JPS6019239Y2 - 二段式複数列駐車設備 - Google Patents

二段式複数列駐車設備

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JPS6019239Y2
JPS6019239Y2 JP14871980U JP14871980U JPS6019239Y2 JP S6019239 Y2 JPS6019239 Y2 JP S6019239Y2 JP 14871980 U JP14871980 U JP 14871980U JP 14871980 U JP14871980 U JP 14871980U JP S6019239 Y2 JPS6019239 Y2 JP S6019239Y2
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JP
Japan
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parking space
row
pallet
parking
evacuation
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JP14871980U
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JPS5771645U (ja
Inventor
仁男 宮下
Original Assignee
新明和工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は地上空間の有効利用を目的とした二段式複数列
駐車設備の改良に関する。
現在、二段式複数列駐車設備としては実公昭44−17
936号公報に示されるようなものが多用されている。
この駐車設備“は、上・下二段に且つ複数列の駐車空間
のうち上段駐車空間には昇降可能な上段パレットを列数
側設け、下段駐車空間には列数より1個少なく且つ横行
可能に下段パレットを設けるとともに、各列ごとに入出
庫口を形成したものである。
しかしながら、前述駐車設備は駐車可能な車両台数が常
に上・下二段の全駐車空間数より1個少ないため、地上
空間を十分活用したものとはいえない。
勿論、左・右端駐車列のいずれか一方の下段駐車空間に
隣接して横行退避用の駐車空間を設けたとしても同様の
ことがいえる。
本考案は前述事情に鑑み、前述従来の二段式複数列駐車
設備において、任意に特定した駐車列のみ下段駐車空間
下方に地下ピットを設けて退避空間を形威せしめるとと
もに、下段パレットを前記退避空間との間において昇降
可能に配置し、横行パレット用の横行レールは、特定列
を除く下段駐車空間のピット床面に設けた1対の固定レ
ールと天井材として形威した下段昇降パレットの天井床
面に設けた1対の移動レールをもって構成して、下段パ
レットの下降の際適宜案内装置により前記両レールが一
直線状に接続する如く威し、特定列以外の上段駐車空間
への入出庫は前記下段昇降パレットの退避に続く必要下
段パレットの横行移動により可能としたことを特徴とし
、近時、ビルとして義務付けられた地下ピットを有効に
活用し、しかも該地下ピットはいずれの列の下方のもの
であっても可能であり、もって活用度の高い地上空間で
の駐車効率の向上を図ることを目的とした二段式複数列
駐車設備に関するものである。
以下、図面の実施例に基き詳述する。
説明の便宜上第1・4図における左・右をそれぞれ「左
」・「右」、第2・3・5図における左・右をそれぞれ
「前」・「後」と呼称する。
1は地上に上・下段駐車空間2・3を6列に形威した鉄
骨フレーム組立体で、各列ごとに前記下段駐車空間3の
前部に車両Wの入出庫口4を設けている。
5は右から3番目の特定列Aにおいて下段駐車空間3直
下に設けた地下ピットで、該下段駐車空間3に連通ずる
退避用駐車空間6を形威している。
7は断面H型の前・後1対の柱で、下端を地上床8に固
定してあり、また各前・後柱7上端にはそれぞれ断面H
型の縦梁9が架設しである。
さらに前記縦梁9は後柱7より後方に若干延長17、該
縦梁9の延長端には断面H型の1本の横梁10を横架し
である。
11は下段駐車空間3内を昇降可能なるごとく各列ごと
に設けた上段パレット、12は横梁10の上面に軸受1
3・13を介して回転自在に支持した回転軸、14・1
4および15は前記回転軸12の左・右部および中間部
に固定した小ダブルスプロケットと大スプロケツ)−1
16は前記横梁10の後部に適宜ブラケット17を介し
据付けた正・逆転モータで、無端チェノ18により前記
大スプロケット15を回転せしめるごとくしである。
19・19,20・20はそれぞれ左右l対の上段パレ
ット11昇降用のチェノで、このうちチェノ19・19
は一端を上段パレット11の前部左・右に固定し、前記
縦梁9に軸支したガイドスプロケット21・21と前記
小ダブルスプロケット14・14の各内側スプロケット
部、およびカウンターウェイト22・22も吊下したダ
ブルスプロケット23・23の各内側スプロケット部を
経て、他端を前記横梁10の後部下面延長部に固定しで
ある。
また、前記チェノ20・20は一端を上段パレット11
の後部左・右に固定し、前記縦梁9に軸支したガイドス
プロケット24・24と前記小ダブルスプロケット14
・14の各外側スプロケット部、および前記ダブルスプ
ロケット23・23の各外側スプロケット部を経て、他
端を前記横梁10の後部下面延長部に固定しである。
しかして上段パレット11は、後端部左・右に突設した
屈曲ブラケット25・25に軸支せるガイドローラ26
・26を前記後柱7の凹所に転勤自在に案内係合させ、
前記モータ16の正・逆転により水平状態を保持したま
ま昇降し得るごとくなっている。
27は地上床8と前記横梁10下面との間に立設した左
右1対の垂直ガイドレールで、前記カウンタ−ウェイト
22前面突出部を該ガイドレール27の凹所に係合させ
て該カウンターウェイト昇降時の案内を行うものである
28は隣接する下段駐車空間3・3間を横行可能なるご
とく駐車列数より1個少なく設けた下段横行パレットで
、左右端において前後方向に貫通支持した回転軸29の
両端にそれぞれ鍔付ローラ30を固定してあり、該ロー
ラ30は前記特定列Aを除く下段駐車空間3のピット床
8aに左右方向に敷設した前後1対のI形横行レール3
1に転動自在に係合させである。
前記横行レール31は前記特定列Aにおいて切欠対向端
部を地下ピット5内に若干突出させ、該端部には上半部
を角状に切欠いた切欠段部31aを形威しである。
32は下段横行パレット28の下面に据付けた正・逆転
モータの駆動により前記一方の回転軸29の中間部に固
定せる大スプロケット33との間に張設した無線チェノ
34を介して、前記下段横行パレット28を前記横行レ
ール31に沿って左右方向へ走行させるごとくしである
35は前記退避用駐車空間6内を昇降可能なるごとく前
記特定列Aの下段駐車空間3に設けた下段昇降パレット
で、前・後部上面に門形枠体35aを立設し、該両枠体
35aの左右上部間には補強兼天井板35bを架設して
あり、さらに前記両枠体35aの上部水平部上面には1
対の■型移動レール35cを敷設しである。
そして該移動レール35cは前記両枠体35aより若干
左右に突出しており、該丙寅出端は下半部を角状に切欠
いた切欠係合部35C1を形威し、前記下段昇降パレッ
ト35が下降した際、該切欠係合部35C1がそれぞれ
前記切欠段部31aに係合して移動レール35cを横行
レール31に接続するごとくしである。
36は上端をそれぞれ地上床8の地下ピット5内への前
・後突出部8b・8c下面に、また下端を地下ピット5
床面に固定した4本の凹形垂直ガイドレールで、前記下
段昇降パレット35の前後・左右端下面に垂設したL字
形ブラケット37・37′の内側面に軸支せるローラ3
8が転動自在に係合し得るごとく配置しである。
39は前記後突出部8c上において適宜軸受を介して支
持した回転軸で、左・右部および中間部にそれぞれ2個
の小スプロケット40および大スプロケット41を固定
し、後部の地上床8上に据付ケた正・逆転モータ42に
より前記大スプロケット41との間に張設した無端チェ
ノ43を介して回転させるごとくしである。
44・45はそれぞれ左右に配置した下段昇降パレット
35のバランス用チェンド昇降用チェンで、このうちチ
ェノ44は一端を前記前突出部8bの下面に固定腰前記
前部ブラケット37の下部外側面に軸支したガイドスプ
ロケット46および下段昇降パレット35の前・後、左
右部下面に軸支したガイドスプロケット47・48を経
て他端を該ガイドスプロケット48直下の地下ピット5
床面に固定しである。
また前記チェノ45は一端を前記後部ブラケット37′
の下方水平部上面に固定し、前記後突出部8cを貫通し
て前記小スプロケット40に巻掛け、再び前記後突出部
8cを貫通して下方に延び、地下ピット5床面に軸支し
たガイドスプロケット49を経て他端を前記ブラケット
37′の下面に緊張状態に固定しである。
50は前記横行レール31と移動レール35cの相互間
に設けた両レールの接続を容易ならしめるための案内手
段で、前記切欠部31a下面に垂設した腕部材50aと
、該部材50a下部に軸支したガイドローラ50bと、
前記腕部材50aの中間部上面に削設した断面■字形凹
部50cと、前記移動レール35cの左・右両端突出部
下面に固設したV字形突出部材50dとから構成してい
る。
しかして前記下段昇降パレット35は、正・逆転モータ
42の駆動によりガイドレール36に沿って水平状態の
まま昇降し得るもので、最上昇位置においては該パレッ
ト35の乗人面が丁度地上床8に面一となり、このとき
ブラケット37・37′は下部屈曲部で前・後突出部8
b・8cをかわし、また下降時には前記ガイドローラ5
0bはそれぞれ前・後枠体35aの垂直部外側面に係合
案内し、下降最終時点で突出部材50dが凹部50cに
嵌合することにより切欠係合部35C1が切欠段部31
aに確実に係合し、横行レール31に対する移動レール
35cの接続が完了する。
使用に際し、駐車設備は常時は第1・2図に示す各パレ
ットの配置状態とする。
即ち、すべての上段パレット11;下段横行パレット2
8、下段昇降パレット35はそれぞれ上段駐車空間2、
特定列A以外の列の下段駐車空間3および特定列Aの下
段駐車空間3の所定位置に配置されている。
そして、下段横行パレット28または下段昇降パレット
35に対する入出庫に際してはその位置で入出庫を行う
また特定列Aの上段パレット11に対する入出庫に際し
ては、第3・4図に示すごとくモータ42を駆動させて
下段昇降パレット35を退避用駐車空間6内に下降退避
させた上で、モータ16の駆動により前記所望上段パレ
ット11を下降させて下段駐車空間3において入出庫を
膏い、入出庫後は再び前記モータ16・42を駆動させ
て元の位置に復帰させる。
さらに特定列A以外の上段パレット11に対する入出庫
に際しては、先ず下段昇降パレット35を退避用駐車空
間6内に下降退避させる。
このとき移動レール35cは案内手段50によりそれぞ
れ横行レープ31に接続される。
次に必要な下段横行パレット28を各モータ32の駆動
により横移動させる。
これにより特定列Aに隣接する左または右側列の下段横
行パレット28は、ローラ30を移動レール35cに係
合させた状態で下段昇降パレット35上に載置される。
この状態で所望上段パレット11を下降させて入出庫を
行い、入出庫後は上段パレット11を上昇復帰させ、ま
た下段横行パレット28および下段昇降パレット35も
それぞれ横行および上昇させて元位置に復帰させる。
尚、駐車列数が多くなると、下段昇降パレット35に対
する入出庫の確率が低くなるため、駐車設備は初めから
下段昇降パレット35を退避駐車空間6内に退避させて
おくようにしてもよい。
この場合は、特定列Aの上段パレット11に対する入出
庫時は該上段パレット11の昇降動作のみでよく、また
特定列A以外の列の上段パレット11に対する入出庫時
は下段横行パレット2Bの横行退避のみでよく、さらに
下段昇降パレット35に対する入出庫時には該パレット
35の昇降のみ行わせればよく、いずれにしても入出庫
所要時間は大巾に短縮される。
前述下段昇降パレット35の下降状態においては、該パ
レットの補強兼天井板35bの存在により、横行パレッ
ト28の移動前においても誤って人や入庫車がピット5
へ落込む危険が全くない。
以上詳述せるごとく、本考案に係る二段式複数列駐車設
備によるときは、利用価値の高い地上空間は総て駐車の
用に供し、利用価値の比較的低い地下空間を退避スペー
スとして使用したのみならず、該退避空間は従来のごと
く複数列の両端に限られることなく任意列とし得るため
、構築物内空間の利用価値が高くなって、限られた敷地
に設置する場合は土地の有効利用という点でも大きな効
果を発揮するものである。
また本考案の駐車設備をビルディング等の構築物内に設
置する場合は、構築物の通例として設けられる基礎ピッ
トを退避用駐車空間として有効に利用できるため、退避
用駐車空間のための付加的な設備費は格安となるもので
ある。
【図面の簡単な説明】
図面はいずれも本考案駐車設備の実施例を示すもので、
第1図は正面、第2図は第1図の■〜■矢視側面図、第
3図は下段昇降パレットを下降させたときの側面図、第
4図は第3図の■〜■矢視図、第5図は第4図における
v部拡大詳細図、第6図は第5図における■〜■矢視断
面図である。 図中、2は上段駐車空間、3は下段駐車空間、4は入出
庫口、5は地下ピット、6は退避用駐車空間、11は上
段パレット、28は下段横行パレット、35は下段昇降
パレット、Wは車両である。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. (1)上・下2段に複数列の駐車空間を形成し、該上段
    駐車空間には各列ごとに昇降可能な上段パレットを設け
    、下段駐車空間には個々に横行可能な下段横行パレット
    を列数より1個少なく配置するとともに各列ごと入出庫
    口を形成したものにおいて、任意に特定した列の下段駐
    車空間下方に退避用駐車空間を形成させるとともに前記
    特定列の下段駐車空間には前記退避用駐車空間との間を
    昇降し得るごとく下段昇降パレットを設け、前記横行パ
    レット用の横行レールは特定列を除く下段駐車空間のピ
    ット床面に前・後部1対を固定敷設し、また下段昇降パ
    レットは天井材とするとともに該天井上面に前・後部1
    対の移動レールを敷設して、相互間に設けた案内手段に
    より下段昇降パレット降下時は前記固定および移動の両
    レールが一直線状に接続し得るごとく威し、前記特定月
    以外の上段駐車空間への入出庫は前記下段昇降パレット
    の退避および目的上段駐車空間列より特定列までの各列
    下段横行パレットの横行移動により可能としたことを特
    徴とする二段式複数列駐車設備。
  2. (2)前記案内手段は、固定側横行レールの特定列に向
    う端部を上部欠落の段状となすとともに先端下面に腕部
    材を突設し、該腕部材中間部には上部開口の断面■字形
    凹欠部を形成させ、さらに先端部には下降する下段昇降
    パレット側面と係合可能にガイドローラを設け、また移
    動レール端部は前記固定レール端部と係合可能に下面欠
    落の段状となすとともに先端付近下面に下方に向ってV
    字状部材を垂下して、前記固定レール側腕部材の凹欠部
    内に嵌入して位置決めされるごとくして戒る実用新案登
    録請求の範囲第1項記載の二段式複数列駐車設備。
JP14871980U 1980-10-17 1980-10-17 二段式複数列駐車設備 Expired JPS6019239Y2 (ja)

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JPS5771645U JPS5771645U (ja) 1982-05-01
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