JP5859775B2 - 立体駐車装置 - Google Patents
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Description
このような立体駐車装置に車両を駐車する際には、まず、車両を出入口付近まで移動させた後、運転手は運転席から降りて立体駐車装置の操作部を操作する。この操作により駆動装置が駆動し、車両が搭載されていないパレットを移動させる。そして、パレットが出入口まで移動するとリミットスイッチがパレットを検知し、駆動装置を停止させる。これにより、パレットが出入口に確実に停止することができるので、運転手は出入口まで移動したパレット上に車両を安全に乗り入れることができる。
これにより、出入口まで移動したパレットを検知した検知装置が、パレット上への車両の乗り入れ時に生じるパレットの揺れによって検知状態から非検知状態へ変更する誤作動を生じたとしても、動作規制回路によりパレットの移動が規制されるので、パレットは移動せず、安全にパレット上への車両の入出庫ができる。
図6、7に示すように、駆動装置3は、後支柱12に固定されるモータ31と、モータの出力軸に固定される駆動スプロケット32と、駆動スプロケット32に巻きかけられるチェーン33と、チェーン33が巻きつく従動スプロケット34と、従動スプロケット34に一端が連結され、前支柱11および後支柱12に回動可能に取付けられた前後方向に延びる駆動軸35と、駆動軸35の前部と後部にそれぞれ取付けられる二つの駆動スプロケット36と、パレット昇降体2の四隅下部にそれぞれ回転自在に設けられる複数の従動スプロケット37と、左右に隣接する後支柱12の上部に両端がそれぞれ固定連結され中間部が駆動スプロケット36及び従動スプロケット37に掛け渡されて駆動スプロケット36の回転力をパレット昇降体2の昇降駆動力に変換するチェーン38とを備えている。尚、モータ31には、非通電時にその逆転を防止するロック機構(図示せず)を備えている。
また、本実施例においては、上昇位置検知装置61の破損等により、パレット昇降体2が上昇位置より上方へ移動し続けることを防止するために、上昇位置検知装置61の近傍に、パレット昇降体2が上昇位置より上方に位置することを検知する上昇限検知装置64が設けられる。さらに下降位置検知装置63の破損等により、パレット昇降体2が下降位置から更に下降することを防止するために、下降位置検知装置63の近傍に、パレット昇降体2が下降位置より下方に位置することを検知する下降限検知装置65が設けられる。
この電気回路は、パレット昇降体2を上昇位置まで上昇させるための下段パレット上昇用回路P1と、パレット昇降体2を中間位置まで上昇させるための中段パレット上昇用回路P2と、パレット昇降体2を下降させるためのパレット下降用回路P3と、本発明の動作規制回路に相当する中段パレット動作規制用回路P4とからなり、各回路は電源線P5、P6間に接続されている。
これにより、昇降用操作盤4の下段パレット上昇スイッチ44を押すと、コイル71が付勢されてモータ31を正回転させ、パレット昇降体2を上昇させる。パレット昇降体2が上昇位置まで上昇すると、上昇位置検知装置61により回路が開成されることで、コイル71が付勢されず、モータ31の回転が停止し、パレット昇降体2の上昇が停止する。
これにより、昇降用操作盤4の下降スイッチ46を押すと、コイル72が付勢されてモータ31を逆回転させ、パレット昇降体2を下降させる。パレット昇降体2が下降位置まで下降すると、下降位置検知装置63により回路が開成されることで、コイル72が付勢されず、モータ31の回転が停止し、パレット昇降体2の下降が停止する。
これにより、昇降用操作盤4を操作する前においては、スイッチ77、中間位置検知装置62がともに閉路されているため、コイル75は付勢され、スイッチ73、76によって回路を閉成する。その後昇降用操作盤4の中段パレット上昇スイッチ45を押すと、スイッチ73、上昇位置検知装置61によって回路が閉成するので、コイル71が付勢されてモータ31が正回転し、パレット昇降体2は上昇する。このとき、コイル74も付勢され、スイッチ77によって回路が開成される。その後、パレット昇降体2が中間位置まで上昇すると、中間位置検知装置62が開成される。すると、コイル75は付勢されないため、スイッチ73、76によって回路が開成される。スイッチ73により回路が開成されることで、コイル71は付勢されず、モータ31の回転が停止し、パレット昇降体2の上昇が停止する。
立体駐車装置Mの昇降用操作盤4において、メインスイッチ42がキーによりオン操作され(ステップS1)、立体駐車装置Mが随時に作動可能な待機状態となり、図12のフローが開始される。
ところで、昇降用操作盤4の中段パレット上昇スイッチ45が故障し、このスイッチが常にオン操作されてしまう場合がある。このとき、前記ステップ23において中段位置検知装置62によりモータ31の駆動を停止した後、パレット1への車の入出庫を行う際に、車両の重量によりパレット昇降体2が揺れ、パレットが中間位置検知装置51から離れ、非検知状態となることがある。このとき、従来のような構成では、パレット昇降体2が上昇する恐れがある。そして、車は中段パレット22への入出庫の途中であるため、車の運転手の意図に反してパレット昇降体2が上昇し、危険である。
中段パレット上昇スイッチ45が故障した状態で、パレット昇降体2を中間位置まで上昇を開始すると、上昇開始時は、スイッチ77、中間位置検知装置62がともに閉成されているため、コイル75が付勢され、スイッチ73が回路を閉成する。そのため、中段パレット上昇スイッチ45、スイッチ73、上昇位置検知装置61がすべて閉成されるので、コイル71が付勢され、モータ31が駆動し、パレット昇降体2が上昇する。
このとき、コイル74が付勢されることでスイッチ77が開成され、パレット昇降体2を中段パレット22が設置面Eと略同一レベルとなる中間位置まで上昇し、中間位置検知装置62が開成されることで、コイル72が付勢されず、スイッチ76も開成されるので、
仮に、中間位置に停止している中段パレット21が揺れ、中間位置検知装置62が閉成されたとしても、スイッチ76、77ともに開成されている。そのため、コイル75が付勢されず、スイッチ73が回路を開成し、モータが正回転しない。したがって、車両の入出庫中に中段パレット21が上昇することを確実に防止でき、安全である。
また、本実施例においては、動作規制回路をパレット昇降体2が中間位置まで上昇させる際に適用したが、パレット昇降体2が中間位置まで下降する場合に適用しても良い。
また、本実施例においては、ピットPを有し、パレット昇降体2が昇降する構造としたが、垂直循環式などの他の方式の立体駐車装置に適用しても良い。これにより、パレット上への車両の入出庫時にパレットが移動することを防止でき、安全である。
立体駐車装置 M
ピット P
制御装置 C
パレット昇降体 2
上段パレット 21
中段パレット 22
下段パレット 23
昇降用操作盤 4
メインスイッチ 42
切換スイッチ 43
下段パレット上昇スイッチ 44
中段パレット上昇スイッチ 45
下降スイッチ 46
検知装置 S
上昇位置検知装置 61
中間位置検知装置 62
下降位置検知装置 63
Claims (1)
- 車両を搭載可能なパレットと、
前記パレットを移動させる駆動装置と、
前記駆動装置を作動させる操作部と、
前記パレットが車両の出入口に位置することを検知する検知装置とからなり、
検知装置からの信号により駆動装置が停止する立体駐車装置において、
前記検知装置が前記パレットを検知すると作動し、前記検知装置の検知後は前記検知装置の検知状況にかかわらずパレットの移動を規制する動作規制回路を有し、
前記操作部をオン操作することで前記パレットを出入口に移動し、前記検知装置がパレットを出入口に位置することを検知すると、前記操作部を常にオン操作した状態であってもパレットの移動を停止し、パレット移動の停止後は前記検知装置の検知状況にかかわらず前記操作部を常にオン操作した状態であってもパレットの移動を規制する
ことを特徴とする立体駐車装置。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2011188210A JP5859775B2 (ja) | 2011-08-31 | 2011-08-31 | 立体駐車装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2011188210A JP5859775B2 (ja) | 2011-08-31 | 2011-08-31 | 立体駐車装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JP2013049974A JP2013049974A (ja) | 2013-03-14 |
JP5859775B2 true JP5859775B2 (ja) | 2016-02-16 |
Family
ID=48012214
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2011188210A Active JP5859775B2 (ja) | 2011-08-31 | 2011-08-31 | 立体駐車装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP5859775B2 (ja) |
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-
2011
- 2011-08-31 JP JP2011188210A patent/JP5859775B2/ja active Active
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