JPH0640178U - 壁面出隅構造 - Google Patents

壁面出隅構造

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JPH0640178U
JPH0640178U JP8027692U JP8027692U JPH0640178U JP H0640178 U JPH0640178 U JP H0640178U JP 8027692 U JP8027692 U JP 8027692U JP 8027692 U JP8027692 U JP 8027692U JP H0640178 U JPH0640178 U JP H0640178U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 廊下の幅を広げなくても、車椅子に乗ったま
ま、容易にかつ安全に廊下の曲り角を曲がることができ
る壁面出隅構造を提供することを目的とする。 【構成】 廊下8の曲り角で、二枚の壁パネル10を直
交させて接合し、廊下8内側に突出させた壁面出隅構造
において、前記直交する壁パネル10の端面同士を連結
する隅切コーナー部材12を備え、前記隅切コーナー部
材12の外側面18は、前記二枚の壁パネル10、10
の外側面を交点15まで延ばした延長線14、14の内
側に位置している。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、壁面出隅構造に関し、特に廊下の曲り角を車椅子が曲がり易くした 壁面出隅構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、建物の建築工法として、軸組工法とパネル工法とがあり、パネル工法に おける建物内部の廊下の曲り角は、図6に示すように形成されていた。即ち、廊 下は、側面が壁パネル10によって囲まれており、曲り角では壁パネル10と壁 パネル10とを、突き合わせ構造で固着させて形成されていた。従って、廊下の 内側には、出隅が直角に突出する構造になっていた。
【0003】 ところで、近年の高齢化社会においては、住宅内部で高齢者が車椅子20に乗 って生活することが多く、必然的に廊下を車椅子20に乗ったまま移動する必要 がある。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、車椅子に乗って、直角に角を曲がるには、内側の車輪を動かな いように手で固定し、外側の車輪のみを回転させて曲がらなければならず、この 作業は、特に高齢者にとって困難である。
【0005】 また、車椅子は両端に車輪を装着してあり、該車輪の間に座席が形成されてい るため、歩行者に比べて、前後、左右方向に広い空間を必要とする。従って、も ともと直角には曲がりにくい車椅子に乗って、廊下の曲り角を曲がるには、出隅 の出っ張りが邪魔であり、曲がりにくくなっていた。
【0006】 ところで、この不都合を解消するには廊下の幅を拡げることが考えられるが、 土地価格や建物価格が高いという我国の住宅事情からは、廊下の幅を拡げるのは 困難である。
【0007】 この考案は、前記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、廊下の幅を 拡げなくても、車椅子に乗ったまま、容易にかつ安全に廊下の曲り角を曲がるこ とができる壁面出隅構造を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するため、本考案に係る壁面出隅構造は、廊下の曲り角で、壁 パネルを直交させて接合し、廊下内側に突出させた壁面出隅構造において、前記 直交する壁パネルの端面同士を連結する隅切コーナー部材を備え、前記隅切コー ナー部材は、前記壁パネルの外側面を交点位置まで延ばした延長線の内側に位置 する外側面を備えることを特徴とする。
【0009】
【作用】
上記構成の壁面出隅構造によれば、廊下の曲り角の出隅を形成する二枚の壁パ ネルにおいて、例えば一方の壁パネルの端面に、予め隅切コーナー部材を取り付 けておく。
【0010】 そして、この壁パネルと他方の壁パネルとを、両者の側面が直交する位置に設 置し、前記隅切コーナー部材と他方の壁パネルとを釘等により固定して、廊下内 側に突出させた壁面出隅構造を形成する。
【0011】 この状態において、隅切りコーナー部材が、直交する壁パネルの外側面を交点 位置まで延ばした延長線の内側に位置しているため、曲り角の出隅の出っ張りが 無くなり、出隅部廊下幅が広くなる。
【0012】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図面に基づいて詳細に説明する。
【0013】 図1は、実施例の横断面を示す説明図であり、建物の床が、外壁によって外部 と内部とに区切られており、内壁によって内部がさらに仕切られている。こうし て、外壁と内壁とによって囲まれた床が、廊下8となる。この廊下8の曲がり角 において、外壁は従来通りの突き合わせ構造により接合されており、内壁は本出 隅構造によって接合されて出隅が形成してある。ここで、本壁面出隅構造は、壁 パネル10と隅切コーナー部材12とから構成される。
【0014】 壁パネル10は、本実施例では、家屋の間仕切り壁として使用されると共に、 廊下8の曲り角を形成するものである。この曲り角を形成するため、壁パネル1 0は図2に示すように、一対となる二枚を、端面が直交して、廊下の内側に突出 する状態で、側端と側端とを当接させて、廊下コーナー部に立設されている。
【0015】 次に、隅切コーナー部材12は、壁パネル10の直交する端面同士を連結する ためのものであって、壁パネル10の端面と当接させる当接面16と、壁パネル 10の連結部の空間を埋める外側面18とから構成される。当接面16は、挟角 が直角となる隣接する二面により構成され、その挟角の反対側に外側面18が平 面で形成されている。そして、当接面16と外側面18とによって、本隅切コー ナー部材12は横断面が直角二等辺三角形になっている。
【0016】 本壁面出隅構造を形成するには、例えば、まず一対となる二枚のうち、一方の 壁パネル10の端面に、予め隅切コーナー部材12の当接面16を当接させ、釘 (図示せず)等を使用して固着しておく。
【0017】 そして、隅切コーナー部材12が取付けられた一方の壁パネル10と、他方の 壁パネル10とを廊下コーナー部に立設し、他方の壁パネル10の端面と、前記 隅切コーナー部材12の当接面16とを当接させ、釘(図示せず)等を使用して 両者を固定する。
【0018】 こうして形成された本壁面出隅構造においては、隅切コーナー部材12は、壁 パネル10、10の外側面を交点15まで延ばした延長線14、14の内側に、 外側面18が位置するため、出隅に隅切が形成されて、出っ張りがなくなり、車 椅子20で曲り角を容易に曲がることができる。なお、本隅切コーナー部材12 は木材により形成されるものである。
【0019】 このように、本壁面出隅構造においては、出隅に隅切が形成されているので、 車椅子20に乗って、廊下の曲り角を曲がるときには、出隅の出っ張りを避けな がら大回りする必要がない。従って、廊下の幅を拡げなくても、車椅子20で曲 り角を容易に曲がれる構造にすることができる。また、壁パネル10の側面と隅 切コーナー部材12の外側面18とによって形成される角が、鈍角であるので、 車椅子20が緩やかに曲がることができ、安全である。
【0020】 なお、隅切コーナー部材12は木材で造られる場合に限定されず、金属であっ てもよい。ただし、その場合、釘を挿通する孔を穿設しておく必要がある。
【0021】 図3は、実施例の隅切コーナー部材の変更例を示す図である。この隅切コーナ ー部材12aは、木材で形成してあり、その外側面18aの両端部を面取りした 横断面五角形にし、両端部が尖鋭状である場合に比し、両端部の損傷が少くなる ようにしている。
【0022】 また、図4は、実施例の隅切コーナー部材の、他の変更例を示す図であり、こ の隅切コーナー部材12bは、外側面8bを円弧状にし、横断面を扇形にして、 コーナー部分に丸みを持たせるようにしている。
【0023】 このように、隅切コーナー部材の横断面は、三角形である場合に限定されるも のではない。特に、横断面が扇形の場合には、壁パネル10の側面と隅切コーナ ー部材12の外側面18とが丸くなって接合されていて、角が形成されないため 安全性が高くなる。
【0024】 図5は、実施例の隅切コーナー部材の、更に他の変更例を示す図である。この 図においては、隅切コーナー部材として、既成のアングル材22を使用して、そ の外側面18cを、横断面扇形の軟質合成樹脂24で覆った場合の実施例を示し ている。この場合、廊下の出隅の先端が丸くなっていると共に、軟らかくなって いるので、車椅子20で通行する場合の安全性をさらに高められるという効果が ある。
【0025】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案に係る壁面出隅構造によれば、隅切りコーナー部 材が、直交する壁パネルの外側面を交点位置まで延ばした延長線の内側に位置し ているため、曲り角の出隅の出っ張りが無くなり、廊下の幅を広げなくても、車 椅子に乗ったまま、容易にかつ安全に廊下の曲り角を曲がることができるという 効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の構成、及び車椅子の通行する様子を示
す横断面図である。
【図2】実施例の構成を示す斜視図である。
【図3】実施例の隅切コーナー部材の変更例として、横
断面を五角形にしたことを示す横断面図である。
【図4】実施例の隅切コーナー部材の変更例として、横
断面を扇形にしたことを示す横断面図である。
【図5】実施例の隅切コーナー部材の変更例として、ア
ングル材を使用し、その外側面を断面扇形の軟性合成樹
脂で覆った状態を示す、横断面図である。
【図6】従来の壁面出隅構造における車椅子の通行状態
を示す横断面図である。
【符号の説明】
8 廊下 10 壁パネル 12、12a、12b、22 隅切コーナー部材 14 延長線 15 交点 18、18a、18b、18c 外側面

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】廊下の曲り角で、壁パネルを直交させて接
    合し、廊下内側に突出させた壁面出隅構造において、 前記直交する壁パネルの端面同士を連結する隅切コーナ
    ー部材を備え、 前記隅切コーナー部材は、前記壁パネルの外側面を交点
    位置まで延ばした延長線の内側に位置する外側面を備え
    ることを特徴とする壁面出隅構造。
JP1992080276U 1992-10-27 1992-10-27 壁面出隅構造 Expired - Fee Related JP2604536Y2 (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005247501A (ja) * 2004-03-04 2005-09-15 Iura Co Ltd 車椅子用昇降機
JP2010261223A (ja) * 2009-05-07 2010-11-18 Daiwa House Industry Co Ltd 階段隅切り材

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