JPH0732682Y2 - 内壁スタッドの補強金具 - Google Patents

内壁スタッドの補強金具

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JPH0732682Y2
JPH0732682Y2 JP6769187U JP6769187U JPH0732682Y2 JP H0732682 Y2 JPH0732682 Y2 JP H0732682Y2 JP 6769187 U JP6769187 U JP 6769187U JP 6769187 U JP6769187 U JP 6769187U JP H0732682 Y2 JPH0732682 Y2 JP H0732682Y2
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JP
Japan
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reinforcing metal
wall
metal fitting
wall stud
stud
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JP6769187U
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正美 杉原
進 奥地
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Sekisui House Ltd
Okuji Kensan Co Ltd
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Sekisui House Ltd
Okuji Kensan Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、内壁スタッドを補強するための補強金具に関
するものである。
(従来技術) 比較的に薄い内壁を施工する場合、これに使用される内
壁スタッドはその断面積が小さくなり、強度的に充分で
ない。このため、このような内壁スタッドの補強手段と
し第14図に示すような構造が採られる。即ち、C型鋼か
ら成る内壁スタッドAの間に同様にC型鋼から成る振れ
止めBと称する鋼材を横設する。この振れ止めBは、内
壁スタッドAの長さ方向ほぼ中間位置の側面に取付け孔
Cを開け、この取付け孔Cに端部を挿通して固着するよ
うにしてある。
このため、従来のこの種の補強構造では、振れ止めBと
しての鋼材を余分に必要とし、施工コストに影響を及ぼ
すばかりでなく、その内壁施工に時間がかかるといった
問題点を有する。
(考案の目的) 本考案は上記した従来技術の問題点に鑑み、鋼材から成
る振れ止めを必要とすることなく内壁に充分な強度が得
られ、しかも施工性の良好な内壁スタッドの補強金具を
提供することを目的とするものである。
(考案の構成) 本考案は上記した目的を達成するために、矩形状の薄板
鋼材の両側部を同一方向に折曲して断面コ字状の補強金
具本体を形成し、この補強金具本体の中央に位置する基
板は内壁構造体への取付け部を有し、また補強金具本体
の両側板は、その長さ方向所定位置に、内断熱ボードを
貫通して内壁スタッドの両側面を係止する爪部が内向き
に切起し形成されている点に特徴を有するものである。
(実施例) 以下本考案を図示した実施例に基づいて詳細に説明す
る。
第1図は本考案の一実施例に係る内壁スタッドの補強金
具Kを示している。図中符号1は 補強金具本体で、こ
の補強金具本体1は、横長の矩形状の薄板鋼材をその中
央部が略正方形状になるようにして両側部を同一方向に
折曲することにより、断面コ字状に形成されている。
2は上記のようにして折曲形成された補強金具本体1の
中央に位置する基板で後述する内壁構造体への取付け部
を有する。この基板2は、内壁スタッド9の幅よりも若
干広めの幅を有する。基板2の中央部には、板面を矩形
状に上方に切起こすことにより係止舌片3が形成されて
おり、この係止舌片3が上記した取付け部として機能す
る。係止舌片3の端部は第1図において補強金具本体1
の後方を向いている。また基板2の四隅には後述する断
熱ボード12とのクリアランス調整用の小突片4がそれぞ
れ下方に向けて切起こし形成されている。
5,5は補強金具本体1の両側板で、内壁断熱ボード12を
貫通してボード表面から突出し、内壁スタッド9の側面
を抱持するに必要な長さを有する。そして、この両側板
5,5はその長さ方向一定位置の前後端部が鉤状に切り込
まれ、この切り込み6より下部を外側に若干広げるよう
に折曲することにより、後述する内壁スタッド9の両側
に設けられた係止突部11に係止する内向きの爪部7が形
成されている。
補強金具Kは第2図乃至第7図に示すようにして使用さ
れる。この使用例では壁軸組中桟8に取付けられるいわ
ば中桟金具として用いてある。
先ず、内壁構造体としての壁軸組中桟8は断面コ字状の
鋼材から成り、構造体の高さ方向中央に開口を下向きに
して横設されている。この中桟8の下方に、内壁スタッ
ド9の補強金具Kを、その係止用舌片3が上を向き、か
つ両側板5,5が手前に位置するようにして配し、第2図
に矢印で示すように、上記係止用舌片3を中桟8の側板
8aに下側から叩いて強制的に嵌着させる(第3図参
照)。従って、係止用舌片3の開き加減は取付けられる
C型鋼の側板8aの厚みよりも若干狭くしておく必要があ
る。
中桟8に対する補強金具Kの割付け位置は、内壁スタッ
ド9が固定される位置に対応し、例えば第7図に示す通
りである。出隅部の場合には通常第8図に示すような割
付けが行われる。
次いで、内断熱用グラスボード12を構造体に適宜の手段
によって固定する。内壁スタッド9の補強金具Kの両側
板5,5はこのグラスボード12の表面から第4図に見られ
るように突出する。補強金具Kの基板2内面と対向する
グラスボード12表面は、この基板2内面の小突片4に当
接される。
内壁ランナー13,14を野縁及び床板に取付けた後、内壁
スタッド9を固定する。この内壁スタッド9は、第4図
乃至第6図に見られるようにその両側面中央に長手方向
に添って一条の凹溝10が形成されており、この凹溝10に
よって溝の深さ分だけ両側面の側端部が出張り、前述し
た係止突部11を構成している。
内壁スタッド9はグラスボード12表面の補強金具両側板
5,5が突出している位置に隣接して、その上下端部を天
井面及び床面のランナー13,14にそれぞれ嵌合して一旦
仮り固定される。そのうえで第5図に示すようにして内
壁スタッド9の長手方向中央部を手前に引きながら補強
金具Kの位置まで両ランナー13,14内でその位置をずら
す。そして、補強金具Kの位置で内壁スタッド9を突出
した両側板5,5内に叩き込めば、内壁スタッド9はその
係止突部11に両側板5,5の爪部7が係止されて補強金具
Kにしっかりと固定される(第6図参照)。
このようにして固定された内壁スタッド9は、これに作
用するう負荷を補強金具Kを介して中桟8及び内壁構造
体の全体が受けることとなるので、充分な強度を有する
こととなる。
また、補強金具Kの基板2内面と両側板5,5の爪部7と
の間隔と、グラスボード12の厚みと内壁スタッド9の係
止突部11の幅の総和との間に製作上若干のズレを生じて
も、その分は補強金具Kの基板内面に突出した小突片4
が撓んでこれを吸収し得るので、係止突起11と爪部7と
の係止状態にガタを生じることもない。
また、この内壁スタッド9の補強金具Kを用いることに
より、第9図及び第10図に示すように入隅部において接
合される両内壁スタッド9,9に位置ズレを生じることな
く正確に行い得るものである。尚、図中符号16は両スタ
ッドに固着されるコーナー補強金具である。
第11図乃至第13図は本考案の他の実施例に係る内壁スタ
ッドの補強金具K′を示すもので、この補強金具K′は
同図に示すようにして玄関部の内壁の構築に使用され
る。
補強金具K′は、補強金具本体21の基板22の係止用舌片
が形成されておらず、この基板22の部分をそのまま壁軸
組の下弦材15であるC型鋼の側面にビス止めあるいは溶
着して固定される。従って、基板22の外表面がそのまま
前記に取り付け部を構成する。勿論、この場合において
も基板22に係止用舌片が形成された補強金具を用いるよ
うにしても良い。係止用舌片は単に補強金具の基板22の
中央部を切起こし形成してあるにすぎないから、ビス止
め等して固定した際に基板22の他の部分と面一になるの
で問題を生じない。
下弦材15たるC型鋼に固定された補強金具K′は、両側
板25,25に形成された爪部27によって内壁スタッド9の
係止突起11を受け、上記した実施例と同様にして内壁ス
タッド9を固定すると共に補強する。この補強金具K′
の割付け位置は、上記した中桟用補強金具Kと同様にし
て適宜決められる。
内壁の構造体がA.L.C.やコンクリートの場合には本実施
例に係る内壁スタッドの補強金具を用い、その基板を上
記構造体に釘、鋲打ち等するようにすれば良い。
尚、本考案に係る内壁スタッドの補強金具を使用するこ
とにより断熱材の表裏面に補強金具の両側板が貫通する
ことになるが、その熱橋は内壁スタッドの数だけのしか
も僅かな線状にしかならならいから、断熱効果に影響は
ない。
(効果) 以上述べたように本考案によれば、補強金具本体中央の
基板に、壁軸組中桟等の内壁構造体への取付け部を備
え、内断熱ボード表面から突出する長さを有する補強金
具本体の両側板には内壁スタッドの両側を係止する内向
きの爪部が形成されているので、内壁スタッドの固定位
置に対応した内壁構造体の所定位置に基板の取付け部を
固定し、両側板の爪部によって内壁スタッド両側面を係
止することにより、内壁スタッドを上記内壁構造体に固
定することができ、鋼材から成る振れ止めを用いること
がなくなって、コストを低く押さえながら内壁スタッド
の強度を向上させることができる。
また、内壁スタッドに振れ止めの取付け孔を穿設した
り、振れ止め端部を固着したりする従来例に比べ、内壁
構造体への取付け及びこの補強金具への内壁スタッドの
取付けを究めて簡単に行ない得るものであるから、内壁
の施工作業の迅速化に貢献できる。特に、内壁スタッド
の立設位置がこの補強金具によって予め明確化されるの
で、上記施工作業をより一層容易に行うことができるも
のである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例に係る内壁スタッドの補強金
具の全体斜視図、第2図はこれを壁軸組中桟に取付ける
取付け状態を示す斜視図、第3図はその取付け状態にお
ける断面図、第4図乃至第6図は内壁下地の施工を示す
説明図、第7図は壁軸組の中桟への取付け位置を示す平
面図、第8図は出隅部へ内壁スタッドの補強金具の取付
け位置を示す平面図、第9図及び第10図は入隅部に取付
けられた内壁スタッドの補強金具の使用状態を示す説明
図、第11図はその取付け方法の別例を示す斜視図、第12
図はその断面図、第13図はこれに内壁スタッドを取付け
る際の取付け状態を示す斜視図、第14図は従来の内壁下
地の補強構造を示す説明図である。 1,21……補強金具本体、2,22……基板、3……係止用舌
片、4……クリアランス調整用小突片、5,25……側板、
7,27……爪部、8……中桟、9……内壁スタッド、11…
…係止突部、12……内断熱ボード、K,K′……補強金具

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】矩形状の薄板鋼材の両側部を同一方向に折
    曲して断面コ字状の補強金具本体を形成し、 この補強金具本体の中央に位置する基板は内壁構造体へ
    の取付け部を有し、 また補強金具本体の両側板は、その長さ方向所定位置
    に、内断熱ボードを貫通して内壁スタッドの両側面を係
    止する爪部が内向きに切起し形成されている、 ことを特徴とする内壁スタッドの補強金具。
  2. 【請求項2】前記補強金具本体基板の取付け部は、基板
    の中央部を前後方向に切起こして形成した舌片であっ
    て、内壁構造体の一端に係止される係止用の舌片から成
    ることを特徴とする実用新案登録請求の範囲第1項記載
    の内壁スタッドの補強金具。
  3. 【請求項3】前記補強金具本体基板の取付け部は、基板
    の板面そのものであって、内壁構造体の側面にビス等の
    固着部材によって直接固定されるものであることを特徴
    とする実用新案登録請求の範囲第1項記載の内壁スタッ
    ドの補強金具。
JP6769187U 1987-05-06 1987-05-06 内壁スタッドの補強金具 Expired - Lifetime JPH0732682Y2 (ja)

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