JP2009102903A - 駐車場の降車位置表示装置、駐車場の乗車位置表示装置、及び駐車場の乗降位置表示装置。 - Google Patents

駐車場の降車位置表示装置、駐車場の乗車位置表示装置、及び駐車場の乗降位置表示装置。 Download PDF

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Abstract

【課題】駐車場において運転者が車椅子使用者であっても効率的な乗車、乗降を行うことが可能な駐車場の降車位置表示装置、乗車位置表示装置及び乗降位置表示装置を提供する。
【解決手段】車両格納区画とターンテーブル10と車両から運転者の乗り降り行う車両乗降場1とを備えた駐車場のうち、車両乗降場1の運転者が車両から降車する降車エリア8に車椅子マーク20及び降車後の動線を示す矢印マーク21を表示する。また、運転者が車両に乗車する乗車エリア9には車椅子マーク22及び乗車時の動線を示す矢印マーク24を表示する。また、乗車エリア9には運転者が車両に乗車するための待機位置を示す停止線マーク23を表示する。
【選択図】図2

Description

本発明は、例えば機械式駐車場において車への乗降の際の進入方向を表示する駐車場の降車位置表示装置、駐車場の乗車位置表示装置、及び駐車場の乗降位置表示装置に関する。
近年のバリアフリー化に伴い、車椅子使用者が自ら自動車を運転する機会が増えている。このとき、例えば自ら運転する車を駐車させる場合には駐車場設備が必要となり、この駐車場設備としては平面式駐車場と立体式の機械式駐車場がある。
ところで、機械式駐車場は車両の旋回装置を備えるものがあり、この旋回装置を備えた駐車場にあっては入庫時と出庫時とでは車両の向きが180度変わることとなる。すなわち、入庫時に車両を先頭から入れた場合であっても出庫時(運転者が車両に乗り込むとき)間での間に旋回装置によって車両の向きが180度回転され、出庫時には車両の先頭が出口を向いていることとなる。
したがって、旋回装置を備えた駐車場装置にあっては運転者が運転席から降りる際の降り口と運転席に乗り込む際の乗り口とが異なることになる。このため、運転者が車両に乗り込む際には運転席に隣接した場所で待機していることが車両の出庫の効率化の点からも有効である。また、特に自動車の運転者が車椅子使用者である場合には、運転席へのアプローチを示した方が車椅子使用者自身にとって移動距離が短くなって負担も少ないものとなる。このため、このため乗降に際してターンテーブルを回転させる例がある。これら背景技術に属する駐車場設備として以下の特許文献1、特許文献2に示すものがある。
特許第3912513号公報 特開2004−204649号公報
ところが、運転者が車椅子使用者の場合には機敏な行動がとりにくく車両の乗降に時間を要することがあり、また降車後や乗車前を含めて効率的に乗降ができない場合がある。また、乗降に際してターンテーブルを回転させる場合には出庫のために更にターンテーブルの回転を行う必要となる。
そこで、本発明は、上記事情に鑑み駐車場において運転者が車椅子使用者であっても効率的な乗車、乗降を行うことが可能な駐車場の降車位置表示装置、乗車位置表示装置及び乗降位置表示装置を提供することを目的とする。
上記目的を解決するために、請求項1に記載の発明は、車両格納区画と車両旋回装置と車両から運転者の乗り降り行う車両乗降場とを備えた駐車場であって、車両乗降場のうち運転者が車両から降車する領域に車椅子マーク及び降車後の動線マークを表示した駐車場の降車位置表示装置を要旨とする。
請求項2に記載の発明は、車両格納区画と車両旋回装置と車両から運転者の乗り降り行う車両乗降場とを備えた駐車場であって、車両乗降場のうち運転者が車両に乗車する領域に車椅子マーク及び乗車時の動線マークを表示した駐車場の乗車位置表示装置を要旨とする。
請求項3に記載の発明は、車両格納区画と車両旋回装置と車両から運転者の乗り降り行う車両乗降場とを備えた駐車場であって、車両乗降場のうち運転者が車両から降車する領域に車椅子マーク及び降車後の動線マークを表示するとともに、運転者が車両に乗車する領域に車椅子マーク及び乗車時の動線マークを表示した駐車場の乗降位置表示装置を要旨とする。
請求項4に記載の発明は、運転者が車両から降車する領域に表示される車椅子マーク及び降車後の動線マーク、並びに運転者が車両に乗車する領域に表示される車椅子マーク及び乗車時の動線マークは、いずれも降車あるいは乗車する領域の床面に発光表示されるものであり、運転者の降車時には車両から降車する領域に表示される車椅子マーク及び降車後の動線マークのみが、また運転者の乗車時には運転者が車両に乗車する領域に表示される車椅子マーク及び乗車時の動線マークのみが発光表示されることを特徴とする請求項3に記載の駐車場の乗降位置表示装置を要旨とする。
請求項5に記載の発明は、運転者の乗り降り行う車両乗降場は、車両を停止させる停車位置を挟んで左右両側の一方が運転者が車両から降車する領域であり、他方が運転者が車両に乗車する領域となっており、前記車両を停止させる停車位置に車両旋回装置が配置されていることを特徴とする請求項4に記載の駐車場の乗降位置表示装置を要旨とする。
本発明の降車位置表示装置、乗車位置表示装置及び乗降位置表示装置によれば、運転者が車椅子使用者であっても駐車場において効率的な乗車、乗降を行うことが可能となる。
以下、本発明を具体化した駐車場の降車位置表示装置、乗車位置表示装置及び乗降位置表示装置(以下、まとめて単に「乗降位置表示装置」という。)の第一の実施形態を図1〜図3にしたがって説明する。
図1は駐車場Pを正面から見た概略図である。この駐車場Pはタワー式の機械式駐車場であり、地上5階建てに形成されている。このうち、地上階である1階は駐車場Pへの車両(自動車)Cの出入り及び車両Cからの運転者Dや同乗者等の乗員の降車或いは車両Cへの乗車を行うための車両乗降場1となっている。なお、図1には運転者Dは図示されていない。また、駐車場Pは図1中央の昇降区画2とその左右にある車両格納区画となる駐車区画3、4との三つの区画に分かれて形成されており、うち中央の昇降区画2は吹き抜けの空間となってここを車両Cが昇降する。左右の駐車区画3、4には各階毎に駐車室3a、4aが形成されており、各駐車室3a、4aにそれぞれ一台ずつ車両Cを駐車することができる。なお、各駐車室3a、4aには横行トレイ3b、4bが配置されており、昇降区画2との間で車両Cの受け渡しを行うことができる。
1階の車両乗降場1を図2に斜視図にて示す。図中手前となる前面が車両C及び乗員の出入り口となっており、車両乗降場1への車両Cの乗降及び駐車場P自体への乗員の出入りはいずれも前面側から行う。このうち、前面側の左右にある一対の前側支持枠5及び奥面側の左右にある一対の奥側支持枠6によって囲まれた領域が停車位置である停車エリア7となっており、昇降区画2の最下端部となる。また、停車エリア7の両側となる左右の区画は乗員が降車或いは乗車するための区画となっている。特に、図2に示す車両乗降場1において停車エリア7の右側は運転者Dが車両Cから降りるための降車エリア8であり、停車エリア7の左側は運転者Dが車両Cに乗り込むための乗車エリア9となる。
したがって、外部から駐車場P内に入庫して来た車両Cはこの停車エリア7へと進入した後に所定位置にて停車し、ここで運転者Dの降車が行われる。また、出庫するときには車両Cがこの停車エリア7に停車している状態で運転者Dの乗車が行われる。この停車エリア7には、同停車エリア7にある車両Cの向きを180度回転させる車両旋回装置としてのターンテーブル10と、停車エリア7にある車両Cを昇降区画2内にて昇降させるための昇降リフト11とを備えている。ターンテーブル10は、車両Cの長さ及び幅に対応した略長方形をしており、前後両端は円弧状に形成されている。ターンテーブル10は通常は停車エリア7において他と同一平面となり段差が生じないようにされているが、旋回時には少なくともターンテーブル10が他に干渉しない程度に上昇する必要がある。このため、ターンテーブル10の下面には昇降用シリンダ12と旋回用モータ13が配置されており(図1参照)、車両Cを乗せたまま昇降用シリンダ12によりターンテーブル10を昇降させ、また上昇位置で旋回用モータ13による旋回が可能となっている。
ターンテーブル10の前後それぞれの両側縁であって、ターンテーブル10上に車両Cが位置している状態で車両Cのタイヤが接地する箇所にはテーブルホーク14が形成されている。このテーブルホーク14は所定間隔を有して棒状に延びる複数本のテーブルホーク用凸部15が形成された櫛歯状をなしている。このテーブルホーク14はターンテーブル10が上昇した際に車両Cのタイヤを支持して持ち上げるものであることから、ターンテーブル10のうち車両Cの前後両側のタイヤ位置に対応する4箇所に形成されている。また車種の相違によるホイールベースの長短や車幅の広狭にも対応することができるように長さ及び幅にゆとりを持たせて大きく形成されている。なお、ターンテーブル10の前後に形成されている円弧はターンテーブル10の回転軌跡に沿って形成されている。また、このターンテーブル10の回転軌跡を図2に一点鎖線で示している。
ターンテーブル10の左右両側には昇降リフト11が配置されている。この昇降リフト11はターンテーブル10の左右両側においてそれぞれ前後に延びる一対のリフトフレーム16と各リフトフレーム16の前後から対向する内側に向けて形成されたリフトホーク17とから構成される。このリフトホーク17は、所定間隔を有して棒状に延びる複数本のリフトホーク用凸部18が形成された櫛歯状をなしており、昇降リフトの4箇所に形成されている。テーブルホーク14とリフトホーク17とは略同一形状をなして互いに対向して形成されている。ターンテーブル10と昇降リフト11が同一平面上にあるときにはテーブルホーク用凸部15が隣り合うリフトホーク用凸部18の間に、またリフトホーク用凸部18が隣り合うテーブルホーク用凸部15の間にそれぞれ嵌入する。そして、テーブルホーク14とリフトホーク17とが交互に噛み合って両者間に隙間がほぼなくなるようにテーブルホーク用凸部15とリフトホーク用凸部18との長さ及び幅がそれぞれ決定されている。
前側支持枠5、奥側支持枠6はそれぞれ断面コ字状に形成されており、それらは前後に対向して開口するように位置している。リフトフレーム16の前端は前側支持枠5の開口内部に嵌入され、また後端は奥側支持枠6の開口内部に嵌入されている。駐車場Pの天井部分にはウィンチ19が配置されており、このウィンチ19から4本の昇降用ワイヤ(図示しない)がそれぞれ前側支持枠5、奥側支持枠6内部を通って垂下され、その下端は前側支持枠5、奥側支持枠6の内部に嵌入されているリフトフレーム16の前後端に連結されている。したがって、ウィンチ19にてワイヤを巻き取ることによって昇降リフト11は上昇し、逆にワイヤを巻き解くことによって昇降リフト11は下降する。なお、前後にそれぞれ配置されている前側支持枠5間、奥側支持枠6間の幅は、リフトフレーム16間の距離よりも広く形成されており、これにより停車エリア7上への車両Cの出入りが容易となっている。また、これにあわせて昇降リフト11のリフトフレーム16の前後端部はクランク状に形成されている。
ターンテーブル10が最も下降した位置にあるときと昇降リフト11が最も下降した位置にあるときはその両者の表面には段差がなく停車エリア7全域がほぼ平坦になっており、このときテーブルホーク14のテーブルホーク用凸部15とリフトホーク17のリフトホーク用凸部18とが相互に噛み合った状態で交差している。また、停車エリア7に車両Cが位置している状態において、昇降リフト11が上昇すると噛み合った状態にあるテーブルホーク14とリフトホーク17のうちリフトホーク17のみが上昇し、リフトホーク用凸部18が車両Cのタイヤをすくい上げるようにして車両Cを上昇させる。一方、車両Cを旋回させる場合にはターンテーブル10が上昇するがこのときもテーブルホーク14のテーブルホーク用凸部15が車両Cのタイヤをすくい上げるようにして車両Cを上昇させることとなる。停車エリア7の左右両側にある降車エリア8及び乗車エリア9はいずれも金属或いはコンクリート等によって形成された平坦な面であり、停車エリア7との間で段差が生じないよう略平坦に形成されている。
降車エリア8及び乗車エリア9は、それぞれ運転者Dが乗降するために停車エリア7にある車両Cのドアを大きく開けることができる十分な広さを有している。この降車エリア8の中央部には車椅子マーク20が表示されている。この車椅子マーク20は駐車場Pの前面側から見て正規の向きとなるように大きく表示されており、白色や黄色など降車エリア8の床面の地色(グレーや黒など)とは一見して判別可能な色、太さにて床面に塗料によって直接表示されている。この車椅子マーク20は車両Cが停車エリア7上に位置している場合に運転席の側面に位置し、かつ運転者Dが車両Cの側面窓から車椅子マーク20の存在を視認することができるように停車エリア7から離れた位置に表示されている。
降車エリア8には、車両Cの運転席側ドアに対応する位置の床面を基端として車椅子マーク20を通過して、降車エリア8の前面側に向かって曲線状に延びる矢印マーク21が表示されている。また、矢印マーク21の基端側であって昇降リフト11のリフトフレーム16に沿って直線が表示されている(以下、直線も含めて矢印マーク21という。)。
一方、乗車エリア9の中央部にも車椅子マーク22が表示されている。この車椅子マーク22は駐車場Pの前面側から見て正規の向きとなるように大きく、かつ乗車エリア9の床面の地色とは一見して判別可能な色、太さにて床面に塗料によって直接表示されていることは降車エリアの車椅子マーク20と同じである。また、乗車エリア9の前面側の床面には左右に向かって延びる停止線マーク23が表示され、この停止線マーク23から少し間隔を開けて車椅子マーク22の手前へ向かい更に右にカーブして車両Cの運転席側ドアに対応する位置まで延びる矢印マーク24が表示されている。この矢印マーク24の先端には車両Cの運転席側ドアに対応する位置にて昇降リフト11のリフトフレーム16に沿って直線が表示されている(同様に、直線を含めて矢印マーク24という。)。これらの床面に表示された各マークはいずれも同じ色、同じ塗料によって床面に直接表示されている。降車エリア8の矢印マーク21は運転者Dが車両Cの運転席から下りた後に降車エリア8上を移動する際の目安となる動線を示すものであり、乗車エリア9の矢印マーク24は運転者Dが車両Cに乗り込むために乗車エリア9上を移動して運転席に到達する際の目安となる動線を示す動線マークである。乗車エリア9に表示されている停止線マーク23は運転者Dが車両Cに乗り込む際の待機位置を示すものである。
上記の各マークが表示された駐車場Pにおける乗降について説明する。
まず、駐車場Pへの車両Cの入庫にあたっては通常の入庫と同じように駐車場Pの前面側から停車エリア7へと車両Cを入れる。停車エリア7の適正位置に車両Cを止めた状態で、運転者Dは運転席側の側面窓に車椅子マーク20と車椅子マーク20を挟んで延びる矢印マーク21を視認することができる。したがって、車両Cの運転者Dが車椅子使用者であっても、降車する方向及び降車後の動線を一目で理解することができ、降車後は矢印マーク21の延びる方向を目安として移動すればよい(図3(a))。また、出庫の場合には、機械式駐車場にあってはターンテーブル10により車両Cの向きが180度回転されて車両Cの先頭が前面を向くこととなり、入庫時とは車両Cの向きが逆になる。
したがって、入庫時と出庫時とでは車両Cの運転席の位置が反対となる。このときも乗車エリア9には運転席側に車両Cに向かう矢印マーク24が表示されているため、運転者Dは出庫のためにどのような動線に沿って車両Cに乗り込めばよいか一目で理解することができる。特に、車両Cが昇降リフト11で下降中などいまだ車両Cが停車エリア7上にいないときには安全性の確保のため乗車エリア9に立ち入ることができない状態(例えば、乗車エリア9、降車エリア8ともに前面側のゲートが閉じて人の進入を規制する)となっている。しかし、その場合でも停止線マーク23が示されていることから運転者Dは車両Cに乗り込むための待機位置を把握することができる。また、車両Cに乗り込み可能となった後は矢印マーク24の延びる方向を目安として移動すれば車両Cの運転席に到達することができる(図3(b))。
上記実施形態の乗降位置表示装置によれば、以下のような効果を得ることができる。
(1)上記実施形態では、降車エリア8に車椅子マーク20が表示されるとともに、車両Cの運転席側ドアに対応する位置の床面を基端として車椅子マーク20を通過して、降車エリアの前面側に向かって曲線状に延びる矢印マーク21が表示されている。したがって、運転者Dが車椅子使用者であっても、降車時の方向や降車した後に移動する動線を把握することができる。このため、効率的な降車が可能となる。
(2)上記実施形態では、乗車エリア9に車椅子マーク22が表示されるとともに、車椅子マーク22の手前へ向かい更に右にカーブして車両Cの運転席側ドアに対応する位置まで延びる矢印マーク24が表示されている。したがって、運転者Dが車椅子使用者であっても、乗車時の方向や乗車するために移動する動線を把握することができる。このため、効率的な乗車が可能となる。
(3)乗車エリアの前面には停止線マーク23が表示されている。この停止線マーク23は乗車時の待機位置を示す機能を発揮するため、乗車時には運転者Dが同位置にて待機することにより効率的に乗車することができる。
(4)車椅子マーク20、22、矢印マーク21、24及び停止線マーク23は乗降区画の床面の地色(グレーや黒など)とは一見して判別可能な色(白、黄色等)、太さにて床面に塗料によって直接表示されている。したがって、これら各マークの存在を一見して把握することができる。
次に、第二の実施形態について図4及び図5にしたがって説明する。
第二の実施形態では、車両乗降場1において車両Cの入庫及び出庫に併せて各マーク20等が発光表示される構成である。図4に斜視図を示すように、停車エリア7の奥面側にある一対の奥側支持枠6の外側右手には入庫を表示する入庫ランプ25が設置されており、奥側支持枠6の外側左手には出庫を表示する出庫ランプ26が設置されている。入庫ランプ25と出庫ランプ26はそれぞれバックライト(図示しない)により文字の背景全体が明るくなり、現在の状態を車両Cの運転者D及び周囲に報知することができる。また、入庫ランプ25と出庫ランプ26はその発光色が異なっており、例えば入庫ランプ25は背景がオレンジ色に発光し、出庫ランプ26は背景が緑色に発光してそれぞれの状態を色によって区別しやすくなっている。この入庫ランプ25及び出庫ランプ26は図示しない発光制御装置に電気的に接続されており、この発光制御装置によって発光制御される。
降車エリア8と乗車エリア9には、第一の実施形態と同様の態様でそれぞれ車椅子マーク20、22と矢印マーク21、24とが形成されている。また乗車エリア9の前面には停止線マーク23も形成されているが、本実施形態ではこれらのマークは塗料等によって表示されているのではなく、それぞれのマークの外周に沿って床面に埋め込まれた発光体によって構成されている。なお、このような発光体としては、例えば透明なチューブに収納されたライン状のLEDがある。
すなわち、降車エリア8には、車椅子マーク20の外周に沿って車椅子マーク用発光体120が、同様に矢印マーク21の外周に沿って矢印マーク用発光体121が床面に埋め込まれてそれぞれ車椅子マーク20、矢印マーク21が形成されている。また、乗車エリア9には、車椅子マーク22の外周に沿って車椅子マーク用発光体122が、同様に矢印マーク24の外周に沿って矢印マーク用発光体124が、さらに停止線マーク23の外周に沿って停止線マーク用発光体123が床面に埋め込まれてそれぞれ車椅子マーク22、矢印マーク24及び停止線マーク23が形成されている。いる。そして、これらの発光体120等を発光させることによって各マーク20等が表示(顕在化)される。
この発光体120等も発光制御装置に電気的に接続され、各マーク20等の発光体120等をそれぞれ個別に発光させることができるとともに、各発光体120等の発光タイミングも制御することができる。なお、発光体120等の発光色も降車エリア8と乗車エリア9とで異なっており、降車エリア8の車椅子マーク用発光体120、矢印マーク用発光体121は入庫ランプ25と同じオレンジ色に発光し、一方、乗車エリア9の車椅子マーク用発光体122、矢印マーク用発光体124、停止線マーク用発光体123は出庫ランプ26と同じ緑色に発光する。したがって、降車エリア8では各発光体の発光に伴って車椅子マーク20と矢印マーク21とがオレンジ色にて発光表示され、乗車エリア9では同様に車椅子マーク22、矢印マーク24及び停止線マーク23がそれぞれ緑色にて発光表示される。
第二実施形態の表示がなされた駐車場Pにおける乗降及び発光制御手段の制御について説明する。
駐車場Pに車両Cの出入りがない場合には、入庫ランプ25、出庫ランプ26並びに降車エリア8及び乗車エリア9の各発光体120等はいずれも消灯状態にある。このため、降車エリア8及び乗車エリア9の各マーク20等はいずれも発光表示されない(図5(a))。
車両Cが入庫する際には、無人駐車場であれば駐車場Pの前面に配置されている位置検出センサ(図示しない)が入庫しようとする車両Cの存在を検知して検知信号を出力し、或いは有人駐車場あれば係員の入庫操作(例えば、入庫ボタンを押す)を行う。前記検知信号を受信してあるいは係員の入庫操作により、発光制御装置は入庫モードとなり、それまで消灯させていた入庫ランプ25を点灯させるとともに、降車エリア8側にある車椅子マーク用発光体120と矢印マーク用発光体121を発光させる。
これにより、車両Cが進行する方向である奥側の壁面には入庫の文字が明るく表示されるとともに、降車エリア8には車椅子マーク20と矢印マーク21とが明るく表示されることとなる。停車エリア7に近づいた車両Cの運転者Dは入庫ランプ25が点灯しているのを視認しながら停車エリア7上に車両Cを移動させる。また、停車エリア7に車両Cを停車させた後にも、運転席の側面窓から車椅子マーク20と矢印マーク21とが発光表示されていることを視認することができる。したがって、車両Cの運転者Dが車椅子使用者であっても、降車する方向及び降車後の動線を一目で理解することができ、降車後は矢印マーク21の延びる方向を目安として移動すればよい(図5(b))。また、このとき乗車エリア9側では各マーク22等の発光体122等は消灯状態が維持され発光されていないため降車する方向を混同することがない。
出庫の場合には、例えば、精算機による精算や係員による出庫操作等による出庫手続により昇降リフト11により車両Cが駐車室3a、4aから停車エリア7へと移動され、またターンテーブル10によって車両Cの向きが180度変更される。この出庫手続の開始により発光制御装置は出庫モードとなり、それまで消灯させていた出庫ランプ26を点灯させるとともに、乗車エリア9の発光体122等のうち、まず停止線マーク用発光体123のみを表示させる。また車両Cが停車エリア7に接地され、ターンテーブル10により向きが変更されることにより一連の出庫動作が完了し、運転者Dが車両Cに乗り込むことが可能になった場合には、発光制御装置は乗車エリア9にある車椅子マーク用発光体122と矢印マーク用発光体124を発光させる(図5(c))。なお、降車エリア8にある車椅子マーク用発光体120等は消灯のままである。
したがって、運転者Dが車椅子使用者であっても、出庫時にどのような動線に沿って車両Cに乗り込めばよいか一目で理解することができる。特に、車両Cが昇降リフト11で下降中など乗車エリア9に立ち入ることができない状態のときには車椅子マーク用発光体122と矢印マーク用発光体124は発光されず停止線マーク用発光体123のみが発光表示された状態となっている。このため、運転者Dは乗車前の待機位置を把握することができる。そして、出庫動作が完了し、運転者Dが車両Cに乗り込むことが可能になってから車椅子マーク用発光体122と矢印マーク用発光体124とが発光するため安全に車両Cに乗り込むことができる。
上記実施形態の乗降位置表示装置によれば、第一の実施形態に加えて以下のような効果を得ることができる。
(1)車両Cが駐車場Pに入ってくると発光制御装置が入庫モードとなり、それまで消灯させていた入庫ランプ25を点灯させるとともに、降車エリア8側にある車椅子マーク用発光体120と矢印マーク用発光体121を発光させる。したがって、運転者Dに駐車場Pが車両Cを入庫させる状態にあることを視覚的に報知させることができる。また、降車エリア8側にある車椅子マーク用発光体120と矢印マーク用発光体121のみが発光するため、運転者Dが車椅子使用者であっても降車方向及び降車後に移動する動線をより明確に把握することができる。
(2)発光制御装置が出庫モードとなると、それまで消灯させていた出庫ランプ26を点灯させるとともに、まず乗車エリア9の停止線マーク用発光体123のみを発光させる。また、運転者Dが車両Cに乗り込むことが可能になった場合には、発光制御装置は乗車エリア9にある車椅子マーク用発光体122と矢印マーク用発光体124を発光させる。したがって、運転者Dが車椅子使用者であっても、出庫時にどのような動線に沿って車両Cに乗り込めばよいか一目で理解することができる。特に、乗車エリア9に立ち入ることができないときは車椅子マーク用発光体122と矢印マーク用発光体124は発光されず停止線マーク用発光体123のみが発光表示されるため、運転者Dは待機位置を把握することができる。
続いて、第三の実施形態について図6〜図8にしたがって説明する。
第三の実施形態は、車両乗降場1において第二の実施形態に比して車両Cの停止位置案内装置を備えるとともに降車エリア8での発光タイミングが異なっている。第三の実施形態では入庫ランプ25及び出庫ランプ26を備え、降車エリア8及び乗車エリア9の床面に車椅子マーク用発光体120、122、矢印マーク用発光体121、124、また乗車エリア9に停止線マーク用発光体123が埋設されていることは第二の実施形態と同様である。一方、入庫ランプ25及び出庫ランプ26の間に挟まれるように、停車エリア7の突き当たりとなる奥面側の一対の奥側支持枠6の間の壁面中央には停車エリア7における車両Cの動きを移す鏡27が設置されており、また、その鏡27の上部には案内表示板28が設置されている(図6)。この案内表示板28には前進28a、停止28b、後進28cの3種類の文字が並列に表示されており、各文字の背面部分は仕切で区切られた個別の空間となっていてそれぞれ図示しないバックライトが配置されている。このバックライトはそれぞれ発光制御手段に電気的に接続されており発光制御手段によって個別に発光させることができ、これによりそれぞれの文字を発光表示させることができる。これは、運転者Dに停車エリア7上において車両Cを適正な位置に停止させるための案内表示として機能する。
すなわち、昇降リフト11の動作時の安定性や車両Cと駐車場施設等の接触を防止するために、車両Cの入庫時には停車エリア7上の適正位置にて車両Cを停止させることが有効である。したがって、昇降リフト11にも車両Cの位置を検出するため手段として検出装置が備えられている。この検出装置は昇降リフト11上における車両Cの停止位置を検知するためリフトホーク17のリフトホーク用凸部18の内部に組み込まれた圧力センサから構成されている。なお、圧力センサは昇降リフト11の奥面側右手に位置するリフトホーク17に設置されている。このリフトホーク17のリフトホーク用凸部18の断面図(図6におけるA−A線断面図)を図7に示す。このリフトホーク17は複数本(実施形態では11本)のリフトホーク用凸部18から構成されるが、このうち前面側の数本(例えば3本)には組み込まれていない。なお、図6ではターンテーブル10と昇降リフト11とが同一高さにある状態であるため、図7においてもテーブルホーク14のテーブルホーク用凸部15とリフトホーク17のリフトホーク用凸部18とが交互に並んだ状態となっている。また、図7ではテーブルホーク用凸部15とリフトホーク用凸部18とが交互に並んでおり、かつリフトホーク用凸部18に特徴があるため、テーブルホーク用凸部15よりもリフトホーク用凸部18の大きさを強調して図示している。
図7に示したリフトホーク17のうち圧力センサを備えた一つのリフトホーク用凸部18の拡大図を図8に示す。リフトホーク17のリフトホーク用凸部18は、角パイプ状のホークカバー29とその内部に設置され、ホークカバー29内にてホークカバー29と上下方向に相対移動可能な凸形状のホーク本体30と、ホーク本体30の前後を覆う保持板31とホーク本体30と保持板31との間に配された板バネ32とを備えている。なお、ホーク本体30の基端はリフトフレーム16に固定支持されている。板バネ32はホーク本体30に対して保持板31を上方に付勢しており、この付勢力によりホーク本体30はホークカバー29の内底面に当接し、保持板31の上端はホークカバー29内の上面に当接している。そして、この状態でホークカバー29内の上面とホーク本体30との間に空間が形成されており、ここに圧力センサ33が配置されている。圧力センサ33は弾性部材からなる中空の円筒形状に形成された外枠34と、外枠34の内部に上下に離間して配置された電極35とから構成される。
リフトホーク17に重量が作用しない状態では、板バネ32の作用によりホーク本体30に対して保持板31を介してホークカバー29が上方に付勢されており、圧力センサ33が配置される箇所には十分な空間が形成されている。このため、圧力センサ33は外枠34の弾性力によって電極35が離間した状態を維持している(図8(a))。一方、リフトホーク17に車両Cのタイヤが接地すると、車両Cの重量がタイヤを介してリフトホーク17に作用し、ホークカバー29及び保持板31が板バネ32の付勢力に抗して沈み込む。このため、ホークカバー29内の上面とホーク本体30との間の空間が圧迫されて圧力センサ33は外枠34の弾性力に抗して電極35が近接し、電極35が接触する(図8(b))。これにより電極間の電気的接続が生じて信号を送信する仕組みである。
リフトホーク17のリフトホーク用凸部18に設置されている圧力センサ33は2つの系統に区別されており、リフトホーク17のうち圧力センサ33を備えている複数本(例えば8本)のリフトホーク用凸部18のうち前面側数本(例えば5本)のリフトホーク用凸部18に設けられている圧力センサ33が第1系統33Aに属している。また、これより奥面側のリフトホーク用凸部18に設けられている圧力センサ33が第2系統33Bに属している。第1系統33Aに属する圧力センサ33は車両Cが適正領域に位置していること(つまりその場にて停止すれば車両Cは適正領域に位置する)を検知するためのものであり、第2系統33Bに属する圧力センサ33は車両Cが適正位置よりも奥面側にあること(つまり適正領域に位置するためには後進が必要である)を検知するためのものである。すなわち、昇降リフト11上における車両Cの位置を車両Cの右前輪のタイヤ位置を通して検出する。これら各リフトホーク用凸部18に設置された圧力センサ33は発光制御手段に電気的に接続されており、同発光制御手段は圧力センサ33から送信された信号に基づいて案内表示板28の前進28a、停止28b、後進28cのいずれかのバックライトを発光させる。
第三の実施形態の駐車場Pにおける乗降及び発光制御手段の制御について説明する。
駐車場Pに車両Cの出入りがない場合には、入庫ランプ25、出庫ランプ26、案内表示板28並びに降車エリア8及び乗車エリア9の各発光体120等はいずれも消灯状態にある。このため、いずれのマークも発光表示されない。車両Cが入庫する際には無人駐車場であれば駐車場Pの前面に配置されている位置検出センサ(図示しない)が入庫しようとする車両Cの存在を検知して検知信号を出力し、或いは有人駐車場であれば係員の入庫操作を行う。前記検知信号を受信してあるいは係員の入庫操作により、発光制御装置は入庫モードとなり、それまで消灯させていた壁面の入庫ランプ25を点灯させるとともに案内表示板28における前進28aの文字部分のバックライトを点灯させる。このとき発光制御手段はまだ降車エリア8における車椅子マーク用発光体120、矢印マーク用発光体121を発光させておらず車椅子マーク20及び矢印マーク21は発光表示されない。
その後、運転者Dは案内表示板28の前進28aの文字の表示に従って昇降リフト11上を徐行しながら車両Cを奥面側に向けて進めていく。車両Cがある程度進入するとその右前輪がリフトホーク17のリフトホーク用凸部18に接地する。前面側の数本のリフトホーク用凸部18には圧力センサ33は設置されていないため、これらのリフトホーク用凸部18上にタイヤが位置しても何らの変化はない。一方、車両が更に進むと順次奥面側のリフトホーク用凸部18上にもタイヤが位置することとなる。そして、まず第1系統33Aに属する圧力センサ33による検知が行われる。この検知信号は発光制御装置へと送られて発光制御装置は案内表示板28の前進28aの文字部分のバックライトを消灯するとともに停止28bの文字部分のバックライトを点灯させる。この表示を受けて運転者Dはそれまで徐行させながら前進させていた車両Cを同位置にて停止させる。
また、発光制御装置はカウンタ(図示しない)を備えており、第1系統33Aに属する圧力センサ33からの検知信号が一定時間(例えば5〜10秒)連続して受信した場合には降車エリア8の車椅子マーク用発光体120及び矢印マーク用発光体121を発光させる。これにより、運転者Dは車両Cの入庫操作が終了した後に、運転席の側面窓から降車エリア8の車椅子マーク20と矢印マーク21とが発光表示されていることを視認することができる。したがって、運転者Dが車椅子使用者であっても、降車する方向及び降車後の動線を一目で理解することができる。また、車両Cの入庫装置中(車両の移動中)には降車エリア8の各発光体120等は消灯状態にあり発光されない。このため、運転者Dは入庫操作に集中することができる。
一方、車両Cの入庫操作中に停止動作が遅れてしまい停止位置を越えて車両Cを奥面側に進めてしまった場合には第1系統33Aに属する圧力センサ33による検知が解除されて、これより奥面側のリフトホーク用凸部18に設けられている第2系統33Bに属する圧力センサ33による検知が行われることとなる。第1系統33Aに属する圧力センサ33からの信号の途絶及び第2系統33Bに属する圧力センサ33からの検知信号の受信を受けて、発光制御装置は、点灯させていた停止28bの文字部分のバックライトを消灯するとともに消灯させていた後進28cの文字部分のバックライトを点灯させる。これにより運転者Dは車両Cの後進が必要なことを理解し後進操作を開始することができる。なお、このように、車両Cが第1系統33Aに属する圧力センサ33が位置する領域を通り過ぎた場合には発光制御装置は第1系統33Aに属する圧力センサ33からの検知信号を一定時間連続して受信せずカウンタによる一定時間の経過を越えないため、降車エリア8の各発光体120等は発光されない。
車両Cの後進動作により車両Cのタイヤが第2系統33Bに属する圧力センサ33上から離れると、この圧力センサ33からの信号が途絶され、同時に第1系統33Aに属する圧力センサ33からの検知信号が発光制御装置に入力される。これを受けた発光制御装置は、点灯させていた後進28cの文字部分のバックライトを消灯するとともに消灯状態にあった停止28bの文字部分のバックライトを点灯させる。運転者Dは後進中にこの停止28bの文字の点灯を確認して車両Cを停止させる。車両Cが第1系統33Aに属する圧力センサ33からの検知信号を入力すると発光制御装置のカウンタが検知信号を一定時間連続して受信することとなり、発光制御装置は降車エリア8の車椅子マーク用発光体120と矢印マーク用発光体121を発光させる。したがって、運転者Dは車両Cの入庫操作が終了した後に、運転席の側面窓から車椅子マーク20と矢印マーク21とが発光表示されていることを視認することができ、運転者Dが車椅子使用者の場合でも車椅子マーク20と矢印マーク21の表示に沿って降車することができる。一方、出庫手続の場合には第二の実施形態と同様の手順で進められる。
上記実施形態の乗降位置表示装置によれば、第一及び第二の実施形態に加えて以下のような効果を得ることができる。
(1)リフトホーク17のリフトホーク用凸部18が備えている圧力センサ33は車両Cのタイヤの位置を検知する2つの系統のうち第1系統33A、第2系統33Bのいずれかに属している。そして、それぞれの系統に属する圧力センサ33の検知状態に基づき入庫してきた車両Cに対して案内表示板28の前進28a、停止28b、後進28cのバックライトを点灯させる。したがって、運転者Dはこの表示に基づいて停止位置を決定することができる。
(2)発光制御装置はカウンタを備えており、車両Cが停止位置にて所定時間経過した後に降車エリア8における車椅子マーク用発光体120と矢印マーク用発光体121を発光させる。したがって、車両Cの移動中に停止位置に達した場合であっても所定時間経過しない限り車椅子マーク用発光体120と矢印マーク用発光体121は発光しないため、入庫動作に集中することができる。
なお、上記実施形態は以下のように変更してもよい。
○ 上記各実施形態では、降車エリア8及び乗車エリア9にそれぞれ車椅子マーク20、22及び矢印マーク21、24を表示していた。このうち、車椅子マークの20、22の表示位置を変更してもよい。例えば、車椅子マークの20、22の表示位置をより奥面側に表示させると、降車エリア8の矢印マーク21が車椅子マーク20にて分断されず、降車後の動線の把握がより容易となる。
○ 第二の実施形態及び第三の実施形態においては降車エリア8及び乗車エリア9の発光体120等の発光色をそれぞれ異ならせていた(オレンジと緑)が、発光色を同色としてもよい。この場合であっても降車エリア8及び乗車エリア9の発光体120等が同時に発光するものではないため、運転者Dは、降車方向や降車後の動線或いは乗車方向や乗車時の動線を把握することができる。
○ 第二の実施形態及び第三の実施形態における降車エリア8及び乗車エリア9の車椅子マーク20、22と矢印マーク21、24のうち、車椅子マーク20、22の発光体120、122は常時発光或いは矢印マーク21、24の発光表示に先だって発光させていてもよい。降車タイミングに合わせて降車エリア8の矢印マーク21が発光表示され、或いは乗車タイミングに合わせて乗車エリア9の矢印マーク24が発光表示されることによっても運転者Dは乗降の方向や乗降時の動線を把握することができる。
○ 第一の実施形態の車椅子マーク20、22と矢印マーク21、24との色を変更してもよい。例えば、車椅子マーク20、22を白色塗料にて表示し、矢印マーク21、24を黄色塗料にて表示することもできる。
○ 第二の実施形態及び第三の実施形態における降車エリア8及び乗車エリア9の車椅子マーク20、22及び矢印マーク21、24は床面に埋め込まれた発光体120等を発光させて表示していたが、例えば天井面に設けたスポットからマークを投光して降車エリア8及び乗車エリア9の床面に発光表示させる方式でもよい。これによっても乗降車方向及び乗車或いは降車後の動線を把握することができる。
○ 各実施形態において、車椅子マーク20、22、矢印マーク21、24の何れか一方(例えば車椅子マーク20、22)を床面に直接ペイントにて表示させ、他方(矢印マーク21、24)のみを床面に埋めた発光体により所定タイミングにて発光表示させてもよい。これによっても運転者Dは乗降の方向や乗降時の動線を把握することができる。
○ 上記各実施形態の乗車エリア9に表示されている停止線マーク23の表示は省略してもよい。
○ 第二の実施形態及び第三の実施形態における入庫ランプ25、出庫ランプ26は省略してもよい。
○ 降車エリア8と乗車エリア9のいずれか一方のみに車椅子マーク20、22、矢印マーク21、24を表示してもよい。
○ 各実施形態の駐車場は、地上(2階以上)に車両格納区画となる駐車区画3、4が形成されているが、地下に車両格納区画となる駐車区画3、4が形成されているものであってもよい。すなわち、地上階(1階)が車両乗降場1となっており、地下に駐車区画3、4が形成されている、いわゆる地下駐車場である。車両Cは昇降リフト11によって車両乗降場1と地下の駐車区画3、4との間を移動するが、昇降リフト11が車両乗降場1から下降或いは車両乗降場1へと上昇する場合にはターンテーブル10が干渉してしまう。このため、ターンテーブルを下降可能かつ横行可能とし、昇降リフト11の昇降する時にはターンテーブル10が下降した状態で横方に移動して待避する構成とすればよい。このような横方待避式のターンテーブルは公知のものでよい。
本実施形態に係る駐車場の概略図。 第一の実施形態における車両乗降場の斜視図。 乗降方法を示す説明図、(a)は降車時、(b)は乗車時。 第二の実施形態における車両乗降場の斜視図。 乗降方法を示す説明図、(a)は乗降のない状態、(b)は降車時、(c)は乗車時。 第三の実施形態における車両乗降場の斜視図。 図6のA−A線断面図。 圧力センサの検知状態の説明図、(a)は上にタイヤがないとき、(b)は上にタイヤがあるとき。
符号の説明
1・・車両乗降場、2・・昇降区画、3、4・・駐車区画、7・・停車エリア、8・・降車エリア、9・・乗車エリア、10・・ターンテーブル、11・・昇降リフト、20、22・・車椅子マーク、21、24・・矢印マーク、33・・圧力センサ、120、121・・車椅子マーク用発光体、121、124・・矢印マーク用発光体、C・・車両(自動車)、D・・運転者、P・・駐車場。

Claims (5)

  1. 車両格納区画と車両旋回装置と車両から運転者の乗り降り行う車両乗降場とを備えた駐車場であって、前記車両乗降場のうち運転者が車両から降車する領域に車椅子マーク及び降車後の動線マークを表示した駐車場の降車位置表示装置。
  2. 車両格納区画と車両旋回装置と車両から運転者の乗り降り行う車両乗降場とを備えた駐車場であって、前記車両乗降場のうち運転者が車両に乗車する領域に車椅子マーク及び乗車時の動線マークを表示した駐車場の乗車位置表示装置。
  3. 車両格納区画と車両旋回装置と車両から運転者の乗り降り行う車両乗降場とを備えた駐車場であって、車両乗降場のうち運転者が車両から降車する領域に車椅子マーク及び降車後の動線マークを表示するとともに、運転者が車両に乗車する領域に車椅子マーク及び乗車時の動線マークを表示した駐車場の乗降位置表示装置。
  4. 運転者が車両から降車する領域に表示される車椅子マーク及び降車後の動線マーク、並びに運転者が車両に乗車する領域に表示される車椅子マーク及び乗車時の動線マークは、いずれも降車あるいは乗車する領域の床面に発光表示されるものであり、運転者の降車時には車両から降車する領域に表示される車椅子マーク及び降車後の動線マークのみが、また運転者の乗車時には運転者が車両に乗車する領域に表示される車椅子マーク及び乗車時の動線マークのみが発光表示されることを特徴とする請求項3に記載の駐車場の乗降位置表示装置。
  5. 運転者の乗り降り行う車両乗降場は、車両を停止させる停車位置を挟んで左右両側の一方が運転者が車両から降車する領域であり、他方が運転者が車両に乗車する領域となっており、
    前記車両を停止させる停車位置に車両旋回装置が配置されていることを特徴とする請求項4に記載の駐車場の乗降位置表示装置。
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