JP2913080B2 - 保守用昇降体付き出し入れ装置 - Google Patents

保守用昇降体付き出し入れ装置

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JP2913080B2
JP2913080B2 JP18541293A JP18541293A JP2913080B2 JP 2913080 B2 JP2913080 B2 JP 2913080B2 JP 18541293 A JP18541293 A JP 18541293A JP 18541293 A JP18541293 A JP 18541293A JP 2913080 B2 JP2913080 B2 JP 2913080B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、たとえば自動倉庫にお
いて使用される入出庫用の出し入れ装置で、入出庫用の
キャレッジと保守点検作業などに使用され保守用昇降体
とを備えた保守用昇降体付き出し入れ装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のものとしては、たとえば
特開平1−313202号公報に見られる昇降キャブ付き走行
クレーンが提供されている。この従来構成は、走行クレ
ーンの走行本体を、下部ガイドレールに案内される下部
フレームと、上部ガイドレールに案内される上部フレー
ムと、両フレームを連結して一体化する前後一対の支柱
とにより構成し、さらに両支柱間で昇降するキャレッジ
上に荷移載手段を設けている。
【0003】そして、他方の支柱で走行方向の外側にブ
ラケットを介して左右一対のガイドレールを取り付け、
これらガイドレールに昇降可能に保持されている昇降キ
ャブに、両ガイドレールに作用自在な制動手段を設けて
いる。前記昇降キャブを昇降させるために、支柱よりも
下方で下部フレーム内にモーターや減速機を設け、そし
て、その出力軸に取り付けた駆動歯輪と上部フレームに
設けた従動歯輪とに亘って昇降駆動チェーンを掛張する
とともに、この昇降駆動チェーンを昇降キャブに結合し
ている。
【0004】この従来構成において走行クレーンは、キ
ャレッジ側のキャブに搭乗しての手動操作や地上側から
の遠隔操作などにより、走行本体を走行動させること
と、キャレッジを昇降動させることと、荷移載手段をフ
ォーク動させることとの組合せ動作により、棚の目的と
する場所に対して荷の入出庫を行える。そして運転中に
おいて、たとえばキャレッジが故障したり荷崩れが発生
した非常時の補修作業や、定期的な保守点検作業などを
行う場合などに昇降キャブが使用される。
【0005】すなわち作業者が昇降キャブに搭乗したの
ち、この昇降キャブ内に設けた操作盤を介しての操作に
より、モーターを稼働させて昇降駆動用チェーンを正逆
回転させることで、昇降キャブをガイドレールに沿って
昇降移動させ得る。これにより昇降キャブをキャレッジ
に対向する位置に停止させた状態で、作業者が、昇降キ
ャブ側からキャレッジ側に乗り移ることで、所期の補修
作業や保守点検作業などを行っている。また昇降駆動用
チェーンが破断したとき、両ガイドレールに対向してそ
れぞれ配設した制動手段が制動作用して、昇降キャブの
落下を防止している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来構成によ
ると、昇降駆動用チェーンは、下部フレーム内のモータ
ーなどと上部フレームの従動歯輪との間にループ状に掛
かっており、そして昇降キャブへの連結側のチェーン部
分は露出した状態にあることから、キャブを昇降させて
の点検操作時に、地上側の別の作業者が接触する恐れが
あり、危険な事態を招く恐れがある。
【0007】またループ状にかかっている昇降駆動用チ
ェーンの全長は支柱長さのほぼ2倍になり、昇降キャブ
の昇降起動時や停止時のショックが大きく、かつ荷重
(この場合に作業者体重を含めた昇降キャブの自重)に
よるチェーンの伸びが大となり、その結果、昇降起動時
や停止時において昇降キャブが大きくバウンド(上下方
向の不快な揺れ)することになる。さらに昇降駆動用チ
ェーンが長いことからコスト面でも不利となる。しかも
モーターや減速機を下部フレームの内部に設けているこ
とから、これらモーターや減速機の保守点検は容易に行
えない。
【0008】そして制動手段が作用するガイドレールを
配設するに、支柱に複数のブラケットを固定する作業
と、上下のブラケット間に左右一対のガイドレールを固
定する作業とが必要になり、溶接などによる固定箇所が
多数であることから作業が面倒になり、かつコスト高を
招くことになる。しかも制動手段は二組必要であること
から構造が複雑になる。
【0009】本発明の目的とするところは、昇降用の索
体は露出しないように配設し得、そして起動時や停止時
のショックを小さくし得るとともに、保守用昇降体用の
昇降動装置を好適に配置し得、またガイドレールを保守
用昇降体の昇降案内用と落下防止用とに兼用し得る保守
用昇降体付き出し入れ装置を提供する点にある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成すべく本
第1発明の保守用昇降体付き出し入れ装置は、下部フレ
ームと、この下部フレームから立設した支柱と、この支
柱の上端に連結した上部フレームとにより走行本体を構
成し、この走行本体の走行方向において前記支柱の一面
側に昇降自在なキャレッジを設けるとともに、他面側に
昇降自在な保守用昇降体を設け、前記支柱の他面側に沿
って保守用昇降体案内用のガイドレールを配設し、この
ガイドレールは、左右一対の保守用昇降体案内部間に他
面側で開放する凹溝部を形成し、さらに凹溝部内に、前
記保守用昇降体に設けた落下防止装置が作用自在な被挟
持部を他面側に突出して形成するとともに、この被挟持
部の左右側方に索体ガイド部を形成し、この索体ガイド
部に他面側から当接自在な索体を下部フレーム側と上部
フレーム側とに亘って配設し、この索体に係合作用する
保守用昇降体昇降動装置を保守用昇降体側に設けてい
る。
【0011】そして本第2発明の保守用昇降体付き出し
入れ装置は、支柱の他面側に沿って、その両端を下部フ
レーム側と上部フレーム側とに固定したチェーンを配設
し、このチェーンに係合作用する保守用昇降体昇降動装
置を、保守用昇降体側に設けたブレーキ付き回転駆動部
と、このブレーキ付き回転駆動部に連動した駆動歯輪
と、設定範囲内で互いに接近離間自在に設けた上下一対
の遊転歯輪と、両遊転歯輪を接近付勢する弾性付勢具
と、両遊転歯輪が弾性付勢具による付勢力で接近動した
ことを検出する上下一対の検出装置とから構成し、前記
チェーンを、上位の遊転歯輪に一面側から巻回して係合
させたのち駆動歯輪に他面側から巻回して係合させ、次
いで下位の遊転歯輪に一面側から巻回して係合させてい
る。
【0012】さらに本第3発明の保守用昇降体付き出し
入れ装置は、上部の遊転歯輪に作用していたチェーンの
吊り張力が開放されて、上部の遊転歯輪が弾性付勢具に
よる付勢力で下降動したときに連動して、保守用昇降体
に設けた落下防止装置を作用すべく構成している。また
本第4発明の保守用昇降体付き出し入れ装置は、下部の
遊転歯輪が弾性付勢具による付勢力で接近動したときの
下部検出装置の検出により、ブレーキ付き回転駆動部を
ブレーキ作用すべく構成している。
【0013】
【作用】上記した本第1発明の構成によると、保守用昇
降体付き出し入れ装置は、遠隔操作などにより走行本体
を走行動させることと、キャレッジを昇降動させること
との組合せ動作により、棚の目的とする収納部に対して
荷の入出庫を行える。そして、たとえばキャレッジ側が
故障したり荷崩れが発生した非常時の補修作業や、定期
的な保守点検作業などを行う場合に保守用昇降体が使用
される。
【0014】すなわち保守用昇降体を下降限に停止させ
た状態で、この保守用昇降体に対して作業者は搭乗し得
る。次いで保守用昇降体内での操作に基づいて保守用昇
降体昇降動装置を作動させると、ガイドレールの凹溝部
内において支柱に沿って直線状に配設した索体に対し
て、保守用昇降体昇降動装置が係合作用することにな
り、以て保守用昇降体を支柱に沿って上昇させて、キャ
レッジ側に対向する位置など任意な位置に停止させ得
る。
【0015】そして保守用昇降体とキャレッジとの間で
作業者の乗り移りなどを行うことで、所期の補修作業や
保守点検作業などを行える。このような補修などの作業
が完了した状態で保守用昇降体は下降限にまで下降さ
れ、作業者が地上に降りることで一連の作業を終える。
【0016】その際にガイドレールは、一対の保守用昇
降体案内部や被挟持部を含めて、アルミニウムなどによ
り容易に製作し得、そして被挟持部が一箇所であること
から、落下防止装置は一組だけ設ければよい。また保守
用昇降体の昇降は、一対の保守用昇降体案内部に案内さ
れて振れることなく円滑に行える。なお保守用昇降体の
昇降時に索体が破断されたとき、落下防止装置が被挟持
部に作用して保守用昇降体の落下を阻止し得る。
【0017】そして上記した本第2発明の構成による
と、上端が上部フレーム側に固定されたチェーンは、駆
動歯輪に巻回し係合することで、上部の遊転歯輪よりも
上の部分に吊り張力を作用させ得る。そして吊り張力に
よって、上部の遊転歯輪を上部弾性付勢具に抗して上昇
し得、この上昇により上部検出装置が検出動(または非
検出動)し、また同様にして下部の遊転歯輪が下降する
ことで下部検出装置も検出動(または非検出動)してい
る。このように両検出装置が検出動(または非検出動)
しているときは非常時ではなく、以て保守用昇降体昇降
動装置は通常の動作を行い、また落下防止装置は作動し
ない。
【0018】チェーンが破断されたとき、落下防止装置
が自動的に作用して保守用昇降体の落下を阻止すると同
時に、保守用昇降体昇降動装置の回転駆動部がブレーキ
作用する。すなわちチェーンが破断されたとき吊り張力
が開放されることになり、弾性付勢具の弾性力により遊
転輪体が接近移動して、検出装置が非検出動(または検
出動)に動作される。すると、この動作により落下防止
装置が自動的に作用して保守用昇降体の落下を阻止する
と同時に、保守用昇降体昇降動装置が自動的にブレーキ
作動して、以降の昇降作用を停止する。
【0019】さらに上記した本第3発明の構成による
と、駆動歯輪よりも上部においてチェーンが破断したと
き、弾性付勢具の弾性力により上部の遊転輪体が下降移
動して、上部検出装置を非検出動(または検出動)に動
作し、これにより落下防止装置を作用して保守用昇降体
の落下を阻止し得る。
【0020】また上記した本第4発明の構成によると、
駆動歯輪よりも下部においてチェーンが破断したとき、
弾性付勢具の弾性力により下部の遊転輪体が上昇移動し
て、下部検出装置を非検出動(または検出動)に動作
し、これにより保守用昇降体昇降動装置が自動的にブレ
ーキ作動して以降の昇降作用を停止させ、このとき落下
防止装置は作用しない。
【0021】
【実施例】以下に本発明の一実施例を図に基づいて説明
する。図5、図6において、枠組み状の棚1は、上下方
向ならびに左右方向に複数の収納部2を形成しており、
各収納部2は腕木を介して荷3(直接にまたはパレツト
を介して)を支持すべく構成されている。前記棚1は通
路を置いて一対が並設され、そして通路内には、棚1の
前方の一定経路4上を走行自在な保守用昇降体付き出し
入れ装置10が配設される。
【0022】この保守用昇降体付き出し入れ装置10は、
下部フレーム11と、この下部フレーム11側から立設した
前後一対で四角パイプ(または丸パイプ)からなる支柱
12と、これら支柱12の上端間を連結する上部フレーム13
とにより走行本体14を構成している。そして両支柱12の
相対向した内面側(走行方向における一面側)に、これ
ら支柱12の両側外面をガイド面としたガイドローラ15を
介して昇降案内されるキャレッジ16を配置している。さ
らにキャレッジ16上に、収納部2などに対して出退自在
な出し入れ具(フオーク体)17を配置している。なお上
部フレーム13は、天井側レール5に案内されるガイド装
置を有する。
【0023】前記下部フレーム11の一方端には、床側レ
ール6上で転動自在な駆動車輪20が取り付けられ、また
他方端には従動車輪21が取り付けられる。さらに両端に
は、前記床側レール6の側面に案内される左右一対のガ
イド輪22が遊転自在に設けられる。前記下部フレーム11
の一方端に取り付けられる走行用駆動ユニット25は、前
記駆動車輪20に連動する減速機26と、この減速機26に連
動する走行駆動装置(フランジ形ブレーキ付きモータな
ど)27などにより構成される。
【0024】さらに下部フレーム11の一方端には、前記
キャレッジ16に連動する昇降用駆動ユニット30が取り付
けられている。この昇降用駆動ユニット30は、昇降駆動
装置(モータなど)31や減速機32などにより構成され、
そして減速機32からの出力軸に駆動輪33を連動してい
る。この駆動輪33には2本の有端の索体(ロープやチェ
ーンなど)34が掛けられ、これら索体34の一端側は、上
部フレーム13に配設した第1ガイド輪35を介して一方の
支柱12内に入り、そして支柱12内のカウンターウエイト
36に連結している。また索体34の他端側は、上部フレー
ム13に配設した第2ガイド輪37を介してキャレッジ16の
上部に連結している。
【0025】なお下部フレーム11の一方端には、走行用
駆動ユニット25や昇降用駆動ユニット30を制御するため
の動力ユニット38が設けられ、また他方端には、保守用
昇降体付き出し入れ装置10の各作動部を制御するための
制御ユニット39が設けられている。ここで制御ユニット
39は、その操作面を側方に向けている。
【0026】図5〜図8において、他方の支柱12で走行
方向の外側(他側面)には、保守点検時や非常時に使用
される保守用昇降体40が昇降自在に設けられる。すなわ
ち保守用昇降体40は、底板41と、この底板41の前面側か
ら立設した被昇降ガイド用のブラケット42と、このブラ
ケット42から上方に連設した前板43と、前記底板41の右
側面側から立設されかつ側縁が前記ブラケット42や前板
43に一体化された側板44と、前記底板41の後面側から立
設されかつ側縁が前記側板44に一体化された後板45と、
前板43や側板44や後板45の上縁間に一体化された天井板
46などにより、上下方向に長い長形箱状の本体47を構成
している。
【0027】そして保守用昇降体40の、走行本体14の幅
方向14Aにおける一側でかつ上半部分に出窓部50を形成
している。すなわち保守用昇降体40は、その幅方向長さ
40Aを前記支柱12の幅方向長さ12Aに対して同等か少し
長めにしてあり、そして出窓部50は、支柱12の幅方向長
さ12Aに対して、走行本体14の幅方向14Aにおいて外方
に突出させて形成してある。
【0028】ここで出窓部50は、本体47の側板44に一体
の枠体51を有するとともに、この枠体51に外側ほど上位
の傾斜支持板52を有し、また前後や外側の壁部は枠体51
に取り付けた透明板53により形成してある。そして保守
用昇降体40内において、前記傾斜支持板52上には操作盤
55が設けられ、またブラケット42の部分には把持部56が
設けられる。
【0029】前記保守用昇降体40の、走行本体幅方向14
Aにおける他側には折畳み式の扉体48が開閉自在に配設
されている。そして閉動させた扉体48の他側から前方に
亘って位置する保守用昇降体側タラップ57が底板41と一
体にして連設され、この保守用昇降体側タラップ57の他
側縁部に安全柵58が立設されている。前記保守用昇降体
側タラップ57が間隔を置いて対向自在となるように、前
記キャレッジ16の他側からキャレッジ側タラップ18が連
設され、そしてキャレッジ側タラップ18の他側縁には安
全柵19が立設されている。なお両タラップ18,57間にお
いて、前記支柱12の下部に梯子29が設けられる。
【0030】前記保守用昇降体40は、前記ブラケット42
を介して、支柱12の外側に取り付けたガイドレール60に
昇降自在に保持されている。すなわち図1〜図5に示す
ようにガイドレール60は、アルミニウムの押し出し成形
により型レール状に製作されるもので、左右両側には左
右外方に開放した保守用昇降体案内部61が凹溝状に形成
され、そして保守用昇降体案内部61の内側に並んで左右
外方に開放した連結用蟻溝部62が形成されるとともに、
保守用昇降体案内部61の外側に並んで円弧状のカバー板
部63が外側へ凸状に形成され、以て両カバー板部63間
に、他面側で開放する凹溝部68を形成している。
【0031】さらに凹溝部68内に位置させて、他面側に
一体に突出する長方形パイプ状の被挟持部64が形成され
ている。ここで被挟持部64は、左右両側に扁平状の被挟
持面64aを形成している。また被挟持部64の両側には、
他面側に突出するチェーンガイド部(索体ガイド部)65
が一体に形成されている。
【0032】前記ガイドレール60は、前記支柱12の外側
で上下複数箇所に取り付けた連結部材28間に固定され
る。すなわち連結部材28は平面視で門形状であって、そ
の両脚部の遊端が前記連結用蟻溝部62の部分に外側から
当接され、そして両脚部の遊端に外側から通したボルト
66を、これら連結用蟻溝部62内に位置させたナット体67
に螺合させることで固定される。
【0033】前記保守用昇降体40はガイドレール60に、
ブラケット42に配設した前後規制ローラ75や左右規制ロ
ーラ76などを介して昇降自在に保持されている。すなわ
ちブラケット42は支柱12側が開放した横断面門形状であ
って、その両脚部の遊端に前記保守用昇降体案内部61に
嵌合して支持案内される前記規制ローラ75,76が遊転自
在に取り付けられている。
【0034】前記ガイドレール60に沿って保守用昇降体
40を昇降動させるために、下部フレーム11と上部フレー
ム13とに亘って左右一対のチェーン(索体の一例)80が
配設され、これらチェーン80の両端は、それぞれ連結具
81を介して下部フレーム11側と上部フレーム13側に連結
されている。その際にチェーン80は、前記チェーンガイ
ド部65に他面側から当接自在となる。そして、このチェ
ーン80に係合作用する保守用昇降体昇降動装置85を前記
キャブ40側に設けている。
【0035】すなわち本体47における底板41の前端で下
面側にはブラケット86が設けられ、このブラケット86に
前記保守用昇降体昇降動装置85が設けられる。この保守
用昇降体昇降動装置85は、モーター87と、このモーター
87に前後に振り分けて連動する減速装置88ならびにブレ
ーキ装置89と、前記減速装置88の出力軸90に取り付けた
左右一対の駆動歯輪91と、これら駆動歯輪91の前方にそ
れぞれ左右一対に配設されかつ設定範囲内で互いに接近
離間自在な上下一対の遊転歯輪92,93とからなる。ここ
でモーター87やブレーキ装置89が、ブレーキ付き回転駆
動部の一例となる。
【0036】前記ブラケット86には、左右一対のロッド
94がガイド部材95を介して昇降自在に配設され、そして
両ロッド94の上端間が渡し板96により一体化されてい
る。両ロッド94の上部にそれぞれピンなどを介して上部
軸体97が固定されるともに、これら上部軸体97に上部の
遊転歯輪92が取り付けられる。そして上部軸体97の上方
には、両ロッド94を押し下げ付勢する上部圧縮コイルば
ね(弾性付勢具)98が設けられるとともに、この上部圧
縮コイルばね98に抗して上昇した上部軸体97を検出する
上部検出装置(リミットスイッチ)99が設けられてい
る。
【0037】また両ロッド94の下部に、それぞれ下部軸
体100 を相対的に昇降自在に外嵌させるとともに、これ
ら下部軸体100 に下部の遊転歯輪93が取り付けられてい
る。そして下部軸体100 の下方には、この下部軸体100
を押し上げ付勢する下部圧縮コイルばね(弾性付勢具)
101 が設けられるとともに、この下部圧縮コイルばね10
1 に抗して下降した下部軸体100 を検出する下部検出装
置(リミットスイッチ)102 が設けられている。
【0038】そして前記チェーン80を、上位の遊転歯輪
92に一面側から巻回して係合させたのち駆動歯輪91に他
面側から巻回して係合させ、次いで下位の遊転歯輪93に
一面側から巻回して係合させている。
【0039】前記保守用昇降体40のブラケット42側に
は、前記被挟持部64に作用自在な落下防止装置110 が設
けられる。すなわち落下防止装置110 は両遊転歯輪92,
93の上方に設けられるもので、箱枠状の本体111 が前記
ブラケット42に一体化されている。前記本体111 には上
下方向の貫通孔112 が形成され、この貫通孔112 に対し
て、前記渡し板96に連結して立設する状態のシャフト11
3 が下方から挿通されている。
【0040】このシャフト113 の中間部に対してブロッ
ク114 が外嵌されて固定され、このブロック114 の上方
に、ブロック114 を介してシャフト113 を押し下げ付勢
する圧縮コイルばね115 が設けられている。なおブロッ
ク114 は左右方向の水平ピン116 を有する。
【0041】前記本体111 にはケース体117 が設けら
れ、このケース体117 は、縦向き矩形板状のベース部11
8 と、このベース部118 から被挟持部64側へ連設した左
右一対の腕体部119 と、これら腕体部119 の遊端に固定
したパッド受け部120 とからなる。これらパッド受け部
120 は、相対向側と外方とが開放した段部121 を有し、
両段部121 の相対向する面は、上位ほど互いに接近する
傾斜案内面121aに形成してある。
【0042】前記段部121 の外方開放を閉塞するための
蓋体122 が設けられ、この蓋体122はボルト123 を介し
てパッド受け部120 に固定される。前記段部121 内に配
設されるパッド124 は楔形状であって、その傾斜面部を
被傾斜案内面124aとして前記段部121 の傾斜案内面121a
に当接させており、そして平行して相対向する面を扁平
状の挟持面124bに形成している。
【0043】前記ケース体117 の腕体部119 間には、左
右方向の支軸125 を介して左右一対のリンク126 が上下
揺動自在に取り付けられている。これらリンク126 は中
央部が支軸125 に取り付けられるもので、内端は前記ブ
ロック114 の水平ピン116 に相対揺動自在に連結されて
いる。また両リンク126 の外端は、前記パッド124 の下
部に左右方向ピン127 を介して相対揺動自在に連結され
ている。
【0044】そして前述したように上部の遊転歯輪92に
チェーン80を巻回することでロッド94が上部圧縮コイル
ばね98に抗して上昇し、これにより渡し板96を介して、
圧縮コイルばね115 に抗してシャフト113 を上昇付勢す
ることになる。さらにシャフト113 の上昇によってリン
ク126 などを介してパッド124 を下降動させることにな
り、以て上記94〜98、100 、101 、113 〜116 、125 〜
127 などにより、チェーン80に吊り張力が作用している
とき両パッド124 を弾性付勢力に抗して離間動させる連
動手段を構成する。
【0045】上記の実施例において保守用昇降体付き出
し入れ装置10は、制御ユニット39を介しての操作指令な
どにより、走行用駆動ユニット25の作動で走行本体14を
走行動させることと、昇降用駆動ユニット30の作動でキ
ャレッジ16を昇降動させることと、出し入れ具17をフォ
ーク動させることとの組合せ動作を行い、以て棚1の目
的とする収納部2に対して荷3の入出庫を行える。
【0046】このような所期の運転時において、前記保
守用昇降体40は、下部フレーム11に近接した下降限で停
止している。したがって運転停止時に作業者が一定経路
4内を歩く必要があるとき、保守用昇降体付き出し入れ
装置10の一側では、出窓部50の下方をくぐることで保守
用昇降体40に邪魔されることなく通過し得、また保守用
昇降体付き出し入れ装置10の他側では、保守用昇降体側
タラップ57の上を歩くことで保守用昇降体40に邪魔され
ることなく通過し得る。
【0047】そして、たとえばキャレッジ16側が故障し
たり荷崩れが発生したりした非常時の補修作業や、定期
的な保守点検作業などを行う場合に保守用昇降体40が使
用される。すなわち下部フレーム11に近接した下降限で
停止している保守用昇降体40に対して、地上側の作業者
は梯子29を利用して保守用昇降体側タラップ57に上が
り、この保守用昇降体側タラップ57から扉体48を開動さ
せて搭乗し、そして搭乗した作業者は操作盤55を操作す
る。
【0048】その際に操作は、保守用昇降体40内の作業
者が、その上半身側を出窓部50内に位置させ、これによ
り透明板53を通して支柱12などに邪魔されることなく前
後方や側方を見ながら、この出窓部50内の下部に設けた
操作盤55に対して行うことになる。なお作業者が不安定
な姿勢になる場合、たとえば左手で把持部56を把持した
状態で、右手で操作盤55を操作すればよい。
【0049】このようにして作業者が操作盤55を操作す
ることで、制御ユニット39を介しての操作指令により、
保守用昇降体昇降動装置85のモーター87を正逆に回転さ
せ得、これにより減速装置88ならびに出力軸90を介して
駆動歯輪91を正逆に回転し得る。したがって上下のフレ
ーム13,11間に直線状(ラック状)に配設されたチェー
ン80に対して常時噛合の駆動歯輪91が強制回転される状
態になり、以て保守用昇降体40をガイドレール60に沿っ
て上昇させ得る。そして、たとえば荷崩れの補修作業を
行う場合は、保守用昇降体40をキャレッジ16に対向して
停止させ得る。このとき保守用昇降体側タラップ57がキ
ャレッジ側タラップ18に同レベルで対向される。
【0050】上述した保守用昇降体40の昇降時には、チ
ェーン80に吊り張力が作用している。すなわち上端が連
結具81により上部フレーム13に固定されたチェーン80
は、駆動歯輪91に巻回し係合することで、上部の遊転歯
輪92よりも上部の部分に吊り張力が作用している。そし
て吊り張力によって、上部の遊転歯輪92や上部軸体97を
介して、ロッド94が上部圧縮コイルばね98に抗して上昇
される。
【0051】これにより渡し板96を介して、圧縮コイル
ばね115 に抗してシャフト113 を上昇させることにな
る。さらにシャフト113 に一体状のブロック114 は圧縮
コイルばね115 に抗して上昇した状態になり、これによ
りリンク126 が支軸125 の周りに揺動してパッド124 を
下降させている。このパッド124 の下降によって楔を抜
いた状態となり、したがって挟持面124bが被挟持面64a
から離間することになって落下防止装置110 は非作用に
なる。さらに保守用昇降体案内部61に両規制ローラ75,
76が案内されることで振れが防止される。これらのこと
により保守用昇降体40の昇降は何ら支障なく円滑に行わ
れる。
【0052】なお上部軸体97の上昇により両上部検出装
置99が検出動(オン)し、また同様にして下部軸体100
が下降することで両下部検出装置102 も検出動(オン)
している。このように各検出装置99,102 が検出動して
いるときは非常時ではなく、以て保守用昇降体昇降動装
置85は通常の動作を行い、また落下防止装置110 は作動
しない。
【0053】上述したようにして保守用昇降体40の上昇
を停止させてブレーキ装置89を作用させたのち、作業者
は、まず扉体48を開動させて保守用昇降体側タラップ57
上に出る。そして作業者は安全柵19,58に守られて、か
つ安全柵19,58を把持することで、保守用昇降体側タラ
ップ57からキャレッジ側タラップ18に移り得、以て所期
の補修作業や保守点検作業などを行える。このようにし
て所期の作業を行ったのち、作業者は、両タラップ18,
57を利用してキャレッジ16から保守用昇降体40へ戻り得
る。そして保守用昇降体40は下降限にまで下降され、作
業者が梯子29を利用して地上側に降りることで、保守用
昇降体40を使用した一連の作業を終える。
【0054】なお保守用昇降体40の昇降時に二本のチェ
ーン80のうちの一本が破断または伸びたとき、保守用昇
降体昇降動装置85のブレーキ装置89が作用する。すなわ
ち該当するチェーン80を巻回した遊転歯輪92,93に作用
していた吊り張力が開放されることになり、すると両圧
縮コイルばね98,101 の弾性力により両軸体97,100が
移動して、いずれかの検出装置99,102 が非検出(オ
フ)になる。これにより保守用昇降体昇降動装置85のブ
レーキ装置89が自動的に作動して、以降の昇降作用を停
止するとともに、この非常時を作業者に知らせる。
【0055】また保守用昇降体40の昇降時に、駆動歯輪
91よりも上部において両チェーン80が破断されたとき、
前述したブレーキ作用と同時に、落下防止装置110 が自
動的に作用し、これにより保守用昇降体40の落下は阻止
される。すなわちチェーン80が破断されたとき、上部の
遊転輪体92に作用していた吊り張力が開放されることに
なり、したがって両圧縮コイルばね98,115 の弾性力に
より、ロッド94、渡し板96、シャフト113 、ブロック11
4 などが本体111 に対して相対的に下降することにな
る。これによりリンク126 が支軸125 の周りに揺動(図
2の矢印参照)してパッド124 を上昇(図3の矢印参
照)させる。
【0056】するとパッド124 の上昇により、傾斜案内
面121aに被傾斜案内面124aが案内されて楔を打ち込む状
態となり、したがって挟持面124bが被挟持部64に接近し
かつ扁平面どうしが圧接することになって落下防止装置
110 が作用する。これにより前述したチェーン80の破断
による保守用昇降体40の落下は阻止される。
【0057】なお駆動歯輪91よりも下部において両チェ
ーン80が破断されたとき、両下部検出装置102 のみ非検
出となって、前述したようにブレーキ装置89のみが自動
的に作動して、以降の昇降作用を停止するとともに、こ
の非常時を作業者に知らせることになり、そして落下防
止装置110 は作用しない。
【0058】上記実施例では、索体の一例としてチェー
ン80を示したが、本第1発明においては、たとえばワイ
ヤーなどであってもよい。上記実施例で示すように保守
用昇降体昇降動装置85を保守用昇降体40の下面から外部
(下方)に突出状で配設することによって、保守用昇降
体昇降動装置85の保守点検は、保守用昇降体40を、その
保守用昇降体昇降動装置85を下部フレーム11の上面に近
接させた下降限で停止させることで行える。なお外部に
突出状で配設した昇降動装置85には、必要に応じて開閉
や着脱自在なカバーを設けてもよい。
【0059】上記実施例の落下防止装置100 は、扁平な
被挟持面66aに対してパッド122 の扁平な挟持面122bを
当接させて落下防止を行っているが、本発明においては
従来のように、カム状の制動体を作用させる落下防止装
置であってもよい。
【0060】なお上記実施例では保守用昇降体40と支柱
12との間に落下防止装置100 を配設したが、さらに落下
防止装置100 を支柱12とキャレッジ16との間に配設して
もよい。
【0061】
【発明の効果】上記構成の本第1発明によると、1本の
ガイドレールにより、保守用昇降体の昇降案内部と落下
防止装置の作用部とを形成でき、支柱側に対する配設
(固定)を簡単かつ容易に行うことができるとともに、
ガイドレールはアルミニウムなどにより容易に製作でき
て、全体を安価に提供できる。そして落下防止装置は、
一つの被挟持部に対向して一組設ければよいことから、
構造を簡素化できる。
【0062】さらに索体は、ガイドレールの凹溝部に露
出することなく配設できて、安全性を向上できる。そし
て索体(チェーンなど)の全長は支柱長さと同様の短い
ものにでき、保守用昇降体の昇降起動時や停止時のショ
ックや、荷重による伸び量を小さくできて、昇降起動時
や停止時において保守用昇降体がバウンドすることを小
さくでき、また索体の長さが短いことからコスト面でも
有利となる。
【0063】そして上記構成の本第2発明によると、保
守用昇降体の昇降時にチェーンが破断したとき、検出装
置が検出動(または非検出動)に動作し、これにより落
下防止装置を自動的に作用して保守用昇降体の落下を阻
止できる同時に、保守用昇降体昇降動装置の回転駆動部
を自動的にブレーキ作用して、以降の昇降作用を停止で
きる。
【0064】さらに上記構成の本第3発明によると、駆
動歯輪よりも上部においてチェーンが破断したとき、落
下防止装置を自動的に作用して保守用昇降体の落下を阻
止でき、駆動歯輪よりも下部におけるチェーンの伸びな
どによる落下防止装置の誤作用を防止できる。
【0065】また上記構成の本第4発明によると、駆動
歯輪よりも下部においてチェーンが破断したとき、保守
用昇降体昇降動装置が自動的にブレーキ作動して以降の
昇降作用を停止でき、このとき落下防止装置は作用しな
いことから、補修ならびに再運転を迅速に行うことがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示し、昇降案内部の横断平
面図である。
【図2】同昇降案内部の一部切り欠き側面図である。
【図3】同保守用昇降体付き出し入れ装置の昇降案内部
の一部切り欠き正面図である。
【図4】同保守用昇降体用のガイドレールの斜視図であ
る。
【図5】同保守用昇降体付き出し入れ装置を使用した自
動倉庫の一部切り欠き側面図である。
【図6】同保守用昇降体付き出し入れ装置を使用した自
動倉庫の一部切り欠き正面図である。
【図7】同保守用昇降体付き出し入れ装置の保守用昇降
体部分の横断平面図である。
【図8】同保守用昇降体付き出し入れ装置の保守用昇降
体部分の正面図である。
【符号の説明】
1 棚 4 一定経路 10 保守用昇降体付き出し入れ装置 11 下部フレーム 12 支柱 13 上部フレーム 14 走行本体 16 キャレッジ 17 出し入れ具 25 走行用駆動ユニット 30 昇降用駆動ユニット 38 動力ユニット 39 制御ユニット 40 保守用昇降体 60 ガイドレール 61 保守用昇降体案内部 63 カバー板部 64 被挟持部 64a 被挟持面 65 チェーンガイド部(索体ガイド部) 68 凹溝部 80 チェーン(索体) 85 保守用昇降体昇降動装置 87 モーター(回転駆動部) 89 ブレーキ装置(回転駆動部) 91 駆動歯輪 92 遊転歯輪 93 遊転歯輪 94 ロッド 95 ガイド部材 97 上部軸体 98 上部圧縮コイルばね(弾性付勢具) 99 上部検出装置 100 下部軸体 101 下部圧縮コイルばね(弾性付勢具) 102 下部検出装置 110 落下防止装置 124 パッド 124b 挟持面

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下部フレームと、この下部フレームから
    立設した支柱と、この支柱の上端に連結した上部フレー
    ムとにより走行本体を構成し、この走行本体の走行方向
    において前記支柱の一面側に昇降自在なキャレッジを設
    けるとともに、他面側に昇降自在な保守用昇降体を設
    け、前記支柱の他面側に沿って保守用昇降体案内用のガ
    イドレールを配設し、このガイドレールは、左右一対の
    保守用昇降体案内部間に他面側で開放する凹溝部を形成
    し、さらに凹溝部内に、前記保守用昇降体に設けた落下
    防止装置が作用自在な被挟持部を他面側に突出して形成
    するとともに、この被挟持部の左右側方に索体ガイド部
    を形成し、この索体ガイド部に他面側から当接自在な索
    体を下部フレーム側と上部フレーム側とに亘って配設
    し、この索体に係合作用する保守用昇降体昇降動装置を
    保守用昇降体側に設けたことを特徴とする保守用昇降体
    付き出し入れ装置。
  2. 【請求項2】 下部フレームと、この下部フレームから
    立設した支柱と、この支柱の上端に連結した上部フレー
    ムとにより走行本体を構成し、この走行本体の走行方向
    において前記支柱の一面側に昇降自在なキャレッジを設
    けるとともに、他面側に昇降自在な保守用昇降体を設
    け、前記支柱の他面側に沿って、その両端を下部フレー
    ム側と上部フレーム側とに固定したチェーンを配設し、
    このチェーンに係合作用する保守用昇降体昇降動装置
    を、保守用昇降体側に設けたブレーキ付き回転駆動部
    と、このブレーキ付き回転駆動部に連動した駆動歯輪
    と、設定範囲内で互いに接近離間自在に設けた上下一対
    の遊転歯輪と、両遊転歯輪を接近付勢する弾性付勢具
    と、両遊転歯輪が弾性付勢具による付勢力で接近動した
    ことを検出する上下一対の検出装置とから構成し、前記
    チェーンを、上位の遊転歯輪に一面側から巻回して係合
    させたのち駆動歯輪に他面側から巻回して係合させ、次
    いで下位の遊転歯輪に一面側から巻回して係合させたこ
    とを特徴とする保守用昇降体付き出し入れ装置。
  3. 【請求項3】 上部の遊転歯輪に作用していたチェーン
    の吊り張力が開放されて、上部の遊転歯輪が弾性付勢具
    による付勢力で下降動したときに連動して、保守用昇降
    体に設けた落下防止装置を作用すべく構成したことを特
    徴とする請求項2記載の保守用昇降体付き出し入れ装
    置。
  4. 【請求項4】 下部の遊転歯輪が弾性付勢具による付勢
    力で接近動したときの下部検出装置の検出により、ブレ
    ーキ付き回転駆動部をブレーキ作用すべく構成したこと
    を特徴とする請求項2記載の保守用昇降体付き出し入れ
    装置。
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