JP5859776B2 - 立体駐車装置 - Google Patents

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Description

本発明は、車両を搭載可能なパレットと、パレットを移動させる駆動装置と、駆動装置を作動させる操作部とを有する立体駐車装置、特に、所定の検知範囲内に立体駐車装置を操作する操作者が存在するか否かにより、操作部の操作を変更するようにした立体駐車装置に関する。
従来より、車両を搭載可能なパレットと、パレットを移動させる駆動装置と、駆動装置を作動させる操作部とを有する立体駐車装置において、操作者が操作部から所定距離離れた検知範囲内にいることを検知する人検知装置を設け、人検知装置が検知状態の場合は、操作部の操作後は駆動装置が自動的に作動し、人検知装置が非検知状態の場合は、駆動装置が作動しないようにする構成が知られている。
このような構成によれば、操作者が検知範囲内にいる場合は、操作部を一度操作すれば、その後は操作者が操作部を操作しなくても、自動的に駆動装置がパレットを移動させるので、操作者が操作部を操作し続けるような面倒な手間を必要としない。また、操作者が検知範囲内にいるときにパレットは移動するので、操作者が立体駐車装置全体を目視できる状態でパレットの移動が行える。そのため、パレットを移動させているときに、操作者以外の人が立体駐車装置内に立ち入ったときは、すぐにパレットの移動を停止させることができるので、安全である。
特開2006−265911号
ところが、従来の立体駐車装置では、人検知装置が非検知状態となった場合には、操作者が立体駐車装置を目視できない位置へ移動したと判断し、駆動装置が作動しないようにしている。このような立体駐車装置では、検知装置が故障すると、仮に操作者が検知範囲内にいたとしても、常に人検知装置は非検知状態となる。そのため、駆動装置によってパレットを移動させることができず、立体駐車装置からの車両の入出庫ができないという問題が生じる。
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたもので、操作者が検知範囲内にいる場合は、簡単な操作部の操作によりパレットを移動できるとともに、人検知装置が故障したとしても安全にパレットを移動させることができる立体駐車装置を提供することを目的とする。
本発明の立体駐車装置は、車両を搭載可能なパレットと、前記パレットを移動させる駆動装置と、前記駆動装置を作動させる操作部とからなる立体駐車装置において、前記操作部は前記パレットを上昇させる上昇スイッチと前記パレットを下降させる下降スイッチとを備え、操作者が操作部から所定距離離れた検知範囲内にいることを検知すると信号を出力する人検知装置を設け、前記操作部の操作時において、前記上昇スイッチまたは前記下降スイッチを操作することで前記駆動装置を作動開始させ、前記上昇スイッチまたは前記下降スイッチを操作し続けている間は前記駆動装置を作動し続け、前記駆動装置作動開始の後に前記上昇スイッチまたは前記下降スイッチの操作を中止した際に、前記人検知装置が検知状態の場合は、前記駆動装置を自動的に作動するとともに、前記人検知装置が非検知状態の場合は、駆動装置を作動停止する制御装置とを有するものである。
これにより、操作部の操作時に、操作者が人検知装置の検知範囲内にいる場合は、人検知装置が検知状態となり、駆動装置を自動的に作動させるので、操作者が操作部を一度操作すれば、その後、操作者が操作部を操作していなくてもパレットは移動を続けるので、操作者が操作部を操作し続ける等の面倒な手間を必要としない。さらに、人検知装置が故障して常に非検知状態となったとしても、操作部を操作している間は駆動装置が作動しパレットが移動するので、立体駐車装置からの車両の入出庫が確実にできる。さらに、パレットの移動中において、操作者は、人検知装置が検知状態のときは検知範囲内に、人検知装置が非検知状態のときは操作部を操作し続けることができる位置にそれぞれいるので、操作者は立体駐車装置を目視でき、緊急時にすぐにパレットの移動を停止できるので、安全である。
また、前記パレットは、車両をパレット上に乗降可能な地上位置と、地上位置より上方もしくは下方の格納位置との間で移動可能であり、前記パレットが地上位置かもしくは格納位置に存在することを検知するパレット位置検知装置と、前記パレット位置検知装置が非検知のときに前記駆動装置の作動が停止すると、警告を発する報知装置とをさらに備えることが望ましい。
これにより、パレットが地上位置まで移動していない場合には報知装置が警告を発するので、人検知装置の検知範囲から操作者が外れることによるパレットの移動停止と、パレットが地上位置まで移動したことによるパレットの移動停止とを判別することができる。そのため、パレットが地上位置へ移動する途中の位置で車両の入出庫を行うことを防止できるので、安全である。
本発明によれば、検知装置が検知状態であれば操作部を一度操作するのみで、検知装置が非検知状態であれば操作部を操作し続けている間は、駆動装置が作動するので、検知装置が故障したとしても立体駐車装置への車両の入出庫ができるとともに、操作者が操作部の近くにいる状態でのみパレットが移動するので、パレットの移動中に危険となった場合に、直にパレットの移動を停止させることができ、安全である。
本発明の立体駐車装置を示す断面図である。 本発明の立体駐車装置を上方から見た図である。 パレット昇降体が上昇位置にあるときの、図1のA−A線断面図である。 パレット昇降体が中間位置にあるときの、図3相当図である。 パレット昇降体が下降位置にあるときの、図3相当図である。 駆動装置を側方から見た図である。 駆動装置を前側から見た図である。 昇降用操作盤の拡大図であり、(a)は立体駐車装置の前側から見た図、(b)は立体駐車装置の右側から見た図である。 パレット位置検知装置をしめす、図1の部分拡大図であり、(a)は立体駐車装置の側方から見た図、(b)は立体駐車装置の後方から見た図である。 人検知装置に関する概略図である。 人検知装置の検知範囲を説明する概略図であり、(a)は第一検知センサが検知可能な領域を示す図、(b)は第二検知センサが検知可能な領域を示す図、(c)は人検知装置の検知範囲を示す図である。 立体駐車装置のブロック図である。 立体駐車装置のフローチャートである。
以下、本発明の実施の形態を、添付図面に示した本発明の実施例に基づいて説明する。なお、本実施例においては、後述する立体駐車装置Mへ車両が出入りする方向を前後方向とし、その立体駐車装置Mの車両の出入口を前と定義する。また、後述する昇降用操作盤4が配置される側を左側、後述する規制チェーン用支柱53が設置される側を右側とする。
図1は、本発明の立体駐車装置を示す断面図である。図2は、本発明の立体駐車装置を上方から見た図である。図3は、パレット昇降体が上昇位置にあるときの、図1のA−A線断面図である。図4は、パレット昇降体が中間位置にあるときの、図3相当図である。図5は、パレット昇降体が下降位置にあるときの、図3相当図である。図6は、駆動装置を側方から見た図である。図7は、駆動装置を前側から見た図である。図8は、昇降用操作盤の拡大図であり、(a)は立体駐車装置の前側から見た図、(b)は立体駐車装置の右側から見た図である。図9は、パレット検知装置をしめす、図1の部分拡大図であり、(a)は立体駐車装置の側方から見た図、(b)は立体駐車装置の後方から見た図である。図10は、人検知装置に関する概略図である。図11は、人検知装置の検知範囲を説明する概略図であり、(a)は第一検知センサが検知可能な領域を示す図、(b)は第二検知センサが検知可能な領域を示す図、(c)は人検知装置の検知範囲を示す図である。図12は、立体駐車装置のブロック図である。図13は、立体駐車装置のフローチャートである。
図1〜5において、設置面Eに設けられる立体駐車装置Mは、各々が車両搭載用のパレット21、22、23を上下3段有し、設置面Eに凹設したピットP内にそれぞれ昇降可能に並設される複数列(図示例では3列)のパレット昇降体2を備えている。この各パレット昇降体2には、これを昇降駆動する駆動装置3がそれぞれ連結される。
ピットP内には、その底面前部に立設した複数本(図示例では4本)の前支柱11と、その底面後部に立設した複数本(図示例では4本)の後支柱12と、この前支柱11の上端と後支柱12の上端とに掛け渡された状態で固定される前後方向に延びた歩廊13とからなるフレームFが設けられている。
各パレット昇降体2は、上下に間隔を置いて並ぶ水平な平板状のパレット21,22、23と、パレット21、22、23を連結する連結部材24(図示例ではパレット21、22、23の左右両側面に二本づつ固定)とにより構成される。各パレット昇降体2は、このピットP内に設けた昇降案内機構(図示せず)により、下段パレット23が設置面Eと略同一レベルとなる上昇位置(図3参照)と、中段パレット22が設置面Eと略同一レベルとなる中間位置(図4参照)と、上段パレット21が設置面Eと略同一レベルとなる下降位置(図5参照)との間で昇降可能に案内支持される。
次に、立体駐車装置Mの駆動装置3に関して、図6、7を参照しながら説明する。なお、図6、7は説明を容易とするために、上段パレット21、中段パレット22、連結部材24などの図示を省略している。
図6、7に示すように、駆動装置3は、後支柱12に固定されるモータ31と、モータの出力軸に固定される駆動スプロケット32と、駆動スプロケット32に巻きかけられるチェーン33と、チェーン33が巻きつく従動スプロケット34と、従動スプロケット34に一端が連結され、前支柱11および後支柱12に回動可能に取付けられた前後方向に延びる駆動軸35と、駆動軸35の前部と後部にそれぞれ取付けられる二つの駆動スプロケット36と、パレット昇降体2の四隅下部にそれぞれ回転自在に設けられる複数の従動スプロケット37と、左右に隣接する後支柱12の上部に両端がそれぞれ固定連結され中間部が駆動スプロケット36及び従動スプロケット37に掛け渡されて駆動スプロケット36の回転力をパレット昇降体2の昇降駆動力に変換するチェーン38とを備えている。尚、モータ31は、非通電時にその逆転を防止するロック機構(図示せず)を備えている。
従って、パレット昇降体2が図5に示す下降位置、図4に示す中間位置にあるときに、モータ31を正回転させると、駆動スプロケット36が回転し、チェーン38が駆動スプロケット36に巻き取られ、パレット昇降体2を上昇させることができる。また、パレット昇降体2が図3に示す上昇位置、図4に示す中間位置にあるときに、モータ31を逆回転で駆動させると、パレット昇降体2を下降させることができる。なお、パレット昇降体2を下降させる際に、モータ31を逆回転で駆動させる以外に、モータ31の逆転を防止するロック機構を解除し、パレット昇降体2の自重のみでモータ31を駆動させること無くパレット昇降体2を下降させても良い。
立体駐車装置Mには、図1に示すように、その車両出入口の近くにおいて、パレット昇降体2を昇降制御する昇降用操作盤4が設けられる。この昇降用操作盤4は、本実施例では立体駐車装置Mの左側前方に立設する操作用支柱41の上部に設けられる。
図8に示すように、昇降用操作盤4の表面には操作部Bが配置されている。操作部Bは、操作者の持つキーにより操作され、立体駐車装置Mの作動・不作動状態を切換えるメインスイッチ42と、昇降すべきパレット昇降体2を任意に選択する切換スイッチ43と、切換スイッチ43で選択されたパレット昇降体2を上昇位置まで上昇させ、下段パレット23を設置面Eと略同一レベルとする下段パレット上昇スイッチ44と、選択されたパレット昇降体2を中間位置まで上昇させ、中段パレット22を設置面Eと略同一レベルとする中段パレット上昇スイッチ45と、選択されたパレット昇降体2を下降させる下降スイッチ46とにより構成される。
昇降用操作盤4には報知装置47が設けられている。報知装置47としては、昇降用操作盤4の表面上部右側に設けた警告ランプ47aと、昇降用操作盤4の内部に設けた警告ブザー47bとを設けている。警告ランプ47aは、操作者が検知範囲R内にいることを後述する人検知装置9が検知すると点灯する。また、警告ブザー47bは、駆動装置3が作動停止したときに、後述するパレット位置検知装置Sがパレット昇降体2を検知していない(パレット昇降体2が上昇位置、中間位置、下降位置のいずれにも位置していない)時に警告音を鳴らす。
昇降用操作盤4の表面上部左側には、格納ランプ48が設けられている。この格納ランプ48は、パレット昇降体2が下降位置に位置すると点灯するものであり、パレット昇降体2がピットP内に格納されたことを表示するものである。
昇降用操作盤4の表面中央部には、緊急停止スイッチ49が設けられる。この緊急停止スイッチ49は、操作することでパレット昇降体2の昇降動作を全て停止させるものである。したがって、パレット昇降体2の昇降中に立体駐車装置M内に人が侵入した際に、操作者がパレット昇降体2の昇降動作を停止させることができる。
図8に示すように、操作用支柱41の前面には、立体駐車装置M内への車両の移動を妨げる規制チェーン51(図1参照)の一端を掛けるためのブラケット52が固定されている。また、図1に示すように、規制チェーン51の他端は、立体駐車装置の右側前方に配置される規制チェーン用支柱53に掛けることができる。このため、立体駐車装置Mを不作動状態とした後に、規制チェーン51の両端をブラケット52、規制チェーン用支柱53に掛けることで、立体駐車装置M内への車両の進入を防止することができる。
フレームFとパレット昇降体2間には、パレット昇降体2の昇降位置を検出して後述する制御装置Cに出力するパレット位置検知装置Sが設けられる。
パレット位置検知装置Sは、図9に示すように、後支柱12側上端に固定され、パレット昇降体2が上昇位置となるまで移動したことを検知する上昇位置検知装置61と、後支柱12の上部に固定され、パレット昇降体2が中間位置となるまで移動したことを検知する中間位置検知手段62と、後支柱12側上端に固定され、パレット昇降体2が下降位置となるまで移動したことを検知する下降位置検知装置63とを備えている。この上昇位置検知装置61および中間位置検知装置62は、下段パレット23が当接することで検知状態となるリミットスイッチである。また、下降位置検知装置63は、パレット昇降体2が下降位置まで移動した際に、チェーン38が当接することで検知状態となるリミットスイッチである。これら上昇位置検知装置61、中間位置検知装置62、下降位置検知装置63が検知状態となると、制御装置Cに検出信号を出力する。
また、本実施例においては、上昇位置検知装置61の破損等により、パレット昇降体2が上昇位置より上方へ上昇し続けることを防止するために、上昇位置検知装置61の近傍に、パレット昇降体2が上昇位置より上方に位置することを検知する上昇限検知装置64が設けられる。さらに下降位置検知装置63の破損等により、パレット昇降体2が下降位置から更に下降することを防止するために、下降位置検知装置63の近傍に、パレット昇降体2が下降位置より下方に位置することを検知する下降限検知装置65が設けられる。
次に、本発明の特徴である人検知装置9について説明する。人検知装置9は、図8に示すように、昇降用操作盤4の下部に設けられており、立体駐車装置Mを操作する操作者が昇降用操作盤4より所定距離離れた検知範囲R内にいることを検知するものである。
詳細に説明すると、昇降用操作盤4の下部には、操作部Bが配置された表面側が開口するくぼみ91が形成されている。このくぼみ91内には、第一検知センサ92、第二検知センサ93が並べて配置される。第一検知センサ92、第二検知センサ93は、図10に示すように、それぞれ発光部92a、93aと受光部92b、93bを有する光電センサである。発光部92a,93aから発せられるセンサ光92c、93cは、くぼみ91の開口部に設けた透光性のあるカバー94(図8参照)を通り、昇降用操作盤4の外側に向けて放出され、操作者に当たり反射する。この反射されたセンサ光92c、93cを受光部92b、93bが検知する、なお、図11(a)に示すように、第一検知センサ92は、昇降用操作盤4の表面から20cmまでを検知可能であり、図11(a)に示すように、第二検知センサ93は、昇降用操作盤4の表面から1.5m以内までを検知可能である。そのため、本実施例では、図11(c)に示すように、第一検知センサ92が非検知状態であり、第二検知センサ93が検知状態にあるとき、つまり操作者が昇降用操作盤4の表面より20cm離れた位置から、昇降用操作盤4の表面より1.5m離れた位置までの間に操作者がいることを検知した場合に、制御装置Cへ信号を出力する構成としている。
次に、制御装置Cについて説明する。図12に示すように、制御装置Cは、昇降用操作盤4の操作部B、緊急停止スイッチ49、人検知装置9、パレット位置検知装置Sからの信号を入力として受け取り、報知装置47、格納ランプ48、駆動装置3へ信号を出力している。
そして、この制御装置Cは、操作部Bの操作時に人検知装置9が検知状態である場合は、駆動装置3を自動的に作動するように構成されている。具体的に説明すると、操作部Bの下段パレット上昇スイッチ44、中段パレット上昇スイッチ45、下降スイッチ46を操作した後、操作者が検知範囲R内にいることを人検知装置9が検知した場合は、途中で下段パレット上昇スイッチ44、中段パレット上昇スイッチ45、下降スイッチ46が操作されなくなったとしても、自動的に駆動装置3が作動するように制御装置Cから駆動装置3へ信号を出力し続ける。これにより、立体駐車装置M全体を目視でき、さらに、パレットの昇降動作中に、立体駐車装置内に人が立ち入ったりするなどの危険な状態となった場合にすぐに昇降用操作盤4を操作できる検知範囲R内に操作者がいる場合は、パレットを昇降させるためにスイッチを押し続ける必要がないので、操作者が立体駐車装置を操作するための余計な手間が不要である。
さらに、この制御装置Cは、人検知装置9が非検知状態である場合は、操作部Bを操作すれば駆動装置3を作動するように構成されている。具体的に説明すると、操作部Bの下段パレット上昇スイッチ44、中段パレット上昇スイッチ45、下降スイッチ46を操作した時に、人検知装置9が非検知状態にある場合は、下段パレット上昇スイッチ44、中段パレット上昇スイッチ45、下降スイッチ46を操作している間のみ、制御装置Cは駆動装置3を駆動させるための信号を出力するようにしている。これにより、人検知装置9が故障等によりつねに非検知状態にある場合であっても、操作者は操作部を操作し続ければ、パレットを昇降させることができるので、確実な車両の入出庫が可能である。さらに、この場合、操作者は操作部Bを操作し続けるために昇降用操作盤4の近くにいなくてはならないため、パレットの昇降動作中に、立体駐車装置内に人が立ち入ったりするなどの危険な状態となった場合にすぐに昇降用操作盤4を操作してパレットの昇降を停止させることができるので、安全である。
また、人検知装置9が非検知状態となると、制御装置Cは操作部Bが操作される間のみ駆動装置3を作動させるので、例えば、操作部Bを操作開始したときは操作者が検知範囲R内にいたが、パレット昇降体2の昇降途中で操作者が検知範囲R外へ移動した場合は、人検知装置9が非検知状態となったときに、パレット昇降体2の昇降を停止することができる。そのため、操作者が緊急時に立体駐車装置をすぐに操作できない位置へ移動したときは必ずパレット昇降体2の昇降が停止するので、安全である。また、このようにパレット昇降体2が上昇位置、中間位置、下降位置以外で停止した際には、警報装置であるブザー95によって報知する。これにより、操作者はパレット昇降体2が途中で止まったことを容易に知ることができるので、操作者は操作部Bを操作して、パレット昇降体2を上昇位置、中間位置、下降位置まで移動させた後、車両の入出庫を行えるので、安全に入出庫ができる。さらに、操作者が意図せずに人検知装置9の検知範囲Rから外れてしまった場合においては、警報装置であるランプ94によって報知されるので、操作者は警報装置によって検知範囲R外にいることを簡単に把握できる。
次に、上記のように構成された立体駐車装置の動作について、図13のフローチャートを参照しながら説明する。
<パレット昇降操作>
立体駐車装置Mの昇降用操作盤4において、メインスイッチ42がキーによりオン操作され(ステップS1)、立体駐車装置Mが随時に作動可能な待機状態となり、図12のフローが開始される。
このフローにおいて、パレット昇降体2を上昇位置まで上昇させ、下段パレット23を接地面Eと略同一となるレベルとする場合は、昇降用操作盤4の下段パレット上昇スイッチ44をオン操作する(ステップS11)。すると、モータ31を正回転させ(ステップS12)、パレット昇降体2を上昇させる。その後、パレット昇降体2が上昇位置まで上昇すると、上昇位置検知装置61が検知状態となり(ステップS13)、モータ31の回転が停止し(ステップS14)、パレット昇降体2の上昇が停止する。これにより、下段パレット23が設置面Eと略同じ高さとなり、下段パレット23上への車両の入出庫ができる。
次に、パレット昇降体2を中間位置まで上昇させ、中段パレット24を接地面Eと略同一となるレベルとする場合は、昇降用操作盤4の中段パレット上昇スイッチ45をオン操作する(ステップS21)。すると、モータ31が正回転し(ステップS22)、パレット昇降体2は上昇する。その後、パレット昇降体2が中間位置まで上昇すると、中間位置検知装置62が検知状態となり(ステップS23)、モータ31の回転が停止し(ステップS24)、パレット昇降体2の上昇が停止する。これにより、中段パレット22が設置面Eと略同じ高さとなり、中段パレット22上への車両の入出庫ができる。
次に、上昇位置にあるパレット昇降体2を中間位置もしくは下降位置へ移動させる場合、もしくは中間位置にあるパレット昇降体2を下降位置へ移動させる場合は、昇降用操作盤4の下降スイッチ46をオン操作する(ステップS31)。すると、モータ31を逆回転させ(ステップS32)、パレット昇降体2を下降させる。そして、パレット昇降体2の中段パレット22が設置面Eと略面一となる中間位置で下降スイッチを離すもしくは、パレット昇降体2が下降位置まで下降し、下降位置検知装置63が検知状態となる(ステップS33)と、モータ31の回転が停止し(ステップS34)、パレット昇降体2の下降が停止する。これにより、中段パレット22上、上段パレット23上への車両の入出庫ができる。そして、車両の入出庫が完了すれば、メインスイッチ42がキーによりオフ操作され(ステップS4)、立体駐車装置Mの操作を終了する。
ところで、本発明の立体駐車装置においては、昇降用操作盤4の下段パレット上昇スイッチ44をオン操作し、パレット昇降体2を上昇位置まで上昇させるときに、人検知装置9が検知状態にある(検知範囲R内に操作者がいる)場合は、下段パレット上昇スイッチ44を離したとしても、そのままパレット昇降体2は上昇を続ける。したがって、操作者は下段パレット上昇スイッチ44を押し続ける必要が無く、操作が簡単である。そして、操作者が下段パレット上昇スイッチ44を押さずにパレット昇降体2が上昇を続けているときに、立体駐車装置M内に人が侵入した場合は、検知範囲R内にいる操作者が緊急停止スイッチ49を押すか、操作者が検知範囲R外へ移動することにより、パレット昇降体2の上昇をすぐに停止させることができるので、安全である。
また、人検知装置9が非検知状態にある(検知範囲R内に操作者がいない)場合であっても、下段パレット上昇スイッチ44をオン操作し続ければ、パレット昇降体2は上昇する。したがって、人検知装置9が故障したとしても、パレット昇降体2を上昇位置まで上昇させることができるので、立体駐車装置Mへの車両の入出庫を確実に行うことができる。そして、操作者が下段パレット上昇スイッチ44をオン操作し続けてパレット昇降体2を上昇させているときに、立体駐車装置M内に人が侵入した場合は、下段パレット上昇スイッチ44を離すことにより、パレット昇降体2の上昇をすぐに停止させることができるので、安全である。
また、操作者が検知範囲R内にいる状態で下段パレット上昇スイッチ44をオン操作し、パレット昇降体2の上昇を開始後、下段パレット上昇スイッチ44を離した場合において、パレット昇降体2が上昇位置まで上昇している途中で、操作者が検知範囲Rの外へ移動し、人検知装置9が検知状態から非検知状態に変わると、パレット昇降体2の上昇が停止し、警告ランプ94が消灯する。これにより、操作者は検知範囲R外にいることを容易に知ることができる。さらにこのとき、パレット昇降体2が上昇位置まで移動する前に停止したことを報知する警告ブザー95の警告音がなるため、操作者はパレット昇降体2が上昇途中で止まったことを容易に知ることができる。そのため、操作者は検知範囲R内まで移動した後、下段パレット上昇スイッチ44を再度オン操作し、パレット昇降体2がブザー95の鳴らない上昇位置まで操作を行う。これにより、安全に車両の入出庫を行うことが出来る。
なお、中段パレット上昇スイッチ45をオン操作してパレット昇降体2を中間位置まで上昇させる場合、下降スイッチ46をオン操作して上昇位置にあるパレット昇降体2を中間位置、下降位置へ移動させる場合においても、パレット昇降体2を上昇位置まで上昇させる場合と略同様のため、説明は省略する。
なお、本発明は上司実施形態に限定されるものではない。例えば、上記実施形態においては、下段パレット上昇スイッチ44をオン操作した後、人検知装置9が検知範囲R内に操作者がいることを検知すると、制御装置Cにより、下段パレット上昇スイッチ44が操作されなくなったとしてもパレット昇降体2の上昇を続けるとしたが、下段パレット上昇スイッチ44を操作する前、例えば、メインスイッチ42や切換スイッチ43を操作したときに人検知装置9が検知範囲R内に操作者がいるかどうかを検知し、人検知装置9の検知状態が維持されていれば、制御装置Cにより、下段パレット上昇スイッチ44が操作されなくなったとしてもパレット昇降体2の上昇を続けるようにしてもよい。また、下段パレット上昇スイッチ44を操作後、下段パレット上昇スイッチ44を離した際に、人検知装置9が検知範囲R内に操作者がいるかどうかを検知し、人検知装置9が検知状態であれば、制御装置Cにより、下段パレット上昇スイッチ44が操作されなくなったとしてもパレット昇降体2の上昇を続けるようにしてもよい。
また、上記実施形態では、パレットを上下に複数枚並べたパレット昇降体2を昇降させる単純昇降式の立体駐車装置としたが、パレットが横行・昇降可能なパズル式、多段の駐車空間にその間を昇降するエレベータで自動車を搬送し格納するエレベータ式、パレットが垂直面内で循環移動する垂直循環式など、他の立体駐車装置の形式に適用してもよい。さらに、パレット昇降体2のパレットの枚数は、1枚でも、2枚以上でもよい。さらに、立体駐車装置Mが有するパレット昇降体2の個数は、1個でも、2個以上でもよい。
また、上記実施形態では、人検知装置9として2個の光電センサ92,93を使用したが、光電センサの数は3個以上であってもよく、さらに、光電センサ以外に、赤外線センサや、検知範囲R内にいる操作者の自重を検知する圧力検知センサであってもよい。つまり、人検知装置9は、検知範囲R内に操作者がいることを検知できるものであれば良い。また、人検知装置9は、常に検知範囲R内に操作者がいるかどうかを検知してもよく、操作部Bの操作時など必要なときのみ検知を行うようにしてもよい。
また、上記実施形態では、警報装置をランプやブザーとしたが、別途設けた表示画面に警告文を表示したりしてもよい。
また、上記実施形態では、操作部Bは、メインスイッチ42と、切換スイッチ43と、下段パレット上昇スイッチ44と、中段パレット上昇スイッチ45と、下降スイッチ46とにより構成されているが、操作部Bのスイッチの数はいくつでもよい。また、下段パレット上昇スイッチ44と、中段パレット上昇スイッチ45と、下降スイッチ46の操作後に、人検知装置9が検知範囲R内に操作者がいるかどうかを検知するが、メインスイッチ42、切換スイッチ43の操作後に人検知装置9が検知してもよく、さらに、操作部Bの操作前に人検知装置9が検知を行っても良い。
設置面 E
立体駐車装置 M
ピット P
制御装置 C
パレット昇降体 2
上段パレット 21
中段パレット 22
下段パレット 23
昇降用操作盤 4
メインスイッチ 42
切換スイッチ 43
下段パレット上昇スイッチ 44
中段パレット上昇スイッチ 45
下降スイッチ 46
パレット位置検知装置 S
上昇位置検知装置 61
中間位置検知装置 62
下降位置検知装置 63
人検知装置 9

Claims (2)

  1. 車両を搭載可能なパレットと、
    前記パレットを移動させる駆動装置と、
    前記駆動装置を作動させる操作部とからなる立体駐車装置において、
    前記操作部は前記パレットを上昇させる上昇スイッチと前記パレットを下降させる下降スイッチとを備え、
    操作者が操作部から所定距離離れた検知範囲内にいることを検知すると信号を出力する人検知装置を設け、
    前記操作部の操作時において、前記上昇スイッチまたは前記下降スイッチを操作することで前記駆動装置を作動開始させ、前記上昇スイッチまたは前記下降スイッチを操作し続けている間は前記駆動装置を作動し続け、前記駆動装置作動開始の後に前記上昇スイッチまたは前記下降スイッチの操作を中止した際に、前記人検知装置が検知状態の場合は、前記駆動装置を自動的に作動するとともに、前記人検知装置が非検知状態の場合は、駆動装置を作動停止する制御装置とを有することを特徴とする立体駐車装置。
  2. 前記パレットは、車両をパレット上に乗降り可能な地上位置と、地上位置より上方もしくは下方の格納位置との間で移動可能であり、
    前記パレットが地上位置かもしくは格納位置に存在することを検知するパレット位置検知装置と、
    前記パレット位置検知装置が非検知のときに前記駆動装置の作動が停止すると、警告を発する報知装置とをさらに備えた請求項1に記載の立体駐車装置。
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