JP2020164309A - エレベータの制御システム - Google Patents

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Abstract

【課題】利用者に対して行先階の登録忘れについての自覚を促すエレベータの制御システムを提供する。【解決手段】本発明は、報知部をかご内に備えたエレベータの制御システムであって、かごドアの開閉動作後に、行先階の登録が無い状態でかごの戸閉から所定時間が経過したとき、報知部による報知が必要と判断する判断部と、前記判断部により前記報知が必要と判断されたとき、行先階の未登録が発生した事実を報知するよう報知部に信号を出力する出力部と、を含む。【選択図】図4

Description

本発明は、エレベータの行先階登録忘れを防ぐエレベータの制御システムに関する。
従来、エレベータのかごに乗り込んだ利用者が、かご内に設けられた操作盤の行先階釦を押すといった行先階呼びを登録する操作を忘れた場合、「行先階呼びが未登録である」旨の音声案内を行う案内装置が知られている(特許文献1)。この案内装置は、かご内に乗客が乗り込んだことを検知する人感センサと、行先階呼びの登録の有無を判別するかご制御部と、かご制御部が行先階呼びの登録が無いと判別した場合に「行先階呼びが未登録である」旨の音声案内を行う音声案内装置と、を備える。この案内装置によれば、例えば、乗場呼びに応じて停止したかごに乗客が乗り込み行先階釦を押し忘れても、音声によって行先階呼びが未登録であることを知らせることにより、かごが別の乗場呼びに応じて昇降したときに「到着を希望する階とは別の階にかごが移動する誤作動が起きた」と乗客が勘違いしたり、かごが呼び戻しに応じて基準階へと移動してドアが閉まったままとなったときに「かご内に閉じ込められた」と乗客が勘違いしたりすることを防ぐことができる。
特開2005−206292号公報
ところで、前記案内装置では、人感センサによりかご内が有人であるか否かを検知するため、例えば、かご内に乗客が乗り込んだときに人感センサが誤ってかご内の人を検知できなかった場合には、かご内に居る乗客が行先階呼びの登録を忘れていても、行先階呼びの未登録が判別されず、「行先階呼びが未登録である」旨の音声案内が行われないおそれがあった。その結果、乗客が、行先階呼びの登録忘れについて自覚せず、その後、エレベータを利用する際に再び行先階呼びの登録を忘れるおそれがあった。
本発明は、利用者に対して行先階の登録忘れについての自覚を促すエレベータの制御システムを提供することを目的とする。
本発明のエレベータの制御システムは、報知部をかご内に備えたエレベータの制御システムであって、かごドアの開閉動作後に、行先階の登録が無い状態でかごの戸閉から所定時間が経過したとき、報知部による報知が必要と判断する判断部と、前記判断部により前記報知が必要と判断されたとき、行先階の未登録が発生した事実を報知するよう報知部に信号を出力する出力部と、を含む。
かかる構成によれば、利用者による行先階の登録が無い状態でのかごの戸閉からの経過時間が長くなったとき、行先階の登録忘れが有り報知部による報知が必要と判断することにより、行先階の未登録が発生した事実の報知を確実に行うことができるため、利用者に対して行先階の登録忘れの発生を自覚させることができる。
本発明の別のエレベータの制御システムは、報知部をかご内に備えたエレベータの制御システムであって、かごドアの開閉動作後に、行先階の登録が無い状態でかごが昇降を開始したとき、報知部による報知が必要と判断する判断部と、前記判断部により前記報知が必要と判断されたとき、行先階の未登録が発生した事実を報知するよう報知部に信号を出力する出力部と、を含む。
かかる構成によれば、昇降後に停止したかごが、例えば、利用者による行先階の登録が無い状態で乗場呼びや呼び戻しにより再び昇降を開始したとき、行先階の登録忘れが有り報知部による報知が必要と判断することにより、行先階の未登録が発生した事実の報知を確実に行うことができるため、利用者に対して行先階の登録忘れの発生を自覚させることができる。
本発明の別のエレベータの制御システムは、報知部をかご内に備えたエレベータの制御システムであって、かごは、かご内の利用者による操作を検知する検知部を備えるとともに、呼び戻しに応じて予め設定された基準階へと昇降可能であり、かごドアの開閉動作後に、かごが呼び戻しに応じて昇降を開始した後に、前記検知部がかご内の利用者による操作を検知したとき、報知部による報知が必要と判断する判断部と、前記判断部により前記報知が必要と判断されたとき、行先階の未登録が発生した事実を報知するよう報知部に信号を出力する出力部と、を含む。
かかる構成によれば、呼び戻しに応じてかごが昇降し始めた後に、かごが希望した階床と異なる階床に向かっていることに気づいた場合の利用者の操作や、呼び戻しによって基準階に停止した際に、閉じ込められたと誤解した利用者の操作が有るとき、行先階の登録忘れを確実に判断することにより、行先階の未登録が発生した事実の報知を確実に行うことができるため、利用者に対して行先階の登録忘れの発生を自覚させることができる。
本発明の別のエレベータの制御システムは、報知部をかご内に備えたエレベータの制御システムであって、かごは、かご内の利用者による操作を検知する検知部を備え、かごドアの開閉動作後に、かごが乗場呼びに応じて昇降を開始した後に、前記検知部がかご内の利用者による操作を検知したとき、報知部による報知が必要と判断する判断部と、前記判断部により前記報知が必要と判断されたとき、行先階の未登録が発生した事実を報知するよう報知部に信号を出力する出力部と、を含む。
かかる構成によれば、かごが乗場呼びに応じて昇降し始めた後に、かごが希望した階床と異なる階床に向かっていると利用者が気づいた場合の操作が有るとき、行先階の登録忘れを確実に判断することにより、行先階の未登録が発生した事実の報知を確実に行うことができるため、利用者に対して行先階の登録忘れの発生を自覚させることができる。
また、前記エレベータの制御システムは、前記出力部は、前記登録忘れの発生を報知させるとともに、かごの運行状況について報知するよう報知部に信号を出力してもよい。
かかる構成によれば、行先階の登録を忘れた利用者に対して、かごの運行状況、例えば、かごの昇降方向やかごがいずれの階床に移動するか等を知らせることができる。
以上より、本発明によれば、利用者に対して行先階の登録忘れについての自覚を促すエレベータの制御システムを提供することができる。
図1は、本実施形態に係る制御システムの制御対象であるエレベータの構成を示す模式図である。 図2は、前記エレベータのかご内部の出入口周辺を示す図である。 図3は、前記エレベータ及び運転制御装置のブロック図である。 図4は、前記制御システムの判断部及び出力部の処理を説明するためのフローを示す図である。 図5は、変形例に係る制御システムの判断部及び出力部の処理を説明するためのフローを示す図である。
以下、本発明の実施形態について、図1〜図4を参照しつつ説明する。本実施形態に係るエレベータの制御システムは、図1に示すようなエレベータ1に対して、例えば、かごドアの閉動作からの時間が所定時間を経過したとき、行先階の未登録が発生した事実を報知する報知システムである。エレベータ1は、建物内を複数の階床(フロア)に跨って上下方向に延びる昇降路2と、昇降路2を昇降するかご3と、を備える。エレベータ1には、図3に示すように、エレベータ1の運転を制御する運転制御装置4が設けられている。かご3は、昇降路2内に配置され、昇降路2内を昇降して建物の各階に設けられる乗場5に停止可能である(図1参照)。乗場5は、後述するかごドア32と連動して開閉する乗場ドア51と、かご3を呼ぶ(かご3に対する乗場呼びを行う)呼びボタン52と、を有する。なお、本実施形態の建物は、8階建てである。
このエレベータ1では、利用者が建物のいずれかの階床の乗場5で乗場呼びボタン52を押す(乗場呼びが入る)ことで、かご3が乗場5に停止(到着)してかごドア32及び乗場ドア51が開く。これにより、利用者等が、乗場呼びが入った階床からかご3に乗車可能となり、かご3に乗り込んだ利用者が行先階を登録する(かご呼びが入る)ことで、かご3は登録された行先階に昇降する。
本実施形態のエレベータ1では、「乗場呼びに応じて停止したかご3」や「最終のかご呼びに応じて停止したかご3」において、かごドア32が開閉動作により閉状態(全閉状態)となり、さらに一定時間が経過すると、かご3は昇降する。例えば、呼び戻し運転では、かご3はいずれの階床に停止している状態であっても、基準階(例えば、一階)へ下降して停止する。
運転制御装置4は、かご3に対して乗場呼びに関する情報、例えば、かご3の昇降方向、かご3の位置を検知し、これらに関する情報をかご3に出力する運転制御部40を機能的に含む(図3参照)。例えば、運転制御部40は、かご3がいずれかの階床に到着する度に、到着した階床に関する到着階床情報をかご3に出力する。
なお、運転制御装置4は、例えば、CPU(Central Processing Unit)、このCPUによって実行される種々のプログラムやその実行に必要なデータ等を予め記憶するROM(Read Only Memory)やEEPROM(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory)等の不揮発性記憶素子、このCPUのいわゆるワーキングメモリとなるRAM(Random Access Memory)等の揮発性記憶素子およびその周辺回路等を備えた基盤やマイクロコンピュータ等によって構成されている。
かご3は、図2にも示すように、出入口311を有し且つ該出入口311から利用者が乗降するかご本体31と、かご本体31の出入口311を開閉するかごドア32と、かご本体31内において利用者が操作可能な操作盤33に含まれる検知部36と、かご本体31内において利用者に対して行先階の未登録が発生した事実を報知可能な報知部である報知装置34と、かご3の制御を行う制御部であるかご制御装置35と、を有する。
検知部36は、かご3内の利用者による操作を検知する。本実施形態の検知部36は、複数(例えば、八つ)の行先階ボタン331と、かごドア32を戸開させる開ボタン332と、かごドア32を戸閉させる閉ボタン333と、を含む。この検知部36は、利用者による押下操作を検知する。
報知装置34は、音声により行先階の未登録が発生した事実やかご3の運転情報等を報知可能なスピーカー340と、文字や画像によりかご3の運転情報等を報知可能なディスプレイ341と、を有する。スピーカー340は、行先階の未登録が発生した事実を報知する音声アナウンス(例えば、「行先階ボタンが押されませんでした」といった音声アナウンス)や、かご3の到着階やかごドア32の開閉を報知する音声アナウンス等を行う。ディスプレイ341は、かご3の昇降方向やかご3の位置等を文字や画像により報知する。
かご制御装置35は、行先階の登録を忘れた利用者に未登録が発生した事実の報知を行う報知システム(制御システム)350と、かご3の昇降やかごドア32の開閉を制御するかご制御部353と、時計のように現在の時間を計測するタイマー部354と、を機能的に有する(図3参照)。なお、かご制御装置35は、運転制御装置4と同様に、例えば、CPU、このCPUによって実行される種々のプログラムやその実行に必要なデータ等を予め記憶するROMやEEPROM等の不揮発性記憶素子、このCPUのいわゆるワーキングメモリとなるRAM等の揮発性記憶素子およびその周辺回路等を備えた基盤やマイクロコンピュータ等によって構成されている。
本実施形態のかご制御部353は、かご3におけるかごドア32の開閉動作の制御や、かご3の昇降に関する制御を行う。
報知システム350は、報知装置34による報知が必要か否かを判断する判断部351と、報知が必要と判断されたときに行先階の登録を促す報知を行わせるよう報知装置34に信号を出力する出力部352と、を機能的に含む。
判断部351は、報知装置34による報知が必要か否かを、種々の条件により判断する。本実施形態の判断部351は、かごドア32の開閉動作後に、行先階の登録が無い状態でかごドア32の戸閉から所定時間(例えば、5〜10秒間)が経過したとき、報知装置34による報知が必要と判断する。具体的に、判断部351は、かごドア32の閉動作が完了すると、かご呼びが行われるまでタイマー部354に時刻の問い合わせを行い、かご呼びが行われないまま戸閉後から所定時間が経過すると、報知装置34による報知が必要であると判断する。
なお、判断部351は、報知装置34による報知が必要と判断したとき、例えば、報知が必要である旨の要報知信号を出力部352に出力する。
出力部352は、判断部351により報知が必要と判断されたとき(例えば、判断部351から要報知信号が出力されたとき)、行先階の未登録が発生した事実を報知するよう報知装置34に未登録報知信号を出力する。
以上のかご制御装置35による「行先階の未登録が発生した事実の報知」に関する一連の処理について、以下において図4を用いて具体的に説明する。
かご3が乗場5に到着すると、かごドア32の戸開が開始し、開状態(全開状態)となる。即ち、かごドア32の戸開が完了する(ステップS1)。さらに、かご3に乗り込んだ利用者により閉ボタン333が押されたり、かごドア32が開状態になってから一定時間(例えば、3分間)が経過したりすると、かごドア32の戸閉が開始し、かごドア32が閉状態(全閉状態)となる。即ち、戸閉が完了する(ステップS2)。
かごドア32の戸閉が完了した後に、判断部351は、かご呼びの有無を判断し、かご呼びが無い場合には(ステップS3:No)、所定時間が経過するまでかご呼びを待つ(ステップS4:No)。かご呼びが無い状態で(ステップS3:No)、所定時間が経過した場合には(ステップS4:Yes)、判断部351は、報知装置34による報知が必要と判断する。このとき、本実施形態の判断部351は、要報知信号を出力部352に出力する。出力部352は、判断部351により報知が必要と判断されたとき、行先階の未登録が発生した事実を報知するよう報知装置34に未登録報知信号を出力する。これにより、スピーカー340から、音声アナウンス(例えば、「行先階ボタンが押されませんでした」といった音声アナウンス)が流れて(ステップS5)、処理は終了する。
なお、かご呼びが有る場合には(ステップS3:Yes)、ステップS4の判断部351による「かごドア32の戸閉からの経過時間の判断」やステップS5の「出力部352による未登録報知信号の出力による音声アナウンス」が行われず、処理は終了する。
以上の報知システム350によれば、利用者による行先階の登録が無い状態でのかごドア32の戸閉からの経過時間を計ることにより、行先階の登録が無い状態での利用者の乗り込みからの経過時間を計り、この経過時間が長くなったとき、行先階の登録忘れが有ると判断することにより、行先階の未登録が発生した事実の報知を確実に行うことができるため、利用者に対して行先階の登録忘れの発生を自覚させることができる。
尚、本発明の報知システムは、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。例えば、ある実施形態の構成に他の実施形態の構成を追加することができ、また、ある実施形態の構成の一部を他の実施形態の構成に置き換えることができる。さらに、ある実施形態の構成の一部を削除することができる。
上記実施形態の報知装置34では、報知装置34による報知が必要か否かを、行先階の登録が無い状態でのかごドア32の戸閉完了からの経過時間により判断していたが、行先階の登録が無い状態でのかごドア32の戸閉開始からの経過時間や、その他の処理からの経過時間により判断してもよい。また、上記実施形態の判断部351は、報知装置34による報知が必要か否かを、かご3の昇降状態や利用者による操作の検知により判断してもよい。なお、判断部351による判断条件が異なっても、出力部352は、判断部351により報知が必要と判断されたとき、行先階の未登録が発生した事実を報知するよう報知装置34に未登録報知信号を出力する。
例えば、判断部351は、かごドア32の開閉動作後に、行先階の登録が無い状態でかご3が昇降を開始したとき、報知装置34による報知が必要と判断してもよい。以下、この場合の一連の処理について図5を用いて説明する。
かご3が乗場5に到着して、かごドア32の戸開が完了し(ステップS11)、かごドア32の戸閉が完了すると(ステップS12)、判断部351は、かご呼びの有無を判断し、かご呼びの有無を判断し、かご呼びが無い場合には(ステップS13:No)、所定時間が経過するまでかご呼びを待つ(ステップS14:No)。かご呼びが無い状態で(ステップS13:No)、かご3の昇降が開始すると(ステップS14:Yes)、判断部351は、報知装置34による報知が必要と判断し、例えば、要報知信号を出力部352に出力する。出力部352は、判断部351により報知が必要と判断されたとき、行先階の未登録が発生した事実を報知するよう報知装置34に未登録報知信号を出力し、これにより、スピーカー340から、音声アナウンス(例えば、「行先階ボタンが押されませんでした」といった音声アナウンス)が流れて(ステップS15)、処理は終了する。なお、かご呼びが有る場合には(ステップS13:No)、ステップS14の判断部351による「かご3の昇降開始の有無の判断」やステップS15の「出力部352による未登録報知信号の出力による音声アナウンス」が行われず、処理は終了する。
このような報知システム350では、昇降後に停止したかご3が、例えば、利用者による行先階の登録が無い状態で乗場呼びや呼び戻しにより再び昇降を開始したとき、行き先階の登録忘れが有ると判断することにより、行先階の未登録が発生した事実の報知を確実に行うことができるため、利用者に対して行先階の登録忘れの発生を自覚させることができる。
なお、例えば、判断部351は、かごドア32の開閉動作後に、さらに、かご4が呼び戻しに応じて昇降を開始した後に、検知部36がかご3内の利用者による操作を検知したとき、報知装置34による報知が必要と判断してもよい。また、かごドアの開閉動作後に、さらに、かご3が乗場呼びに応じて昇降を開始した後に、検知部36がかご3内の利用者による操作を検知したとき、報知装置34による報知が必要と判断してもよい。
このような報知システム350では、かご3が呼び戻しや乗場呼びに応じて希望した階床と異なる階床に向かっていることに気づいた場合の利用者の操作が有るときに、行先階の登録忘れを確実に判断することにより、行先階の未登録が発生した事実の報知を確実に行うことができるため、利用者に対して行先階の登録忘れの発生を自覚させることができる。
上記実施形態の出力部352は、判断部351により報知が必要と判断されたとき、行先階の未登録が発生した事実を報知するよう報知装置34に未登録報知信号を出力し、その結果、報知装置34からこの未登録発生の事実が報知されていたが、報知が必要と判断されたとき、未登録発生の事実とともに、かご3の運行状況について報知されてもよい。例えば、出力部352は、登録忘れの発生を報知させるとともに(例えば、行先階の未登録が発生した事実を報知するよう報知装置34に未登録報知信号を出力するとともに)、かごの運行状況について報知するよう報知装置34に運行状況報知信号を出力してもよい。この場合、例えば、行先階が未登録であり且つかご3が呼び戻しにより昇降する場合には、スピーカー340から「行先階ボタンが押されなかったので、ロビー階に移動します」といった音声アナウンスが流れる。また、例えば、行先階が未登録であり且つかご3が5階からの乗場呼びにより上昇する場合には、スピーカー340から「行先階ボタンが押されなかったので、5階に上昇します」といった音声アナウンスが流れる。
このような報知システム350では、行先階の登録を忘れた利用者に対して、かご3の運行状況、例えば、かごの昇降方向やかごがいずれの階床に移動するか等を知らせることができる。そのため、エレベータの運行に対する利用者の安心感を確保できる。
上記実施形態の検知部36は、行先階ボタン331等のボタン操作を検知していたが、例えば、かご3内で利用者がカードキーをかざすことによりかご呼びを登録する場合には、カードキーをかざす操作を検知してもよい。
上記実施形態の報知装置(報知部)34では、スピーカー340が行先階の未登録の事実を報知していたが、スピーカー340及びディスプレイ341の両方、又は、ディスプレイ341のみ、又は、かご3内に設けられるランプ等が行先階の未登録の事実を報知してもよい。ディスプレイ341は、この報知として、例えば、「行先階ボタンが押されませんでした」といった文字情報を表示する。ランプは、例えば、ディスプレイ341に近接して設けられ、点滅することで行先階の未登録の事実を報知する。
上記実施形態の報知システム350は、一つのエレベータ1を制御していたが、かご3をそれぞれ備えた複数のエレベータ1を制御してもよい。報知システム350が、複数のエレベータ1を制御する場合、判断部351は、報知装置34による報知が必要か否かをかご3毎に判断することが考えられる。
上記実施形態の判断部351及び出力部352は、いずれもかご3に設けられていたが、これらのうち少なくとも一方がかご3以外に設けられていてもよい。例えば、判断部351及び出力部352の少なくとも一方が、運転制御装置4に設けられてもよい。
なお、報知システム350が、複数のエレベータ1を制御する場合、運転制御部40は、複数のかご3に対して乗場呼びの割当を行う運行管理(いわゆる群管理)を行ってもよい。なお、群管理による運行管理では、所定の階の乗場において乗場呼びが入ったときに、利用者の輸送効率が高くなるように複数のかご3から前記乗り場呼びに対応するかご3が選択され、この選択されたかご3が該乗場呼びの入った乗場5に向かう。なお、上記実施形態のエレベータ1は1つのかご3を備えていたが、エレベータ1が複数のかご3を備えてもよい。
1…エレベータ、2…昇降路、4…運転制御装置、5…乗場、31…かご本体、32…かごドア、33…操作盤、34…報知装置(報知部)、35…制御装置、36…検知部、40…運転制御部、51…乗場ドア、52…乗場呼びボタン、311…出入口、331…行先階ボタン、332…開ボタン、333…閉ボタン、340…スピーカー、341…ディスプレイ、350…報知システム(制御システム)、351…判断部、352…出力部、353…かご制御部、354…タイマー部

Claims (5)

  1. 報知部をかご内に備えたエレベータの制御システムであって、
    かごドアの開閉動作後に、行先階の登録が無い状態でかごの戸閉から所定時間が経過したとき、報知部による報知が必要と判断する判断部と、
    前記判断部により前記報知が必要と判断されたとき、行先階の未登録が発生した事実を報知するよう報知部に信号を出力する出力部と、を含む、エレベータの制御システム。
  2. 報知部をかご内に備えたエレベータの制御システムであって、
    かごドアの開閉動作後に、行先階の登録が無い状態でかごが昇降を開始したとき、報知部による報知が必要と判断する判断部と、
    前記判断部により前記報知が必要と判断されたとき、行先階の未登録が発生した事実を報知するよう報知部に信号を出力する出力部と、を含む、エレベータの制御システム。
  3. 報知部をかご内に備えたエレベータの制御システムであって、
    かごは、かご内の利用者による操作を検知する検知部を備えるとともに、呼び戻しに応じて予め設定された基準階へと昇降可能であり、
    かごドアの開閉動作後に、かごが呼び戻しに応じて昇降を開始した後に、前記検知部がかご内の利用者による操作を検知したとき、報知部による報知が必要と判断する判断部と、
    前記判断部により前記報知が必要と判断されたとき、行先階の未登録が発生した事実を報知するよう報知部に信号を出力する出力部と、を含む、エレベータの制御システム。
  4. 報知部をかご内に備えたエレベータの制御システムであって、
    かごは、かご内の利用者による操作を検知する検知部を備え、
    かごドアの開閉動作後に、かごが乗場呼びに応じて昇降を開始した後に、前記検知部がかご内の利用者による操作を検知したとき、報知部による報知が必要と判断する判断部と、
    前記判断部により前記報知が必要と判断されたとき、行先階の未登録が発生した事実を報知するよう報知部に信号を出力する出力部と、を含む、エレベータの制御システム。
  5. 前記出力部は、前記登録忘れの発生とともに、かごの運行状況について報知するよう報知部に信号を出力する、請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載のエレベータの制御システム。
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