JPH0412214Y2 - - Google Patents
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- JPH0412214Y2 JPH0412214Y2 JP1987136979U JP13697987U JPH0412214Y2 JP H0412214 Y2 JPH0412214 Y2 JP H0412214Y2 JP 1987136979 U JP1987136979 U JP 1987136979U JP 13697987 U JP13697987 U JP 13697987U JP H0412214 Y2 JPH0412214 Y2 JP H0412214Y2
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- 102000001999 Transcription Factor Pit-1 Human genes 0.000 description 7
- 108010040742 Transcription Factor Pit-1 Proteins 0.000 description 7
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- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 238000009434 installation Methods 0.000 description 1
- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
- NJPPVKZQTLUDBO-UHFFFAOYSA-N novaluron Chemical compound C1=C(Cl)C(OC(F)(F)C(OC(F)(F)F)F)=CC=C1NC(=O)NC(=O)C1=C(F)C=CC=C1F NJPPVKZQTLUDBO-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
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- 238000010186 staining Methods 0.000 description 1
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Landscapes
- Warehouses Or Storage Devices (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
<産業上の利用分野>
この考案は、掘設したピツト内に上下2段の駐
車パレツトを出没可能に設けたピツト式の2段駐
車装置に関する。
車パレツトを出没可能に設けたピツト式の2段駐
車装置に関する。
<従来技術>
従来、上記のようなピツト式2段駐車装置とし
ては、例えば実開昭60−10049号に開示されてい
るようなものがあつた。これは、第5図に示すよ
うにピツト2内に前柱4及び後柱6を立設して、
固定フレーム8を構築し、この固定フレーム8に
上下動自在に昇降体10を設けている。この昇降
体10は、上下の駐車パレツト12,14を備え
ており、その前後をそれぞれ2本1組の昇降チエ
ーン16a,16bによつて吊持し、後柱6より
も後方のピツト2内に設けた駆動部18によつて
昇降させるように構成されている。
ては、例えば実開昭60−10049号に開示されてい
るようなものがあつた。これは、第5図に示すよ
うにピツト2内に前柱4及び後柱6を立設して、
固定フレーム8を構築し、この固定フレーム8に
上下動自在に昇降体10を設けている。この昇降
体10は、上下の駐車パレツト12,14を備え
ており、その前後をそれぞれ2本1組の昇降チエ
ーン16a,16bによつて吊持し、後柱6より
も後方のピツト2内に設けた駆動部18によつて
昇降させるように構成されている。
この他に、特開昭57−205672号公報記載のもの
がある。
がある。
<考案が解決しようとする問題点>
しかしながら、上記のような駐車装置では、駆
動部18を後柱6よりも後方のピツト2内に配置
しているために、ピツト2の後部に駆動部18専
用のスペースが必要となり、ピツト2全体の奥行
寸法が大きくなるという問題点があつた。また、
昇降体10が第6図に示すようにピツト2より地
上に上昇した状態では昇降チエーン16a,16
bが露出しているため、乗降者の衣類や手を汚す
恐れがあるという問題点もあつた。
動部18を後柱6よりも後方のピツト2内に配置
しているために、ピツト2の後部に駆動部18専
用のスペースが必要となり、ピツト2全体の奥行
寸法が大きくなるという問題点があつた。また、
昇降体10が第6図に示すようにピツト2より地
上に上昇した状態では昇降チエーン16a,16
bが露出しているため、乗降者の衣類や手を汚す
恐れがあるという問題点もあつた。
特開昭57−205672号公報記載のものは、昇降チ
エーンが地上部には露出しないようになつている
が、駆動部がピツト内に余分のスペースを必要と
する問題点は未だ解決されていない。すなわち、
駆動部が支柱の外側方位置に配置されるようにな
つており、その位置で駆動部に必要なスペースを
確保するためにはピツトを拡大形成する必要があ
る。
エーンが地上部には露出しないようになつている
が、駆動部がピツト内に余分のスペースを必要と
する問題点は未だ解決されていない。すなわち、
駆動部が支柱の外側方位置に配置されるようにな
つており、その位置で駆動部に必要なスペースを
確保するためにはピツトを拡大形成する必要があ
る。
<問題点を解決するための手段>
この考案は、上記の事情に鑑みてなされたもの
で、その目的とするところは、装置全体の奥行寸
法を小さくでき、かつ昇降体の上昇時に昇降チエ
ーンが地上に露出しない構成のピツト式2段駐車
装置を提供する点にある。
で、その目的とするところは、装置全体の奥行寸
法を小さくでき、かつ昇降体の上昇時に昇降チエ
ーンが地上に露出しない構成のピツト式2段駐車
装置を提供する点にある。
即ち、この考案の駐車装置は、ピツト内に一対
の前柱及び後柱を立設してその上部に通路用のス
テツプを備えた固定フレームを構築し、この固定
フレームに、上下2段の駐車パレツトを一体に連
結した昇降体を昇降自在に設け、前記ステツプの
一方の下側の空間スペースの前記前柱と後柱の間
に、前記ステツプの長手方向に沿う1本の駆動軸
とこの駆動軸を回転駆動させる駆動モータとを有
する昇降駆動部を設け、この昇降駆動部が設けら
れている側とは反対側の前記前柱および後柱の近
傍位置で前記昇降体の下段パレツトに一端をそれ
ぞれ固着した2本1組の第1の昇降チエーンを、
その一側のステツプの下部、前柱の基部及び後柱
の基部に配置されたスプロケツトに順次巻き掛け
て前記ピツトを横断する方向に導出し、前記昇降
駆動部が設けられている側の前柱及び後柱の近傍
位置で前記昇降体の下段パレツトにそれぞれ一端
を固着した2本1組の第2の昇降チエーンを、前
記第1の昇降チエーンと共に、前記駆動軸に配置
した2連のスプロケツトに順次巻き掛け、これら
第1及び第2の昇降チエーンによつて前記昇降体
を吊持するように構成したことを特徴とするもの
である。
の前柱及び後柱を立設してその上部に通路用のス
テツプを備えた固定フレームを構築し、この固定
フレームに、上下2段の駐車パレツトを一体に連
結した昇降体を昇降自在に設け、前記ステツプの
一方の下側の空間スペースの前記前柱と後柱の間
に、前記ステツプの長手方向に沿う1本の駆動軸
とこの駆動軸を回転駆動させる駆動モータとを有
する昇降駆動部を設け、この昇降駆動部が設けら
れている側とは反対側の前記前柱および後柱の近
傍位置で前記昇降体の下段パレツトに一端をそれ
ぞれ固着した2本1組の第1の昇降チエーンを、
その一側のステツプの下部、前柱の基部及び後柱
の基部に配置されたスプロケツトに順次巻き掛け
て前記ピツトを横断する方向に導出し、前記昇降
駆動部が設けられている側の前柱及び後柱の近傍
位置で前記昇降体の下段パレツトにそれぞれ一端
を固着した2本1組の第2の昇降チエーンを、前
記第1の昇降チエーンと共に、前記駆動軸に配置
した2連のスプロケツトに順次巻き掛け、これら
第1及び第2の昇降チエーンによつて前記昇降体
を吊持するように構成したことを特徴とするもの
である。
<作用・効果>
この考案によれば、車両への乗降の際に必要と
なる通路用のステツプの下側のこのステツプを支
持する前柱と後柱の間に昇降駆動部を配置してい
るので、本来、デツドスペースであつたステツプ
下の空間スペースを利用でき、ピツトの奥行き寸
法をパレツトの昇降に必要な最小限度にとどめる
ことができる。また、ピツトの幅方向寸法も、昇
降駆動部の幅寸法が前柱及び後柱の存在に影響さ
れないので、ステツプの下側空間の全幅を有効に
利用できるから、格別にピツトの幅を拡大形成す
る必要はない。従つて、地上構築物より3〜4倍
高価なピツトを小さくできることにより、より安
価なピツト式2段駐車装置とすることができる。
しかも、ピツト内に各スプロケツトを配置して、
ピツト内に昇降チエーンを沿うようにしているの
で、昇降体の上昇時に、昇降チエーンが地上に露
出することがない。よつて、昇降チエーンに乗降
者の衣服や手等が触れる恐れが全くなく、乗降者
に不快感を与えることもない。
なる通路用のステツプの下側のこのステツプを支
持する前柱と後柱の間に昇降駆動部を配置してい
るので、本来、デツドスペースであつたステツプ
下の空間スペースを利用でき、ピツトの奥行き寸
法をパレツトの昇降に必要な最小限度にとどめる
ことができる。また、ピツトの幅方向寸法も、昇
降駆動部の幅寸法が前柱及び後柱の存在に影響さ
れないので、ステツプの下側空間の全幅を有効に
利用できるから、格別にピツトの幅を拡大形成す
る必要はない。従つて、地上構築物より3〜4倍
高価なピツトを小さくできることにより、より安
価なピツト式2段駐車装置とすることができる。
しかも、ピツト内に各スプロケツトを配置して、
ピツト内に昇降チエーンを沿うようにしているの
で、昇降体の上昇時に、昇降チエーンが地上に露
出することがない。よつて、昇降チエーンに乗降
者の衣服や手等が触れる恐れが全くなく、乗降者
に不快感を与えることもない。
<実施例>
以下、この考案の一実施例を示す第1図乃至第
4図に基づいて説明する。
4図に基づいて説明する。
図において、この実施例は、平面形状が矩形で
あるピツト20内に固定フレーム22を有してい
る。この固定フレーム22は、ピツト20の両長
手縁に沿つて間隔を隔ててそれぞれ設けた前柱2
4a,24bと後柱26a,26bを有し、これ
ら前柱24a,24bと後柱26a,26bの上
部を跨ぐように、車両への乗降の際の通路となる
ステツプ28a,28bがそれぞれ設けられてい
る。
あるピツト20内に固定フレーム22を有してい
る。この固定フレーム22は、ピツト20の両長
手縁に沿つて間隔を隔ててそれぞれ設けた前柱2
4a,24bと後柱26a,26bを有し、これ
ら前柱24a,24bと後柱26a,26bの上
部を跨ぐように、車両への乗降の際の通路となる
ステツプ28a,28bがそれぞれ設けられてい
る。
この固定フレーム22に昇降体30が設けられ
ている。この昇降体30は、上下2段の駐車パレ
ツト32a,32bを4本の支柱34,34……
で一体化した構成で、下部パレツト32bの下部
の四隅に設けたガイドローラ36,36……を、
前柱24a,24b及び後柱26a,26bにそ
の長さ方向に沿つて設けたガイドレール38,3
8……に転動自在に係合させて、昇降体30を昇
降自在としている。
ている。この昇降体30は、上下2段の駐車パレ
ツト32a,32bを4本の支柱34,34……
で一体化した構成で、下部パレツト32bの下部
の四隅に設けたガイドローラ36,36……を、
前柱24a,24b及び後柱26a,26bにそ
の長さ方向に沿つて設けたガイドレール38,3
8……に転動自在に係合させて、昇降体30を昇
降自在としている。
一方のステツプ28aの下側に昇降駆動部40
が設けられている。この昇降駆動部40は、ステ
ツプ28aの長手方向に沿つて配置され、両端部
を軸受によつて支持されて、回転自在とされた駆
動軸42と、この駆動軸42の下方に設けた架台
44上に配置したブレーキ付ギヤードモータ46
とを有する。駆動軸42には減速スプロケツト4
8が設けられており、ブレーキ付ギヤードモータ
46の回転軸には駆動スプロケツト47が設けら
れて、この減速スプロケツト48と駆動スプロケ
ツト47とは駆動チエーン50によつて連結され
ており、ブレーキ付ギヤードモータ46の回転が
駆動軸42に伝達される。
が設けられている。この昇降駆動部40は、ステ
ツプ28aの長手方向に沿つて配置され、両端部
を軸受によつて支持されて、回転自在とされた駆
動軸42と、この駆動軸42の下方に設けた架台
44上に配置したブレーキ付ギヤードモータ46
とを有する。駆動軸42には減速スプロケツト4
8が設けられており、ブレーキ付ギヤードモータ
46の回転軸には駆動スプロケツト47が設けら
れて、この減速スプロケツト48と駆動スプロケ
ツト47とは駆動チエーン50によつて連結され
ており、ブレーキ付ギヤードモータ46の回転が
駆動軸42に伝達される。
この駆動軸42の回転を2本1組の第1及び第
2の昇降チエーン52a,52a,52b,52
bを介して昇降体30に伝えて、昇降体30を昇
降させている。即ち、第1の昇降チエーン52
a,52aは、第4図に示すように、昇降体30
の下段パレツト32bのステツプ28b側の長手
縁における前柱24b及び後柱26bの基部の近
傍に一端が取り付けられている。この取付は、第
3図に示すようにチエーン調整用のボルト54,
54を用いて行なわれる。この第1の昇降チエー
ン52a,52aは、ステツプ28bの下部に設
けられた吊スプロケツト56,56、前柱24b
及び後柱26bの基部に設けられたガイドスプロ
ケツト58,58に巻き掛けられ、下段パレツト
32bをステツプ28a側に向つて横断してい
る。そして、昇降駆動部40が設けられている側
の前柱24a及び後柱26aの基部にそれぞれ設
けたガイドスプロケツト60,60、ステツプ2
8aの下部に設けた吊スプロケツト62,62、
前柱24a及び後柱24bの中途部に設けた巻き
上げスプロケツト64,64に順次巻き掛けら
れ、駆動軸42の両端にそれぞれ設けた巻き上げ
スプロケツト66,66に巻き掛けられ、前柱2
4a及び後柱26aの中途部に固着されている。
2の昇降チエーン52a,52a,52b,52
bを介して昇降体30に伝えて、昇降体30を昇
降させている。即ち、第1の昇降チエーン52
a,52aは、第4図に示すように、昇降体30
の下段パレツト32bのステツプ28b側の長手
縁における前柱24b及び後柱26bの基部の近
傍に一端が取り付けられている。この取付は、第
3図に示すようにチエーン調整用のボルト54,
54を用いて行なわれる。この第1の昇降チエー
ン52a,52aは、ステツプ28bの下部に設
けられた吊スプロケツト56,56、前柱24b
及び後柱26bの基部に設けられたガイドスプロ
ケツト58,58に巻き掛けられ、下段パレツト
32bをステツプ28a側に向つて横断してい
る。そして、昇降駆動部40が設けられている側
の前柱24a及び後柱26aの基部にそれぞれ設
けたガイドスプロケツト60,60、ステツプ2
8aの下部に設けた吊スプロケツト62,62、
前柱24a及び後柱24bの中途部に設けた巻き
上げスプロケツト64,64に順次巻き掛けら
れ、駆動軸42の両端にそれぞれ設けた巻き上げ
スプロケツト66,66に巻き掛けられ、前柱2
4a及び後柱26aの中途部に固着されている。
一方、第2の昇降チエーン52b,52bは、
ステツプ28a側の下段パレツト32bの長手縁
における前柱24a及び後柱26aの近傍に、そ
れぞれ一端を第1の昇降チエーン52a,52a
と同様にチエーン調整用ボルト68によつて取付
けられ、吊スプロケツト62と2連に構成された
吊スプロケツト70、巻き上げスプロケツト64
と2連に構成された巻き上げスプロケツト72、
巻き上げスプロケツト66と2連に構成された巻
き上げスプロケツト74に順次巻き掛けられ、前
柱24a及び後柱26aの中途部に固着されてい
る。
ステツプ28a側の下段パレツト32bの長手縁
における前柱24a及び後柱26aの近傍に、そ
れぞれ一端を第1の昇降チエーン52a,52a
と同様にチエーン調整用ボルト68によつて取付
けられ、吊スプロケツト62と2連に構成された
吊スプロケツト70、巻き上げスプロケツト64
と2連に構成された巻き上げスプロケツト72、
巻き上げスプロケツト66と2連に構成された巻
き上げスプロケツト74に順次巻き掛けられ、前
柱24a及び後柱26aの中途部に固着されてい
る。
なお、第1図に示す76は、落下防止装置で、
下段パレツト32bの下部に4個所に設けられて
いる受け止め金具にそれぞれ対応するようにステ
ツプ28a,28bに設けられており、昇降チエ
ーン52a,52a,52b,52bが何等かの
原因で切断したときに、昇降体30が落下するの
を防止するためのものである。
下段パレツト32bの下部に4個所に設けられて
いる受け止め金具にそれぞれ対応するようにステ
ツプ28a,28bに設けられており、昇降チエ
ーン52a,52a,52b,52bが何等かの
原因で切断したときに、昇降体30が落下するの
を防止するためのものである。
このようなピツト式2段駐車装置では、例え
ば、第1図に示すように昇降体30がピツト20
内より上昇している状態で、下段パレツト32b
の車両乗入れ面と地上床とが同一レベルにあり、
車両Bは下段パレツト32bから地上床に、ある
いは地上床から下段パレツト32bに入出庫させ
ることができる。そして、下段パレツト32bへ
の入出庫を終えた後、ブレーキ付ギヤードモータ
46により駆動軸42を回転させると、昇降駆動
部40から第1及び第2の昇降チエーン52a,
52a,52b,52bが各スプロケツトを介し
て導出させられ、昇降体30が下降し、上段パレ
ツト32aの車両乗入れ面と地上床とが同一レベ
ルになるところで停止する。この状態では、両側
のステツプ28a,28a間に上段パレツト32
aが嵌り込んでピツト20の開口部を塞いでお
り、支柱34,34等の構造物は地上に露出して
おらず、外観上は通常の平面駐車場の如く構成さ
れる。したがつて、車両Aはそのままの状態で上
段パレツト32aから地上床に、あるいは地上床
から上段パレツト32aに入出庫することがで
き、支柱等の構造物を気にすることなく駐車がで
きる。なお、昇降体30の上昇、下降位置での停
止は、下段パレツト32bに設けた作動金具(図
示せず)と、後柱26aに設けた複数個のリミツ
トスイツチとによつて行なわれる。
ば、第1図に示すように昇降体30がピツト20
内より上昇している状態で、下段パレツト32b
の車両乗入れ面と地上床とが同一レベルにあり、
車両Bは下段パレツト32bから地上床に、ある
いは地上床から下段パレツト32bに入出庫させ
ることができる。そして、下段パレツト32bへ
の入出庫を終えた後、ブレーキ付ギヤードモータ
46により駆動軸42を回転させると、昇降駆動
部40から第1及び第2の昇降チエーン52a,
52a,52b,52bが各スプロケツトを介し
て導出させられ、昇降体30が下降し、上段パレ
ツト32aの車両乗入れ面と地上床とが同一レベ
ルになるところで停止する。この状態では、両側
のステツプ28a,28a間に上段パレツト32
aが嵌り込んでピツト20の開口部を塞いでお
り、支柱34,34等の構造物は地上に露出して
おらず、外観上は通常の平面駐車場の如く構成さ
れる。したがつて、車両Aはそのままの状態で上
段パレツト32aから地上床に、あるいは地上床
から上段パレツト32aに入出庫することがで
き、支柱等の構造物を気にすることなく駐車がで
きる。なお、昇降体30の上昇、下降位置での停
止は、下段パレツト32bに設けた作動金具(図
示せず)と、後柱26aに設けた複数個のリミツ
トスイツチとによつて行なわれる。
かくして、上記構成のピツト式2段駐車装置に
よれば、車両への乗降の際に必要となる通路用の
ステツプ28aの下側に昇降駆動部40が配置さ
れているため、本来、デツトスペースであつたス
テツプ下の空間スペースを有効に利用でき、装置
全体の奥行寸法を小さくできる。また、ピツト2
0内に各スプロケツトを配置して、ステツプ下の
昇降駆動部40から導出する2本1組の昇降チエ
ーン52a,52a,52b,52bによつて昇
降体30を吊持するものであるから、昇降体30
の上昇時に各チエーンが地上に露出することがな
く、乗降者の衣服や手等に触れる心配がない。
よれば、車両への乗降の際に必要となる通路用の
ステツプ28aの下側に昇降駆動部40が配置さ
れているため、本来、デツトスペースであつたス
テツプ下の空間スペースを有効に利用でき、装置
全体の奥行寸法を小さくできる。また、ピツト2
0内に各スプロケツトを配置して、ステツプ下の
昇降駆動部40から導出する2本1組の昇降チエ
ーン52a,52a,52b,52bによつて昇
降体30を吊持するものであるから、昇降体30
の上昇時に各チエーンが地上に露出することがな
く、乗降者の衣服や手等に触れる心配がない。
なお、上記の実施例では、1台の駐車装置につ
いて説明したが、上記構成の駐車装置を横方向に
複数台並設してもよく、その場合、隣接する駐車
装置の昇降駆動部を第2図に示すステツプ28b
の下側に配置することができ、ステツプ下の空間
スペースをより一層有効に利用することができ
る。また、各昇降チエーン52a,52a,52
b,52bの他端を前柱24a,後柱26aの中
途部に固着してその余剰部分をU字状に垂れ下が
るようにしたが、各チエーンの他端にバランスウ
エイトを設けるようにしてもよい。
いて説明したが、上記構成の駐車装置を横方向に
複数台並設してもよく、その場合、隣接する駐車
装置の昇降駆動部を第2図に示すステツプ28b
の下側に配置することができ、ステツプ下の空間
スペースをより一層有効に利用することができ
る。また、各昇降チエーン52a,52a,52
b,52bの他端を前柱24a,後柱26aの中
途部に固着してその余剰部分をU字状に垂れ下が
るようにしたが、各チエーンの他端にバランスウ
エイトを設けるようにしてもよい。
第1図はこの考案によるピツト式2段駐車装置
の一実施例の概略構成を示す側面図、第2図は同
実施例の正面図、第3図は第1図のア−ア線に沿
う拡大断面図、第4図が各チエーンの配置を示す
概略斜視図、第5図及び第6図は従来のピツト式
2段駐車装置を示す概略側面図である。 20……ピツト、22……固定フレーム、24
a,24b……前柱、26a,26b……後柱、
28a,28b……ステツプ、30……昇降体、
40……昇降駆動部、42……駆動軸、46……
ブレーキ付ギヤードモータ、52a……第1の昇
降チエーン、52b……第2の昇降チエーン、5
6,62,70……吊スプロケツト、58,60
……ガイドスプロケツト、64,66,72,7
4……巻き上げスプロケツト。
の一実施例の概略構成を示す側面図、第2図は同
実施例の正面図、第3図は第1図のア−ア線に沿
う拡大断面図、第4図が各チエーンの配置を示す
概略斜視図、第5図及び第6図は従来のピツト式
2段駐車装置を示す概略側面図である。 20……ピツト、22……固定フレーム、24
a,24b……前柱、26a,26b……後柱、
28a,28b……ステツプ、30……昇降体、
40……昇降駆動部、42……駆動軸、46……
ブレーキ付ギヤードモータ、52a……第1の昇
降チエーン、52b……第2の昇降チエーン、5
6,62,70……吊スプロケツト、58,60
……ガイドスプロケツト、64,66,72,7
4……巻き上げスプロケツト。
Claims (1)
- ピツト内に一対の前柱及び後柱を立設してその
上部に通路用のステツプを備えた固定フレームを
構築し、この固定フレームに、上下2段の駐車パ
レツトを一体に連結した昇降体を昇降自在に設
け、前記ステツプの一方の下側の空間スペースの
前記前柱と後柱の間に、前記ステツプの長手方に
沿う1本の駆動軸とこの駆動軸を回転駆動させる
駆動モータとを有する昇降駆動部を設け、この昇
降駆動部が設けられている側とは反対側の前記前
柱及び後柱の近傍位置で前記昇降体の下段パレツ
トに一端を固着した2本1組の昇降チエーンを、
その一側のステツプの下部、前柱の基部及び後柱
の基部に配置されたスプロケツトに順次巻き掛け
て前記ピツトを横断する方向に導出し、前記昇降
駆動部が設けられている側の前柱および後柱の近
傍位置で前記昇降体の下段パレツトに一端を固着
した2本一組の第2の昇降チエーンを、前記第1
の昇降チエーンと共に、前記駆動軸に配置した2
連のスプロケツトに巻き掛け、これら第1および
第2の昇降チエーンによつて前記昇降体を吊持す
るように構成したことを特徴とするピツト式2段
駐車装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987136979U JPH0412214Y2 (ja) | 1987-09-07 | 1987-09-07 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987136979U JPH0412214Y2 (ja) | 1987-09-07 | 1987-09-07 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6443154U JPS6443154U (ja) | 1989-03-15 |
JPH0412214Y2 true JPH0412214Y2 (ja) | 1992-03-25 |
Family
ID=31397996
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1987136979U Expired JPH0412214Y2 (ja) | 1987-09-07 | 1987-09-07 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0412214Y2 (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS57205672A (en) * | 1981-06-12 | 1982-12-16 | Kankiyou Sangyo Kk | Parking device |
-
1987
- 1987-09-07 JP JP1987136979U patent/JPH0412214Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS57205672A (en) * | 1981-06-12 | 1982-12-16 | Kankiyou Sangyo Kk | Parking device |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6443154U (ja) | 1989-03-15 |
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