JP6955440B2 - 機械式駐車設備の搬器制御システムとそれを備えた機械式駐車設備 - Google Patents
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Description
図1に示す平面図は、機械式駐車設備1の所定階床における搬器10を示している。この実施形態の機械式駐車設備1は、平面視が矩形状に形成された駐車塔2の左右方向に格納棚5が設けられており、これらの格納棚5の間で搬器10が昇降するようになっている。この実施形態の搬器10は、枠状のフレーム体11に連結された索状体12を上方の駆動機(図示略)で巻上げ/巻下げることで、駐車塔2に設けられた棚柱3に沿って昇降するようになっている。機械式駐車設備1には、制御装置6が備えられている。この実施形態では、制御装置6が運転盤と一体となった例である。制御装置6は、プロセッサ、揮発性メモリ、不揮発性メモリ及びI/Oインターフェース等を有する。
図2及び図3に基づいて、物体検知センサ20について説明する。図2に示すように、この実施形態では、物体検知センサ20が搬器10の後部における角部(図2の右上角部)に設けられている。物体検知センサ20は、搬器10のフレーム体11に設けられており、搬器10と一緒に移動するようになっている。すなわち、物体検知センサ20は、搬器10とともに移動し、搬器10が動作している状態でも搬器10上の物体40を検知できる位置に設けられている。この例の物体検知センサ20は、測域センサ21が用いられている。
上記した機械式駐車設備1の搬器制御システムによれば、手動切替え又はモード切替えの切替え手段の操作によって通常運転モードから保守点検モードに切替えられる。この実施形態では、これにより測域センサ21(物体検知センサ20)による物体検知が有効になる。そして、搬器10上にパレット30が無いという判定時点から、測域センサ21による物体検知が開始される。
図4に示す例では、物体検知センサ20として複数の光電管センサ25が用いられている。光電管センサ25は、投光器と受光器とで一対になっている。この例では、搬器10の長さ方向において物体40を検知するように複数の光電管センサ25が幅方向に並設されている。この例では、後側(図の上側)が光26の投光器であり、前側(図の下側)が受光器となっている。この例では五対の光電管センサ25によって、搬器10の長さ方向を検知するようになっている。五対の光電管センサ25は、搬器10の幅方向中央部と、その右方向及び左方向の対称位置にそれぞれ設けられている。五対の光電管センサ25は一例であり、検知する物体40の大きさに応じて数を増減させることができる。
以上のように、上記機械式駐車設備1の搬器制御システムによれば、搬器10の上部にパレット30が無い状態において、搬器10の動作前、動作後のいずれの場合でも、物体検知センサ20(測域センサ21、光電管センサ25)が搬器10上に物体40を検知すると、搬器10を動作停止されることが可能となる。よって、パレット30が無い状態の搬器10上に物体40が載った状態で、搬器10を動作させることを防止することが可能となる。
機械式駐車設備1は、上記した実施形態のエレベータ式に限定されない。地下式の平面往復式など、自動車を搭載するパレット30を搬送する搬器10が垂直方向又は水平方向に移動する機械式駐車設備であれば適用できる。機械式駐車設備1の形式は、限定されない。
6 制御装置
10 搬器
11 フレーム体
12 索状体
15 旋回駆動機構
16 横行駆動機構
17 横行レール
18 パレット検知手段(パレット有無判定手段)
20 物体検知センサ
21 測域センサ(物体検知センサ)
22 レーザ光
23 物体検知エリア
25 光電管センサ(物体検知センサ)
26 光
30 パレット
40 物体
Claims (7)
- 自動車を搭載するパレットを搬送する搬器を備えた機械式駐車設備の搬器制御システムであって、
搬器上における幅方向及び長さ方向の縁部より内側の物体を検知する物体検知センサと、前記搬器上における前記パレットの有無を判定するパレット有無判定手段と、を備え、
前記物体検知センサは、前記搬器と一緒に移動するように構成され、
前記パレット有無判定手段が前記搬器上に前記パレットが無いと判定し、かつ前記物体検知センサが前記搬器上に物体を検知することで前記搬器を動作停止させるように構成されている、
ことを特徴とする機械式駐車設備の搬器制御システム。 - 前記パレット有無判定手段が前記搬器上に前記パレットが無くなったと判定した時点から、前記物体検知センサによって前記搬器上における物体検知を開始するように構成されている、
請求項1に記載の機械式駐車設備の搬器制御システム。 - 通常運転モードと保守点検モードとの切替え手段を備え、
前記切替え手段で前記保守点検モードに切替えられ、前記物体検知センサが前記搬器上に物体を検知することで前記搬器を動作停止させるように構成されている、
請求項1又は2に記載の機械式駐車設備の搬器制御システム。 - 前記物体検知センサは、前記搬器上に面領域の物体検知エリアを設定し、該物体検知エリア内で物体検知をする測域センサである、
請求項1〜3のいずれか1項に記載の機械式駐車設備における搬器制御システム。 - 前記物体検知センサは、前記搬器上を長さ方向に検知する複数の光センサであり、
前記光センサは、前記搬器の幅方向に並設されている、
請求項1〜3のいずれか1項に記載の機械式駐車設備における搬器制御システム。 - 前記搬器を動作停止させたことを報知する報知手段を備えている、
請求項1〜5のいずれか1項に記載の機械式駐車設備の搬器制御システム。 - 請求項1〜6のいずれか1項に記載の搬器制御システムを備えている、
ことを特徴とする機械式駐車設備。
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JP2017250677A JP6955440B2 (ja) | 2017-12-27 | 2017-12-27 | 機械式駐車設備の搬器制御システムとそれを備えた機械式駐車設備 |
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- 2017-12-27 JP JP2017250677A patent/JP6955440B2/ja active Active
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