JP4543229B2 - 車椅子用昇降機 - Google Patents

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Description

本願発明は、車椅子用昇降機に関するものである。
従来の一般的な車椅子用昇降機は、車椅子のテーブル部への進入方向と退出方向が同一方向となっているものであった。そのため、この種の車椅子用昇降機は使用条件によっては、テーブル部への乗り入れ口手前の段差上面あるいは設置面に車椅子を方向転換させるためのスペースが必要であり、使用できない場合があった。
そこで、テーブル部への乗り入れ口手前の段差上面と設置面に車椅子を方向転換させるためのスペースを必要としないようにするために、車椅子がテーブル部への進入方向に対して異なる方向へ退出することを可能とした車椅子用昇降機が提案されている。
その一つの形態として、ベースフレームに対して車椅子が方向転換可能な大きさを有するテーブル部が上下に昇降自在に取付けられ、該テーブル部を昇降させる昇降手段が前記ベースフレームとテーブル部の共通する一側縁部に構成された車椅子用昇降機において、前記ベースフレームの昇降手段が備えられていない三つの側縁部に、テーブル部へ至便な乗降を可能にするスロープを取付け可能とするとともに、そのスロープを具備した車椅子用昇降機がある(特許文献1参照。)。
また、上述とは異なる第二の形態をとったものもある。この車椅子用昇降機は、ベースフレームに対してテーブル部が上下に昇降自在に取付けられ、該テーブル部を昇降させる昇降手段が前記ベースフレームとテーブル部の共通する一側縁部に構成されるとともに、テーブル部に回転可能な旋回台が具備されたものである(特許文献2参照。)。
このように、車椅子のテーブル部への進入方向に対して異なる方向へ退出するように、車椅子がテーブル部を通過することを可能とした車椅子用昇降機には様々な形態のものがある。しかしながら、これらの車椅子用昇降機では、車椅子がテーブル部への進入方向に対して異なる方向へ退出するようにテーブル部を通過するよう使用する際には、テーブル部上で車椅子を方向転換させるため、その方向転換させるためのスペースを確保するためにテーブル部を大きくしておく必要がある。そのため、車椅子用昇降機の設置占有面積が広くなり、設置場所が制限されるといった問題点がある。
特開2002−308576号公報 特開2000−118971号公報
そこで、本願発明は上記事情を鑑み、車椅子がテーブル部への進入方向に対して異なる方向へ退出するようにテーブル部を通過可能、かつ、設置占有面積が狭い車椅子用昇降機を提供することを課題とする。
請求項1の発明は、少なくとも車椅子が乗ることができる大きさである昇降自在なテーブル部と、該テーブル部の一側縁部に配設されるブリッジと、該ブリッジを起立及び倒伏させることができる操作手段とを具備する車椅子用昇降機において、車椅子がテーブル部の一側縁部からこの側縁部に隣接する側縁部方向へ通過可能とするコーナースロープを前記ブリッジに具備したことを特徴とする。
請求項2の発明は、前記ブリッジをテーブル部の一側縁部とこの側縁部に隣接する少なくとも一方の側縁部に取付け可能とするとともに、このブリッジに前記コーナースロープを取付け可能としたことを特徴とする。
請求項3の発明は、前記ブリッジとコーナースロープを一体をしたブリッジを具備したことを特徴とする。
請求項4の発明は、前記操作手段のテーブル部への取付部を備える基部フレームの前記ブリッジが位置する側を開放した構成とするとともに、操作レバーの動作をブリッジに伝達し、ブリッジを起立あるいは倒伏させる部材を、少なくともブリッジを倒伏した際に車椅子の足受部分が基部フレームの開放した部分に進入できるように配設したことを特徴とする。
請求項1の発明によれば、テーブル部の一側縁部に配設したブリッジに、車椅子がテーブル部の一側縁部からこの側縁部に隣接する側縁部方向へ通過可能とするコーナースロープを具備した。すなわち、テーブル部へ乗り込む際あるいはテーブル部から降りる際に、車椅子がコーナースロープとブリッジの上面にて、車椅子を方向転換させながら乗降できるようにしている。これによると、車椅子のテーブル部への進入方向に対して異なる方向に退出することができるようになる。また、テーブル部上で車椅子を方向転換できるだけの面積をテーブル部に必要とせず、テーブル部の大きさを少なくとも車椅子が乗ることができる大きさとすることができ、車椅子が進入方向に対して異なる方向へ退出するようにテーブル部を通過可能、かつ、設置占有面積が狭い車椅子用昇降機とすることができる。さらに、テーブル部へ乗り込む際あるいはテーブル部から降りる際に、車椅子の方向転換を行うようにしたことで、テーブル部への乗り入れ口手前の設置面と段差上面に車椅子を方向転換させるためのスペースが必要なく、当該車椅子用昇降機を設置できるだけのスペースがあれば、当該車椅子用昇降機を使用することができる。
また、請求項2の発明によれば、前記ブリッジをテーブル部の一側縁部とこの側縁部に隣接する少なくとも一方の側縁部に取付け可能とするとともに、このブリッジに前記コーナースロープを取付け可能とした。これによると、ブリッジのテーブル部への取付け位置の変更やコーナースロープの取付け取外しを行うことで、様々な方向からのテーブル部への乗降を可能することができ、設置スペースに応じて、最適な状態で設置可能な車椅子用昇降機とすることができる。
さらに、請求項3の発明によれば、前記ブリッジとコーナースロープを一体としたブリッジを具備した。これによると、上述と同様の作用と効果を得ることができる。さらに、車椅子のテーブル部への進入方向と同じ方向へ退出するようにテーブル部を通過するよう車椅子用昇降機を使用する際に、車椅子のブリッジへの乗り入れ間口を大きくすることができる。
また、請求項4の発明によれば、前記操作手段のテーブル部への取付部を備える基部フレームの前記ブリッジが位置する側を開放した構成とした。また、操作レバーの動作をブリッジに伝達し、ブリッジを起立あるいは倒伏させる部材を、少なくともブリッジを倒伏した際に車椅子の足受部分が基部フレームの開放した部分に進入できるように配設した。これによると、車椅子がブリッジとコーナースロープの上面にて方向転換しながら乗降する際に、車椅子の足受部分と乗っている人の足先を操作手段に干渉させないようできる。よって、テーブル部から車椅子の足受部分をはみ出させながら車椅子を方向転換させることができ、乗降の際の方向転換が行いやすくなる。
車椅子用昇降機において、少なくとも車椅子が乗ることができる大きさ、かつ、昇降するテーブル部の一側縁部とこの側縁部に隣接する側縁部に、該テーブル部への至便な乗降を可能とするブリッジを取付け可能とする。また、テーブル部の前記ブリッジを取付け可能とした側縁部に、ブリッジを起立あるいは倒伏させる操作手段を取付け可能とする。さらに、車椅子がテーブル部の一側縁部からこの側縁部に隣接する側縁部方向へ通過可能とするコーナースロープを、ブリッジに取付け可能とする。そして、前記操作手段をテーブル部の一側縁部に取付けるとともに、この側縁部に隣接する側縁部の操作手段取付け側寄りに前記ブリッジを取付け、前記コーナースロープをブリッジの前記操作手段から遠い側の側縁部に取付ける。すなわち、テーブル部へ乗り込む際あるいはテーブル部から降りる際に、車椅子がコーナースロープとブリッジの上面にて、車椅子を方向転換させながら乗降ができるようにしている。
これによると、テーブル部への進入方向に対して異なる方向に退出することができるようになる。また、テーブル部上で車椅子を方向転換できるだけの面積をテーブル部に必要とせず、テーブル部の大きさを少なくとも車椅子が乗ることができる大きさとすることができ、車椅子が進入方向に対して異なる方向へ退出するようにテーブル部を通過可能、かつ、設置占有面積が狭い車椅子用昇降機とすることができる。さらに、テーブル部へ乗り込む際あるいはテーブル部から降りる際に、車椅子の方向転換を行うようにしたことで、テーブル部への乗り入れ口手前の設置面と段差上面に車椅子を方向転換させるためのスペースが必要なく、当該車椅子用昇降機が設置できるだけのスペースがあれば、当該車椅子用昇降機を使用することができる。
また、テーブル部へのブリッジ等の取付け位置を変更可能とするとともに、ブリッジへのコーナースロープの取付け取外しを可能としたことで、ブリッジ等のテーブル部への取付け位置の変更やコーナースロープの取付け取外しを行うことで、様々な方向からのテーブル部への乗降を可能することができ、設置スペースに応じて、最適な状態で設置可能な車椅子用昇降機とすることができる。
本願発明にかかる車椅子用昇降機の一実施例を図面に基づいて説明する。第1図は車椅子用昇降機を示す全体平面図である。第2図はその全体正面図である。第3図はその左側側断面図である。第4図はテーブル部へのスロープの取付け状態を示す説明図である。第5図はテーブル部へのスロープ等の取付けを示す説明図である。第6図は自動操作手段の作用を示す左側側面図である。第7図はスロープとブリッジ及び操作手段の動きを示す説明図である。第8図は段差上面からテーブル部へ車椅子が移動する様子を示す平面図である。第9図はテーブル部へのスロープ等の別の取付け状態を示す説明図である。第10図はテーブル部へのスロープ等の別の取付け状態を示す説明図である。第11図はブリッジとコーナースロープを一体としたブリッジ等をテーブル部に取付けた状態を示す説明図である。第12図はそのブリッジを用いたテーブル部へのブリッジ等の別の取付け状態を示す説明図である。第13図はブリッジとコーナースロープを一体とした別の形態のブリッジを示す説明図である。第14図はテーブル部への別のロッドを具備した操作手段の取付け状態を示す説明図である。第15図はその状態において、車椅子が方向転換する様子を示す平面図である。第16図はロープを用いた操作手段の説明図である。第17図は歯付ベルトを用いた操作手段の説明図である。
なお、第1図において、スロープ取付け側を前、ブリッジ取付け側を右として、前後左右とする。
この車椅子用昇降機1は、設置面Gに配設されるベースフレーム2と、このベースフレーム2に立設される支柱3,3と、この支柱3,3に沿って上下に移動される昇降部材4と、この昇降部材4に取付けられ車椅子Wが少なくとも乗ることができる大きさのテーブル部5と、前記昇降部材4を支柱3,3に沿って上下に昇降させる昇降手段6とから主に構成されている。また、この車椅子用昇降機1には、前記テーブル部5への乗降を至便にするためのスロープ7とブリッジ8が具備され、テーブル部5の一側縁部から隣接する側縁部方向、すなわち、車椅子Wのテーブル部5への進入方向に対して異なる方向にテーブル部5を通過可能とするコーナースロープ9が具備されている。
次に、各部について説明する。
前記ベースフレーム2は、一定間隔離間させたサイドフレーム2a,2aと、このサイドフレーム2a,2aを連結する繋ぎフレーム2b,2bとを固着することによって、平面視において矩形状に構成されたものである。また、ベースフレーム2の左側の側部には支柱3,3が直立状態でそれぞれ止着されている。
続いて、前記支柱3,3に沿って上下に昇降自在に取付けられる昇降部材4について説明する。
この昇降部材4は、前記支柱3,3に外嵌可能な筒状部材4a,4aを有しており、これら筒状部材4a,4a内には前記支柱3,3に当接し、転動自在となるようにローラー4b,4b,・・・が支承され、筒状部材4a,4aがスムーズに昇降するように構成されている。なお、ローラー4b,4b,・・・の代わりに、筒状部材4a,4aにライニング(図示省略)を配設するようにして、筒状部材4a,4aがスムーズに昇降するようにしても何ら問題はない。また、これら筒状部材4a,4a間には連結パイプ4c,4cが固着され、該連結パイプ4c,4c間には補強パイプ4dが固着されて、前記筒状部材4a,4aと連結パイプ4c,4c及び補強パイプ4dが一体的な構成とされている。なお、筒状部材4a,4aの適所には後述するテーブル部5を固定するための取付部材4e,4eが固着されている。
このように構成された昇降部材4は、前記支柱3,3に沿って昇降自在となるように支柱3,3に筒状部材4a,4aが挿通されている。そして、前記支柱3,3の上端部に、後述する昇降手段6の取付部となる軸受部10aが備えられた連結部材10が取付けられている。
次に、前記昇降部材4を昇降させる昇降手段6について説明する。
この昇降手段6は、前記支柱3,3間に立設するように配置されるネジ軸11と、このネジ軸11に螺合され、ネジ軸11の正逆回転により上下に移動可能となる螺合部材12と、ネジ軸11を回転駆動させる駆動部13とから主に構成されている。詳述すると、前記ベースフレーム2の支柱3,3間に前記駆動部13が配設されている。この駆動部13は、支持部材14を備えている。この支持部材14の下部は前記支柱3,3あるいはベースフレーム2に止着され、上部には前記ネジ軸11の下端を回転自在に軸受けするための軸受部15が備えられている。そして、この軸受部15と前記連結部材10の軸受部10aにネジ軸11を正逆回転可能となるように取付けている。なお、このネジ軸11には前記螺合部材12を螺合している。また、このネジ軸11とモーター16の回転軸の軸心が一致するようにモーター16を配置し、カップリング17を介して連結している。なお、モーター16の回転軸とネジ軸11にギヤ(図示省略)等を止着し、これらのギヤ(図示省略)が互いに噛合するように配置しても良い。また、18はモーター16の制御装置であり、19は駆動部13のカバーである。そして、20はネジ軸11及び螺合部材12のカバーである。さらに、前記螺合部材12には取付部材12aが固着されており、この取付部材12aを前記昇降部材4の補強パイプ4dに固着された取付プレート4fにネジ止めすることによって、螺合部材12の上下移動に連動して昇降部材4が支柱3,3に沿って昇降するように構成されている。
このように構成された昇降手段6は、制御装置18にてモーター16を作動させると、ネジ軸11が回転するとともに、このネジ軸11に螺合された螺合部材12が上下何れか一方へ移動するように構成されている。そして、螺合部材12の移動とともに昇降部材4が支柱3,3に沿って昇降するものとしている。
なお、本実施例の昇降手段6はネジ軸11の回転により螺合部材12が上下に移動することを利用して構成しているが、図示してはいないが、伸縮可能なアクチュエーター等を利用しても良い。また、モーターとロープ等を利用しても良い。すなわち、後述するテーブル部5を上下に移動可能とする昇降手段であれば何ら問題はない。
また、前記昇降部材4には、ベースフレーム2上方に位置するように、テーブル部5の適所を昇降部材4の筒状部材4a,4aに備えた取付部材4e,4eに取付けて、昇降部材4とテーブル部5が一体となるように固定されている。このテーブル部5はテーブルフレーム21上にテーブル板22を止着してなるものであり、テーブル部5上で車椅子Wが方向転換できるだけの面積は必要なく、少なくとも車椅子Wが乗ることができる大きさである。また、このテーブル部5の左側側部には柵部材23が止着され、柵部材23内部には安全ネット(図示省略)が取付けられて、利用者の転落の防止と、昇降部材4側への利用者の侵入を防止している。なお、安全ネット(図示省略)の代りに、柵部材23内部に板状部材(図示省略)を取付けたり、あるいはステー部材(図示省略)を複数固着したりしても、同様の作用と効果を得ることができる。さらに、このテーブル部5には、後述するスロープ7とブリッジ8及びブリッジ8を作動させる操作手段24をテーブル部5に取付けた際にできる開口空間を埋めるように柵部材25がネジ止めされている。
このように構成された車椅子用昇降機1は、昇降手段6の制御装置18により駆動部13に備えられたモーター16を正逆回転させることで、ネジ軸11も正逆回転されるものであり、このネジ軸11の回転によって螺合部材12が上下何れかに移動され、この螺合部材12に取付けられた昇降部材4及びテーブル部5が支柱に沿って上下何れかに昇降するように構成されたものである。
続いて、設置面Gとテーブル部5との間で乗降を至便にするためのスロープ7について説明する。
このスロープ7は、当該車椅子用昇降機1のベースフレーム2よりも僅かに大きいピットを掘り、テーブル部5上面と設置面Gとの高さを同一とした状態で設置する場合には必要のないものであるが、そのような工事をしない場合にテーブル部5上面と設置面Gとの僅かな段差をスロープ7によって緩やかな角度にして、車椅子Wの乗降を容易に行うためのものである。
このスロープ7は、脱輪防止のために左右両側縁部が上方へ曲折されたスロープ板26をスロープ7の回動の基端となる回動軸27a,27aを備えた取付部材27にネジ止めさせるとともに、前記回動軸27a,27aに段付ローラー28,28を軸承させて構成されている。
このように構成されたスロープ7は、前記テーブル部5のテーブルフレーム21の前側側縁部に固着されている横桁21aの適所に固着されたフック部材29,29に、スロープ7の段付ローラー28,28の小径部28a,28aを掛合させ、テーブル板22により段付ローラー28,28の大径部28b,28bを押さえ込むことにより、上下回動自在かつ脱落が防止されて、テーブル部5に取付けられている。なお、前記テーブルフレーム21の後側側縁部の横桁21bと、横桁21a,21bの右側端部間を連結する主桁21cの適所にも前記フック部材29,29,・・・は固着されており、スロープ7は、テーブル部5の前後及び右側の側縁部に取付け可能とされている。また、上述のように、このスロープ7はテーブル板22で段付ローラー28,28を押さえ込むだけで取付けることができ、テーブル部5へのスロープ7の取付けが簡便に行えるものとなっている。
また、このスロープ7は、第6図に示すように自動操作手段30により、テーブル部5が下限位置に位置しているときには、テーブル部5と設置面Gとを緩やかな角度で橋渡しする状態となり、テーブル部5が下限位置から上昇すると、スロープ7先端が徐々に起立されるとともに、起立した状態を保つように作動される。また、逆にテーブル部5を下限位置まで下降させると、スロープ7は自動的に倒伏される。この自動操作手段30は、前記ベースフレーム2の前側左端部寄りに鉤状プレート31を介してネジ止めされたポール部材32と、ポール部材32が撓むことを防止するテーブル部5に取付けられた筒体33と、前記ポール部材32と鉤状プレート31下面に接触しながらテーブル部5の昇降に連動してポール部材32に沿って上下に転動するようにローラー34aが備えられた作動体34を前記スロープ7の左側側縁部に取付けて、構成されている。
これによると、テーブル部5が下限位置においては、テーブル部5と設置面Gとの間での車椅子Wの乗降が至便に行えるとともに、テーブル部5昇降中はスロープ7が車止めの役割を果たし、仮に車椅子Wのブレーキを掛け忘れてもテーブル部5からの落下を防止することができる。また、利用者が安心して車椅子用昇降機1を使用できる。
なお、下限位置とは、設置面Gからテーブル部5に乗り込む際にテーブル部5が位置している位置のことである。
続いて、段差上面Uと前記テーブル部5との間での乗降を至便にするためのブリッジ8について説明する。
このブリッジ8は、前記スロープ7と同様の構成であり、脱輪防止のために前後両側縁部が上方へ曲折されたブリッジ板35をブリッジ8の回動の基端となる回動軸36a,36aを備えた取付部材36にネジ止めさせ、前記回動軸36a,36aに段付ローラー37,37を軸承させて構成されている。
このブリッジ8は、前記テーブル部5の主桁21cに備えられたフック部材29,29に、ブリッジ8の段付ローラー37,37の小径部37a,37aを掛合させ、テーブル板22により段付ローラー37,37の大径部37b,37bを押さえ込むことで、上下回動自在かつ脱落が防止されて、テーブル部5の後側側縁部寄りに取付けられている。なお、このブリッジ8は、前記スロープ7と同様にテーブル部5の前後及び右側の側縁部に取付け可能とされている。また、上述のようにブリッジ8は、前記スロープ7と同様の方法でテーブル部5に取付ける構成となっており、テーブル部5へのブリッジ8の取付けが簡便に行えるものとなっている。
また、このブリッジ8は操作手段24により任意に上下回動されるようにされている。
この操作手段24は、第7図に示すように、ループ状の操作レバー38を左右方向において移動させることで、該操作レバー38と前記テーブル部5への操作手段24の取付部39a,39aを備える基部フレーム39との間に構成した平行リンク40が回動され、ロッド41がブリッジ8を起立させたり、倒伏させたりするように作用するものである。また、この操作手段24は、当該操作手段24を構成する部材同士が接触することで、操作レバー38の移動を規制するとともに、ブリッジ8を起立状態と倒伏状態にて保持するように構成されている。なお、この操作手段24は、前記テーブル部5の後側に位置する横桁21bの適所に固着されたナット部材42,42に、前記基部フレーム39の取付部39a,39aをネジ43,43にて止着させて、テーブル部5に取付けられている。また、前記ナット部材42,42,・・・は、テーブル部5の前側の横桁21aと主桁21cの適所にも固着されており、操作手段24は、テーブル部5の前後及び右側の側縁部に取付け可能とされている。
この操作手段24によると、操作手段24がテーブル部5の後側を覆う柵の役割も果たすとともに、ブリッジ8を起立状態で保持させることでブリッジ8も柵の役割を果たすようにでき、車椅子W等の転落防止になる。また、利用者が安心して車椅子用昇降機1を使用できる。さらに、前記操作レバー38をループ状に構成したこで、操作レバー38に指を掛けるようにして操作することもでき、操作手段24の操作が至便に行えるようにされている。
なお、ブリッジ8を起立させた状態で、該ブリッジ8からはみ出さないように操作レバー38の位置を設定しておくと、操作レバー38が段差に接触することを防止できる。
また、第1図に示すように、テーブル部5に乗り込んだ際に、利用者の背部側に操作手段24が位置しても、ブリッジ8の起立動作を至便に行えるよう、図示してはいないが、前記操作レバー38あるいは平行リンク40にロープの一端を取付け、他端をテーブル部5の左側側部に配置している。これによると、第1図に示すような状態でテーブル部5に乗り込んだときに、利用者の側部に配置されたロープを引くことにより、操作手段24を作動させることができ、ブリッジ8を起立させることができる。なお、ロープを引くことにより、操作手段24に第7図に示す操作レバー38の移動方向と同じ方向の力が作用するように、前記テーブル部5の柵部材23を迂回させる等してロープを配置しておくと、より至便に操作手段24を作動させることができる。
次に、車椅子Wがテーブル部5への進入方向に対して異なる方向に退出することを可能とするコーナースロープ9について説明する。
このコーナースロープ9は、ブリッジの幅方向の大きさを、段差上面Uからテーブル部に進入する際に、車椅子Wを方向転換させながらテーブル部へ乗り込んでいけるだけの大きさとして用いる場合には必要のないものである。しかし、車椅子用昇降機を屋外と屋内の間で出入するためにしようする際には、家屋の内外を仕切る戸口の幅方向の大きさに制約があるため、上述のようにブリッジの幅を大きくすると、戸口とテーブル部との間にブリッジを橋状態にして掛渡すことができない場合があり、車椅子用昇降機を使用できないことがある。そこで、テーブル部5と戸口との間に橋状態にして掛渡すことができる幅方向の大きさとしたブリッジ8でも、車椅子Wを方向転換させながらテーブル部5に乗り込んで行けるように、コーナースロープ9は用いられるものである。
このコーナースロープ9は平面視において三角形状に構成され、その一側縁部は脱輪防止のために上方へ曲折されている。また、後側側縁部は下方へ曲折され、前記ブリッジ8に取付け可能にされている。
そして、このコーナースロープ9は、第5図及び第7図に示すように、コーナースロープ9の左側と後側の側縁部が前記テーブル部5の右側とブリッジ8の前側の側縁部にそれぞれ沿うように配設されるとともに、コーナースロープ9の後側側縁部をブリッジ8の前側側縁部にネジ44,44にて止着している。なお、この際、コーナースロープ9とブリッジ8は同一平面を形成している。
このコーナースロープ9をブリッジ8に取付けることで、車椅子Wが段差上面Uからテーブル部5に近づくにつれて、ブリッジ8の幅方向が徐々に広がるようにしている。
すなわち、このコーナースロープ9によると、第8図に示すように、車椅子Wが段差上面Uからブリッジ8に進入し、テーブル部5へ向けてブリッジ8を通過する際に、車椅子Wをコーナースロープ9とブリッジ8の上面にて方向転換させながらテーブル部5へ乗り込むことができるようになる。
したがって、車椅子Wがテーブル部5の左側側縁部から前側側縁部に向かってテーブル部5を通過できるようになり、車椅子Wがテーブル部5への進入方向に対して異なる方向に退出することができるようになる。また、上述したように、テーブル部5上で車椅子Wを方向転換できるだけの面積を必要とせず、テーブル部5の大きさを少なくとも車椅子Wが乗ることができる大きさとすることができる。さらに、テーブル部5へ乗り込む際あるいはテーブル部5から降りる際に、車椅子Wの方向転換を行うようにしたことで、テーブル部5への乗り入れ口であるスロープ7とブリッジ8の手前の設置面Gと段差上面Uに車椅子Wを方向転換させるためのスペースが必要なく、当該車椅子用昇降機1を設置できるだけのスペースがあれば、当該車椅子用昇降機1を使用することができる。また、コーナースロープ9を平面視において三角形状に構成することで、車椅子Wがブリッジ8とコーナースロープ9の上面を通過する際に、車椅子Wが方向転換しなあがテーブル部5へ乗り込むことができる最小限のスペースを確保するようにしており、コーナースロープ9の材料費を安く抑えることができる。そして、コーナースロープ9をブリッジ8に取付けることで、テーブル部5と家屋の戸口の間で橋状態にして掛渡すことができる幅方向の大きさとしたブリッジ8を、車椅子Wを方向転換させながら通過可能にできる。また、コーナースロープ9をブリッジ8に取付けるようにしたことから、前記操作手段24によりブリッジ8とともに起立あるいは倒伏され、コーナースロープ9が起立状態においては柵の役割も果たす。
なお、車椅子Wがテーブル部5の右側縁部から前側あるいは後側側縁部方向にテーブル部5を通過するように、テーブル部5への進入方向と退出方向が異なる車椅子Wのテーブル部5への乗降をL字乗降と称するとともに、車椅子Wがテーブル部5の前側側縁部から後側側縁部方向にテーブル部5を通過するように、テーブル部5への進入方向と退出方向が同じ車椅子Wのテーブル部5への乗降をI字乗降と称する。
なお、前記コーナースロープ9の形状を平面視において、コーナースロープ9の左側側縁部長と後側側縁部長とを等しくした二等辺三角形状とし、その両側縁部において前記ブリッジ8に取付け可能としておくと、第7図に示す状態から第9図に示す状態へ、テーブル部5へのスロープ7等の配置を変更する際に、コーナースロープは、ブリッジ8に対する取付け側縁部を後側から左側の側縁部に切り替えるだけで、変更可能となる。すなわち、一つのコーナースロープで車椅子用昇降機の使用状態の変更が可能となり、コーナースロープを複数の種類、準備しておく必要がない。
また、前記コーナースロープ9の形状を平面視において矩形状の形状としても、L字乗降の可能な車椅子用昇降機を構成することができる。すなわち、コーナースロープはブリッジを車椅子が通過する際に、車椅子が方向転換を行いながら乗降できるようにスペースを確保できるものであれば良く、その形状は上述の形状に限定されるものではない。
さらに、第11図に示すように、前記コーナースロープ9とブリッジ8とを一体的に構成したようなブリッジ45を用いても良い。このようにしても、L字乗降が可能な車椅子用昇降機を構成することができる。また、このブリッジ45を用いてI字状工が可能な車椅子用昇降機に使用状態を変更する際に、第12図に示すように、ブリッジ45の第11図においてテーブル部5側に位置していた側縁部を段差上面U側に位置するように配設すると、車椅子Wの段差上面Uからのブリッジ45への乗り入れ口の幅を大きくすることができ、車椅子Wのブリッジ45への乗り入れをしやすくすることができる。
また、第13図に示すように、前記コーナースロープ9二つとブリッジ8とを一体的に構成したようなブリッジ46を用いても良い。このようにしても、L字乗降が可能な車椅子用昇降機を構成することができるとともに、第7図と第9図に示したように、前記スロープ7のテーブル部5への取付け位置をテーブル部5の前側から後側に変更した際に、このブリッジ46のテーブル部5への取付け位置をテーブル部5の右側側縁部において後側寄りから前側寄りに変更するだけで、乗降方向の異なるL字乗降が可能な車椅子用昇降機とすることができる。すなわち、このブリッジ46が一つあれば、二種類のL字乗降を可能とすることができる。また、このブリッジ46を用いてI字乗降の可能な車椅子用昇降機を構成する際に、上述のブリッジ45と同様に、車椅子Wの段差上面Uからのブリッジ46への乗り入れ口の幅を大きくすることができ、車椅子Wのブリッジ46への乗り入れをしやすくすることができる。
そして、操作手段24の操作レバー38の動作をブリッジ8に伝達し、ブリッジ8を起立あるいは倒伏させる部材であるロッド41を、第14図に示すように、テーブル部5の前側側縁部から前方へ突出するように曲折した形状のロッド47としても良い。これによると、右側を開放したJ字形状とした基部フレーム39を用いていることで、第15図に示すように、車椅子Wを方向転換させることができ、L字乗降を行いやすくできる。また、図示してはいないが、前記基部フレーム39のの構成部材に沿うように曲折したロッドを用いても良い。これによると、このロッドを配設させた際に、ロッドが基部フレーム39の開放していうる部分を正面視において遮ることがなく、上述と同様に、車椅子Wの足受部分と乗っている人の足先をテーブル部5からはみ出させながら車椅子Wを方向転換させることができ、L字乗降を行いやすくできる。さらに、ロッドをテーブル部5から極力はみ出さないようにできることで、車椅子用昇降機を設置するに当たり影響を少なくできる。すなわち、少なくともブリッジ8を倒伏させた際に、車椅子Wの足受部分と乗っている人の足先が基部フレーム39の解放した部分に進入することを妨げないようにロッドを曲折させておくと、上述の作用と効果を得ることができる。
また、第16図に示すように、ロッド41またはロッド47の代わりにロープ48を基部フレーム39の構成部材に沿って配設させるようにしても良い。このようにすると、操作レバー38を移動させて、ロープ48を操作レバー38側に引き寄せるようにするとブリッジ8は起立され、また、逆方向へ操作レバー38を移動させて、ロープ48をブリッジ8と操作レバー38あるいは平行リンク40との間で弛ませた状態とし、車椅子Wで押し倒すことでブリッジ8を倒伏させることができる。したがって、ブリッジ8の起立及び倒伏を可能とすることができるとともに、車椅子Wの足受部分と乗っている人の足先が基部フレーム39の開放した部分に進入することができ、L字乗降を至便に行えるようになっている。なお、この際には、ブリッジ8とテーブル部5の間にバネ等の弾性体49を配設させておくと、ブリッジ8がいきおい良く倒伏することを防止でき、段差上面U等、家屋の戸口等を傷つけることを防止できる。さらに、弾性体49はブリッジ8を起立させる際の補助として作用するようにもなり、ブリッジ8を起立させる操作を至便に行えるようになっている。また、図示してはいないが、テーブル部5より外方向へ突出させるようにピン材をブリッジ8と操作レバー38あるいは平行リンク40に具備させ、そのピン材をロープにて連結することで、L字乗降を行う際に、ロープと車椅子Wの足受部分及び乗っている人の足先が干渉しないようにしても良い。このようにしても、L字乗降を至便に行えるようになる。
さらに、第17図に示すように、ブリッジ8の一側縁部にプーリー50を備えるとともに、平行リンク40を構成する少なくとも一方の杆体51にプーリー52を備える。そして、それらプーリー50,52にループ状の歯付ベルト53を掛合わせるとともに、歯付ベルト53を基部フレーム39の構成部材に沿って配設させるようにしても良い。このようにすると、操作レバー38を移動させることで、平行リンク40の杆体51が回動され、杆体51に備えたプーリー52が回動される。そして、歯付ベルト53が作動され、歯付ベルト53がブリッジ8に備えたプーリー50を回動させようとすることで、ブリッジ8が起立あるいは倒伏される。したがって、このようにしても、ブリッジ8の起立及び倒伏を可能とすることができるとともに、車椅子Wの足受部分と乗っている人の足先が基部フレーム39の開放した部分に進入することができ、L字乗降を至便に行えるようになっている。
また、図示してはいないが、スライダークランク方式のリンクを前記ロッド47やロープ48あるいは歯付ベルト53の代りに用いて、上述と同様の作用と効果を得ることができる操作手段24を構成することもできる。すなわち、操作手段24は、ブリッジ8を起立あるいは倒伏可能、かつ、少なくともブリッジ8を倒伏させた際に、車椅子Wの足受部分をテーブル部5からはみ出させながら方向転換できるよう構成したものであれば良く、これらに限定するものではない。
すなわち、本実施例の車椅子用昇降機1は、ブリッジ8にコーナースロープ9を取付けることで、第7図と第9図に示すように乗降方向の異なる2種類のL字乗降を可能にできるとともに、コーナースロープ9を取外し、ブリッジ等8のテーブル部5への取付け位置を変更するだけで、第10図に示すようにI字乗降を可能とすることができるようになっている。なお、第10図の状態からスロープ7とブリッジ8を入れ替えた状態とすることも可能である。すなわち、この車椅子用昇降機1は、設置スペースに応じて、コーナースロープ9及びスロープ7等の配置を変更するだけで、最適な状態で設置できる。
また、ブリッジ8とコーナースロープ9の上面で車椅子Wが方向転換しながら乗降することを可能としたことで、テーブル部5上に車椅子Wを方向転換させることができるだけの面積を必要とせず、テーブル部5の大きさを少なくとも車椅子Wが乗ることができる大きさとすることができ、設置占有面積が狭い、L字乗降が可能な車椅子用昇降機1とすることができる。
さらに、テーブル部5へ乗り込む際あるいはテーブル部5から降りる際に、車椅子Wの方向転換を行うようにしたことで、テーブル部5への乗り入れ口であるスロープ7とブリッジ8の手前の設置面Gと段差上面Uに車椅子Wを方向転換させるためのスペースを必要とせず、当該車椅子用昇降機1を設置できるだけのスペースがあれば、当該車椅子用昇降機1を使用することができる。
なお、本実施例においては、スロープ7及びブリッジ8の起立あるいは倒伏させる手段として、前記操作手段24と自動操作手段30を例示しているが、スロープ7及びブリッジ8の起立あるいは倒伏させる手段としては、以下のようなものであれば良い。テーブル部5が下限位置においてはスロープ7が下方回動して車椅子Wがテーブル部5へ乗り入れ可能な状態となり、テーブル部5が昇降中にはスロープ7及びブリッジ8が起立した状態を保持し車椅子Wの落下防止部材として機能でき、テーブル部5が所望する高さに達したときにはブリッジ8が下方回動可能な状態となり、車椅子Wがテーブル部5から降りることを可能に構成されているものであれば良い。
また、本実施例のスロープ7及びブリッジ8は上述のようなテーブル部5への取付方法を採用しているが、図示してはいないが、テーブル部のテーブルフレーム21の適所にボス部材を固着させるとともに、スロープ及びブリッジの取付部材27にもボス部材を固着させ、両ボス部材を軸剤にて枢結することで、スロープ及びブリッジを上下回動自在にテーブル部に取付けるようにしても良く、スロープ及びブリッジを上下回動自在かつ脱落が防止された状態でテーブル部に取付けることができる取付け方法であれば良い。
さらに、本実施例の車椅子用昇降機1は、昇降手段6により支柱3,3に沿って昇降する昇降部材4にテーブル部5を取付ける形態を例示しているが、昇降手段にテーブル部を直接取付ける形態の車椅子用昇降機としても、上述と同様の作用と効果を示す車椅子用昇降機を構成できることは言うまでもない。また、昇降手段をテーブル部下面に構成した形態の車椅子用昇降機としても、上述と同様の作用と効果を示す車椅子用昇降機を構成できる。
また、本実施例においては、便宜上、設置面Gとテーブル部5との間で橋渡しする部材をスロープ7、段差上面Uとテーブル部5との間で橋渡しする部材をブリッジ8と呼称しているが、両者はテーブル部5への乗降を至便にするためと、テーブル部5昇降中の落下防止部材としての機能を有するものであり、その作用及び効果は同一である。
車椅子用昇降機を示す全体平面図。 その全体正面図。 その左側側断面図。 テーブル部へのスロープの取付け状態を示す説明図。 テーブル部へのスロープ等の取付けを示す説明図。 自動操作手段の作用を示す左側側面図。 スロープとブリッジ及び操作手段の動きを示す説明図。 段差上面からテーブル部へ車椅子が移動する様子を示す平面図。 テーブル部へのスロープ等の別の取付け状態を示す説明図。 テーブル部へのスロープ等の別の取付け状態を示す説明図。 ブリッジとコーナースロープを一体としたブリッジ等をテーブル部に 取付けた状態を示す説明図。 そのブリッジを用いたテーブル部へのブリッジ等の別の取付け状態を 示す説明図。 ブリッジとコーナースロープを一体とした別の形態のブリッジを示す 説明図。 テーブル部への別のロッドを具備した操作手段の取付け状態を示す説 明図。 その状態において、車椅子が方向転換する様子を示す平面図。 ロープを用いた操作手段の説明図。 歯付ベルトを用いた操作手段の説明図。
1 車椅子用昇降機
5 テーブル部
8 ブリッジ
9 コーナースロープ
24 操作手段
38 操作レバー
39 基部フレーム
45 ブリッジ
46 ブリッジ
G 設置面
U 段差上面
W 車椅子

Claims (4)

  1. 少なくとも車椅子が乗ることができる大きさである昇降自在なテーブル部と、該テーブル部の一側縁部に配設されるブリッジと、該ブリッジを起立及び倒伏させることができる操作手段とを具備する車椅子用昇降機において、車椅子がテーブル部の一側縁部からこの側縁部に隣接する側縁部方向へ通過可能とするコーナースロープを前記ブリッジに具備したことを特徴とする車椅子用昇降機。
  2. 前記ブリッジをテーブル部の一側縁部とこの側縁部に隣接する少なくとも一方の側縁部に取付け可能とするとともに、このブリッジに前記コーナースロープを取付け可能としたことを特徴とする請求項1に記載の車椅子用昇降機。
  3. 前記ブリッジとコーナースロープを一体としたブリッジを具備したことを特徴とする請求項1に記載の車椅子用昇降機。
  4. 前記操作手段のテーブル部への取付部を備える基部フレームの前記ブリッジが位置する側を開放した構成とするとともに、操作レバーの動作をブリッジに伝達し、ブリッジを起立あるいは倒伏させる部材を、少なくともブリッジを倒伏した際に車椅子の足受部分が基部フレームの開放した部分に進入できるように配設したことを特徴とする請求項1から請求項3に記載の車椅子用昇降機。
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