JPH06183517A - 出し入れ装置 - Google Patents

出し入れ装置

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JPH06183517A
JPH06183517A JP4343005A JP34300592A JPH06183517A JP H06183517 A JPH06183517 A JP H06183517A JP 4343005 A JP4343005 A JP 4343005A JP 34300592 A JP34300592 A JP 34300592A JP H06183517 A JPH06183517 A JP H06183517A
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JP
Japan
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cab
guide
guide rail
clamped
lifting
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JP4343005A
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English (en)
Inventor
Tomokatsu Sugawara
友勝 菅原
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Daifuku Co Ltd
Original Assignee
Daifuku Co Ltd
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Publication date
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Priority to EP93116957A priority patent/EP0613853B1/en
Priority to SG9600985A priority patent/SG105445A1/en
Priority to DE69326436T priority patent/DE69326436T2/de
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 キャブ用ガイドレール60はアルミニウム製で
あり、一対のキャブ案内部61や被挟持部66を含めて容易
に製作し得、被挟持部66が一箇所であり、落下防止装置
90は一組だけ設ければよい。キャブ50の昇降時には落下
防止装置90は非作用にあり、キャブ50はキャブ案内部61
に案内されて振れが防止され、昇降は何ら支障なく円滑
に行える。キャブ50の昇降時にチェーンが破断されたと
き、落下防止装置90が被挟持部66に作用し、キャブ50の
落下を阻止する。 【効果】 キャブ用ガイドレールは、支柱側に対する配
設を簡単、容易に行え、容易に製作できて全体を安価に
提供できる。落下防止装置は、一つの被挟持部に対向し
て一組設ければよい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、たとえば自動倉庫にお
いて使用される入出庫用の出し入れ装置で、入出庫用の
キャレッジや保守点検作業などに使用されるキャブなど
を備えた出し入れ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のものとしては、たとえば
特開平1−313202号公報に見られる昇降キャブ付き走行
クレーンが提供されている。この従来構成は、走行クレ
ーンの走行本体を、下部ガイドレールに案内される下部
フレームと上部ガイドレールに案内される上部フレーム
とを前後一対の支柱で連結し一体化することで構成し、
さらに両支柱間で昇降する昇降キャレッジ上に荷移載手
段を設けている。そして、他方の支柱で走行方向の外側
にブラケットを介して左右一対のガイドレールを取り付
け、これらガイドレールに昇降可能に保持されている昇
降キャブに、両ガイドレールに作用自在な制動手段を設
けている。
【0003】この従来構成において走行クレーンは、昇
降キャレッジ側のキャブに搭乗しての手動操作や遠隔操
作などにより、走行本体を走行動させることと、昇降キ
ャレッジを昇降動させることと、荷移載手段をフォーク
動させることとの組合せ動作により、棚の目的とする場
所に対して荷の入出庫を行える。
【0004】そして運転中において、たとえば昇降キャ
レッジ側が故障した非常時や、定期的な保守点検作業な
どを行う場合に昇降キャブが使用される。すなわち作業
者が昇降キャブに搭乗した状態で、モーターを稼働させ
て昇降駆動用チェンを正逆回転させることにより、昇降
キャブをガイドレールに沿って昇降移動させ得、そして
昇降キャレッジに対向する位置に停止させたのち、作業
者が昇降キャブから昇降キャレッジに乗り移るなどする
ことで、所期の補修や保守点検作業などを行っている。
【0005】さらに昇降駆動用チェンが破断したとき、
両ガイドレールに対向してそれぞれ配設した制動手段が
制動作用して、昇降キャブの落下を防止している。ここ
で制動手段は、両ガイドレールの扁平な面に対して制動
体のカム面を作用させるものであり、そしてカム面は鋸
歯状周面部に形成してある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来構成によ
ると、制動手段が作用するガイドレールを配設するに、
支柱に複数のブラケットを固定する作業と、上下のブラ
ケット間に左右一対のガイドレールを固定する作業とが
必要になり、溶接などによる固定箇所が多数であること
から作業が面倒になり、かつコスト高を招くことにな
る。さらに制動手段は二組必要であることから構造が複
雑になる。
【0007】また制動時に、両ガイドレールの扁平な面
に対して鋸歯状周面部を作用させたとき、鋸歯状周面部
がガイドレール面に食い込んで、ガイドレールに傷を付
けることになる。さらに鋸歯状周面部を含めて制動体の
破損を招くことになる。
【0008】本発明の目的とするところは、キャブの昇
降案内用と落下防止用に兼用されるガイドレールを簡単
かつ容易に配設し得、しかも落下防止装置は一組にし得
る出し入れ装置、ならびに傷付きや破損を招くことなく
昇降体の落下防止を行える出し入れ装置を提供する点に
ある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成すべく本
第1発明の出し入れ装置は、下部フレームと、この下部
フレームから立設した支柱とにより走行本体を構成し、
前記支柱側にそれぞれ案内されて各別に昇降自在なキャ
レッジとキャブとを設けるとともに、前記キャレッジに
出し入れ具を設け、前記支柱側に設けたキャブ案内用の
ガイドレールはアルミニウム製であって、一対のキャブ
案内部間に、前記キャブに設けた落下防止装置が作用自
在な被挟持部を一体に形成している。
【0010】また本第2発明の出し入れ装置は、下部フ
レームと、この下部フレームから立設した支柱とにより
走行本体を構成し、前記支柱側に案内される昇降体を設
け、前記支柱側に、左右両側に扁平状の被挟持面を形成
した被挟持部を設けるとともに、この被挟持部に作用自
在な落下防止装置を前記昇降体側に設け、前記落下防止
装置は、両被挟持面に外側から対向しかつ被挟持面に対
して当接方向に弾性付勢された一対のパッドを有すると
ともに、これらパッドの当接面は扁平状の挟持面に形成
し、昇降体に吊り力が作用しているとき両パッドを弾性
付勢力に抗して離間動させる連動装置を設けている。
【0011】
【作用】上記した本第1発明の構成においてキャブ用ガ
イドレールは、アルミニウム製であることから、一対の
キャブ案内部や被挟持部を含めて容易に製作し得、そし
て被挟持部が一箇所であることから、落下防止装置は一
組だけ設ければよい。
【0012】そして出し入れ装置は、遠隔操作などによ
り走行本体を走行動させることと、キャレッジを昇降動
させることと、出し入れ具をフォーク動させることとの
組合せ動作により、棚の目的とする収納部に対して荷の
入出庫を行える。このような運転中において、たとえば
出し入れ装置のキャレッジ側が故障した非常時や、定期
的な保守点検作業などを行う場合にキャブが使用され
る。すなわち作業者がキャブに搭乗した状態で、キャブ
をキャブ用ガイドレールに沿って上昇させ、そしてキャ
レッジに対向して停止させればよい。
【0013】上述したキャブの昇降時には落下防止装置
は非作用にあり、さらにキャブは一対のキャブ案内部に
案内されることで振れが防止され、以てキャブの昇降は
何ら支障なく円滑に行える。なおキャブの昇降時にチェ
ーンが破断されたときなどに、落下防止装置が被挟持部
に作用し、これによりキャブの落下を阻止し得る。
【0014】また上記した本第2発明の構成において出
し入れ装置は、昇降体の昇降時には、この昇降体に吊り
力が作用していることから、落下防止装置は連動装置を
介して両パッドを離間動させた非作用にあり、以て昇降
体の昇降は何ら支障なく円滑に行える。そして昇降体の
昇降時にチェーンが破断されたときなどには、昇降体に
作用していた吊り力が開放されることになり、したがっ
てパッドは弾性力により被挟持部に接近動し、その挟持
面を被挟持面に圧接させる。このように挟持面と被挟持
面との扁平面どうしが圧接することで、落下防止装置が
被挟持部に作用し、これにより昇降体の落下を阻止し得
る。
【0015】
【実施例】以下に本発明の一実施例を図に基づいて説明
する。図2〜図4において枠組み状の棚1は、上下方向
ならびに左右方向に複数の収納部2を形成しており、各
収納部2は腕木を介して荷3(直接にまたはパレツトを
介して)を支持すべく構成されている。前記棚1は通路
4を置いて並設され、そして通路4内には、棚1の前方
の一定経路5上を走行自在な出し入れ装置10が配設され
る。
【0016】この出し入れ装置10は、下部フレーム11
と、この下部フレーム11から立設した前後一対で四角パ
イプ(または丸パイプ)からなる支柱12と、これら支柱
12の上端間を連結する上部フレーム13とにより走行本体
14を構成している。そして両支柱12間に、これら支柱12
の両側面をガイド面としたガイドローラ15を介して昇降
案内されるキャレッジ16を配置している。さらにキャレ
ッジ16上に、出退動装置17の作動により収納部2などに
対して出退自在な出し入れ具(フオーク)18を配置して
いる。なお上部フレーム13は、天井レール7に案内され
るガイド装置19を有する。
【0017】前記下部フレーム11は、左右一対のチャン
ネル材20と、これらチャンネル材20の端部間に一体化さ
れる前後一対の端部材21,22とにより構成される。そし
て一方の端部材21には、床レール6上で転動自在な駆動
車輪23が駆動軸24を介して取り付けられるとともに、前
記床レール6の側面に案内されるガイド輪25が遊転自在
に設けられる。また他方の端部材22には、前記床レール
6上で転動自在な従動車輪26が従動軸27を介して取り付
けられるとともに、前記床レール6の側面に案内される
ガイド輪28が遊転自在に設けられる。
【0018】一方の端部材21に取り付けられる走行駆動
ユニット30は、前記駆動軸24に連動する減速機31と、こ
の減速機31に連動する走行駆動装置(フランジ形ブレー
キ付きモータなど)32などにより構成される。また一方
の端部材21の近くでチャンネル材20上に、前記キャレッ
ジ16に連動する昇降駆動ユニット35を取り付けている。
この昇降駆動ユニット35は、昇降駆動装置(モータな
ど)36や減速機37などにより構成され、そして減速機37
からの出力軸38に駆動輪39を固定している。
【0019】前記昇降駆動ユニット35の駆動輪39には2
本の遊端の索体(チェーンなど)40が掛けられ、これら
索体40の一端側は、前記上部フレーム13に配設した第1
ガイド輪41を介して一方の支柱12内に入り、そして支柱
12内のカウンターウエイト42に連結している。また索体
40の他端側は、前記上部フレーム13に配設した第2ガイ
ド輪43を介してキャレッジ16の上部に連結している。
【0020】他方の支柱12で走行方向の外側には、保守
点検時や非常時に使用されるキャブ(昇降体の一例)50
が昇降自在に設けられる。すなわちキャブ50は、底板51
と、この底板51の前面側から立設した被昇降用のブラケ
ット52と、このブラケット52から上方に連設した前壁体
53と、前記底板51の右側面側から立設されかつ側縁が前
記ブラケット52や前壁体53に一体化された側壁体54と、
前記底板51の後面側から立設されかつ側縁が前記側壁体
54に一体化された後壁体55と、前記底板51の左側面側に
配設されかつ後縁が前記後壁体55に開閉自在に連結され
た扉体56と、前壁体53や側壁体54や後壁体55の上縁間に
一体化された天井体57などにより構成されている。
【0021】そして閉動させた扉体56の外側から前方に
亘って位置するキャブ側タラップ58が前記底板51と一体
にして形成され、このキャブ側タラップ58の外側に開動
させた扉体56が安全柵として位置すべく構成してある。
なおキャブ50内にはキャブ内操作盤59が設けられてい
る。また前記キャブ側タラップ58が対向自在となるよう
に、前記キャレッジ16からキャレッジ側タラップ44が連
設されている。
【0022】前記キャブ50は、支柱12の外面に取り付け
たキャブ用ガイドレール60に昇降自在に保持されてい
る。すなわち図1、図2、図6に示すようにキャブ用ガ
イドレール60は、アルミニウムの押し出し成形により型
レール状に製作されるもので、左右両側には左右外方に
開放したキャブ案内部61が凹溝状に形成され、そしてキ
ャブ案内部61の内側に並んで左右外方に開放した連結用
蟻溝部62が形成されるとともに、キャブ案内部61の外側
に並んで前後外方に開放した外取り付け用蟻溝部63が形
成されている。
【0023】さらに両連結用蟻溝部62の間に位置させて
前後内方に開放した内取り付け用蟻溝部64が形成される
とともに、この内取り付け用蟻溝部64の両側には前後内
方に突出するチェーンガイド部65が形成され、また両キ
ャブ案内部61の間に位置させて前後外方に一体に突出す
る被挟持部66が形成されている。ここで被挟持部66は、
左右両側に扁平状の被挟持面66aを形成している。
【0024】前記キャブ用ガイドレール60は、前記支柱
12の外面で上下複数箇所に取り付けた連結部材29間に固
定される。すなわち連結部材29は平面視で門形状であっ
て、その両脚部の遊端が前記連結用蟻溝部62の部分に外
側から当接され、そして両脚部の遊端に外側から通した
ボルト67を、これら連結用蟻溝部62内に位置させたナッ
ト体68に螺合させることで固定される。
【0025】前記外取り付け用蟻溝部63には、検出体69
や非常停止ドッグ70が、ボルトナットなどからなる固定
具71を介して上下位置を調整自在に取り付けられてい
る。ここで検出体69は、最上段停止や最下段停止や非常
停止などに使用されるもので、非常停止ドッグ70ととも
に上下の所定位置に、かつ必要に応じて左右に振り分け
て配設されている。また内取り付け用蟻溝部64には、チ
ェーンガイド体72が、ボルトナットなどからなる固定具
73を介して取り付けられている。
【0026】前記キャブ50はキャブ用ガイドレール60
に、ブラケット52に配設したローラ75などを介して昇降
自在に保持されている。すなわちブラケット52は支柱12
側が開放した横断面門形状であって、その両脚部の遊端
に前記キャブ案内部61に嵌合して支持案内される前記ロ
ーラ75が遊転自在に取り付けられている。そしてブラケ
ット52側には、前記検出体69に対向自在な検出装置76
や、前記非常停止ドッグ70に作用自在な検出装置(リミ
ットスイッチ)77が取り付けられている。
【0027】前記キャブ用ガイドレール60に沿ってキャ
ブ50を昇降動させるために、図1、図3、図4に示すよ
うに、支柱12の外面側で下部フレーム11側にモータ80お
よび減速機81を設け、この減速機81からの出力軸82に駆
動歯輪83を取り付けるとともに、上部フレーム13側に遊
転歯輪84を設け、そして両歯輪83,84間に掛張した左右
一対のチェーン85の両端をキャブ50の上下部に結合して
いる。その際にチェーン85の中間部は、前記チェーンガ
イド体72とキャブ用ガイドレール60のチェーンガイド部
65との間に位置して、振れることなくガイドされてい
る。なおモータ80および減速機81の外側位置にはキャブ
制御を含む出し入れ装置用制御盤86が設けられている。
【0028】前記キャブ50のブラケット52側には、前記
被挟持部66に作用自在な落下防止装置90が設けられる。
すなわち落下防止装置90は図1、図6〜図8に示すよう
に、チェーン85の上端側とキャブ50との結合部に設けら
れるもので、箱枠状の本体91が前記ブラケット52に一体
化されている。前記本体91の天板部には上下方向の貫通
孔92が一対に形成され、これら貫通孔92に対して、前記
チェーン85の上端に連結したピン93が上方から挿通して
いる。
【0029】そして両ピン93間に亘って下方から外嵌す
るシャフト取り付け用のプレート94が設けられ、さらに
プレート94の下方において、前記ピン93の下部に形成し
た螺子部93aに螺合するナット95が設けられる。前記プ
レート94の上面側には、ピン93に外嵌する一対のばねホ
ルダー96が設けられ、これらばねホルダー96に配設した
第1圧縮コイルばね97の上部を前記本体91の天板部に下
方から当接させて、その弾性力によりばねホルダー96を
介してプレート94を下降付勢している。
【0030】両ピン93間の中央部において、前記プレー
ト94からシャフト98が垂設されるとともに、このシャフ
ト98に対して下方からワッシャ99とブロック100 とが外
嵌されている。そしてシャフト98の下部に形成した螺子
部98aに螺合するナット101が設けられる。なおブロッ
ク100 は左右方向の水平ピン102 を有する。
【0031】前記本体91の下部にはケース体105 が設け
られ、このケース体105 は、縦向き矩形板状のベース部
106 と、このベース部106 から被挟持部66側へ連設した
左右一対の腕体部107 と、これら腕体部107 の遊端に固
定したパッド受け部108 とからなる。これらパッド受け
部108 は、相対向側と外方とが開放した段部109 を有
し、両段部109 の相対向する面は、上位ほど互いに接近
する傾斜案内面109aに形成してある。
【0032】前記段部109 の外方開放を閉塞するための
蓋体110 が設けられ、この蓋体110はボルト111 を介し
てパッド受け部108 に固定される。前記段部109 内に配
設されるパッド112 は楔形状であって、その傾斜面部を
被傾斜案内面112aとして前記段部109 の傾斜案内面109a
に当接させており、そして平行して相対向する面を扁平
状の挟持面112bに形成している。
【0033】前記ケース体105 の腕体部107 間には、左
右方向の支軸115 を介して左右一対のリンク116 が上下
揺動自在に取り付けられている。これらリンク116 は中
央部が支軸115 に取り付けられるもので、内端は前記ブ
ロック100 の水平ピン102 に相対揺動自在に連結されて
いる。また両リンク116 の外端は、前記パッド112 の下
部に左右方向ピン117 を介して相対揺動自在に連結され
ている。
【0034】そして前記腕体部107 の上部間には、前記
シャフト98の挿通を許すシャフトガイド118 が設けら
れ、このシャフトガイド118 と前記ワッシャ99との間
に、このワッシャ99とブロック100 を介してシャフト98
を下降付勢する第2圧縮コイルばね119 が設けられる。
したがってパッド112 は、第2圧縮コイルばね119 によ
り被挟持面66aに対して当接方向に弾性付勢されること
になり、また上記93〜111、115 〜118 により、キャブ5
0に吊り力が作用しているとき両パッド112 を弾性付勢
力に抗して離間動させる連動装置を構成する。
【0035】上記の実施例において出し入れ装置10は、
出し入れ装置用制御盤86を介しての操作指令などによ
り、走行駆動ユニット30の作動で走行本体14を走行動さ
せることと、昇降駆動ユニット35の作動でキャレッジ16
を昇降動させることと、出退動装置17の作動で出し入れ
具18をフォーク動させることとの組合せ動作により、棚
1の目的とする収納部2に対して荷3の入出庫を行え
る。
【0036】そして運転中において、たとえば出し入れ
装置10のキャレッジ16側が故障したり荷崩れが生じたり
した非常時の補修作業や、定期的な保守点検作業などを
行う場合にキャブ50が使用される。すなわち作業者はキ
ャブ50に搭乗したのちキャブ内操作盤59を操作すること
で、出し入れ装置用制御盤86を介しての操作指令によ
り、モータ80を稼働させてチェーン85を正逆回転させ、
以てキャブ50をキャブ用ガイドレール60に沿って上昇さ
せ得る。そして、たとえば荷崩れの補修作業を行う場合
は、キャブ50をキャレッジ16に対向して停止させ得る。
このとき前記キャブ側タラップ58がキャレッジ側タラッ
プ44に同レベルで対向される。
【0037】上述したキャブ50の昇降時には、チェーン
85を介してピン93に吊り力が作用しており、したがって
図7、図8に示すように、プレート94とばねホルダー96
と本体91などを介してキャブ50を吊り支持しており、こ
のとき第1圧縮コイルばね97は圧縮されている。そして
本体91に対してプレート94が相対的に上昇限に位置して
いることから、このプレート94にシャフト98を介して一
体状のブロック100 は第2圧縮コイルばね119 に抗して
上昇した状態になり、これによりリンク116 が支軸115
の周りに揺動してパッド112 を下降させている。
【0038】このパッド112 の下降によって楔を抜いた
状態となり、したがって挟持面112bが被挟持面66aから
離間することになって落下防止装置90は非作用になる。
さらにキャブ案内部61にローラ75が案内されることで振
れが防止される。これらのことによりキャブ50の昇降は
何ら支障なく円滑に行われる。
【0039】上述したようにしてキャブ50の上昇を停止
させてブレーキを掛けたのち、作業者は、まず扉体56を
開動させ、そしてキャブ側タラップ58とキャレッジ側タ
ラップ44とを利用してキャブ50からキャレッジ16へ乗り
移るなどすることで、所期の補修作業や保守点検作業な
どを行える。
【0040】なおキャブ50の昇降時にチェーン85が破断
されたとき、ピン93に作用していた吊り力が開放される
ことになり、したがって両圧縮コイルばね97,119 の弾
性力により、プレート94、ばねホルダー96、シャフト9
8、ブロック100 などが本体91に対して相対的に下降す
ることになる。これによりリンク116 が支軸115 の周り
に揺動(図8の矢印A)してパッド112 を上昇(図7の
矢印B)させる。
【0041】するとパッド112 の上昇により、傾斜案内
面109aに被傾斜案内面112aが案内されて楔を打ち込む状
態となり、したがって挟持面112bが被挟持部66に接近し
かつ扁平面どうしが圧接することになって落下防止装置
90が作用する。これにより前述したチェーン85の破断に
よるキャブ50の落下は阻止される。
【0042】上記実施例では昇降体としてキャブ50を示
したが、これはキャレッジ16であってもよく、この場合
に図6の仮想線で示すように、支柱12とキャレッジ16と
の間に落下防止装置90などが配設される。
【0043】上記実施例の落下防止装置90は、扁平な被
挟持面66aに対してパッド112 の扁平な挟持面112bを当
接させて落下防止を行っているが、本第1発明において
は従来のように、カム状の制動体を作用させる落下防止
装置であってもよい。
【0044】上記実施例では被挟持部66をキャブ用ガイ
ドレール60に一体形成した形式を示したが、本第2発明
においてはキャブ用ガイドレール60とは別に形成して支
柱12側に配設した形式であってもよい。
【0045】
【発明の効果】上記構成の本第1発明によると、1本の
キャブ用ガイドレールにより、キャブの昇降案内部と落
下防止装置の作用部とを形成でき、支柱側に対する配設
(固定)を簡単かつ容易に行うことができるとともに、
キャブ用ガイドレールはアルミニウムにより容易に製作
できて、全体を安価に提供できる。そして落下防止装置
は、一つの被挟持部に対向して一組設ければよいことか
ら、構造を簡素化できる。
【0046】また上記構成の本第2発明によると、昇降
体の落下防止は扁平状の被挟持面に扁平状の挟持面を圧
接させて行うことができ、したがって昇降体用ガイドレ
ールの傷付きやパッドの破損などを招くことなく、常に
好適な落下防止を行うことができて、品質の向上を計る
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示し、キャブ付き出し入れ
装置の昇降案内部の横断平面図である。
【図2】同キャブ用ガイドレールの斜視図である。
【図3】同キャブ付き出し入れ装置の一部切り欠き斜視
図である。
【図4】同キャブ付き出し入れ装置の一部切り欠き側面
図である。
【図5】同キャブ付き出し入れ装置を使用した自動倉庫
の正面図である。
【図6】同キャブ付き出し入れ装置の要部の横断平面図
である。
【図7】同落下防止装置部分の一部切り欠き正面図であ
る。
【図8】同落下防止装置部分の一部切り欠き側面図であ
る。
【符号の説明】
1 棚 10 出し入れ装置 11 下部フレーム 12 支柱 14 走行本体 16 キャレッジ(昇降体) 18 出し入れ具 23 駆動車輪 26 従動車輪 30 走行駆動ユニット 35 昇降駆動ユニット 50 キャブ(昇降体) 52 ブラケット 60 キャブ用ガイドレール 61 キャブ案内部 66 被挟持部 66a 被挟持面 80 モータ 85 チェーン 86 出し入れ装置用制御盤 90 落下防止装置 91 本体 93 ピン 94 プレート 97 第1圧縮コイルばね 98 シャフト 100 ブロック 102 水平ピン 105 ケース枠 108 パッド受け部 109a 傾斜案内面 110 蓋体 112 パッド 112a 被傾斜案内面 112b 挟持面 116 リンク 119 第2圧縮コイルバネ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下部フレームと、この下部フレームから
    立設した支柱とにより走行本体を構成し、前記支柱側に
    それぞれ案内されて各別に昇降自在なキャレッジとキャ
    ブとを設けるとともに、前記キャレッジに出し入れ具を
    設け、前記支柱側に設けたキャブ案内用のガイドレール
    はアルミニウム製であって、一対のキャブ案内部間に、
    前記キャブに設けた落下防止装置が作用自在な被挟持部
    を一体に形成したことを特徴とする出し入れ装置。
  2. 【請求項2】 下部フレームと、この下部フレームから
    立設した支柱とにより走行本体を構成し、前記支柱側に
    案内される昇降体を設け、前記支柱側に、左右両側に扁
    平状の被挟持面を形成した被挟持部を設けるとともに、
    この被挟持部に作用自在な落下防止装置を前記昇降体側
    に設け、前記落下防止装置は、両被挟持面に外側から対
    向しかつ被挟持面に対して当接方向に弾性付勢された一
    対のパッドを有するとともに、これらパッドの当接面は
    扁平状の挟持面に形成し、昇降体に吊り力が作用してい
    るとき両パッドを弾性付勢力に抗して離間動させる連動
    装置を設けたことを特徴とする出し入れ装置。
JP4343005A 1992-12-24 1992-12-24 出し入れ装置 Pending JPH06183517A (ja)

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EP93116957A EP0613853B1 (en) 1992-12-24 1993-10-20 Crane equipped with a maintenance elevator
SG9600985A SG105445A1 (en) 1992-12-24 1993-10-20 Crane equipped with a maintenance elevator
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