JP3020018B2 - ピット式駐車装置 - Google Patents

ピット式駐車装置

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JP3020018B2
JP3020018B2 JP7132555A JP13255595A JP3020018B2 JP 3020018 B2 JP3020018 B2 JP 3020018B2 JP 7132555 A JP7132555 A JP 7132555A JP 13255595 A JP13255595 A JP 13255595A JP 3020018 B2 JP3020018 B2 JP 3020018B2
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学 山田
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Fuj Hensokuki Co Ltd
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Fuj Hensokuki Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ピット内と地上面上に
駐車室を設け、上段と下段のパレットを同時昇降させて
入出庫するピット式の駐車装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のピット式の2段又は3段の駐車装
置においては、上段パレットと下段パレットとを固定し
た一体物パレットとして、索状部材を下段パレットの下
面に巻掛け駆動部の回転で索状部を巻上げ・巻戻しする
ことによって一体物のパレットを昇降させている。それ
で、上段パレットと下段パレットとが固定されているた
め、下段パレットに自動車を乗り込む乗込口におけるパ
レット間高さがピット深さと同一でなければならなかっ
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上段パレッ
トと下段パレット間の乗込口を高く設定すると、ピット
深さも深くしなければならず基礎工事費が高くつく。ま
た、低く設定すると人の乗り降りに頭上を注意しなけれ
ばならない問題がある。
【0004】更に、上段パレットと下段パレットの一体
物を吊下げる吊下げチェンは、自動車を2台分昇降させ
るだけの強度を必要とし、サイズの大きいものとなり、
それに付属するスプロケット・軸受等も大きく場所もと
り、しかもコスト高につながる問題がある。
【0005】本発明は、このような従来の課題を解決す
べくなされたものであり、その目的は乗込口における人
の通行を容易にし、パレットを吊下げる索状部材のサイ
ズを小さいものにして、巻掛け部材を小形化することで
省スペースの機構にすることによって、部品コストを低
減した安価で安全なピット式駐車装置を提供することに
ある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、第1の発明ではピット内から地上面上まで支柱
立設して、複数のパレットを支柱に沿って昇降させ、パ
レット上には自動車を搭載可能にした駐車室とする駐車
装置である。この駐車装置は、地上面上を昇降する第1
パレットと、ピットから地上面までを昇降する第2パレ
ットとを備え、第1パレットを吊下げる第1索状部材
と、第2パレットを吊下げる第2索状部材と、第1索状
部材を巻回する第1駆動手段と、第2索状部材を巻回す
る第2駆動手段とを設けている。第1駆動手段と第2駆
動手段は、同時に異速度で回転させて、第1パレットが
地上面に位置するときには第1パレットと第2パレット
間の駐車室を短く形成するように移動させ、第2パレッ
トが地上面に位置するときには第1パレットと第2パレ
ット間の駐車室を長く形成するように移動する構成とし
ている。
【0007】第2の発明では、第1発明の第1パレット
と第2パレットの移動を第1駆動手段と第2駆動手段の
速比を変えて、同時に回転させて行う構成にしている。
【0008】
【作用】上記第1の発明の構成により、ピット内地上
面上を昇降する複数の各パレットを異速度で同時に昇降
させるために、ピットを常時パレットで閉じる状態にし
て、ピット内の駐車室の高さを低く、地上面の乗込口の
高さを高くすると共に、同時に駆動するので動作時間が
速い作用がある。の発明の構成では、第1駆動手段
と第2駆動手段を同時に回転させても速比を変えること
で、第1パレットと第2パレットの移動距離を変えるこ
とができるため、ピット深さを浅く乗込口高さを高く
することができる。
【0009】
【実施例】本発明の一実施例について図1〜図5に従っ
て説明する。図1に示すピット付の2段式駐車装置1
は、地上面GLから上方へ昇降する上段パレットである
第1パレット2と、地上面GLから下方のピットPへ昇
降する下段パレットの第2パレット3を配設している。
【0010】第1パレット2と第2パレット3は支柱4
に沿って昇降するように図示しないローラ等が軸着して
ある。支柱4は地上面GLで支持する地上ペッド5と、
ピットP内で支持する地下ベッド6によって垂直に立設
している。また、支柱4の上端には駆動モータ7が搭載
され、その駆動モータ7の回転によって第1・第2パレ
ット2・3が昇降する。
【0011】駆動モータ7は、同一の出力軸に嵌着され
た第1スプロケット8と第2スプロケット9を備え、第
1吊下げチェン10を第1スプロケット8に第2吊下げ
チェン11を第2スプロケットに巻掛け、出力軸の回
転によって第1吊下げチェン10を介して第1パレット
が昇降して第2吊下げチェン11を介した第2パレッ
が昇降する。第1スプロケット8と第2スプロケッ
ト9は、スプロット径を第1スプロケット8が第2スプ
ロケット9より大径にしてあり、第1パレットと第2
パレットの昇降距離を異なるものにしてある。
【0012】各パレットの昇降距離は、コスト低減のた
めにピットPを浅くすることが目的に自動車収納室有効
高さ1600mmを確保するピット深さAとした第2パ
レット3の昇降距離として、地上面GLの乗込口Sの高
さを人の通行も容易に安全に行うことができる1800
mmの高さとした第1パレット2の昇降距離であるパレ
ット間高さBとする。
【0013】第1・第2吊下げチェン10・11は第1
・第2パレット2.3の両側下面に遊転可能に軸着され
た各パレットスプロケット18に巻掛けられ、第1・第
2パレット2.3を昇降するが、左右前後共に水平に昇
降することができない。水平に昇降するためには、各パ
レットの後端と支柱4内とを固定する第1バランスチェ
ン12・第2バランスチェン13とか、支柱4内のレー
ル21の案内で支持するバランスローラ20が設けられ
ている。
【0014】第1バランスチェン12は、第1パレット
2の後端部に一端を固定し、地上ベッド5に軸着された
バランススプロケット17から支柱4の上部方向に軸着
されたバランススプロケット17に巻掛けられて第1パ
レット2に固定されている。更に、第1バランスチェン
12は第1パレット2の両側を支持して、左右対称に等
速移動するように第1カウタシャフト14でバランスス
プロケット17を連結している。
【0015】第2バランスチェン13は第2パレット3
を水平に保持刷るよう、第1バランスチェン12と同
様に、第2パレット3の後端部に一端を固定し他端を
地下ベット6のバランススプロケット17から支柱4内
のパランススプロケット17に巻掛け第2パレット3に
固定する。第2バランスチェン13も左右前後水平に昇
降させるために、第2カウタシャフト16を左右のバラ
ンススプロケット17と連結している。
【0016】図2は、自動車が乗込む方向の図であり、
バランスチェンの図示を略してあり、第1吊下げチェン
10と第2吊下げチェン11について説明する。支柱4
は第1パレット2と第2パレット3を挟むように左右に
立設してある。一方の支柱4(図2の右側)は、第1吊
下げチェン10と第2吊下げチェン11を固定する第1
係着部26と第2係着部27を備えていて、第1パレッ
ト2と第2パレット3の下面を巻回して、もう一方側の
支柱4(図2の左側)の第1スプロケット8と第2スプ
ロケット9に巻掛け、第1・第2吊下げチェン10・1
1を自由に垂れ下げている。
【0017】図3では、バランスチェンを使用しない別
の実施例を説明する。第1パレット2には下方に突出し
た板状のバランスアーム19が固定され、そのバランス
アーム19にバランスローラ20が回転自在に2箇所で
軸着され、支柱4内に設けられたレール21内を転動す
るようにしてある。第2パレット3にも同様にバランス
アーム19が上方に突出されレール21によりバラン
スローラ20を支持することで第2パレットを水平に
昇降することができる。
【0018】図4は、駆動手段を速比を変えた第1ギヤ
ードモータ22と第2ギヤードモータ23にした実施例
で、第1ギヤードモータ22で第1パレット2を地上面
GLから上方へ通行可能な1800mmの昇降を可能に
し、第2ギヤードモータ23で第2パレット3をピット
Pから地上面GLまで1600mm昇降させる。この場
合の巻上げスプロケット24は、第1ギヤードモータ2
2と第2ギヤードモータ23と同一のものを使用するこ
とができる。
【0019】図5は、3枚のパレットを昇降する実施例
であり、駆動モータ30に3種類の巻上げスプロケット
を備え、第1スプロケット25で第1パレット2を地上
面GLから最上段へ昇降し、第2スプロッケット26で
第2パレット3をピットPの中段位置から地上面GL上
中段位置まで昇降し、第3スプロケット27で第3パレ
ット28をピットPの下段から地上面GLまで第3吊下
げチェン31を介して昇降することができる。ピットP
内に収納される第2パレット3と第3パレット28間、
第1パレット2と第2パレット3間とはピットP内で1
600mmの高さにして、地上面GL上では1800m
m以上の高さになるよう各スプロケット径を決定する。
【0020】なお、本実施例では、索状部材をチェンで
説明しているが、詳しく述べれば、ショートリンクチェ
ン・ローラチェン・ワイヤロープ・ビニールロープ・ベ
ルト等となり、駆動手段をスプロケット・シーブ・巻取
りドラム・プーリ・ギャードモータ等となる。更に、各
パレットの昇降位置決めについては、リミットスイッチ
・エンコーダ等によって可能であり、説明を略してい
る。また、パレットの振れ防止・落下防止も同様に説明
を略している。
【0021】
【発明の効果】第1の発明では、複数段のパレットを個
別に吊下げチェンで昇降するため、各駆動関係部品を小
型化することができ、部品設置場所も小さく、部品取扱
いも容易になり、組付け工事の時間を短縮できる効果が
ある。また、各駆動手段を同時に異速度にすることで各
パレットの間隔を速く変えることが出来るため、第1パ
レットが地上面に位置するとき、第1パレットと第2パ
レット間がピット内の駐車室になり、その駐車室の高さ
を低くして、ピットの深さを浅くすることができ掘削費
を安価にする。また、第2パレットが地上面に位置する
とき、第1パレットと第2パレット間が乗込口になり、
乗込口の高さを高くして自動車・人の乗り込みを容易に
すると共に、常時いずれかのパレットがピットを閉じる
状態にするため安全である効果がある。
【0022】第の発明では、駆動手段の速比を変えて
上段パレットの昇降距離を長くすることにより、乗込口
のパレット間を高く設定でき、通行するのに安全で容易
なものとなる効果とピット深さを浅くすることができる
ので土木工事が安価となり、製品も安価に提供すること
ができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を具体化した2段式駐車装置の機構の一
実施例を示す説明用側面図。
【図2】図1の吊下げチェンを説明する正面図。
【図3】2段式駐車装置のバランスローラを採用した側
面図。
【図4】駆動手段をギヤードモータの速比を変えた実施
例を示すものでバランスチェンを略した側面図。
【図5】3段式駐車装置を示す実施例バランスチェン
を略した側面図。
【符号の説明】
1 2段式駐車装置 2 第パレット 3 第パレット 4 支柱 8 第1スプロケット 10 第1吊下げチェン 11 第2吊下げチェン 22 第1ギャードモータ 23 第2ギャードモータ P ピット GL 地上面 S 乗込口

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ピット内から地上面上まで立設した支柱
    と、支柱に沿って昇降する複数のパレットと、各パレッ
    ト上は自動車を搭載可能にした駐車室とする駐車装置に
    おいて、 地上面上を昇降する第1パレットと、ピットから地上面
    までを昇降する第2パレットと、 第1パレットを吊下げる第1索状部材と、第2パレット
    を吊下げる第2索状部材と、第1索状部材を巻回する第
    1駆動手段と、第2索状部材を巻回する第2駆動手段
    と、により構成して、 第1駆動手段と第2駆動手段は同時に異速度で回転し
    て、第1パレットが地上面に位置するとき第1パレット
    と第2パレット間の駐車室を短く形成するように移動さ
    せ、第2パレットが地上面に位置するとき第1パレット
    と第2パレット間の駐車室を長く形成するように移動さ
    せることを 特徴とするピット式駐車装置。
  2. 【請求項2】 第1パレットと第2パレットの移動は、
    第1駆動手段と第2駆動手段の速比を変えて同時に回転
    させて行うことを特徴とする請求項1記載のピット式駐
    車装置。
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