JP5202984B2 - 駐車装置およびプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、車両位置検出センサを備えた駐車装置に係り、特にパレットの動作中にパレットからはみ出した車両の後端部を検出し、パレットの動作を停止する駐車装置に関する。
従来、パレットを入出庫口まで移動させて車両を入出庫する駐車装置において、車両の後部がパレットからはみ出した状態で駐車された場合に、このパレットを昇降させると、車両の後部と駐車装置とが衝突して破損するという事態が生じるため、駐車装置には安全装置として車両位置検出センサが設置されている。この車両位置検出センサとしては、主として光電センサが利用されており、その光軸は、パレットの境界において車両の後部バンパーの高さに調整される。車両が入庫した際に、車両位置検出センサの出射光が車両の後部バンパーによって遮光された場合には、駐車装置の操作が制限され、利用者に警報が発せられる。車両がパレットからはみ出していることを知った利用者は、その車両の位置を変更するか、その車両を出庫することによって、駐車装置の操作や警報を解除することができる。この態様により、車両が駐車装置に衝突するという事故を未然に防止している。
駐車装置の車両位置検出センサに関するその他の技術としては、例えば特許文献1が開示されている。特許文献1に記載の発明は、パレットを旋回可能に保持する昇降手段を備えた機械式駐車装置において、パレットに搭載された車両のコーナーの位置を検出するため、車両のバンパーの方向に対して所定の角度を有して投射される検出用光軸を有する光電装置と、この光電装置によって車両のコーナーが、パレットに搭載された車両の旋回可能半径より突出していることを検出したときに、所定の警報を発する警報部とを備えるというものである。この態様によれば、駐車装置の敷地面積を大きくせずに、最小のスペースで車両を格納することができるようになる。
特開平6−42215号公報
しかしながら、上述した従来の車両位置検出センサのみではパレットからはみ出した車両の後部を検出できない場合がある。例えば、スペアタイヤ等の付属品を車両の後部に搭載した車両やサーフボードやスキー板等の付属品を車両の上部に搭載した車両の場合には、車両の後部バンパーの高さに設けられた車両位置検出センサの光軸が、これらの付属品によって遮光されない。このため、車両を入庫した際には、車両の後部がパレットからはみ出していることを検出できない。このため、次に駐車装置を利用する利用者が、所望のパレットを呼び出した場合に、このパレットが昇降すると、車両と駐車装置とが衝突して破損するという問題が発生する。
そこで、本発明は、このような問題を鑑み、パレットからはみ出した車両の後端部がバンパー以外であっても、これを検出して、車両や駐車装置の破損を防止する技術を提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、車両を載置して上下に昇降する昇降パレットと、左右に横行する横行パレットと、前記昇降パレットおよび前記横行パレットの動作を制御する制御盤とを備えた駐車装置であって、前記昇降パレットおよび前記横行パレットの後端部の境界領域の平面内で矩形状に周回し、規定された車高より高い位置および車両後部のバンパーの高さで水平方向に通過すると共に、前記横行パレットの側端部の境界領域を鉛直方向に通過する光軸を有する車両位置検出センサと、前記昇降パレットが上昇中もしくは下降中または前記横行パレットが左行中もしくは右行中に、前記車両位置検出センサの出射光がパレットからはみ出した前記車両の後端部によって遮光された場合に、前記昇降パレットの上昇もしくは下降または前記横行パレットの左行もしくは右行を停止させる制御盤とを備えることを特徴とする駐車装置である。
請求項1に記載の発明によれば、車両位置検出センサの光軸は、横行パレットの側端部の境界領域を鉛直方向に通過する。このため、昇降パレットの動作中だけでなく、横行パレットが左行の際も右行の際も、車両位置検出センサの出射光は、パレットからはみ出した車両の後端部によって遮光されることになる。この態様によれば、一つの車両位置検出センサによって、昇降パレットおよび横行パレットの動作中にパレットからはみ出した車両の後端部を検出することができる。なお、「横行パレットの側端部の境界領域」とは、横行パレットの側端部から離れる方向に50cmの範囲内である。
請求項2に記載の発明は、車両を載置して上下に昇降する昇降パレットと、左右に横行する横行パレットと、前記昇降パレットおよび前記横行パレットの動作を制御する制御盤とを備えた駐車装置の動作を制御するプログラムであって、前記駐車装置は、前記昇降パレットおよび前記横行パレットの後端部の境界領域の平面内で矩形状に周回し、規定された車高より高い位置および車両後部のバンパーの高さで水平方向に通過すると共に、前記横行パレットの両側端部の境界領域を鉛直方向に通過する光軸を有する車両位置検出センサを備え、前記制御盤に、前記昇降パレットが上昇中もしくは下降中または前記横行パレットが左行中もしくは右行中に、前記車両位置検出センサの出射光がパレットからはみ出した前記車両の後端部によって遮光された場合に、前記昇降パレットの上昇もしくは下降または前記横行パレットの左行もしくは右行を停止させる制御を実行させることを特徴とするプログラムである。
本発明によれば、パレットからはみ出した車両の後端部がバンパー以外であっても、これを検出して、車両や駐車装置の破損を防止することができる。
1.参考例1
以下、昇降パレットが上昇する際に車両の後端部を検出する第1車両位置検出センサを備えた駐車装置の一例について説明する。
(駐車装置の構成)
図1は、第1車両位置検出センサおよび第2車両位置検出センサを備えた駐車装置を示す側面図であり、図2は、駐車装置の制御システムを示すブロック図である。図1に示す駐車装置1は、3段3連で構成される多段式駐車装置であり、その一部である側面図が示されている。駐車装置1は、昇降パレットP1、P2、昇降モータ3、4、位置決めセンサ2、5、6、第1車両位置検出センサ7、第2車両位置検出センサ8、操作盤9、制御盤10を備えている。
昇降パレットP1は、地上2階と入出庫階との間を昇降する上段パレットであり、図1には昇降パレットP1が地上2階の上昇端の位置11から入出庫階に降りた状態が示されている。昇降パレットP1は、そのコーナーの4箇所に吊りチェーンを連結し、吊りチェーンは、スプロケットを経由して昇降モータ3の駆動軸に連結する。昇降モータ3が回転することにより、昇降パレットP1は、地上2階と入出庫階との間を昇降する。
昇降パレットP2は、地下1階と入出庫階との間を昇降する下段パレットであり、図1には昇降パレットP2が地下1階の下降端の位置にある状態が示されている。昇降パレットP2は、そのコーナーの4箇所に吊りチェーンを連結し、吊りチェーンは、スプロケットを経由して昇降モータ4の駆動軸に連結する。昇降モータ4が回転することにより、昇降パレットP2は、地下1階と入出庫階との間を昇降する。
昇降モータ3、4は、制御盤10によってインバータ制御される電動機である。昇降モータ3は、昇降パレットP1の後端部近傍に位置し、駐車装置1の地上2階にある梁13上に設置される。昇降モータ3は、スプロケットおよび吊りチェーンを経由して、昇降パレットP1を地上2階と入出庫階との間で昇降させる。一方、昇降モータ4は、昇降パレットP1の後端部近傍に位置し、駐車装置1の入出庫階に設置される。昇降モータ4は、スプロケットおよび吊りチェーンを経由して、昇降パレットP2を地下1階と入出庫階との間で昇降させる。
位置決めセンサ2、5、6は、接触型の機械式リミットスイッチである。位置決めセンサ2、5、6は、上下左右の4方向に傾倒可能なレバーを備えている。レバーが傾倒していないとき、位置決めセンサ2、5、6はオフとなり、レバーが傾倒したとき、位置決めセンサ2、5、6はオンとなる。位置決めセンサ2は、昇降パレットP1の上昇端の位置を位置決めするため、地上2階に設けられる。一方、位置決めセンサ5は、昇降パレットP1の下降端の位置および昇降パレットP2の上昇端の位置を位置決めするため、地上1階に設けられる。また、位置決めセンサ6は、昇降パレットP2の下降端の位置を位置決めするため、地下1階に設けられる。位置決めセンサ2、5、6の配線は、制御盤10に接続する。なお、位置決めセンサ2、5、6は、磁気センサを利用してもよい。この場合、昇降パレットP1の外側面には磁石が設けられ、この磁石が磁気センサに近接することにより、磁気センサはオンオフ信号を出力する。
第1車両位置検出センサ7は、スペアタイヤである車両後端部14がパレットからはみ出しているか否かを検出するための光電センサである。光電センサとしては、例えば、投光器と受光器とを備えた透過型光電センサを利用することができる。第1車両位置検出センサ7は、駐車装置1の支柱12に固定され、昇降パレットP1を底面とした昇降パレットP1上方の直方体の駐車空間(駐車区画)の外側に配置される。そして、第1車両位置検出センサ7の光軸は、昇降パレットP1の後端部の境界領域に位置し、規定された車高より高い位置で水平方向(図1の垂直方向)に通過する。なお、「昇降パレットP1の後端部の境界領域」とは、昇降パレットP1の後端部から離れる方向に50cmの範囲内である。また、「規定された車高」とは、駐車装置1の運用上規定される最大車高である。
第2車両位置検出センサ8は、車両が入庫した際に、車両後部バンパー15がパレットからはみ出しているか否かを検出するための従来の光電センサである。第2車両位置検出センサ8は、昇降パレットP2が入出庫階から下降する際にパレットからはみ出した車両後端部14を検出する。第2車両位置検出センサは、駐車装置1の支柱12に連結するブラケットに固定され、第1車両位置検出センサの下方であり、かつ、駐車区画の外側に配置される。そして、第2車両位置検出センサ8の光軸は、昇降パレットP1の後端部の境界領域に位置し、車両後部バンパー15の高さで水平方向(図1の垂直方向)に通過する。なお、「車両後部バンパー15の高さ」とは、駐車装置1の規格に適合した車両における後部バンパーの平均的な高さを意味する。
操作盤9は、利用者が駐車装置1を操作するための操作パネルである。操作盤9は、パレットの番号を入力する番号入力部16と、そのパレット番号を表示する表示部17と、そのパレット番号のパレットを呼び出すスタートボタン等を配置した操作部18と、これらの信号線を接続する制御部19とを備えている。番号入力部16は、例えばテンキーボタン、表示部17は、例えば複数の7セグメントLED、操作部18は、例えばボタンスイッチや点灯ランプで構成される。また、これらを接続する制御部19は、例えばCPU(中央処理装置)、RAM(ランダムアクセスメモリ)、ROM(読み出し専用メモリ)等を備えたマイクロコンピュータ(マイコン)で構成される。操作盤9の制御部19は、番号入力部16からパレット番号を入力すると、表示部17にそのパレット番号を表示し、操作部18のスタートボタンが押下されると、制御盤10に対して操作信号を出力する。
制御盤10は、駐車装置1の動作を制御する制御装置である。制御盤10は、制御部20、駆動部21を備えており、制御部20はマイコンであり、駆動部21は昇降モータ3等をインバータ制御する制御回路で構成される。制御盤10の制御部20は、操作盤9からパレット番号の操作信号を入力すると、そのパレット番号のパレットを入出庫階に移動するため、駆動部21に駆動信号を出力する。駆動信号を入力した駆動部21は、モータを駆動させる。その後、制御部20は、位置決めセンサ2、5、6のオンオフ信号を検出して、駆動部21に停止信号を出力し、停止信号を入力した駆動部21は、モータの駆動を停止する。また、制御盤10の制御部20は、パレットの動作中に第1車両位置検出センサ7の光軸が遮光されているか否かを検出することで、以下に説明する制御を行う。
(車両後端部の検出動作)
以下、昇降パレットP1が上昇する際に第1車両位置検出センサを利用してパレットからはみ出した車両の後端部を検出する動作について説明する。図3は、車両後端部を検出する制御プログラムのフローチャートであり、図4は、初期状態を示す駐車装置の背面図(A)と車両後端部を検出して昇降パレットが停止した状態を示す駐車装置の背面図(B)である。
図4(A)には、昇降パレットP1が入出庫階にあり、車両後端部14が昇降パレットP1からはみ出した状態で車両が入庫した駐車装置1の初期状態が示されている。その後、次の利用者が昇降パレットP5に載置された車両を出庫しようとして操作盤9を操作すると、制御盤10は、昇降パレットP1を上昇→横行パレットP4を左行→昇降パレットP5を上昇の順にパレットの動作の制御を行う。この際、操作盤9の番号入力部16にパレット番号(5)が入力され、操作盤9の操作部18のスタートボタンが押下されると、制御盤10の制御部20は、操作盤9で指示されたパレット番号(5)を読み込む(ステップS1)。制御盤10の制御部20は、駆動部21に駆動信号を出力して、昇降パレットP1を上昇させる(ステップS2)。
次に制御盤10の制御部20は、第1車両位置検出センサ7の光軸が車両後端部14によって遮光されているか否かを検出する(ステップS3)。第1車両位置検出センサ7の光軸が遮光されている場合には、制御盤10の制御部20は、駆動部21に停止信号を出力して、図4(B)に示す位置で昇降パレットP1を緊急停止させる(ステップS4)。
そして、制御盤10の制御部20は、利用者に警告を行うため、操作盤9の制御部19にエラー信号を出力する。エラー信号を入力した操作盤9は、表示部17に車両後端部14が昇降パレットP1からはみ出している旨をエラー表示する(ステップS5)。なお、ブザー、音声案内、パトライト(登録商標)等の機能を備える駐車装置の場合には、制御盤10の制御部20は、これらも利用して警告を行う。次に制御盤10の制御部20は、昇降パレットP1を動作前の位置に戻すため、駆動部21に駆動信号を出力し、昇降パレットP1を入出庫階(元の位置)まで下降させる(ステップS6)。
一方、第1車両位置検出センサ7の光軸が遮光されていない場合には、制御盤10の制御部20は、昇降パレットP1が既に上昇端の位置にあるか否かを検出するために、位置決めセンサ2がオンであるか否かを検出する(ステップS7)。位置決めセンサ2がオフの場合には、まだ昇降パレットP1が上昇端の位置にないため、制御盤10の制御部20は、再度第1車両位置検出センサ7の光軸が遮光されているか否かを検出する(ステップS3)。一方、位置決めセンサ2がオンである場合には、制御盤10の制御部20は、駆動部21に停止信号を出力し、昇降パレットP1を上昇端の位置で停止させて終了する(ステップS8)。なお、図3に示すフローチャートを実行する制御プログラムは、CDROM等の記録媒体に格納して提供することが可能である。
参考例1の優位性)
車両の最後端は、車両後部バンパー15であることが多いため、これを検出する第2車両位置検出センサ8の光軸は、駐車装置1の規格に適合する車両後部バンパーの平均的な高さに設定される。しかしながら、スペアタイヤ等の付属品を車両後部に搭載している車両や、サーフボードやスキー板などを車両上部に搭載した車両が駐車装置1に入庫した場合、車両後端部が昇降パレットP1からはみ出す場合がある。車両後端部14がはみ出した車両を搭載した昇降パレットP1が昇降した際に、駐車装置1の構造部材である梁12や駐車装置1の後部に設置された昇降モータ3等に車両後端部14が衝突することで、駐車装置1や車両が損傷する。
しかしながら、参考例1において、駐車装置1は、第2車両位置検出センサ8の補助センサとして第1車両位置検出センサ7を備えている。第1車両位置検出センサ7の光軸は、昇降パレットP1の後端部の境界領域に位置し、規定された車高より高い位置で水平方向に通過するため、昇降パレットP1が上昇した際は、第1車両位置検出センサ7の出射光は、パレットからはみ出した車両後端部14によって、必ず遮光されることとなる。この態様によれば、パレットからはみ出した車両後端部14が駐車装置1の設備に衝突する前に、昇降パレットP1の上昇が停止されるため、駐車装置1や車両の損傷を防止することができる。
また、緊急停止された昇降パレットP1は、動作前の元の位置(入出庫階)に戻されるため、利用者は、車両の位置を調整する作業や車両を出庫させる作業を円滑に行うことができる。さらに、車両後端部14がパレットからはみ出している場合には、操作盤9の表示部17を利用してその旨がエラー表示されるため、利用者は車両の後端部がパレットからはみ出していることを容易に認識することができる。
2.参考例2
以下、昇降パレットが下降する際に第2車両位置検出センサを利用してパレットからはみ出した車両の後端部を検出する動作について説明する。なお、駐車装置の構成は参考例1に係るものと同様である。
(車両後端部の検出動作)
図5は、初期状態を示す駐車装置の背面図(A)と車両後端部を検出して昇降パレットが停止した状態を示す駐車装置の背面図(B)である。図5(A)には、昇降パレットP2が入出庫階にあり、車両後端部14が昇降パレットP2からはみ出した状態で車両が入庫した駐車装置1の初期状態が示されている。その後、次の利用者がパレットP5に載置された車両を出庫しようとして操作盤9を操作すると、制御盤10は、昇降パレットP2を下降→横行パレットP4を左行→昇降パレットP5を上昇の順にパレットの動作の制御を行う。この際、操作盤9の番号入力部16にパレット番号(5)が入力され、操作盤9の操作部18のスタートボタンが押下されると、制御盤10の制御部20は、操作盤9で指示されたパレット番号(5)を読み込む(ステップS1)。制御盤10の制御部20は、駆動部21に駆動信号を出力して、昇降パレットP2を下降させる(ステップS2)。
次に制御盤10の制御部20は、車両後部バンパー15を検出する第2車両位置検出センサ8を利用して、第2車両位置検出センサ8の光軸が車両後端部14によって遮光されているか否かを検出する(ステップS3)。第2車両位置検出センサ8の光軸が遮光されている場合には、制御盤10の制御部20は、駆動部21に停止信号を出力して、図5(B)に示す位置で昇降パレットP2を緊急停止させる(ステップS4)。
そして、制御盤10の制御部20は、上述したように利用者へ警告を行い(ステップS5)、昇降パレットP2を動作前の位置に戻すため、駆動部21に駆動信号を出力し、入出庫階(元の位置)まで上昇させる(ステップS6)。
一方、第2車両位置検出センサ8の光軸が遮光されていない場合には、制御盤10の制御部20は、昇降パレットP2が既に下降端の位置にあるか否かを検出するために、位置決めセンサ6がオンであるか否かを検出する(ステップS7)。位置決めセンサ6がオフの場合には、まだ昇降パレットP2が下降端の位置にないため、制御盤10の制御部20は、再度第2車両位置検出センサ8の光軸が遮光されているか否かを検出する(ステップS3)。一方、位置決めセンサ6がオンである場合には、制御盤10の制御部20は、駆動部21に停止信号を出力し、昇降パレットP2を下降端の位置で停止させる(ステップS8)。
(参考例2の優位性)
第2車両位置検出センサ8は、車両の入庫の際に車両後部バンパー15を検出するために利用される既存の光電センサであり、昇降パレットP2の後端部の境界領域に位置し、車両後部バンパー15の高さで水平方向に光軸を有している。このため、昇降パレットP2が下降した際には、第2車両位置検出センサ8の出射光は、パレットからはみ出した車両後端部14によって、必ず遮光されることになる。この態様によれば、パレットからはみ出した車両後端部14が駐車装置1に衝突する前に、昇降パレットP2の下降が停止されるため、駐車装置1や車両の破損を防止することができる。
3.実施形態
以下、昇降パレットの昇降の際も横行パレットの横行の際も車両の後端部を検出可能な第3車両位置検出センサを備えた駐車装置の一例について説明する。
(駐車装置の構成)
図6は、初期状態を示す駐車装置の背面図(A)と車両後端部を検出して昇降パレットが停止した状態を示す駐車装置の背面図(B)である。駐車装置30は、横行パレットP4、P7、第3車両位置検出センサ31を備えている。横行パレットP4、P7は、駐車装置30の前後方向に横行ローラを備えており、横行ローラは、横行パレットP4、P7の内部に設けられた横行モータ22、23によって、駐車装置30に設けられた横行レール上を回転する。横行モータ22が回転すると、横行ローラが横行レール上を回転し、横行パレットP4は1連(図6において最左列)と2連(図6においての中央列)との間を横行し、横行モータ23が回転すると、横行ローラが横行レール上を回転し、横行パレットP7は2連と3連(図6において最右列)との間を横行する。
車両位置検出センサ31は、昇降パレットP1、P2が昇降の際も横行パレットP4、P7が横行の際もパレットからはみ出した車両後端部14を検出する光電センサである。車両位置検出センサ31は、投光器および受光器で構成される透過型光電センサであり、駐車装置30の支柱に連結するブラケットに固定され、駐車区画の外側に配置される。第3車両位置検出センサ31の投光器からの出射光は、昇降パレットP1の後端部の境界領域の平面内で3つの反射部材32、33、34によって反射して矩形状に周回し、受光器に入射する。
また、第3車両位置検出センサ31の光軸は、規定された車高より高い位置および車両後部のバンパーの高さで水平方向に通過する。この態様によれば、昇降パレットP1、P2が昇降の際に、第3車両位置検出センサ31の光軸が、パレットからはみ出した車両後端部14によって遮光される。さらに、第3車両位置検出センサ31の光軸は、横行パレットP4、P7の側端部の境界領域を鉛直方向に通過する。この態様によれば、横行パレットP4、P7が横行の際に、第3車両位置検出センサ31の光軸が、パレットからはみ出した車両後端部14によって遮光される。なお、「横行パレットP4、P7の側端部の境界領域」とは、横行パレットP4、P7の側端部から離れる方向に50cmの範囲内である。
(車両後端部の検出動作)
以下、昇降パレットP1からはみ出した車両後端部14を検出する動作について説明する。図6(A)には、昇降パレットP1が入出庫階にあり、車両後端部14が昇降パレットP1からはみ出した状態で車両が入庫した駐車装置30の初期状態が示されている。その後、次の利用者がパレットP5に載置された車両を出庫しようとして操作盤9を操作すると、制御盤10は、昇降パレットP1を上昇→横行パレットP4を左行→昇降パレットP5を上昇の順にパレットの動作の制御を行う。この際、操作盤9の番号入力部16にパレット番号(5)が入力され、操作盤9の操作部18のスタートボタンが押下されると、制御盤10の制御部20は、操作盤9で指示されたパレット番号(5)を読み込む(ステップS1)。制御盤10の制御部20は、駆動部21に駆動信号を出力して、昇降パレットP1を上昇させる(ステップS2)。
次に制御盤10の制御部20は、第3車両位置検出センサ31の光軸が車両後端部14によって遮光されているか否かを検出し(ステップS3)、第3車両位置検出センサ31の光軸が遮光されている場合には、図6(B)に示す位置で昇降パレットP1を緊急停止する(ステップS4)。そして、制御盤10の制御部20は、上述したように利用者に警告を行い(ステップS5)、昇降パレットP1を動作前の入出庫階(元の位置)まで下降させる(ステップS6)。
一方、第3車両位置検出センサ31の光軸が遮光されていない場合には、制御盤10の制御部20は、昇降パレットP1が既に上昇端の位置にあるか否かを検出するため、位置決めセンサ2がオンであるか否かを検出する(ステップS7)。位置決めセンサ2がオフの場合には、まだ昇降パレットP1が上昇端の位置にないため、制御盤10の制御部20は、再度第3車両位置検出センサ31の光軸が遮光されているか否かを検出する(ステップS3)。一方、位置決めセンサ2がオンである場合には、制御盤10の制御部20は、昇降パレットP1を上昇端の位置で停止させる(ステップS8)。なお、昇降パレットP2が入出庫階から下降した際に、車両後端部14を検出する動作も以上の動作と同様である。
次に、横行パレットP4からはみ出した車両後端部14を検出する動作について説明する。図7は、初期状態を示す駐車装置の背面図(A)と車両後端部を検出して横行パレットが停止した状態を示す駐車装置の背面図(B)である。図7(A)には、横行パレットP4が1連にあり、車両後端部14が横行パレットP4からはみ出した状態で車両が入庫した駐車装置30の初期状態が示されている。その後、次の利用者がパレットP1に車両を入庫しようとして操作盤9を操作すると、制御盤10は、横行パレットP4を右行→昇降パレットP1を下降の順にパレットの動作の制御を行う。この際、操作盤9の番号入力部16にパレット番号(1)が入力され、操作盤9の操作部18のスタートボタンが押下されると、制御盤10の制御部20は、操作盤9で指示されたパレット番号(1)を読み込む(ステップS1)。制御盤10の制御部20は、駆動部21に駆動信号を出力して、横行パレットP4を右行させる(ステップS2)。
次に制御盤10の制御部20は、第3車両位置検出センサ31の光軸が車両後端部14によって遮光されているか否かを検出し(ステップS3)、第3車両位置検出センサ31の光軸が遮光されている場合には、図7(B)に示す位置で横行パレットP4を緊急停止する(ステップS4)。そして、制御盤10の制御部20は、上述したように利用者に警告を行い(ステップS5)、横行パレットP4を動作前の入出庫階(元の位置)まで下降させる(ステップS6)。
一方、第3車両位置検出センサ31の光軸が遮光されていない場合には、制御盤10の制御部20は、横行パレットP4が既に上昇端の位置にあるか否かを検出するため、位置決めセンサ35がオンであるか否かを検出する(ステップS7)。位置決めセンサ35がオフの場合には、まだ横行パレットP4が右行端の位置にないため、制御盤10の制御部20は、再度第3車両位置検出センサ31の光軸が遮光されているか否かを検出する(ステップS3)。一方、位置決めセンサ35がオンである場合には、制御盤10の制御部20は、横行パレットP4を右行端の位置で停止させる(ステップS8)。なお、横行パレットP4が2連から1連に左行した際に、車両後端部14を検出する動作も以上の動作と同様であり、横行パレットP7が横行した際に車両後端部14を検出する動作も以上の動作と同様である。
実施形態の優位性)
第3の車両位置検出センサ31の光軸は、規定された車高より高い位置および車両後部バンパー15の高さで水平方向に通過するため、昇降パレットP1が入出庫階から上昇の際も昇降パレットP2が入出庫階から下降の際も、第3車両位置検出センサ31の出射光が、パレットからはみ出した車両後端部14によって、必ず遮光されることとなる。また、第3車両位置検出センサ31の光軸は、横行パレットP4、P7の側端部の境界領域を鉛直方向に通過するため、横行パレットP4、P7が左行の際も右行の際も、第3車両位置検出センサ31の出射光が、パレットからはみ出した車両後端部14によって遮光されることとなる。このため、駐車装置30は、一つの車両位置検出センサ31によって、昇降パレットP1、P2および横行パレットP4、P7の動作中にパレットからはみ出した車両後端部14を検出することができる。
本発明は、多段方式、垂直循環方式、多層循環方式、水平循環方式、エレベータ方式、エレベータスライド方式等の駐車装置に利用することができる。
第1車両位置検出センサおよび第2車両位置検出センサを備えた駐車装置を示す側面図である。 駐車装置の制御システムを示すブロック図である。 車両後端部を検出する制御プログラムのフローチャートである。 初期状態を示す駐車装置の背面図(A)と車両後端部を検出して昇降パレットが停止した状態を示す駐車装置の背面図(B)である。 初期状態を示す駐車装置の背面図(A)と車両後端部を検出して昇降パレットが停止した状態を示す駐車装置の背面図(B)である。 初期状態を示す駐車装置の背面図(A)と車両後端部を検出して昇降パレットが停止した状態を示す駐車装置の背面図(B)である。 初期状態を示す駐車装置の背面図(A)と車両後端部を検出して横行パレットが停止した状態を示す駐車装置の背面図(B)である。
1…駐車装置、3、4…昇降モータ、2、5、6…位置決めセンサ、7…第1車両位置検出センサ、8…第2車両位置検出センサ、9…操作盤、10…制御部、11…上昇端の位置、12…支柱、13…梁、14…車両後端部、15…車両後部バンパー、16…番号入力部、17…表示部、18…操作部、19、20…制御部、21…駆動部、22、23…横行モータ、30…駐車装置、31…第3車両位置検出センサ、32〜34…反射部材、35…位置決めセンサ、P1〜P3、P5〜P6、P8…昇降パレット、P4、P7…横行パレット。

Claims (2)

  1. 車両を載置して上下に昇降する昇降パレットと、左右に横行する横行パレットと、前記昇降パレットおよび前記横行パレットの動作を制御する制御盤とを備えた駐車装置であって、
    前記昇降パレットおよび前記横行パレットの後端部の境界領域の平面内で矩形状に周回し、規定された車高より高い位置および車両後部のバンパーの高さで水平方向に通過すると共に、前記横行パレットの側端部の境界領域を鉛直方向に通過する光軸を有する車両位置検出センサと、
    前記昇降パレットが上昇中もしくは下降中または前記横行パレットが左行中もしくは右行中に、前記車両位置検出センサの出射光がパレットからはみ出した前記車両の後端部によって遮光された場合に、前記昇降パレットの上昇もしくは下降または前記横行パレットの左行もしくは右行を停止させる制御盤と
    を備えることを特徴とする駐車装置。
  2. 車両を載置して上下に昇降する昇降パレットと、左右に横行する横行パレットと、前記昇降パレットおよび前記横行パレットの動作を制御する制御盤とを備えた駐車装置の動作を制御するプログラムであって、
    前記駐車装置は、前記昇降パレットおよび前記横行パレットの後端部の境界領域の平面内で矩形状に周回し、規定された車高より高い位置および車両後部のバンパーの高さで水平方向に通過すると共に、前記横行パレットの両側端部の境界領域を鉛直方向に通過する光軸を有する車両位置検出センサを備え、
    前記制御盤に、
    前記昇降パレットが上昇中もしくは下降中または前記横行パレットが左行中もしくは右行中に、前記車両位置検出センサの出射光がパレットからはみ出した前記車両の後端部によって遮光された場合に、前記昇降パレットの上昇もしくは下降または前記横行パレットの左行もしくは右行を停止させる制御を実行させることを特徴とするプログラム。
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