JP4267169B2 - 鋼製野縁の接続構造および鋼製野縁の接続方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、鋼製野縁の接続構造および接続方法に関する。
【0002】
【背景の技術】
天井の吊り構造として、下部に天井材を取り付けた鋼製野縁と、この鋼製野縁の上部に直交配置して水平方向に延在する鋼製野縁受けとを、天井梁から垂下した木製の吊り木に鋼製野縁受けを連結することで天井材を吊り上げ支持する構造が知られている。
【0003】
このように、天井の吊り構造に鋼製野縁や鋼製野縁受けを使用することで、それらの部材のスパンが長くても撓まず、十分に吊り木に支持された状態で天井材が撓んだり、天井材の下面が下がることがない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、野縁が木製部材であれば、釘打ち等の締結手段で野縁どうしを連結し、簡単に天井の施工を行うことができるが、上述したように鋼製野縁を使用すると、鋼製野縁どうしを簡単に連結することが難しい。
【0005】
よって、本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、鋼製野縁どうしの連結作業を簡単に行うことができて天井の施工作業を効率良く行うことができる鋼製野縁の接続構造および接続方法を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記問題を解決するために、本発明の請求項1記載の鋼製野縁の接続構造は、部屋の上部に鋼製野縁を組み、この鋼製野縁の下部に天井材を取り付けて鋼製天井を鋼製する際に、前記鋼製野縁どうしをT字状に接続する構造であって、上部に溝を設けた一対の鋼製野縁を、一方の鋼製野縁の側部に、他方の鋼製野縁の端部を突き合わせてT字状に配置するとともに、前記一方の鋼製野縁の溝内に嵌合する第1の嵌合片と、前記他方の鋼製野縁の下面を支持する受け部と、該他方の鋼製野縁の溝内に嵌合する第2の嵌合片とを備えたジョイント部材で、前記一対の鋼製野縁を接続しており、
前記ジョイント部材は、金属板をコ字状に折り曲げて板状の前記第1の嵌合片と、板状の前記受け部と、前記他方の鋼製野縁の上面に当接する板部と、この板部の先端部の一部を下方に折り曲げることにより、前記他方の鋼製野縁の溝幅とほぼ等しい幅の板状の前記第2の嵌合片とを形成したことを特徴とする。
【0011】
この発明によると、ジョイント部材の第1及び第2の係合片がT字状に配置した一対の鋼製野縁の溝内に嵌合し、受け部で他方の鋼製野縁を下側から受けるだけで鋼製野縁のT字状の接続が完了する。
【0012】
また、前記ジョイント部材を、金属板をコ字状に折り曲げて板状の前記第1の嵌合片と、板状の前記受け部と、前記他方の鋼製野縁の上面に当接する板部と、この板部の一部を折り曲げてなる板状の前記第2の嵌合片とを形成しているので、軽量で低コストのジョイント部材を提供することができる。
【0014】
また、前記ジョイント部材を、一方の鋼製野縁の上部に係合する爪部を備えた構成としてもよい。
【0015】
請求項3に記載の発明は、部屋の上部に鋼製野縁を組み、この鋼製野縁の下部に天井材を取り付けて鋼製天井を構成する際に、前記鋼製野縁どうしをT字状に接続する接続方法であって、
上部に溝を設けた一対の鋼製野縁を、一方の鋼製野縁の側部に、他方の鋼製野縁の端部を突き合わせてT字状に配置するとともに、前記一方の鋼製野縁の溝内に嵌合する第1の嵌合片と、前記他方の鋼製野縁の下面を支持する受け部と、該他方の鋼製野縁の溝内に嵌合する第2の嵌合片と、前記一方の鋼製野縁の他方の側部に係合する爪部とを備えたジョイント部材で、前記一対の鋼製野縁を接続するに際し、
一方の前記鋼製野縁の上部に前記爪部を引っかけ、前記第1の嵌合片を一方の前記鋼製野縁の溝内に嵌合しながら前記ジョイント部材を前記一方の鋼製野縁に装着し、次に、前記受け部に下面が当接するように他方の前記鋼製野縁の端部を挿入し、この他方の鋼製野縁の溝に前記第2の嵌合片を嵌合することを特徴とする。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明に係る鋼製野縁の接続構造について説明する。
【0026】
図1から図3は、鋼製野縁どうしをT字状に接続する構造を示す実施形態である。
【0027】
本実施形態は、リップみぞ形鋼からなる一対の鋼製野縁2C、2Dを使用しており、上部に溝2cが設けられている。
【0028】
そして、一方の鋼製野縁2Cの側部に、他方の鋼製野縁2Dの端部を突き合わせてT字状に配置しており、これらの部材どうしをジョイント部材10が接続している。
【0029】
ジョイント部材10は、図2に示すように、金属板を折り曲げることにより形成した部材であり、一方の鋼製野縁2Cの溝2c内に嵌合する第1の嵌合片10aと、他方の鋼製野縁Dの下面を支持する受け部10bと、他方の鋼製野縁10bの溝2c内に係合する第2の嵌合片10cと、一方の鋼製野縁2Cの上部に係合する爪部10dとを備えている。
【0030】
このジョイント部材10は、図3に示すように、一方の鋼製野縁2Cの上部に爪部10dを引っかけ、第1の係合片10aを溝2c内に嵌合しながら一方の鋼製野縁2Cに装着する。そして、受け部10bに下面が当接するように他方の鋼製野縁Dの端部を挿入し、この他方の鋼製野縁Dの溝2cに第2の嵌合片10cを嵌合し、他方の鋼製野縁2DをT字状となるように配置する。
【0031】
このような鋼製野縁2C、2DのT字状の接続構造によると、ジョイント部材10の第1及び第2の係合片10a、10cが鋼製野縁2C、2Dの溝2c内に嵌合し、受け部10bで鋼製野縁2Dを下側から受けるだけで鋼製野縁2C、2DのT字状の接続が完了する。したがって、鋼製野縁2C、2Dどうしの接続作業を簡単に行うことができ、天井の施工作業を効率良く行うことができる。
【0032】
また、ジョイント部材10は、金属板を折り曲げて第1及び第2の係合片10a、10c、受け部10bを形成しているので、軽量で低コストの部材を提供することができる。
【0033】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、鋼製野縁どうしの連結作業を簡単に行うことができて天井の施工作業を効率良く行うことができる鋼製野縁の接続構造を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る鋼製野縁の接続構造の実施の形態を示す斜視図である。
【図2】本発明の実施の形態に係るジョイント部材の斜視図である。
【図3】本発明に係る鋼製野縁の接続構造の実施の形態を示す断面図である。
【符号の説明】
2C、2D 鋼製野縁
2a、2b リップ片
2c 溝
10 ジョイント部材
10a 第1の嵌合片
10a 受け部
10c 第2の嵌合片
Claims (3)
- 部屋の上部に鋼製野縁を組み、この鋼製野縁の下部に天井材を取り付けて鋼製天井を構成する際に、前記鋼製野縁どうしをT字状に接続する構造であって、
上部に溝を設けた一対の鋼製野縁を、一方の鋼製野縁の側部に、他方の鋼製野縁の端部を突き合わせてT字状に配置するとともに、前記一方の鋼製野縁の溝内に嵌合する第1の嵌合片と、前記他方の鋼製野縁の下面を支持する受け部と、該他方の鋼製野縁の溝内に嵌合する第2の嵌合片とを備えたジョイント部材で、前記一対の鋼製野縁を接続しており、
前記ジョイント部材は、金属板をコ字状に折り曲げて板状の前記第1の嵌合片と、板状の前記受け部と、前記他方の鋼製野縁の上面に当接する板部と、この板部の先端部の一部を下方に折り曲げることにより、前記他方の鋼製野縁の溝幅とほぼ等しい幅の板状の前記第2の嵌合片とを形成したことを特徴とする鋼製野縁の接続構造。 - 前記ジョイント部材は、一方の鋼製野縁の上部に係合する爪部を備えていることを特徴とする請求項1に記載の鋼製野縁の接続構造。
- 部屋の上部に鋼製野縁を組み、この鋼製野縁の下部に天井材を取り付けて鋼製天井を構成する際に、前記鋼製野縁どうしをT字状に接続する接続方法であって、
上部に溝を設けた一対の鋼製野縁を、一方の鋼製野縁の側部に、他方の鋼製野縁の端部を突き合わせてT字状に配置するとともに、前記一方の鋼製野縁の溝内に嵌合する第1の嵌合片と、前記他方の鋼製野縁の下面を支持する受け部と、該他方の鋼製野縁の溝内に嵌合する第2の嵌合片と、前記一方の鋼製野縁の他方の側部に係合する爪部とを備えたジョイント部材で、前記一対の鋼製野縁を接続するに際し、
一方の前記鋼製野縁の上部に前記爪部を引っかけ、前記第1の嵌合片を一方の前記鋼製野縁の溝内に嵌合しながら前記ジョイント部材を前記一方の鋼製野縁に装着し、次に、前記受け部に下面が当接するように他方の前記鋼製野縁の端部を挿入し、この他方の鋼製野縁の溝に前記第2の嵌合片を嵌合することを特徴とする鋼製野縁の接続方法。
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