JP4635176B2 - 車椅子用昇降機の安全装置及びそれを具備する車椅子用昇降機 - Google Patents
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請求項2の発明は、前記安全装置(9)において、前記昇降部材(4)あるいは前記テーブル部(5)等の昇降する部材と、前記支柱(3),(3)あるいは前記連結部材(8)等の昇降しない部材との間でメカロックする前に、前記昇降する部材または前記昇降部材(4)に止着した押圧子(42)が前記接触プレート(38)を押し上げ、リミットスイッチ(39)を作動させることにより上昇動作を停止させるように構成したことを特徴とする。
請求項3の発明は、前記安全装置(7)において、前記昇降部材(4)あるいは前記テーブル部(5)等の昇降する部材と、前記支柱(3),(3)あるいは前記ベースフレーム(2)等の昇降しない部材との間でメカロックする前に、前記ベースフレーム(2)あるいは設置面(G)が前記接触プレート(29),・・・,(33)の何れかを押し上げ、リミットスイッチ(34)を作動させることにより下降動作を停止させるように構成したことを特徴とする。
また、請求項2の発明によれば、位置検出手段(24)が故障した場合であっても、安全装置(9)が作動するように構成しているので、メカロックする前に上昇動作を停止することができ、本体の破損を防止することができる。
さらに、請求項3の発明によれば、位置検出手段(24)が故障した場合であっても、安全装置(7)が作動するように構成しているので、メカロックする前に下降動作を停止することができ、本体の破損を防止することができる。
前記ベースフレーム2は、一定間隔離間させたサイドフレーム2a,2aと、このサイドフレーム2a,2aを連結する繋ぎフレーム2b,2bとを固着することによって、平面視において略矩形状に構成されたものである。また、ベースフレーム2の一側部の両端部側には支柱3,3が直立状態でそれぞれ止着されている。
この昇降部材4は、前記支柱3,3に外嵌可能な筒状部材4a,4aを有しており、これら筒状部材4a,4a内には前記支柱3,3に当接し、転動自在となるようにローラー4b,4b,・・・が支承され、筒状部材4a,4aがスムーズに昇降するように構成されている。なお、ローラー4b,4b,・・・の代りに、筒状部材4a,4aの支柱3,3との接触面にライニング(図示省略)を配設するようにして、筒状部材4a,4aがスムーズに昇降するようにしても何ら問題はない。また、これら筒状部材4a,4a間には連結パイプ4c,4cが固着され、該連結パイプ4c,4c間には補強パイプ4d,4d,4dが固着されて、前記筒状部材4a,4aと連結パイプ4c,4c及び補強パイプ4d,4d,4dが一体的な構成とされている。なお、補強パイプ4d,4dの適所には後述するテーブル部5を固定するための取付部材4e,4eが固着されている。
この昇降手段6は、前記支柱3,3間に立設するように配置されるネジ軸10と、このネジ軸10に螺合され、ネジ軸10の正逆回転により上下に移動可能となる螺合部材11と、ネジ軸10を回転駆動させる駆動部12とから主に構成されている。詳述すると、前記ベースフレーム2の支柱3,3間に前記駆動部12が配設されている。この駆動部12は、支持部材13を備えている。この支持部材13の下部は前記支柱3,3あるいはベースフレーム2に止着され、上部には前記ネジ軸10の下端を回転自在に軸受けするための軸受部14が備えられている。そして、この軸受部14と前記連結部材8の軸受部8aにネジ軸10を正逆転可能となるように取付けている。なお、このネジ軸10には前記螺合部材11を螺合している。また、このネジ軸10とモーター15の回転軸の軸心が一致するようにモーター15を配置し、カップリング16を介して連結している。なお、モーター15の回転軸とネジ軸10にギヤ(図示省略)等を止着し、これらのギヤ(図示省略)が互いに噛合するように配置しても良い。また、17はモーター15の制御装置であり、18は駆動部12のカバーである。そして、19はネジ軸10及び螺合部材11のカバーである。
また、前記螺合部材11には取付部材11aが固着されており、この取付部材11aを前記昇降部材4の補強パイプ4dに固着された取付プレート4fにネジ止めすることによって、螺合部材11の上下移動に連動して昇降部材4が支柱3,3に沿って昇降するように構成されている。さらに、この取付部材11aには上限リミットスイッチ20と下限リミットスイッチ21が取付けられ、そして、これらリミットスイッチ20,21を作動させるための押圧部材22,23が前記カバー19の上部と下部に取付けられている。
なお、本実施例の昇降手段6はネジ軸10の回転により螺合部材11が上下に移動することを利用して構成しているが、図示してはいないが、伸縮可能なアクチュエーター等を利用しても良い。また、モーターとワイヤー等を利用しても良い。すなわち、昇降部材4を上下に移動可能とする昇降手段であれば何ら問題はない。
したがって、昇降手段6は、位置検出手段24にて昇降部材4が上限位置あるいは下限位置に位置したことを検出したときに、制御装置17により、昇降部材4の上昇あるいは下降動作を停止させるようにも構成されている。また、位置検出手段24は、昇降部材4の昇降可能範囲を定めるとともに、車椅子用昇降機1にメカロック状態が発生する前に、上限あるいは下限リミットスイッチ20,21が作動するようにも構成されており、昇降手段6は位置検出手段24と制御装置17により車椅子用昇降機1にメカロック状態が発生することを防止するようにもされている。
さらに、本実施例の位置検出手段24は、押圧部材22,23と上限及び下限リミットスイッチ20,21により、昇降部材4の位置を検出するように構成しているが、以下のようにしても良い。例えば、光学式、磁気式、超音波式、接触式、静電容量式等の変位センサ、測長センサあるいは近接センサやエンコーダを用いて、昇降部材4の位置を検出するようにしても、上述の位置検出手段24と同様の作用と効果を示す位置検出手段を構成することができる。
さらに、テーブル部5の両端部には、上下回動自在にスロープ28,28がそれぞれ枢着されている。なお、図面においては、このスロープ28,28の操作手段を省略しているが、下限位置においては一方のスロープ28を下方回動して乗降可能な状態(第3図の(a)図参照。)となり、テーブル部5が昇降中には両スロープ28,28が跳ね上がった状態(第3図の(b)図参照。)を保持する状態となって車椅子Wの車止めとして機能し、テーブル部5が所望する高さに達したときには他方のスロープ28が下方回動可能な状態(第3図の(c)図参照。)となり、テーブル部5から降りることが可能に構成されているものとする。
この安全装置7は、異物との接触面となる複数に分割された接触プレート29,30,31,32,33と、該接触プレート29,30,31,32,33に異物が接触したことを検知するための複数のリミットスイッチ34,34,・・・とから主に構成されている。詳述すると、テーブル部5のテーブルフレーム25の前後端部にそれぞれ固着されている横桁25a,25aと、該横桁25a,25aのやや内側にそれぞれ固着されている補強部材25b,25bに、リミットスイッチ34,34,・・・がそれぞれ取付けられている。そして、側面視において略コ字状に曲折された接触プレート29,30が、該接触プレート29,30の適所に穿たれた長孔29a,29a,・・・,30a,30a,・・・を用いて、前記補強部材25b,25bと該補強部材25b,25bに取付けられたリミットスイッチ34,34の下面を覆うように、前記テーブルフレーム25の補強部材25b,25b間に固着されたステー部材25cと前記補強部材25b,25bの適所にそれぞれ固着されている取付軸35,35,・・・に吊設されている。また、前記横桁25a,25aの側面及び下面に沿うように、かつ下限位置において前記ベースフレーム2と接触しないように曲折された接触プレート31,32が、該接触プレート31,32の適所に穿たれた長孔31a,31a,・・・,32a,32a,・・・を用いて、横桁25a,25aに取付けられたリミットスイッチ34,34下面を覆うように、前記取付軸35,35,・・・と横桁25a,25aに止着されたネジ36,36,・・・に吊設されている。さらに、前記横桁25a,25aの一側部側に固着された主桁25dとその下面に固着された正面視において略L字状のL型部材25eに沿うように、かつ下限位置において前記ベースフレーム2と接触しないように曲折された接触プレート33が、該接触プレート33に穿たれた長孔33a,33a,33aを用いて、横桁25a,25aに取付けられたリミットスイッチ34,34の下面を覆うように、主桁25dとL型部材25eに止着されたネジ37,37,37に吊設されている。
なお、前記接触プレート29,30,31,32の下面は、略同一平面を形成するようにされている。
したがって、異物をテーブル部5で押し潰すことを防ぐことができるとともに、車椅子用昇降機1が破損することも防ぐことができる。また、この安全装置7は、複数に分割された接触プレート29,30,31,32,33によりテーブル部5下面の略々全面を覆うようにされており、テーブル部5下面のどの部位に異物が接触しても、安全装置7が作動するようにされている。さらに、この安全装置7は複数に分割された接触プレート29,30,31,32,33を用いることで、各接触プレート29,30,31,32,33の異物接触面と各接触プレート29,30,31,32,33に対応するリミットスイッチ34,34,・・・との距離を小さくすることができ、接触プレート29,30,31,32,33のどの部位に異物が接触しても、反応良く異物を検知することができる。
また、図示してはいないが、前記安全装置7のように接触プレート29,30,31,32,33に異物が接触するとテーブル部5の下降動作を停止させる安全装置を、前記ベースフレーム2に配設しても、上述と同様の作用と効果を得られる。
さらに、本実施例の安全装置7における接触プレート29,30,31,32,33は極力少ないリミットスイッチ34,34,・・・にて広範囲に渡って異物を検知できるようにするためのものである。したがって、たくさんのリミットスイッチを用いてテーブル部5下面のどの部位に異物が接触しても異物を検知できるようにするのであれば、接触プレート29,30,31,32,33を用いなくとも上述の安全装置7と同様の作用と効果を得ることのできる安全装置を構成することができる。
したがって、例え前記位置検出手段24の下限リミットスイッチ21が故障しても、安全装置7により車椅子用昇降機1がメカロック状態に至ることを防止でき、車椅子用昇降機1の他の部材が破損したり故障したりすることを防止することができる。また、安全装置7を前記位置検出手段24の下限リミットスイッチ21故障時における補助装置としても作用するように構成したことで、位置検出手段24の下限リミットスイッチ21故障時における補助装置を別に設ける必要がなく、車椅子用昇降機1を安価に構成することができる。
この安全装置9は、異物との接触面となる接触プレート38と、該接触プレート38に異物が接触したことを検知するためのリミットスイッチ39,39とから主に構成されている。詳述すると、前記連結部材8の側面に前記リミットスイッチ39,39がそれぞれ配設されるとともに、係止め部材40,40が固着されている。そして、正面視において略L字状に曲折された接触プレート38が、その一側部側を前記係止め部材40,40に引掛けるように配設させるとともに、他側部側を前記連結部材8下面にネジ41,41にて止着させ、前記リミットスイッチ39,39と連結部材8の側面及び下面を覆うように配設されている。
したがって、異物を前記連結部材8と昇降部材4あるいはテーブル部5に備えた柵部材27,27との間で異物を押し潰すことを防止することができるとともに、車椅子用昇降機1が破損することを防ぐことができる。
また、本実施例の安全装置9における接触プレート38は極力少ないリミットスイッチ39,39にて広範囲に渡って異物を検知できるようにするためのものである。したがって、たくさんのリミットスイッチを用いて連結部材8下面のどの部位に異物が接触しても異物を検知できるようにするのであれば、接触プレート38を用いなくとも上述の安全装置9と同様の作用と効果を得ることのできる安全装置を構成することができる。
したがって、例え前記位置検出手段24の上限リミットスイッチ20が故障しても、安全装置9により車椅子用昇降機1がメカロック状態に至ることを防止でき、車椅子用昇降機1の他の部材が破損したり故障したりすることを防止することができる。また、安全装置9を前記位置検出手段24の上限リミットスイッチ20故障時における補助装置としても作用するように構成したことで、位置検出手段24の上限リミットスイッチ20故障時における補助装置を別に設ける必要がなく、車椅子用昇降機1を安価に構成することができる。
2 ベースフレーム
3 支柱
4 昇降部材
5 テーブル部
6 昇降手段
7 安全装置
8 連結部材
9 安全装置
24 位置検出手段
29 接触プレート
30 接触プレート
31 接触プレート
32 接触プレート
33 接触プレート
34 リミットスイッチ
38 接触プレート
39 リミットスイッチ
G 設置面
W 車椅子
Claims (3)
- 少なくとも設置面(G)に配設されるベースフレーム(2)と、このベースフレーム(2)に立設される一対の支柱(3),(3)と、該支柱(3),(3)の上部を繋ぐ連結部材(8)と、前記支柱(3),(3)に沿って上下に移動する昇降部材(4)と、この昇降部材(4)に取付けられ車椅子(W)が搭乗可能かつ通過可能なテーブル部(5)と、前記昇降部材(4)を前記支柱(3),(3)に沿って上下に昇降させる昇降手段(6)と、前記昇降部材(4)の上限位置と下限位置をそれぞれ検知することにより前記テーブル部(5)の昇降範囲を設定することができる位置検出手段(24)とを具備する車椅子用昇降機(1)において、前記連結部材(8)の下面を覆う状態で上下に揺動自在に取付けた接触プレート(38)と、該接触プレート(38)の上方揺動により作動するリミットスイッチ(39),(39)とからなる安全装置(9)と、前記テーブル部(5)の下面を覆う状態で上下に揺動自在に取付けた接触プレート(29),・・・,(33)と、該接触プレート(29),・・・,(33)の上方揺動により作動するリミットスイッチ(34),(34),・・・とからなる安全装置(7)を設け、前記位置検出手段(24)による昇降範囲に係わらず、安全装置(9)のリミットスイッチ(39)が作動したときにはテーブル部(5)の上昇が停止され下降操作のみ可能となるよう構成し、安全装置(7)のリミットスイッチ(34)が作動したときにはテーブル部(5)の下降が停止され上昇操作のみ可能となるよう構成したことを特徴とする車椅子用昇降機(1)の安全装置(7),(9)。
- 前記安全装置(9)において、前記昇降部材(4)あるいは前記テーブル部(5)等の昇降する部材と、前記支柱(3),(3)あるいは前記連結部材(8)等の昇降しない部材との間でメカロックする前に、前記昇降する部材または前記昇降部材(4)に止着した押圧子(42)が前記接触プレート(38)を押し上げ、リミットスイッチ(39)を作動させることにより上昇動作を停止させるように構成したことを特徴とする請求項1に記載の車椅子用昇降機(1)における安全装置(9)。
- 前記安全装置(7)において、前記昇降部材(4)あるいは前記テーブル部(5)等の昇降する部材と、前記支柱(3),(3)あるいは前記ベースフレーム(2)等の昇降しない部材との間でメカロックする前に、前記ベースフレーム(2)あるいは設置面(G)が前記接触プレート(29),・・・,(33)の何れかを押し上げ、リミットスイッチ(34)を作動させることにより下降動作を停止させるように構成したことを特徴とする請求項1に記載の車椅子用昇降機(1)における安全装置(7)。
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