(図示略)が備えられており、アクチュエータが駆動することで開き戸23に対してロックバーが突出したり没入したりするようになっている。例えば、アクチュエータが施錠駆動すると施錠装置28が施錠状態に移行し、アクチュエータが解錠駆動すると施錠装置28が解錠状態に移行する。アクチュエータは、廊下13に設けられているコントローラ31により駆動制御されるようになっている。
コントローラ31は、施錠装置28と電気的に接続されており、アクチュエータの駆動制御を行うことで施錠装置28の施錠制御を行うものである。コントローラ31には、施錠装置28を解錠状態に移行させるための解錠ボタン33が設けられており、住人等により解錠ボタン33に対する解錠ボタン操作が行われることで施錠装置28が解錠状態に移行されるようになっている。したがって、開き戸23が閉鎖され且つ施錠されていても、住人等は解錠ボタン33に対する解錠ボタン操作を行うことで廊下13側から開き戸23を開放することが可能となる。
なお、コントローラ31は、解錠ボタン操作が可能な状態及び位置となるように廊下13に設置されている。また、コントローラ31は、開き戸23よりも居住空間側に設置されていればよく、第1居室11や第2居室12に設置されていてもよい。
ガレージ15には、車両16が入庫されたことを検出する入庫センサ36が設けられている。入庫センサ36はコントローラ31と電気的に接続されており、その検出結果がコントローラ31に出力されるようになっている。したがって、コントローラ31では、ガレージ15への車両16の入庫やガレージ15からの車両16の出庫などを監視することが可能になっている。
開き戸23において、内側柄部25には、住人等がその内側柄部25に触れたことを検出するタッチセンサ35が設けられている。タッチセンサ35はコントローラ31と電気的に接続されており、その検出結果がコントローラ31に出力されるようになっている。開き戸23が閉鎖されている場合、住人等が開き戸23を開放するには、まず内側柄部25に触れて、次に内側柄部25に対する予備操作を行う必要がある。したがって、内側柄部25に対する住人等の接触がタッチセンサ35により検出されることで、住人等によって行われる開き戸23に対する開放操作が検出されることになる。
次に、ガレージ15における出入口22の安全装置の電気的な構成について図2を用いて説明する。
コントローラ31には、CPUやメモリ等を有するマイクロコンピュータ40(以下、マイコン40ともいう)が備えられており、マイコン40は、入庫センサ36の検出結果やタッチセンサ35の検出結果に基づいて施錠装置28の施錠制御を行うことが可能となっている。
また、コントローラ31には入出力ポートが設けられており、出力側には施錠装置28が接続されている。マイコン40は出力側を介して施錠信号及び解錠信号の出力が可能となっており、施錠信号が入力されると施錠装置28は施錠状態に移行し、解錠信号が入力されると施錠装置28は解錠状態に移行する。一方、入力側にはタッチセンサ35と入庫センサ36とが接続されており、マイコン40には入力側を介して、開き戸23の内側柄部25への住人等による接触がタッチセンサ35により検出された場合にそのタッチセンサ35からタッチ信号が入力される。また、ガレージ15への車両16の入庫が入庫センサ36により検出された場合にその入庫センサ36から入庫信号が入力される。
さらに、コントローラ31には、ガレージ15への車両16の入庫に関する情報を表示するモニタ41と、その情報を報知音として報知するスピーカ42とが設けられている。マイコン40は、モニタ41に表示させる表示内容を設定してモニタ41の表示制御を行うとともに、スピーカ42から出力させる報知音の種類を設定してスピーカ42の報知制御を行う。そして、マイコン40は、スピーカ42に警告音を出力させるとともにモニタ41に警告画像を表示させることで、開き戸23の開放に対する警告を行うことが可能になっている。
加えて、コントローラ31には、施錠装置28の施錠制御に関する設定操作が住人等によって行われる設定スイッチ43が設けられている。ここで、マイコン40は、制御モードに基づいて施錠装置28の施錠制御を行うようになっており、その制御モードとして、警告処理を行いつつ施錠装置28を施錠状態のまま保持する施錠保持モードと、警告処理を行いつつ施錠装置28を解錠状態に移行させる解錠モードとが設定可能となっている。そして、設定スイッチ43に対する設定操作が行われることで、マイコン40の制御モードが施錠保持モード、又は解錠モードに切替設定されるようになっている。
コントローラ31に設けられている解錠ボタン33には、解錠ボタン操作が行われたことを検出する解錠ボタンセンサ(図示略)が設けられている。解錠ボタンセンサにより、解錠ボタン操作が行われたことが検出された場合、マイコン40には解錠ボタンセンサから解錠ボタン信号が入力される。
次いで、コントローラ31のマイコン40にて実行される施錠制御処理について図3のフローチャートを参照しつつ説明する。
図3において、ステップS101では、タッチセンサ35からタッチ信号が入力されているか否かを判定する。これにより、開き戸23の内側柄部25に住人等が触ったか否かを判定することが可能となる。タッチ信号が入力されている場合、すなわち住人等により開き戸23に対する開放操作が行われた場合、ステップS102に進み、入庫センサ36から入庫信号が入力されているか否かを判定する。これにより、ガレージ15に車両16が入庫されているか否かを判定することが可能となる。
入庫信号が入力されていない場合、ステップS106に進み、解錠信号を施錠装置28に対して出力し、施錠装置28を解錠状態に移行させる。これにより、ガレージ15に車両16が入庫されていない場合、住人等は、解錠ボタン33に対する解錠ボタン操作を行うことなく廊下13側から開き戸23を開放させることが可能となる。一方、入庫信号が入力されている場合、ステップS103に進む。
ステップS103では、警告処理を行う。具体的には、スピーカ42から出力させる報知音を、ガレージ15に車両16が入庫されていることを住人等に警告する警告音に設定し、スピーカ42を駆動させることで警告音を出力させる。また、モニタ41に表示させる画像を、ガレージ15に車両16が入庫されていることを住人等に警告する警告画像に設定し、モニタ41に警告画像を表示させる。そして、警告音の出力及び警告画像の表示を所定時間の経過後にそれぞれ停止させる。なお、開き戸23が解錠されている場合は、スピーカ42の警告音及びモニタ41の警告画像を、車両16が入庫されていることと開き戸23が解錠されていることとを警告する内容に設定する。これにより、住人等は、開き戸23が車両16に接触しないように注意しながらその開き戸23を開放させることになり、開き戸23と車両16との接触が抑制される。
続くステップS104では、施錠装置28に対する制御モードを読み込み、ステップS105では、制御モードが解錠モードに設定されているか否かを判定する。制御モードが解錠モードに設定されている場合、ステップS106に進み、解錠信号を施錠装置28に対して出力し、施錠装置28を解錠状態に移行させる。これにより、ガレージ15に車両16が入庫されている場合でも、住人等は解錠ボタン33に対する解錠ボタン操作を行うことなく廊下13側から開き戸23を開放させることが可能となる。そして、この場合、上記のようにスピーカ42及びモニタ41により開き戸23の開放操作に対する警告が行われているため、開き戸23と車両16との接触が抑制される。
ステップS105にて、制御モードが解錠モードに設定されていない(施錠保持モードに設定されている)と判定された場合、ステップS107に進み、解錠ボタンセンサから解錠ボタン信号が入力されているか否かを判定する。これにより、解錠ボタン33に対する解錠ボタン操作が行われたか否かを判定することが可能となる。解錠ボタン信号が入力されていない場合、施錠装置28を解錠状態に移行させずに施錠状態が保持されるとしてそのまま本処理を終了する。この場合、ガレージ15に停まっている車両16と開き戸23との接触が防止されることになる。一方、解錠ボタン信号が入力されている場合、ステップS106に進み、解錠信号を施錠装置28に対して出力し、施錠装置28を解錠状態に移行させる。これにより、ガレージ15に車両16が入庫されており、且つ制御モードが解錠モードに設定されていない(施錠保持モードに設定されている)場合でも、住人等は、解錠ボタン33に対する解錠ボタン操作を行うことで廊下13側から開き戸23を開放させることが可能となる。
また、ステップS101にて、タッチ信号が入力されていないと判定された場合、ステップS107に進み、解錠ボタン信号が入力されていれば、ステップS106にて施錠装置28を解錠状態に移行させる処理を行い、解錠ボタン信号が入力されていなければ、施錠装置28を施錠状態のまま保持するとして本処理を終了する。これにより、住人等はあらかじめ開き戸23を開錠させておき、それから開き戸23を開放させることが可能となる。また、
以上詳述した本実施形態によれば、以下の優れた効果が得られる。
ガレージ15に入庫センサ36が設けられているとともに、開き戸23の内側柄部25にタッチセンサ35が設けられているため、ガレージ15に車両16が入庫されている状態で開き戸23の内側柄部25に住人等が触れた場合に、モニタ41に警告画像が表示されたりスピーカ42から警告音を出力させたりして警告を発することが可能となる。車両16の運転者等がガレージ15側から開き戸23を開放させる場合は、ガレージ15に車両16が停まっていることを視認しながら車両16に接触しないように開き戸23を開放させることが可能となるが、住人等が廊下13側から開き戸23を開放させる場合は、ガレージ15に車両16が停まっているか否かを視認できず、開き戸23が車両16に接触する可能性が高くなると考えられる。これに対して、警告処理が行われると、住人等は居住空間(廊下13)側からガレージ15への車両16の入庫を察知することが可能となり、開き戸23が車両16に接触しないように注意しながら開き戸23を廊下13側から開放させることができる。故に、ガレージ15に停まっている車両16と、ガレージ15へアクセスするための開き戸23との接触を抑制することができる。
タッチセンサ35により、住人等が開き戸23の内側柄部25に触ったことが検出されるため、開き戸23が実際に開放される前に警告を発することが可能となる。例えば、開き戸23に対する開放動作が行われた後に警告を発する構成では、開き戸23が実際に開放されてその開き戸23が車両16に接触した後に警告が発せられるおそれがある。これに対して、内側柄部25に対する住人等の接触に応じて警告が発せられると、車両16と開き戸23との接触をより確実に抑制することができる。
ここで、廊下13側における開き戸23の周辺を検出エリアとする人感センサが設けられている構成でも、開き戸23が実際に開放される前に警告を発することが可能となる。例えば、人感センサの検出エリア内に住人等が存在することが検出された場合にコントローラ31にて警告処理が行われるようにする。但し、この構成では、ガレージ15に車両16が入庫されている場合に、住人等が単に廊下13における開き戸23の周辺を通過しただけも警告が発せられる可能性がある。通常、ガレージ15の広さを十分に確保することが困難な住宅10では、第1居室11や第2居室12などの空間を極力広く確保するために、廊下13は住人等の歩行が可能な程度の広さに限定されていると考えられる。したがって、人感センサの検出エリアに侵入しないように開き戸23の周辺を通過することが困難となり、開き戸23を開放する意思がなくても警告が発せられる不具合が生じる可能性がある。これに対して、内側柄部25にタッチセンサ35が設けられていると、前記不具合の発生を抑制しつつ、開き戸23が実際に開放される前に警告を発することが可能となる。
施錠装置28に対するマイコン40の制御モードが施錠保持モードに設定されている場合、マイコン40に入庫信号とタッチ信号とが入力されると施錠装置28が施錠状態のまま保持され、マイコン40に解錠ボタン信号が入力されない限りは施錠装置28が解錠状態に移行しない。したがって、ガレージ15に車両16が入庫されていると、住人等は解錠ボタン33に対する解錠ボタン操作を行わない限りは廊下13側から開き戸23を開放させることができない。これにより、仮に、開き戸23が少しだけ開放されることでその開き戸23が接触してしまう位置に車両16が停止されていたとしても、開き戸23が解錠されない限りは車両16との接触を防止することが可能となる。
(第2の実施の形態)
本実施の形態では、上記第1の実施形態と異なり、ガレージ15への車両16の入庫を検出する入庫センサ36が設けられているのではなく、開き戸23の可動エリア内への車両16の進入を検出するエリア進入センサ51が設けられている。そこで、エリア進入センサ51について図4を参照しつつ説明する。図4は、本実施の形態におけるガレージ15の周辺部分の平面構成を示す構成図である。なお、上記第1の実施形態と同一の構成については基本的にその説明を省略する。
図4に示すように、ガレージ15には入庫センサ36ではなく、エリア進入センサ51が設けられている。エリア進入センサ51は、図4に破線で示すように検出エリア52内に車両16の少なくとも一部が進入したことを検出するセンサである。検出エリア52は、少なくとも開き戸23の可動エリアを含んだ広さのエリアとなっており、車両16と開き戸23との接触がより確実に防止されるように開き戸23の可動エリアより例えば10cm程度広くなっている。エリア進入センサ51は、入庫センサ36に代わってコントローラ31と電気的に接続されており、その検出結果がコントローラ31に出力されるようになっている。例えば検出エリア52に車両16が進入した場合、エリア進入センサ51からはエリア進入信号がコントローラ31に対して出力される。したがって、コントローラ31では、検出エリア52に対する車両16の出入りを検知することが可能になっている。
次に、コントローラ31のマイコン40にて実行される施錠制御処理について説明する。本実施の形態では、図3のフローチャートに示す施錠制御処理におけるステップS102にて行う処理が、入庫センサ36から入庫信号が入力されているか否かを判定する処理に代えて、エリア進入センサ51からエリア進入信号が入力されているか否かを判定する処理となっている。
マイコン40は、タッチ信号が入力されており(ステップS101がYES判定の場合)、且つエリア進入信号が入力されていない場合(ステップS102がNO判定の場合)、施錠装置28を解錠状態に移行させる。これにより、仮にガレージ15に車両16が入庫されていてもその車両16が検出エリア52に進入していなければ、住人等は、解錠ボタン33に対する解錠ボタン操作を行うことなく廊下13側から開き戸23を開放させることが可能となる。故に、ガレージ15に車両16が入庫されている場合の開き戸23の使い勝手を向上させることが可能となる。
一方、タッチ信号が入力されており、且つエリア進入信号が入力されている場合(ステップS102がYES判定の場合)、マイコン40は警告処理を行う。これにより、車両16が検出エリア52に進入している状態で、住人等が解錠ボタン33に対する解錠ボタン操作を行った後に開き戸23を開放させる際、その住人等は、開き戸23が車両16に接触しないように注意しながら開き戸23を開放させることになるため、開き戸23と車両16との接触が抑制される。
以上詳述した本実施の形態によれば、検出エリア52内に車両16の少なくとも一部が存在している場合に限って、開き戸23の内側柄部25に住人等が触れると、モニタ41やスピーカ42から警告を発することが可能となる。例えば、ガレージ15に車両16が入庫されていても、検出エリア52内に車両16の少なくとも一部が存在していない場合は、開き戸23が車両16に接触する可能性がないため、住人等が廊下13側から開き戸23を開放させる際に開き戸23が車両16に接触しないように注意する必要がないと考えられる。したがって、ガレージ15にエリア進入センサ51が設けられていることで、開き戸23と車両16とが接触するおそれがある場合に限って、開き戸23の開放操作に際して住人等に注意を喚起することが可能となる。
(第3の実施の形態)
本実施の形態では、上記第1の実施形態と異なり、ガレージ15への車両16の入庫を検出する入庫センサ36が設けられているのではなく、開き戸23と車両16との距離を検出する距離センサ61が設けられている。そこで、距離センサ61について図5,図6を参照しつつ説明する。図5は、本実施の形態におけるガレージ15の周辺部分の平面構成を示す構成図、図6は、巻取機64周辺の構成を説明するための説明図である。但し、便宜上、図6では内側柄部25,外側柄部26,施錠装置28の図示を省略している。なお、上記第1の実施形態と同一の構成については基本的にその説明を省略する。
図5に示すように、ガレージ15には入庫センサ36ではなく、ガレージ15への車両16の入庫を検出しつつ開き戸23と車両16との距離を検出する距離センサ61が設けられている。距離センサ61は、開き戸23におけるガレージ15側(外側柄部26の操作が可能な側)に、その開き戸23の開放自由端側の先端に位置するように取り付けられており、自身と車両16との距離を検出することで開き戸23と車両16との離間距離L(図6参照)を検出するようになっている。開き戸23が開放された場合、開き戸23の開放自由端側の先端が最も車両16に接近すると考えられるため、距離センサ61が開放自由端側の先端に取り付けられていることで、開き戸23と車両16との最も短い距離が離間距離Lとして検出されることになる。
距離センサ61は、入庫センサ36に代わって、コントローラ31の入力側を介してマイコン40と電気的に接続されており、その検出結果が入庫信号や距離信号としてコントローラ31のマイコン40に対して出力されるようになっている。したがって、コントローラ31では、車両16と開き戸23との距離を監視することが可能となっている。
図6に示すように、内部壁21には開き戸23の開度を制限する制限手段として、ワイヤ63の巻き取り及び送り出しが可能な巻取機64が取り付けられている。巻取機64は許可状態又は停止状態への移行が可能となっており、巻取機64が許可状態にある場合にワイヤ63の送り出しが可能となり、停止状態にある場合にワイヤ63の送り出しが停止される。なお、巻取機64は、停止状態にある場合でもワイヤ63の巻き取りが可能な構成となっている。
ワイヤ63の自由端側にはフック65が接続されており、そのフック65を介してワイヤ63が開き戸23に接続されている。具体的には、開き戸23の廊下13側(内側柄部25の操作が可能な側)に受部66が設けられており、その受部66にフック65が引っ掛けられている。そして、巻取機64が許可状態にある場合は、開き戸23の開放に伴って巻取機64からワイヤ63が送り出され、巻取機64が停止状態に移行した場合は、巻取機64からのワイヤ63の送り出しが停止されて開き戸23のこれ以上の開放が制限される。すなわち、開き戸23の開度が制限される。なお、開き戸23が閉鎖される場合には、巻取機64の状態にかかわらず巻取機64にワイヤ63が巻き取られるようになっており、これにより、開き戸23と内部壁21との間にワイヤ63が挟み込まれるといった不都合の発生が抑制される。
なお、受部66は開き戸23の上部における角隅部に配置されており、巻取機64は受部66と対向する位置にて内部壁21に配置されている。これにより、巻取機64が停止状態に移行した状態で開き戸23の開度が制限されていても、住人等がガレージ15への出入りを行う際にワイヤ63がその出入りの支障となりにくくなっている。
巻取機64には電気的なアクチュエータ(図示略)が備えられており、アクチュエータが駆動することで巻取機64が許可状態又は停止状態に移行するようになっている。巻取機64は、コントローラ31において出力側を介してマイコン40と電気的に接続されており、マイコン40により駆動制御が行われるようになっている。そして、マイコン40から許可信号が出力された場合に巻取機64は許可状態に移行し、停止信号が出力された場合に巻取機64は停止状態に移行する。したがって、マイコン40により開き戸23の開度制限制御が行われることになる。
次に、マイコン40にて実行される開き戸23の開度制限制御処理について図7のフローチャートを参照しつつ説明する。
図7において、ステップS201〜S207の処理は、上記第1の実施の形態におけるステップS101〜S107と同一の処理となっている。ステップS206にて、解錠信号を施錠装置28に対して出力し、施錠装置28を解錠状態に移行させた後、ステップS208に進み、距離センサ61から出力される距離信号の読込処理を行い、距離信号に基づいて離間距離Lを算出する。
ステップS209では、離間距離Lが、あらかじめ定められた特定距離Nより大きいか否かを判定する。特定距離Nは、例えば10cm程度に設定されており、開き戸23の開度が大きくなると離間距離Lは小さくなるため、離間距離Lが特定距離Nより小さくなると開き戸23が車両16に接触する可能性が発生することになる。なお、特定距離Nは、開き戸23と車両16とが接触しない距離であるとともに、開き戸23の開度が極力大きく確保される距離であることが好ましい。これは、ガレージ15に車両16が入庫されている状態でも、出入口22に対する住人等の出入りが可能となることで、開き戸23の使い勝手をさせることが可能となるためである。
ステップS209にて、離間距離Lが特定距離Nより大きいと判定された場合、開き戸23が車両16に接触せずに開放されることが可能であるとして、そのまま本処理を終了する。また、ガレージ15に車両16が入庫されていなければ、開き戸23の開度に無関係に離間距離Lが特定距離Nより大きいと判定するようになっており、開度が制限されることなく住人等は開き戸23を開放させることが可能となる。一方、離間距離Lが特定距離Nより大きくないと判定された場合、すなわち離間距離Lが特定距離Nと同等の距離になった場合、ステップS210に進み、開き戸23の開度がこれ以上大きくなると車両16に接触するおそれがあるとして、開度制限処理を行う。具体的には、巻取機64に対して停止信号を出力し、巻取機64を停止状態に移行させる。これにより、開き戸23の開度が制限され、開き戸23と車両16との接触が抑制されている。
以上詳述した本実施の形態によれば、離間距離Lが特定距離Nと同等の距離になった場合に開き戸23の開度が制限されるため、開き戸23と車両16との接触を防止することが可能となる。この場合、ガレージ15への住人等の出入りが可能な程度に開き戸23が開放されると、開き戸23が車両16に接触しないようにその開き戸23の開度を手等で保持するといった作業を行うことなく、住人等はガレージ15に出入りすることが可能となる。このため、ガレージ15への出入りを容易にしつつ、開き戸23と車両16との接触を防止することが可能となる。
離間距離Lが特定距離Nと同等の距離になるまで開き戸23を開放させることが可能であるため、開き戸23の使い勝手を向上させることが可能となる。例えば、開き戸23が車両16に接触する可能性があるとその開き戸23が施錠される構成の場合、開き戸23を開放する前に解錠する必要があるため、開き戸23の使い勝手が低下するおそれがある。したがって、離間距離Lが特定距離Nと同等の距離になった場合に開き戸23の開度が制限される構成とすることで、開き戸23に対する解錠の必要がなく開放させることが可能となるため、開き戸23の使い勝手を向上させつつ、開き戸23と車両16との接触を防止することが可能となる。
(その他の実施形態)
本発明は上記各実施形態の記載内容に限定されず、例えば次のように実施してもよい。
・上記各実施の形態では、ガレージ15に車両16が入庫されている状態で住人等が開き戸23の内側柄部25に触れた場合に、スピーカ42及びモニタ41により警告が行われる構成としたが、それらのうち一方により警告が行われる構成としてもよい。要は、住人等による開き戸23の開放操作が行われる際に、ガレージ15に車両16が停止していることを住人等に察知させることが可能な構成であればよい。
・上記各実施の形態では、開き戸23に対する開放操作として、住人等が開き戸23の内側柄部25に触れたことを検出するタッチセンサ35が開き戸23に設けられている構成としたが、内側柄部25に対する予備操作が行われたことを検出するセンサが開き戸23に設けられている構成としてもよく、内側柄部25以外の開き戸23の一部に住人等が触れたことを検出するセンサが開き戸23に設けられている構成としてもよい。いずれの場合でも、開き戸23の開放に対する警告を行うことが可能となる。
・上記各実施の形態では、開き戸23において、ガレージ15側から操作キーによりキー操作部に対する解錠操作が行われることで施錠装置28が解錠状態に移行される構成としたが、操作キーから送信されるID信号に基づいて施錠装置28が解錠状態に移行される構成としてもよい。例えば、操作キーとコントローラ31との間で無線通信が可能であり、操作キーから出力されたID信号に基づいてコントローラ31ではID認証が行われ、そのID信号が解錠許可の対象となる信号であると判定された場合にコントローラ31が施錠装置28を解錠状態に移行させる構成、すなわちスマートキーシステムが適用された構成とする。これにより、運転者等は操作キーを用いてキー操作部に対する解錠操作を行うことなくガレージ15側から開き戸23を開放することが可能となる。
・上記各実施の形態では、開き戸23は、閉鎖に伴って自動で施錠(オートロック)される構成としたが、閉鎖されても自動では施錠されない構成としてもよい。但し、この場合、住人等が開き戸23を施錠するには施錠装置28を施錠状態に移行させる操作を行う必要があり、その操作の実行を忘れると不審者等により開き戸23が無断で開放されるおそれがあるため、上記各実施の形態で説明したように、開き戸23は閉鎖に伴って自動で施錠される構成とすることが好ましい。
・上記各実施の形態では、解錠ボタン33、マイコン40、モニタ41、スピーカ42及び設定スイッチ43がコントローラ31に設けられているが、これらは個別に開き戸23などに設けられていてもよい。例えば、解錠ボタン33が開き戸23に設けられている場合、住人等は開き戸23が施錠されていることを確認した後に、解錠ボタン操作を行うために開き戸23から離れる必要がなく、速やかに開き戸23を開錠させることが可能となる。
・上記各実施の形態では、モニタ41での警告画像の表示とスピーカ42からの警告音の出力とが所定時間の経過後にそれぞれ停止される構成としたが、住人等の操作により停止される構成としてもよい。例えば、解錠ボタン33に対する解錠ボタン操作が行われることで警告画像の表示と警告音の出力とが停止される構成とする。これにより、警告が発せられる期間が短いことなどに起因してその警告に住人等が気付かないといった不都合の発生を抑制することが可能となる。
・上記第3の実施の形態では、距離センサ61が開き戸23に設けられているが、開き戸23と車両16との間の距離(離間距離L)の検出が可能であれば開き戸23に設けられていなくてもよい。例えば、ガレージ15の内側壁面に設けられていても、離間距離Lが検出されることで開き戸23と車両16との接触を抑制することが可能となる。
・上記第3の実施の形態では、巻取機64からのワイヤ63の送り出しが停止されることで開き戸23の開度が制限される構成としたが、開閉動作が電気的に行われる開き戸23において、開閉動作が電気的に停止されることで開き戸23の開度が制限される構成としてもよい。この場合でも、開き戸23と車両16との接触を抑制することが可能となる。
・上記第2及び第3の実施の形態において、ガレージ15に入庫センサ36が設けられていてもよく、上記第3の実施の形態において、ガレージ15に距離センサ61が設けられていてもよい。いずれの場合でも、開き戸23と車両16との接触を抑制することが可能となる。
・上記各実施の形態では、警告画像が表示されるモニタ41が備えられているが、タッチパネル機能を有するモニタ41が備えられていてもよい。例えば、解錠ボタン33に対する解錠ボタン操作に相当する操作や、設定スイッチ43に対する設定操作に相当する操作がモニタ41上で行われる構成とする。
・上記各実施の形態では、施錠装置28が開き戸23に設けられているが、内部壁21側に設けられていてもよい。この場合でも、出入口22に対して開き戸23を閉鎖状態で保持することが可能となる。
・上記各実施の形態では、開き戸23が設けられている出入口22により、廊下13とガレージ15とが連通されている構成としたが、第1居室11とガレージ15とが連通されている構成としてもよく、第2居室12とガレージ15とが連通されている構成としてもよい。要は、出入口22により居住空間とガレージ15とが連通されている構成であればよく、これにより、住人等は居住空間から屋外に出ることなくガレージ15に出入りすることが可能となる。
・上記各実施の形態では、ガレージ出入口の安全装置が、住宅10に一体的に設けられた所謂インナガレージとしてのガレージ15に適用されているが、住宅10と別の建物として設けられたガレージ15に適用されてもよい。要は、前記安全装置が、開き戸23と車両16とが接触する可能性のあるガレージ15に適用されることで、開き戸23と車両16との接触を抑制することが可能となる。
第1の実施の形態におけるガレージ15の周辺部分の平面構成を示す構成図。 ガレージにおける出入口の安全装置の電気的な構成を示すブロック図。 マイコンにより実行される施錠制御処理を示すフローチャート。 第2の実施の形態におけるガレージ15の周辺部分の平面構成を示す構成図。 第3の実施の形態におけるガレージ15の周辺部分の平面構成を示す構成図。 巻取機周辺の構成を説明するための説明図。 マイコンにより実行される開き戸の開度制限制御処理を示すフローチャート。
符号の説明
10…住宅、15…ガレージ、16…車両、22…出入口、23…開き戸、28…施錠装置、35…タッチセンサ、36…入庫センサ、40…マイコン、41…モニタ、42…スピーカ、64…巻取機。

Claims (7)

  1. ガレージへの車両の入庫を検出する入庫検出手段と、
    前記入庫検出手段により車両の入庫が検出されている場合に、前記ガレージへの出入りのための開き戸の開放操作に対して警告を発する警告手段と、
    前記開き戸を開放させる開放者と該開き戸との接触を、前記開放操作として検出する接触検出手段と、
    前記開き戸の開放を規制すべく該開き戸を施錠する施錠手段と、
    制御モードとして、前記警告手段の警告処理を行いつつ前記施錠手段を施錠状態のまま保持する施錠保持モードと、前記警告手段の警告処理を行いつつ前記施錠手段を解錠状態に移行させる解錠モードとに設定可能であり、前記入庫検出手段により前記車両の入庫が検出され、且つ前記接触検出手段によって前記開放操作が検出された場合に、設定された制御モードに応じて前記警告手段及び前記施錠手段を制御する制御手段と、
    を備えたことを特徴とするガレージ出入口の安全装置。
  2. 前記開き戸の前記ガレージとは反対側に、前記ガレージ外から前記開放操作を行なうための柄部が設けられており、
    前記接触検出手段は前記柄部に設けられていることを特徴とする請求項1に記載のガレージ出入口の安全装置。
  3. 前記警告手段は、前記警告として前記ガレージへの車両の入庫に関する情報を表示することを特徴とする請求項1又は2に記載のガレージ出入口の安全装置。
  4. 前記施錠保持モードと前記解錠モードとを切替設定する設定スイッチを備えたことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1に記載のガレージ出入口の安全装置。
  5. 前記入庫検出手段は、前記開き戸の可動エリア内に少なくとも前記車両の一部が存在することを検出することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1に記載のガレージ出入口の安全装置。
  6. 前記入庫検出手段は、前記車両と前記開き戸との距離を検出するものであり、
    当該入庫検出手段の検出結果に基づいて、予め定めた距離より前記開き戸が前記車両に近づくのを阻止すべく、前記開き戸の開度を制限する制限手段を備えたことを特徴とする請求項1乃至のいずれか1に記載のガレージ出入口の安全装置。
  7. 建物本体と、
    前記建物本体の一部として形成され、車両が入庫されるスペースが確保されたインナガレージと、
    そのインナガレージに形成され、前記建物本体との間を出入りするための開口と、
    その開口を開閉するとともに開放時にはインナガレージ側へ開くように設定された開き戸と、
    請求項1乃至のいずれか1に記載の安全装置と
    を備えたことを特徴とするインナガレージ付き建物。
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