JPH0237934Y2 - - Google Patents

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JPH0237934Y2
JPH0237934Y2 JP18300284U JP18300284U JPH0237934Y2 JP H0237934 Y2 JPH0237934 Y2 JP H0237934Y2 JP 18300284 U JP18300284 U JP 18300284U JP 18300284 U JP18300284 U JP 18300284U JP H0237934 Y2 JPH0237934 Y2 JP H0237934Y2
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exterior
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exterior plates
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【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は建築物等の外装板の接続構造に関し、
特に建築物の横貼り外装板同士の接続に好適に適
用される接続構造に関する。
(従来技術) 従来から多数枚のカラー鋼板よりなる外装板を
上下左右方向に接続することにより、建築物等の
外壁を構成することが行なわれている。しかし
て、この種の外装板の接続は、第6図に示すよう
に千鳥状になしている。そして、左右方向の接続
は、第7図に示すように、各外装板1′の端部を
室内側に向けて折曲して対向片部14′,14′を
形成し、鋼板製の接続部材2′の中央部にU字状
の水切り凹所21′を形成して、隣り合う外装板
1′,1′の対向片部14′,14′を互いに上記水
切り凹所21′内に嵌入し、外装板1′と接続部材
2′とを釘,ビス等の固定具31′によつて下地材
(胴縁及び,石膏ボード,耐力合板等のベタ下地
を総称して下地材と呼ぶ3′)に止着する構成が
採用されている。また、上下方向の接続構造とし
ては、第8図に示すように各外装板1′の上端部
に室外側斜め上方を向く突条部11′を形成する
とともに、各外装板1′の下端部に前記突条部1
1′を挿入し得る程度の受け部13′を形成し、こ
の受け部13′に前記突条部11′を挿入すること
によつて、下位の外装板1′と上位の外装板1′と
を接続する構成が採用されている。
しかるに、このような従来の接続構造では、隣
接する外装板1′,1′同士を接続する場合、該外
装板1′,1′と接続部材2′を、夫々、下地材
3′に固着しなければ、その接続を行うことがで
きない。従つて、このような外装板1′,1′の接
続構造であると次のような問題が生じる。
すなわち、第1に隣接の外装板1′,1′と接続
部材2′を夫々、下地材3′に釘等の固定具31′
で固着して行かなければならないので、固着作業
が非常に面倒となり、施工作業に手間がかかる。
また下地材が胴縁の場合には接続個所がその胴縁
のところに限られてしまう。第2に、隣接の外装
板1′,1′の対向片部14′,14′を接続部材
2′の水切り凹所21′に嵌入させて、外装板1′,
1′及び接続部材2′を下地材3′に固着すると、
その接続された外装板1′の頂部1aは、第8図
に示すように、直接平板部を下地材3′に当接さ
せて固着した上,下の外装板1′,1′に対して段
差Lを生じ、全体として見れば上下方向に連設し
た外装板1′の突出量が不均一となつて外観体裁
を著しく損ねてしまう。
(考案の目的) 本考案は、かかる事情に鑑みてなされたもの
で、その目的とするところは、隣接する外装板の
接続をどこの箇所においても容易且つ迅速に行う
ことができ、しかも、隣接の外装板を下地材に取
付けた場合に生ずる上下方向の外装板の段差を解
消することができる、外装板の接続構造を提供す
ることにある。
(考案の構成) 本考案の外装板の接続構造は、上記目的を達成
するために、隣接される外装板同士の側方端部を
室内側に向けて折曲して対向片部を形成し、これ
ら対向片部を、接続部材に形成した水切り凹所内
に嵌入するとともに、この接続部材に、前記外装
板の上端部に係合する係合折曲部を設けて、該係
合折曲部を外装板の上端部に係合固定し、更にこ
れら外装板の対向片部の上部と接続部材の水切り
凹所の上部にテーパ部を形成して、その接続部材
の水切り凹所を下地材に当接させた場合に、外装
板の頂部が上,下の外装板の頂部に対して略面一
状となるようにしたものである。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面を参照して説明す
る。
第1図〜第4図は本考案の一実施例を示すもの
で、ここに1は外装板、2は接続部材、3は下地
材としての胴縁である。
前記外装板1は、カラー鋼板製で、上端部の取
付片部16の下方に室外側斜め上方へ向く折返し
状の突条部11を形成しており、また下端部を室
内側に折曲して水平板部12を形成し、この水平
板部12の室内側端部を室外側斜め上方に向くよ
う折り返し更にその先端を室内側斜め下方に向く
ように屈曲させた受け部13を形成ており、更に
側方両端部に、上記突条部11、水平板部12及
び受け部13を除いて、室内側に向けて直角に折
曲した対向片部14,14を形成している。
また、前記接続部材2は、縦長帯状の鋼板製
で、第1図及び第2図に示すように、上端中央部
から下端中央部に亘つて室内側に断面U字状に湾
曲させた水切り凹所21を形成しており、また下
端部に、前記水切り凹所21を挾む状態で、上記
外装板1の水平板部12と沿う下面部22,22
及びその下面部22,22の室内側端部に室内側
斜め上方へ向くよう折曲した係合部23,23を
それぞれ形成している。一方上端部には、上記左
右の外装板1,1の上端縁1b,1bから外面側
に折曲して係合固定するための係合折曲部25,
25を一体に延出形成している。更にこの接続部
材2には、上記水切り凹所21の両側方の左右端
縁、各下面部22,22の外端縁及び各係合部2
3,23の外端縁をそれぞれ折り返して水切り兼
補強部24を形成している。尚、上記下面部2
2,22の奥行きは上記水平板部12の奥行きよ
り小さく設定し、かつ係合部23,23は室内側
斜め上方に傾斜させることによつて、該係合部2
3,23を受け部13の内面13a内に容易に挿
入できるようにし、かつ弾性的に当接できるよう
にしている(第3図参照)。
また、このような接続部材2の水切り凹所21
の上部と上記外装板1,1の対向片部14,14
の上部には、第1図〜第4図に示すように、テー
パー部30,30,40を形成して、接続部材2
の水切り凹所21を胴縁3に当接させた場合に、
接続した外装板1,1の頂部1a,1aが上,下
の外装板1,1の頂部1a,1aに対して略面一
状となるように構成してある。尚、テーパー部3
0,30,40のうち、外装板1,1のテーパー
部30,30は切欠によつて形成されている。こ
れに対し、接続部材2のテーパー部40は、横断
面がU字状に形成されているものである 以上の構成であれば、水平方向に隣り合う左右
の横長帯状の外装板1,1の対向片部14,14
同士を位置決めし、これら対向片部14,14に
接続部材2の水切り凹所21を外装板1,1の上
方から嵌入させて水平板部12側に移動させれ
ば、係合部23,23が弾性変形しつつ受け部1
3の内面13a内に嵌入され、そして更に嵌入さ
せれば係合部23,23が空間部A(第3図参照)
にピツタリ納まつて、係合部23,23が受け部
内面13aに圧接し、接続部材2の下端部は左右
の外装板1,1の空間部A,A内に嵌着される。
そしてしかる後に、接続部材2の係合折曲部2
5,25を各々左右の外装板1,1の上端縁1
b,1bから外面側にかけて折曲すれば、該接続
部材2に左右の外装板1,1に係合固定される。
したがつて、外装板1,1同士の左右の接続
は、釘,ビス等の固定具31による胴縁3への固
着を行なわなくても接続部材2で確実に接続させ
ることができる。また、第5図に示すように、柱
5,5間にベタ下地6…等の下地材が取付けられ
ている場合にも、同様に、このベタ下地6…に固
着することはなく、上記接続部材2で左右の外装
板1,1を確実に接続させることができる。それ
故、左右の外装板1,1を接続するために、わざ
わざ左右の外装板1,1及び接続部材2を夫々上
記固定具31で下地材に固着させなくてもよいか
ら、施工作業がすこぶる迅速化されるとともに、
接続作業も容易に行うことができる。
さらには、左右の外装板1,1の接続を行つ
て、その外装板1,1を胴縁3又はベタ下地6…
等の下地材に取付けたとしても、左右の外装板
1,1の対向片部14,14の上部と接続部材2
の水切り凹所21の上部には、テーパー部30,
30,40が形成されているから、接続された左
右の外装板1,1の頂部1a,1aが上,下の外
装板1,1の頂部1a,1aに対して不均一にな
ることがなく、従つて見栄えを良好にすることが
でき、従来の外観体裁上の問題を解消することが
できる。
尚、本考案は以上の実施例に限定されるもので
はなく、建築物等の外壁以外に屋根に応用するこ
とができる他、本考案の要旨を変更しない範囲内
において種々の設計変更を施すことができる。
(効果) 以上のように本考案は、外装板の対向片部同士
を接続部材の水切り凹所内に嵌入するとともに、
接続部材の係合折曲部で外装板に係合固定されて
いるので、釘,ビス等の固定具により下地材への
固着を行なわなくても外装板同士を確実に、しか
も下地材が胴縁の場合はその胴縁の位置に関係な
くどの位置でも接続することができ、組立施工の
容易化,迅速化を達成することができる。しか
も、前記対向片部の上部と前記水切り凹所の上部
には、テーパー部を形成したことによつて、胴縁
又はベタ下地等の下地材に当接させた場合に、接
続された外装板の頂部と上,下の外装板の頂部と
が略面一となるので、見栄えも良好となり、従来
の体裁上の問題も解消することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第4図は本考案の一実施例を示すもの
で、第1図は本考案の接続構造を示す分解斜視
図、第2図は接続状態を示す斜視図、第3図は要
部を示す縦断面図、第4図は接続状態の要部を示
す縦断面図であり、第5図は本考案の他の実施例
を示す縦断面図であり、第6図乃至第8図はそれ
ぞれ従来例を示し、第6図は正面図、第7図は要
部平面図、第8図は縦断面図である。 1……外装板、1a……頂部、2……接続部
材、3,6……胴縁,ベタ下地(下地材)、14
……対向片部、21……水切り凹所、25……係
合折曲部、30……外装板のテーパー部、40…
…接続部材のテーパー部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 隣接される外装板同士の側方端部を室内側に向
    けて折曲して対向片部を形成し、これら対向片部
    を、接続部材に形成した水切り凹所内に嵌入する
    とともに、この接続部材に、前記外装板の上端部
    に係合する係合折曲部を設けて、該係合折曲部を
    外装板の上端部に係合固定し、更にこれら外装板
    の対向片部の上部と接続部材の水切り凹所の上部
    にテーパ部を形成して、その接続部材の水切り凹
    所を下地材に当接させた場合に、外装板の頂部が
    上,下方向の外装板の頂部に対して略面一状とな
    るようにしたことを特徴とする外装板の接続構
    造。
JP18300284U 1984-11-30 1984-11-30 Expired JPH0237934Y2 (ja)

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JP18300284U JPH0237934Y2 (ja) 1984-11-30 1984-11-30

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JP18300284U JPH0237934Y2 (ja) 1984-11-30 1984-11-30

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JPS6198129U JPS6198129U (ja) 1986-06-24
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