JP5859775B2 - 立体駐車装置 - Google Patents

立体駐車装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5859775B2
JP5859775B2 JP2011188210A JP2011188210A JP5859775B2 JP 5859775 B2 JP5859775 B2 JP 5859775B2 JP 2011188210 A JP2011188210 A JP 2011188210A JP 2011188210 A JP2011188210 A JP 2011188210A JP 5859775 B2 JP5859775 B2 JP 5859775B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pallet
switch
lifting body
circuit
detection
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2011188210A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2013049974A (ja
Inventor
昌利 横野
昌利 横野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyokuto Kaihatsu Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Kyokuto Kaihatsu Kogyo Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kyokuto Kaihatsu Kogyo Co Ltd filed Critical Kyokuto Kaihatsu Kogyo Co Ltd
Priority to JP2011188210A priority Critical patent/JP5859775B2/ja
Publication of JP2013049974A publication Critical patent/JP2013049974A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5859775B2 publication Critical patent/JP5859775B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Warehouses Or Storage Devices (AREA)

Description

本発明は、車両を搭載可能な複数のパレットと、このパレットを出入口まで移動させる駆動装置と、使用者の操作により、この駆動装置に動作指令を出力する操作部とを備えた立体駐車装置に関する。
従来より、上記立体駐車装置において、駆動装置によりパレットが立体駐車装置の地上面に設けられた出入口まで移動したことを検知するリミットスイッチ等の検知装置を設け、パレットを出入口に停止させることは知られている(特許文献1参照)。
このような立体駐車装置に車両を駐車する際には、まず、車両を出入口付近まで移動させた後、運転手は運転席から降りて立体駐車装置の操作部を操作する。この操作により駆動装置が駆動し、車両が搭載されていないパレットを移動させる。そして、パレットが出入口まで移動するとリミットスイッチがパレットを検知し、駆動装置を停止させる。これにより、パレットが出入口に確実に停止することができるので、運転手は出入口まで移動したパレット上に車両を安全に乗り入れることができる。
特開平9−132966号
ところが、上記立体駐車装置では、検知装置の検知により駆動装置を停止させるため、パレット上へ車両が乗り降りする際に生じるパレットの揺れにより、リミットスイッチが検知状態から非検知状態に変わる場合がある。このとき、操作部の故障等により操作部が操作し続けられた状態となると、駆動装置が作動し、運転手の意図に反してパレットが出入口から移動を開始する可能性があり、安全上好ましくない。
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたもので、立体駐車装置の出入口に位置するパレットを検知する検知装置が非検知となり、操作部が操作し続けられている状態であっても、出入口からのパレットの移動を規制することができるようにした立体駐車装置を提供することを目的とする。
本発明の立体駐車装置は、車両を搭載可能なパレットと、前記パレットを移動させる駆動装置と、前記駆動装置を作動させる操作部と、前記パレットが車両の出入口に位置することを検知する検知装置とからなり、検知装置からの信号により駆動装置が停止する立体駐車装置において、前記検知装置が前記パレットを検知すると作動し、前記検知装置の検知後は前記検知装置の検知状況にかかわらずパレットの移動を規制する動作規制回路を有し、前記操作部をオン操作することで前記パレットを出入口に移動し、前記検知装置がパレットを出入口に位置することを検知すると、前記操作部を常にオン操作した状態であってもパレットの移動を停止し、パレット移動の停止後は前記検知装置の検知状況にかかわらず前記操作部を常にオン操作した状態であってもパレットの移動を規制することを特徴とするものである。
これにより、出入口まで移動したパレットを検知した検知装置が、パレット上への車両の乗り入れ時に生じるパレットの揺れによって検知状態から非検知状態へ変更する誤作動を生じたとしても、動作規制回路によりパレットの移動が規制されるので、パレットは移動せず、安全にパレット上への車両の入出庫ができる。
本発明の立体駐車装置とすれば、出入口に位置するパレットが揺れることにより、検知装置が誤作動を起こしたとしても、パレットが移動せず、パレット上への車両の入出庫が安全に行える。
本発明の立体駐車装置を示す断面図である。 本発明の立体駐車装置を上方から見た図である。 パレット昇降体が上昇位置にあるときの、図1のA−A線断面図である。 パレット昇降体が中間位置にあるときの、図3相当図である。 パレット昇降体が下降位置にあるときの、図3相当図である。 駆動装置を側方から見た図である。 駆動装置を前側から見た図である。 昇降用操作盤の拡大図である。 検知装置をしめす、図1の部分拡大図であり、(a)は立体駐車装置の側方から見た図、(b)は立体駐車装置の後方から見た図である。 立体駐車装置のブロック図である。 パレット昇降体の昇降動作に関する電気回路図である。 立体駐車装置のフローチャートである。
以下、本発明の実施の形態を、添付図面に示した本発明の実施例について説明する。なお、本実施例においては、後述する立体駐車装置Mへ車両が出入りする方向を前後方向とし、その立体駐車装置Mの出入口を前と定義する。また、後述する昇降用操作盤4が配置される側を左側、規制チェーン用支柱53が設置される側を右側とする。
図1は、本発明の立体駐車装置を示す断面図である。図2は、本発明の立体駐車装置を上方から見た図である。図3は、パレット昇降体が上昇位置にあるときの、図1のA−A線断面図である。図4は、パレット昇降体が中間位置にあるときの、図3相当図である。図5は、パレット昇降体が下降位置にあるときの、図3相当図である。図6は、駆動装置を側方から見た図である。図7は、駆動装置を前側から見た図である。図8は、昇降用操作盤の拡大図である。図9は、検知装置をしめす、図1の部分拡大図であり、(a)は立体駐車装置の側方から見た図、(b)は立体駐車装置の後方から見た図である。図10は、立体駐車装置のブロック図である。図11は、パレット昇降体の昇降動作に関する電気回路図である。図12は、立体駐車装置のフローチャートである。
図1〜5において、設置面Eに設けられる立体駐車装置Mは、各々が車両搭載用のパレット21、22、23を上下3段有して、設置面Eに凹設したピットP内にそれぞれ昇降可能に並設される複数列(図示例では3列)のパレット昇降体2を備えている。この各パレット昇降体2には、これを昇降駆動する駆動装置3がそれぞれ連結される。
ピットP内には、その底面前部に立設した複数本(図示例では4本)の前支柱11と、その底面後部に立設した複数本(図示例では4本)の後支柱12と、この前支柱11の上端と後支柱12の上端とに掛け渡された状態で固定される前後方向に延びた歩廊13とからなるフレームFが設けられている。
各パレット昇降体2は、上下に間隔を置いて並ぶ水平な平板状のパレット21,22、23と、パレット21、22、23を連結する連結部材24(図示例ではパレット21、22、23の左右両側面に二本づつ固定)とにより構成される。各パレット昇降体2は、このピットP内に設けた昇降案内機構(図示せず)により、下段パレット23が設置面Eと略同一レベルとなる上昇位置(図3参照)と、中段パレット22が設置面Eと略同一レベルとなる中間位置(図4参照)と、上段パレット21が設置面Eと略同一レベルとなる下降位置(図5参照)との間で昇降可能に案内支持される。
次に、立体駐車装置Mの駆動装置3に関して、図6、7を参照しながら説明する。なお、図6,7は説明を容易とするために、上段パレット21、中段パレット22、連結部材24などの図示を省略している。
図6、7に示すように、駆動装置3は、後支柱12に固定されるモータ31と、モータの出力軸に固定される駆動スプロケット32と、駆動スプロケット32に巻きかけられるチェーン33と、チェーン33が巻きつく従動スプロケット34と、従動スプロケット34に一端が連結され、前支柱11および後支柱12に回動可能に取付けられた前後方向に延びる駆動軸35と、駆動軸35の前部と後部にそれぞれ取付けられる二つの駆動スプロケット36と、パレット昇降体2の四隅下部にそれぞれ回転自在に設けられる複数の従動スプロケット37と、左右に隣接する後支柱12の上部に両端がそれぞれ固定連結され中間部が駆動スプロケット36及び従動スプロケット37に掛け渡されて駆動スプロケット36の回転力をパレット昇降体2の昇降駆動力に変換するチェーン38とを備えている。尚、モータ31には、非通電時にその逆転を防止するロック機構(図示せず)を備えている。
従って、パレット昇降体2が図5に示す下降位置、図4に示す中間位置にあるときに、モータ31を正回転させると、その回転力が駆動スプロケット36、チェーン38および従動スプロケット37を介してパレット昇降体2に伝わり、パレット昇降体2を上昇させることができる。また、パレット昇降体2が図3に示す上昇位置、図4に示す中間位置にあるときに、モータ31を逆回転で駆動させると、パレット昇降体2を下降させることができる。なお、パレット昇降体2を下降させる際に、モータ31を逆回転で駆動させる以外に、モータ31の逆転を防止するロック機構を解除し、パレット昇降体2の自重のみでモータ31を駆動させること無くパレット昇降体2を下降させても良い。
立体駐車装置Mには、図1に示すように、その車両出入口の近くにおいて、パレット昇降体2を昇降制御する昇降用操作盤4が設けられる。この昇降用操作盤4は、本実施例では立体駐車装置Mの左側前方に立設する操作用支柱41の上部に設けられる。
図8に示すように、昇降用操作盤4の表面には操作部Bが配置されている。操作部Bは、管理者の持つキーにより操作され、立体駐車装置Mの作動・不作動状態を切換えるメインスイッチ42と、昇降すべきパレット昇降体2を任意に選択する切換スイッチ43と、その切換スイッチ43で選択されたパレット昇降体2を上昇位置まで上昇させ、下段パレット23を設置面Eと略同一レベルとする下段パレット上昇スイッチ44と、選択されたパレット昇降体2を中間位置まで上昇させ、中段パレット22を設置面Eと略同一レベルとする中段パレット上昇スイッチ45と、選択されたパレット昇降体2を下降させる下降スイッチ46とにより構成される。
図8に示すように、操作用支柱41の前面には、立体駐車装置M内への車両の移動を妨げる規制チェーン51の一端を掛けるためのブラケット52が固定されている。また、図1に示すように、規制チェーン51の他端は、立体駐車装置の右側前方に配置される規制チェーン用支柱53に掛けることができる。このため、立体駐車装置Mを不作動状態とした後に、規制チェーン51の両端を操作用支柱41、規制チェーン用支柱53に掛けることで、立体駐車装置M内への車両の進入を防止することができる。
フレームFとパレット昇降体2間には、パレット昇降体2の昇降位置を検出して後述する制御装置Cに出力する検知装置Sが設けられる。
検知装置Sは、図9に示すように、後支柱12側上端に固定され、パレット昇降体2が上昇位置となるまで移動したことを検知する上昇位置検知装置61と、後支柱12の上部に固定され、パレット昇降体2が中間位置となるまで移動したことを検知する中間位置検知手段62と、後支柱12側上端に固定され、パレット昇降体2が下降位置となるまで移動したことを検知する下降位置検知装置63とを備えている。この上昇位置検知装置61および中間位置検知装置62は、下段パレット23が当接することで検知状態となるリミットスイッチである。また、下降位置検知装置63は、パレット昇降体2が下降位置まで移動した際に、チェーン38が当接することで検知状態となるリミットスイッチである。これら上昇位置検知装置61、中間位置検知装置62、下降位置検知装置63が検知状態となると、制御装置Cに検出信号を出力する。
また、本実施例においては、上昇位置検知装置61の破損等により、パレット昇降体2が上昇位置より上方へ移動し続けることを防止するために、上昇位置検知装置61の近傍に、パレット昇降体2が上昇位置より上方に位置することを検知する上昇限検知装置64が設けられる。さらに下降位置検知装置63の破損等により、パレット昇降体2が下降位置から更に下降することを防止するために、下降位置検知装置63の近傍に、パレット昇降体2が下降位置より下方に位置することを検知する下降限検知装置65が設けられる。
尚、この検知装置として、本実施例のようなリミットスイッチに代えて他の適当な検知装置、例えば赤外線センサ、超音波センサ、光電センサ等を使用して、パレット21、22、23の設置面Eに対する位置を検知するようにしてもよい。
図10に示すように、昇降用操作盤4の操作部Bをなすメインスイッチ42、切換スイッチ43、下段パレット上昇スイッチ44、中段パレット上昇スイッチ45、下降スイッチ46の出力は、制御装置Cに入力される。また、検知装置Sの上昇位置検知装置61、中間位置検知装置62、下降位置検知装置63の出力は、制御装置Cに入力される。駆動装置3のモータ31およびそのモータの逆転を防止するロック装置は、制御装置Cにより駆動される。
次に、上記のように構成されたパレット昇降体2の昇降動作に関する電気回路について、図11を参照しながら説明する。なお、他のパレット昇降体2についても同様のため、1つのパレット昇降体2について説明する。
この電気回路は、パレット昇降体2を上昇位置まで上昇させるための下段パレット上昇用回路P1と、パレット昇降体2を中間位置まで上昇させるための中段パレット上昇用回路P2と、パレット昇降体2を下降させるためのパレット下降用回路P3と、本発明の動作規制回路に相当する中段パレット動作規制用回路P4とからなり、各回路は電源線P5、P6間に接続されている。
下段パレット上昇用回路P1は、下段パレット上昇スイッチ44、上昇位置検知装置61、およびコイル71が直列に接続されて構成される。下段パレット上昇スイッチ44は、昇降用操作盤4のスイッチ44を押すことで回路を閉成するものである。上昇位置検知装置61は、パレット昇降体2が下降位置まで移動することで、回路を開成するものである。コイル71は、付勢されたときにモータ31を正回転させ、パレット昇降体2を上昇させるコイルである。
これにより、昇降用操作盤4の下段パレット上昇スイッチ44を押すと、コイル71が付勢されてモータ31を正回転させ、パレット昇降体2を上昇させる。パレット昇降体2が上昇位置まで上昇すると、上昇位置検知装置61により回路が開成されることで、コイル71が付勢されず、モータ31の回転が停止し、パレット昇降体2の上昇が停止する。
パレット下降用回路P3は、下降スイッチ46、下降位置検知装置63、コイル72を直列に接続して構成される。下降スイッチ46は、昇降用操作盤4のスイッチ46を押すことで回路を閉成するものである。下降位置検知装置63は、パレット昇降体2が下降位置まで移動することで、回路を開成するものである。コイル72は、付勢されたときにモータ31を逆回転させ、パレット昇降体2を下降させるものである。
これにより、昇降用操作盤4の下降スイッチ46を押すと、コイル72が付勢されてモータ31を逆回転させ、パレット昇降体2を下降させる。パレット昇降体2が下降位置まで下降すると、下降位置検知装置63により回路が開成されることで、コイル72が付勢されず、モータ31の回転が停止し、パレット昇降体2の下降が停止する。
中段パレット上昇用回路P2は、中段パレット上昇スイッチ45、後述するスイッチ73、上昇位置検知装置61、コイル71を直列に接続し、コイル74を前記スイッチ73、上昇位置検知装置61、コイル71と並列に接続して構成される。中段パレット上昇スイッチ45は、昇降用操作盤4のスイッチ45を押すことで回路を閉成するものである。スイッチ73は、後述するコイル75が付勢されたときに回路を閉成するものである。コイル74は、付勢されたときに、後述するスイッチ77によって回路を開成するものである。
中段パレット動作規制用回路P4は、コイル75、スイッチ76、中間位置検知装置62とを直列に接続し、スイッチ77をスイッチ76と並列に接続して構成される。コイル75は、付勢されたときにスイッチ73、スイッチ76によって回路を閉成するものである。中間位置検知装置62は、パレット昇降体2が中間位置まで移動することで、回路を開成するものである。
これにより、昇降用操作盤4を操作する前においては、スイッチ77、中間位置検知装置62がともに閉路されているため、コイル75は付勢され、スイッチ73、76によって回路を閉成する。その後昇降用操作盤4の中段パレット上昇スイッチ45を押すと、スイッチ73、上昇位置検知装置61によって回路が閉成するので、コイル71が付勢されてモータ31が正回転し、パレット昇降体2は上昇する。このとき、コイル74も付勢され、スイッチ77によって回路が開成される。その後、パレット昇降体2が中間位置まで上昇すると、中間位置検知装置62が開成される。すると、コイル75は付勢されないため、スイッチ73、76によって回路が開成される。スイッチ73により回路が開成されることで、コイル71は付勢されず、モータ31の回転が停止し、パレット昇降体2の上昇が停止する。
次に、上記のように構成された立体駐車装置の動作について、図12のフローチャートを参照しながら説明する。
<通常のパレット昇降操作>
立体駐車装置Mの昇降用操作盤4において、メインスイッチ42がキーによりオン操作され(ステップS1)、立体駐車装置Mが随時に作動可能な待機状態となり、図12のフローが開始される。
このフローにおいて、パレット昇降体2を上昇位置まで上昇させ、下段パレット23を接地面Eと略同一となるレベルとする場合は、昇降用操作盤4の下段パレット上昇スイッチ44をオン操作する(ステップS11)。すると、コイル71が付勢されてモータ31を正回転させ(ステップS12)、パレット昇降体2を上昇させる。その後、パレット昇降体2が上昇位置まで上昇すると、上昇位置検知装置61が検知状態となり(ステップS13)、上昇位置検知装置61により回路が開成される。このため、コイル71が付勢されず、モータ31の回転が停止し(ステップS14)、パレット昇降体2の上昇が停止する。これにより、下段パレット23が設置面Eと略同じ高さとなり、下段パレット23上への車両の入出庫ができる。
次に、パレット昇降体2を中間位置まで上昇させ、中段パレット24を接地面Eと略同一となるレベルとする場合は、昇降用操作盤4の中段パレット上昇スイッチ45をオン操作する(ステップS21)。すると、コイル71は付勢され、モータ31が正回転し(ステップS22)、パレット昇降体2は上昇する。その後、パレット昇降体2が中間位置まで上昇すると、中間位置検知装置62が検知状態となり(ステップS23)、中間位置検知装置62により回路が開成される。このため、コイル71が付勢されず、モータ31の回転が停止し(ステップS24)、パレット昇降体2の上昇が停止する。これにより、中段パレット22が設置面Eと略同じ高さとなり、中段パレット22上への車両の入出庫ができる。
次に、上昇位置にあるパレット昇降体2を中間位置、下降位置へ移動させる場合、もしくは中間位置にあるパレット昇降体2を下降位置へ移動させる場合は、昇降用操作盤4の下降スイッチ46をオン操作する(ステップS31)。すると、コイル72が付勢されてモータ31を逆回転させ(ステップS32)、パレット昇降体2を下降させる。そして、パレット昇降体2の中段パレット22が設置面Eと略面一となる中間位置で下降スイッチを離すもしくは、パレット昇降体2が下降位置まで下降し、下降位置検知装置63が検知状態となる(ステップS33)と、下降スイッチ46もしくは下降位置検知装置63により回路が開成される。このため、コイル72が付勢されず、モータ31の回転が停止し(ステップS34)、パレット昇降体2の下降が停止する。これにより、中段パレット22上、上段パレット23上への車両の入出庫ができる。そして、車両の入出庫が完了すれば、メインスイッチ42がキーによりオフ操作され(ステップS4)、立体駐車装置Mの操作を終了する。
<呼出スイッチの誤動作時>
ところで、昇降用操作盤4の中段パレット上昇スイッチ45が故障し、このスイッチが常にオン操作されてしまう場合がある。このとき、前記ステップ23において中段位置検知装置62によりモータ31の駆動を停止した後、パレット1への車の入出庫を行う際に、車両の重量によりパレット昇降体2が揺れ、パレットが中間位置検知装置51から離れ、非検知状態となることがある。このとき、従来のような構成では、パレット昇降体2が上昇する恐れがある。そして、車は中段パレット22への入出庫の途中であるため、車の運転手の意図に反してパレット昇降体2が上昇し、危険である。
そこで、本実施例では、動作規制回路である中段パレット動作規制用回路P4を設けることで、中段パレット22への車両の入出庫の途中でパレットが上昇することを防止している。以下、この動作規制回路に関して詳細に説明する。
中段パレット上昇スイッチ45が故障した状態で、パレット昇降体2を中間位置まで上昇を開始すると、上昇開始時は、スイッチ77、中間位置検知装置62がともに閉成されているため、コイル75が付勢され、スイッチ73が回路を閉成する。そのため、中段パレット上昇スイッチ45、スイッチ73、上昇位置検知装置61がすべて閉成されるので、コイル71が付勢され、モータ31が駆動し、パレット昇降体2が上昇する。
このとき、コイル74が付勢されることでスイッチ77が開成され、パレット昇降体2を中段パレット22が設置面Eと略同一レベルとなる中間位置まで上昇し、中間位置検知装置62が開成されることで、コイル72が付勢されず、スイッチ76も開成されるので、
仮に、中間位置に停止している中段パレット21が揺れ、中間位置検知装置62が閉成されたとしても、スイッチ76、77ともに開成されている。そのため、コイル75が付勢されず、スイッチ73が回路を開成し、モータが正回転しない。したがって、車両の入出庫中に中段パレット21が上昇することを確実に防止でき、安全である。
以上、本発明の実施例について説明したが、本発明はその実施例に限定されることなく、本発明の範囲内で種々の実施例が可能である。例えば、前記実施例においては、パレット昇降体2の段数を3段としたが、パレット昇降体2の段数を2段もしくは4段以上としてもよい。また、前記実施例においては、一つのピットP内に3つのパレット昇降体2を並列するとしたが、ピット内の1つのパレット昇降体2としてもよく、またピット内に2以上の複数のパレット昇降体2を配置するようにしてもよい。
また、本実施例においては、動作規制回路を、パレット昇降体2の中段パレット22を設置面Eと略面一となる中間位置に停止させたときに作動するようにしたが、パレット昇降体2が下降位置、上昇位置に位置するときに作動するようにしてもよい。これにより、上段パレット21上、下段パレット23上に車両を入出庫させる際に、下段パレット上昇スイッチ44、下降スイッチ46が故障により常にオン操作されている状態で、パレット昇降体2の揺れにより、上昇位置検知装置61、下降位置検知装置63が検知状態から非検知状態となったとしても、パレット昇降体2は昇降せず、安全に車両の入出庫が行える。
また、本実施例においては、動作規制回路をパレット昇降体2が中間位置まで上昇させる際に適用したが、パレット昇降体2が中間位置まで下降する場合に適用しても良い。
また、本実施例においては、ピットPを有し、パレット昇降体2が昇降する構造としたが、垂直循環式などの他の方式の立体駐車装置に適用しても良い。これにより、パレット上への車両の入出庫時にパレットが移動することを防止でき、安全である。
設置面 E
立体駐車装置 M
ピット P
制御装置 C
パレット昇降体 2
上段パレット 21
中段パレット 22
下段パレット 23
昇降用操作盤 4
メインスイッチ 42
切換スイッチ 43
下段パレット上昇スイッチ 44
中段パレット上昇スイッチ 45
下降スイッチ 46
検知装置 S
上昇位置検知装置 61
中間位置検知装置 62
下降位置検知装置 63

Claims (1)

  1. 車両を搭載可能なパレットと、
    前記パレットを移動させる駆動装置と、
    前記駆動装置を作動させる操作部と、
    前記パレットが車両の出入口に位置することを検知する検知装置とからなり、
    検知装置からの信号により駆動装置が停止する立体駐車装置において、
    前記検知装置が前記パレットを検知すると作動し、前記検知装置の検知後は前記検知装置の検知状況にかかわらずパレットの移動を規制する動作規制回路を有し、
    前記操作部をオン操作することで前記パレットを出入口に移動し、前記検知装置がパレットを出入口に位置することを検知すると、前記操作部を常にオン操作した状態であってもパレットの移動を停止し、パレット移動の停止後は前記検知装置の検知状況にかかわらず前記操作部を常にオン操作した状態であってもパレットの移動を規制する
    ことを特徴とする立体駐車装置。
JP2011188210A 2011-08-31 2011-08-31 立体駐車装置 Active JP5859775B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011188210A JP5859775B2 (ja) 2011-08-31 2011-08-31 立体駐車装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011188210A JP5859775B2 (ja) 2011-08-31 2011-08-31 立体駐車装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2013049974A JP2013049974A (ja) 2013-03-14
JP5859775B2 true JP5859775B2 (ja) 2016-02-16

Family

ID=48012214

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2011188210A Active JP5859775B2 (ja) 2011-08-31 2011-08-31 立体駐車装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5859775B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105756392B (zh) * 2016-03-03 2018-04-17 梁崇彦 一种停车设备控制装置
JP7417983B2 (ja) * 2019-07-08 2024-01-19 株式会社日本パーキングシステムズ 立体駐車装置

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2759404B2 (ja) * 1993-03-04 1998-05-28 極東開発工業株式会社 立体駐車場の下段側パレットにおける誤作動防止制御装置
JPH09132966A (ja) * 1995-11-08 1997-05-20 Sankin Kk 立体駐車機の安全装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2013049974A (ja) 2013-03-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
FI121423B (fi) Hissin turvajärjestely
KR101080016B1 (ko) 기계식 주차장
JP5859775B2 (ja) 立体駐車装置
KR101037867B1 (ko) 승강기의 도어개폐장치
KR101193018B1 (ko) 산업용 승강기의 출입 안전장치
KR101331125B1 (ko) 승강기의 추락사고 방지장치 및 이의 제어방법
JP2008024409A (ja) エレベータのピットはしご装置
JP2008137756A (ja) エレベータ装置
KR101419518B1 (ko) 무대설비용 승강시스템
JP5969861B2 (ja) 昇降体着床検知制御装置とそれを備えた機械式駐車設備
JP5859776B2 (ja) 立体駐車装置
JP2019132044A (ja) 駐車場用ゲート
JP5683900B2 (ja) エレベータ装置
JP2000118930A (ja) エレベーター装置
KR101011056B1 (ko) 승강기에 회전판 업다운과 회전기능을 갖는 주차장치
KR100967065B1 (ko) 승강기 도어 개폐 장치
JP3637339B2 (ja) ゲート装置
JP2019099149A (ja) 乗客及び障害物検知機能を含む電車プラットフォーム安全装置
KR200378514Y1 (ko) 건축공사용 승강기
JP6404025B2 (ja) エレベータ装置
JP4635176B2 (ja) 車椅子用昇降機の安全装置及びそれを具備する車椅子用昇降機
JP5725407B2 (ja) 昇降式足場装置
JP5886607B2 (ja) エレベータかご停止装置
JP3854081B2 (ja) 立体駐車装置
JP3859628B2 (ja) 駐車装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20140611

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20150227

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20150324

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20150525

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20151117

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20151217

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5859775

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350