JPH0813835A - 昇降装置 - Google Patents

昇降装置

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JPH0813835A
JPH0813835A JP15320694A JP15320694A JPH0813835A JP H0813835 A JPH0813835 A JP H0813835A JP 15320694 A JP15320694 A JP 15320694A JP 15320694 A JP15320694 A JP 15320694A JP H0813835 A JPH0813835 A JP H0813835A
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JP
Japan
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pallet
rod
hanging
ropes
mounting
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Withdrawn
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JP15320694A
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English (en)
Inventor
Masatsugu Nakase
雅嗣 中瀬
Kentaro Miyoshi
健太郎 三好
Tadataka Yoshimoto
忠高 好本
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Shinmaywa Industries Ltd
Original Assignee
Shin Meiva Industry Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 吊下げ索条の切断や着床面とパレットとの間
への異物の挟まりを即座に検知して事故や機械の故障を
なくす。検知装置と利用者との不慮の接触や人為的いた
ずらによる作動をなくす。 【構成】 車両Cを搭載する上段及び下段パレットP1
,P2 を吊下げ支持する複数本の吊下げ索条16の一
端と装置枠体4の上端(上段の梁3)との連結箇所に検
知装置21を介装する。各吊下げ索条16の弛緩状態を
検知してこの検知信号に基づき昇降モータ12の駆動を
停止させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、昇降装置の改良に関
し、例えば、車両を上下多段に格納する多段式立体駐車
設備等に用いられる昇降装置において昇降に伴う事故防
止対策に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、この種の昇降装置を二段式立
体駐車設備の立体駐車装置に適用したものとして、例え
ば特公平5−85705号公報に開示されているよう
に、車両搭載用パレットを昇降可能に設け、該パレット
を昇降案内する支柱の上端寄りと下端寄りの2箇所にリ
ミットスイッチをそれぞれ設置することにより、例えば
上段側の格納スペースに格納する場合や上段側の格納ス
ペースから出庫する場合には上記パレットが下降端位置
に移動してきたことを下側のリミットスイッチで検知し
てパレットの下降を停止させる一方、下段側の格納スペ
ースに格納する場合には上記パレットが上昇端位置に移
動してきたことを上側のリミットスイッチで検知してパ
レットの上昇を停止させるようにした昇降装置(立体駐
車装置)が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記の従来
の二段式立体駐車設備の立体駐車装置に適用された昇降
装置では、パレットを上昇端位置及び下降端位置に正確
に位置付けることができるものの、上記パレットを昇降
させる駆動機構としての複数のチェーンの1つが昇降中
に切断した場合でも、パレットは昇降動作を停止せずに
傾いた不安定な姿勢で昇降し続け、上昇端位置及び下降
端位置に来て初めて昇降動作を停止するようになってい
ることから、非常に危険である。
【0004】また、パレットが下降する際に着床面とパ
レットとの間に異物が挟まった場合、パレットはそれ以
上下降しないが、該パレットは下降端位置に達していな
いので、下側のリミットスイッチは作動せず、したがっ
て、駆動機構は停止せずに駆動し続けるので、事故や機
械の故障の原因となる。
【0005】さらには、パレットの下降端位置を検知す
る下側のリミットスイッチは支柱の下端寄りにセットさ
れているので、利用者との不慮の接触や人為的いたずら
によって作動する場合があり、非常に危険である。
【0006】本発明はかかる点に鑑みてなされたもので
あり、その目的とするところは、車両搭載用パレット等
の搭載手段を複数本の吊下げ索条で吊り下げた状態で昇
降させる場合において、該各吊下げ索条が緩んだ際にこ
のことを検知して上記搭載手段の昇降動作を停止させる
手段を上方に設置することにより、昇降途中で吊下げ索
条が切断したり、あるいは着床面とパレットとの間に異
物が挟まったりした際に、即座に搭載手段の昇降動作を
停止させて安全対策を講じ得るようにし、事故や機械の
故障をなくさんとすることにある。さらには、検知手段
と利用者との不慮の接触や人為的いたずらによる作動を
なくさんとすることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明は、搬送物を搭載する搭載手段と、一端が装
置枠体の上端に連結されているとともに、他端が巻掛け
手段に巻き掛けられ、上記搭載手段を水平に吊下げ支持
する複数本の吊下げ索条と、上記巻掛け索条を回転駆動
させることにより、上記各吊下げ手段を同期して巻取り
・巻戻しし、上記搭載手段を着床面とその上方との間で
昇降させる駆動手段とを備えた昇降装置を対象とし、次
のような解決手段を講じた。
【0008】すなわち、本発明の第1の解決手段は、上
記各吊下げ索条の一端と装置枠体の上端との連結箇所
に、上記各吊下げ索条の弛緩状態を検知してこの検知信
号に基づき上記駆動手段の駆動を停止させる検知手段を
介装したことを特徴とする。
【0009】本発明の第2の解決手段は、第1の解決手
段において、検知手段として、各吊下げ索条の一端が連
結されるロッドを備えたものとする。さらに、該ロッド
を常時上方に付勢し、上記各吊下げ索条が緊張状態にあ
るときには上記ロッドを付勢力に抗して下方移動させる
一方、上記各吊下げ索条が弛緩状態にあるときには上記
ロッドを付勢力によって上方移動させる付勢手段を設け
る。また、上記各吊下げ索条が緊張状態にあるときには
作動しないように上記ロッドの下方移動により該ロッド
と非接触状態になっている一方、上記各吊下げ索条が弛
緩状態にあるときには上記ロッドの上方移動により押し
上げられて作動せしめられるリミットスイッチを設けた
ことを特徴とする。
【0010】本発明の第3の解決手段は、第1又は第2
の解決手段において、搭載手段を車両搭載用パレットと
し、該パレットを上下に複数枚設ける。さらに、最上段
のパレットを複数本の吊下げ索条によって水平に吊り下
げるとともに、上記最上段のパレットを除く下段のパレ
ットをその上段のパレットに吊り下げる。そして、車両
の乗入れ・乗出しに際し、最下段のパレットを着床面に
直接に着床させ、該最下段のパレットを除く上段のパレ
ットをその下段のパレット上に積み重なるようにして着
床させたことを特徴とする。
【0011】
【作用】上記の構成により、本発明の第1〜3の解決手
段では、搬送物(車両)を搭載する搭載手段(パレッ
ト)の昇降中に複数本の吊下げ索条の1つが切断する
と、この切断した吊下げ索条の吊下げ荷重による緊張状
態が解かれ、このことが検知手段(リミットスイッチ)
によって検知され、この検知信号に基づいて駆動手段の
駆動が停止することから、上記搭載手段の昇降動作が即
座に停止し、傾いた不安定な姿勢で昇降し続けることに
よる危険が回避される。
【0012】また、下降する搭載手段と着床面との間に
異物が挟まった場合、上記搭載手段は正規の着床位置に
達していないがそれ以降は下降せず、よって、駆動手段
の駆動によってその直後に各吊下げ索条が緩み、このこ
とが検知手段によって検知される。したがって、上記の
場合と同様に、この検知手段の検知信号に基づいて駆動
手段の駆動が停止し、上記搭載手段の下降動作が即座に
停止し、上記駆動手段が駆動し続けることによる事故や
機械の故障が回避される。
【0013】さらに、利用者が昇降装置のそばを通過し
ても、上記装置枠体の上端にある検知手段には接触せ
ず、不慮の事故が防止される。また、いたずら心で検知
手段を作動させようとしても手が届かず、人的事故が防
止される。
【0014】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
【0015】図1〜3はパレット吊下げ式の多段式(三
段式)立体駐車設備Aを示し、該立体駐車設備Aは、本
発明の実施例に係る昇降装置としての2基の立体駐車装
置B,Bを車両乗降り側(図2左側)を同じ方向に向け
て左右に隣設して構成されている。上記立体駐車設備A
は、所定間隔をあけて車両乗入れ面である着床面1に立
設された4本の支柱2,2,…と、該各支柱2上端およ
び中程を前後左右にそれぞれ連結する複数本の梁3,
3,…と、入出庫口側及びこれと対向する奥部側の各々
の支柱2,2間でかつ上下の梁3,3間に連結された中
間柱2´,2´と、該中間柱2´,2´を上下両端で前
後方向に橋絡する中間梁3´,3´とで枠組み構成され
た装置枠体4を備えてなり、上記中間柱2´,2´及び
中間梁3´,3´を境にして左右に分けられる2つのエ
リアに上記2基の立体駐車装置B,Bを設置して上記装
置枠体4に各駐車装置Bを組み付けるようになされてい
る。
【0016】そして、図1に示すように、上記支柱2
は、相隣る立体駐車装置B,Bの入出庫口側から見て左
右外側には1本ずつ立設されているが、相隣る立体駐車
装置B,B間の中間柱2´は上段階側のみで地上階側に
は立設されておらず、入出庫口の間口を装置枠体4の左
右方向全体に広くして車両Cの入出庫や人の出入りを中
間柱2´に邪魔されることなくスムーズに行うようにし
ている。
【0017】上記装置枠体4の各エリアに対応する前後
方向に延びる上側梁3,3の入出庫口側(図2左側)に
は,図4にも示すように、2つの滑車6,6が、その直
ぐ後にも2つの滑車7,7が、さらにその後端寄りには
1つの滑車8がそれぞれ取り付けられている。また、入
出庫口側の支柱2の上下方向中程には、巻掛け手段とし
ての2つの巻掛けドラム9,9が左右に配置され、該両
巻掛けドラム9,9はシャフト10によって回転一体に
連結されている。また、該シャフト10の一方(図1左
側)の巻掛けドラム9側には従動スプロケット11が取
り付けられ、その後側には駆動手段としての昇降モータ
12が設置され、上記従動スプロケット11は昇降モー
タ12の出力軸に連結された駆動スプロケット13にエ
ンドレスチェーン14によって駆動連結されている。そ
して、上記昇降モータ12の正転・逆転駆動により巻掛
けドラム9,9を回転駆動させるようにしている。
【0018】一方、上記装置枠体4の各エリアには、搬
送物としての車両Cを搭載して昇降する搭載手段として
の上下2枚の上段及び下段パレットP1 ,P2 が上下2
段に配置され、該上段パレットP1 の四隅にも別の滑車
15,15,…が取り付けられている。
【0019】そして、上記一方(内側)の滑車6、その
直ぐ後の一方(内側)の滑車7及び上段パレットP1 の
前端側(図1左側)の滑車15には、ワイヤからなる吊
下げ索条16が巻き掛けられているとともに、上記他方
(外側)滑車6、その直ぐ後の他方(外側)の滑車7、
後端寄りの滑車8及び上段パレットP1 の後端側(図1
右側)の滑車15にも別の吊下げ索条16が巻き掛けら
れ、これら4本の吊下げ索条16,16,…の一端は装
置枠体4の上端(上段の梁3)に連結されているととも
に、各吊下げ索条16の他端は上記巻掛けドラム9に巻
き掛けられ、上記上段パレットP1 を4本の吊下げ索条
16,16,…で水平に吊下げ支持するようになされて
いる。そして、上記昇降モータ12の正転・逆転駆動に
よって巻掛けドラム9を回転駆動させることにより、各
吊下げ索条16を同期して巻き上げ・巻き戻しし、上記
上段パレットP1 を昇降させるようになされている。
【0020】上記上下に隣り合う上段及び下段パレット
P1 ,P2 の四隅には、上下方向に延びる4本の吊下げ
ロッド17,17,…がそれぞれ掛け渡されている。具
体的には、該各吊下げロッド17の下端は下段パレット
P2 に連結され、各吊下げロッド17の上端は上段パレ
ットP1 を貫通しており、該各吊下げロッド17の上端
に取り付けられたガイド部材18に上記各吊下げ索条1
6が移動可能に挿通され、上記各吊下げロッド17を各
吊下げ索条16に沿って案内するようになされている。
また、上記各吊下げロッド17上端寄りには、該各吊下
げロッド17の上段パレットP1 からの抜脱を防止する
ストッパー19が取り付けられ、該ストッパー19を上
段パレットP1 の当接部20に当接させた状態で、上段
パレットP1 と下段パレットP2 とが上下方向に所定間
隔をあけて保持されるようになされている。つまり、下
段パレットP2 を上段パレットP1 に吊り下げた状態で
該上段パレットP1 と共に昇降させるようにしている。
【0021】そして、上記上段及び下段パレットP1 ,
P2 は、共に上昇して上段側の格納スペースと中段側の
格納スペースとで車両Cを1台ずつ格納するとともに、
下段パレットP2 下方の着床面1にも車両Cを1台格納
し、合計3台の車両C,C,Cを1基の各立体駐車装置
Bに格納するようになされている。
【0022】さらに、本発明の特徴して、上記各吊下げ
索条16の一端と装置枠体4の上端(上段の梁3)との
連結箇所には、上記各吊下げ索条16の弛緩状態を検知
してこの検知信号に基づき上記昇降モータ12の駆動を
停止させる検知手段としての検知装置21が介装されて
いる。
【0023】図5〜図7に示すように、該検知装置21
は、上端がボルトからなる軸22aにて上記装置枠体4
の上端(上段の梁3)に連結された支持フレーム23を
備えてなり、該支持フレーム23は左右2枚のフレーム
部23a,23aを主として構成され、該両フレーム部
23a,23aの間にはロッド24が上下方向に移動可
能に配置され、該ロッド24の下端には上記各吊下げ索
条16の一端がボルトからなる軸22bにて連結されて
いる。また、上記ロッド24の上端寄りにはフランジ2
4aが側方に張り出すように形成され、ロッド24の下
端は上記フレーム部23a,23aを下端で連結する連
結プレート23bを貫通して下方に突出し、上記ロッド
24のフランジ24aと上記支持フレーム23の連結プ
レート23bとの間には付勢手段としてのコイルスプリ
ング25が縮装されている。
【0024】そして、該コイルスプリング25は上記ロ
ッド24を常時上方に付勢し、上記各吊下げ索条16が
緊張状態にあるときには上記ロッド24をばね力に抗し
て下方移動させる一方、上記各吊下げ索条16が弛緩状
態にあるときには上記ロッド24をばね力によって上方
移動させるようになされている。
【0025】また、上記支持フレーム23の中程には、
ストッパープレート26がフレーム部23a,23aを
橋絡するように取り付けられ、上記各吊下げ索条16の
緊張状態においてフランジ24aを上記ストッパープレ
ート26に当接せしめて上記ロッド24のそれ以降の下
降を規制するようにしている。
【0026】さらに、上記支持フレーム23の一方(図
5左側)のフレーム部23aのストッパープレート26
下方には、上方に突出するブラケット27が取り付けら
れ、該ブラケット27の上端にはリミットスイッチ28
が設置されている。該リミットスイッチ28の接触端子
28aは上記ストッパープレート26の上方に接近して
臨み、上記各吊下げ索条16が緊張状態にあるときには
作動しないように上記ロッド24の下方移動により該ロ
ッド24と非接触状態になっている一方、上記各吊下げ
索条16が弛緩状態にあるときには上記ロッド24の上
方移動により押し上げられて作動せしめられるようにな
っている。
【0027】また、図2に示すように、上記相隣る立体
駐車装置B,Bの左右外側の支柱2,2近くである前後
2箇所には、上記上段及び下段パレットP1 ,P2 を昇
降時に案内するガイドレール29,29がそれぞれ立設
されている。さらに、該ガイドレール29,29の間に
は、上下方向に延びるフレーム30が上段及び下段の梁
3,3に橋絡されて配置され、その上端寄り及び下端に
は落下防止装置31が1つずつ取り付けられ、格納姿勢
の上段及び下段パレットP1 ,P2 の万が一の落下に備
えている。
【0028】さらに、上記各上段及び下段パレットP1
,P2 が接地する着床面1には、ピット32が車両C
の入出庫に支障がない程度の深さに凹設され、該ピット
32の入出庫口から奥部で、かつ車両乗入れ状態におい
て車輪(後輪)c1 が停止する位置には、入出庫方向と
直交する方向に延びる排水用溝33が凹設され、該排水
用溝33の前方には車止め34が突設されいる。また、
上記ピット32の底面は、上記排水用溝33に向かって
両側から前下がりに傾斜せしめられている。
【0029】なお、上記各上段及び下段パレットP1 ,
P2 の本体を構成する車両載置部35の入出庫口側には
車両Cの乗降り性をスムーズに行わせるための2つの乗
降り用スロープ材36,36が、奥部側には車両Cの車
輪(後輪)c1 を動かないように制止する車輪止め37
がそれぞれ設けられている。また、図2に示すように、
各上段及び下段パレットP1 ,P2 は共に奥部側に向か
って少しだけ前下がりに傾斜せしめられている。
【0030】次に、上述の如く構成された各立体駐車装
置Bに車両Cを入出庫する要領の一例について説明す
る。
【0031】<入庫の場合>まず、昇降モータ12の例
えば正転駆動によって巻掛けドラム9を巻戻し作動させ
て各吊下げ索条16を同期して巻き戻し、下段パレット
P2 をピット32底面に下降させて着床させた後、さら
なる昇降モータ12の正転駆動により、上段パレットP
1 を各吊下げロッド17に案内させながら下降させて上
記下段パレットP2 上に重ねて着床させ、この状態で、
車両Cを入出庫口から上段パレットP1 に乗り入れる。
【0032】次いで、上記昇降モータ12の例えば逆転
駆動によって巻掛けドラム9を巻取り作動させて各吊下
げ索条16を同期して巻き取り、上記上段パレットP1
を各吊下げロッド17に案内させながら上記下段パレッ
トP2 の上方に上昇させる。これにより、上段パレット
P1 の当接部20が各吊下げロッド17上端のストッパ
ー19に当たり、上段パレットP1 と下段パレットP2
との間に所定間隔があき、下段パレットP2 上方に車両
Cが乗り入れるスペースが確保される。
【0033】その後、車両Cを上記下段パレットP2 上
に乗り入れた後、さらなる昇降モータ12の逆転駆動に
より上記上段及び下段パレットP1 ,P2 を共に上昇さ
せる。これにより、図2に示すように、下段パレットP
2 とピット32との間に所定間隔があき、ピット32上
方に車両Cが乗り入れるスペースが確保され、このピッ
ト32に車両Cを乗り入れ、上下3段に車両C,C,C
を格納する。
【0034】<出庫の場合>まず、最下段の格納スペー
スである地上階の車両Cを出庫する。
【0035】次いで、昇降モータ12の例えば正転駆動
によって吊下げ索条16を巻戻し作動させ、下段パレッ
トP2 をピット32底面に下降させて着床させ、該下段
パレットP2 から車両Cを出庫する。
【0036】その後、さらなる昇降モータ12の正転駆
動により、上段パレットP1 を各吊下げロッド17に案
内させながら下降させて上記下段パレットP2 上に重ね
て着床させ、この状態で上段パレットP1 から車両Cを
出庫する。
【0037】このような入出庫動作に伴う上段及び下段
パレットP1 ,P2 の昇降中は、検知装置21のロッド
24は吊下げ荷重がコイルスプリング25のばね力に勝
っていることにより下方移動してストッパープレート2
6に当接し、ロッド24上端はリミットスイッチ28の
接触端子28aに当接しておらず、該リミットスイッチ
28は作動しない。
【0038】そして、上段パレットP1 を吊り下げる各
吊下げ索条16の1つが切断すると、この切断した吊下
げ索条16の吊下げ荷重による緊張状態が解かれて緩
み、検知装置21のロッド24がコイルスプリング25
のばね力によって上方移動し、ロッド24上端がリミッ
トスイッチ28の接触端子28aを押し上げて該リミッ
トスイッチ28を作動させ、これにより、昇降モータ1
2の駆動が停止して今まで昇降していた上段及び下段パ
レットP1 ,P2 の昇降動作が停止することとなる。
【0039】また、上段及び下段パレットP1 ,P2 の
下降時に下段パレットP2 と着床面1との間に異物が挟
まっている場合にも、該下段パレットP2 が異物に当接
した後は着床面1(ピット32底面)に正規に着床して
いなくてもそれ以降は下降せず、したがって、その直後
に昇降モータ12の駆動によって各吊下げ索条16が緩
み、検知装置21のロッド24がコイルスプリング25
のばね力によって上方移動し、ロッド24上端がリミッ
トスイッチ28の接触端子28aを押し上げて該リミッ
トスイッチ28を作動させ、これにより、昇降モータ1
2の駆動が停止して今まで昇降していた上段及び下段パ
レットP1 ,P2 の昇降動作が停止することとなる。
【0040】このように、本実施例では、各吊下げ索条
16が切断したことや、下段パレットP2 と着床面1
(ピット32底面)との間に異物が挟まっていることを
検知装置21によって検知し、上段及び下段パレットP
1 ,P2 の昇降動作を即座に停止させていることから、
該上段及び下段パレットP1 ,P2 がその後も引き続い
て昇降し続けることによる危険や、昇降モータ12が駆
動し続けることによる事故及び機械の故障を回避するこ
とができる。
【0041】また、上記実施例では、検知装置21を装
置枠体4の上端の梁3側に設置していることから、その
下を利用者が通過しても、上記検知装置21に触れるこ
とがなく、不慮の事故を防止することができる。また、
いたずら心で検知装置21を作動させようとしても手が
届かないので、人的事故を防止することもできる。
【0042】さらに、上記実施例では、2枚の上段及び
下段パレットP1 ,P2 とピット32底面とに3台の車
両C,C,Cを格納するようにした多段式(三段式)立
体駐車装置Bを示したが、パレットを1枚とした二段式
立体駐車装置であってもよく、さらには、3枚以上のパ
レットを用いて車両Cを4台以上格納する場合にも適用
することができるものである。
【0043】また、上記実施例では、昇降装置が多段式
(三段式)立体駐車装置Bである場合を示したが、立体
駐車装置B以外の搬送用昇降装置にも適用できるもので
ある。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1〜3に係
る本発明によれば、搭載手段(パレット)を吊下げ支持
する複数本の吊下げ索条の一端と装置枠体の上端との連
結箇所に検知手段を介装し、該検知手段(リミットスイ
ッチ)により上記各吊下げ索条の弛緩状態を検知してこ
の検知信号に基づき駆動手段の駆動を停止させるように
した。したがって、上記搭載手段の昇降中に上記各吊下
げ索条の1つが切断したり、あるいは下降する搭載手段
と着床面との間に異物が挟まった場合に、このことに起
因して各吊下げ索条が緩んだことを上記検知手段で検知
して即座に搭載手段の昇降動作や駆動手段の駆動を停止
させることができ、その後も作動し続けることによる危
険、事故及び機械の故障を回避することができる。ま
た、上記検出手段のセット箇所が人の手の届かない上方
であるので、不慮の事故や人的事故を防止することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】立体駐車設備の正面図である。
【図2】立体駐車設備の側面図である。
【図3】立体駐車設備の平面図である。
【図4】立体駐車装置の昇降駆動機構の概略構成図であ
る。
【図5】検知装置の作動状態における正面図である。
【図6】検知装置の作動状態における側面図である。
【図7】検知装置の非作動状態におけるリミットスイッ
チ部分の拡大図である。
【符号の説明】
1 着床面 4 装置枠体 9 巻掛けドラム(巻掛け手段) 12 昇降モータ(駆動手段) 16 吊下げ索条 21 検知装置(検知手段) 24 ロッド 25 コイルスプリング(付勢手段) 28 リミットスイッチ B 立体駐車装置(昇降装置) C 車両(搬送物) P1 上段パレット(搭載手段) P2 下段パレット(搭載手段)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 搬送物を搭載する搭載手段と、 一端が装置枠体の上端に連結されているとともに、他端
    が巻掛け手段に巻き掛けられ、上記搭載手段を水平に吊
    下げ支持する複数本の吊下げ索条と、 上記巻掛け手段を回転駆動させることにより、上記各吊
    下げ索条を同期して巻取り・巻戻しし、上記搭載手段を
    着床面とその上方との間で昇降させる駆動手段とを備え
    た昇降装置であって、 上記各吊下げ索条の一端と装置枠体の上端との連結箇所
    には、上記各吊下げ索条の弛緩状態を検知してこの検知
    信号に基づき上記駆動手段の駆動を停止させる検知手段
    が介装されていることを特徴とする昇降装置。
  2. 【請求項2】 検知手段は、各吊下げ索条の一端が連結
    されるロッドと、 該ロッドを常時上方に付勢し、上記各吊下げ索条が緊張
    状態にあるときには上記ロッドを付勢力に抗して下方移
    動させる一方、上記各吊下げ索条が弛緩状態にあるとき
    には上記ロッドを付勢力によって上方移動させる付勢手
    段と、 上記各吊下げ索条が緊張状態にあるときには作動しない
    ように上記ロッドの下方移動により該ロッドと非接触状
    態になっている一方、上記各吊下げ索条が弛緩状態にあ
    るときには上記ロッドの上方移動により押し上げられて
    作動せしめられるリミットスイッチとを備えていること
    を特徴とする請求項1記載の昇降装置。
  3. 【請求項3】 搭載手段は、車両搭載用パレットであ
    り、 該パレットは、上下に複数枚設けられ、 最上段のパレットは、複数本の吊下げ索条によって水平
    に吊り下げられているとともに、上記最上段のパレット
    を除く下段のパレットは、その上段のパレットに吊り下
    げられており、 車両の乗入れ・乗出しに際し、最下段のパレットは、着
    床面に直接に着床し、該最下段のパレットを除く上段の
    パレットは、その下段のパレット上に積み重なるように
    して着床するようになされていることを特徴とする請求
    項1又は2記載の昇降装置。
JP15320694A 1994-07-05 1994-07-05 昇降装置 Withdrawn JPH0813835A (ja)

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