JP2007126835A - 機械式立体駐車装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 パレット移動時における利用者の監視負担を軽減することが可能な機械式立体駐車装置を提供する。
【解決手段】 駐車装置1は、車両Cが載置されるパレット11,12,13,15,17と、パレット11,12,13,15,17を昇降及び/又は横行移動させるパレット駆動モータ61と、昇降可能なパレット11,12,13,15の傾きを検出する傾斜センサ70と、パレット駆動モータ61を制御する統括制御部37と、傾斜センサ70の検出信号を統括制御部37へ伝達する送信機72および受信機74とを備える。統括制御部37は、傾斜センサ70により検出されたいずれかのパレットの傾きが所定値より大きい場合に、パレット駆動モータ61の動作を停止してパレットの移動を停止する。
【選択図】 図3

Description

本発明は機械式立体駐車装置に関する。
従来から、車両が載置されるパレットが多段多列に配設され、このパレットに昇降及び/又は横行移動動作を与えることにより、車両の駐車を行なう機械式立体駐車装置、いわゆる昇降横行式の機械式立体駐車装置が知られている(例えば、特許文献1,2参照)。このような機械式立体駐車装置として、特許文献1には、公衆回線を利用してパレットの異常状態を遠隔監視することができるものが開示されている。また、特許文献2には、パレット昇降用チェーンの脱落を防止する脱落防止金具を備えた機械式立体駐車装置が開示されている。
特公平8−19779号公報 特開2003−97074号公報
上述した機械式立体駐車装置では、例えば、パレットの昇降時及び/又は横行時に何らかの理由でパレットが傾いたときに、パレットの移動動作を自動的に停止することは考慮されていない。そのため、車両を入出庫させるためにパレットを移動している間中、駐車装置の利用者が異常の有無を監視するとともに、パレットが傾くなどの異常が発生した時には、利用者が操作盤の非常停止ボタンを押してパレットの移動を停止させる必要があった。
本発明は、上記問題点を解消する為になされたものであり、パレット移動時における利用者の監視負担を軽減することが可能な機械式立体駐車装置を提供することを目的とする。
本発明に係る機械式立体駐車装置は、車両が載置されるパレットが多段多列に配設された機械式立体駐車装置において、パレットを昇降及び/又は横行移動させるパレット駆動手段と、パレットの傾きを検出する傾斜検出手段と、パレット駆動手段の動作を制御する制御手段とを備え、制御手段が、傾斜検出手段により検出されたパレットの傾きが所定値より大きい場合に、パレット駆動手段の動作を停止することを特徴とする。
本発明に係る機械式立体駐車装置によれば、パレットの傾きが傾斜検出手段によって自動的に検出されるとともに、検出されたパレットの傾きが所定値より大きい場合には、パレット駆動手段の動作が制御手段によって自動的に停止される。そのため、パレット移動時における利用者の監視負担を軽減することが可能となる。
ここで、上記傾斜検出手段は、昇降移動可能なパレットに取り付けられることが好ましい。
昇降移動することなく構造的に傾く可能性がないパレットには傾斜検出手段を取り付ける必要がない。このように、昇降移動可能なパレットにのみ傾斜検出手段を取り付けることにより、傾斜検出手段の取り付け個数を抑えることができるので、コストを低減するとともに、信頼性を向上させることが可能となる。
また、本発明に係る機械式立体駐車装置は、傾斜検出手段により検出されたパレットの傾き情報を送信する送信機と、該送信機から送信されたパレットの傾き情報を受信して制御手段に出力する受信機とを備えることが好ましい。
このように、傾斜検出手段−制御手段間の情報伝達を無線通信で行うことにより、パレットの昇降及び/又は横行に伴って移動する傾斜検出手段と制御手段との間の配線を廃止することが可能となる。
また、上記送信機に電力を供給する蓄電池と、該蓄電池を充電する充電器とをさらに備えることが好ましい。
このようにすれば、送信機に電力を供給する蓄電池の人による点検や保守を行うことなく、蓄電池の充電状態を常に適切な状態に維持することが可能となる。
本発明によれば、傾斜検出手段により検出されたパレットの傾きが所定値より大きい場合に、パレット駆動手段の動作を停止する制御装置を備える構成としたので、パレット移動時における利用者の監視負担を軽減することが可能となる。
以下、添付図面を参照して本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。説明の理解を容易にするため、各図面において同一の構成要素に対しては可能な限り同一の参照番号を附し、重複する説明は省略する。
まず、図1〜3を用いて、実施形態に係る機械式立体駐車装置(以下「駐車装置」という)1の構成について説明する。図1は、駐車装置1を示す正面図であり、図2は、駐車装置1の側面図である。また、図3は、駐車装置1の制御構成を示すブロック図である。
駐車装置1は、車両を搭載するパレットを9体備え、最大9台の車両を駐車することができる装置である。駐車装置1は利用者の操作に従って、当該利用者の利用に係るパレットを地上面Gの位置へ移動させ、ゲート21を開いて、当該パレットから地上面Gへ車両を出庫させ、或いは地上面Gから当該パレットへ車両を入庫させることが可能である。
駐車装置1は、地上4階の構造を有しており、地上面Gに設けられた下段駐車領域T1と、最上位置に設けられた上段駐車領域T4と、下段駐車領域T1と上段駐車領域T4との間に2段にわたって設けられた中段駐車領域T2,T3とに、それぞれ複数(この場合、下段駐車領域T1および中段駐車領域T2,T3にそれぞれ2台、上段駐車領域T4に3台)の車両Cを横並びにして駐車させることができるものである。この駐車装置1は、所定の設置箇所に立設された複数の支柱5と、それぞれの支柱5の間に架設された複数の横梁部材9とからなる枠体を含む。
上段駐車領域T4には、それぞれ車両Cを搭載可能な昇降パレット11,12,13が等間隔に複数(3体)並設されている。また、各昇降パレット11,12,13に対しては、昇降パレット11,12,13に昇降移動動作を与えるための昇降機構(図示せず)がそれぞれに備えられている。各昇降パレット11,12,13の昇降機構はそれ自体公知のものであり、例えば、駆動モータ、ローラチェーン、及び、チェーンスプロケット機構等で構成されている。これにより、昇降機構を作動させれば、各昇降パレット11,12,13は、下段駐車領域T1と上段駐車領域T4との間で昇降する。そして、上段停止位置P4で各昇降パレット11,12,13を停止させることにより上段駐車領域T4が画成される。なお、枠体に対しては、上段駐車領域T4に各昇降パレット11,12,13を確実に係止するための図示しない安全機構が配設されている。
中段駐車領域T2,T3には、それぞれ車両Cを搭載可能であり、車両Cの横並び方向にスライド移動(横行)自在であると共に、中段駐車領域T2,T3と下段駐車領域T1との間で昇降させられる中段パレット15が複数並設されている。各中段パレット15に対しては、中段パレット15に横行移動動作を与えるための横行機構(図示せず)及び昇降移動動作を与えるための昇降機構(図示せず)がそれぞれに備えられている。これらの駆動機構及び昇降機構は、それ自体公知のものであり、例えば、駆動モータ等を含んでいる。
各中段パレット15は、それぞれ横梁部材9等に対して設けられた図示しないガイドレール等に沿ってスライド移動(横行)自在である。また、各中段駐車領域T2,T3における中段パレット15の数は、昇降パレット11,12,13の個数よりも1体少ない数(2体)に設定されている。従って、上段駐車領域T4に位置する何れか1体の昇降パレット11,12,13を昇降させる際には、各中段パレット15を適宜横行させ、当該昇降パレット11,12,13の真下に通過領域を確保すればよい。
各中段パレット15の中段駐車領域T2(T3)における停止位置は、例えば、昇降パレット11,12,13の上段駐車領域T4における上段停止位置P4の真下に定められている。また、各中段パレット15の下段駐車領域T1における着床位置は、例えば、昇降パレット11,12,13の下段駐車領域T1における着床位置P1と同一に定められている。下段駐車領域T1における着床位置P1は、地上面Gと上下方向で略同じ位置とされている。そのため、車両Cは、地上面Gから下段駐車領域T1へ着床したパレットへ入庫、または下段駐車領域T1へ着床したパレットから地上面Gへ出庫することが可能である。このように、下段駐車領域T1の着床位置P1は、入出庫位置として設定される。
すなわち、中段駐車領域T2(T3)と下段駐車領域T1との間で中段パレット15を昇降させる際には、図1に示すように、中段駐車領域T2(T3)において対象となる中段パレット15を適宜横行させ、昇降機構を作動させる。これにより、各中段パレット15は、中段駐車領域T2(T3)と下段駐車領域T1に定められた着床位置との間を鉛直に上下動する。
下段駐車領域T1は、各支柱5の内側、かつ、上段駐車領域T4の下方に画成される。この下段駐車領域T1には、車両Cを搭載可能な下段パレット17が複数、すなわち、昇降パレット11,12,13の個数よりも1体少ない数(2体)だけ並設されている。各下段パレット17には、その正面と背面とに2個ずつ図示しない車輪が設けられており、各車輪は、枠体等に対して設けられた図示しないガイドレール上を転動する。ガイドレールは、横梁部材9と平行に延在する。
また、各下段パレット17に対しては、下段パレット17に横行移動動作を与えるための駆動機構(図示せず)がそれぞれに備えられている。各下段パレット17の駆動機構はそれ自体公知のものであり、例えば、駆動モータ等を含んでいる。これにより、駆動機構を作動させれば、各下段パレット17を、各昇降パレット11,12,13の並設方向、すなわち、車両Cの横並び方向にスライド移動(横行)させることができる。そして、各下段パレット17を適宜横行させることにより、上段駐車領域T4に位置する何れか1体の昇降パレット11,12,13あるいは、中段駐車領域T2(5)に位置する何れか1体の中段パレット15に対して、下段駐車領域T1における着床位置P1を確保することができる。
上記のように、駐車装置1には、3体の昇降パレット11、12、13、4体の中段パレット15、および2体の下段パレット17の合計9体のパレットが存在するが、各パレットにはそれぞれ固有のパレット番号(例えば1番〜9番)が採番され区別されている。
また、この駐車装置1には、駐車装置1の稼働時における安全性を向上させるために、駐車装置1内への人の進入を防止し、また、地下への人などの転落を防止するために、ゲート21が設けられている。このゲート21は、図示しない昇降機構により上下方向に移動可能に設けられている。ゲート21を移動させる昇降機構は、それ自体公知のものであり、チェーン、駆動モータ等を含んでいる。
昇降可能に設けられている昇降パレット11,12,13および中段パレット15それぞれの下面には、各パレット11,12,13,15の傾きを検出する傾斜センサ70、傾斜センサ70の検出結果を受信機74に送信する送信機72、および傾斜センサ70と送信機72に電力を供給する蓄電池76が取り付けられている。なお、傾斜センサ70は傾斜検出手段として機能する。
傾斜センサ70には、例えば、内部に鋼球が封入されており、所定角度(例えば、3〜5°)より大きく傾いたときにOFF信号(またはON信号)を出力する傾斜スイッチが用いられる。また、送信機72、受信機74および蓄電池76には、公知のものを用いることができる。なお、受信機74は後述する制御装置に接続されており、受信した傾斜センサ70の検出信号をこの制御装置に出力する。
駐車装置1の上段駐車領域T4および中段駐車領域T2,T3それぞれの背面に設けられた横梁部材9には、各パレット11,12,13,15に取り付けられた蓄電池76と近接して対向する位置に蓄電池76を充電するための非接触型充電器78が取り付けられている。そのため、各パレット11,12,13,15が所定の停止位置に停止しているときに、蓄電池76と非接触型充電器78とが近接して対向することにより蓄電池76が充電される。なお、非接触型充電器78としては、例えば電磁誘導を利用して充電電力を送る方式のものを用いることができる。
正面の支柱5には、利用者が操作を行う操作盤23が配設されている。操作盤23は、電源キースイッチ、警告灯27、表示部29、指示入力部31、非常停止ボタン33等を含んでいる。表示部29は、表示制御部49に制御され、駐車装置1の動作状態等を表示する。警告灯27は、所定の場合に点灯又は点滅することによって動作状態を周囲に表示する。非常停止ボタン33は、例えば非常の際に利用者に操作されることによって駐車装置1の動作を停止させる。指示入力部31はテンキーを含む入力装置であり、利用者の指示が必要な所定の場合に、利用者による入力を受け付ける。
駐車装置1の背面には、各パレットを駆動するためのパレット駆動モータ、ゲート21を駆動するゲート駆動モータ、及び操作盤23の動作等を制御するための制御装置(以下「制御盤」という)35が、地上面G上に臨んだ状態で配設されている。
制御盤35は、たとえばROM及びRAMを含む制御用CPU(図示せず)等を有している。制御用CPUは、ROMに記憶された制御プログラムを読み出して制御を行うことにより、図3に示されるように、統括制御部37、通信制御部43、入力制御部47、表示制御部49、モータ制御部50等を含むように構成されることになる。
モータ制御部50は、制御系信号線(図示せず)を介して、各昇降パレット11,12,13に対する昇降機構のパレット駆動モータ61、各中段パレット15に対する横行機構のパレット駆動モータ61又は昇降機構のパレット駆動モータ61、各下段パレット17に対する駆動機構のパレット駆動モータ61、あるいは、ゲート21に対する昇降機構のゲート駆動モータ63に接続されており、各駆動モータの駆動状態を制御するための駆動制御信号がそれぞれのパレット駆動モータ61、ゲート駆動モータ63に供給される。モータ制御部50及びパレット駆動モータ61はパレット駆動手段として機能する。また、モータ制御部50及びパレット駆動モータ61は統括制御部37によって制御され動作しており、統括制御部37はパレット駆動手段を制御する制御手段として機能する。
表示部29及び警告灯27は表示制御部49を介して統括制御部37に接続されている。表示部29は、表示制御部49に制御され、所定の情報を表示する。警告灯27は表示制御部49に制御され、所定の場合に点灯又は点滅の表示を行う。非常停止ボタン33及び指示入力部31は、入力制御部47を介して統括制御部37に接続されている。非常停止ボタン33は、利用者に操作されることによって制御信号を統括制御部37へ送信する。この制御信号を受信した統括制御部37は、モータ制御部50へ制御信号を送信し、パレット駆動モータ61、ゲート駆動モータ63を停止させる。指示入力部31は、利用者に操作されることによって当該操作に応じた制御信号を統括制御部37へ送信する。利用者の操作に応じた制御信号を受信した統括制御部37は、モータ制御部50へ制御信号を送信し、利用者の操作に応じてパレット駆動モータ61、ゲート駆動モータ63を駆動する。
受信機74は、通信制御部43を介して統括制御部37に接続されており、受信機74により受信された各傾斜センサ70の検出信号は、通信制御部43を介して統括制御部37に入力される。各傾斜センサ70の検出信号が入力された統括制御部37は、該検出信号に応じてモータ制御部50へ制御信号を送信する。すなわち、いずれか1つ以上の傾斜センサ70からパレットが所定値より大きく傾いていることを示す検出信号(OFF信号)が統括制御部37に入力された場合、統括制御部37は、パレット駆動モータ61、ゲート駆動モータ63を停止させる制御信号をモータ制御部50へ送信する。
次に、図4を参照して駐車装置1の動作について説明する。図4は、駐車装置1の動作を説明するためのフローチャートである。この処理は、駐車装置1の電源キースイッチがオンされてからオフされるまでの間、所定のタイミングで繰り返し実行される。
ステップS100では、パレット11,12,13,15に取り付けられた傾斜センサ70の検出信号が読み込まれ、該検出信号に基づいていずれかのパレットが所定値(例えば、3〜5°)より大きく傾いているか否かについての判断が行われる。ここで、いずれかのパレットが所定値より大きく傾いていると判断された場合には、ステップS102において、パレットが傾いている旨のメッセージが表示部29に表示される。なお、その際、利用者に注意を促すべく、警告灯27が点滅する等の表示がされるようにしてもよい。その後、ステップS110において、パレット駆動モータ61の駆動が禁止されてパレットの移動が禁止される。その後、本処理から一旦抜ける。
一方、ステップS100が否定された場合、すなわち、所定値より大きく傾いているパレットが無い場合には、ステップS104に処理が移行する。
ステップS104では、パレット駆動モータ61が駆動され、パレットの移動が開始される。このパレットの移動は、例えば、指示入力部31から入力されたパレット番号に対応するパレット(所望のパレット)を下段駐車領域T1の着床位置P1(入出庫位置)へ移動させるべく、あらかじめ定められた順序で行われる。このとき、着床位置P1に移動させるべきパレットは複数ある下段駐車領域T1のうち、何れの着床位置P1へ移動されてもよい。
続くステップS106では、傾斜センサ70の検出信号が再び読み込まれ、該検出信号に基づいていずれかのパレットが所定値より大きく傾いているか否かについての判断が行われる。ここで、いずれかのパレットが所定値より大きく傾いていると判断された場合には、ステップS102において、パレットが傾いている旨のメッセージが表示部29に表示されるとともに、パレット駆動モータ61が停止されてパレットの移動が停止される(ステップS110)。その後、本処理から一旦抜ける。
一方、ステップS106が否定された場合、すなわち、所定値より大きく傾いているパレットが無い場合には、ステップS108に処理が移行する。
ステップS108では、指示入力部31から入力されたパレット番号に対応するパレットが着床位置P1へ到着(パレットの移動が完了)したか否かについての判断が行われる。ここで、パレットの移動が完了していないと判断された場合には、ステップS106に処理が移行し、所望のパレットが着床位置P1へ到着するまでの間、パレットが傾いているか否かが繰り返してチェックされる。
一方、ステップS106において、パレットの移動が完了したと判断された場合には、パレット駆動モータ61が停止されてパレットの移動が完了する(ステップS110)。その後、本処理から一旦抜ける。なお、所望のパレットが着床位置P1へ移動されパレットの移動が完了した後、ゲート駆動モータ63が駆動され、ゲート21が開かれる。そして、利用者は、パレットへ車両を入庫し、或いはパレットから車両を出庫する。
本実施形態によれば、パレット11,12,13,15の傾きが傾斜センサ70によって検出されるとともに、いずれかのパレットの傾きが所定値より大きい場合には、パレット駆動モータ61が自動的に停止されてパレットの移動が停止される。そのため、パレット移動時における利用者の監視負担を軽減することが可能となる。
本実施形態によれば、傾斜センサ70−制御盤35間の情報伝達を無線通信で行うことにより、パレットの昇降及び/又は横行に伴って移動する傾斜センサ70と制御盤35との間の配線を廃止することが可能となる。また、複雑な配線が廃止されることにより、パレット移動時における配線の挟み込みによる断線などが生じないため、駐車装置1の信頼性を向上することが可能となる。
本実施形態によれば、蓄電池76を充電する非接触型充電器78を備え、各パレット11,12,13,15が所定の停止位置に停止しているときに、蓄電池76が充電されるため、蓄電池76の人による点検や保守を行うことなく、蓄電池76の充電状態を常に適切な状態に維持することが可能となる。
また、本実施形態によれば、昇降移動可能なパレット11,12,13,15にのみ傾斜センサ70、送信機72や蓄電池76などを取り付けることにより、システムのコストを低減するとともに、信頼性を向上させることが可能となる。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく種々の変形が可能である。上記実施形態では、地上4段の構造を有する機械式立体駐車装置を例にして説明したが、これに限られることなく、昇降式および昇降横行式の機械式立体駐車装置であれば、例えば地上4段/地下1段、または地上4段以上の構造のものにも本発明を適用することができる。もちろん、各駐車領域に駐車させることができる車両Cの台数も上述した台数に限られるものではない。また、地上面G以外の面が車両乗り入れ面とされていてもよい。
また、上記実施形態では、パレットの傾きを検出する手段として、所定角度(例えば、3〜5°)より大きく傾いたときにOFF信号(またはON信号)を出力する傾斜スイッチが用いたが、傾斜角度に応じたリニアな信号を出力する傾斜センサを用いてもよい。この場合には、統括制御部37において、検出された傾斜角度が所定角度(例えば、3〜5°)より大きいときにパレット駆動モータ61を停止してパレットの移動を停止する構成とすることが好ましい。
また、上記実施形態では、傾斜センサ70の検出信号を一方向で送信したが、送信機72および受信機74に代えて送受信機を用いることにより、双方向で情報を交換する構成としてもよい。さらに、傾斜センサ70の検出信号に加えて、傾斜センサ70および送信機72の機能失陥の有無や蓄電池76の充電状態などに関する情報を伝達する構成としてもよい。
また、上記実施形態では、蓄電池76を充電するために非接触型充電器78を用いたが、接触型の充電器を用いてもよい。
実施形態に係る機械式立体駐車装置を示す正面図である。 図1に示す機械式立体駐車装置の側面図である。 実施形態に係る機械式立体駐車装置の制御構成を示すブロック図である。 実施形態に係る機械式立体駐車装置の動作を説明するためのフローチャートである。
符号の説明
1…駐車装置、11,12,13…昇降パレット、15…中段パレット、17…下段パレット、21…ゲート、23…操作盤、35…制御盤、37…統括制御部、50…モータ制御部、61…パレット駆動モータ、63…ゲート駆動モータ、70…傾斜スイッチ、72…送信機、74…受信機、76…蓄電池、78…非接触型充電器、P1…着床位置、T1…下段駐車領域、T2、T3…中段駐車領域、T4…上段駐車領域。

Claims (4)

  1. 車両が載置されるパレットが多段多列に配設された機械式立体駐車装置において、
    前記パレットを昇降及び/又は横行移動させるパレット駆動手段と、
    前記パレットの傾きを検出する傾斜検出手段と、
    前記パレット駆動手段の動作を制御する制御手段と、を備え、
    前記制御手段は、前記傾斜検出手段により検出された前記パレットの傾きが所定値より大きい場合に、前記パレット駆動手段の動作を停止することを特徴とする機械式立体駐車装置。
  2. 前記傾斜検出手段は、昇降移動可能なパレットに取り付けられることを特徴とする請求項1に記載の機械式立体駐車装置。
  3. 前記傾斜検出手段により検出された前記パレットの傾き情報を送信する送信機と、
    前記送信機から送信された前記パレットの傾き情報を受信して前記制御手段に出力する受信機と、を備えることを特徴とする請求項1または2に記載の機械式立体駐車装置。
  4. 前記送信機に電力を供給する蓄電池と、
    前記蓄電池を充電する充電器と、をさらに備えることを特徴とする請求項3に記載の機械式立体駐車装置。

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