JPH0736969Y2 - 内壁スタッドの補強金具 - Google Patents

内壁スタッドの補強金具

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JPH0736969Y2
JPH0736969Y2 JP19327487U JP19327487U JPH0736969Y2 JP H0736969 Y2 JPH0736969 Y2 JP H0736969Y2 JP 19327487 U JP19327487 U JP 19327487U JP 19327487 U JP19327487 U JP 19327487U JP H0736969 Y2 JPH0736969 Y2 JP H0736969Y2
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【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、内壁スタッドを中桟等の内壁構造体に連結す
る、内壁スタッドの補強金具に関するものである。
(従来技術) 従来、薄い内壁の補強施工としては、内壁スタッドにC
形鋼より成る振れ止めを組み付ける手法が用いられてい
るが、余分な鋼材を必要とし、コストに影響するだけで
なく、その施工自体にも手間がかかる。
このため、本出願人は実願昭62-67691号において新たな
補強金具を提案した。
この金具は、基板とその両側端に設けた側板とより成る
断面コ字状を成していて、基板に切起し形成した舌片を
内壁構造体としてのチャンネル鋼材より成る中桟の一側
に嵌着し、突出した両側板によって内壁スタッドを抱持
するようにしたもので、振れ止め鋼材が不要となるばか
りでなく、内壁スタッドに振れ止めを挿通するための開
口を現場加工する必要がなくなり、施工性を向上させる
ことができる。
しかしながら、この金具は次の点でなお、改良すべき問
題点を有している。
補強金具を中桟等に取付けた後、断熱材を内壁構造体
に張り付けるようにしているため、断熱材自体によって
補強金具の両側板が見えなくなってしまい、作業性が悪
くなり、正確で迅速な施工性を高める上で障害となって
いる。
デザインや収まりの観点より壁ふかしを設ける場合、
上記金具のみでは、内壁スタッドと中桟との間に壁ふか
しの余裕はなく、別個の壁ふかしスタッド等を内壁スタ
ッドに組み付けなければならず、さらに、壁ふかし寸法
を変化させようとしても、スタッドの大きさも限定され
るため容易に変えることができず、コストの低減と施工
性の向上といった点で十分でない。
(目的) 本考案は上記した改良すべき点に鑑み、断熱材を張り付
けた後に内壁構造体に対して後付けでき、しかも壁ふか
し作業を施工性良く行うことのできる内壁スタッドの補
強金具を提供することを目的とするものである。
(構成) 本考案は上記した目的を達成するために、相対峙する左
右の側板とこの両側板を連結する中板とより成る平面略
H字状を成し、中板を境いとして一方に延びる左右の側
板部に、互いに内向きで、スタッドの両側の凹溝に弾性
係止される爪片を切起し形成する一方、中板を境いとし
て他方に延びる左右の側板部に、その中方向端から板面
内方に切込まれ、中桟等の内壁構造体の一端に嵌着され
る縦溝を形成し、この縦溝は、前記中板から所定の壁ふ
かし寸法長さの位置に対応させて少なくとも一つ設けら
れている点に特徴を有するものである。
(実施例) 以下本考案を図示した実施例に基づいて詳細に説明す
る。
第1図は本考案の一実施例に係る内壁スタッドの補強金
具を示しており、この金具Kは矩形状の相対峙する側板
1と、両側板1,1を中途において連結する中板2とから
成り、平面略H字状に形成されている。
両側板1,1は内壁スタッドSの幅とほぼ同等の幅をもっ
て対峙し、壁ふかし寸法長さ、断熱材3の厚み、及び内
壁スタッドSを抱持するのに必要な長さを考慮した長さ
に形成されている。
そして、中板2を境界線として、両側板1,1の前後方向
一端部1aは内壁スタッドSの抱持片として、また前後方
向他端部1bは内壁構造体への取付け片として構成され
る。抱持片1aには後述する内壁スタッドSの両側に設け
られた凹溝に弾性的に係止される内方爪4が設けられて
いる。この内方爪4は本実施例では抱持片1aの上下にカ
ギ状の切り込みを設け、外方端が若干外側に広がるよう
に折曲することにより形成されている。
一方、取付け片1bには、中板2から側板1の他端に向け
て第1の壁ふかし寸法分の長さ位置に、チャンネル状鋼
材の中桟5の一側を嵌合可能とする第1の縦溝6が図中
下向きに形成され、また、第2の壁ふかし寸法分の長さ
位置に、同様な第2の縦溝7が図中上向きに形成されて
いる。
さらに、取付け片1bの長さ方向中途には、金属板の伝熱
作用を減じるU字状の断熱溝8が上下に切欠き形成され
ている。
次に、上述の補強金具Kの使用状態を第2図乃至第4図
を参照しつつ説明する。
先ず、第2図に示すように内壁構造体としての壁軸組中
桟5は、断面コ字状の鋼材から成り、構造体の高さ方向
中央に開口を下向きにして横設されている。
断熱材3を図中右方より適宜の手段にて構造体に張り付
けた後、補強金具Kを取付け片1b側を前方にして断熱材
3の所定位置、即ち中桟5の一側下端の位置する部分に
押込む。このとき、断熱材3表面にカッター等によって
切込み9を設けて行うようにしても良く、また取付け片
1bの角張った上端によって断熱材3を押し切りながら行
うようにしても良い。こうした作業を楽に行うための実
施例として第5図に示すものが挙げられる。
この実施例では側板11,11の取付け片11b側先端が山形の
鋭角状に形成されており、断熱材3への切り込みをより
一層容易に行える。
断熱材3に押込まれた補強金具Kは、第1の取付溝6と
下向きの中桟5の一側5aとがはめ合うように下方より強
制的に嵌着される。
このようにして中桟5に後付けされた補強金具Kは、中
桟5と中板2との間に必要な壁ふかし寸法間隔w(第4
図参照)を保持して抱持片1aが手前側に突出する。
後は、所定位置に設けた天井ランナーR及び床ランナー
rにその上下端を仮り固定した内壁スタッドSを、手前
に引きながら補強金具Kの位置までずらし、上記抱持片
1a間に叩き込むと、内壁スタッドSの両側に形成した凹
溝に抱持片1aの爪4が係止されて、内壁スタッドSは補
強金具Kにしっかりと固定されることとなる。
このようにして固定された内壁スタッドSは、これに作
用する負荷を補強金具Kを介して中桟5及び内壁構造体
の全体が受けることとなるので充分な強度を有するだけ
でなく、簡単に壁ふかしを形成することができる。
また、壁ふかしの寸法を変化させるには、第1図に示す
補強金具Kを上下逆さまにし、取付け片1bの第2の縦溝
7を中桟5に嵌着させることにより、第2の縦溝7と中
板2との長さを壁ふかし寸法にすることができる。従っ
て、取付け片1bに複数の縦溝を形成することにより、ふ
かし寸法の異なる壁ふかしを容易に行うことができるも
のである。
さらに、両側板1の断熱溝8により、中桟5と内壁スタ
ッドSとの間のヒート・ブリッジの形成面積が少なくな
り、熱伝導が減少して充分な断熱効果が得られる。
また、第6図に示す補強金具K′は、基板22とその両側
に同一方向に折曲形成された側板21部とより成る平面コ
字状を成す金具体k1,k2を1対設け、この金具体k1,k2の
基板22,22′を背中合わせに固着して平面H状を成す補
強金具Kとしたものである。
一方の金具体k2(図中右側)はその側板部21′に壁スタ
ッドSを抱持するための爪24′が切起し形成され、また
基板22′の上端には他方の金具体k1(図中左側)の基板
22を嵌め込む舌片23′が折り返し形成されている。他方
の金具体k1の側板部21には前記した実施例と同様な第1
及び第2の縦溝26,27及び断熱溝28が形成されている。
この実施例によれば、中板と両側板との溶接等の接合作
業が省かれ、また壁ふかしの必要のない場合には上記し
た一方の金具体k2を使用して内壁スタッドSを補強し得
るものである。
さらに、第7図に示す補強金具K″は、基板32とその両
側から折曲形成された両側板31,31とを有する断面コ字
状の金具体の上記基板32にT字状の切り込みを入れ、そ
の横片と縦片とによって囲まれた部分31′,31′を上記
両側板31の延長線上に延ばして平面H状を成すようにし
たものである。
この実施例による補強金具Kによれば、材料の節約と加
工の容易化が図られる。
(効果) 以上述べたように本考案によれば、中板を境いとして一
方に延びる左右の側板部にスタッドに係止される爪片が
形成され、他方に延びる左右側板部に内壁構造体の一端
に嵌着される縦溝が形成されているので、爪片を備えた
側板部をスタッドの抱持部として、また縦溝を備えた側
板部を内壁構造体への取付け部として使用でき、取付け
時には内壁スタッドSの強度をこの金具Kを介して構造
体全体によって受けることができる。また、本考案によ
れば、その取付けに際し、断熱材を張り付けた後で上記
取付け部の先端によって断熱材を押し切るようにして後
付けすることができる。更に、本考案金具によれば、壁
ふかしに際しても特別のスタッドSを必要とせず、低コ
ストで施工でき、しかも上記縦溝が壁ふかし寸法に合わ
せて複数形成できるので、各種の壁ふかし寸法に容易に
対応でき、かつ施工性も向上させることができるもので
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る一実施例の補強金具Kを示す斜視
図、第2図及び第3図はその使用状態を示す斜視図、第
4図は中桟5に取付けた状態の断面図、第5図は乃至第
7図は本考案の他の実施例に係る補強金具Kの斜視図で
ある。 K,K′,K″……補強金具、1,21,31……側板、2……中
板、3……断熱材、4……爪、5……中桟、6,26……第
1の縦溝、7,27……第2の縦溝、8,28……断熱溝、

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】相対峙する左右の側板とこの両側板を連結
    する中板とより成る平面略H字状を成し、 中板を境いとして一方に延びる左右の側板部に、互いに
    内向きで、スタッドの両側の凹溝に弾性係止される爪片
    を切起し形成する一方、 中板を境いとして他方に延びる左右の側板部に、その中
    方向端から板面内方に切込まれ、中桟等の内壁構造体の
    一端に嵌着される縦溝を形成し、 この縦溝は、前記中板から所定の壁ふかし寸法長さの位
    置に対応させて少なくとも一つ設けられている ことを特徴とする内壁スタッドの補強金具。
  2. 【請求項2】基部とその両側端に連設された側板部とよ
    り成る平面コ字状を成す一対の金具体から成り、両金具
    体の基板を背中合わせにして固着することにより平面H
    字状を成すようにしたことを特徴とする実用新案登録請
    求の範囲第1項記載の内壁スタッドの補強金具。
  3. 【請求項3】基部とその両側端に連設された側板部とよ
    り成る平面コ字状を成す金具体の上記基部にT字状の切
    込みを入れ、この切込みの横片と縦片とによつて囲まれ
    た部分を、前記側板部と逆方向に延ばすようにして平面
    H字状を成すようにしたことを特徴とする実用新案登録
    請求の範囲第1項記載の内壁スタッドの補強金具。
JP19327487U 1987-12-20 1987-12-20 内壁スタッドの補強金具 Expired - Lifetime JPH0736969Y2 (ja)

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